JP3195904B2 - 固体電解素子 - Google Patents

固体電解素子

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JP3195904B2 JP18761696A JP18761696A JP3195904B2 JP 3195904 B2 JP3195904 B2 JP 3195904B2 JP 18761696 A JP18761696 A JP 18761696A JP 18761696 A JP18761696 A JP 18761696A JP 3195904 B2 JP3195904 B2 JP 3195904B2
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哲雄 森口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はイオン導電性の固
体電解質を利用した固体電解素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は例えば特開平6−63343号
公報に記載された固体電解素子の断面図である。図10
において、1は陽イオン導電性の固体高分子電解質層、
2,3は多孔質基材で、金属繊維の織布もしくは不織
布、金属の粉末焼結体、カーボン繊維、金属多孔板、エ
キスパンドメタル等を使用する。4,5は触媒層で、多
孔質基材2,3と固体高分子電解質層1との食い込み部
に白金黒、白金担持カーボン等が3次元的に分布してい
る。なお、多孔質基材2と触媒層4とで陽極6を、多孔
質基材3と触媒層5とで陰極7をそれぞれ構成してい
る。8は直流電源、9は被除湿室である。
【0003】次に動作について説明する。図10におい
て、両極6,7間に直流電源から電力を供給すると、被
除湿室9の水が電気分解して式(1)の反応により酸素
が発生するとともに被除湿室9の湿度が低下する。 2H2O → O2+4H++4e- ・・・(1) このときに発生する水素イオン(H+)は固体高分子電
解質層1を通って陰極7に達する。また、電子(e-
は直流電源8を接続した外部回路を通って陰極7に達す
る。そして、式(2)の反応により陰極7側の酸素を消
費して水を発生する。 O2+4H++4e- → 2H2O ・・・(2) さらに、水素イオン(H+)とともに1〜3分子の複数
の水分子が陽極6側から陰極7側へ移動する。したがっ
て、陰極7では式(2)の反応により生成する水ととも
に、さらに余分の水が陽極6から移動して被除湿室9の
湿度が低下する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の固体電解素子は
以上のように構成されているので、陽極においては両極
間に通電したときに酸素が発生する。したがって、陽極
を構成している多孔質基材の金属及び触媒が酸化して腐
食したり、不働態化が発生するという問題点があった。
【0005】また、非通電のとき陰極において、陰極を
構成している多孔質基材の金属と触媒の白金とが局部電
池を形成して局部電流が流れる。一般に、電気化学的に
卑な金属と貴な金属とが水分が存在した状態で接してい
る場合、図11に示すように卑な金属が陽極を、貴な金
属が陰極を形成する局部電池ができる。そして、卑な金
属がイオン化して水中に溶出する、いわゆる腐食を起こ
すという問題点があった。
【0006】この発明は、陽極側において通電時に発生
する酸素により陽極及び陽極側の触媒が不働態化するの
を防止する固体電解素子を提供することを目的とする。
【0007】さらに、陰極側において非通電時に陰極が
イオン化して溶出するのを防止する固体電解素子を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る固
体電解素子は、固体電解質層を陽極と陰極とで挟持し、
両極間に直流を印加し、陽極側で電解反応により酸素を
発生し、陰極側で還元反応をする固体電解素子におい
て、陽極は導電性金属酸化物の第1の担体と白金族金属
の第1の触媒とで形成した第1の担持触媒により、固体
電解質層の一面に形成した第1の触媒層と、表面に形成
した白金族金属または白金族の金属酸化物の金属層を介
して第1の触媒層に接合したチタンの第1の多孔質基材
とで構成し、陰極は炭素粉体の第2の担体と白金族金属
の第2の触媒とで形成した第2の担持触媒により固体電
解質層の他面に形成した第2の触媒層と、第2の触媒層
に接合した第2の導電性多孔質基材とで構成したもので
ある。
【0009】請求項2の発明に係る固体電解素子は、固
体電解質層を陽極と陰極とで挟持し、両極間に直流を印
加し、陽極側で電解反応により酸素を発生し、陰極側で
還元反応をする固体電解素子において、陽極は導電性金
属酸化物と白金族金属とで形成した第1の触媒により、
固体電解質層の一面に形成した第1の触媒層と、表面に
形成した白金族金属または白金族の金属酸化物の金属層
を介して第1の触媒層に接合したチタンの第1の多孔質
基材とで構成し、陰極は炭素粉体の第2の担体と白金族
金属の第2の触媒とで形成した第2の担持触媒により固
体電解質層の他面に形成した第2の触媒層と、第2の触
媒層に接合した第2の導電性多孔質基材とで構成したも
のである。
【0010】請求項3の発明に係る固体電解素子は、固
体電解質層を陽極と陰極とで挟持し、両極間に直流を印
加し、陽極側で電解反応により酸素を発生し、陰極側で
還元反応をする固体電解素子において、陽極は導電性金
属酸化物の第1の担体と白金族金属の第1の触媒とで形
成した第1の担持触媒により、固体電解質層の一面に形
成した第1の触媒層と、表面に形成した白金族金属また
は白金族の金属酸化物の金属層を介して第1の触媒層に
接合したチタンの第1の多孔質基材とで構成し、陽極と
複数個所で電気的に接続した第1の給電体に直流の正電
圧を印加するようにし、陰極は炭素粉体の第2の担体と
白金族金属の第2の触媒とで形成した第2の担持触媒に
より固体電解質層の他面に形成した第2の触媒層と、第
2の触媒層に接合した第2の導電性多孔質基材とで構成
し、陰極と複数個所で電気的に接続した第2の給電体に
直流の負電圧を印加するようにしたものである。
【0011】請求項4の発明に係る固体電解素子は、第
1の給電体として導電部材の表面に白金族金属または白
金族金属の金属酸化物の金属層を形成したものである。
【0012】請求項5の発明に係る固体電解素子は、金
属層を白金または酸化イリジウムで形成したものであ
る。
【0013】請求項6の発明に係る固体電解素子は、第
2の給電体として卑金属基材の表面に炭素被膜を形成し
たものである。
【0014】請求項7の発明に係る固体電解素子は、卑
金属基材を銅、ニッケルまたはステンレスとしたもので
ある。
【0015】請求項8の発明に係る固体電解素子は、固
体電解質層を水素イオン導電性固体高分子電解質で形成
したものである。
【0016】請求項9の発明に係る固体電解素子は、固
体電解質層を水酸イオン導電性固体高分子電解質で形成
したものである。
【0017】請求項10の発明に係る固体電解素子は、
固体電解質層を水素イオン導電性セラミックスで形成し
たものである。
【0018】請求項11の発明に係る固体電解素子は、
固体電解質層を酸素イオン導電性セラミックスで形成し
たものである。
【0019】請求項12の発明に係る固体電解素子は、
第2の多孔質基材として多孔性卑金属基材の表面に炭素
被膜を形成したものである。
【0020】請求項13の発明に係る固体電解素子は、
第2の多孔質基材を炭素繊維の不織布としたものであ
る。
【0021】請求項14の発明に係る固体電解素子は、
第2の多孔質基材の最外層に白金族の貴金属層を形成し
たものである。
【0022】請求項15の発明に係る固体電解素子は、
貴金属層を単原子層または数百原子層で形成したもので
ある。
【0023】請求項16の発明に係る固体電解素子は、
第1の担体の導電性金属酸化物をフェライト、チタンの
酸化物及び錫の酸化物の少なくとも一つを含むものと
し、第1の触媒を白金、イリジウム、パラジウムまたは
それらの酸化物としたものである。
【0024】請求項17の発明に係る固体電解素子は、
フェライトをMg−フェライト、Zn−フェライト、M
n−フェライト、Co−フェライト、Ni−フェライ
ト、または溶融マグネタイトとしたものである。
【0025】請求項18の発明に係る固体電解素子は、
第2の触媒を白金、ルテニウム、イリジウム、パラジウ
ムまたはそれらの酸化物としたものである。
【0026】請求項19の発明に係る固体電解素子は、
第1の触媒を形成する白金族金属を粒径または厚みが1
ミクロン以下の超微細粒子としたものである。
【0027】請求項20の発明に係る固体電解素子は、
第1の触媒層及び第2の触媒層として白金担持カーボン
のカーボンを燃焼して除去し、得られた白金を導電性金
属酸化物の粒子表面に点在させるように形成したもので
ある。
【0028】請求項21の発明に係る固体電解素子は、
第1の触媒層及び第2の触媒層として無電解鍍金の過程
で無電解鍍金液中に析出した白金を導電性金属酸化物の
粒子表面に点在させるように形成したものである。
【0029】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は実施の形態1の発明の断面図、図
2は固体電解質を示す説明図である。図1において、1
0は図2に示す固体電解質を使用した固体電解質層で、
例えば水素イオン導電性の固体電解質として、デュポン
(Du Pont)社製のナフィオン(NAFION:
登録商標)−117を使用する。11は固体電解質層1
0の面に形成した触媒層で、例えば水素イオン導電性の
固体電解質を含んだ溶液に担持触媒12を混合して塗布
したものである。なお、担持触媒12は担体としてフェ
ライト(Fe23)、チタンの酸化物と錫の酸化物との
共合体(TiO2/SnO2)等の導電性金属酸化物の表
面に、触媒として白金、イリジウム、パラジウム等の白
金族金属を担持したものである。フェライト(Fe
23)の材料名(電気抵抗率Ω−cm)としては、Mg
−フェライト(0.3Ω−cm)、Zn−フェライト
(0.02Ω−cm)、Mn−フェライト(0.02Ω
−cm)、Co−フェライト(0.015Ω−cm)、
Ni−フェライト(0.02Ω−cm)、溶融マグネタ
イト(0.11Ω−cm)のうち、いずれか1つのも
の、または複数のものを使用する。
【0030】13は固体電解質層10の触媒層11の反
対側の面に形成した触媒層で、例えば水素イオン導電性
固体電解質を含んだ溶液に担持触媒14を混合して塗布
したものである。なお、担持触媒14は担体としてのカ
ーボンブラック等の炭素粉末と、触媒としての白金、ル
テニウム、イリジウム、パラジウム等の白金族金属また
は白金族金属の金属酸化物の例えば酸化イリジウム等と
で形成している。15はチタンを使用した多孔質基材
で、チタン繊維の織布もしくは不織布、金属多孔板、メ
ッシュされたものあるいはエキスパンドメタルを使用す
る。16は多孔質基材15の表面に形成した白金等の白
金族金属または白金族金属の金属酸化物の例えば酸化イ
リジウム等の金属層である。なお、金属層16を介して
触媒層11と多孔質基材15とを接合し、触媒層11と
多孔質基材15と金属層16とで酸素を発生する側の陽
極17を構成している。18は導電性の多孔質基材で、
金属繊維の織布もしくは不織布、金属粉末焼結体、カー
ボン繊維、金属多孔板、エキスパンドメタル等を使用す
る。19は炭素皮膜で、多孔質基材18に金属を使用す
るときに被覆する。なお、炭素皮膜19を介して触媒層
13と多孔質基材18とを接合し、触媒層13と多孔質
基材18と炭素皮膜19とで陰極20を構成している。
また、陰極20は炭素繊維のみで構成してもよい。21
は陽極17と陰極20との間に接続される直流電源であ
る。
【0031】次に動作について説明する。図1におい
て、両極17,20間に直流電源21により直流電圧を
印加すると、陽極17側では水が電気分解されて式
(3)の反応により、陽極17側の除湿空間の湿度が低
下する。 2H2O → O2+4H++4e- ・・・(3) このときに発生する陽イオンの水素イオン(H+)は、
固体電解質層10を通る。また、電子(e-)は直流電
源21を接続した外部回路を通って陰極20に達する。
そして、式(4)の反応により陰極20側の酸素を消費
して水を発生する。 O2+4H++4e- → 2H2O ・・・(4) さらに、水素イオン(H+)とともに1〜3分子の複数
の水分子が陽極17から陰極20へ移動する。したがっ
て、陰極20では式(4)の反応により生成する水とと
もに、さらに余分の水が陽極17から移動して陽極17
側の除湿空間の湿度が低下する。
【0032】実施の形態2.図3は実施の形態2の発明
の断面図である。図3において、10〜19は実施の形
態1のものと同様のものである。22は炭素皮膜19の
表面に形成した貴金属層で、白金、ルテニウム等の白金
族金属または白金族金属の金属酸化物による薄膜層であ
る。貴金属層22は電解反応電圧を低減させるために
は、概ね貴金属の単原子層から数百原子層を形成すれば
よい。貴金属層22は例えば、カーボンブラックなどの
炭素微粉体の表面に貴金属を担持したものを塗布して形
成してもよい。なお、金属製の多孔質基材18と炭素皮
膜19と貴金属層22とで陰極23を構成している。ま
た、陰極23は多孔質基材18を炭素とした炭素基材の
表面に貴金属層22を形成したものでもよい。
【0033】次に動作について説明する。図3におい
て、両極17,23間に直流電源21により直流電圧を
印加したとき、実施の形態1のものと同様に陽極17側
では式(3)の電解反応が起こる。そして、陰極23側
では式(4)の電解反応が起こる。さらに、水素イオン
(H+)とともに平均3分子程度の水が陽極17から陰
極23へ移動するのも実施の形態1のものと同様であ
る。また、炭素皮膜19の表面に形成した貴金属層22
は陰極過電圧を低減し、電解反応に必要な電圧を低減す
る。
【0034】実施の形態3.図4は実施の形態3の発明
の断面図である。図4において、10〜20は実施の形
態1のものと同様である。24は陽極17と複数個所で
電気的に接続した給電体で、チタン、またはフェライト
等の導電部材25と、導電部材25の表面に形成した白
金族金属または白金族金属の金属酸化物の例えば酸化イ
リジウム等の金属層26とで構成している。27は陰極
20と複数個所で電気的に接続した給電体で、銅、ニッ
ケルまたはステンレス等の卑金属の導電部材28と、導
電部材28の表面に形成したカーボンブラック等の炭素
粉末を導電性フィラーとして用いた塗料による塗膜から
なる炭素皮膜29とで構成している。30は両給電体2
4,27間に接続した直流電源である。
【0035】次に動作について説明する。図4におい
て、両給電体24,27間に直流電源30から電力を供
給すると、給電体24,27から各極17,20の各部
分の電流密度が均一化されるように流れる。そして、実
施の形態1及び実施の形態2と同様に陽極17側では水
が電気分解されて酸素の発生反応が起こり、陰極20側
で酸素の電解還元反応が起こるとともに、陰極20側で
水が発生する。なお、上記発明は実施の形態1の発明に
給電体24,27を付加したものについて説明したが、
実施の形態2に適用しても同様の効果が期待できる。
【0036】実施の形態4.図5は実施の形態4の発明
の断面図である。図5において、11〜20は実施の形
態1のものと同様のものである。31は水酸イオン導電
性固体電解質の固体電解質層で、アニオン交換性重合体
電解質でふっ素樹脂系のアミノ基がついたものである。
【0037】次に動作について説明する。両極17,2
0間に直流電源21から直流電力を供給すると、陰極2
0側で式(5)の反応が起こり水酸イオン(OH-)が
陰極20側から陽極17側へ移動する。そして、陽極1
7側では式(6)の反応が起こって水が発生する。 H2O+1/2・O2+2e- → 2OH- ・・・(5) 2OH- → H2O+1/2・O2+2e- ・・・(6)
【0038】なお、上記発明は実施の形態1の発明の固
体電解質層10を水酸イオン導電性固体電解質に置き換
えたものについて説明したが、実施の形態2及び3につ
いて適用しても同様の効果が期待できる。
【0039】実施の形態5.図6は実施の形態5の発明
の断面図である。図6において、11〜20は実施の形
態1のものと同様のものである。32は水素イオン導電
性セラミックスの固体電解質層で、β−アルミナ置換体
またはペロブスカイト型酸化物で形成している。
【0040】上記構成において、β−アルミナ置換体は
Na+がH3+やNH4 +で置換されると、プロトン伝導
性を示すようになる。また、ペロブスカイト酸化物は、
水蒸気(または水)がなければP型半導体であるが、5
00℃以上の雰囲気において、H2Oに接すると陽極1
7側では式(7)の反応を起こす。なお、h+は正孔で
ある。 H2O+2h+ → 2H++1/2・O2 ・・・(7) このように、正孔が消費されると同時にH+が結晶中に
取り込まれる。そして、陰極20側では式(8)の反応
により、酸素を取り込んで水蒸気を発生する。 2H++1/2・O2 → H2O+2h+ ・・・(8)
【0041】なお、上記発明は実施の形態1の発明の固
体電解質10を水素イオン導電性セラミックスに置き換
えたものについて説明したが、実施の形態2及び3に適
用しても同様に効果が期待できる。
【0042】実施の形態6.図7は実施の形態6の発明
の断面図である。図7において、11〜20は実施の形
態1のものと同様のものである。33は酸素イオン導電
性セラミックスの固体電解質層で、Zr1-xCax2-x
やCe1-xGdx2-x2は良好なO2-を示す。両極17,
20間に直流電源21から直流電力を供給すると、図8
に示すように陰極20側では式(9)の反応により水が
電気分解されて水素(H2)が生成される。そして、陽
極17側では式(10)の反応により酸素(O2)が発
生する。 2H2O+4e- → 2H2+2O-- ・・・(9) 2O-- → O2+4e- ・・・(10)
【0043】なお、上記発明は実施の形態1の発明の固
体電解質層10を酸素イオン導電性セラミックスに置き
換えたものについて説明したが、実施の形態2及び3に
適用しても同様の効果が期待できる。
【0044】実施の形態7.図9は実施の形態7の発明
の断面図である。図9において、14〜16,18,1
9は実施の形態1のものと同様のものである。34は図
2に示す固体電解質を使用した固体電解質層で、例えば
水素イオン導電性の固体電解質として、デュポン(Du
Pont)社製のナフィオン(NAFION:登録商
標)−117を使用する。35は固体電解質層34の面
に形成した触媒層で、例えば水素イオン導電性の固体電
解質を含んだ溶液に触媒36を混合して塗布したもので
ある。なお、触媒36は担体としてフェライト(Fe2
3)、チタンの酸化物と錫の酸化物との共合体(Ti
2/SnO2)等の導電性金属酸化物で、触媒として1
ミクロン以下の超微細粒子の白金、イリジウム、パラジ
ウム等の白金族金属を囲い込んだものである。フェライ
ト(Fe23)の材料名(電気抵抗率Ω−cm)として
は、Mg−フェライト(0.3Ω−cm)、Zn−フェ
ライト(0.02Ω−cm)、Mn−フェライト(0.
02Ω−cm)、Co−フェライト(0.015Ω−c
m)、Ni−フェライト(0.02Ω−cm)、溶融マ
グネタイト(0.11Ω−cm)のうち、いずれか1つ
のもの、または複数のものを使用する。
【0045】37は固体電解質層34の触媒層35の反
対側の面に形成した触媒層で、例えば水素イオン導電性
固体電解質を含んだ溶液に担持触媒14を混合して塗布
したものである。なお、金属層16を介して触媒層35
と多孔質基材15とを接合し、触媒層35と多孔質基材
15と金属層16とで酸素を発生する側の陽極38を構
成している。また、炭素被膜19を介して触媒層37と
多孔質基材18とを接合し、触媒層37と多孔質基材1
8と炭素被膜19とで陰極39を構成している。なお、
陰極39は炭素繊維のみで構成してもよい。40は両極
38,39間に接続した直流電源である。
【0046】次に動作について説明する。図9におい
て、両極38,39間に直流電源40により直流電圧を
印加すると、陽極38側では水が電気分解されて式(1
1の反応により、陽極38側の除湿空間の湿度が低下す
る。 2H2O → O2+4H++4e- ・・・(11) このときに発生する陽イオンの水素イオン(H+)は、
固体電解質層34を通る。また、電子(e-)は直流電
源40を接続した外部回路を通って陰極39に達する。
そして、式(12)の反応により陰極39側の酸素を消
費して水を発生する。 O2+4H++4e- → 2H2O ・・・(12) さらに、水素イオン(H+)とともに1〜3分子の複数
の水分子が陽極38から陰極39へ移動する。したがっ
て、陰極39では式(12)の反応により生成する水と
ともに、さらに余分の水が陽極38から移動して陽極3
8側の除湿空間の湿度が低下する。
【0047】式(11),(12)に示した各極38,
39での電解反応は、各極38,39に形成した白金族
金属の触媒作用と多孔質基材15,18からの電流供給
によるものである。そして、白金族金属の触媒作用は、
その比表面積が大きいほど触媒作用が大きくなるので、
白金族金属の使用量を低減することができる。
【0048】一般に、1cm3の粉体粒子の総表面積、
即ち比表面積Swは粒子径をdとしたとき、式(13)
のとおりである。ここに、Kは形態係数、ρは粉体の真
比重、nは粒子径dの粒子数である。また、粒子が球ま
たは正立方体に近いときは、K=9として平均粒子径d
pが式(14)となるので、比表面積Swは式(15)
のとおり平均粒子径dpに反比例して大きくなる。
【0049】
【数1】
【0050】一般に使用されている白金触媒は、カーボ
ン等の微粉体の表面に原子レベルの白金を結合した担持
体である。そこで、白金担持カーボンのカーボンを燃焼
させて除去すると、残渣として原子レベルの白金粉体を
得ることができる。得られた原子レベルの白金粉体を揮
発性のイソプロピルアルコール等の溶剤に懸濁させて、
導電性金属酸化物の粒子表面に白金粒子を点在させるよ
うに触媒層35,37を形成する。
【0051】実施の形態8.原子レベルの白金粉体は、
無電解鍍金の過程で無電解鍍金液中に析出したものを回
収することにより得ることができる。そして、得られた
原子レベルの白金粉体を揮発性のイソプロピルアルコー
ル等の溶剤に懸濁させて、導電性金属酸化物の粒子表面
に白金粒子を点在させるように触媒層35,37を形成
する。
【0052】実施の形態9.原子レベルの白金粉体は、
金属または金属酸化物の表面に析出した白金を超音波の
照射等により分離する。そして、回収した原子レベルの
白金粉体を揮発性のイソプロピルアルコール等の溶剤に
懸濁させて、導電性金属酸化物の粒子表面に白金粒子を
点在させるように触媒層35,37を形成する。
【0053】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、陽極を導電性
金属酸化物の第1の担体と白金族金属の第1の触媒とで
形成した第1の担持触媒による第1の触媒層と、白金族
金属または白金族の金属酸化物の金属層を介して第1の
触媒層に接合したチタンの第1の多孔質基材とで構成し
たので、両極間に通電したときに酸素が発生しても反応
を起こすことがないため、不働態化を防止することがで
きる。また、陰極を炭素粉体の第2の担体と白金属の第
2の触媒とで形成した第2の触媒層と、第2の触媒層に
接合した導電性の第2の多孔質基材とで構成したので、
局部電池が形成されるのを防止するため、第2の多孔質
基材がイオン化して溶出するのを防止できる。
【0054】請求項2の発明によれば、陽極を導電性金
属酸化物と白金族金属とで形成した第1の触媒による第
1の触媒層と、白金族金属または白金族の金属酸化物の
金属層を介して第1の触媒層に接合したチタンの第1の
多孔質基材とで構成したので、両極間に通電したときに
酸素が発生しても反応を起こすことがないため、不働態
化を防止することができる。
【0055】請求項3の発明によれば、各給電体を各極
とそれぞれ複数個所で接続したので、固体電解質層内の
電流分布が均一化されて、各極の表面全体で効率よく反
応が起こるため、能力の向上を図ることができる。
【0056】請求項4の発明によれば、第1の給電体は
導電部材の表面に白金族金属または白金族金属の金属酸
化物の金属層を形成したので、導電部材の腐食を防止
し、不働態化を防止することをできる。
【0057】請求項5の発明によれば、金属層を白金ま
たは酸化イリジウムで形成したので、不働態化を防止で
きる。
【0058】請求項6の発明によれば、陰極側の第2の
給電体の卑金属基材の表面に炭素被膜を形成したので、
局部電池が形成されることなく、イオン化による溶出を
防止して不働態化を防止することができる。
【0059】請求項7の発明によれば、第2の給電体の
卑金属基材を銅、ニッケルまたはステンレスとしたの
で、加工を容易に行うことができる。
【0060】請求項8の発明によれば、固体電解質層を
水素イオン導電性固体高分子電解質で形成したので、陽
極側で湿度が低下し、陰極側で酸素を消費して水を発生
する。
【0061】請求項9の発明によれば、固体電解質層を
水酸イオン導電性固体高分子電解質で形成したので、陽
極側で水と酸素とが発生し、陰極側で水が電気分解され
て水酸イオンが陽極側へ移動するので、陰極側で湿度と
酸素とを低減させることができる。
【0062】請求項10の発明によれば、固体電解質層
を水素イオン導電性セラミックスで形成したので、高温
領域において水蒸気及び酸素の濃度制御を行うことがで
きる。
【0063】請求項11の発明によれば、固体電解質層
を酸素イオン導電性セラミックスで形成したので、陰極
側では水が電気分解されて水素が発生し、陽極側では酸
素が発生する。これによって、高温領域において水素と
酸素とを分離回収することができる。
【0064】請求項12の発明によれば、第2の多孔質
基材としての多孔性卑金属基材の表面に炭素被膜を形成
したので、局部電池が形成されるのを防止するため、イ
オン化して溶出するのを防止することができる。
【0065】請求項13の発明によれば、第2の多孔質
基材を炭素繊維の不織布としたので、局部電池が形成さ
れるのを防止することができる。
【0066】請求項14の発明によれば、第2の多孔質
基材の最外層に白金族の貴金属層を形成したので、電解
反応に必要な電圧を低減できる。
【0067】請求項15の発明によれば、貴金属層を単
原子層または数百原子層としたので、厚さの増大率を抑
制することができる。
【0068】請求項16の発明によれば、第1の担体の
導電性金属酸化物をフェライト、チタンの酸化物及び錫
の酸化物の少なくとも一つを含むものとし、第1の触媒
を白金、イリジウム、パラジウムまたはそれらの酸化物
としたので、酸素発生の環境でも酸化されることなく不
働態化を防止することができる。
【0069】請求項17の発明によれば、フェライトと
してMg−フェライト、Zn−フェライト、Mn−フェ
ライト、Co−フェライト、Ni−フェライトまたは溶
融マグネタイトとしたので、導電性を維持し電解効率の
低下を防止することができる。
【0070】請求項18の発明によれば、第2の触媒を
白金、ルテニウム、イリジウム、パラジウムまたはそれ
らの酸化物としたので、電解反応に必要な電圧を低減す
ることができる。
【0071】請求項19の発明によれば、第1の触媒を
形成する白金族金属を粒径または厚みが1ミクロン以下
の微細粒子にしたので、白金族金属の粒子の比表面積が
大きくなるため、使用量の低減を図ることができる。
【0072】請求項20の発明によれば、白金担持カー
ボンのカーボンを燃焼して除去し、得られた白金を導電
性金属酸化物の粒子間に囲い込んで第1の触媒層及び第
2の触媒層を形成したので、白金族金属の粒子の比表面
積が大きくなるため、使用量の低減を図ることができ
る。
【0073】請求項21の発明によれば、無電解鍍金の
過程で無電解鍍金液中に析出した白金を導電性金属酸化
物の粒子間に囲い込んで第1の触媒層及び第2の触媒層
を形成したので、白金族金属の粒子の比表面積が大きく
なるため、使用量の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の発明の断面図である。
【図2】 固体電解質を示す説明図である。
【図3】 実施の形態2の発明の断面図である。
【図4】 実施の形態3の発明の断面図である。
【図5】 実施の形態4の発明の断面図である。
【図6】 実施の形態5の発明の断面図である。
【図7】 実施の形態6の発明の断面図である。
【図8】 実施の形態6の電解反応を示す説明図であ
る。
【図9】 実施の形態7の発明の断面図である。
【図10】 従来の固体電解素子の断面図である。
【図11】 図10の固体電解素子の局部電池の形成を
示す説明図である。
【符号の説明】
10,31,32,33,34 固体電解質層、11,
13,35,37 触媒層、12,14 担持触媒、1
5,18 多孔質基材、16,26 金属層、17 陽
極、19,29 炭素被膜、20,23 陰極、21,
30,40 直流電源、22 貴金属層、24,27
給電体、25,28 導電部材、26 金属層、36
触媒。

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体電解質層を陽極と陰極とで挟持し、
    上記両極間に直流を印加し、上記陽極側で電解反応によ
    り酸素を発生し、上記陰極側で還元反応をする固体電解
    素子において、上記陽極は導電性金属酸化物の第1の担
    体と白金族金属の第1の触媒とで形成した第1の担持触
    媒により、上記固体電解質層の一面に形成した第1の触
    媒層と、表面に形成した白金族金属または白金族の金属
    酸化物の金属層を介して上記第1の触媒層に接合したチ
    タンの第1の多孔質基材とで構成し、上記陰極は炭素粉
    体の第2の担体と白金族金属の第2の触媒とで形成した
    第2の担持触媒により上記固体電解質層の他面に形成し
    た第2の触媒層と、上記第2の触媒層に接合した第2の
    導電性多孔質基材とで構成したことを特徴とする固体電
    解素子。
  2. 【請求項2】 固体電解質層を陽極と陰極とで挟持し、
    上記両極間に直流を印加し、上記陽極側で電解反応によ
    り酸素を発生し、上記陰極側で還元反応をする固体電解
    素子において、上記陽極は導電性金属酸化物と白金族金
    属とで形成した第1の触媒により、上記固体電解質層の
    一面に形成した第1の触媒層と、表面に形成した白金族
    金属または白金族の金属酸化物の金属層を介して上記第
    1の触媒層に接合したチタンの第1の多孔質基材とで構
    成し、上記陰極は炭素粉体の第2の担体と白金族金属の
    第2の触媒とで形成した第2の担持触媒により上記固体
    電解質層の他面に形成した第2の触媒層と、上記第2の
    触媒層に接合した第2の導電性多孔質基材とで構成した
    ことを特徴とする固体電解素子。
  3. 【請求項3】 固体電解質層を陽極と陰極とで挟持し、
    上記両極間に直流を印加し、上記陽極側で電解反応によ
    り酸素を発生し、上記陰極側で還元反応をする固体電解
    素子において、上記陽極は導電性金属酸化物の第1の担
    体と白金族金属の第1の触媒とで形成した第1の担持触
    媒により、上記固体電解質層の一面に形成した第1の触
    媒層と、表面に形成した白金族金属または白金族の金属
    酸化物の金属層を介して上記第1の触媒層に接合したチ
    タンの第1の多孔質基材とで構成し、上記陽極と複数個
    所で電気的に接続した第1の給電体に上記直流の正電圧
    を印加するようにし、上記陰極は炭素粉体の第2の担体
    と白金族金属の第2の触媒とで形成した第2の担持触媒
    により上記固体電解質層の他面に形成した第2の触媒層
    と、上記第2の触媒層に接合した第2の導電性多孔質基
    材とで構成し、上記陰極と複数個所で電気的に接続した
    第2の給電体に上記直流の負電圧を印加するようにした
    ことを特徴とする固体電解素子。
  4. 【請求項4】 第1の給電体は導電部材の表面に白金族
    金属または白金族金属の金属酸化物の金属層を形成した
    ことを特徴とする請求項3に記載の固体電解素子。
  5. 【請求項5】 金属層は白金または酸化イリジウムであ
    ることを特徴とする請求項4に記載の固体電解素子。
  6. 【請求項6】 第2の給電体は卑金属基材の表面に炭素
    被膜を形成したものであることを特徴とする請求項3か
    ら請求項5のいずれかに記載の固体電解素子。
  7. 【請求項7】 卑金属基材は銅、ニッケルまたはステン
    レスであることを特徴とする請求項6に記載の固体電解
    素子。
  8. 【請求項8】 固体電解質層は水素イオン導電性固体高
    分子電解質で形成したものであることを特徴とする請求
    項1から請求項7のいずれかに記載の固体電解素子。
  9. 【請求項9】 固体電解質層は水酸イオン導電性固体高
    分子電解質で形成したものであることを特徴とする請求
    項1から請求項7のいずれかに記載の固体電解素子。
  10. 【請求項10】 固体電解質層は水素イオン導電性セラ
    ミックスで形成したものであることを特徴とする請求項
    1から請求項7のいずれかに記載の固体電解素子。
  11. 【請求項11】 固体電解質層は酸素イオン導電性セラ
    ミックスで形成したものであることを特徴とする請求項
    1から請求項7のいずれかに記載の固体電解素子。
  12. 【請求項12】 第2の多孔質基材は多孔性卑金属基材
    の表面に炭素被膜を形成したものであることを特徴とす
    る請求項1から請求項11のいずれかに記載の固体電解
    素子。
  13. 【請求項13】 第2の多孔質基材は炭素繊維の不織布
    であることを特徴とする請求項1から請求項11のいず
    れかに記載の固体電解素子。
  14. 【請求項14】 第2の多孔質基材の最外層に白金族の
    貴金属層を形成したことを特徴とする請求項12または
    請求項13に記載の固体電解素子。
  15. 【請求項15】 貴金属層は単原子層または数百原子層
    であることを特徴とする請求項14に記載の固体電解素
    子。
  16. 【請求項16】 第1の触媒を形成する導電性金属酸化
    物はフェライト、チタンの酸化物及び錫の酸化物の少な
    くとも一つを含むものであり、第1の触媒は白金、イリ
    ジウム、パラジウムまたはそれらの酸化物であることを
    特徴とする請求項1から請求項15のいずれかに記載の
    固体電解素子。
  17. 【請求項17】 フェライトはMg−フェライト、Zn
    −フェライト、Mn−フェライト、Co−フェライト、
    Ni−フェライト、または溶融マグネタイトであること
    を特徴とする請求項16に記載の固体電解素子。
  18. 【請求項18】 第2の触媒は白金、ルテニウム、イリ
    ジウム、パラジウムまたはそれらの酸化物であることを
    特徴とする請求項1から請求項17のいずれかに記載の
    固体電解素子。
  19. 【請求項19】 第1の触媒を形成する白金族金属は粒
    径または厚みが1ミクロン以下の超微細粒子であること
    を特徴とする請求項1から請求項18のいずれかに記載
    の固体電解素子。
  20. 【請求項20】 第1の触媒層及び第2の触媒層は白金
    担持カーボンのカーボンを燃焼して除去し、得られた白
    金を導電性金属酸化物の粒子表面に点在させるように形
    成したものであることを特徴とする請求項1から請求項
    19のいずれかに記載の固体電解素子。
  21. 【請求項21】 第1の触媒層及び第2の触媒層は無電
    解鍍金の過程で無電解鍍金液中に析出した白金を導電性
    金属酸化物の粒子表面に点在させるように形成したもの
    であることを特徴とする請求項1から請求項19のいず
    れかに記載の固体電解素子。
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