JP3195744B2 - 棟構造 - Google Patents

棟構造

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JP3195744B2
JP3195744B2 JP25774696A JP25774696A JP3195744B2 JP 3195744 B2 JP3195744 B2 JP 3195744B2 JP 25774696 A JP25774696 A JP 25774696A JP 25774696 A JP25774696 A JP 25774696A JP 3195744 B2 JP3195744 B2 JP 3195744B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は瓦葺き屋根における
棟構造に関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人の先行技術としての特願平8
−40720号の「棟構造と葺止構造」における棟構造
は、冠瓦である丸瓦の受台が棟芯を挟んで最上部の桟瓦
の桟峠に着座する蓋板上に固定されるから、冠瓦上に負
荷される荷重が直接屋根構造で支持されず桟瓦に支持さ
れることになり、不安定な状態である上、弾性面戸の上
部と冠瓦の内面との隙間より風や雨水が吹き込み、受台
や蓋板の腐食を早めるおそれがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は瓦葺き屋根に
おいて、棟芯における両桟瓦の納まりを屋根勾配に対す
る自由度を大にして安定的なものにするとともに、弾性
面戸と冠瓦とを水密的に接合し、耐久性を向上した棟構
造を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1発明の棟構造は、
芯の左右に最上部の桟瓦を配設し、両桟瓦上の面戸ライ
ン上に弾性面戸を接着し、棟芯の上部に両弾性面戸を包
蔵して冠瓦を被蓋して成る棟構造において、最上部の
瓦の先端部が垂直な切断面を有、棟頂部に立設する棟
芯部の左右垂直面に前記切断面を当接し、前記弾性面戸
は両面接着性の軟弾性体を介して面戸ライン上に接着さ
れるとともに、その内面が軟弾性体を介して棟芯部の垂
直面に接着され、その上部外側隅部に軟弾性体を貼着
し、冠瓦をその内面で上部外側隅部の軟弾性体に圧着し
て棟芯部に固定して成る。
【0005】第2発明の棟構造は、第1発明において、
棟芯部が棟頂部に固定する水平板と、該水平板上に重畳
接合する座板と、該座板上に重畳接合する冠座とから成
る。
【0006】
【発明の実施の形態】棟頂部に立設する棟芯部は一体形
状のものや、棟頂部に固定する水平板と、該水平板上に
重畳接合する座板と、該座板上に重畳接合する冠座とか
ら成るものが選択され、このほか、座板と冠座を一体に
したものなども選択される。また、弾性面戸の軟弾性体
を介して棟芯部の垂直面に接合する内面は、桟瓦の桟峠
より上方の内面から、谷部における内面も対象とされ
る。
【0007】
【実施例】本発明を一実施例により説明すると、図2の
(a)に示すように、棟頂部に水平板1をたるき2に釘
打ちして固定し、さらに、所要個所において長寸の釘3
で棟木4に釘打ちし、次に、図2の(b)に示すよう
に、水平板1の上面に、冠瓦5の種類や桟瓦6の納まり
方によって高さが選択された座板7が釘打ちによって重
畳接合され、さらに、座板7の上面に冠座8を釘打ちに
よって重畳接合し、棟芯部9の形成を完了する。
【0008】このようにして成る棟芯部9において、図
3に示すように最上段の桟瓦6の先端部を地面に対して
垂直に切断した桟瓦6を棟芯部9の垂直面10に当接し
て隙間なく納め、桟瓦6がずれないように釘11などで
確実に固定する。なお、隙間がある場合にはシリコンな
どでシールする。次に、図1に示すように、棟芯部9の
垂直面10の桟峠より上方に両面接着性の軟弾性体12
を貼着するとともに、桟瓦6上の面戸ライン上に同様の
軟弾性体13を貼着し、それぞれの軟弾性体12、13
において、所要幅で上面を平面形状とし、下面を配列状
態の桟瓦6の露呈形状に等しい波形形状に形成し、長さ
が露呈形状の左右端間の長さで弾性体から成る面戸14
(以下、弾性面戸14とする。)の上部内面と下面を接
着し、さらに、弾性面戸14の上部外側隅部に前記と同
様の軟弾性体15を貼着し、棟芯部9の上部に被蓋する
冠瓦5を冠座8に固定して水平棟の棟仕上げを完了する
ものであるが、このとき、弾性面戸14と冠瓦5は軟弾
性体15によってその接触面が水密的にシールされるも
のである。
【0009】このようにして成る棟構造aは、棟芯部9
が屋根構造の棟頂部に一体化されたものであるから、冠
瓦5に負荷される外力は桟瓦6に伝達されず、桟瓦6の
バタツキなどの乱れもなく安定的な納まりとなり、しか
も、弾性面戸14はその内面を軟弾性体12を介して棟
芯部9の垂直面10に接着するとともに、その下面も軟
弾性体13を介して桟瓦6の上面に接着するものである
から、屋根勾配の変化に対応して納められ、その上、冠
瓦5の内面とは軟弾性体15で圧着して成るから、野地
板上面への風や雨水の吹き込みを防ぐとともに、冠瓦5
の座りを安定させるものである。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明の棟構造によれば、
構造簡易にして強度面では安定的であるとともに、各様
の屋根勾配に即応でき、しかも、風雨に対する水密性と
耐久性を向上できるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる棟構造aの縦断面図。
【図2】棟芯部9の形成状態を示す斜視図。
【図3】棟芯部9への桟瓦6の納まり状態を示す斜視
図。
【符号の説明】
1 水平板 2 たるき 3 釘 4 棟木 5 冠瓦 6 桟瓦 7 座板 8 冠座 9 棟芯部 10 垂直面 11 釘 12 軟弾性体 13 軟弾性体 14 弾性面戸 15 軟弾性体 a 棟構造

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棟芯の左右に最上部の桟瓦を配設し、両
    桟瓦上の面戸ライン上に弾性面戸を接着し、棟芯の上部
    に両弾性面戸を包蔵して冠瓦を被蓋して成る棟構造にお
    いて、最上部の桟瓦の先端部が垂直な切断面を有し、棟
    頂部に立設する棟芯部の左右垂直面に前記切断面を当接
    、前記弾性面戸は両面接着性の軟弾性体を介して面戸
    ライン上に接着されるとともに、その内面が軟弾性体を
    介して棟芯部の垂直面に接着され、その上部外側隅部に
    軟弾性体を貼着し、冠瓦をその内面で上部外側隅部の軟
    弾性体に圧着して棟芯部に固定して成る棟構造。
  2. 【請求項2】 棟芯部が棟頂部に固定する水平板と、該
    水平板上に重畳接合する座板と、該座板上に重畳接合す
    る冠座とから成る請求項1記載の棟構造。
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