JP3196128U - 箱体 - Google Patents

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紀美子 比嘉
紀美子 比嘉
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Abstract

【課題】引っ掛け機能を有する箱体において、係止部と背面部との間の隙間を大きく確保することができ、厚さの厚い引っ掛け箇所でも引っ掛けることができる箱体を提供する。【解決手段】箱体Aにおいては、背面部本体32に切込み120が形成され、右側面部20には、切込み120の右側面側の端部から連続した切込み122が形成され、左側面部40には、切込み120の左側面側の端部から連続した切込み124が形成されている。また、切込み122からは上方に鉛直方向に折れ線C10が形成され、切込み124からは上方に鉛直方向に折れ線C16が形成されている。背面部本体32は、切込み120を介して下側片部32−1と上側片部32−2に区画され、上側片部32−2は、下方に突出する突状部32−2aを有している。【選択図】図1

Description

本考案は、箱体に関するものであり、特に、引っ掛け機能を有する箱体に関するものである。
従来より、引っ掛け機能を有する箱体として、特許文献1に記載のカートンが存在する。特許文献1に記載のカートン100は、正面板1、左側面板2、背面板3、右側面板4が連設された筒状の上端に天面板5が設けられ、筒状の下端に底面板6が設けられ、背面板3には切り込み7aが設けられることにより、係止舌片7が設けられている。また、係止舌片7には、上下方向に向かう山折線8が設けられ、また、切り込み7aから下方向に向かう谷折線9が設けられ、係止舌片7をポケットやベルト等に引っ掛けることができるものである。
特開2012−218796号公報
しかし、特許文献1のカートンにおいては、切り込み7aが背面板3のみに設けられているので、係止舌片7と係止舌片7よりも下の背面板3との間に隙間を大きく得ることができず、厚さの厚い引っ掛け箇所に引っ掛けることができないという問題があった。
そこで、本考案が解決しようとする問題点は、引っ掛け機能を有する箱体において、係止部と背面部との間の隙間を大きく確保することができ、厚さの厚い引っ掛け箇所でも引っ掛けることができる箱体を提供することを目的とする。
本考案は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、箱体であって、正面部(12)と右側面部(20)と左側面部(40)と背面部(30)とを有するスリーブ状部(5)と、スリーブ状部の下端に設けられた底面部(50)とを有し、背面部は、背面部の右側面側の端部から左側面側の端部まで形成された第1切目線(120)の下側の領域である下側片部(32−1)と該第1切目線の上側の領域である上側片部(32−2)とを有し、上側片部は、右側面部から折れ線を介して連設されるとともに左側面部から折れ線を介して連設された基部(32−2b)と、基部から下方に突出して形成された突状部(32−2a)とを有し、右側面部には、第1切目線の右側面側の端部から連続した第2切目線(122)が形成されるとともに、右側面部と背面部間に設けられた第1折れ線(C11)と略平行な第2折れ線(C10)が第2切目線と右側面部の上端間に第1折れ線と間隔を介して形成され、左側面部には、第1切目線の左側面側の端部から連続した第3切目線(124)が形成されるとともに、左側面部と背面部間に設けられた第3折れ線(C15)と略平行な第4折れ線(C16)が第3切目線と右側面部の上端間に第3折れ線と間隔を介して形成されていることを特徴とする。
第1の構成の箱体によれば、右側面部における第2折れ線よりも背面側の領域である右側面部部分領域を内側に回動させるとともに、左側面部における第4折れ線よりも背面側の領域である左側面部部分領域を内側に回動させることにより、上側片部の左右両側の端部間の距離が短くなるので、上側片部における突状部が形成された領域(係止部に当たる)と下側片部との間に前後方向に隙間が形成され、該隙間に引っ掛け対象物に引っ掛けることができる。特に、右側面部部分領域や左側面部部分領域を内側に回動させることにより、該隙間を大きくでき、厚みのある引っ掛け箇所でも引っ掛けることができる。
また、第2には、上記第1の構成において、第1折れ線と第2折れ線間の長さと第3折れ線と第4折れ線間の長さとが略同一に形成されていることを特徴とする。
また、第3には、上記第2の構成において、突状部は上側片部の左右方向における略中央位置に設けられ、上側片部には、突状部の右側面側の端部と突状部の右側面側の辺部のいずれかから上方に第1折れ線と略平行な第5折れ線(C13)が形成され、突状部の左側面側の端部と突状部の左側面側の辺部のいずれかから上方に第3折れ線と略平行な第6折れ線(C14)が形成され、第5折れ線と第1折れ線間の長さと第6折れ線と第3折れ線間の長さとが略同一に形成され、上側片部を下側片部に対して背面側に押すことにより、右側面部における第2折れ線よりも背面側の領域である右側面部部分領域(21a)が、右側面部における右側面部部分以外の領域である右側面部本体領域(21b)に対して第2折れ線を介して回動し、上側片部における第5折れ線よりも右側面側の領域である上側片部右側面側領域(33a)が右側面部部分領域に対して第1折れ線を介して回動し、左側面部における第4折れ線よりも背面側の領域である左側面部部分領域(41a)が、左側面部における左側面部部分以外の領域である左側面部本体領域(41b)に対して第4折れ線を介して回動し、上側片部における第6折れ線よりも左側面側の領域である上側片部左側面側領域(33c)が左側面部部分領域に対して第3折れ線を介して回動し、上側片部における第5折れ線と第6折れ線間の領域である上側片部中央領域(33b)が下側片部に対して背面側に移動することを特徴とする。
よって、上側片部中央領域(これが係止部に当たる)は、下側片部と平行に背面側にスライドするので、上側片部中央領域と下側片部間の隙間の幅を略均一にでき、引っ掛け対象物を引っ掛けしやすくできる。
また、第4には、上記第3の構成において、背面部の上側片部の上辺から連設され、上側片部の正面側又は背面側に折り返して形成された折返し片部で、上側片部の正面側の面又は背面側の面に接着された折返し片部(34)が設けられ、折返し片部は、上側片部右側面側領域の少なくとも一部に対応した折返し片部右側面側領域(35a)と、上側片部中央領域の少なくとも一部に対応した折返し片部中央領域(35b)と、上側片部左側面側領域の少なくとも一部に対応した折返し片部左側面側領域(35c)とを有し、折返し片部中央領域と折返し片部右側面側領域間には、第5折れ線に沿って第7折れ線(C23)が形成され、折返し片部中央領域と折返し片部左側面側領域間には、第6折れ線に沿って第8折れ線(C24)が形成されていることを特徴とする。
よって、折返し片部を上側片部に接着させることにより、上側片部を補強することができる。
また、第5には、上記第4の構成において、折返し片部は、上側片部の正面側に折り返して上側片部の正面側の面に接着され、折返し片部右側面側領域の下辺は、上側片部右側面側領域の下辺の上側片部右側面側領域における内側に沿って形成され、折返し片部左側面側領域の下辺は、上側片部左側面側領域の下辺の上側片部左側面側領域における内側に沿って形成され、折返し片部中央領域の辺部で、折返し片部右側面側領域の下辺及び折返し片部左側面側領域の下辺から連設された辺部は、上側片部の突状部の辺部の上側片部の突状部における内側に沿って形成されていることを特徴とする。
よって、上側片部の下辺領域には、折返し片部が設けられていないので、上側片部の下端を下側片部の上端の間に間隔を形成した際に、上側片部と折返し片部からなる引っ掛け部における下端領域(つまり、折返し片部が設けられていない領域)と下側片部との間の間隔をなるべく大きくすることができ、引っ掛け部を引っ掛け対象物に引っ掛ける際に、容易に引っ掛けることができる。
また、第6には、上記第1から第5までのいずれかの構成において、底面部は、右側面部の下辺から連設された第1片部と、背面部の下辺から連設された第2片部と、正面部の下辺から連設された第3片部と、左側面部の下辺から連設された第4片部により形成され、スリーブ状部における隣接する各部を互いに直角にすることにより底面部が略方形状の外形を有することを特徴とする。
また、第7には、上記第1から第6までのいずれかの構成において、正面部の上辺から折れ線を介して連設された第2折返し片部(14)と、第2折返し片部の正面部とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された内底面部(16)とを有し、スリーブ状部を畳んだ折り畳み状態においては、第2折返し片部と内底面部とは正面部の上方に立設し、スリーブ状部を四角筒状とした組立て状態においては、第2折返し片部が正面部の背面側に折り返され、内底面部は、底面部の上面に配置されることを特徴とする。
よって、内底面部が水平に配置されるので、底面部が折り畳んだ状態となるのを防止することができる。
また、第8には、上記第1から第5までのいずれかの構成において、底面部は、右側面部の下辺から連設された第1片部と、背面部の下辺から連設された第2片部と、正面部の下辺から連設された第3片部と、左側面部の下辺から連設された第4片部により形成され、スリーブ状部における隣接する各部を互いに直角にすることにより底面部が略方形状の外形を有し、正面部の上辺から折れ線を介して連設された第2折返し片部(14)と、第2折返し片部の正面部とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された内底面部(16)とを有し、第3片部の正面部側の端部には、穴部が形成され、第2折返し片部と内底面部の境界に沿って略コ字状の切込みを形成することにより第2折返し片部の内底面部側に突部が形成され、スリーブ状部を畳んだ折り畳み状態においては、第2折返し片部と内底面部とは正面部の上方に立設し、スリーブ状部を四角筒状とした組立て状態においては、第2折返し片部が正面部の背面側に折り返されて、突部が穴部と嵌合し、内底面部は、底面部の上面に配置されることを特徴とする。
よって、第2折返し片部の下端が固定され、さらに、内底面部が水平に配置されるので、底面部が折り畳んだ状態となるのを防止することができる。
なお、上記の構成において、上側片部における左右方向の中央位置に第1折れ線と略平行な第9折れ線が形成され、さらに、折返し片部において、第9折れ線に沿って第10折れ線が形成されているものとしてもよい。
本考案に基づく箱体によれば、右側面部における第2折れ線よりも背面側の領域である右側面部部分領域を内側に回動させるとともに、左側面部における第4折れ線よりも背面側の領域である左側面部部分領域を内側に回動させることにより、上側片部の左右両側の端部間の距離が短くなるので、上側片部における突状部が形成された領域と下側片部との間に前後方向に隙間が形成され、該隙間に引っ掛け対象物に引っ掛けることができる。特に、右側面部部分領域や左側面部部分領域を内側に回動させることにより、該隙間を大きくでき、厚みのある引っ掛け箇所でも引っ掛けることができる。
本実施例の箱体を示す前方斜視図である。 本実施例の箱体を示す後方斜視図である。 本実施例の箱体を示す正面図である。 本実施例の箱体を示す底面図である。 本実施例の箱体を示す展開図である。 図5の要部拡大図である。 本実施例の箱体を折り畳んだ状態を示す平面図である。 本実施例の箱体の使用状態を示す前方斜視図である。 本実施例の箱体の使用状態を示す前方斜視図である。 本実施例の箱体の使用状態を示す前方斜視図である。 本実施例の箱体の使用状態を示す後方斜視図である。 本実施例の箱体の使用状態を示す平面図である。 本実施例の箱体の使用状態を示す前方斜視図である。 本実施例の箱体の使用状態を示す平面図である。
本考案においては、引っ掛け機能を有する箱体において、係止部と背面部との間の隙間を大きく確保することができ、厚さの厚い引っ掛け箇所でも引っ掛けることができる箱体を提供するという目的を以下のようにして実現した。
本考案に基づく箱体Aは、図1〜図6に示すように構成され、正面構成部10と、正面構成部10から連設された内底面部16と、正面構成部10から連設された右側面部20と、右側面部20から連設された背面部30と、背面部30から連設された左側面部40と、正面構成部10から連設された糊代部45と、底面部50とを有している。箱体Aは、図5に示すように、全体に1枚のシート状のブランク(具体的には、段ボール製(例えば、薄型段ボール製)のブランクであり、厚紙製のブランク等の他の紙製のブランクでもよい)により形成されている。つまり、箱体Aは、段ボール材(特に、両面段ボール材)等の紙製の箱体である。段ボールにおける断面略波形形状の中芯の段の方向は、図5における円内に示す方向となっていて、辺部20b、20fや折れ線C10、C11、C15、C16と平行な方向であり、スリーブ状部5の下辺(例えば、右側面部20の辺部20a、背面部本体32の下辺32a)に対して直角な方向である。
ここで、正面構成部10は、略方形状(具体的には、横長の略長方形状)を呈する正面部12と、正面部12の上辺から折れ線を介して連設された略方形状(具体的には、横長の略長方形状)を呈する折返し片部14とを有している。
正面部12は、方形状(具体的には、横長の長方形状)の本体部12−1と、本体部12−1の下端から下方に突出して形成された帯状の突状部12−2、12−3を有している。突状部12−2と突状部12−3とは間隔を介して設けられている。突状部12−2は、正面部12と第3片部80間に形成された略コ字状の切込み100を形成することにより形成され、突状部12−3は、正面部12と第3片部80間に形成された略コ字状の切込み102を形成することにより形成されている。
また、折返し片部14は、方形状(具体的には、横長の長方形状)の本体部14−1と、本体部14−1の下端から下方に突出して形成された帯状の突状部14−2、14−3を有している。突状部14−2と突状部14−3とは間隔を介して設けられている。突状部14−2は、折返し片部14と内底面部16間に形成された略コ字状の切込み110を形成することにより形成され、突状部14−3は、折返し片部14と内底面部16間に形成された略コ字状の切込み112を形成することにより形成されている。
突状部12−2と突状部12−3と突状部14−2と突状部14−3とは左右方向に同じ長さに形成されていて、突状部12−2と突状部14−2とは左右方向に同じ位置に形成され、突状部12−3と突状部14−3とは左右方向に同じ位置に形成され、突状部14−2が、突状部12−2により形成される穴部に嵌合するとともに、突状部14−3が、突状部12−3により形成される穴部に嵌合するように構成されている。
折返し片部14の高さ方向の長さは、正面部12の高さ方向の長さと略同一に(具体的には、若干短く)形成され、折返し片部14の左右方向の長さは、正面部12の左右方向の長さと同一(略同一としてもよい)に形成されている。
また、内底面部16は、折返し片部14の正面部12側とは反対側の辺部から折れ線を介して連設され、略方形状(具体的には、横長の長方形状に突状部14−2、14−3に対応する凹部を形成した形状)に形成されている。内底面部16は、正面部12と右側面部20と背面部30と左側面部40とにより形成されているスリーブ状部5内に収納可能な大きさに形成され、内底面部16の左右方向の長さは、折返し片部14の左右方向の長さと同一(略同一としてもよい)に形成され、内底面部16の前後方向の長さは、右側面部20と左側面部40の横方向の長さと略同一に(具体的には、若干短く)形成されている。
また、右側面部20は、方形状における正面上側を斜めに欠切した形状を呈し、下側を構成する方形状の上側に台形形状をつないだ形状を呈している。
すなわち、右側面部20は、第1片部60との間の折れ線と一致する直線状の辺部20aと、辺部20aから連設され、正面部12との間の折れ線と一致する直線状の辺部20bと、辺部20bの上端から連設され、背面側にいくほど上方となるように傾斜した直線状の辺部20cと、辺部20cの上端から連設され、円弧状に形成された辺部20dと、辺部20dの辺部20cとは反対側の辺部から連設され、辺部20aと平行に直線状に形成された辺部20eと、辺部20eの背面側の端部から連設され、背面部本体32との間の折れ線と一致する直線状の辺部20fとにより囲まれた形状を呈している。
なお、右側面部20には、背面部本体32に形成された切込み120の端部から連設された切込み(第2切目線)122が形成されている。この切込み122は、切込み120から連設され、水平方向(辺部20aと平行な方向)に形成された横方向部122−1と、横方向部122−1の切込み120側とは反対側の端部に下方に向けて円弧状に形成された円弧状部122−2とを有している。
また、切込み122の正面側の端部付近(横方向部122−1の正面側の端部としてもよい)からは上方に折れ線(第2折れ線)C10が形成され、折れ線C10は、折れ線C11(後述)と平行に形成されている。折れ線C10と折れ線C11とは間隔を介して形成されている。
右側面部20に切込み122と折れ線C10が形成されていることにより、折れ線C10よりも背面側の領域が右側面部部分領域21aとなり、右側面部20において、右側面部部分領域21a以外の領域が右側面部本体領域21bとなる。
また、背面部30は、右側面部20から折れ線(第1折れ線)C11を介して連設された背面部本体32と、背面部本体32の上辺32cから連設され、背面部本体32の正面側の面に折り返して接着された折返し片部34とを有している。なお、背面部本体32における上側片部32−2(後述)と折返し片部34とが接着されているが、上側片部32−2と折返し片部34により引っ掛け部38が形成される。
ここで、背面部本体32は、方形状を呈し、左右方向の長さは、正面部12の左右方向の長さと同一で、上下方向の長さは、右側面部20の背面側の端部における上下方向の長さや左側面部40の背面側の端部における上下方向の長さと同一となっている。つまり、背面部本体32の上辺は、右側面部20の上辺(辺部20e)の延長線上にあり、左側面部40の上辺の延長線上にある。
この背面部本体32は、背面部本体32の右側面側の端部から左側面側の端部にまで形成された切目線としての切込み(第1切目線)120を介して下側片部32−1と上側片部32−2とに区画されている。すなわち、切込み120は、切込み122から連設され、水平方向(背面部本体32の下辺32aと平行な方向)に直線状に形成された切込み120aと、切込み120aの切込み122とは反対側の端部から連設され、下向きに湾曲した円弧状の切込み120bと、切込み120bの切込み120aとは反対側の端部から連設され、鉛直方向(背面部本体32の右辺32bや左辺32dと平行な方向)に直線状に形成された切込み120cと、切込み120cの切込み122bとは反対側の端部から連設され、左側面側に湾曲した円弧状の切込み120dと、切込み120dの切込み120cとは反対側の端部から連設され、水平方向(背面部本体32の下辺と平行な方向)に直線状に形成された切込み120eと、切込み120eの切込み122dとは反対側の端部から連設され、上向きに湾曲した円弧状の切込み120fと、切込み120fの切込み120eとは反対側の端部から連設され、鉛直方向(背面部本体32の右辺32bや左辺32dと平行な方向)に直線状に形成された切込み120gと、切込み120gの切込み122fとは反対側の端部から連設され、左側面側に湾曲した円弧状の切込み120hと、切込み120hの切込み120gとは反対側の端部から連設され、水平方向(背面部本体32の下辺と平行な方向)に直線状に形成され、切込み124と連設された切込み120eとを有している。なお、切込み120は、左右対称に形成されている。切込み120は、上記のように形成されているので、上側片部32−2は下向きに凸形状に形成され、下側片部32−1は、凹形状に形成されているといえる。切込み120は、ブランクの表側の面から裏側の面まで貫通して形成されている。なお、切込み120の代わりに、ミシン目状などの切断予定線により形成してもよい。すなわち、上記のように切込みにより形成した切目線ではなく、ミシン目状などの切断予定線により形成された切目線としてもよい。
また、上側片部32−2には、鉛直方向に折れ線が形成され、切込み120bの位置に形成された折れ線(第5折れ線)C13と、切込み120hの位置に形成された折れ線(第6折れ線)C14とが形成されている。つまり、折れ線C13は、突状部32−2a(後述)の右側面側の辺部から上方に形成され、折れ線C14は、突状部32−2aの左側面側の辺部から上方に形成されている。なお、折れ線C13を突状部32−2aの右側面側の端部(切込み120bの右側面側の端部)から形成し、折れ線C14を突状部32−2aの左側面側の端部(切込み120hの左側面側の端部)から形成してもよい。
また、折れ線C13を切込み120bの左側面側の端部から形成し、折れ線C14を切込み120hの右側面側の端部)から形成してもよい(この場合も、折れ線C13は、突状部32−2aの右側面側の辺部から上方に形成され、折れ線C14は、突状部32−2aの左側面側の辺部から上方に形成されているといえる)。折れ線C13、C14はいずれも鉛直方向(折れ線C11や折れ線C15と平行な方向)に形成されている。折れ線C13と折れ線C11間の長さと折れ線C14と折れ線C15間の長さは同一(略同一としてもよい)に形成されている。
上側片部32−2において、折れ線C13よりも右側面側の領域が上側片部右側面側領域33aとなり、折れ線C13と折れ線C14間の領域が上側片部中央領域33bとなり、折れ線C14よりも左側面側の領域が上側片部左側面側領域33cとなる。
上側片部中央領域33bは、上側片部右側面側領域33aや上側片部左側面側領域33cよりも下方に突出して形成され、上側片部32−2は、下方に突出した突状部32−2aと、上側片部32−2における突状部32−2a以外の領域である基部32−2bとを有している。
また、折返し片部34は、下向き凸形状を呈し(箱体Aの展開状態においては上向き凸形状を呈している)、鉛直方向の直線状の辺部34−1と、辺部34−1の下端から連設され、左側面側に湾曲した円弧状の辺部34−2と、辺部34−2の辺部34−1とは反対側の端部から連設され、水平方向(背面部本体32との間の折れ線C17と平行な方向)に形成された直線状の辺部34−3と、辺部34−3の辺部34−2とは反対側の端部から連設され、下向きに湾曲した円弧状の辺部34−4と、辺部34−4の辺部34−3とは反対側の端部から連設され、鉛直方向に下向きに伸びた直線状の辺部34−5と、辺部34−5の下端から連設され、左側面側に湾曲した円弧状の辺部34−6と、辺部34−6の辺部34−5とは反対側の端部から連設され、水平方向に形成された直線状の辺部34−7と、辺部34−7の辺部34−6とは反対側の端部から連設され、上向きに湾曲した円弧状の辺部34−8と、辺部34−8の辺部34−7とは反対側の端部から連設され、鉛直方向に上向きに伸びた直線状の辺部34−9と、辺部34−9の辺部34−8とは反対側の端部から連設され、左側面側に湾曲した円弧状の辺部34−10と、辺部34−10の辺部34−9とは反対側の端部から連設され、水平方向に形成された直線状の辺部34−11と、辺部34−11の辺部34−10とは反対側の端部から連設され、上向きに湾曲した円弧状の辺部34−12と、辺部34−12の辺部34−11とは反対側の端部から連設され、鉛直方向に上向きに伸びた直線状の辺部34−13とを有している。
ここで、辺部34−3〜辺部34−11は、切込み120に沿って形成され、切込み120よりも上側片部32−2側の内側に沿って形成されている。つまり、辺部34−3は、切込み120aの上側に沿って形成され、辺部34−4は、切込み120bの上側及び内側(背面部本体32の中央側)に切込み120bに沿って形成され、辺部34−5は、切込み120cの内側に切込み120cに沿って形成され、辺部34−6は、切込み120dの上側及び内側に切込み120dに沿って形成され、辺部34−7は、切込み120eの上側に切込み120eに沿って形成され、辺部34−8は、切込み120fの上側及び内側に切込み120fに沿って形成され、辺部34−9は、切込み120gの内側に切込み120gに沿って形成され、辺部34−10は、切込み120hの上側及び内側に切込み120hに沿って形成され、辺部34−11は、切込み120iの上側に切込み120iに沿って形成されている。つまり、折返し片部右側面側領域35aの下辺(辺部34−3と辺部34−4の一部)は、上側片部右側面側領域33aの下辺の上側片部右側面側領域33aにおける内側に沿って形成され(「上側片部右側面側領域33aの下辺よりも上側片部右側面側領域33aにおける内側に沿って形成され」としてもよい)、折返し片部中央領域35bの辺部で、折返し片部右側面側領域35aの下辺と折返し片部左側面側領域35cの下辺から連設された辺部(辺部34−4の一部と辺部34−5〜辺部34−9と辺部34−10の一部)は、上側片部32−2の突状部32−2aの辺部の突状部32−2aにおける内側に沿って形成され(「上側片部32−2の突状部32−2aの辺部よりも突状部32−2aにおける内側に沿って形成され」としてもよい)、折返し片部左側面側領域35cの下辺(辺部34−10の一部と辺部34−11)は、上側片部左側面側領域33cの下辺の上側片部左側面側領域33cにおける内側に沿って形成されている(「上側片部左側面側領域33cの下辺よりも上側片部左側面側領域33cにおける内側に沿って形成されている」としてもよい)。
よって、図3に示すように、正面視において、折返し片部右側面側領域35aの下辺の外側(折返し片部右側面側領域35aの外側)には、上側片部右側面側領域33aが視認され、折返し片部中央領域35bの辺部の外側(折返し片部中央領域35bの外側)には、突状部32−2aが視認され、折返し片部左側面側領域35cの下辺の外側(折返し片部左側面側領域35cの外側)には、上側片部左側面側領域33cが視認される。
これにより、上側片部32−2の下辺領域には、折返し片部34が設けられていないので、上側片部32−2の下端を下側片部32−1の上端の間に間隔を形成した際に、引っ掛け部38における下端領域(つまり、折返し片部34が設けられていない領域)と下側片部32−1との間の間隔をなるべく大きくすることができ、引っ掛け部38を引っ掛け対象物に引っ掛ける際に、容易に引っ掛けることができる。
また、折返し片部34には、鉛直方向に折れ線が形成され、折れ線C13の延長線上に形成された折れ線(第7折れ線)C23と、折れ線C14の延長線上に形成された折れ線(第8折れ線)C24とが形成されている。折れ線C23、C24はいずれも鉛直方向(折れ線C11や折れ線C15と平行な方向)に形成されていて、上側片部32−2を折れ線C13を介して折曲した場合には、同時に折返し片部34は折れ線C23を介して折曲し、上側片部32−2を折れ線C14を介して折曲した場合には、同時に折返し片部34は折れ線C24を介して折曲する。
折返し片部34において、折れ線C23よりも右側面側の領域を折返し片部右側面側領域35aとなり、折れ線C24よりも左側面側の領域を折返し片部左側面側領域35cとなり、折れ線C23と折れ線C24間の領域を折返し片部中央領域35bとなる。また、折返し片部34は、下方に突出した突状部34aと、折返し片部34における突状部34a以外の領域である基部34bとを有している。
また、引っ掛け部38において、上側片部右側面側領域33aと折返し片部右側面側領域35aとで引っ掛け部右側面側領域38aが構成され、上側片部中央領域33bと折返し片部中央領域35bとで引っ掛け部中央領域38bが構成され、上側片部左側面側領域33cと折返し片部左側面側領域35cとで引っ掛け部左側面側領域38cが構成される。
なお、引っ掛け部38は、上側片部32−2と折返し片部34により構成されるので、強度を大きくすることができる。つまり、上側片部32−2を折返し片部34により補強することができる。また、折返し片部34は、背面部本体32の正面側に折り返されているので、背面部30の背面側を見栄えよくすることができる。なお、折返し片部34を背面部本体32の背面側に折り返して背面部本体32の背面側の面に接着してもよい。
また、左側面部40は、背面部本体32から折れ線(第3折れ線)C15を介して連設され、方形状における正面上側を斜めに欠切した形状を呈し、下側を構成する方形状の上側に台形形状をつないだ形状を呈している。つまり、左側面部40は、右側面部20と左右対称に形成されている。左側面部40が右側面部20と左右対称である以外は同一の構成であるので、詳しい説明を省略する。
なお、左側面部40には、背面部本体32に形成された切込み120の端部から連設された切込み(第3切目線)124が形成されている。この切込み124は、切込み120から連設され、水平方向(左側面部40の下辺と平行な方向)に形成された横方向部124−1と、横方向部124−1の切込み120側とは反対側の端部に下方に向けて円弧状に形成された円弧状部124−2とを有している。
また、切込み124の正面側の端部付近(横方向部124−1の正面側の端部としてもよい)からは上方に折れ線(第4折れ線)C16が形成され、折れ線C16は、折れ線C15と平行に形成されている。折れ線C15と折れ線C16とは間隔を介して形成されている。
なお、折れ線C15と折れ線C16間の長さは、折れ線C10と折れ線C11間の長さと同一(略同一としてもよい)に形成されている。
左側面部40に切込み124と折れ線C16が形成されていることにより、折れ線C16よりも背面側の領域が左側面部部分領域41aとなり、左側面部40において、左側面部部分領域41a以外の領域が左側面部本体領域41bとなる。
なお、箱体Aの展開状態において、切込み120aと横方向部122−1とは1つの直線状を呈し、また、切込み120iと横方向部124−1とは1つの直線状を呈している。
また、糊代部45は、略台形形状を呈するとともに、正面部12との間の折れ線に沿って略帯状に形成され、左側面部40の内側の面における正面側の端部領域に接着されている。
なお、正面部12と右側面部20と背面部30と左側面部40と糊代部45とでスリーブ状部5が構成される。
また、底面部50は、第1片部60と、第2片部70と、第3片部80と、第4片部90とを有し、箱体Aの組立て状態においては、図4に示すように、略方形状の外形を呈している。この底面部50は、いわゆるワンタッチ底と呼ばれるものである。
ここで、第1片部60は、正面構成部10の下端から折れ線を介して連設され、先端側にいくほど幅狭となる略台形形状に形成され、その上面の一部が箱体Aの内底面の一部を形成している。この第1片部60は、底面部50の組立て状態においては、底面部50の中心点を中心に第4片部90と点対称に形成されている。
また、第2片部70は、背面部本体32の下端から折れ線を介して連設され、略長方形状に形成され、第2片部70の上面の一部が箱体Aの内底面の一部を形成している。また、第2片部70の角部(背面部本体32と左側面部40の境界位置の角部)からは第2片部70の背面部本体32との境界をなす辺部に対して斜めに折れ線70−1(この折れ線70−1は、上面側が山折れ線となっている)が形成され、箱体Aを折り畳む際に、容易に折り畳むことができるようになっている。第2片部70は、折れ線70−1を介して本体部72と先端部74とに区画される。本体部72の先端の先端部74側には、他方の本体部82と互いに係止するように切欠部72aが形成されている。先端部74の上面は、第4片部90の下面に接着されている。すなわち、第4片部90に接着剤が塗布され、先端部74に接着されている。先端部74に接着剤を塗布して第4片部90と接着してもよい。
また、第3片部80は、正面部12の下端から折れ線を介して連設され、底面部50の組立て状態においては、底面部50の中心点を中心に第2片部70と点対称に形成されている。すなわち、第3片部80は、正面部12の下端から折れ線を介して連設され、略長方形状に形成され、第3片部80の上面の一部が箱体Aの内底面の一部を形成している。また、第3片部80の角部(右側面部20と正面部12の境界位置の角部)からは第3片部80の正面部12との境界をなす辺部に対して斜めに折れ線80−1(この折れ線80−1は、上面側が山折れ線となっている)が形成され、箱体Aを折り畳む際に、容易に折り畳むことができるようになっている。第3片部80は、折れ線80−1を介して本体部82と先端部84とに区画される。本体部82の先端の先端部84側には、他方の本体部72と互いに係止するように切欠部82aが形成されている。先端部84の上面は、第1片部60の下面に接着されている。すなわち、第1片部60に接着剤が塗布され、先端部84に接着されている。先端部84に接着剤を塗布して第1片部60と接着してもよい。
また、第4片部90は、左側面部40の下端から折れ線を介して連設され、先端側にいくほど幅狭となる略台形形状に形成され、その上面の一部が箱体Aの内底面の一部を形成している。
底面部50は、ワンタッチ底であるとして説明したが、他の形状でもよく、例えば、地獄底の形状としてもよい。
上記構成の箱体Aの使用状態について説明する。箱体Aは、底面部50を折り畳んだ状態とすることにより、図7に示すように折り畳み状態とすることができ、折り畳み状態では、左側面部40は、背面部30と略平行となり、右側面部20は、正面部12、折返し片部14、内底面部16と略平行となっている。なお、この折り畳み状態では、折返し片部14は、正面部12に対して折曲しておらず、内底面部16は、折返し片部14に対して折曲しておらず、正面部12と折返し片部14と内底面部16は1つの平板状となっている。つまり、折返し片部14と内底面部16とは正面部12の上方に伸びた状態となっている。
箱体Aの折り畳み状態からスリーブ状部5を四角筒状に形成して、右側面部20が正面部12及び背面部30と直角となり、左側面部40が正面部12及び背面部30と直角となるようにすることにより、底面部50が略平板状となって、図8に示す状態となる。
その後、折返し片部14を正面部12に対して折り返した状態として、折返し片部14の下端の突状部14−2、14−3を第3片部80の穴部(突状部12−2、12−3を形成したことによる穴部)に嵌合させるとともに、内底面部16を折返し片部14に対して折曲して底面部50の上側に水平に配置することにより、図1、図2に示す状態に組み立てられる。以上のようにして、折返し片部14の下端が固定され、内底面部16が水平に配置されるので、底面部50が折り畳んだ状態となるのを防止することができる。
次に、箱体Aを引っ掛け対象物に引っ掛ける際の使用状態について説明する。箱体Aを引っ掛け対象物に引っ掛ける際には、引っ掛け部38を下側片部32−1に対して背面側に押すことにより、右側面部部分領域21aが、右側面部本体領域21bに対して回動し(具体的には、右側面部部分領域21aが右側面部本体領域21bに対して内側に折曲する)、上側片部右側面側領域33aが右側面部部分領域21aに対して回動し(具体的には、上側片部右側面側領域33aが右側面部部分領域21aに対して外側に折曲する)、上側片部中央領域33bが上側片部右側面側領域33aに対して回動し(具体的には、上側片部中央領域33bが上側片部右側面側領域33aに対して外側に折曲する)、左側面部部分領域41aが、左側面部本体領域41bに対して回動し(具体的には、左側面部部分領域41aが左側面部本体領域41bに対して内側に折曲する)、上側片部左側面側領域33cが左側面部部分領域41aに対して回動し(具体的には、上側片部左側面側領域33cが左側面部部分領域41aに対して外側に折曲する)、上側片部中央領域33bが上側片部左側面側領域33cに対して回動し(具体的には、上側片部中央領域33bが上側片部左側面側領域33cに対して外側に折曲する)、上側片部中央領域33b及び上側片部中央領域33bに接着された折返し片部中央領域35bは、下側片部32−1と平行に背面側にスライドする。
なお、上側片部32−2が折れ線C13、C14を介して折曲する際には、折返し片部34が折れ線C23、C24を介して折曲する。
すると、引っ掛け部38と下側片部32−1間に隙間が形成されるので、この隙間から引っ掛け対象物を挿入し、箱体Aを引っ掛け対象物に引っ掛けることができる。例えば、引っ掛け対象物が引っ掛け什器のバーである場合には、図13、図14に示すように、引っ掛け什器のバーBを引っ掛け部中央領域38bと下側片部32−1とで挟むようにして、バーBに引っ掛けることができる。
特に、右側面部部分領域21aや左側面部部分領域41aを内側に回動させることにより、引っ掛け部38(特に、引っ掛け部中央領域38b)と下側片部32−1間の隙間を大きくでき、厚みのある引っ掛け対象物(引っ掛け箇所)でも引っ掛けることができる。また、上側片部中央領域33b及び上側片部中央領域33bに接着された折返し片部中央領域35bは、下側片部32−1と平行に背面側にスライドするので、引っ掛け部中央領域38bと下側片部32−1間の隙間の幅を略均一にでき、引っ掛け対象物を引っ掛けしやすくできる。
なお、図10〜図14に示すように、右側面部部分領域21aと上側片部右側面側領域33aとを折れ線C11を介して折曲しない態様として、右側面部部分領域21aと上側片部右側面側領域33aとを1枚の平板状とするとともに、左側面部部分領域41aと上側片部左側面側領域33cとを折れ線C15を介して折曲しない態様として、左側面部部分領域41aと上側片部左側面側領域33cとを1枚の平板状とすることにより、引っ掛け部中央領域38bと下側片部32−1間の前後方向の距離を大きくすることができる。
なお、図13、図14は、折れ線C11、折れ線C15を折曲しない状態を示しているが、図9に示すように、折れ線C11、C15が折曲した状態の場合でも、図10〜図14の場合に比べて、引っ掛け部中央領域38bと下側片部32−1間の前後方向の距離は短いが、引っ掛け対象物に引っ掛けることができる。
また、上側片部32−2には、縦方向に折れ線C13、C14が設けられ、折返し片部34には、縦方向に折れ線C13、C14が設けられているとしたが、これらの折れ線が設けられていない構成としてもよい。その場合でも、箱体Aが紙製であることにより、右側面部部分領域21aを右側面部本体領域21bに対して内側に回動させるとともに、左側面部部分領域41aを左側面部本体領域41bに対して内側に回動させることにより、上側片部32−2の左右両側の端部間の距離が短くなるので、引っ掛け部38が背面側にたわんで、引っ掛け部38における突状部32−2aや突状部34aが形成された領域と下側片部32−1との間に前後方向に隙間が形成され、該隙間に引っ掛け対象物に引っ掛けることができる。特に、右側面部部分領域21aや左側面部部分領域41aを内側に回動させることにより、該隙間を大きくでき、厚みのある引っ掛け箇所でも引っ掛けることができる。
A 箱体
10 正面構成部
12 正面部
14 内正面部
16 内底面部
20 右側面部
21a 右側面部部分領域
21b 右側面部本体領域
30 背面部
32 背面部本体
32−1 下側片部
32−2 上側片部
32−2a 突状部
32−2b 基部
33a 上側片部右側面側領域
33b 上側片部中央領域
33c 上側片部左側面側領域
34 折返し片部
34a 突状部
34b 基部
35a 折返し片部右側面側領域
35b 折返し片部中央領域
35c 折返し片部左側面側領域
38 引っ掛け部
38a 引っ掛け部右側面側領域
38b 引っ掛け部中央領域
38c 引っ掛け部左側面側領域
40 左側面部
41a 左側面部部分領域
41b 左側面部本体領域
50 底面部
60 第1片部
70 第2片部
80 第3片部
90 第4片部
120、122、124 切込み
C10、C11、C13、C14、C15、C16、C17、C23、C24 折れ線
B バー

Claims (8)

  1. 箱体であって、
    正面部(12)と右側面部(20)と左側面部(40)と背面部(30)とを有するスリーブ状部(5)と、
    スリーブ状部の下端に設けられた底面部(50)とを有し、
    背面部は、背面部の右側面側の端部から左側面側の端部まで形成された第1切目線(120)の下側の領域である下側片部(32−1)と該第1切目線の上側の領域である上側片部(32−2)とを有し、
    上側片部は、右側面部から折れ線を介して連設されるとともに左側面部から折れ線を介して連設された基部(32−2b)と、基部から下方に突出して形成された突状部(32−2a)とを有し、
    右側面部には、第1切目線の右側面側の端部から連続した第2切目線(122)が形成されるとともに、右側面部と背面部間に設けられた第1折れ線(C11)と略平行な第2折れ線(C10)が第2切目線と右側面部の上端間に第1折れ線と間隔を介して形成され、
    左側面部には、第1切目線の左側面側の端部から連続した第3切目線(124)が形成されるとともに、左側面部と背面部間に設けられた第3折れ線(C15)と略平行な第4折れ線(C16)が第3切目線と右側面部の上端間に第3折れ線と間隔を介して形成されていることを特徴とする箱体。
  2. 第1折れ線と第2折れ線間の長さと第3折れ線と第4折れ線間の長さとが略同一に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の箱体。
  3. 突状部は上側片部の左右方向における略中央位置に設けられ、上側片部には、突状部の右側面側の端部と突状部の右側面側の辺部のいずれかから上方に第1折れ線と略平行な第5折れ線(C13)が形成され、突状部の左側面側の端部と突状部の左側面側の辺部のいずれかから上方に第3折れ線と略平行な第6折れ線(C14)が形成され、第5折れ線と第1折れ線間の長さと第6折れ線と第3折れ線間の長さとが略同一に形成され、
    上側片部を下側片部に対して背面側に押すことにより、右側面部における第2折れ線よりも背面側の領域である右側面部部分領域(21a)が、右側面部における右側面部部分以外の領域である右側面部本体領域(21b)に対して第2折れ線を介して回動し、上側片部における第5折れ線よりも右側面側の領域である上側片部右側面側領域(33a)が右側面部部分領域に対して第1折れ線を介して回動し、左側面部における第4折れ線よりも背面側の領域である左側面部部分領域(41a)が、左側面部における左側面部部分以外の領域である左側面部本体領域(41b)に対して第4折れ線を介して回動し、上側片部における第6折れ線よりも左側面側の領域である上側片部左側面側領域(33c)が左側面部部分領域に対して第3折れ線を介して回動し、上側片部における第5折れ線と第6折れ線間の領域である上側片部中央領域(33b)が下側片部に対して背面側に移動することを特徴とする請求項2に記載の箱体。
  4. 背面部の上側片部の上辺から連設され、上側片部の正面側又は背面側に折り返して形成された折返し片部で、上側片部の正面側の面又は背面側の面に接着された折返し片部(34)が設けられ、折返し片部は、上側片部右側面側領域の少なくとも一部に対応した折返し片部右側面側領域(35a)と、上側片部中央領域の少なくとも一部に対応した折返し片部中央領域(35b)と、上側片部左側面側領域の少なくとも一部に対応した折返し片部左側面側領域(35c)とを有し、折返し片部中央領域と折返し片部右側面側領域間には、第5折れ線に沿って第7折れ線(C23)が形成され、折返し片部中央領域と折返し片部左側面側領域間には、第6折れ線に沿って第8折れ線(C24)が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の箱体。
  5. 折返し片部は、上側片部の正面側に折り返して上側片部の正面側の面に接着され、
    折返し片部右側面側領域の下辺は、上側片部右側面側領域の下辺の上側片部右側面側領域における内側に沿って形成され、
    折返し片部左側面側領域の下辺は、上側片部左側面側領域の下辺の上側片部左側面側領域における内側に沿って形成され、
    折返し片部中央領域の辺部で、折返し片部右側面側領域の下辺及び折返し片部左側面側領域の下辺から連設された辺部は、上側片部の突状部の辺部の上側片部の突状部における内側に沿って形成されていることを特徴とする請求項4に記載の箱体。
  6. 底面部は、右側面部の下辺から連設された第1片部と、背面部の下辺から連設された第2片部と、正面部の下辺から連設された第3片部と、左側面部の下辺から連設された第4片部により形成され、スリーブ状部における隣接する各部を互いに直角にすることにより底面部が略方形状の外形を有することを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5に記載の箱体。
  7. 正面部の上辺から折れ線を介して連設された第2折返し片部(14)と、第2折返し片部の正面部とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された内底面部(16)とを有し、
    スリーブ状部を畳んだ折り畳み状態においては、第2折返し片部と内底面部とは正面部の上方に立設し、
    スリーブ状部を四角筒状とした組立て状態においては、第2折返し片部が正面部の背面側に折り返され、内底面部は、底面部の上面に配置されることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は6に記載の箱体。
  8. 底面部は、右側面部の下辺から連設された第1片部と、背面部の下辺から連設された第2片部と、正面部の下辺から連設された第3片部と、左側面部の下辺から連設された第4片部により形成され、スリーブ状部における隣接する各部を互いに直角にすることにより底面部が略方形状の外形を有し、
    正面部の上辺から折れ線を介して連設された第2折返し片部(14)と、第2折返し片部の正面部とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された内底面部(16)とを有し、第3片部の正面部側の端部には、穴部が形成され、第2折返し片部と内底面部の境界に沿って略コ字状の切込みを形成することにより第2折返し片部の内底面部側に突部が形成され、
    スリーブ状部を畳んだ折り畳み状態においては、第2折返し片部と内底面部とは正面部の上方に立設し、
    スリーブ状部を四角筒状とした組立て状態においては、第2折返し片部が正面部の背面側に折り返されて、突部が穴部と嵌合し、内底面部は、底面部の上面に配置されることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5に記載の箱体。
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