JP3196009B2 - サスペンション - Google Patents

サスペンション

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JP3196009B2
JP3196009B2 JP00883396A JP883396A JP3196009B2 JP 3196009 B2 JP3196009 B2 JP 3196009B2 JP 00883396 A JP00883396 A JP 00883396A JP 883396 A JP883396 A JP 883396A JP 3196009 B2 JP3196009 B2 JP 3196009B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本願発明は、サスペンション、さらに詳し
くは、車体のロール剛性を高めるためのスタビライザを
備えたサスペンションに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のサスペンションとして
は、たとえば図6に示すようなものがある。この従来の
ものは、いわゆるトレーリングアーム式サスペンション
であり、車体への取付用のボス10や車輪取付用のスピ
ンドル軸11などを備えた左右一対のサスペンションア
ーム(トレーリングアーム)1e,1eを、車幅方向に
延びるトーションビーム2eによって互いに連結した構
造である。このサスペンションでは、ボス10の車体へ
の取付中心C1,C1を中心として上下方向に揺動可能
となっており、トーションビーム2eにスタビライザ機
能を発揮させることが可能である。しかし、車体のロー
ル剛性をより高めるためには、トーションビーム2eと
は別体に形成されたスタビライザ3eを別途追加して設
けることが望まれる。
【0003】そこで、従来では、上記スタビライザ3e
を取付ける手段として、たとえば独国特許出願公開第4
008706号のFIG.1に記載されているように、各サ
スペンションアーム1eの車幅方向の外側面部に、各サ
スペンションアーム1eのアッパ部材17aとロア部材
17bとの各フランジ18a,18bによって囲まれた
穴部19を形成していた。そして、スタビライザ3eの
両端部のそれぞれを上記各穴部19内に挿通し、ボルト
・ナット4b,4cを用いてその取付け固定を図ってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の手段では、各サスペンションアーム1eに、スタビ
ライザ取付専用の穴部19を形成しているために、この
穴部19を形成した分だけサスペンションアーム1eの
強度が低下し、サスペンション全体の強度面において不
利となる。
【0005】また、上記従来の手段では、各サスペンシ
ョンアーム1eのフランジ18a,18bを複雑な形状
に加工するなどしてスタビライザ取付専用の穴部19を
形成しており、各サスペンションアーム1eに穴部19
を形成する作業が煩雑である。したがって、サスペンシ
ョンアーム1eの製造コスト、ひいてはサスペンション
全体の製造コストが高価になるという不具合もあった。
【0006】さらに、上記従来の手段では、左右一対の
サスペンションアーム1,1の相互間にスタビライザ3
eを適切に取付けるためには、サスペンションアーム1
e,1eのボルト挿通孔16,16のピッチ寸法S1
が、スタビライザ3eの両端部のボルト挿通孔36,3
6のピッチ寸法S2と一致するように、左右一対のサス
ペンションアーム1e,1eのそれぞれと、これらを連
結するトーションビーム2eとの計三者の寸法管理を厳
しく行う必要がある。したがって、サスペンションの製
造が一層煩雑なものとなっていた。
【0007】その他、上記従来の手段では、サスペンシ
ョンにスタビライザ3eを取付けるか否かによって、サ
スペンションアーム1eに穴部19を形成する場合と形
成しない場合とにその仕様を変更する必要がある。した
がって、従来では、サスペンションアーム1eの種類が
増加してしまい、この点においても不利を生じていた。
【0008】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、サスペンションアームにスタビ
ライザの取付専用の穴部を形成するような必要を無く
し、スタビライザの取付けを容易かつ適切に行えるよう
にすることをその課題としている。
【0009】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0010】すなわち、本願発明は、左右一対のサスペ
ンションアームの各内部にトーションビームの両端部が
挿入されて、これらトーションビームと各サスペンショ
ンアームとが互いに連結されているとともに、上記一対
のサスペンションアームの相互間には、スタビライザが
連結されているサスペンションであって、上記トーショ
ンビームの両端部のうち、上記一対のサスペンションア
ームの各内部に挿入している部分には、このトーション
ビームを上記各サスペンションアームに連結するときの
位置決め基準となる基準穴が設けられているとともに、
上記スタビライザの両端部は、上記基準穴に挿通したボ
ルトによって上記トーションビームの両端部に固定して
取付けられており、かつ上記トーションビームの上記基
準穴が設けられている部分は、上記スタビライザの両端
部以外の箇所と上記トーションビームとの間に隙間を形
成可能な段状とされていることを特徴としている。
【0011】本願発明においては、スタビライザの両端
部は、左右一対のサスペンションアームを連結するトー
ションビームの両端部のうち、サスペンションアームの
内部に挿入している部分に取付けられている。したがっ
て、本願発明では、スタビライザがサスペンションアー
ムに直接連結されてはいないものの、実質的には、上記
スタビライザは左右一対のサスペンションアームの両者
間に跨がって連結されているのと同様な構造となってお
り、上記スタビライザにスタビライザ本来の機能を充分
に発揮させることが可能であり、何ら不具合は無い。
【0012】一方、本願発明では、上記スタビライザの
両端部は、トーションビームに設けられている基準穴を
利用してトーションビームにボルト止めされた構造とな
っているが、上記トーションビームの基準穴は、トーシ
ョンビームをサスペンションアームに連結するときの位
置決め基準として用いられるものであり、上記スタビラ
イザの取付けは、上記基準穴を有効に利用したかたちで
なされている。したがって、本願発明では、従来とは異
なり、スタビライザの取付けに際して、スタビライザの
取付専用の穴部をサスペンションアームやその他の部位
にわざわざ形成する必要はなく、サスペンションを構成
する各部の製造作業の容易化が図れる。さらには、スタ
ビライザを取付けるか否かに応じてサスペンションアー
ムの仕様を変更するような必要も無くすことができる。
その結果、サスペンションの製造コストを大幅に低減す
ることができる。また、サスペンションアームへスタビ
ライザ取付専用の穴部を形成することに原因してのサス
ペンションアームの強度低下も回避することができる。
【0013】さらに、本願発明では、スタビライザをト
ーションビームに適切に取付けるためには、トーション
ビームの両端部の2つの基準穴を利用してスタビライザ
がトーションビームに対してボルト止めできるようにこ
れら両者の寸法管理を行うだけでよく、従来とは異な
り、左右一対のサスペンションアームなども含めた多数
の部材の寸法管理を行う必要はない。したがって、サス
ペンションを製造する際の各部の寸法管理も容易とな
り、サスペンションの製造コストを一層安価にすること
ができるという効果も得られる。
【0014】その他、本願発明では、トーションビーム
と左右一対のサスペンションアームとを連結する際に
は、トーションビームの基準穴を利用してこれら各部材
を正確に位置決めすることもできるので、サスペンショ
ンの製造作業に便宜が図れ、好都合である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0016】図1は、本願発明が適用されたサスペンシ
ョンの一例を示す平面図である。図2は、その要部斜視
図である。図3は、図1のX1−X1線要部断面図であ
る。図4は、図1のX2−X2線要部断面図である。
【0017】図1に示すサスペンションは、トレーリン
グアーム式サスペンションであり、トレーリングアーム
としての左右一対のサスペンションアーム1,1、これ
ら一対のサスペンションアーム1,1を互いに連結する
トーションビーム2、およびスタビライザ3などを具備
して構成されている。なお、図1において、矢印N1方
向が車両前方であり、矢印N2方向が車幅方向である。
【0018】上記各サスペンションアーム1の前端部に
は、このサスペンションアーム1を車体フレーム(図示
略)に取付けるためのブッシュ10が設けられており、
このブッシュ10の取付中心Cを中心としてサスペンシ
ョンアーム1の全体が上下方向にスイング動作可能であ
る。また、このサスペンションアーム1の後部外側面に
は車輪取付用のスピンドル軸11が突設されている他、
後部上面にはサススプリング取付用の取付座部12など
も適宜設けられている。
【0019】図2に示すように、上記サスペンションア
ーム1は、上下2分割状のアッパ部材1aとロア部材1
bとが接合して構成されたいわゆるモナカ状の中空形状
となっている。これらアッパ部材1aとロア部材1bと
は、金属板をプレス加工(深絞り加工)することにより
形成されたものであり、アッパ部材1aの下部周縁とロ
ア部材1bの上部周縁には、これら両者を互いに接合さ
せるためのフランジ13a,13bが適宜形成されてい
る。
【0020】なお、上記フランジ13a,13bの適所
には、図1に示すように、このサスペンションアーム1
をトーションビーム2に溶接するときの位置決め基準と
なる複数の穴16,16aが設けられている。これら複
数の穴16,16aは、フランジ13a,13bに設け
られているに過ぎないために、これらの穴16,16a
の存在がサスペンションアーム1の強度低下を招くこと
はない。
【0021】上記各サスペンションアーム1の車幅方向
の内外両側面部1A,1Bには、上記トーションビーム
2の端部を一連に挿入させるための第1開口部14と第
2開口部15とが設けられている。第1開口部14は、
サスペンションアーム1のアッパ部材1aとロア部材1
bとにフランジ13a,13bなどを設けることなく、
上記アッパ部材1aとロア部材1bとの両者によって形
成されている。これに対し、第2開口部15は、アッパ
部材1aのフランジ13aの一部が上方に湾曲されると
ともに、下側のフランジ13bの一部が下方に湾曲され
ることによって、これら両フランジ13a,13bによ
って外周が囲まれた形態に形成されている。これらフラ
ンジ13a,13bが形成されていることにより、上記
第2開口部15の周縁部の剛性が充分に高められてい
る。
【0022】上記トーションビーム2は、図4に示すよ
うに、車両前方側に開口部20を形成した断面略V字状
または断面略U字状の形状であり、たとえば一定厚みの
金属板を屈曲または湾曲加工して形成される。このトー
ションビーム2は、車幅方向に延び、その両端部は、図
1および図2に示すように、各サスペンションアーム1
内を車幅方向に沿って貫通するように、各サスペンショ
ンアーム1の第1開口部14と第2開口部15とに挿入
されている。これら第1開口部14と第2開口部15と
のそれぞれの周縁部と上記トーションビーム2の外面と
には、溶接W1,W2が施されており、これによって上
記一対のサスペンションアーム1,1とトーションビー
ム2との連結固定が図られている。なお、上記トーショ
ンビーム2は、図2の仮想線で示すように、第1開口部
14に挿入する部分の幅L1よりも第2開口部15に挿
入する部分の幅L2の方が小寸法となるように形成され
ており、第1開口部14よりも第2開口部15の方がそ
の開口面積が小さくなっている。
【0023】上記トーションビーム2の両端部のうち、
上記第1開口部14よりも各サスペンションアーム1の
内部側の部分、すなわち各サスペンションアーム1の内
部に挿入している部分には、トーションビーム2の湾曲
状の後面部24の一部を窪ませた平面部22が形成され
ており、この平面部22に車両前後方向に貫通した基準
穴23が穿設されている。この基準穴23は、後述する
ように、左右一対のサスペンションアーム1,1とトー
ションビーム2とを溶接して連結するときの位置決め基
準として利用される部位である。
【0024】上記スタビライザ3は、長手方向中央部が
丸棒状などに形成された金属製のバー状部材からなり、
角柱状などに形成されたその両端部にはボルト挿通用孔
30が貫通して設けられている。このスタビライザ3
は、図4に示すように、トーションビーム2の内側に配
されて、トーションビーム2と略平行となるように車幅
方向に延びている。このスタビライザ3の両端部の2つ
のボルト挿通用孔30,30は、上記トーションビーム
2の両端部の基準穴23,23に位置合わせされてお
り、図3に示すように、これら各基準穴23とボルト挿
通用孔30に対して一連に挿通したボルト4とナット4
aとの締付けにより、上記スタビライザ3の両端部は上
記トーションビーム2の各平面部22の内面22aに接
触して固定して取付けられている。なお、上記ナット4
aは、プロジェクションナットであり、上記トーション
ビーム2の端部をサスペンションアーム1の内部に挿入
する以前の段階において、上記トーションビーム2の平
面部22に予め溶接されている。これにより、トーショ
ンビーム2の端部をサスペンションアーム1の内部に挿
入した後であっても、このトーションビーム2にスタビ
ライザ3をボルト止めすることが可能となる。
【0025】図3に示すように、平面部22の内面22
aは、トーションビーム2の湾曲状の後面部24の内面
24aよりも車両前方側へ適当な寸法S3だけ突出した
段状になっている。したがって、スタビライザ3の長手
方向の各所のうち、トーションビーム2への取付けがな
されている両端部を除く箇所は、図4に示すように、ト
ーションビーム2の後面部24の内面24aと適当な間
隔S4だけ離れており、スタビライザ3がトーションビ
ーム2に接触することなく曲げ変形が可能となってい
る。
【0026】図5は、上記サスペンションの製造工程の
一例を示す一部断面概略平面図である。
【0027】上記サスペンションを製造するには、同図
において、まず左右一対のサスペンションアーム1,1
のそれぞれをアッパ部材1aとロア部材1bとを接合し
て製作した後に、これら各サスペンションアーム1を適
当な台座5上に載置する。この際、各サスペンションア
ーム1の位置決め用の穴16,16aにピン50,50
aを挿通することにより、サスペンションアーム1の位
置決め保持を図る。一方、トーションビーム2について
は、その長手方向中央部を適当な支持部材51によって
支持させて位置決めする。このトーションビーム2の位
置決めは、トーションビーム2の両端部の基準穴23,
23内に、位置決め用のピン52,52が挿通するよう
にトーションビーム2の位置を調整すればよい。
【0028】上記設定後においては、左右の台座5,5
を矢印a方向に移動させて、左右一対のサスペンション
アーム1,1をトーションビーム2の左右両端部に接近
させてゆく。この作業により、各サスペンションアーム
1の第1開口部14および第2開口部15内に、トーシ
ョンビーム2の両端部を一連に挿入することが可能であ
る。トーションビーム2は、各基準穴23へのピン52
の挿入によって所定位置へ正確に位置決めされており、
また各サスペンションアーム1は位置決め用の穴16,
16aへのピン50,50aの挿入によって台座5上の
所定位置へ正確に位置決めされているために、第1開口
部14や第2開口部15の開口位置とトーションビーム
2の端部との位置合わせ、ならびにこれらの嵌合作業を
適切に行うことが可能である。
【0029】上記作業後には、サスペンションアーム
1,1とトーションビーム2とをそのままの状態に保持
させたまま、サスペンションアーム1,1とトーション
ビーム2との所定箇所に溶接W1,W2を施し(図1参
照)、これらの連結を図る。次いで、このようにしてサ
スペンションアーム1,1とトーションビーム2との連
結作業が終了すると、その後トーションビーム2の基準
穴23,23、およびこれらに挿通するボルト4やナッ
ト4aを利用し、スタビライザ3をトーションビーム2
にボルト止めすればよい。
【0030】上記構成のサスペンションにおいては、サ
スペンションアーム1,1にトーションビーム2を溶接
するときに利用されるトーションビーム2の基準穴23
を有効に利用したかたちで、スタビライザ3の取付けを
図っている。したがって、スタビライザ3の取付専用の
穴部などを各サスペンションアーム1に加工形成する必
要がなくなり、サスペンションアーム1,1の製造作業
が容易となる。さらには、サスペンションアーム1の強
度面においても有利となる。
【0031】また、上記トーションビーム2にスタビラ
イザ3を適切に取付けるには、このスタビライザ3の両
端部のボルト挿通用孔30,30のピッチ寸法が、トー
ションビーム2の基準穴23,23のピッチ寸法と一致
すればよい。しかも、このトーションビーム2の基準穴
23,23は、サスペンションを製造する際の位置決め
基準となる部位であり、正確に位置決めされている。し
たがって、スタビライザ3の2つのボルト挿通用孔3
0,30の寸法管理さえ適切に行っておけば、サスペン
ションアーム1,1とトーションビーム2との連結寸法
誤差などには関係なく、スタビライザ3を適切に取付け
ることができ、スタビライザ3の取付け作業も容易とな
る。
【0032】一方、上記サスペンションでは、スタビラ
イザ3の両端部がトーションビーム2に取付けられては
いるものの、このスタビライザ3の両端部のトーション
ビーム2に対する取付け箇所は、各サスペンションアー
ム1の内部に位置している。したがって、上記スタビラ
イザ3は、実質的には、左右一対のサスペンションアー
ム1,1の両者間に跨がって取付けられているのと同様
であり、スタビライザ機能を適切に発揮することとな
る。すなわち、左右一対のサスペンションアーム1,1
の一方を他方に相対させて上昇または下降させる方向の
力がサスペンションに入力したときには、スタビライザ
3は、この入力をトーションビーム2とともに受けるこ
ととなり、車体のロール剛性を高める機能を発揮するこ
ととなる。したがって、スタビライザ3をサスペンショ
ンアーム1に直接取付けていないことに原因してスタビ
ライザ機能に支障が生じるといった不具合はない。
【0033】なお、上記実施形態では、トーションビー
ム2がサスペンションアーム1内を車幅方向に沿って貫
通し、このサスペンションアーム1の内外両側面部1
A,1Bの各所において溶接W1,W2を施しているた
めに、左右のサスペンションアーム1,1間に上下段差
が生じるなどして、サスペンションアーム1やトーショ
ンビーム2に捩じり力が作用しても、この力が溶接W1
の位置へ集中して作用することが回避される。したがっ
て、上記サスペンションでは、サスペンションアーム1
に2つの開口部14,15が形成されてはいるものの、
溶接W1の位置への応力集中が解消することによって、
却ってサスペンション全体の強度を向上させることがで
きるという利点が得られる。
【0034】ただし、本願発明はこれに限定されない。
本願発明では、たとえばサスペンションアーム1の外側
面部1Bに第2開口部15が形成されておらず、サスペ
ンションアーム1の内側面部1Aに形成された第1開口
部14のみにトーションビーム2の端部が一部挿入され
た構造のサスペンションとしてもよい。
【0035】その他、本願発明は、サスペンションアー
ム、トーションビーム、スタビライザなどの各部の具体
的な構成は、決して上記実施形態のように限定されず、
種々に設計変更自在である。本願発明は、サスペンショ
ンの具体的な製造方法などを問わないことは勿論のこ
と、トーションビーム2の基準穴23は、必ずしもトー
ションビーム2に平面部22を形成した上で設ける必要
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明が適用されたサスペンションの一例を
示す平面図。
【図2】図1の要部斜視図。
【図3】図1のX1−X1線要部断面図。
【図4】図1のX2−X2線要部断面図。
【図5】サスペンションの製造工程の一例を示す一部断
面概略平面図。
【図6】従来のサスペンションの一例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 サスペンションアーム 2 トーションビーム 3 スタビライザ 4 ボルト 4a ナット 23 基準穴 W1,W2 溶接
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60G 21/055 B60G 9/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対のサスペンションアームの各内
    部にトーションビームの両端部が挿入されて、これらト
    ーションビームと各サスペンションアームとが互いに連
    結されているとともに、上記一対のサスペンションアー
    ムの相互間には、スタビライザが連結されているサスペ
    ンションであって、 上記トーションビームの両端部のうち、上記一対のサス
    ペンションアームの各内部に挿入している部分には、こ
    のトーションビームを上記各サスペンションアームに連
    結するときの位置決め基準となる基準穴が設けられてい
    るとともに、 上記スタビライザの両端部は、上記基準穴に挿通したボ
    ルトによって上記トーションビームの両端部に固定して
    取付けられており、かつ、 上記トーションビームの上記基準穴が設けられている部
    分は、上記スタビライザの両端部以外の箇所と上記トー
    ションビームとの間に隙間を形成可能な段状とされてい
    ることを特徴とするサスペンション。
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FR3038260B1 (fr) * 2015-07-03 2017-07-14 Renault Sas "dispositif de suspension pour une roue de vehicule automobile comportant un bras muni d'un corps en tole et d'une tete massive rapportee"

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