JP3195741B2 - ジョイント機構 - Google Patents

ジョイント機構

Info

Publication number
JP3195741B2
JP3195741B2 JP18568596A JP18568596A JP3195741B2 JP 3195741 B2 JP3195741 B2 JP 3195741B2 JP 18568596 A JP18568596 A JP 18568596A JP 18568596 A JP18568596 A JP 18568596A JP 3195741 B2 JP3195741 B2 JP 3195741B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peripheral surface
joint mechanism
wedge
tapered
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP18568596A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1030617A (ja
Inventor
敏秋 島田
裕之 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Kogyo Co Ltd filed Critical Taiyo Kogyo Co Ltd
Priority to JP18568596A priority Critical patent/JP3195741B2/ja
Publication of JPH1030617A publication Critical patent/JPH1030617A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3195741B2 publication Critical patent/JP3195741B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)
  • Tents Or Canopies (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば偽装材の取
り付けや天幕の展張などに用いられる支柱のジョイント
機構に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般に、各種機材へ偽
装材を取り付ける際には、長さ調節機能を備えた支柱が
用いられている。こうした支柱にあっては、それを構成
する単位支柱同士の接続部分、つまりジョイント機構の
耐荷重性が特に重要である。これは、ジョイント機構が
脆弱で耐荷重性が低いと、同じ重さの偽装材を支えるの
に、当然、多くの支柱を必要とし、その結果、準備や撤
収に余分な手間が掛かるためである。
【0003】従来技術において、特に耐荷重性に優れた
ものとして、実公平7−29439号公報に開示される
ジョイント機構が挙げられる。このジョイント機構は、
外パイプ側に設けたレバーを操作することで、このレバ
ーと連動するクランプを内パイプに圧着させ、これによ
って内パイプを外パイプ対して強固に位置固定する構造
となっている。したがって、かなり大きな荷重を受けて
も、内パイプが外パイプ内に没入することはなく、安定
性が高い。また、操作性が良好であり、扱い易いといっ
た特長を有する。
【0004】ところが、上記ジョイント機構は、外パイ
プの外部にレバーやその他の部材が存在しているため、
これに起因して次のような問題がある。すなわち、偽装
材を撤去する際、その一部がレバーなどに引っ掛かった
り、絡まるなどして、スムーズに外れないことが多い。
有事にあっては、こうしたトラブルが生死に関わること
にもなり兼ねない。
【0005】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、接続対象となるものの外部に突出物を必要としな
いジョイント機構を提供することである。また、接続対
象同士を強固に位置固定できるジョイント機構を提供す
ることである。
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記の課題は、 第1の軸
体と、この第1の軸体の外径よりも大きな内径を有する
筒状の第2の軸体とを接続するためのジョイント機構で
あって、前記第1の軸体における、前記第2の軸体内に
収納される側の端部に設けられたテーパーボルト部と、
このテーパーボルト部の外周面と前記第2の軸体の内周
面との間に配置されたテーパーナット部とを具備してな
り、前記テーパーボルト部は、周方向に沿ってネジ山が
形成された略円錐状の外周面を有し、前記テーパーナッ
ト部は複数個の分割片からなると共に、これら分割片の
それぞれは、前記テーパーボルト部側に位置する分割片
本体部と、前記第2の軸体側に位置するクサビ部とから
なり、前記分割片本体部は、前記テーパーボルト部の外
周面に対応したテーパー状の内周面を有し、かつ、前記
分割片本体部の内周面には前記テーパーボルト部のネジ
山に対応したネジ溝が形成されてなると共に、前記分割
片本体部は前記クサビ部に対して周方向に回転できない
よう規制されてなり、前記第1の軸体を前記第2の軸体
に挿入し、前記第1の軸体を前記第2の軸体に対して相
対的に回転させることで、前記テーパーナット部の外周
面が前記第2の軸体の内周面に圧着し、前記第1の軸体
が前記第2の軸体に対して位置固定されるよう構成して
なることを特徴とするジョイント機構によって解決され
る。
【0008】すなわち、本発明のジョイント機構は、テ
ーパーボルト部とテーパーナット部とを第2の軸体の内
部に螺合状態で設け、テーパーナット部を構成する分割
片同士の間隔を開拡することで、テーパーボルト部が取
り付けられた第1の軸体を第2の軸体に対して位置固定
するようになっている。このため、接続対象である第2
の軸体の外部には、ジョイント機構を構成する部材を設
ける必要がない。つまり、第2の軸体の外部に突出物は
存在しないので、偽装材などの支柱を用いて展張される
ものが、引っ掛かったり、絡まったりせず、スムーズに
取り外せる。
【0009】しかも、テーパーナット部を形作る複数の
分割片それぞれを、更に分割片本体部と、クサビ部とか
ら構成したので、両者の共同作用により、クサビ効果が
発揮され、より大きな荷重に耐えられるようになる。こ
れは、第1の軸体を第2の軸体内に押し込もうとする力
が働くと、この力がクサビ部を第2の軸体の内周面に更
に強く圧着させるように作用するからである。言い換え
れば、荷重によって、クサビ部を第2の軸体の内周面に
押し付ける力が強化される。その結果、クサビ部は第2
の軸体に対して一層強固に止着され、したがってクサビ
部に当接している分割片本体部、およびこれと螺合して
いるテーパーボルト部は、荷重が大きくなっても、ある
位置からそれ以上変位できなくなる。ゆえに、接続対象
である第1および第2の軸体同士は強固に位置固定され
る。
【0010】なお、上記ジョイント機構においては、ク
サビ部の内周面に、凸部を形成し、かつ、分割片本体部
の外周面には、周方向に沿った長さが前記クサビ部の凸
部の長さとほぼ等しく、周方向と直交する方向に沿った
幅が前記クサビ部の凸部の幅よりも大きな凹部を形成
し、前記凸部と凹部との共同作用により、前記分割片本
体部が、前記クサビ部に対して周方向に回転できないよ
う規制され、かつ、周方向と直交する方向には、前記ク
サビ部の内周面に沿って変位できるような構成とするこ
とが好ましい。これによって、分割片本体部とクサビ部
との係合が確実なものとなり、クサビ部が分割片本体部
から脱落することによる動作不良が起きない。
【0011】また、分割片本体部の外周面とクサビ部の
内周面との間の摩擦係数を、前記クサビ部の外周面と第
2の軸体の内周面との間の摩擦係数よりも小さくしてな
ることが好ましい。このように、分割片本体部をクサビ
部に対して滑り易くすることで、クサビ部が第2の軸体
に対して移動してしまうのを抑止でき、クサビ効果をよ
り有効に利用できるようになる。
【0012】上記ジョイント機構においては、特に分割
片本体部のテーパー角度を、1°〜10°とし、クサビ
部のテーパー角度を、1°〜10°とすることが好まし
い。そして、分割片本体部をフッ素系樹脂で構成し、ク
サビ部をABS樹脂で構成してなることが好ましい。テ
ーパーボルト部については、分割片本体部と同様、フッ
素系樹脂で構成するのが好ましい。
【0013】また、分割片の外周面には、その周方向と
直交する方向に沿って凹条が形成されてなると共に、第
2の軸体の内周面には、その軸方向に沿って前記分割片
の凹条に対応した凸条が形成されてなり、前記凹条と凸
条との共同作用によって、前記分割片を前記第2の軸体
に対して回転できないよう規制してなることが好まし
い。このように、分割片を第2の軸体の軸方向にのみ変
位可能とすることで、分割片がテーパーボルト部と共に
回転してしまうのを防止できる。したがって、ジョイン
ト機構部分が水に濡れて、分割片の外周面と第2の軸体
の内周面との間の摩擦力が低下し、滑り易くなった状況
でも、これに影響されず、確実に機能を発揮できる。
【0014】そして、第2の軸体の内周面を粗面化して
なることが好ましい。これによっても第2の軸体の内周
面と分割片の外周面との間の摩擦力が増大し、特に分割
片が第2の軸体の軸方向へ移動するのを抑えられる。こ
れに加えて、上述したように分割片を分割片本体部とク
サビ部との二体から構成すれば、クサビ効果を一層効率
よく利用できる。
【0015】更に、テーパーボルト部の細端側に掛止部
を設け、テーパーナット部が第2の軸体内に収納された
状態では、前記掛止部の作用により前記テーパーナット
部が前記テーパーボルト部から抜け取れないようにして
なることが好ましい。こうすることで、第1の軸体を逆
方向に、すなわち第2の軸体に対する固定を解く方向に
回し過ぎた場合にも、テーパーナット部は掛止部によっ
てある位置より先への前進を阻まれ、テーパーナット部
とテーパーボルト部との噛み合いが外れるのを防止でき
る。よって、不慣れな使用者の不注意によって、使用不
能となる恐れはない。
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】 以下、本発明のジョイント機構を
図1〜図9を用いて更に詳しく説明する。なお、図1は
本発明のジョイント機構が組み込まれた支柱の短縮状態
での半断面図、図2は同支柱の伸長状態での半断面図、
図3はジョイント機構部分の斜視図、図4はジョイント
機構部分の分解状態での斜視図、図5はジョイント機構
部分の正面図、図6はクサビ部の平面図、図7〜図9は
ジョイント機構の作用を説明する断面図である。
【0018】まず、図1および図2を用いて、本発明の
ジョイント機構が組み込まれた支柱の概略構造について
説明する。図1および図2中、1は内パイプ(第1の軸
体)、2は内パイプ1の外径よりも大きな内径を有する
中パイプ(第2の軸体)、3は中パイプ2の外径よりも
大きな内径を有する外パイプ(第3の軸体)である。こ
れら内、中、外パイプ1,2,3はアルミ合金から構成
されたものである。特に、中パイプ2および外パイプ3
の内周面には、後述するテーパーナット部との摩擦力を
高めるため、粗面化処理が施されている。
【0019】内パイプ1の一端には、樹脂性のリング4
が取り付けられている。また、中パイプ2には樹脂性の
リング5が、外パイプ3には樹脂性のリング6が取り付
けられている。このうちリング5およびリング6は、そ
れぞれ内パイプ1が中パイプ2から、また、中パイプ2
が外パイプ3から抜け取れないよう規制するストッパー
としての役割を果たす。更に、リング5の内径を内パイ
プ1の外径とほぼ等しく、リング6の内径を中パイプ2
の外径とほぼ等しくしている。これにより、内パイプ1
は中パイプ2に対して、また、中パイプ2は外パイプ3
に対して、ガタつかないよう安定支持される。
【0020】なお、リング5,6や内パイプ1、中パイ
プ2の外周面には目盛りを付与しており、これによって
締め付けトルクが管理される。7は内パイプ1と中パイ
プ2とを接続する第1のジョイント機構、8は中パイプ
2と外パイプ3とを接続する第2のジョイント機構であ
る。第1のジョイント機構7は、主として、内パイプ1
に固定されたテーパーボルト部9、およびテーパーボル
ト部9と中パイプ2の内周面との間に配置されたテーパ
ーナット部10からなる。
【0021】第2のジョイント機構8についても、中パ
イプ2に固定されたテーパーボルト部11、およびテー
パーボルト部11と外パイプ3の内周面との間に配置さ
れたテーパーナット部12からなる。13は偽装材など
の取り付けに用いられる金具、14は石突き、15は底
板である。
【0022】16,17はゴム製のクッションであり、
クッション16はテーパーボルト部11に、またクッシ
ョン17は石突き14にそれぞれ取り付けられている。
上記構成の支柱は、不使用時には、図1に示す短縮状態
で格納されている。使用に際しては、まず所定長さだけ
内パイプ1を中パイプ2から引き出す。そして、中パイ
プ2を固定して、内パイプ1を順方向に、それ以上回ら
なくなるまで回転させる。これによって、内パイプ1は
中パイプ2に位置固定される。接続の第1段階が完了し
たならば、続いて中パイプ2を外パイプ3から引き出
す。そして、先と同様に外パイプ3を固定して、中パイ
プ2を順方向に、それ以上回らなくなるまで回転させ、
中パイプ2を外パイプ3に対して位置固定する。このよ
うにして、支柱を最大限に伸長させた状態は図2に示す
通りである。
【0023】次に、ジョイント機構の構造に関して、図
3〜図6を用いて説明する。なお、第1および第2のジ
ョイント機構は共に同じ構造であるから、支柱先端側の
ジョイント機構、すなわち第1のジョイント機構7(以
下、単にジョイント機構と呼ぶ)を例に挙げる。本発明
のジョイント機構は、上述したようにテーパーボルト部
9とテーパーナット部10とを備える。
【0024】テーパーボルト部9は、図4から判るよう
に、円錐状の周面を有し、この円錐状周面には所定ピッ
チでネジ山が形成されている。なお、テーパーボルト部
9のテーパー角(図4中、αで示す)は、15°であ
る。また、テーパーボルト部9はフッ素系樹脂(ポリテ
トラフロロエチレン)を用いて構成されている。18
は、テーパーボルト部9の先端側(細端側)に設けた断
面T字状の掛止部である。この掛止部18の存在によっ
て、内パイプ1を必要以上、逆方向に回転させても、テ
ーパーナット部10がテーパーボルト部9との螺合域か
ら外れることはない。
【0025】掛止部18には、幅が1〜2mm程度のス
リット18aを形成している。これは、テーパーナット
部10が掛止部18に接する位置にあるとき、テーパー
ナット部10にその見かけの径が縮小する方向の力が作
用した場合に対応するためである。つまり、その力を掛
止部18の変形で吸収し、テーパーナット部10が損傷
しないようにしている。
【0026】19は内パイプ1にテーパーボルト部9を
固定するためのピンであり、内パイプ1およびテーパー
ボルト部9の双方を貫通し、それらの直径方向に沿って
取り付けられている。このピン19の存在によって、テ
ーパーボルト部9は、内パイプ1に対して回転できない
ように規制されている。テーパーナット部10は、三個
の分割片20a,20b,20cから構成される。これ
ら分割片20a,20b,20cは、中パイプ2の内部
にあっては、図3から判るよう、リング状になって存在
し、それぞれがテーパーボルト部9のネジ山と螺合して
いる。
【0027】分割片20a,20b,20cは、いずれ
も二つの部材から構成される。例えば、分割片20aに
ついては、図4に示すごとく、内周面にテーパーボルト
部9のネジ山と螺合するネジ溝が形成された分割片本体
部21aと、これに被さるクサビ部22aとからなる。
また、分割片20b,20cについても、分割片20a
と同様に、それぞれ分割片本体部21bおよびクサビ部
22b、分割片本体部21cおよびクサビ部22cから
なる。
【0028】クサビ部22a,22b,22cは、内周
面にネジ溝が形成された分割片本体部21a,21b,
21cと異なり、内周面・外周面ともにほぼ平滑であ
る。そして、後述するような素材を用いることで、分割
片本体部21a,21b,21cの外周面とクサビ部2
2a,22b,22cの内周面との間の摩擦係数を、ク
サビ部22a,22b,22cの外周面と中パイプ2の
内周面との間の摩擦係数よりも小さくしている。
【0029】なお本実施形態では、分割片本体部21
a,21b,21cのテーパー角(図4中、βで示す)
を、7.5°とした。また、クサビ部22a,22b,
22cのテーパー角(図4中、γで示す)も、同じく
7.5°とした。ゆえに、分割片20a,20b,20
cのテーパー角(β+γ)は、テーパーボルト部9のテ
ーパー角αに等しく、15°である。
【0030】また、本実施形態では、分割片本体部21
a,21b,21cを、フッ素系樹脂(フッ素含有ポリ
アセタール樹脂)から構成した。また、クサビ部22
a,22b,22cについては、特に耐磨耗性を高める
ために、ガラス(30wt%)を含むABS樹脂を用い
た。23a,23b,23cは、それぞれクサビ部22
a,22b,22cの外周面中央に形成された凹条であ
る。この凹条23a,23b,23cの向きは、クサビ
部22a,22b,22cの周方向と直交しており、す
なわち内パイプ1の軸方向と一致する。
【0031】ところで、支柱構造を説明する際には触れ
なかったが、中パイプ2の内周面には、図5から判るよ
うに、凹条23a,23b,23cに対応した凸条24
a,24b,24cが一体的に形成されている。この凸
条24a,24b,24cは120°間隔で存在し、そ
の向きは中パイプ2の軸方向と同じである。凸条24
a,24b,24cは凹条23a,23b,23cと嵌
合しており、したがって分割片20a,20b,20c
は凸条24a,24b,24cに沿ってのみ変位できる
ようになっている。言い換えれば、分割片20a,20
b,20cは、中パイプ2に対して回転できないよう規
制されている。こうすることで、分割片20a,20
b,20cが、テーパーボルト部9と共に回転してしま
うのを抑止でき、特に分割片20a,20b,20cの
外周面と中パイプ2の内周面との間に水が入って滑り易
くなっても、その影響を受けず、確実な動作が可能とな
る。
【0032】25aは分割片本体部21aの外周面にそ
の周方向に沿って形成された凹部である。特に図示して
いないが、分割片20b,20cにも同様の凹部が形成
されている。クサビ部22aの内周面には、図6に示す
ごとく、凹部25aに対応した凸部26aが形成されて
いる(クサビ部22b,22cについても同じ)。
【0033】凹部25aと凸部26aとの寸法関係も図
6に示す通りであり、すなわち凸部26aの周方向(図
6における縦方向)に沿った寸法は、凹部25aのそれ
とほぼ等しく、したがってクサビ部22aは分割片本体
部21aに対して周方向に回転することはできない。他
方、周方向と直交する方向(図6における横方向)に沿
った凹部25aの寸法は、凸部26aのそれと等しくべ
て、Δだけ大きく、よって分割片本体部21aはクサビ
部22aに対して相対的に、Δの範囲で変位できる。
【0034】続いて、上記構成のジョイント機構の作用
を図7〜図9を用いて説明する。支柱の使用に際して
は、上述したように、内パイプ1を中パイプ2から引き
出す。内パイプ1を最大限に引き出した状態は、図7に
示す通りである。この状態で、中パイプ2を固定し、内
パイプ1を順方向に回転させると、分割片20a,20
b,20cは、テーパーボルト部9に対して相対的に、
その太端側に移動していく。実際には、分割片20a,
20b,20cの位置は不変であって、テーパーボルト
部9が、図7中、左側に変位していく。
【0035】内パイプ1を回転させるに伴って、分割片
20a,20b,20cにおいて隣接するもの同士の間
隔は徐々に拡大する。つまり、テーパーナット部10の
見かけの径は増大する。したがって、クサビ部22a,
22b,22cの外周面が中パイプ2の内周面に強く圧
着するようになる。そして、ある一定量だけ内パイプ1
を回転させると、テーパーナット部10の径はそれ以上
に拡大できなくなり、この結果、内パイプ1をそれ以上
回すこともできなくなる。こうして、ジョイント機構は
図8に示す状態となり、内パイプ1は中パイプ2に対し
て動けないよう位置固定される。
【0036】ところで、伸長させた支柱に大きな荷重が
作用した場合、内パイプ1は中パイプ2内に没入しよう
する。つまり、テーパーボルト部9が、図8中、左側に
突出しようとする。この際、テーパーボルト部9と螺合
した分割片本体部21a,21b,21cは、テーパー
ボルト部9と共に移動しようとするが、クサビ部22
a,22b,22cが中パイプ2の内周面に強く圧着し
ているので、分割片本体部21a,21b,21cの動
きとは無関係に静止した状態が保たれる。したがって、
突出するテーパーボルト部9と共に分割片本体部21
a,21b,21cは、クサビ部22a,22b,22
cのテーパー面を滑っていく。そして、この際、分割片
本体部21a,21b,21cは、クサビ部22a,2
2b,22cに対して、隣接するもの同士の間隔を拡大
させるような力を与える。このため、クサビ部22a,
22b,22cは、ますます強く中パイプ2の内周面に
圧着する。
【0037】こうして、クサビ部22a,22b,22
cが初期位置に静止している限り、分割片本体部21
a,21b,21cは、図9に示す位置より先には動く
ことができない。つまり、大きな荷重を受けても、それ
は内パイプ1と中パイプ2と位置固定状態を強化するよ
うに作用し、内パイプ1は非常に僅かな距離(例えば1
〜2mm程度)だけ変位して、それ以上、中パイプ2内
に没入できなくなる。
【0038】中パイプ2と外パイプ3との間に設けた第
2のジョイント機構8についても、以上説明した第1の
ジョイント機構7と同様に機能し、したがって本発明の
ジョイント機構が組み込まれた支柱は、同等の径を有す
る従来型の支柱に比べて優れた耐荷重性能が発揮され
る。しかも、支柱を構成するパイプの外部に突出物が存
在しないので、偽装材などを取り外す際に、それが引っ
掛かったり、絡まったりすることがなく、スムーズに撤
去できる。
【0039】なお、上記実施形態のジョイント機構にお
いては、所要の耐荷重性能を得るための締め付けトルク
管理に、リング5,6や内パイプ1、中パイプ2の外周
面に付与した目盛りを用いた。しかし、これ以外にもさ
まざまな締め付けトルク管理方法が考えられる。図10
および図11に、その一例を示す。ここで、図10は締
め付けトルク管理機構部分の構造を示す拡大断面図、図
11は図10におけるX−X線での断面図である。
【0040】以下で説明する形態のジョイント機構で
も、基本的な技術思想は先の実施形態と同じである。よ
って、上で説明した部材と同じ役割を果たす部材には、
先の実施形態の説明で用いた符号を付与し、その説明を
省略する。図10および図11中、30は内パイプ1を
ガイドし、この内パイプ1が中パイプ2から抜け取れな
いよう規制するリングである。こうした機能については
先のものと同様であるが、リング30はその内周面側に
開口を有する凹部31を有している。
【0041】リング30の凹部31内には、スプリング
32およびボール33が収納されている。ボール33は
スプリング32によって付勢されており、図10に示す
状態では、ボール33が内パイプ1の外周面に圧接して
いる。34a〜34cは、リング30を中パイプ2に固
定するためのビスである。これらビス34a〜34c
は、図11から判るように、120°間隔で設けられて
いる。そして、工具を用いて回転させることで、リング
30の内周面からの突出量を増減できる。
【0042】リング30を中パイプ2に固定するには、
ビス34a〜34cを締め付け方向に回転させ、リング
30の内周面から均等に突出させればよい。これによっ
て、ビス34a〜34cの先端が中パイプ2の外周面に
圧接し、リング30は中パイプ2に対して回転や位置ズ
レを起こさないよう規制される。逆に、ビス34a〜3
4cを緩めると、リング30の位置固定状態が解除さ
れ、リング30は中パイプ2の周囲を自由に回転できる
ようになる。つまり、ボール33が存在する位置を変更
することが可能となる。
【0043】35は内パイプ1の外周面に、その軸方向
に沿って形成された長溝である。この長溝35は、図1
1に示すごとく、内パイプ1の全周に所定の間隔で形成
されている。長溝35はボール33の径よりも僅かに大
きい幅寸法を有する。一方、長溝35の全長、すなわち
内パイプ1の軸方向に沿った寸法は、内パイプ1の長さ
と等しい。また、長溝35同士の間隔は、締め付けトル
クをどの程度の精度で管理するかに依存している。例え
ば、締め付けトルクをさほど高精度に管理する必要がな
い場合、長溝35同士の間隔は大きくともよい(長溝3
5自身の幅の数倍〜数十倍)。反対に、締め付けトルク
を高精度に管理したい場合には、長溝35を密に設ける
ことで対応できる。本実施形態では、長溝35同士の間
隔をそれ自身の幅とほぼ等しくしている。
【0044】上記構成のジョイント機構では、内パイプ
1を中パイプ2に対して回転させると、ボール33の存
在する位置を、内パイプ1に形成した長溝35と、この
長溝35同士の間にある平坦な部分とが交互に通過す
る。したがって、ボール33はスプリング32の弾撥力
に抗しての退避と、スプリング32に付勢されての突出
とを繰り返す。つまり、ボール33の長溝35に対する
嵌合・離脱が交互に起こる。
【0045】締め付けを完了させる最後の回転操作中に
おいて、予め選定された基準となる長溝35にボール3
3が嵌合したならば、その時点で内パイプ1を回すのを
止める。この状態では締め付けトルクが所要のものとな
っており、作業者は内パイプ1と中パイプ2との理想的
な位置固定状態が得られたことを、基準となる長溝35
とボール33との嵌合によって確認できる。
【0046】このジョイント機構において、締め付けト
ルクを増大させたい場合には、基準となるものの次に位
置する長溝35あるいは更に進んだ位置にある長溝35
にボール33が嵌合するまで、内パイプ1を回転させれ
ばよい。これに先立って、長溝35同士の間隔分だけ内
パイプ1を回転させることにより、どの程度、締め付け
トルクが増加するかを測定しておけば、基準のものから
ずれた位置にある長溝35にボール33が嵌合していて
も、その状態での締め付けトルクを正確に知ることがで
きる。
【0047】ところで、長期間にわたって繰り返し使用
された場合には、磨耗などの原因により、当初基準とし
ていた長溝35にボール33が嵌合するまで内パイプ1
を回転させても、所要の締め付けトルクが得られないこ
とが起こり得る。こうした場合には、一旦、ビス34a
〜34cを緩めてリング30の位置固定状態を解除し、
そしてリング30を締め付け時における内パイプ1の回
転方向と同方向に、ある一定量だけ回転させ、その位置
に再び固定すればよい。こうすることで、基準の長溝3
5にボール33が嵌合するまでには、内パイプ1は初期
設定時に比べて、いくらか余分に回転しなければならな
くなる。したがって、保持力の低下分が補われ、本来の
締め付けトルクが得られる。これによって、ジョイント
機構の延命化が図れ、資材コストを低減できる。しか
も、見かけ上は当初の操作と同様に、基準の長溝35に
ボール33が嵌合する位置まで内パイプ1を回転させる
だけであるから、操作が複雑になるなどの不都合は生じ
ない。
【0048】
【発明の効果】接続対象であるパイプなどの外部に突出
物を必要としないので、例えば偽装材の設置に用いられ
る支柱に組み込んだ場合には、偽装材が引っ掛かった
り、絡まったりせず、スムーズに撤去できる。また、接
続対象同士を強固に固定でき、耐荷重性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のジョイント機構が組み込まれた支柱の
短縮状態での半断面図
【図2】本発明のジョイント機構が組み込まれた支柱の
伸長状態での半断面図
【図3】ジョイント機構部分の斜視図
【図4】ジョイント機構部分の分解状態での斜視図
【図5】ジョイント機構部分の正面図
【図6】クサビ部の平面図
【図7】ジョイント機構の作用を説明する断面図
【図8】ジョイント機構の作用を説明する断面図
【図9】ジョイント機構の作用を説明する断面図
【図10】締め付けトルク管理機構部分の構造を示す拡
大断面図
【図11】図10におけるX−X線での断面図
【符号の説明】
1 内パイプ(第1の軸体) 2 中パイプ(第2の軸体) 3 外パイプ(第3の軸体) 7 第1のジョイント機構 8 第2のジョイント機構 9,11 テーパーボルト部 10,12 テーパーナット部 18 掛止部 20a,20b,20c 分割片 21a,21b,21c 分割片本体部 22a,22b,22c クサビ部 23a,23b,23c 凹条 24a,24b,24c 凸条 25a 凹部 26a 凸部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 7/00 - 7/22 E04H 15/34

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の軸体と、この第1の軸体の外径よ
    りも大きな内径を有する筒状の第2の軸体とを接続する
    ためのジョイント機構であって、 前記第1の軸体における、前記第2の軸体内に収納され
    る側の端部に設けられたテーパーボルト部と、 このテーパーボルト部の外周面と前記第2の軸体の内周
    面との間に配置されたテーパーナット部とを具備してな
    り、 前記テーパーボルト部は、周方向に沿ってネジ山が形成
    された略円錐状の外周面を有し、 前記テーパーナット部は複数個の分割片からなると共
    に、これら分割片のそれぞれは、前記テーパーボルト部
    側に位置する分割片本体部と、前記第2の軸体側に位置
    するクサビ部とからなり、 前記分割片本体部は、前記テーパーボルト部の外周面に
    対応したテーパー状の内周面を有し、かつ、前記分割片
    本体部の内周面には前記テーパーボルト部のネジ山に対
    応したネジ溝が形成されてなると共に、前記分割片本体
    部は前記クサビ部に対して周方向に回転できないよう規
    制されてなり、 前記第1の軸体を前記第2の軸体に挿入し、前記第1の
    軸体を前記第2の軸体に対して相対的に回転させること
    で、前記テーパーナット部の外周面が前記第2の軸体の
    内周面に圧着し、前記第1の軸体が前記第2の軸体に対
    して位置固定されるよう構成してなることを特徴とする
    ジョイント機構。
  2. 【請求項2】 クサビ部の内周面には、凸部が形成され
    てなり、かつ、分割片本体部の外周面には、周方向に沿
    った長さが前記クサビ部の凸部の長さとほぼ等しく、周
    方向と直交する方向に沿った幅が前記クサビ部の凸部の
    幅よりも大きな凹部が形成されてなり、 前記凸部と凹部との共同作用により、前記分割片本体部
    は、前記クサビ部に対して周方向に回転できないよう規
    制され、かつ、周方向と直交する方向には、前記クサビ
    部の内周面に沿って変位できるよう構成してなることを
    特徴とする請求項1に記載のジョイント機構。
  3. 【請求項3】 分割片本体部の外周面とクサビ部の内周
    面との間の摩擦係数を、前記クサビ部の外周面と第2の
    軸体の内周面との間の摩擦係数よりも小さくしたことを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載のジョイント
    機構。
  4. 【請求項4】 分割片本体部のテーパー角度を、1°〜
    10°とし、クサビ部のテーパー角度を、1°〜10°
    としたことを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかに
    記載のジョイント機構。
  5. 【請求項5】 分割片本体部はフッ素系樹脂で構成さ
    れ、クサビ部はABS樹脂で構成されてなることを特徴
    とする請求項1〜請求項4いずれかに記載のジョイント
    機構。
  6. 【請求項6】 分割片の外周面には、その周方向と直交
    する方向に沿って凹条が形成されてなると共に、第2の
    軸体の内周面には、その軸方向に沿って前記分割片の凹
    条に対応した凸条が形成されてなり、 前記凹条と凸条との共同作用によって、前記分割片を前
    記第2の軸体に対して回転できないよう規制したことを
    特徴とする請求項1〜請求項5いずれかに記載のジョイ
    ント機構。
  7. 【請求項7】 第2の軸体の内周面を粗面化したことを
    特徴とする請求項1〜請求項6いずれかに記載のジョイ
    ント機構。
  8. 【請求項8】 テーパーボルト部の細端側には掛止部が
    設けられてなり、テーパーナット部が第2の軸体内に収
    納された状態では、前記掛止部の作用により前記テーパ
    ーナット部が前記テーパーボルト部から抜け取れないよ
    うにしたことを特徴とする請求項1〜請求項7いずれか
    に記載のジョイント機構。
JP18568596A 1996-07-16 1996-07-16 ジョイント機構 Expired - Lifetime JP3195741B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18568596A JP3195741B2 (ja) 1996-07-16 1996-07-16 ジョイント機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18568596A JP3195741B2 (ja) 1996-07-16 1996-07-16 ジョイント機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1030617A JPH1030617A (ja) 1998-02-03
JP3195741B2 true JP3195741B2 (ja) 2001-08-06

Family

ID=16175082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18568596A Expired - Lifetime JP3195741B2 (ja) 1996-07-16 1996-07-16 ジョイント機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3195741B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012157372A1 (ja) * 2011-05-19 2012-11-22 株式会社ニューテックジャパン 組み立て式テント

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITMI20051441A1 (it) * 2005-07-26 2007-01-27 Pronzati Giuseppe Gipron Spa Sistema di bloccaggio per tubi
JP2009257365A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Rinrei:Kk 棒部材の連結機構

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012157372A1 (ja) * 2011-05-19 2012-11-22 株式会社ニューテックジャパン 組み立て式テント
US9169664B2 (en) 2011-05-19 2015-10-27 Newtec Japan Co., Ltd. Assembly tent

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1030617A (ja) 1998-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5288161A (en) Quick release lock mechanisms
CA2149650C (en) Rod attachment device for rachidian orthopaedy
JP4096040B1 (ja) ホース継手
JPH06507466A (ja) 伸縮自在なスプライン付き管状組立体
WO2001053622A1 (en) System for connecting elements
JP3195741B2 (ja) ジョイント機構
WO2002065014A1 (fr) Dispositif telescopique
KR100220218B1 (ko) 풀림방지 너트 및 볼트
GB2097249A (en) Locking device in a telescopic tubular tripod leg element assembly
JP4594595B2 (ja) 伸縮ロッド、および清掃用具
US4205587A (en) Self-locking anchoring bolt
JP3231839U (ja) 伸縮杖
JPH0738726Y2 (ja) 連結固定装置及びその関連技術
JP3728431B2 (ja) 伸縮二重管の伸縮部楔式固定装置
JP5908798B2 (ja) 連結具及びそれを用いたコンクリート部材の連結装置
US5879116A (en) Self-locking machine screw for high temperature applications
KR101069314B1 (ko) 풀림방지 너트
JPH10339310A (ja) 伸縮自在部材
JPS6330124Y2 (ja)
JPH066261Y2 (ja) 長尺体の伸縮固定機構
JPS60139592U (ja) コスタ−ブレ−キ
JP2019194490A (ja) 位置可調固定支持部材及び支持構造
JP2981409B2 (ja) ねじの構造、パイプ、及び掃除具の柄
JPS5849273Y2 (ja) 水栓用回転ソケツト
JP2514517Y2 (ja) 釣り竿

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090601

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100601

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110601

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120601

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130601

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term