JP3196222B2 - プロジェクター - Google Patents
プロジェクターInfo
- Publication number
- JP3196222B2 JP3196222B2 JP02843891A JP2843891A JP3196222B2 JP 3196222 B2 JP3196222 B2 JP 3196222B2 JP 02843891 A JP02843891 A JP 02843891A JP 2843891 A JP2843891 A JP 2843891A JP 3196222 B2 JP3196222 B2 JP 3196222B2
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- JP
- Japan
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- light
- mirror
- dichroic
- dichroic mirror
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- Prior art date
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- Optical Filters (AREA)
- Projection Apparatus (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光線の合成ミラーに関
する。
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ビデオプロジェクターにおいて用
いられている合成ミラーはダイクロイックミラーであ
る。ダイクロイックミラーは直方体のガラスで光線を反
射させたいミラー面に前記光線の波長範囲内の光線のみ
が反射されるように薄膜がコーティングされているもの
である。
いられている合成ミラーはダイクロイックミラーであ
る。ダイクロイックミラーは直方体のガラスで光線を反
射させたいミラー面に前記光線の波長範囲内の光線のみ
が反射されるように薄膜がコーティングされているもの
である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術で
は反射面の反射を正確にするには反射面の全体的、か
つ、局部的な歪み等を無くしてできるだけ平坦度を高め
ることが必要である。前記平坦度を高めるには、ガラス
の厚さを厚くしなければならない。けれども、光線に対
して４５度に配置されたガラスの厚さを厚くするとミラ
ーを透過させたい光線において非点収差が大きく生じて
ぼんやりとした像になってしまうという問題点を有す
る。そこで、本発明はこのような問題点を解決するもの
であって、その目的とするところは反射の正確な反射面
を造り、かつ、非点収差をなくす構造を備えたミラーを
提供するところにある。
は反射面の反射を正確にするには反射面の全体的、か
つ、局部的な歪み等を無くしてできるだけ平坦度を高め
ることが必要である。前記平坦度を高めるには、ガラス
の厚さを厚くしなければならない。けれども、光線に対
して４５度に配置されたガラスの厚さを厚くするとミラ
ーを透過させたい光線において非点収差が大きく生じて
ぼんやりとした像になってしまうという問題点を有す
る。そこで、本発明はこのような問題点を解決するもの
であって、その目的とするところは反射の正確な反射面
を造り、かつ、非点収差をなくす構造を備えたミラーを
提供するところにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明のプロジェクター
は、光源と、前記光源から出射された光を複数色の色光
に分離する分離手段と、前記分離手段によって分離され
た色光の強さを調節する複数のライトバルブと、前記ラ
イトバルブから出射された色光を合成するダイクロイッ
クミラーと、前記ダイクロイックミラーによって合成さ
れた光を拡大投射する投射レンズとを備えたプロジェク
ターであって、前記色光を合成するダイクロイックミラ
ーのうち、前記投射レンズに最も近いダイクロイックミ
ラーは、色光反射面が平坦であり、色光透過面が曲面で
あり、前記曲面は、前記投射レンズに最も近いダイクロ
イックミラーを透過する光線のうち、縦方向の成分の焦
点と横方向の成分の焦点とが一致するように形成されて
なることを特徴とする。
は、光源と、前記光源から出射された光を複数色の色光
に分離する分離手段と、前記分離手段によって分離され
た色光の強さを調節する複数のライトバルブと、前記ラ
イトバルブから出射された色光を合成するダイクロイッ
クミラーと、前記ダイクロイックミラーによって合成さ
れた光を拡大投射する投射レンズとを備えたプロジェク
ターであって、前記色光を合成するダイクロイックミラ
ーのうち、前記投射レンズに最も近いダイクロイックミ
ラーは、色光反射面が平坦であり、色光透過面が曲面で
あり、前記曲面は、前記投射レンズに最も近いダイクロ
イックミラーを透過する光線のうち、縦方向の成分の焦
点と横方向の成分の焦点とが一致するように形成されて
なることを特徴とする。
【０００５】
【実施例】本発明の実施例のミラーをビデオプロジェク
ターの例を用いて図面に基づいて説明する。
ターの例を用いて図面に基づいて説明する。
【０００６】図１はビデオプロジェクターの光学系の平
面図である。１は、本発明のミラー。２は、ランプ。３
は、分離型ダイクロイックミラー。５は、ライトバル
ブ。６は、合成型ダイクロイックミラー。７は、投射レ
ンズ。８は、スクリーン。Ｇは、緑色の光線。Ｒは、赤
色の光線。Ｂは、青色の光線である。ランプ２より発光
された光を分離型ダイクロイックミラー３で色の三原色
である緑Ｇ、赤Ｒ、青Ｂの三色に分離する。分離された
光線はそれぞれライトバルブ５を通過して光の強さが調
節される。そして、合成型ダイクロイックミラー６及び
ミラー１によって合成された投射レンズ７で拡大されス
クリーン８に映し出される。ここで、ライトバルブ５か
ら出た光線の解像度を劣化させずに合成するために本発
明のミラー１が有る。そこで、この部分を詳しく説明す
る。図２は、本発明のミラー２１の立体図である。ま
ず、反射面の全体的、かつ、局部的な歪み等をなくして
平坦度の精度を高めて、赤Ｒ及び緑Ｇの光線を正確に反
射させるためにガラスの厚みを厚くする。これはガラス
研磨後、多層膜蒸着後及びガラス固定時において反射面
の平坦度の精度を高めるためには、ガラスの厚みが必要
なためである。次に、ガラスを厚くしたために生じる透
過光線の非点収差（図３）を修正させるために、青Ｂの
透過光線の入射面を曲面にする。縦方向の光線成分の焦
点３２を横方向の光線成分の焦点３３に合わせるために
ガラスの縦方向を曲面にする。曲面の形状は、横方向の
光線成分の焦点３３に縦方向の光線成分の焦点３２が一
致するように成形する。このようにする事により非点収
差もなくなる（図４）。この結果、各赤Ｒ，緑Ｇ，青Ｂ
において解像度の高い画面が得られる。同様なことを合
成型ダイクロイックミラー６についても行なうことが出
来る。
面図である。１は、本発明のミラー。２は、ランプ。３
は、分離型ダイクロイックミラー。５は、ライトバル
ブ。６は、合成型ダイクロイックミラー。７は、投射レ
ンズ。８は、スクリーン。Ｇは、緑色の光線。Ｒは、赤
色の光線。Ｂは、青色の光線である。ランプ２より発光
された光を分離型ダイクロイックミラー３で色の三原色
である緑Ｇ、赤Ｒ、青Ｂの三色に分離する。分離された
光線はそれぞれライトバルブ５を通過して光の強さが調
節される。そして、合成型ダイクロイックミラー６及び
ミラー１によって合成された投射レンズ７で拡大されス
クリーン８に映し出される。ここで、ライトバルブ５か
ら出た光線の解像度を劣化させずに合成するために本発
明のミラー１が有る。そこで、この部分を詳しく説明す
る。図２は、本発明のミラー２１の立体図である。ま
ず、反射面の全体的、かつ、局部的な歪み等をなくして
平坦度の精度を高めて、赤Ｒ及び緑Ｇの光線を正確に反
射させるためにガラスの厚みを厚くする。これはガラス
研磨後、多層膜蒸着後及びガラス固定時において反射面
の平坦度の精度を高めるためには、ガラスの厚みが必要
なためである。次に、ガラスを厚くしたために生じる透
過光線の非点収差（図３）を修正させるために、青Ｂの
透過光線の入射面を曲面にする。縦方向の光線成分の焦
点３２を横方向の光線成分の焦点３３に合わせるために
ガラスの縦方向を曲面にする。曲面の形状は、横方向の
光線成分の焦点３３に縦方向の光線成分の焦点３２が一
致するように成形する。このようにする事により非点収
差もなくなる（図４）。この結果、各赤Ｒ，緑Ｇ，青Ｂ
において解像度の高い画面が得られる。同様なことを合
成型ダイクロイックミラー６についても行なうことが出
来る。
【０００７】以上実施例をあげて説明してきたが、上述
した本発明の構造を有するミラーを必要とする光学系に
おいても同様の効果が得られる事は言うまでもない。
した本発明の構造を有するミラーを必要とする光学系に
おいても同様の効果が得られる事は言うまでもない。
【０００８】
【発明の効果】以上述べたように発明によれば、光線を
正確に反射させる事により、映し出された像の解像度を
保つ事ができる。また、入射各がほぼ４５度で入射した
透過光線についての非点収差をなくす事によって像のボ
ケをなくす事ができ、より解像度が高く鮮明な像にする
事ができるという効果を有する。また、ガラスの厚みを
厚くすることで容易に高精度の反射面を得られるので、
ミラーの歩留りも上がり、コストの安いミラーが得られ
る。
正確に反射させる事により、映し出された像の解像度を
保つ事ができる。また、入射各がほぼ４５度で入射した
透過光線についての非点収差をなくす事によって像のボ
ケをなくす事ができ、より解像度が高く鮮明な像にする
事ができるという効果を有する。また、ガラスの厚みを
厚くすることで容易に高精度の反射面を得られるので、
ミラーの歩留りも上がり、コストの安いミラーが得られ
る。
【図１】本発明の実施例のミラーを用いたビデオプロジ
ェクターの平面図である。
ェクターの平面図である。
【図２】本発明のミラーの立体図である。
【図３】ミラーを厚くしたときの非点収差を表す図であ
る。
る。
【図４】本発明のミラーにしたときの非点収差のなくな
った事を示す図である。
った事を示す図である。
１、２１、４１ ミラー ２ ランプ ３ 分離型ダイクロイックミラー ５ ライトバルブ ６ 合成型ダイクロイックミラー ７ 投射レンズ ８ スクリーン ３２ 縦方向の光線成分の焦点 ３３ 横方向の光線成分の焦点 Ｇ 緑 Ｒ 赤 Ｂ 青
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G02B 5/28 G02B 27/10 G03B 33/12
Claims (1)
- 【請求項１】 光源と、前記光源から出射された光を複
数色の色光に分離する分離手段と、前記分離手段によっ
て分離された色光の強さを調節する複数のライトバルブ
と、前記ライトバルブから出射された色光を合成するダ
イクロイックミラーと、前記ダイクロイックミラーによ
って合成された光を拡大投射する投射レンズとを備えた
プロジェクターであって、 前記色光を合成するダイクロイックミラーのうち、前記
投射レンズに最も近いダイクロイックミラーは、色光反
射面が平坦であり、色光透過面が曲面であり、 前記曲面は、前記投射レンズに最も近いダイクロイック
ミラーを透過する光線のうち、縦方向の成分の焦点と横
方向の成分の焦点とが一致するように形成されてなる こ
とを特徴とするプロジェクター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02843891A JP3196222B2 (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | プロジェクター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02843891A JP3196222B2 (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | プロジェクター |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04267201A JPH04267201A (ja) | 1992-09-22 |
| JP3196222B2 true JP3196222B2 (ja) | 2001-08-06 |
Family
ID=12248678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02843891A Expired - Fee Related JP3196222B2 (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | プロジェクター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3196222B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63318444A (ja) * | 1987-06-22 | 1988-12-27 | Matsushita Refrig Co | 空気調和機の除霜制御装置 |
-
1991
- 1991-02-22 JP JP02843891A patent/JP3196222B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04267201A (ja) | 1992-09-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |