JP3196252U - 枚葉状試験片サンプリング装置 - Google Patents
枚葉状試験片サンプリング装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3196252U JP3196252U JP2014006682U JP2014006682U JP3196252U JP 3196252 U JP3196252 U JP 3196252U JP 2014006682 U JP2014006682 U JP 2014006682U JP 2014006682 U JP2014006682 U JP 2014006682U JP 3196252 U JP3196252 U JP 3196252U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- wafer test
- test piece
- surface plate
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Abstract
【課題】フィルムや紙等の枚葉状の試験片を切り出す際、再現良く安全に、所定の幅で平行に切り出すことができる枚葉状試験片サンプリング装置を提供する。【解決手段】定盤1と、定盤上に平行に固定された一対のガイドレール2と、それぞれのガイドレール上をスライドする1対のスライドブロック3に接続された本体4とからなり、本体下部には同軸上に等間隔に配置された少なくとも3枚の同径の円形刃5を有し、ガイドレールに沿って本体を移動させることにより、定盤上に置かれた枚葉状シート6を円形刃が回転しながら切断し、2枚以上の同幅の枚葉状試験片を作成する。【選択図】図1
Description
本発明は、紙やフィルムなどの枚葉状シートから一度に複数枚の枚葉状試験片を一定の幅で切り出すのに好適な枚葉状試験片サンプリング装置に関する。
紙やフィルムなどを扱う業界においては、枚葉状試験片をサンプリングし種々の評価が行われおり、このための一般的な方法は、スライド式カッターナイフを用い、定規等を用いてサンプリングする方法であるが、薄く軟らかい枚葉状シートでは定規等でしっかり押さえていても、スライド式カッターナイフの刃先の移動方向に力がかかることにより、枚葉状シートがずれたり皺が入ったりしやすく、安定した切断が困難であった。
ところで、切断する部分に上から押さえる力を発生させることで、切断部分が固定され、布帛のような薄く軟らかいものでも安定して切断することができるロータリーカッターが用いられている。例えば特許文献1のように、全体がグリップ部を構成する細長いカッターナイフ本体の一端に回転刃を保持し、回転刃は、支柱部材を中心として回動可能に保持されたものが知られている。
フィルムや紙等の枚葉状試験片を切り出す際、上記ロータリーカッターを用いることができるが、試験結果の比較のためには、試験片は同一形状であることが必須であり、試験片を大量に再現良く、所定の幅で平行に切り出すことが必要となる。
しかしながら、特許文献1に記載のロータリーカッターを用いたとしても、一定の大きさの試験片を切り出すには定規等の治具を用いる必要があり、多数の試験片を再現性良く作製するには制約があった。また、透けるフィルム・シート等の枚葉状シートであれば、方眼用紙上で定規を用いて一定の幅にて切断することができるが、目視によって切断するため、再現性には限界があった。不透明なフィルム・シートや紙等の枚葉状シートでは、一定幅に切り出すにはこれら枚葉状シート上に直接一定間隔で印を付け、それに定規等を合せて切り出すことが必要となり、極めて作業効率の悪いものとなった。
また、特許文献2に記載のロータリーカッターでは、一定の幅で試験片を切り出すことは可能であるが、1枚の試験片を切り出すことができるのみで、同時に何枚もの試験片を切り出すことができなかった。
さらに、これらロータリーカッターではカッターの刃がむき出しのため、手や指を切創する危険性があった。
また、特許文献2に記載のロータリーカッターでは、一定の幅で試験片を切り出すことは可能であるが、1枚の試験片を切り出すことができるのみで、同時に何枚もの試験片を切り出すことができなかった。
さらに、これらロータリーカッターではカッターの刃がむき出しのため、手や指を切創する危険性があった。
本考案の課題は、紙やフィルムなどの枚葉状シートから、一度に複数枚の枚葉状試験片を一定の幅で安全に切り出すことである。
上記課題を解決するため、本考案は定盤と、定盤上に平行に固定された一対のガイドレールと、それぞれのガイドレール上をスライドする1対のスライドブロックに接続された本体とからなり、本体下部には同軸上に等間隔に配置された少なくとも3枚の同径の円形刃を有し、ガイドレールに沿って本体を移動させることにより、定盤上に置かれた枚葉状シートを円形刃が回転しながら切断し、2枚以上の同幅の枚葉状試験片を作成することができる枚葉状試験片サンプリング装置とした。
本考案の枚葉状試験片サンプリング装置を用いることで、一定幅の複数枚の枚葉状試験片を一度に、安全に切り出すことが可能となる。
以下、本考案の枚葉状試験片サンプリング装置について図を用いて説明する。
図1〜3は本考案の枚葉状試験片サンプリング装置の一例を示すものであり、それぞれ正面図、上面図および側面図である。
一対のガイドレール2は定盤1上に平行に固定されている。ガイドレール2上にはスライドブロック3が設置されガイドレール2上を直線的に移動することができる。
本体4はそれぞれのガイドレール2上の一対のスライドブロック3に接続され、ガイドレール2に沿って移動することができる。
本体4の下部には同軸上に等間隔に配置された少なくとも3枚の同径の円形刃5を有しており、ガイドレール2に沿って本体4を移動させることにより、定盤1上に置かれた枚葉状シート6を円形刃5が回転しながら切断し、2枚以上の同幅の枚葉状試験片を作成することができる。同軸上に同径の円形刃5を有することにより、枚葉状シート6を平行に切断することができる。
定盤1と、円形刃5の間には小さなクリアランスがあって、軟質塩ビ等のシートを定盤1上に置いてクリアランスを調整するとともに枚葉状シート6が定盤1上を滑ることを防ぐことが好ましい。定盤1と円形刃5の間のクリアランスがないと、定盤1を円形刃5が傷つけるため上記設計とすることが好ましい。
ガイドレール2とスライドブロック3には、ガタツキなく直線的な移動が可能であれば特に限定はされないが、THK(株)製LMガイド等を使用することができる。
図1〜3は本考案の枚葉状試験片サンプリング装置の一例を示すものであり、それぞれ正面図、上面図および側面図である。
一対のガイドレール2は定盤1上に平行に固定されている。ガイドレール2上にはスライドブロック3が設置されガイドレール2上を直線的に移動することができる。
本体4はそれぞれのガイドレール2上の一対のスライドブロック3に接続され、ガイドレール2に沿って移動することができる。
本体4の下部には同軸上に等間隔に配置された少なくとも3枚の同径の円形刃5を有しており、ガイドレール2に沿って本体4を移動させることにより、定盤1上に置かれた枚葉状シート6を円形刃5が回転しながら切断し、2枚以上の同幅の枚葉状試験片を作成することができる。同軸上に同径の円形刃5を有することにより、枚葉状シート6を平行に切断することができる。
定盤1と、円形刃5の間には小さなクリアランスがあって、軟質塩ビ等のシートを定盤1上に置いてクリアランスを調整するとともに枚葉状シート6が定盤1上を滑ることを防ぐことが好ましい。定盤1と円形刃5の間のクリアランスがないと、定盤1を円形刃5が傷つけるため上記設計とすることが好ましい。
ガイドレール2とスライドブロック3には、ガタツキなく直線的な移動が可能であれば特に限定はされないが、THK(株)製LMガイド等を使用することができる。
図4〜6は本考案の枚葉状試験片サンプリング装置の本体の一例を示すものであり、それぞれ正面図、下面図、側面図である。
円形刃11はスペーサー12により等間隔に配置される。スペーサー12の幅を変更することにより、枚葉状試験片の幅と枚数を変更することが可能である。
円形刃11はスペーサー12により等間隔に配置される。スペーサー12の幅を変更することにより、枚葉状試験片の幅と枚数を変更することが可能である。
さらに、隣り合う円形刃の間であって、円形刃を固定する軸と定盤間にカバーが設置され、円形刃の枚葉状シートを切断する部分のみを該カバーから露出させ、切断された枚葉状試験片が円形刃間に巻き込まれるのを防ぐことが好ましい。図4〜6にカバー13の例を示すが、円形刃11の両側方を完全に覆っており、下方は円形刃11の下部の枚葉状シートを切断する部分のみをカバーから露出させている。このカバーにより、切断された枚葉状試験片が回転刃11の間に巻き込まれることなく、かつ円形刃の露出を抑えることができて安全に作業をすることができる。カバー13は金属製であっても良いが、透明な樹脂製であると円形刃の状態を確認することができるため好ましい。
上記枚葉試験片サンプリング装置を用いて、円形刃の間隔を15mmとし、ポリプロピレン製の厚さ25μmフィルムを切り出したところ、効率よく安全に、精密に15mm幅の試験片を切り出すことができた。
1.定盤
2.ガイドレール
3.スライドブロック
4.本体
5.円形刃
6.枚葉状シート
11.円形刃
12.スペーサー
13.カバー
2.ガイドレール
3.スライドブロック
4.本体
5.円形刃
6.枚葉状シート
11.円形刃
12.スペーサー
13.カバー
Claims (3)
- 定盤と、定盤上に平行に固定された一対のガイドレールと、それぞれのガイドレール上をスライドする1対のスライドブロックに接続された本体とからなり、本体下部には同軸上に等間隔に配置された少なくとも3枚の同径の円形刃を有し、ガイドレールに沿って本体を移動させることにより、定盤上に置かれた枚葉状シートを円形刃が回転しながら切断し、2枚以上の同幅の枚葉状試験片を作成することができる枚葉状試験片サンプリング装置。
- 隣り合う円形刃の間であって、円形刃を固定する軸と定盤間にカバーが設置され、円形刃のフィルムを切断する部分のみを該カバーから露出させ、切断された枚葉状試験片が円形刃間に巻き込まれるのを防ぐことができる請求項1に記載の枚葉状試験片サンプリング装置。
- 隣り合う円形刃がスペーサーを挟むことにより一定間隔に配置され、スペーサーを交換することにより円形刃間の間隔を調整することができる請求項1または2に記載の枚葉状試験片サンプリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014006682U JP3196252U (ja) | 2014-12-17 | 2014-12-17 | 枚葉状試験片サンプリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014006682U JP3196252U (ja) | 2014-12-17 | 2014-12-17 | 枚葉状試験片サンプリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3196252U true JP3196252U (ja) | 2015-02-26 |
Family
ID=52685884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014006682U Expired - Fee Related JP3196252U (ja) | 2014-12-17 | 2014-12-17 | 枚葉状試験片サンプリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3196252U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106695947A (zh) * | 2016-12-14 | 2017-05-24 | 惠州市哈罗德科技有限公司 | 裁切装置 |
KR101960423B1 (ko) * | 2018-09-28 | 2019-03-20 | 상원산업 주식회사 | 톤백 전체가 덩어리진 염화물용 교반장치에서 톤백 하부를 절개하는 전동식 절개장치 |
CN111051848A (zh) * | 2017-07-31 | 2020-04-21 | 陶氏环球技术有限责任公司 | 用于对膜进行抗拉测试的系统 |
CN111065908A (zh) * | 2017-07-31 | 2020-04-24 | 陶氏环球技术有限责任公司 | 用于膜的撕裂分析的系统 |
CN111251345A (zh) * | 2020-01-19 | 2020-06-09 | 管海霞 | 一种粉丝切割机 |
-
2014
- 2014-12-17 JP JP2014006682U patent/JP3196252U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106695947A (zh) * | 2016-12-14 | 2017-05-24 | 惠州市哈罗德科技有限公司 | 裁切装置 |
CN111051848A (zh) * | 2017-07-31 | 2020-04-21 | 陶氏环球技术有限责任公司 | 用于对膜进行抗拉测试的系统 |
CN111065908A (zh) * | 2017-07-31 | 2020-04-24 | 陶氏环球技术有限责任公司 | 用于膜的撕裂分析的系统 |
JP2020529591A (ja) * | 2017-07-31 | 2020-10-08 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | フィルムの引張試験のためのシステム |
JP2020530108A (ja) * | 2017-07-31 | 2020-10-15 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | フィルムの引き裂き分析のためのシステム |
JP7223743B2 (ja) | 2017-07-31 | 2023-02-16 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | フィルムの引張試験のためのシステム |
JP7237925B2 (ja) | 2017-07-31 | 2023-03-13 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | フィルムの引き裂き分析のためのシステム |
US11662283B2 (en) | 2017-07-31 | 2023-05-30 | Dow Global Technologies Llc | System for tensile testing films |
US11754479B2 (en) | 2017-07-31 | 2023-09-12 | Dow Global Technologies Llc | System for tear analysis of films |
KR101960423B1 (ko) * | 2018-09-28 | 2019-03-20 | 상원산업 주식회사 | 톤백 전체가 덩어리진 염화물용 교반장치에서 톤백 하부를 절개하는 전동식 절개장치 |
CN111251345A (zh) * | 2020-01-19 | 2020-06-09 | 管海霞 | 一种粉丝切割机 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3196252U (ja) | 枚葉状試験片サンプリング装置 | |
JPWO2011161786A1 (ja) | シート状部材用カッター | |
ATE466733T1 (de) | Etikettendrucker | |
US6990884B2 (en) | Vertical rotary multi-functional trimming apparatus | |
ATE534496T1 (de) | Schärfer, getragen durch die produktplatte eines lebensmittelschneiders | |
JP6684993B2 (ja) | シート材加工機及びシート材加工装置 | |
EP0783941A1 (fr) | Cisaille de bureau à découpe d'onglets | |
CN104655467A (zh) | 防水材料试验试件裁具 | |
JP5374419B2 (ja) | シートカッター | |
CN205735198U (zh) | 一种新型切割机 | |
US3181758A (en) | Machine for cutting brittle synthetic sheet material | |
JP2012018142A (ja) | 被膜カット方法および被膜カット装置 | |
JP5376352B1 (ja) | マットつきカッターガイド | |
JP2009220183A (ja) | 塗膜付着試験用切り込み線形成刃具および切り込み線形成方法 | |
JP2009112567A (ja) | シュレッダー | |
JP3149016U (ja) | 切断作業用位置決め定規および同定規を用いた切断装置 | |
JP2014028299A (ja) | シートカッター | |
CN204450674U (zh) | 一种裁切机 | |
US9533427B1 (en) | Corrugated sample cutter | |
CN211517689U (zh) | 片材切边装置 | |
RU2678221C9 (ru) | Устройство для криволинейного раскроя металлического листа | |
JP2018126803A (ja) | 合い鍵切削機 | |
JP2013233377A (ja) | カード型カッター | |
JP3187568U (ja) | ボード切断補助具 | |
US806424A (en) | Apparatus for trimming photographic prints. |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3196252 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |