JP3195475U - トラック用幌支持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】トラック後部の幌を屋根化することによって、費用と手間をかけずに、雨天時等における作業員の負担軽減を可能とし、同時に、養生シート等装備品の積載を不要とすることができるトラック用幌支持装置を提供する。【解決手段】後ゲートの幌7をトラック後方において持ち上げ、懸架する幌竿と、幌竿を斜め上に支持する2本の支持棒と、トラック本体の後あおり6上辺部に固定又は仮固定され2本の支持棒を受け入れる取付具によって構成される。2本の支持棒は、取付部に対し後方向回転自在とすることができる。さらに、2本の支持棒は、各々、少なくとも2本の棒材による筒納構造とすることができ、支持棒の長さを調節することができる。これら支持棒の回転及び伸縮構造により、幌竿が後ゲートの幌を縣架する上下及び前後の位置を調節することが可能であることを特徴とする。【選択図】図2
Description
本考案はトラック用幌支持装置に関する。
通常、小型の幌付貨物トラックから積荷を下ろしたり軽作業を行うときには、トラック後ゲートの幌を上げた状態で行う。具体的には、幌を下から上方向へと丸め込み、屋根部の骨組パイプにベルトで留めることにより、トラック後ゲートを開放する。
雨天時等に上記作業を行う際は、濡れながら幌の巻上・係止をしてから、傘を差して積荷の上げ下ろしや軽作業を行い、積荷は樹脂製の養生シート等を被せて吹き込む雨水や雪から保護していた。
幌の巻上及び係止は時間と労力を要し、とりわけ雨天時等においては作業者の負担が大きかった。とくに背が低い作業者や女性の場合には、荷台に上って幌の係止を行うなど、転落の危険もあった。また、幌の巻取り後は傘をさして片手で作業を行わねばならず、作業に時間がかかり、駐車時間が長引く等の問題もあった。さらに、作業中に雨水が丸めた幌の溝部に貯まり、解除したときに雨水が一気に落ちて荷物を濡らしてしまうこともあった。
一方、雨天時にのみ使用する養生シートを常時に積載しておくことは、荷台のスペースを減少させるほか、車両の積載量にも影響し、道路交通法の過積載違反の原因になる。また、使用後の濡れた養生シートを荷台に積むことで、シートに付着した水滴で荷物を濡らしてしまう心配もあった。
特許文献1には、幌用骨組を左右あおり板に着脱自在に取り付け、貨物の積み下ろしの際に左右いずれかの骨組を油圧シリンダーの力により屋根ごと持ち上げ、これによって解放された側面から荷物の積み下ろしを行う幌開閉装置についての考案が開示されている。しかし、この方法は作業員の負担軽減にはなるが、装置の作成に要するコストが大きいばかりか、荷台の側面全体が開放されるため、雨天時等に側面近傍に積まれた荷物が濡れてしまう心配がある。
上述の問題に鑑み、本考案は、トラック後部の幌を屋根化することによって、費用と手間をかけずに、雨天時等における作業員の負担軽減を可能とし、同時に、養生シート等装備品の積載を不要とすることができるトラック用幌支持装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本考案に係るトラック用幌支持装置は、前記後ゲートの幌をトラック後方において持ち上げ、懸架する幌竿と、前記幌竿を斜め上に支持する2本の支持棒と、トラック本体の後あおり上辺部に固定又は仮固定され前記2本の支持棒を受け入れる取付具によって構成される。
請求項2の考案においては、前記2本の支持棒は、前記取付具に対し後方向回転自在であることにより、前記幌竿が前記後ゲートの幌を縣架する上下及び前後の位置を調節することが可能であることを特徴とする。
請求項3の考案においては、前記2本の支持棒は、各々、少なくとも2本の棒材による筒納構造を有し、該筒納部分の長さを調節することにより前記支持棒全体の長さ調節が可能であり、前記支持棒の長さを調節することにより前記幌竿が前記後ゲートの幌を縣架する上下及び前後の位置を調節することが可能であることを特徴とする。
幌の巻上及び係止にかかる時間と労力がなくなり、普段及び雨天時等の作業者の負担が減る。また、荷台に上って幌の係止を行う機会が減り、転落の危険が減少する。
雨天時等に傘をさして作業を行う必要がなくなるため、両手が使え、作業効率が良くなる。また、これに伴い作業時間が減少し、駐車時間が長引く等の問題も解消される。
作業中に巻きあげた幌に貯まった雨水の突然の落下がなくなり、作業員と荷物が濡れる心配がなくなる。
幌の屋根化によって日陰ができ、真夏の直射日光から作業員を保護できる。
装備品として養生シートを常時に積載しておく必要がなくなるため、荷台のスペースの有効活用が可能となるほか、過積載違反発生の可能性が減る。また、使用後の濡れた養生シートによって荷物を濡らしてしまうことがなくなる。
(実施形態1)
本発明の第1の実施形態の幌支持装置の構成について図を用いて説明する。本考案に係る幌支持装置1は、トラック荷台の後ゲートの幌7をトラック後方において懸架する幌竿2と、幌竿2を斜め上方向に支持する2本の支持棒3と、トラック本体の後あおり6上辺部に固設され前記2本の支持棒3を受け入れる取付具4とによって構成されるが、本実施形態では、図1に示すように、支持棒3と取付具4が一体となっている。
本発明の第1の実施形態の幌支持装置の構成について図を用いて説明する。本考案に係る幌支持装置1は、トラック荷台の後ゲートの幌7をトラック後方において懸架する幌竿2と、幌竿2を斜め上方向に支持する2本の支持棒3と、トラック本体の後あおり6上辺部に固設され前記2本の支持棒3を受け入れる取付具4とによって構成されるが、本実施形態では、図1に示すように、支持棒3と取付具4が一体となっている。
具体的には、支持棒3の一端に略コの字型の取付具4が溶着又は螺着されており、他端は幌竿2を載置できるように、Y字形の支持部33が設置されている(図1)。取付具4と支持棒3との角度は30度前後とするのが望ましい。
次に、装着の手順について説明する。
まず、ゴム等によって止められている荷台の後ゲートの幌7を、後あおり6から解放し、作業者が幌の内側に身を入れる。次に、荷台から2本の支持棒3を取り出し、2本の間隔が幌竿2の長さよりやや狭くなる程度にして、支持棒3の一端の略コの字型の取付具4を、トラック荷台の後あおり6の上辺に狭着させる。最後に、支持棒3支持部33に幌竿2を載置する。これにより、幌竿2が後ゲートの幌7を懸架し、幌7が屋根化される。
まず、ゴム等によって止められている荷台の後ゲートの幌7を、後あおり6から解放し、作業者が幌の内側に身を入れる。次に、荷台から2本の支持棒3を取り出し、2本の間隔が幌竿2の長さよりやや狭くなる程度にして、支持棒3の一端の略コの字型の取付具4を、トラック荷台の後あおり6の上辺に狭着させる。最後に、支持棒3支持部33に幌竿2を載置する。これにより、幌竿2が後ゲートの幌7を懸架し、幌7が屋根化される。
本実施形態の幌支持装置1は本考案の基本形をなすものであり、構成が単純であることから作成に費用がかからず、また、設置に手間がかからない。しかしながら、図2に示すように、雨天時等の荷物の積み下ろしや後ゲートでの軽作業には十分威力を発揮する。
(実施形態2)
次に、実施形態2の幌支持装置について説明する。本実施形態の幌支持装置1は図3に示すように、取付具4と支持棒3が分離しており、使用時に支持棒3を取付具4に仮固定する。すなわち、略コの字型の取付具4は荷台の後あおり6の上辺に常時固着させておき、使用時に支持棒3の下端を取付具4の差込口に挿入し、レバーストッパーで仮固定する構成になっている。
次に、実施形態2の幌支持装置について説明する。本実施形態の幌支持装置1は図3に示すように、取付具4と支持棒3が分離しており、使用時に支持棒3を取付具4に仮固定する。すなわち、略コの字型の取付具4は荷台の後あおり6の上辺に常時固着させておき、使用時に支持棒3の下端を取付具4の差込口に挿入し、レバーストッパーで仮固定する構成になっている。
また、支持棒3の下端近傍には結合節34が設けられており、回転による角度調節が可能となっている。さらに、支持棒3は上部31と下部32の2本によって構成され、上部31が下部32内に収納される筒納式の伸縮構造になっており、ストップピン36を使用して、2段階の長さ調節が可能となっている。
本実施形態の幌支持装置1は、上述のように支持棒3の角度及び長さの調節が可能であるため、屋根化される幌の面積を調節することができる。図4は後部の幌を最大に屋根化した状態を示す。
以上、本考案の有する特徴及び優れた点を上記実施形態に記載したが、本考案は、本考案の原理の範囲内で、本願の実用新案登録請求の範囲で使用されている言葉を広く一般的な意味にまで広げて実施することが可能である。特に各部品の素材又は形状、若しくは取付部、支持棒3の構造の詳細については様々の実施形態が可能であり、それらについての本実施形態と異なる形態又は方法による実施は、本考案の技術的範囲に含まれるものと解する。
1 幌支持装置
2 幌竿
3 支持棒
31 支持棒上部
32 支持棒下部
33 支持部
34 結合節
35 筒納口
36 ストップピン
4 取付具
41 差込口
42 レバーストッパー
5 後ゲート
6 後あおり
7 後ゲートの幌
2 幌竿
3 支持棒
31 支持棒上部
32 支持棒下部
33 支持部
34 結合節
35 筒納口
36 ストップピン
4 取付具
41 差込口
42 レバーストッパー
5 後ゲート
6 後あおり
7 後ゲートの幌
Claims (3)
- トラックの後ゲートの幌を屋根化するためのトラック用幌支持装置であって、
前記後ゲートの幌をトラック後方において懸架する幌竿と、
前記幌竿を斜め上方向に支持する2本の支持棒と、
トラック本体の後あおり上辺部に固定又は仮固定され前記2本の支持棒を受け入れる取付具と、
から成ることを特徴とする幌支持装置。 - 前記2本の支持棒は、前記取付具に対し後方向回転自在であることにより、前記幌竿が前記後ゲートの幌を縣架する上下及び前後の位置を調節することが可能であることを特徴とする請求項1記載の幌支持装置。
- 前記2本の支持棒は、少なくとも2本の棒材による筒納構造を有し、該筒納部分の長さを調節することにより前記支持棒の長さ調節が可能であり、前記支持棒の長さを調節することにより前記幌竿が前記後ゲートの幌を縣架する上下及び前後の位置を調節することが可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の幌支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014005858U JP3195475U (ja) | 2014-11-05 | 2014-11-05 | トラック用幌支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014005858U JP3195475U (ja) | 2014-11-05 | 2014-11-05 | トラック用幌支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3195475U true JP3195475U (ja) | 2015-01-22 |
Family
ID=52685177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014005858U Expired - Fee Related JP3195475U (ja) | 2014-11-05 | 2014-11-05 | トラック用幌支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3195475U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5916183B1 (ja) * | 2015-11-02 | 2016-05-11 | 学 佐糠 | 乗用ゴルフカート搭載のキャディバッグ雨除けカバー保持具 |
CN107386777A (zh) * | 2017-08-31 | 2017-11-24 | 王阳春 | 横杆长短可调节的遮阳雨篷 |
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2014
- 2014-11-05 JP JP2014005858U patent/JP3195475U/ja not_active Expired - Fee Related
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