JP3195507B2 - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP3195507B2
JP3195507B2 JP33404494A JP33404494A JP3195507B2 JP 3195507 B2 JP3195507 B2 JP 3195507B2 JP 33404494 A JP33404494 A JP 33404494A JP 33404494 A JP33404494 A JP 33404494A JP 3195507 B2 JP3195507 B2 JP 3195507B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表示装置に係り、とくに
表層と裏層の2つの表示部を有する二層蛍光表示管を用
いて、表層と裏層に、各々、所定の情報を同時に重ねて
表示可能にした表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から多方面に使用されているディス
プレイデバイスの1つに蛍光表示管(VFD=Vacuum F
luorescent Display)がある。この蛍光表示管は真空管
に似た構造を有し、CRTに似た原理で発光するが、低
電圧で動作し、消費電力も比較的少ないことからドライ
バ回路をICやLSIで構成でき、寿命が長く、視野角
が広く、表示輝度も高いことからオーディオ機器の表示
パネル等の小型表示分野に多用されている。この蛍光表
示管の1つに二層形がある。これは表層と裏層に別個の
内容を同時かつ重ねて表示できるようにし、表示スペー
スの節約等を可能にしたものである。
【0003】図6に二層蛍光表示管を用いて、オーディ
オ帯域を4分割した帯域別オーディオ信号レベルとオー
ディオソース名(TAPE、TUNER、PHONE等
のキャラクタ文字)を重ねて同時表示可能にした表示装
置の構成を示す。二層蛍光表示管1は真ん中にそれぞれ
5Vを中心に交流駆動される4本のカソードフィラメン
ト2が互いに平行に左右方向へ配設され、表層側にはカ
ソードフィラメント2の上側に4個のグリッド3が左右
方向に配置され、かつ、各グリッド3の上側にそれぞれ
(n+1)個のバー状のアノードセグメント4が設けら
れている。また、裏層側にはカソードフィラメント2の
下側に5個のグリッド5が左右方向に配置され、かつ、
各グリッド5の下側にそれぞれ文字表示用の16個のアノ
ードセグメント6が設けられている。4つのグリッド3
は4つの帯域に対応している。アノードセグメント4、
6は各々、図示しない透明なガラス基板上に装着されて
いるが、アノードセグメント4、6も透光性を有してい
る。
【0004】表層側のグリッド3とアノードセグメント
4は表層表示部7を形成し、表層用のドライバ回路8に
よりダイナミック駆動されてスペクトラムラアナライザ
表示を行う。また、裏層側のグリッド5とアノードセグ
メント6は裏層表示部9を形成し、裏層用のドライバ回
路10によりダイナミック駆動されてソース名の表示を
行う。ドライバ回路8と10は各々、ワンチップマイコ
ンで構成されている。表層側のアノードセグメント4は
グリッドに対し相対的に同じ位置のものが共通接続さ
れ、12Vにプルアップされたセグメント駆動線SD0
SDn によりドライバ回路8のセグメント駆動用の第1
出力段11と接続されている。
【0005】第1出力段11は図7(1)に示す如く、
n個のオープンドレインのFET110 〜11n から構
成されている。また、グリッド3は個別に12Vにプルア
ップされたグリッド駆動線GD0 〜GD3 を介してドラ
イバ回路8のグリッド駆動用の第2出力段12と接続さ
れている。第2出力段12は図7(2)に示す如く、4
つのオープンドレインのFET120 〜123 から構成
されている。
【0006】裏層側のアノードセグメント6もグリッド
に対し相対的に同じ位置のものが共通接続されたのち12
Vにプルアップされたセグメント駆動線SD0 ´〜SD
15´によりドライバ回路10のセグメント駆動用の第1
出力段(16個のオープンドレインのFETから成る)1
3と接続されている。グリッド5は個別に12Vにプルア
ップされたグリッド駆動線GD0 ´〜GD4 ´を介して
ドライバ回路10のグリッド駆動用の第2出力段(5つ
のオープンドレインのFETから成る)14と接続され
ている。ドライバ回路8と10には、表裏層同時、表層
単独、裏層単独の3つのモードを切り換え指定するため
の操作部15が接続してあり、切り換え操作に応じたモ
ード指定信号が入力される。
【0007】ドライバ回路8は外部から入力した帯域別
オーディオレベルデータをバッファメモリに格納する一
方、内部発生させたクロックを用いてスキャン用カウン
タで0から3まで巡回的にカウントし、該カウント値に
応じて第2出力段12の4つのオープンドレインのFE
T120 〜123 を順にオンし、グリッド駆動線GD0
〜GD3 に順に12Vの所定のパルス幅と繰り返し周期を
持つ走査パルスを印加させてグリッドスキャンする(図
8のSP0 (GD0 )〜SP3 (GD3 )参照)。そし
て、操作部15から表裏層同時モードと表層単独モード
のモード指定信号が入力されているとき、グリッドスキ
ャンに同期してバッファメモリから現在、走査されてい
るグリッドに対応する帯域に係る帯域別レベルデータを
読み出し、該データに応じて第1出力段11のオープン
ドレインのFET110 〜11n を適宜オンし、セグメ
ント駆動線SD0 〜SDn に適宜、12Vの駆動電圧を印
加して表層表示部7にスペクトラムアナライザ表示を行
わせる。
【0008】一方、操作部13から裏層単独モードのモ
ード指定信号が入力されているとき、バッファメモリの
内容は無視し、帯域別レベルデータが全てブランクであ
るとして、第1出力段11のオープンドレインのFET
110 〜11n をオフ状態に保ち、表層表示部7を消灯
状態とする。
【0009】ドライバ回路10は外部から入力したキャ
ラクタデータ列をバッファメモリに格納する一方、内部
発生させたクロックを用いてスキャン用カウンタで0か
ら4まで巡回的にカウントし、該カウント値に応じて第
2出力段14の5つのオープンドレインFETを順にオ
ンし、グリッド駆動線GD0 ´〜GD4 ´に順に12Vの
所定のパルス幅と繰り返し周期を持つ走査パルスを印加
させてグリッドスキャンする(図8のSP0 ´(GD0
´)〜SP4 ´(GD3 ´)参照)。そして、操作部1
5から表裏層同時モードと裏層単独モードのモード指定
信号が入力されているとき、グリッドスキャンに同期し
てバッファメモリから現在、走査されているグリッドに
対応する部分のキャラクタデータを読み出し、セグメン
トパターンに変換したのち、該変換したパターンに基づ
き第1出力段13のオープンドレインFETを適宜オン
し、セグメント駆動線SD0 ´〜SD15´に適宜、12V
の駆動電圧を印加してソース名表示を行う。
【0010】一方、操作部15から表層単独モードのモ
ード指定信号が入力されているとき、バッファメモリの
内容は無視し、キャラクタデータが全てブランクである
として、第1出力段13のオープンドレインのFET1
0 〜1315をオフ状態に保ち、裏層表示部9を消灯状
態とする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、二層蛍光
表示管を用いた表示装置によれば、スペクトラムアナラ
イザ表示とソース名表示を同時かつ重ねて行うことがで
きるので、表示スペースの大幅な節約が可能となる。け
れども、図9(1)に示す如く、帯域別オーディオレベ
ルが小さいときは裏層側のソース名表示も良く見えるの
で良いが、図9(2)に示す如く、帯域別オーディオレ
ベルが大きくなったとき、ソース名表示がスペクトラム
アナライザ表示に隠れて判らなくなってしまう問題があ
った。本発明は上記した従来技術の問題に鑑み、裏層側
の表示情報が見づらくならない表示装置を提供すること
を目的とする。
【0012】
【問題を解決するための手段】本発明に係る表示装置で
は、表層と裏層の2つの表示部を有する二層蛍光表示管
と、表層と裏層の表示部を表示駆動し、表層と裏層の表
示部に各々、別個の所定の情報を同時かつ重ねて表示さ
せる駆動手段とを備えた表示装置において、駆動手段は
表層の表示部の輝度を裏層より相対的に下げて表示駆動
するように構成したこと、を特徴としている。
【0013】本発明に係る他の表示装置では、表層と裏
層の2つの表示部を有する二層蛍光表示管と、表層と裏
層の表示部を表示駆動し、表層と裏層の表示部に各々、
別個の所定の情報を同時かつ重ねて表示させたり、表層
の表示部単独で所定の情報を表示させる駆動手段とを備
えた表示装置において、駆動手段は表層と裏層の表示部
に各々、別個の情報を同時かつ重ねて表示させる際、表
層の表示部の輝度を裏層より相対的に下げて表示駆動
し、表層の表示部単独で表示させる際、表層と裏層の同
時表示時よりも表層の表示部の輝度を上げて表示駆動す
るように構成したこと、を特徴としている。
【0014】
【作用】本発明の請求項1に係る表示装置によれば、駆
動手段は二層蛍光表示管の表層と裏層の表示部を駆動す
る際、表層の表示部の輝度を裏層より相対的に下げて表
示駆動する。これにより、表層の表示情報の視認性を確
保しながら裏層の表示情報が表層の表示で見づらくなる
のを防止することができる。
【0015】また、本発明の請求項2に係る他の表示装
置によれば、駆動手段は表層と裏層の表示部に各々、別
個の所定の情報を同時かつ重ねて表示させる際、表層の
表示部の輝度を裏層より相対的に下げて表示駆動し、表
の表示部単独で表示させる際、表層と裏層の同時表示
時よりも表層の表示部の輝度を上げて表示駆動する。こ
れにより、表層と裏層の同時表示時は表層の表示情報の
視認性を確保しながら裏層の表示情報が表層の表示で見
づらくなるのを防止することができ、表層単独表示時
は、表層の表示情報の視認性を良好なものとできる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る二層蛍光表示
管を用いた表示装置の回路図である。なお、図6と同一
の構成部分には同一の符号が付してある。ドライバ回路
8Aは4つのグリッド3に印加する走査パルスSP0
SP3 のデューティ比を可変可能とするため、第2出力
段12のオープンドレインFET120 〜123 (図7
(2)参照)のオン時間幅を可変し、走査パルスSP0
〜SP3 の幅を可変できるようになっており、操作部1
5から表層単独表示モードと裏層単独表示モードのモー
ド指定信号が入力されているとき、走査パルスSP0
SP3 のパルス幅を図8に示す従来例と同じ通常の長さ
とし、表層と裏層の同時表示モードのモード指定信号が
入力されているとき、走査パルスSP0 〜SP3 のパル
ス幅を通常長さより数十%程度の一定量(具体的には、
10〜40%程度、好ましくは20〜30%程度)だけ
短くする。その他の構成部分は図6と全く同様に構成さ
れている。
【0017】次にこの実施例の動作を図2のタイムチャ
ート、図3の表示状態説明図を参照しながら説明する。裏層の単独表示 ドライバ8Aは裏層単独表示モードが指定されたとき、
図6の従来例と全く同じ動作をする。所定の通常のパル
ス幅、繰り返し周期の走査パルスSP0 〜SP3 をグリ
ッド駆動線GD0 〜GD3 に印加してグリッドスキャン
を行う(図2の実線A0 〜A3 参照)。但し、セグメン
ト駆動線SD0 〜SDn は駆動せず、表層表示部7を消
灯状態とする。
【0018】ドライバ10も操作部15で裏層単独表示
モードが指定されたとき、図6の従来例と全く同じ動作
をする。すなわち、所定のパルス幅、繰り返し周期の走
査パルスSP0 ´〜SP4 ´をグリッド駆動線GD0 ´
〜GD4 ´に印加してグリッドスキャンを行う(図2参
照)。そして、外部から入力したキャラクタデータ列の
内、現在走査中のグリッド5に対応するキャラクタデー
タに基づき、セグメント駆動線SD0 ´〜SD15´に適
宜、12Vの駆動電圧を印加し駆動することで、所定の通
常の輝度で裏層表示部9にソース名を表示させる。これ
により、裏層表示部9に表示されたソース名を良好な視
認性の下に見ることができる(図3(1)参照)。
【0019】表層の単独表示 ドライバ8Aは操作部15で表層単独表示モードが指定
されたとき、図6の従来例と全く同じ動作をする。すな
わち、所定の通常のパルス幅、繰り返し周期の走査パル
スSP0 〜SP3 をグリッド駆動線GD0 〜GD3 に印
加してグリッドスキャンを行う(図2の実線A0 〜A3
参照)。そして、外部から入力した帯域別オーディオレ
ベルデータの内、現在走査中のグリッド3に対応する帯
域別レベルデータに基づき、セグメント駆動線SD0
SDn に適宜、12Vの駆動電圧を印加し駆動すること
で、所定の通常の輝度で表層表示部7にスペクトラムア
ナライザ表示を行わせる。一方、ドライバ10は表層単
独表示モードが指定されたとき、グリッドスキャンは継
続するが(図2参照)、セグメント駆動線SD0 ´〜S
15´は駆動せず、裏層表示部9を消灯状態とする。こ
れにより、表層表示部7に表示されたスペクトラムアナ
ライザ表示を良好な視認性の下に見ることができる(図
3(2)参照)。
【0020】表層と裏層の同時表示 ドライバ10は操作部15で表層と裏層の同時表示モー
ドが指定されたとき、裏層単独表示モード時と同じ動作
をし(図2参照)、所定の通常の輝度で裏層表示部9に
ソース名を表示させる。一方、ドライバ8Aは同時表示
モードが指定されたとき、繰り返し周期は表層単独表示
モード時と同じだが、パルス幅は数十%短くした走査パ
ルスSP0 〜SP3 をグリッド駆動線GD0 〜GD3
印加してグリッドスキャンを行う(図2の破線B0 〜B
3 参照)。そして、外部から入力した帯域別オーディオ
レベルデータの内、現在走査中のグリッド3に対応する
帯域別レベルデータに基づき、セグメント駆動線SD0
〜SDn に適宜、12Vの駆動電圧を印加し駆動すること
で、通常より少し下げた輝度で表層表示部7にスペクト
ラムアナライザ表示を行わせる。これにより、表層のス
ペクトラム表示の視認性を確保しながら裏層のソース名
表示が表層の表示に隠れて見づらくなるのを防止できる
(図3(3)参照)。
【0021】この実施例によれば、表層と裏層を同時表
示するとき、ドライバ回路10は通常の輝度でソース名
を表示させるように裏層表示部9の表示駆動を行う一
方、ドライバ回路8Aは裏層より輝度を相対的に一定量
下げてスペトクラム表示させるように表層表示部7の表
示駆動を行う。これにより、表層のスペクトラム表示の
視認性を確保しながら裏層のソース名表示が表層の表示
でみづらくなるのを防止することができる。また、表層
を単独表示するとき、ドライバ回路8Aは通常の明るい
輝度に戻して表示駆動するので、スペクトラムアナライ
ザ表示を良好な視認性の下に見ることができる。
【0022】なお、上記した実施例では表層と裏層を同
時表示するとき、グリッド3をスキャンするための走査
パルスSP0 〜SP3 のパルス幅を通常時より数十%短
くして輝度を下げるようにしたが、パルス幅の代わりに
繰り返し周期を数十%長くしてデューティ比を小さく
し、スペクトラムアナライザ表示の輝度を下げるように
しても良い。
【0023】また、ドライバ回路8Aと10は互いに独
立して表層表示部7と裏層表示部9のダイナミック駆動
を行うようにしたが、この場合、表層のグリッド3と下
層のグリッド5に同時に印加される走査パルスが重なる
タイミングが有り、表層と裏層の同時表示モード時にカ
ソードフィラメント2からの電子放出量が多大となって
カソードフィラメント2の劣化が早まる。そこで、表層
と裏層を時分割でダイナミック駆動するようにし、カソ
ードフィラメント2からの電子放出量を抑えるようにし
ても良い。例えば、図4に示す如く、各々、ワンチップ
マイコンで構成されたドライバ回路8Bと10Bをスレ
ーブにして制御するコントロールマイコン16を設け、
操作部15からのモード指定信号をコントロールマイコ
ン16に入力するようにする。ドライバ回路8Bと10
Bは、各々、コントロールマイコン16から表示開始指
令信号を入力したあと、一巡だけグリッドスキャンを行
ってスキャン終了信号をコントロールマイコン16に出
力し、次に表示開始指令信号を入力するまでグリッドス
キャンを中断するようになっている。コントロールマイ
コン16はドライバ回路8Bと10Bに対し交互に表示
開始指令信号を出力する。
【0024】図5のタイムチャートを参照しながら図4
の表示装置の動作を説明すると、コントロールマイコン
16は操作部15で裏層単独表示モードが指定されてい
るとき、或る時点でドライバ回路10Bに対しスキャン
開始指令信号を点灯指令信号とともに与え、スキャン終
了信号の入力を待つ。スキャン開始指令信号と表示指令
信号を入力したドライバ回路10Bは所定のパルス幅の
走査パルスSP0 ´〜SP4 ´を一巡だけグリッド駆動
線GD0 ´〜GD4 ´に印加し、外部から入力したキャ
ラクタデータ列の内、現在走査中のグリッド5に対応す
るキャラクタデータに基づきセグメント駆動線SD0 ´
〜SD4 ´を駆動する。グリッドスキャンを一巡終了し
たならばスキャン終了信号をコントロールマイコン16
に出力して、グリッドスキャンを中断し、次のスキャン
開始指令信号の入力を待つ(図5参照)。
【0025】ドライバ回路10Bからスキャン終了信号
を入力したコントロールマイコン16は次に、ドライバ
回路8Bに対しスキャン開始指令信号を消灯指令信号と
ともに与え、スキャン終了信号の入力を待つ。スキャン
開始指令信号と消灯指令信号を入力したドライバ回路8
Bは所定のパルス幅の走査パルスSP0 〜SP3 を一巡
だけグリッド駆動線GD0 〜GD3 に印加する(図5の
実線C0 〜C3 参照)。但し、セグメント駆動線SD0
〜SD3 の駆動はしない。グリッドスキャンを一巡終了
したならばスキャン終了信号をコントロールマイコン1
6に出力して、グリッドスキャンを中断し、次のスキャ
ン開始指令信号の入力を待つ(図5参照)。
【0026】ドライバ回路8Bからスキャン終了信号を
入力したコントロールマイコン16は再び、ドライバ回
路10Bにスキャン開始指令信号を点灯指令信号ととも
に与え、以下、同様の動作を繰り返す。グリッドスキャ
ン開始時点から次のグリッドスキャン開始時点までの期
間で見た走査パルスSP0 ´〜SP4 ´のデューティ比
は図2と同じであり(図5参照)、ドライバ回路10B
は通常の明るい輝度で裏層表示部9を駆動し、ソース名
を良好な視認性の下に見られるようにする(図3(1)
参照)。
【0027】一方、操作部15で表層単独表示モードが
指定されているとき、コントロールマイコン16はドラ
イバ回路10Bに対しスキャン開始指令信号を消灯指令
信号とともに与え、スキャン終了信号の入力を待つ。ス
キャン開始指令信号と消灯指令信号を入力したドライバ
回路10Bは所定のパルス幅の走査パルスSP0 ´〜S
4 ´を一巡だけグリッド駆動線GD0 ´〜GD4 ´に
印加する。但し、セグメント駆動線SD0 ´〜SD4 ´
の駆動はしない。グリッドスキャンを一巡終了したなら
ばスキャン終了信号をコントロールマイコン16に出力
して、グリッドスキャンを中断し、次のスキャン開始指
令信号の入力を待つ(図5参照)。
【0028】ドライバ回路10Bからスキャン終了信号
を入力したコントロールマイコン16は次に、ドライバ
回路8Bに対しスキャン開始指令信号を点灯指令信号と
ともに与え、スキャン終了信号の入力を待つ。スキャン
開始指令信号と点灯指令信号を入力したドライバ回路8
Bは所定のパルス幅の走査パルスSP0 〜SP3 を一巡
だけグリッド駆動線GD0 〜GD3 に印加し、外部から
入力した帯域別レベルデータ列の内、現在走査中のグリ
ッド3に対応する帯域別レベルデータに基づきセグメン
ト駆動線SD0 〜SD3 を駆動する。グリッドスキャン
を一巡終了したならばスキャン終了信号をコントロール
マイコン16に出力して、グリッドスキャンを中断し、
次のスキャン開始指令信号の入力を待つ(図5参照)。
【0029】ドライバ回路8Bからスキャン終了信号を
入力したコントロールマイコン16は再び、ドライバ回
路10Bにスキャン開始指令信号を消灯指令信号ととも
に与え、以下、同様の動作を繰り返す。点灯指令信号を
入力したときのグリッドスキャン開始時点から次のグリ
ッドスキャン開始時点までの期間で見た走査パルスSP
0 〜SP4 のデューティ比は図2と同じであり(図5の
0 〜C3 参照)、ドライバ回路8Bが通常の明るい輝
度で表層表示部7を駆動し、スペクトラムアナライザ表
示を良好な視認性の下に見られるようにする(図3
(2)参照)。
【0030】これと異なり、操作部15で表層と裏層の
同時表示モードが指定されているとき、コントロールマ
イコン16はドライバ回路10Bに対しスキャン開始指
令信号を点灯指令信号とともに与え、裏層単独表示モー
ド時と同様に通常の明るい輝度でソース名表示を行わせ
る(図5参照)。裏層表示部9に対するグリッドスキャ
ンが一巡終了し、スキャン終了信号を入力したコントロ
ールマイコン16は次に、ドライバ回路8Bに対しスキ
ャン開始指令信号を減光点灯指令信号とともに与え、ス
キャン終了信号の入力を待つ。
【0031】スキャン開始指令信号と減光点灯指令信号
を入力したドライバ回路8Bは点灯指令信号を入力した
ときに較べて、パルス幅を数十%短くした走査パルスS
0〜SP3 を一巡だけグリッド駆動線GD0 〜GD3
に印加し、外部から入力した帯域別レベルデータ列の
内、現在走査中のグリッド3に対応する帯域別レベルデ
ータに基づきセグメント駆動線SD0 〜SD3 を駆動す
る。グリッドスキャンを一巡終了したならばスキャン終
了信号をコントロールマイコン16に出力して、グリッ
ドスキャンを中断し、次のスキャン開始指令信号の入力
を待つ(図5参照)。
【0032】ドライバ回路8Bからスキャン終了信号を
入力したコントロールマイコン16は再び、ドライバ回
路10Bにスキャン開始指令信号を点灯指令信号ととも
に与え、以下、同様の動作を繰り返す。減光点灯指令信
号を入力したときのグリッドスキャン開始時点から次の
グリッドスキャン開始時点までの期間で見た走査パルス
SP0 〜SP4 のデューティ比は図2の破線B0 〜B3
と同じであり(図5の破線D0 〜D3 参照)参照)、通
常より少し下げた輝度で表層表示部7にスペクトラムア
ナライザ表示を行わせる(図3(3)参照)。
【0033】図4の変形例によっても、表層と裏層の同
時表示モード時、表層のスペクトラム表示の視認性を確
保しながら裏層のソース名表示が表層の表示でみづらく
なるのを防止することができる。また、表層単独表示モ
ード時、ドライバ回路8Bは通常の明るい輝度に戻して
表示駆動するので、スペクトラムアナライザ表示を良好
な視認性の下に見ることができる。そして、表層と裏層
が時分割でダイナミック駆動されるので、カソードフィ
ラメント2からの電子放出量か抑えられ、寿命が長くな
る。
【0034】なお、本発明は表層にスペクトラム表示、
裏層にソース名表示をする場合に何ら限定されるもので
なく、表層と裏層の各々に種々の情報を表示する場合に
適用することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る表示装置によれ
ば、駆動手段は二層蛍光表示管の表層と裏層の表示部を
駆動する際、表層の表示部の輝度を裏層より相対的に下
げて表示駆動するようにしたので、表層の表示情報につ
いての視認性を確保しながら裏層の表示情報が表層の表
示で見づらくなるのを防止することができる。
【0036】また、本発明の請求項2に係る他の表示装
置によれば、駆動手段は表層と裏層の表示部に各々、別
個の所定の情報を同時かつ重ねて表示させる際、表層の
表示部の輝度を裏層より相対的に下げて表示駆動し、表
の表示部単独で表示させる際、表層と裏層の同時表示
時よりも表層の表示部の輝度を上げて表示駆動するよう
にしたので、表層と裏層の同時表示時は表層の表示情報
についての視認性を確保しながら裏層の表示情報が表層
の表示で見づらくなるのを防止することができ、表層単
独表示時は、表層の表示情報の視認性を良好なものとで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る表示装置の回路図であ
る。
【図2】二層蛍光表示管の表層表示部と裏層表示部のグ
リッドに印加される走査パルスを説明する波形図であ
る。
【図3】表示状態の説明図である。
【図4】本発明の変形例に係る表示装置の回路図であ
る。
【図5】二層蛍光表示管の表層表示部と裏層表示部のグ
リッドに印加される走査パルスを説明する波形図であ
る。
【図6】二層蛍光表示管を用いた従来の表示装置の回路
図である。
【図7】第1出力段と第2出力段の構成を示す回路図で
ある。
【図8】二層蛍光表示管の表層表示部と裏層表示部のグ
リッドに印加される走査パルスを説明する波形図であ
る。
【図9】表示状態の説明図である。
【符号の説明】
1 二層蛍光表示管 2 カソードフィ
ラメント 3、5 グリッド 4、6 アノード
セグメント 7 表層表示部 8A、8B、10
B ドライバ回路 9 裏層表示部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表層と裏層の2つの表示部を有する二層
    蛍光表示管と、表層と裏層の表示部を表示駆動し、表層
    と裏層の表示部に各々、別個の所定の情報を同時かつ重
    ねて表示させる駆動手段とを備えた表示装置において、 駆動手段は表層の表示部の輝度を裏層より相対的に下げ
    て表示駆動するように構成したこと、 を特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 表層と裏層の2つの表示部を有する二層
    蛍光表示管と、表層と裏層の表示部を表示駆動し、表層
    と裏層の表示部に各々、別個の所定の情報を同時かつ重
    ねて表示させたり、表層の表示部単独で所定の情報を表
    示させる駆動手段とを備えた表示装置において、 駆動手段は表層と裏層の表示部に各々、別個の所定の情
    報を同時かつ重ねて表示させる際、表層の表示部の輝度
    を裏層より相対的に下げて表示駆動し、表層の表示部
    独で表示させる際、表層と裏層の同時表示時よりも表層
    の表示部の輝度を上げて表示駆動するように構成したこ
    と、 を特徴とする表示装置。
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