JP3195712B2 - 管継手の製造方法 - Google Patents

管継手の製造方法

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JP3195712B2
JP3195712B2 JP08396394A JP8396394A JP3195712B2 JP 3195712 B2 JP3195712 B2 JP 3195712B2 JP 08396394 A JP08396394 A JP 08396394A JP 8396394 A JP8396394 A JP 8396394A JP 3195712 B2 JP3195712 B2 JP 3195712B2
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  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,管継手の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】適宜のクランプを有し、これを緩めるこ
とによって容易に取り外し可能ないわゆるクランプ付き
の管継手は、内部の洗浄や清掃が必要なポンプ回りなど
に使用されることがあるが、一般管の管継手としては可
撓性等の問題によりあまり使用されていない。そのため
適度の可撓性を必要とする従来の一般管の継手は、鋳造
法による鋳物品をさらに切削加工等によって精密加工を
施して製造されており、それゆえ量産性に問題があり、
価格も高価なものとなっていた。
【0003】これを改善するため、本出願の発明者は、
例えば特開平3−272387号「管継手のハウジン
グ」において、市販鋼管から簡単な加工を経て構成され
る管継手及び当該管継手に使用されるハウジングを既に
開示した。かかる技術において開示された管継手は、一
の管体の一端部に略テーパ状に開口したつば部を設け、
前記つば部の内周側に向けられる環状のへこみ部を有す
る球座部を他の管体の一端部に設け、前記つば部と球座
部を接触させた際に創出される略環状空間内にOリング
を配置させ、さらに前記つば部と球座部を外側からハウ
ジングで締め付けるように構成されている。
【0004】上記従来技術は、主としてハウジングの構
成に主眼がおかれており、一の管体の一端部に略テーパ
状に開口したつば部を設ける方法についての具体的言及
はなかった。また一方、前記つば部の内周側に向けられ
る環状のへこみ部を有する球座部を製造する方法として
は、市販鋼管を輪切りした上でこれを拡管加工する方法
を挙げていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術をさらに進めて、一の管体の一端部に略テーパ状に開
口したつば部を設ける方法を提供し、さらに前記つば部
の内周側に向けられる環状のへこみ部を有する球座部を
製造するにあたっても、より簡単にしかもより任意な形
状の球座部を形成できる方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、まず請求項1では、一の管体の一端部に略テーパ状
に開口したつば部を設け、前記つば部の内周側に向けら
れる環状のへこみ部を有する球座部を他の管体の一端部
に設け、前記つば部と球座部を向き合わせて両者間にO
リングを介在させて前記つば部と球座部を外側からハウ
ジングで締め付けるように構成した管継手における、前
記一の管体につば部を設けるにあたり、まず板金プレス
加工によって一端が閉口しかつ他端が略テーパ状に拡径
開口した略中空円筒体を形成し、その後当該一端閉口部
分を軸方向と垂直に切断し、その後電子ビーム溶接によ
ってこのつば部を前記一の管体の一端部外周に固着させ
ことを特徴とする、管継手の製造方法を提供する。
【0008】
【0009】このようにしてつば部を設けた後、さらに
その後この管材全体を例えばAl−Mg−ZnなどのA
l−Mg系合金や、あるいはSn−Zn系合金でメッキ
したり、また管材全体の表面に樹脂被膜を設けてもよ
い。
【0010】また一の管体の一端部に略テーパ状に開口
したつば部を設け、前記つば部の内周側に向けられる環
状のへこみ部を有する球座部を他の管体の一端部に設
け、前記つば部と球座部を向き合わせて両者間にOリン
グを介在させて前記つば部と球座部を外側からハウジン
グで締め付けるように構成した管継手における、前記球
座部を製造するにあたり、まず板金プレス加工によって
一端が閉口しかつ他端が径大部となる略中空円筒体を形
成し、その後当該一端閉口部を軸方向と垂直に切断する
ようにしてもよい。
【0011】さらに本発明では、一の管体の一端部に略
テーパ状に開口したつば部を設け、前記つば部の内周側
に向けられる環状のへこみ部を有する球座部を他の管体
の一端部に設け、前記つば部と球座部を向き合わせて両
者間にOリングを介在させて前記つば部と球座部を外側
からハウジングで締め付けるように構成した管継手にお
ける、前記他の管体に球座部を設けるにあたり、まず板
金プレス加工によって一端が閉口しかつ他端が径大部と
なる略中空円筒体を形成し、その後当該一端閉口部を軸
方向と垂直に切断し、その後電子ビーム溶接によってこ
の球座部を前記他の管体の一端部外周に固着させること
を特徴とする、管継手の製造方法を提供する。
【0012】かかる場合、請求項に記載したように、
電子ビーム溶接によって球座部を他の管体の一端部外周
に固着させた後に、この球座部を含めた当該他の管体全
体を例えばAl−Mg−ZnなどのAl−Mg系合金
や、あるいはSn−Zn系合金でメッキしたり、また請
求項に記載したように球座部を含めた当該他の管体全
体の表面に樹脂被膜を設けてもよい。
【0013】また上記のような管継手に使用されるハウ
ジングとして、2つの半割略半円体によって構成され、
半割略半円体の一の突き合わせ端部が、板バネによるヒ
ンジ機構で連結されているようにしてもよい。
【0014】
【0015】請求項に記載した方法によれば、まず板
金プレス加工によって一端が閉口しかつ他端が略テーパ
状に拡径開口した略中空円筒体を形成し、その後当該一
端閉口部分を軸方向と垂直に切断して、これを電子ビー
ム溶接によって一の管体の一端部外周に固着させるの
で、一枚の板材から簡単なプレス、切断加工を経てつば
部を構成でき、しかも電子ビーム溶接による極めて高い
深溶込み溶接によって管体の一端部外周に、このつば部
を迅速かつ精密に固着させることができる。
【0016】また後述の実施例に記載したように、前記
のように軸方向と垂直に切断した閉口部分は、そのまま
閉塞キャップとして用いることができ、さらに切断部分
を2カ所に設定することにより、当該閉塞キャップと前
記つば部との間にレジューサを形成することも可能であ
る。
【0017】上記のようにして構成した管材全体をAl
−Mg系合金やSn−Zn系合金でメッキする、この
つば部を有する管材全体が極めて高い防食性を有し、し
かも耐熱性のある防食処理となる。
【0018】管体全体の表面に樹脂被膜を設けても、こ
のつば部を有する管材全体が極めて高い防食性を有す
る。しかもAl−Mg系合金やSn−Zn系合金メッキ
より安価に製造できる。
【0019】一の管体の一端部に略テーパ状に開口した
つば部を設け、前記つば部の内周側に向けられる環状の
へこみ部を有する球座部を他の管体の一端部に設け、前
記つば部と球座部を向き合わせて両者間にOリングを介
在させて前記つば部と球座部を外側からハウジングで締
め付けるように構成した管継手における、前記球座部を
製造するにあたり、まず板金プレス加工によって一端が
閉口しかつ他端が径大部となる略中空円筒体を形成し、
その後当該一端閉口部を軸方向と垂直に切断するように
した場合には,板金プレス加工によって一端が閉口しか
つ他端が径大部となる略中空円筒体を形成し、その後当
該一端閉口部を軸方向と垂直に切断して成形加工するの
で、一枚の板材から簡単なプレス、切断加工によって球
座部を製造することができる。
【0020】請求項2,3では、上記のように構成した
球座部を、極めて高い深溶込み溶接によって管体の一端
部外周に迅速に固着させることができる。
【0021】そして請求項によれば、上記のようにし
て構成した管材全体をAl−Mg系合金やSn−Zn系
合金でメッキするので、球座部を有する管材全体が極め
て高い防食性を有し、しかも耐熱性のある防食処理とな
っている。
【0022】請求項のように樹脂被膜を設けても、球
座部を有する管材全体に対して高い防食性を持たせるこ
とができる。しかも請求項より安価に製造できる。
【0023】上記のような管継手に使用されるハウジン
グとして、2つの半割略半円体によってハウジングが構
成され、これら半割略半円体の一の突き合わせ端部が、
板バネによるヒンジ機構で連結されていると、ハウジン
グ自体は一体化されつつ、しかもつば部と球座部の外周
に装着する際のホールド性が向上する。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
れば、図1は本実施例にしたがってつば部をもった管体
を構成するために使用した鋼管1の断面を示しており、
この鋼管1は市販鋼管を必要長さに輪切り切断して得た
ものである。この鋼管1の一端部を拡管成形加工して、
図2に示したように、一端部につば部2を形成させる。
このように鋼管1の端部を拡管させるには、例えばベー
リング(Belling)加工させることによって容易に実現で
きる。
【0025】他方このつば部2に向き合わせられる球座
部は、図3乃至図6に示されたプロセスを経て構成さ
れ、鋼管の外周に固着される。即ち、まず円板状の金属
板からなる板材11を、図3に示したようなポンチ12
とダイス13を有するプレス成形加工装置14によっ
て、一端が閉口し、他端に径大部を有する所定の中空円
筒体に成形加工する。図3の矢印方向にポンチ12を押
し下げてプレス成形された上記板材11が中空円筒体1
5となった様子を図4に示す。
【0026】図4からわかるように、この中空円筒体1
5は、一端部(図4における下端部)が閉口し、他端部
(図4における上端部)には環状のへこみ部16から続
く径大部17を有する形状となっている。
【0027】次にかかる形状の中空円筒体15の径大部
17端縁部を図4中の矢印A方向に環状にカットし、ま
たを中空円筒体15の胴部を同図中の矢印B方向にした
がって、輪切り切断する。これらの切断加工によって成
形された球座部18の断面の様子を図5に示した。さら
にこの球座部18における上記輪切り切断部近傍の外周
回りCを適宜テーパ成形加工する。このようにして本実
施例における球座部18が形成される。
【0028】なおそのようにして矢印B方向にしたがっ
て輪切り切断した際の、閉口部側の部材は、閉塞キャッ
プの形態を有しており、球座部18とかかる閉塞キャッ
プが同時に製作される。
【0029】そして流路を構成する鋼管19の端部を、
上記球座部18内に挿入して各々の端部を合わせ、この
状態で電子ビーム溶接によって、球座部18を鋼管19
の端部外周に固着させる。以上の過程を各製造工程を経
て、管継手材は製造される。
【0030】次にこれら各管継手材による継手接続につ
いて図7乃至図9に基づいて説明すると、球座部18の
へこみ部16にOリング20を嵌めた後、つば部2と球
座部18とを向き合わせ、これらつば部2と球座部18
の外側から、2つの半割半円体21、22によって構成
されたハウジング23をかぶせ、ボルト24とナット2
5でこれら半割半円体21、22を締め付けて、ハウジ
ング23を固定することによって、各管継手は継手接続
される。
【0031】より詳細に説明すると、まず半割半円体2
1、22は全く同一構成であり、プレス成形加工によっ
て製作されるものである。そして半割半円体21の両端
部には、夫々両サイドにリブ26を有するクランプ部2
7、28が一体成形され、さらに一端のクランプ部27
には上記ボルト24挿入用の貫通孔が穿たれている。
【0032】また一方半割半円体22の両端部にも、夫
々両サイドにリブ29を有するクランプ部30、31が
一体成形され、さらに一端のクランプ部30にも上記ボ
ルト24挿入用の貫通孔が穿たれている。かかる構成ま
で半割半円体21、22は全く同一構成である。そして
クランプ部30の外側端面には、前記貫通孔周縁部にナ
ット25が溶接固定されている。
【0033】そして以上の構成にかかる半割半円体2
1、22は、板バネ32によってヒンジ連結されてい
る。即ち、図8、9に示したように、断面が略M型の板
バネ32を、各半割半円体21、22の各クランプ部2
8、31に跨るようにして、図9における太矢印方向に
嵌め込み、各半割半円体21、22をヒンジ連結したも
のである。上記板バネ32は、図9における細矢印で示
される付勢力を有しているので、上記のようにヒンジ連
結されているハウジング23を、つば部2と球座部18
の外側にかぶせた際のホールド性は良好である。
【0034】またさらに作業性を向上させるため、上記
ボルト24は、予めクランプ部27の貫通孔に挿入さ
れ、ボルト止め輪33よって係止されている。なお上
記ボルト24は、充電式トルクドライバ対応の六角孔2
4aをボルト頭に有しており、装着締付の作業のシンプ
ル化、省力化がさらに図られている。
【0035】そして上記のようにハウジング23を、つ
ば部2と球座部18の外側にかぶせた後、ボルト24を
ナット25に螺着させることによって、ハウジングの締
め付け固定は完了されるのである。このようにハウジン
グ23の一連の締め付け固定作業もきわめて迅速にかつ
容易におこなえるものである。
【0036】なお、上記の実施例においてつば部2を有
する鋼管1、球座部18を有する鋼管19を、夫々事前
にAl−Mg系合金やSn−Zn系合金でメッキした
り、あるいはその表面に樹脂被膜を設けておけば、防食
機能が高い管継手とすることができる。かかる場合、特
にAl−Mg−Zn合金でメッキした場合には、従来一
般の溶融亜鉛メッキよりも格段にすぐれた防食管継手を
構成することが可能である。
【0037】次につば部を管体の外周に設ける他の実施
例について説明すると、例えば既述の球座部の製作プロ
セスにおいて説明したプレス成形と同様な手順を経て、
まず円板状の板材から図10に示したような一端が閉口
し、かつ他端がテーパ状に拡径開口した中空円筒体41
を製作する。次にこの中空円筒体41の軸と直角方向
に、図中のD、Eにてこの中空円筒体41を輪切り切断
する。
【0038】そうすると開口部側の部材は、図11に示
したような形態を有するつば部42を構成する。その後
は同図に示したように、管体43の端部外周にこのつば
部42をレーザビーム溶接によって固着すれば、管体4
3の端部につば部42を簡単に設けることができる。ま
た防食性を持たせる場合には、図11の状態から、その
ままAl−Mg系合金やSn−Zn系合金でメッキした
り、あるいはその表面に樹脂被膜を設ければよい。
【0039】なお図10の中空円筒体41を、図中の
D、Eにて輪切り切断した際の、閉口部側の部材は、図
12に示したような形態を有する閉塞キャップ44を構
成している。したがって本実施例によれば、つば部42
とかかる閉塞キャップ44を同時に形成することができ
る。またこの閉塞キャップ44の開口端面の径は、例え
ば図12中の矢印方向に縮径させることにより、これを
容易に縮小させることができ、管径の異なった管の開口
端部の閉塞に使用することができる。
【0040】また図13、図14は、つば部を製作する
ための他の例を示し、図13に示した中空円筒体51
は、同図に示すように一端部の閉口部分51aと、他端
のテーパ状に拡径開口した部分51cとの間に、さらに
径が漸次拡大している中間部分51bを創出するよう
に、板金をプレス加工したものである。かかる形態の中
空円筒体51を、図13中のF、G、H、Iの部分で、
軸方向と直角に輪切り切断すると、前記閉口部分51a
は、図14(a)に示したように閉塞キャップ52を構
成し、中間部分51bは図14(b)に示したようにレ
ジューサ53を構成し、拡径開口した部分51cは、図
14(c)に示したようにつば部54を構成する。
【0041】したがってこの実施例によれば、つば部5
4を製作すると同時に、閉塞キャップ52、さらにはレ
ジューサ53をも同時に製作することができる。例えば
水配管においては、管継手の他に、閉塞キャップやある
いは異なった管径の管路を構成する際のレジューサが使
われることが多い。したがってこの実施例はかかる実情
に即した例であり、資材を有効に利用することができ、
それに伴ってコストも低廉に抑えることが可能となって
いる。
【0042】
【発明の効果】本発明にしたがって、管材の一端部を拡
管成形する、一の管体に管継手のつば部を形成させる
ことができるので、本発明が対象とする、一の管体の一
端部に略テーパ状に開口したつば部を設け、前記つば部
の内周側に向けられる環状のへこみ部を有する球座部を
他の管体の一端部に設け、前記つば部と球座部を向き合
わせて両者間にOリングを介在させて前記つば部と球座
部を外側からハウジングで締め付けるように構成した管
継手における、前記一端部に略テーパ状に開口したつば
部を有する一の管体を極めて容易に製造することが可能
である。もちろん市販の各種鋼管、管材を必要長さに輪
切り切断して、これを上記管継手の管材としてそのまま
使用することができるので、上記製造容易性と相俟っ
て、極めて低廉なコストの下で量産できるものである。
【0043】またつば部を簡単に製造でき、しかも同時
に閉塞キャップやレジューサなどを製造することも容易
である。そして精密な寸法精度を実現させることが可能
である。
【0044】そして上記のようにして構成した管材全体
をAl−Mg系合金やSn−Zn系合金でメッキする
、このつば部を有する管材全体が極めて高い防食性を
有しており、上記効果に加えて、さらに防食性のある管
継手材を構成することが可能である。しかも耐熱性のあ
る防食処理であるから、管路内を流れる流体の温度を選
ばず使用できる。樹脂被膜を設けた場合もつば部を有す
る管材全体が極めて高い防食性を有し、さらにより安価
に製造できる効果が得られる。
【0045】
【0046】
【0047】請求項2,3では、球座部を、極めて高い
深溶込み溶接によって管体の一端部外周に迅速に固着さ
せることができるので、高い寸法精度の下で球座部を管
材の外周に固着することが可能である。
【0048】また特に請求項によれば、上記のように
して構成した管材全体をAl−Mg系合金やSn−Zn
系合金でメッキするので、球座部を有する管材全体が極
めて高い防食性を有し、上記効果に加えて、さらに防食
性のある管継手材を構成することが可能である。しかも
耐熱性のある防食処理であるから、管路内を流れる流体
の温度を選ばず使用できる。
【0049】請求項によっても上記請求項と同様、
球座部を有する管材全体が極めて高い防食性を有し、さ
らにより安価に製造できる効果が得られる。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】つば部を形成するのに用いた鋼管の側面断面図
である。
【図2】拡管させてその一端部につば部を形成した鋼管
の側面断面図である。
【図3】板材をプレス加工する様子を示す説明図であ
る。
【図4】プレス加工によって成形された中空円筒体の側
面断面図である。
【図5】中空円筒体の一端閉口部を切断して形成された
球座部の側面断面図である。
【図6】球座部を鋼管の一端部外周に固着した様子を示
す側面断面図である。
【図7】実施例に従った管継手によって継手接続した様
子を示す一部断面説明図である。
【図8】実施例に従った管継手によって継手接続した様
子を示す平面図である。
【図9】実施例に従った管継手によって継手接続した様
子を示す軸方向正面図である。
【図10】つば部を構成するための他の実施例の図であ
って、プレス加工によって成形された中空円筒体の断面
図である。
【図11】図10の中空円筒体を輪切り切断して得られ
たつば部を管体の外周に固着した様子を示す縦断面図で
ある。
【図12】図10の中空円筒体を輪切り切断して得られ
た閉塞キャップの縦断面図である。
【図13】つば部を構成するための他の実施例の図であ
って、プレス加工によって成形された中空円筒体の断面
図である。
【図14】図13の中空円筒体を輪切り切断して得られ
た配管部材の断面図であって、(a)は閉塞キャップ、
(b)はレジューサ、(c)はつば部である。
【符号の説明】
1 鋼管 2 つば部 15 中空円筒体 16 へこみ部 17 径大部 18 球座部 19 鋼管 20 Oリング 21 半割半円体 22 半割半円体 23 ハウジング 24 ボルト 25 ナット 32 板バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 23/00 - 25/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一の管体の一端部に略テーパ状に開口し
    たつば部を設け、前記つば部の内周側に向けられる環状
    のへこみ部を有する球座部を他の管体の一端部に設け、
    前記つば部と球座部を向き合わせて両者間にOリングを
    介在させて前記つば部と球座部を外側からハウジングで
    締め付けるように構成した管継手における、前記一の管
    体につば部を設けるにあたり、まず板金プレス加工によって一端が閉口しかつ他端が略
    テーパ状に拡径開口した略中空円筒体を形成し、その後
    当該一端閉口部分を軸方向と垂直に切断し、その後電子
    ビーム溶接によってこのつば部を前記一の管体の一端部
    外周に固着させる ことを特徴とする、管継手の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 一の管体の一端部に略テーパ状に開口し
    たつば部を設け、前記つば部の内周側に向けられる環状
    のへこみ部を有する球座部を他の管体の一端部に設け、
    前記つば部と球座部を向き合わせて両者間にOリングを
    介在させて前記つば部と球座部を外側からハウジングで
    締め付けるように構成した管継手における、前記他の管
    体に球座部を設けるにあたり、 まず板金プレス加工によって一端が閉口しかつ他端が径
    大部となる略中空円筒体を形成し、その後当該一端閉口
    部を軸方向と垂直に切断し、その後電子ビーム溶接によ
    ってこの球座部を前記の管体の一端部外周に固着させ
    た後に、この球座部を含めた当該他の管体全体をAl−
    Mg系合金又はSn−Zn系合金でメッキすることを特
    徴とする、管継手の製造方法。
  3. 【請求項3】 一の管体の一端部に略テーパ状に開口し
    たつば部を設け、前記つば部の内周側に向けられる環状
    のへこみ部を有する球座部を他の管体の一端部に設け、
    前記つば部と球座部を向き合わせて両者間にOリングを
    介在させて前記つば部と球座部を外側からハウジングで
    締め付けるように構成した管継手における、前記他の管
    体に球座部を設けるにあたり、 まず板金プレス加工によって一端が閉口しかつ他端が径
    大部となる略中空円筒体を形成し、その後当該一端閉口
    部を軸方向と垂直に切断し、その後電子ビーム溶接によ
    ってこの球座部を前記他の管体の一端部外周に固着させ
    た後に、この球座部を含めた当該他の管体全体の表面に
    樹脂被膜を設ける ことを特徴とする、管継手の製造方
    法。
JP08396394A 1993-11-18 1994-03-30 管継手の製造方法 Expired - Fee Related JP3195712B2 (ja)

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