JP3195786U - 捕獲動物拘束装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】捕獲した猪、鹿、害獣と指定された野猿など、捕獲動物の動きを制止して素早く止め刺し処理することを容易にすると共に、生態調査などの目的で野生動物を捕獲する場合、個体を毀損せず、健全な状態で捕獲することを容易にする動物捕獲檻用の捕獲動物拘束装置を提供する。【解決手段】捕獲動物拘束装置は、化学繊維・天然繊維、金属製ワイヤロープ、金属製ワイヤメッシュ又はそれらの組み合わせからなる網と、網を固定する可動枠7と、それを引き上げる、引き上げ機構と可動枠を檻の上部天井柵近辺に係止するストッパーロッド8とそれらを支えるブリッジ機構9から構成され、捕獲動物は檻の上部、天井柵4近辺から落下した可動枠の重量と、枠に張られた網により容易に拘束できる。【選択図】図1

Description

本考案は捕獲した猪、鹿、害獣と指定された野猿など、捕獲動物の動きを制止して素早く止め刺し処理することを容易にすると共に、生態調査などの目的で野生動物を捕獲する場合、個体を毀損せず、健全な状態で捕獲することを容易にする動物捕獲檻用の捕獲動物拘束装置に関する。
従来から、害獣を捕獲するために、実用新案登録第3165054号は金属製の底面を引き上げ、猪や鹿等の害獣の脚を拘束して持ち上げ、天井面と底面、或いは側面と底面で挟み付けて動きを制約させている。実用新案登録第3190081号では網目状の底柵をチェーンブロックなどの引き上げ機で吊り上げることにより編み目の中に四肢を拘束して動きを制している。しかし何れの場合も野猿が檻に入った場合の捕捉方法としては有効な捕捉手段では無い。また野生動物の生態調査をするために麻酔銃を使用して捕獲することが行われている。
実用新案登録第3165054号 実用新案登録第3190081号
実用新案登録第3165054号では、檻の底面は金属製の金網で製作されているため持ち上げる際に動物が暴れることで四肢並びに腹部に傷をつける事が考えられ、肉質低下の要因になる。実用新案登録第3190081号では捕獲動物を毀損すること無く拘束できるが、暴れ回る大型動物を吊り上げるために相当の労力を必要とする。また、野猿が檻に入ったときは迅速に捕捉することが難しい。野生動物の生態調査のために、麻酔銃を使用して捕獲する場合には麻酔銃により動物を毀損する可能性があるので、好ましい手段ではない。
本考案は動物捕獲用の檻に設置し、捕獲した動物の動きを拘束する捕獲動物拘束装置において、
化学繊維、天然繊維、金属製ワイヤロープ又は金属製ワイヤメッシュ等からなる、可動枠を備え、前記檻の内部の底面に載置された後、引き上げ機構により天井柵近辺まで引き上げ、天井柵近辺の所定位置に係止させるストッパーロッドを有し、それらを支持するブリッジ機構を備えることを特徴とする捕獲動物拘束装置を用いることによって課題を解決できる。
本考案の捕獲動物拘束装置を用いることにより、捕獲動物は檻の天井部から落下した可動枠と、その網に覆い被されて拘束されるため、十分な拘束性を保ちながらも捕獲動物を傷つけることがない。また、拘束性が十分に確保されていることから、槍などの道具で急所を的確に刺すことができる。野生動物の生態調査などのために、健全な状態で生け捕りにし、生体を計測する、或いは、発振器などの標識を取り付けることがある。本考案の装置を用いることにより、そのような目的にも有効な手段を提供できる。
捕獲動物拘束装置を備えた檻を現場に設置した状態を示す図である。 檻に捕獲動物(例として猪)が入り、入り口柵が閉じられた状態を示す図である。 捕獲動物拘束装置の可動枠が落下して捕獲動物の動作が拘束された状態を示す図である。 可動枠の形状を示す図である。
本考案の捕獲動物拘束装置は、従来型の一般的な捕獲檻では迅速且つ的確な止め刺し処理及び迅速な捕捉が困難であった事と、更に生態調査などで個体を毀損することなく捕獲する事に鑑み考案されたもので、新製の檻は勿論のこと既設の檻にも簡単に設置出来る事を特徴としている。
図1は捕獲動物拘束装置を備えた檻を現場に設置した状態を示す図である。
檻は、側柵1、2、3、天井柵4、入り口柵5、底柵6の各柵を互いに接続し、直方体に組み立てられる。また、入り口柵5は、上下に可動するように構成され、獣を捕獲するために檻を仕掛けるときは上に持ち上げられた状態で係止され、獣が檻の中に入ると前記係止が解除されることにより落下し、獣を檻の中に閉じ込める。
側柵1、2、3、天井柵4、入り口柵5、底柵6の各柵は、檻の強度を考慮して厚さ3〜5ミリメートル、幅が30〜50ミリメートルのL型鋼を用いて、高さ1000ミリメートル、幅1000〜2000ミリメートル程度の枠組みを作り、該枠組みの開口部を直径10ミリメートルほどの丸棒鋼で、対象獣(猪、鹿)に合わせて80〜100ミリメートル程度の間隔で溶接して製作する。また丸棒鋼の代わりに鉄棒を溶接して製作された既製の金網を使用することもできる。各柵の枠組みには隣接する枠と結合するための取り付け穴が明けられている。
本実施形態の捕獲動物拘束装置は、網11と、可動枠7と、ストッパーロッド8と、ブリッジ機構9とを備える。
網11は化学繊維、天然繊維、金属製ワイヤロープ又は金属製ワイヤメッシュ等、それらの組み合わせからなり、必要な強度を有する。
可動枠7は、檻の内部の底面に載置され、網11の周囲を固定する。ここで檻の内部の底面とは、本実施形態では、檻の底柵6の上面をいい、底柵6を設けない檻においては、地面に直接載置させることを意図する。可動枠7の大きさは、檻の底面より若干小さめとされ、全域を網11で覆うとともに、可動枠7が上昇されるときは、側柵1、2、3及び入口柵5に接触しない程度の隙間を有する。可動枠7は檻の底面に載置された後、天井柵4近辺まで引き上げられてストッパーロッド8により係止される。
引き上げ機構は、可動枠7に取り付けられた吊り上げ金具兼ストッパー10と、引き上げ機構を取り付けるためのブリッジ機構9とを備える。大人が2人以上居れば引き上げ機構を使用しなくとも人力で持ち上げることは可能である。
ブリッジ機構9は、2本のブリッジ支柱と、ブリッジ支柱の上端に架け渡されるブリッジバーとで構成される門型をなす。ブリッジ支柱の下端は、天井柵4の枠組みの長手方向の略中央に立設される。また、ブリッジバーの略中央にストッパーロッド8が取り付けられる、巻き上げ機を使用する場合はこの部分に巻き上げ機のフックを掛けて使用する。
可動枠は大人2人で充分に持ち上げられる重量であるが、一人で作業する場合は巻き上げ機を使用すれば良い。なお、巻き上げ機は小型のチェーンブロック、あるいは簡易巻き上げ機等が採用できる。引き上げられた可動枠7はストッパーロッド8により檻の天井柵4の近辺に係止される。
次に、本実施形態の捕獲動物拘束装置の使用方法を説明する。
先ず、図1に示すように、檻に本実施形態の捕獲動物拘束装置を設置し、入り口柵の扉を上昇させた状態で、檻の内部に餌等を置き、檻を仕掛ける。
次に、図2に示すように、捕獲動物が檻に入り、入り口柵5の扉が閉まることにより、捕獲動物が捕獲される。このとき、可動枠7は檻の上部(天井柵4)の近辺に係止されており、捕獲動物は、檻の底面上に立った状態となる。
次に図3に捕獲動物が本考案の拘束装置により拘束された状態を示す。
第2図に示すように捕獲動物が檻に入り、入口柵の扉が閉じている事を確認して、可動枠7を係止しているストッパーロッド8の留め金を引き外すと可動枠7は自重で落下し、可動枠7に張られた網11の部分が獲物に覆い被さり、獲物の動きを制止し拘束する。
図4は可動枠7の概略図である。
近年、害獣による農産物被害が急増し農家を悩ませ、自治体もその対策に乗り出している。害獣(猪、鹿、)などの肉も貴重な資源として活用しようとの動きが活発化してきていが、銃により仕留められた獣肉は被弾時に内蔵液に侵入していた細菌などが肉に混入するなどの理由で敬遠され、檻での捕獲物が推奨されている。その為に必要なのが捕獲物を迅速且つ的確に刺し止め処理を行う事である。捕獲から消費者までの6次産業化を検討している自治体もあり、本考案はその分野での産業化に利用可能であると思考される。また野猿による被害も多発しており捕獲した野猿の迅速な捕捉にも有効である。
1 側柵
2 側柵
3 側柵
4 天井柵
5 入り口柵
6 底柵
7 可動枠
8 ストッパーロッド
9 ブリッジ機構
10 止め金具
11 捕獲網

Claims (5)

  1. 動物捕獲用の檻に設置し、捕獲した動物の動きを拘束する捕獲動物拘束装置において、
    前記檻の内部に載置され、檻の底面から天井柵の間を自由に上下出来る隙間を有する、L形鋼で作成された枠組みに、ロープを編んで作製されることで柔軟性を備えた網、または格子状の金網、金属製ワイヤロープなどを貼り付けて作成され、枠の中央部に吊り上げ金具兼ストッパーを取り付けた可動枠と、可動枠を天井柵近辺の所定位置まで引き上げる為の引き上げ機構と、所定位置で係止させる為のストッパーロッドを装着したブリッジ機構を備えたことを特徴とする捕獲動物拘束装置。
  2. 前記ロープが、化学繊維からなることを特徴とする請求項1に記載の捕獲動物拘束装置。
  3. 前記ロープが、天然繊維からなることを特徴とする請求項1に記載の捕獲動物拘束装置。
  4. 前記ロープが、金属製ワイヤロープからなることを特徴とする請求項1に記載の捕獲動物拘束装置。
  5. 前記ロープに代わり金属製ワイヤメッシュからなることを特徴とする請求項1に記載の捕獲動物拘束装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018121596A (ja) * 2017-02-02 2018-08-09 和歌山県 鳥獣捕獲装置
US11317619B2 (en) 2018-05-15 2022-05-03 Ecolab Usa Inc. Pest control device mounting system

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