JP3195549B2 - 成形機のテ−ブル駆動装置 - Google Patents

成形機のテ−ブル駆動装置

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JP3195549B2 JP32090696A JP32090696A JP3195549B2 JP 3195549 B2 JP3195549 B2 JP 3195549B2 JP 32090696 A JP32090696 A JP 32090696A JP 32090696 A JP32090696 A JP 32090696A JP 3195549 B2 JP3195549 B2 JP 3195549B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は成形機のテ−ブル駆
動装置に関する。本発明に関する成形機は、樹脂シ−ト
や板金材、粉末などの成形に用いられるものをいう。
【0002】
【従来の技術】成形機のテ−ブル駆動装置の従来例とし
て、特開昭59−91019号公報に記載された、つぎ
の従来例I,IIがある。従来例Iは、図16に示すよう
に、上下のテ−ブル112,114を油圧シリンダS
1,S2で駆動するものであるが、これは油圧シリンダ
S1,S2の伸縮方向を、上下のテ−ブル112,11
4の移動方向と同一方向になっているので、成形機自体
の高さが高くなる。また、大容量のシリンダを必要とし
経済的でなかった。そこで、成形機自体の高さに制約を
受けない装置として図17に示す従来例IIがある。これ
は、上下のテ−ブル112,114に往復クランク機構
(119,121)、(125,127)を連結し、モ
−タ116,122で駆動して上下のテ−ブル112,
114を上下動させるようにしたものである。しかる
に、この従来例IIでは、上下のテ−ブル112,114
のストロ−クが一定であるので、金型の厚みが変るとリ
ンクの取替えが必要となって、手間がかかるという問題
がある。
【0003】さらに、前記従来例I、IIを含め、樹脂シ
−ト成形用の成形機では、シ−トをクランプして搬送す
るシ−ト搬送装置が成形ゾ−ンを横切って設けられてい
る。このシ−ト搬送装置はシ−トの長手方向に延在して
いるので金型を交換する際に、金型をシ−ト搬送装置の
長手方向に対して直交する方向に取り出さなければなら
ない。しかしながら、成形機によっては、シ−ト搬送装
置が邪魔になって取り出せない場合があり、この場合、
金型をシ−ト搬送装置の長手方向に取外す必要があり、
成形機の下流側設備を取外す必要があった。
【0004】この解決手段として、前記従来例Iでは下
テ−ブル114の油圧シリンダS2のストロ−クを長く
する方法も考えられるが、この方法ではシ−ト搬送装置
のレベルが更に高くなって操作性が悪くなる。しかも、
成形機自体の高さが高くなって、設置スペ−スや輸送に
制約を受けることになる。なお、前記従来技術は上下の
テ−ブルが上下動するタイプの成形機について述べた
が、上テ−ブルまたは下テ−ブルのみが上下動するタイ
プの成形機でも同様の問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑み、成形機の高さを低くすることができる駆動装置で
あって、テ−ブルの下死点および上死点の位置変更が可
能であると共に、金型の厚み変更も容易に対応でき、か
つ、テ−ブルを開放した際に、さらにテ−ブルを開放方
向に開いて金型の取出しを容易に行えるようにした成形
機のテ−ブル駆動装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明の成形機のテー
ブル駆動装置は、トグルリンクによってテ−ブルの一方
又は両方を上下動させる成形機であって、前記トグルリ
ンクの本体側を固定した従動軸と、該従動軸を揺動させ
る伸縮駆動源と、該伸縮駆動源と前記従動軸との間に設
けられ、該従動軸に取付けられた従動リンクを有する
動軸の揺動変換手段と、前記テ−ブルの死点を調整する
死点調整機構とを備え、該死点調整機構は、前記成形機
の本体フレームに回転自在に支持され、かつ、従動軸を
偏心した位置に支持したホイールと、該ホイールを回転
させる回転手段からなることを特徴とする成形機のテ−
ブル駆動装置。また、前記伸縮駆動源によって揺動され
る駆動軸と、該駆動軸に固定された揺動リンクと、該揺
動リンクと前記従動リンクを連結した往復リンクとから
成り、該往復リンクに伸縮機構を介装したことを特徴と
する。また、前記伸縮駆動源がシリンダであって、前記
従動リンクとシリンダのロッドとを連結したことを特徴
とする。また、前記従動軸を2本設け、それぞれの従動
軸に前記死点調整機構を備えると共に前記従動リンクを
取付け、前記それぞれの従動リンクを連結ロッドで連結
したことを特徴とする。
【0007】本願発明によれば、テ−ブルの上下動をト
グルリンクにより行い型締めの際、小さい力で大きな型
締力を与えられるので、大容量の伸縮駆動源を必要とせ
ず、しかも、テ−ブルの死点調整機構を有するので、金
型の厚み変更を容易に行うことができ、更に、従動軸を
伸縮駆動源で揺動させるようにしているので、伸縮駆動
源の伸縮量を大きくすれば金型の開放を大きくすること
ができるまた、往復リンクに介装した伸縮機構を伸縮
させることにより、金型の開放量を容易に変更すること
ができる。また、従動軸の揺動変換手段として、従動軸
に設けた従動リンクにより行っているので構造が簡単で
ある。また、従動軸を2本設けた構成であっても、これ
らを連結する連結ロッドによって、一方の従動軸に伝え
た駆動力を他方の従動軸に伝えることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の一実施形態を図
面に基づき説明するが、この実施形態は樹脂シ−ト成形
機についてのものである。図1は本発明の第1実施例に
係る上下テ−ブル駆動装置の側面図、図2は上テ−ブル
駆動機構10と下死点調整機構20を斜め上方からみた
斜視図、図3は下テ−ブル駆動機構30と上死点調整機
構40を斜め下方からみた斜視図、図4はウォ−ムホイ
−ル24まわりの断面図、図5はウォ−ムホイ−ル24
と上従動軸17の偏心取付構造の説明図である。なお、
図2及び図3では、本体フレ−ム1は省略している。
【0009】図1において、1は本体フレ−ムであっ
て、前後方向(樹脂シ−トの搬送方向)に樹脂シ−トの
搬送装置が挿入できるように開口部が設けられており、
左右方向にも金型が取出せるように開口部が設けられて
いる。本体フレ−ム1の左右一対に設けられた側壁1A
間に、上下のテ−ブル2,3が配置されている。各テ−
ブル2,3には樹脂成形用の金型(図6の符号4,5参
照)が取付けられるようになっている。6は樹脂シ−ト
をクランプして搬送するシ−ト搬送装置である。そし
て、本体フレ−ム1の外側に上下のテ−ブル2,3を駆
動する駆動機構のリンク部や、上,下テ−ブル2,3の
下,上死点を調整する死点調整機構の要部が取付けられ
ている。
【0010】つぎに、上テ−ブル2の駆動機構10と下
死点調整機構20を図2に基づき説明する。なお、本体
フレ−ム1は省略している。11は上テ−ブル2の駆動
用シリンダで、上リンク12を介して本体フレ−ム(図
1の符号1参照)に回転自在に支持された上駆動軸13
を揺動させるようになっている。駆動用シリンダ11
は、ある一定のストロ−クで伸縮する様になっている。
上駆動軸13の一端には、上揺動リンク14が固定さ
れ、この上揺動リンク14の先端には上往復リンク15
の一端が軸支されている。この上揺動リンク14と上往
復リンク15は往復クランク機構を構成しており、上駆
動軸13の揺動に伴って上揺動リンク14が揺動する
と、上往復リンク15が往復運動するようになってい
る。
【0011】一方、上テ−ブル2の四隅には4本の上ト
グルリンク16の下端が軸支され、その上端は2本の上
従動軸17に固定されている。この上従動軸17に固定
された上端部は請求項1記載の「本体側」に相当する。
前記2本の上従動軸17のそれぞれの両端は、本体フレ
−ム(図1の符号1参照)に回転自在に支持されたウォ
−ムホイ−ル24に偏心して軸支されている(その取付
支持構造は下死点調整機構20に関連して後述する)。
そして、2本の上従動軸17のそれぞれの一端には上従
動リンク18が結合され、各上従動リンク18の先端同
士が上連結ロッド19で連結されている。したがって、
前記上駆動軸13が揺動すると、上往復リンク15が往
復動し、その動きが上従動リンク18で上従動軸17の
ある角度範囲内で往復回転に変換され、さらに上トグル
リンク16の屈曲運動に変換されて、上テ−ブル2が上
下に往復運動し、上下金型が挟み合った状態で成形加工
するようになっている。
【0012】なお、この実施例では、上リンク12,上
駆動軸13,上揺動リンク14,上往復リンク15,上
従動リンク18とで、上従動軸17の揺動変換手段を構
成している。また、駆動用シリンダ11のピストンを上
従動リンク18に直接取付けてもよい。この場合、上従
動軸17の揺動変換手段は、上従動リンク18のみで構
成されることになる。そして、上リンク12,上駆動軸
13,上揺動リンク14,上往復リンク15を省略する
ことができる。
【0013】次に、下死点調整機構20を説明する。2
1は上調整用モ−タで、減速機を介して駆動軸22を回
転させるようになっている。この上駆動軸22には、上
ウォ−ム23が取付けられ、前記上従動軸17の両端の
上ウォ−ムホイ−ル24と噛み合っている。したがっ
て、上調整用モ−タ21を回転させると、上ウォ−ム2
3が回転し、上ウォ−ムホイ−ル24が大幅に減速され
て微速回転することになる。
【0014】この上ウォ−ムホイ−ル24に対し前記上
従動軸17は偏心して取付けられているが、その偏心取
付構造を図4及び図5に基づき説明する。上ウォ−ムホ
イ−ル24は上軸受25を介して本体フレ−ム1に回転
自在に支持されており、上ウォ−ムホイ−ル24の外周
の歯には前記上ウォ−ム23が噛み合っている。そし
て、上軸受25は、本体フレ−ム1に回転可能に支持さ
れたリング材25Aと、該リング材25Aに支持された
軸受本体25Bと、該軸受本体25Bの中心位置Pから
距離eだけ偏心した偏心位置Qを軸心とするベアリング
25Cとで構成されている。このベアリング25Cに前
記上従動軸17が軸支されている。したがって、上ウォ
−ムホイ−ル24に対し上従動軸17は偏心しているの
で、上ウォ−ムホイ−ル24を半回転させると偏心量e
の2倍だけ上従動軸17の本体フレ−ム1に対する上下
方向の取付位置を変更することができる。このため、上
テ−ブル2の下死点も寸法2eの範囲内で任意に調整す
ることができる。
【0015】つぎに、図3に基づき下テ−ブル3の駆動
機構30と上死点調整機構40を説明する。ただし、前
記上テ−ブル2の駆動機構10と下死点調整機構20に
対し、取付け方向が上下反転している点と、伸縮機構を
構成する油圧シリンダ51を設けている点でのみ相違
し、その他の点は実質同一であるので、対応する部材を
下表に対比させて詳細な説明は省略する。
【0016】対比表 上テ−ブル駆動機構10 : 下テ−ブル駆動機構30 上駆動用シリンダ11 : 下駆動用シリンダ31 上リンク12 : 下リンク32 上駆動軸13 : 下駆動軸33 上揺動リンク14 : 下揺動リンク34 上往復リンク15 : 下往復リンク35 上トグルリンク16 : 下トグルリンク36 上従動軸17 : 下従動軸37 上従動リンク18 : 下従動リンク38 上連結ロッド19 : 下連結ロッド39 下死点調整機構20 : 上死点調整機構40 上調整用モ−タ21 : 下調整用モ−タ41 上駆動軸22 : 下駆動軸42 上ウォ−ム23 : 下ウォ−ム43 上ウォ−ムホイ−ル24 : 下ウォ−ムホイ−ル44 上軸受25 : 下軸受45
【0017】上記のとおりであるから、下テ−ブル3も
下テ−ブル駆動機構30で上下駆動され、上死点調整機
構40により上死点を偏位置eの2倍の範囲内で任意に
調整することができるのである。
【0018】つぎに、下テ−ブル駆動装置30に設けら
れた伸縮機構を説明する。図1および図3に示すよう
に、この伸縮機構は下往復リンク35に開放用油圧シリ
ンダ51を介装するか、下往復リンク35そのものを開
放用油圧シリンダ51で代替することによって構成され
る。図示の例では開放用油圧シリンダ51のシリンダ5
2を下従動リンク38側へ、ピストンロッド53を下回
転リンク34側へ連結しているが、反対向きに連結して
もよい。そして、図8及び図9に示すように、切換弁5
4を介して油圧源に接続しておくと、切換弁54を切換
えることにより、開放用油圧シリンダ51を伸縮させる
ことができる。
【0019】通常の成形作業では開放用油圧シリンダ5
1は収縮した状態にし、この状態で上往復リンク15と
同じ長さとなるようにしておく。そして、後に詳述する
ように、金型を取り出すときに開放用油圧シリンダ51
を伸長させると、下テ−ブル3を通常の開放状態よりさ
らに下降させることができる。
【0020】つぎに、本実施状態に係る上,下テ−ブル
駆動装置のプレス動作と死点調整操作および金型取出し
時の開放操作を説明する。図6は上,下テ−ブル駆動装
置の閉じ動作開始直後の動作説明図、図7は閉じ動作終
了直前の動作説明図、図8は開放動作途中の動作説明
図、図9は金型取出し時の下テ−ブル開放動作の説明図
である。
【0021】上,下テ−ブル駆動装置10,30の駆動
用シリンダ11,31を伸縮させると、既述のように上
下のテ−ブル2,3が開閉動作を繰り返すので、上テ−
ブル2に取付けた上金型4と下テ−ブル3に取付けた下
金型5とで材料が挟まれて樹脂シ−トの成形品が成形さ
れる。すなわち図6に示すように互いに上下の金型4,
5が接近していき、図7に示すように上下の金型4,5
が閉じる直前から閉じて成形が行われ、ついで図8に示
すように金型4,5が開いていく。この図6〜8の動作
を繰り返すことによって、通常の成形加工が行われる。
【0022】上記の通常の成形加工において、下,上死
点調整機構20,40のウォ−ム23,43を回転させ
ると、ウォ−ムホイ−ル24,44が回転して、既述の
ごとく、上,下テ−ブル2,3の下死点と上死点を上下
に変位させることができる。これによって、厚さの異な
る金型4,5の変更があっても、正確に下死点と上死点
を適合させることができ、さらに、同じ厚さの金型4,
5に対しても型締め力を調整することができる。
【0023】つぎに、金型4,5の交換作業を説明す
る。この場合、図9に示すように、まず上金型4を上テ
−ブル2から外して下金型5の上に載せ、下テ−ブル3
が最下降した位置で下テ−ブル駆動装置を停止させる
(1点鎖線図示の状態)。この状態から、切換弁54を
切換えて開放用油圧シリンダ51を伸長させる。そうす
ると、下従動リンク38が1点鎖線位置から実線位置へ
回動する。このことにより、下従動軸37が回動して下
トグルリンク36がより深く屈曲し、屈曲角が小さくな
るので、下テ−ブル3がさらに下降する。こうすること
により、シ−ト搬送装置6(図1参照)との間の空間が
広がるので、シ−ト搬送装置6を取り外すことなく、上
下金型4,5をシ−ト搬送方向と直交する方向の成形機
外へ取り出すことができる。
【0024】つぎに、本発明の第2実施例を図面に基づ
き説明する。図10は本発明の第2実施例に係る上下テ
−ブル駆動装置の側面図、図11は上テ−ブル駆動装置
10と下死点調整機構60を斜め上方から見た斜視図、
図12は下テ−ブル駆動装置30と上死点調整機構70
を斜め下方から見た斜視図である。なお、図11及び図
12では本対フレ−ム1は省略している。また、第1実
施例と同じ部分には、同じ符号を付してそれらの説明は
省略する。
【0025】ここで、第2実施例の下死点調整機構60
を説明する。図11において、60は上テ−ブル2の下
死点調整機構で、上駆動用シリンダ11のストロ−クを
調整するものである。この実施例では、上リンク12の
揺動範囲を制御し調整して駆動用シリンダ11のストロ
−クを調整している。61は図示しない本対フレ−ム1
に設けられた上ストッパ支持フレ−ムで、長手方向両端
部に上ナット62が固定されている。上ナット62に
は、上ハンドル63が取付けられた上ねじ軸64が螺入
しており、その上ねじ軸64の先端に上ストッパ65が
取付けられている。上ストッパ65は、上ストッパ支持
フレ−ム61に長手方向に摺動可能に支持されている。
【0026】17′は上従動軸で、本実施例では本体フ
レ−ム1に直接、回転自在に支持されている。そして、
上ハンドル63を介して上ねじ軸64を回転させると上
ナット62に対して上ストッパ65が移動して上レバ−
12の揺動範囲を調整する。このことにより、上駆動軸
13の揺動範囲が調整されるので、上テ−ブル2の下死
点を任意に調整することができる。なお、駆動シリンダ
11のピストンを従動リンクに直接取付けてもよい。こ
の場合、上リンク12,上駆動軸13,上揺動リンク1
4,上往復リンク15を省略することができる。
【0027】つぎに、図12に基づき下テ−ブル3の駆
動機構30と上死点調整機構70を説明する。ただし、
前記上テ−ブル2の駆動機構10と下死点調整機構60
に対し、取付け方向が上下反転している点と、伸縮機構
を構成する油圧シリンダ51を設けている点でのみ相違
し、その他の点は実質同一であるので、対応する部材を
下表に対比させて詳細な説明は省略する。
【0028】 対比表 下死点調整機構60 : 上死点調整機構70 上ストッパ支持フレ−ム61 : 下ストッパ支持フレ−ム71 上ナット62 : 下ナット72 上ハンドル63 : 下ハンドル73 上ねじ軸64 : 下ねじ軸74 上ストッパ65 : 下ストッパ75
【0029】上記のとおりであるから、下テ−ブル3も
下テ−ブル駆動装置30で上下駆動され、上死点調整機
構70により上死点を任意に調整することができるもの
である。
【0030】つぎに、第2実施例の上テ−ブル駆動機構
10の変形例について、図13に基づいて説明する。こ
の変形例では、上駆動用シリンダ11のピストン先端に
上ラック80を設け、上駆動軸13に上ピニオン81を
設けて、上ラック80の移動で上駆動軸13を揺動させ
るようにしている。上ラック80は、上ストッパ支持フ
レ−ム61に案内されている。なお、この変形例では、
上ラック80,上ピニオン81,上駆動軸13,上揺動
リンク14,上往復リンク15,上従動リンク18と
で、上従動軸17′の揺動変換手段を構成している。ま
た、上従動軸17′に上ピニオン81を設け、該ピニオ
ン81を上ラック80で回転させてもよい。この場合、
上従動軸17′の揺動変換手段は、上ラック80,上ピ
ニオン81で構成されることになる。そして、上リンク
12,上駆動軸13,上揺動リンク14,上往復リンク
15を省略することができる。また、下テ−ブル駆動機
構30の説明については、上テ−ブル駆動機構10と構
造が実質的に同じなので説明は省略する。
【0031】つぎに、第2実施例の下,上死点調整機構
60,70の変形例について図14を参照して説明す
る。この変形例では、上,下ストッパ65,75に変え
て検出器85を取り付け、上,下レバ−12,32の動
きを検出器85で検知し、その検知信号を上,下駆動用
シリンダ11,31の駆動源にフィ−ドバックさせて
上,下駆動用シリンダ11,31の移動量を規制する。
【0032】また、別の方法として、図15に示す如く
上,下駆動用シリンダ11,31自体を本体フレ−ム1
に対して上,下駆動用シリンダ11,31の伸縮方向に
移動自在に設け、上,下駆動用シリンダ11,31を移
動させることにより、上,下テ−ブル2,3の上下死点
を調整するようにしてもよい。例えば、上,下駆動用シ
リンダ11,31をスライド部材86を介して支持フレ
−ム87に移動自在に設ける。支持フレ−ム87には、
ナット88を取付け、該ナット88にスライド部材86
に取付けたねじ軸89を螺入して、ねじ軸89を回転さ
せて上,下駆動用シリンダ11,31を移動させる。
【0033】つぎに、本発明の他の実施例を説明する。
前記第1,第2実施例では、伸縮機構の油圧シリンダ5
1を下テ−ブル駆動装置30にのみ取付けたが、これを
上下のテ−ブル駆動装置10,30に、あるいは上テ−
ブル駆動装置10に取付けてもよい。この場合、上テ−
ブル2側の保守整備等も行い易くなる場合がある。
【0034】前記実施例では油圧シリンダ51を伸長さ
せて下テ−ブル3を下降させたが、油圧シリンダ51を
収縮させて下テ−ブル3を下降させるようにしてもよ
い。この場合、図3及び図12では図中右側に配置され
ている下揺動リンク34と下往復リンク35を図中右側
に配置すればよい。なお、前記伸縮機構は油圧シリンダ
に限ることなく、ネジジャッキなどの任意の直進運動ア
クチュエ−タを適宜用いることができる。
【0035】前記第1実施例では、死点調整機構20,
40の主要部品としてウォ−ム23,43とウォ−ムホ
イ−ル24,44を用いたが、この代りに適当なホイ−
ルを用い、このホイ−ルを減速機付モ−タなどの任意の
回転手段で駆動するようにしてもよい。
【0036】前記第1,2実施例では、伸縮機構と死点
調整機構を共用した例を示したが、伸縮機構または死点
調整機構のみの成形機であってもよい。ただし、死点調
整機構のみを利用した成形機の場合は、死点調整機構の
上下動の範囲内で、上下金型が成形機外へ取り出せるこ
とが必要である。また、伸縮機構のみを利用した成形機
の場合は、伸縮機構は伸縮移動範囲内で長さを一定に固
定できる必要がある。この場合、ネジジャッキ式が有効
である。
【0037】更に、前記第1,第2実施例では、上下テ
−ブルが上下動するタイプの成形機で説明したが、成形
機として上テ−ブルまたは下テ−ブルのみが上下動する
タイプのものであってもよい。前記第1,第2実施例は
樹脂シ−ト成形用の成形機であったが、本発明はこれ以
外に、板金用プレスなどにも適用することができる。
【0038】
【発明の効果】本願発明によれば、テ−ブルの上下動を
トグルリンクにより行い型締めの際、小さい力で大きな
型締力を与えられるので、大容量の伸縮駆動源を必要と
せず、しかも、テ−ブルの死点調整機構を有するので、
金型の厚み変更を容易に行うことができる。更に、従動
軸を伸縮駆動源で揺動させるようにしているので、伸縮
駆動源の伸縮量を大きくすれば金型の開放を大きくする
ことができるまた、往復リンクに介装した伸縮機構を
伸縮させることにより、金型の開放量を容易に変更する
ことができる。また、従動軸の揺動変換手段として、従
動軸に設けた従動リンクにより行っているので構造が簡
単である。また、従動軸を2本設けた構成であっても、
これらを連結する連結ロッドによって、一方の従動軸に
伝えた駆動力を他方の従動軸に伝えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る上下テ−ブル駆動装
置の側面図である。
【図2】上テ−ブル駆動機構10と下死点調整機構20
を斜め上方からみた斜視図である。
【図3】下テ−ブル駆動機構30と上死点調整機構40
を斜め下方からみた斜視図である。
【図4】上ウォ−ムホイ−ル24と上軸受25まわりの
断面図である。
【図5】上軸受25と上従動軸17の偏心取付構造の説
明図である。
【図6】本実施形態の成形機における上下テ−ブル駆動
装置の閉じ動作開始直後の動作説明図である。
【図7】本実施形態の成形機における閉じ動作終了直前
の動作説明図である。
【図8】本実施形態の成形機における開放動作途中の動
作説明図である。
【図9】本実施形態の成形機における金型取出し時の下
テ−ブル開放動作の説明図である。
【図10】本発明の第2実施例に係る上下テ−ブル駆動
装置の側面図である。
【図11】上テ−ブル駆動機構10と下死点調整機構6
0を斜め上方からみら斜視図である。
【図12】下テ−ブル駆動機構30と上死点調整機構7
0を斜め下方からみた斜視図である。
【図13】上,下テ−ブル駆動機構10,30の変形例
を示した図である。
【図14】下,上死点調整機構60,70の変形例を示
した図である。
【図15】下,上死点調整機構60,70の変形例を示
した図である。
【図16】従来例Iの説明図である。
【図17】従来例IIの説明図である。
【符号の説明】
1 本体フレ−ム 2 上テ−ブル 3 下テ−ブル 4 上金型 5 下金型 6 シ−ト搬送装置 10 上テ−ブル駆動機構 11 上駆動用モ−タ 12 上リンク 13 上駆動軸 14 上揺動リンク 15 上往復リンク 16 上トグルリンク 17 上従動軸 18 上従動リンク 20,60 下死点調整機構 21 上調整用モ−タ 22 上駆動軸 23 上ウォ−ム 24 上ウォ−ムホイ−ル 25 上軸受 30 下テ−ブル駆動機構 40,70 上死点調整機構 51 開放用油圧シリンダ 65 上ストッパ 80 上ラック 81 上ピニオン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 51/38 B30B 1/14 F16H 21/26 B29C 33/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トグルリンクによってテ−ブルの一方又
    は両方を上下動させる成形機であって、前記トグルリン
    クの本体側を固定した従動軸と、該従動軸を揺動させる
    伸縮駆動源と、該伸縮駆動源と前記従動軸との間に設け
    られ、該従動軸に取付けられた従動リンクを有する従動
    軸の揺動変換手段と、前記テ−ブルの死点を調整する死
    点調整機構とを備え、該死点調整機構は、前記成形機の
    本体フレームに回転自在に支持され、かつ、従動軸を偏
    心した位置に支持したホイールと、該ホイールを回転さ
    せる回転手段からなることを特徴とする成形機のテ−ブ
    ル駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記揺動変換手段は、前記伸縮駆動源に
    よって揺動される駆動軸と、該駆動軸に固定された揺動
    リンクと、該揺動リンクと前記従動リンクを連結した往
    復リンクとから成り、該往復リンクに伸縮機構を介装し
    たことを特徴とする請求項1記載の成形機のテーブル駆
    動装置。
  3. 【請求項3】 前記伸縮駆動源がシリンダであって、前
    記従動リンクと前記シリンダのロッドとを連結したこと
    を特徴とする請求項1記載の成形機のテ−ブル駆動装
  4. 【請求項4】 前記従動軸を2本設け、それぞれの従動
    軸に前記死点調整機構を備えると共に前記従動リンクを
    取付け、前記それぞれの従動リンクを連結ロッドで連結
    したことを特徴とする請求項1又は2記載の成形機のテ
    ーブル駆動装置。
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