JP3195088B2 - シミュレーション装置 - Google Patents

シミュレーション装置

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JP3195088B2 JP34609992A JP34609992A JP3195088B2 JP 3195088 B2 JP3195088 B2 JP 3195088B2 JP 34609992 A JP34609992 A JP 34609992A JP 34609992 A JP34609992 A JP 34609992A JP 3195088 B2 JP3195088 B2 JP 3195088B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばVerilog
などのハードウエア記述言語プログラムを用いて、例え
ばLSIなどのハードウエアのシミュレーションを行う
シミュレーション装置に関する。以下、ハードウエア記
述言語をHDLという。
【0002】
【従来の技術】従来、ASICなどのLSIを設計する
ときに、LSIのハードウエアの制御内容を含む処理内
容を入力するためのエントリツール装置が用いられてい
る。このエントリツール装置は、状態遷移図などの制御
内容を示す図形(グラフィックな画像情報)を入力する
第1の入力装置と、LSI内のハードウエアを制御する
ための処理内容を当該エントリツール装置固有の言語で
入力する第2の入力装置とを備えている。
【0003】上記エントリツール装置を用いて入力され
たプログラムやデータを従来のHDLシミュレータを用
いてシミュレーションするためには、上記第1と第2の
入力装置を用いて入力されたプログラムとデータを、当
該HDLシミュレータの仕様に合致するHDLを用いて
変換し、変換して得られたプログラムとデータを当該H
DLシミュレータに入力することにより、当該シミュレ
ーションの結果を、プリントアウトされたソースリスト
の形式、もしくはディスプレイ上の表示形式で得ること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の装置では、上記エントリツール装置を用いて入
力されたプログラムとデータを所定のHDLを用いて変
換する必要があることから、当該処理が複雑となるとい
う問題点があった。また、従来のHDLシミュレータに
よって得られるシミュレータの結果は、プリントアウト
されたソースリストの形式、もしくはディスプレイ上の
表示形式でしか得ることができない。
【0005】さらに、シミュレーションの結果をディス
プレイ上の表示形式で表示するときに、1個のフローに
おける実行位置を表示することができるが、例えば、同
時に実行される複数のフローがある場合に、シミュレー
ションしたときに各フローにおける同時実行位置(以
下、コンカレント実行位置という。)を把握することが
できないという問題点があった。
【0006】本発明の目的は以上の問題点を解決し、例
えばASICなどのLSIを設計するときに用いられ設
計したLSIなどのハードウエアの動作をシミュレーシ
ョンすることができるシミュレーション装置であって、
状態遷移図などの制御内容を示す図形を入力するととも
に当該ハードウエアを制御するための処理内容をHDL
を用いて入力することによって当該ハードウエアの動作
をシミュレーションすることができ、しかも複数のフロ
ーにおけるコンカレント実行位置を表示することができ
るシミュレーション装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシミュレー
ション装置は、それぞれ複数のステートを有する複数の
制御フローを含むハードウエアの制御動作をシミュレー
タを用いてシミュレーションし、上記シミュレーション
結果を表示画面上に表示するシミュレーション装置にお
いて、図形の形式で入力された上記複数の制御フローの
制御内容を示す図形情報を解析して上記表示画面上で表
示するための図形データを生成する第1の解析手段と、
所定のハードウエア記述言語の形式で入力された上記各
ステートで実行される処理内容を解析して、複数のプロ
グラムからなる上記ハードウエア記述言語のプログラム
データを生成する第2の解析手段と、上記第1の解析手
段によって生成された図形データと上記第2の解析手段
によって生成されたプログラムデータを、上記シミュレ
ータにおいてシミュレーションを行うための所定の形式
の生成プログラムに変換する変換手段と、上記変換手段
によって変換された生成プログラムの行番号と、上記第
2の解析手段によって生成されたプログラムデータの各
ステート毎の先頭位置との連結関係を示すリンクデータ
を生成する第1の生成手段と、上記変換手段によって変
換された生成プログラムと上記第1の生成手段によって
生成されたリンクデータとに基づいて、互いに関係する
ステートと処理内容と上記プログラムデータのプログラ
ムとの関係を示す表示リンクデータを生成する第2の生
成手段と、上記変換手段によって変換されたプログラム
データを上記シミュレータに出力してシミュレーション
を実行するようにシミュレータを制御し、実行後の計算
結果と現在実行している上記プログラムデータ上の実行
位置を含むシミュレーション結果のデータを出力させる
制御手段と、上記シミュレータから出力されるシミュレ
ーション結果のデータに含まれる現在実行している上記
プログラムデータ上の実行位置のデータと、上記第2の
生成手段によって生成された表示リンクデータとに基づ
いて、上記第1の解析手段によって生成された図形デー
タと上記第1の生成手段によって生成されたリンクデー
タとを参照しながら、上記シミュレータが現在実行して
いるステートと処理内容の実行位置を計算して、上記表
示画面の上記図形上で、上記各制御フロー毎に表示する
ように制御する表示制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0008】
【作用】以上のように構成されたシミュレーション装置
において、上記第1の解析手段は、図形の形式で入力さ
れた上記複数の制御フローの制御内容を示す図形情報を
解析して上記表示画面上で表示するための図形データを
生成する一方、上記第2の解析手段は、所定のハードウ
エア記述言語の形式で入力された上記各ステートで実行
される処理内容を解析して、複数のプログラムからなる
上記ハードウエア記述言語のプログラムデータを生成す
る。次いで、上記変換手段は、上記第1の解析手段によ
って生成された図形データと上記第2の解析手段によっ
て生成されたプログラムデータを、上記シミュレータに
おいてシミュレーションを行うための所定の形式の生成
プログラムに変換し、上記第1の生成手段は、上記変換
手段によって変換された生成プログラムの行番号と、上
記第2の解析手段によって生成されたプログラムデータ
の各ステート毎の先頭位置との連結関係を示すリンクデ
ータを生成し、上記第2の生成手段は、上記変換手段に
よって変換された生成プログラムと上記第1の生成手段
によって生成されたリンクデータとに基づいて、互いに
関係するステートと処理内容と上記プログラムデータの
プログラムとの関係を示す表示リンクデータを生成す
る。さらに、上記制御手段は、上記変換手段によって変
換されたプログラムデータを上記シミュレータに出力し
てシミュレーションを実行するようにシミュレータを制
御し、実行後の計算結果と現在実行している上記プログ
ラムデータ上の実行位置を含むシミュレーション結果の
データを出力させ、上記表示制御手段は、上記シミュレ
ータから出力されるシミュレーション結果のデータに含
まれる現在実行している上記プログラムデータ上の実行
位置のデータと、上記第2の生成手段によって生成され
た表示リンクデータとに基づいて、上記第1の解析手段
によって生成された図形データと上記第1の生成手段に
よって生成されたリンクデータとを参照しながら、上記
シミュレータが現在実行しているステートと処理内容の
実行位置を計算して、上記表示画面の上記図形上で、上
記各制御フロー毎に表示するように制御する。
【0009】従って、状態遷移図などの制御内容を示す
図形を入力するとともに当該ハードウエアを制御するた
めの処理内容をHDLを用いて入力することによって当
該ハードウエアの動作をシミュレーションすることがで
き、しかも複数のフローにおけるコンカレント実行位置
を表示することができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
であるLSIの動作をシミュレーションするシミュレー
ション装置について説明する。
【0011】図1に示すように、本実施例のシミュレー
ション装置は、(a)当該装置のシステムの制御プログ
ラムとその制御プログラムを実行するCPUと、これら
のプログラムを実行するために必要なデータとを格納す
るROMと、ワークエリアとして用いられるRAMとを
含む制御回路のMPU1と、(b)状態遷移図の形式で
入力されたLSIの制御内容を示す図形情報(以下、図
形情報という。)と、当該状態遷移図の各ステートで実
行する処理内容をVerilogなるHDLを用いて入
力したプログラムデータとを、表示するとともに、当該
制御プログラムの実行途中の経過及び実行結果を、コン
カレント実行位置を含めて表示するためのCRTディス
プレイ2と、(c)それぞれHDLプログラム、データ
及び実行制御の指示を入力するためのキーボード2とマ
ウス4と、(d)生成されたHDLプログラムとデータ
を入力することによってシミュレーション結果を出力す
るHDLシミュレータ5とを備え、これらの各装置1乃
至5がバス10を介して接続される。さらに、当該バス
10は次のそれぞれを格納するハードディスクからなる
記憶装置に接続される。以下、各記憶装置を下記の名称
で呼ぶことにする。
【0012】(a)グラフィックデータファイル21:
キーボード2とマウス4を用いて入力された状態遷移図
の形式で入力されたLSIの制御内容を示す図形情報の
ファイルであり、その一例を表1に示す。 (b)HDLデータファイル22:キーボード2とマウ
ス4を用いて入力された、当該状態遷移図の各ステート
で実行する処理内容をVerilogなるHDLを用い
て入力したプログラムデータであり、その一例を表2に
示す。 (c)生成HDLプログラムファイル23:後述するH
DLプログラム生成処理(ステップS12)において生
成されたHDLプログラムファイルであって、その一例
を表3に示す。 (d)リンクデータファイル24:後述するリンクデー
タ生成処理(ステップS13)において生成され、生成
HDLプログラムの行番号とHDLデータの各ステート
毎の先頭位置との関係を示すリンクデータファイルであ
って、その一例を表4に示す。 (e)表示出力データファイル25:グラフィックデー
タファイル21に格納されたグラフィックデータと、H
DLデータファイル22に格納されたHDLデータと、
後述するファイル出力処理(ステップS14)において
生成された表示リンクデータを含む表示出力データファ
イルであって、後者の表示リンクデータの一例を表5に
示す。 なお、表1乃至表5において、説明の便宜上、各行の最
左位置に参照番号を付している。
【0013】<グラフィックデータファイル21に格納
されたグラフィックデータ>
【表1】 1001 AUTOMATON1 { 1002 State SO { 1003 StartState 1004 position (20,30) 1005 Transition T1 to S1 { poslist (20,25)(20,30) } 1006 } 1007 State S1 { 1008 position (20,50) 1009 Transition T2 to S0 { poslist (20,50)(10,40)(20,30)} 1010 Action A1 { position (25,45) } 1011 } 1012 } 1013 AUTOMATON2 { 1014 State S2 { 1015 StartState 1016 position (80,20) 1017 Transition T3 to S3 { poslist (80,20)(80,40) } 1018 Action A2 { position (85,15) } 1019 } 1020 State S3 { 1021 position (80,40) 1022 Transition T4 to S4 { poslist (80,40)(80,60) } 1023 } 1024 State S4 { 1025 position (80,60) 1026 Transition T5 to S5 { poslist (80,60)(80,80) } 1027 Action A3 { position (85,55) } 1028 } 1029 State S5 { 1030 position (80,80) 1031 Transition T6 to S2 { poslist (80,80)(70,50)(80,20) } 1032 } 1033 }
【0014】<HDLデータファイル22において格納
されたHDLデータ>
【表2】 2001 HDL1 “if( Read==1)\n begin\n DATA1=HIGH_DATA;\n DATA2=LOW_DAT A; end\n 2002 if(Write==1)\n DATA_OUT=DATA1+DATA2;" 2003 HDL2 “Read = 1;\nWrite = 0;" 2004 HDL3 “Read = 0+\nWrite = 1;”
【0015】<生成HDLプログラムファイル23にお
いて格納されたHDLプログラム>
【表3】 3001 module TEST (CLK,HIGH_DATA,LOW_DATA,DATA_OUT); 3002 input CLK ; 3003 input [3:0] HIGH_DATA; 3004 input [3:0] LOW_DATA; 3005 output [7:0] DATA_OUT; 3006 reg [7:0] DATA_OUT; 3007 3008 reg Read; 3009 reg Write; 3010 reg [3:0] DATA1; 3011 reg [3:0] DATA2; 3012 3013 reg CURRENT_STATE1; 3014 reg NEXT_STATE1; 3015 3016 reg [1:0] CURRENT_STATE2; 3017 reg [1:0] NEXT_STATE2; 3018 3019 parameter S0=1'b0, S1=1'b1; 3020 parameter S2=2'b00, S3=2'b01, S4=2'b10, S5=2'b11; 3021 3022 initial begin 3023 NEXT_STATE1 = S0; 3024 NEXT_STATE2 = S2; 3025 end 3026 3027 always @ ( posedge CLK ) 3028 begin : process_1 3029 3030 CURRET_STATE1 = NEXT_STATE1; 3031 CURRET_STATE2 = NEXT_STATE2; 3032 end 3033 3034 always @ ( CURRET_STATE1 ) 3035 begin : automaton_1 3036 3037 case ( CURRET_STATE1 ) 3038 3039 S0 : NEXT_STATE = S1; 3040 3041 S1 : begin 3042 if( Read==1 ) 3043 begin 3044 DATA1=HIGH_DATA; 3045 DATA2=LOW_DATA; 3046 end 3047 if( Write==1 ) 3048 DATA_OUT=DATA1+DATA2; 3049 3050 NEXT_STATE1 = S0; 3051 end 3052 endcase 3053 end 3054 3055 always @ ( CURRET_STATE2 ) 3056 begin : automaton_2 3057 3058 case ( CURRET_STATE2 ) 3059 3060 S2 : begin 3061 Read = 1; 3062 Write = 0; 3063 3064 NEXT_STATE2 = S3; 3065 end 3066 3067 S3 : NEXT_STATE2 = S4; 3068 3069 S4 : begin 3070 Read = 0; 3071 Write = 1; 3072 3073 NEXT_STATE2 = S5; 3074 end 3075 3076 S5 ; NEXT_STATE2 = S2; 3077 endcase 3078 end 3079 3080 endmodule
【0016】<リンクデータファイル24において格納
されたリンクデータ>
【表4】 4001 A1 HDL1 42 4002 A2 HDL2 61 4003 A3 HDL3 70
【0017】<表示出力データファイル25において格
納された表示出力データ>当該表示出力データは、表1
のグラフィックデータと表2のHDLデータと以下の表
示リンクデータを含む。
【表5】 5001 AUTOMATON1 : 5002 S0 {}; 5003 S1 {A1 HDL1}; 5004 AUTOMATON2 : 5005 S2 {A2 HDL2}; 5006 S3 {}; 5007 S4 {A3 HDL3}; 5008 S5 {};
【0018】図2は、図1のシミュレーション装置によ
って実行されるシミュレーションのメインフローを示す
フローチャートである。
【0019】当該シミュレーションのメインフローを起
動すると、図2に示すように、まず、ステップS1にお
いてグラフィックデータ入力解析処理が実行される。当
該処理では、操作者によって状態遷移図の形式で入力さ
れたLSIの制御内容を示す図形情報がキーボード3と
マウス4とを用いてCRTディスプレイ2上で編集しな
がら入力され、入力された図形情報を公知の方法で解析
して、表1に示すグラフィックデータを生成して、グラ
フィックデータファイル21に格納される。表1におい
て、1002において「State S0」はS0とラ
ベル付けされたステートを示し、1003は当該ステー
トが開始ステートであることを示し、1004はその開
始ステートの画面上の座標を示す。1005において、
「Transition T1」はT1とラベル付けさ
れた遷移である。また、S1は次に続くステートを示
し、それ以降のデータは、当該開始ステートに付く遷移
を示し、次のステートへの遷移の図形を座標のリストで
示す。この例では、画面の座標位置(20,25)から
座標位置(20,30)への遷移を示す。さらに、10
10において、「Action A1」はA1とラベル
付けされた処理(アクション)である。例えば、101
8は、ステートS2における処理A2を示す。
【0020】次いで、ステップS2においてHDL入力
解析処理が実行される。当該処理では、操作者によって
上記状態遷移図の各ステートで実行する処理内容がVe
rilogなるHDLの形式でキーボード3とマウス4
とを用いてCRTディスプレイ2上で編集しながら入力
され、入力されたプログラムデータを公知の方法で解析
して、表2に示すHDLデータを生成して、HDLデー
タファイル22に格納される。当該処理においては、表
2に示すように、プログラムデータの各行のHDL毎に
「HDL1」,「HDL2」,「HDL3」のように行
番号を付す。
【0021】上記ステップS1とS2で実行された入力
処理でのCRTディスプレイ2上の入力表示画面を図5
を示す。入力表示画面と後述する出力表示画面(図6参
照)は、コンカレント実行位置を表示するために、当該
実施例では、1つの画面が左右2つの表示画面に分割さ
れている。左側の画面が「AUTOMATON1」とラ
ベル付けされ、右側の画面が「AUTOMATON2」
とラベル付けされている。「AUTOMATON1」に
おいては2個のステートS0,S1とが存在し、ステー
トS0からS1への遷移がT1とラベル付けされ、ステ
ートS1からS0への遷移がT2とラベル付けされる。
また、ステートS1における処理がA1とラベル付けさ
れる。一方、「AUTOMATON2」においては4個
のステートS2乃至S5とが存在し、同様に処理A2,
A3と遷移T3乃至T6のラベル付けがなされる。図5
において、A1乃至A3とT1乃至T6はCRTディス
プレイ2上では表示されないラベルである。
【0022】次いで、ステップS3において後述するリ
ンク処理を実行した後、ステップS4において後述する
シミュレーション処理を実行する。
【0023】図3は、図2のサブルーチンであるリンク
処理を示すフローチャートである。図3に示すように、
まず、ステップS11においてラベル付け処理が実行さ
れ、当該処理では、HDLデータファイル22に格納さ
れたHDLプログラムデータに対して各ステートのラベ
ルを割り当てる。次いで、ステップS12において、グ
ラフィックデータファイル21に格納された図形情報デ
ータと、HDLデータファイル22に格納されたHDL
プログラムデータとに基づいて、HDLシミュレータ5
のHDLに適合するHDLで記述した生成HDLプログ
ラムとそれに用いるHDLデータを生成する。表3は生
成されたHDLプログラムの一例であり、3042乃至
3048は処理A1の処理内容を示すプログラムであり
この処理A1の先頭位置は当該HDLプログラム中の4
2行目に位置する。また、3061と3062は処理A
2の処理内容を示すプログラムであり、この処理A2の
先頭位置は当該HDLプログラム中の61行目に位置す
る。さらに、3070と3071は処理A3の処理内容
を示すプログラムであり、この処理A3の先頭位置は当
該HDLプログラム中の70行目に位置する。
【0024】次いで、ステップS13において、リンク
データ生成処理が実行され、生成されたHDLプログラ
ムの行番号とHDLデータの各ステート毎の先頭位置と
の連結関係を示すリンクデータを生成する。表4に当該
リンクデータの一例を示す。表4に示すように、例えば
4001では、処理名「A1」と、HDL名「HDL
1」と、当該HDL1が生成されたHDLプログラム中
の何行目に位置するかを示す行番号「42」から構成さ
れる。
【0025】さらに、ステップS14において、ファイ
ル出力処理が実行される。当該処理では、まず、生成H
DLプログラムと上記生成されたリンクデータとに基づ
いて表5に示す表示リンクデータが生成される。当該表
示リンクデータデータは、ステート名と処理名とHDL
名とをリンクした形式で記述される。例えば5003に
おいては、ステートS1において処理A1がHDL1で
実行されることを示している。次いで、グラフィックデ
ータファイル21に格納されたグラフィックデータと、
HDLデータファイル22に格納されたHDLデータ
と、上記生成された表示リンクデータとを含むデータ
が、表示出力データとして表示出力データファイル25
に出力して格納される。
【0026】図4は、図2のサブルーチンであるシミュ
レーション処理を示すフローチャートである。
【0027】図4において、まず、ステップS21にお
いて、生成HDLプログラムファイル23に格納された
生成HDLプログラムをHDLシミュレータ5に出力し
て当該シミュレータ5を起動する。次いで、当該シミュ
レータ5は公知の通り、当該生成HDLプログラムに基
づいてシミュレーションを実行し、ステップ22におい
てMPU1はシミュレーション結果のデータをHDLシ
ミュレータ5からゲットして入力する。このシミュレー
ション結果のデータは、処理後の計算結果と現在実行し
ている生成HDLプログラム上の実行位置を含む。
【0028】次いで、ステップS23において、上記シ
ミュレーション結果のデータに含まれる現在実行してい
る生成HDLプログラム上の実行位置のデータと、上記
表示出力データファイル25に格納された表示出力デー
タとに基づいて、グラフィックデータファイル21に格
納されたグラフィックデータとリンクデータファイル2
4に格納されたリンクデータを参照しながら、CRTデ
ィスプレイ2の画面上の現在の実行位置、すなわち本実
施例では2個のコンカレント実行位置の画面上の位置
(ステートと処理内容の式を含む)を計算して、当該計
算結果に基づき、表6の出力表示画面に示すように、C
RTディスプレイ2の状態遷移図上で、当該コンカレン
トの実行位置を、ステートについては、100,101
に示すように別の色又は別の特別な図形で示し、処理内
容の式については、各処理内で200,201に示すよ
うに矢印で示す。
【0029】以上説明したように、本実施例によれば、
例えばASICなどのLSIを設計するときに用いられ
設計したLSIなどのハードウエアの動作をシミュレー
ションすることができるシミュレーション装置を提供す
ることができるとともに、状態遷移図などの制御内容を
示す図形を入力するとともに当該ハードウエアを制御す
るための処理内容をHDLを用いて入力することによっ
て当該ハードウエアの動作をシミュレーションすること
ができ、しかも複数のフローにおけるコンカレント実行
位置を表示することができるという特有の利点を有す
る。
【0030】以上の実施例において、状態遷移図の形式
で制御内容を入力しているが、本発明はこれに限らず、
フローチャートなどの図形の形式で、LSIなどのハー
ドウエアの制御内容を入力するようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、そ
れぞれ複数のステートを有する複数の制御フローを含む
ハードウエアの制御動作をシミュレータを用いてシミュ
レーションし、上記シミュレーション結果を表示画面上
に表示するシミュレーション装置において、図形の形式
で入力された上記複数の制御フローの制御内容を示す図
形情報を解析して上記表示画面上で表示するための図形
データを生成する第1の解析手段と、所定のハードウエ
ア記述言語の形式で入力された上記各ステートで実行さ
れる処理内容を解析して、複数のプログラムからなる上
記ハードウエア記述言語のプログラムデータを生成する
第2の解析手段と、上記第1の解析手段によって生成さ
れた図形データと上記第2の解析手段によって生成され
たプログラムデータを、上記シミュレータにおいてシミ
ュレーションを行うための所定の形式の生成プログラム
に変換する変換手段と、上記変換手段によって変換され
た生成プログラムの行番号と、上記第2の解析手段によ
って生成されたプログラムデータの各ステート毎の先頭
位置との連結関係を示すリンクデータを生成する第1の
生成手段と、上記変換手段によって変換された生成プロ
グラムと上記第1の生成手段によって生成されたリンク
データとに基づいて、互いに関係するステートと処理内
容と上記プログラムデータのプログラムとの関係を示す
表示リンクデータを生成する第2の生成手段と、上記変
換手段によって変換されたプログラムデータを上記シミ
ュレータに出力してシミュレーションを実行するように
シミュレータを制御し、実行後の計算結果と現在実行し
ている上記プログラムデータ上の実行位置を含むシミュ
レーション結果のデータを出力させる制御手段と、上記
シミュレータから出力されるシミュレーション結果のデ
ータに含まれる現在実行している上記プログラムデータ
上の実行位置のデータと、上記第2の生成手段によって
生成された表示リンクデータとに基づいて、上記第1の
解析手段によって生成された図形データと上記第1の生
成手段によって生成されたリンクデータとを参照しなが
ら、上記シミュレータが現在実行しているステートと処
理内容の実行位置を計算して、上記表示画面の上記図形
上で、上記各制御フロー毎に表示するように制御する表
示制御手段とを備える。
【0032】従って、例えばASICなどのLSIを設
計するときに用いられ設計したLSIなどのハードウエ
アの動作をシミュレーションすることができるシミュレ
ーション装置を提供することができるとともに、状態遷
移図などの制御内容を示す図形を入力するとともに当該
ハードウエアを制御するための処理内容をHDLを用い
て入力することによって当該ハードウエアの動作をシミ
ュレーションすることができ、しかも複数のフローにお
けるコンカレント実行位置を表示することができるとい
う特有の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る一実施例であるハードウエアの
シミュレーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1のシミュレーション装置によって実行さ
れるシミュレーションのメインフローを示すフローチャ
ートである。
【図3】 図2のサブルーチンであるリンク処理を示す
フローチャートである。
【図4】 図2のサブルーチンであるシミュレーション
処理を示すフローチャートである。
【図5】 図1のシミュレーション装置のディスプレイ
において表示される入力表示画面の一例を示す正面図で
ある。
【図6】 図1のシミュレーション装置のディスプレイ
において表示されるシミュレーション出力表示画面の一
例を示す正面図である。
【符号の説明】
1…MPU、 2…ディスプレイ、 3…キーボード、 4…マウス、 5…HDLシミュレータ、 21…グラフィックデータファイル、 22…HDLデータファイル、 23…生成HDLプログラムファイル、 24…リンクデータファイル、 25…表示データ出力データファイル 100,101…実行中のステート、 200,201…実行中の処理内容を示す矢印。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50 672 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ複数のステートを有する複数の
    制御フローを含むハードウエアの制御動作をシミュレー
    タを用いてシミュレーションし、上記シミュレーション
    結果を表示画面上に表示するシミュレーション装置にお
    いて、 図形の形式で入力された上記複数の制御フローの制御内
    容を示す図形情報を解析して上記表示画面上で表示する
    ための図形データを生成する第1の解析手段と、 所定のハードウエア記述言語の形式で入力された上記各
    ステートで実行される処理内容を解析して、複数のプロ
    グラムからなる上記ハードウエア記述言語のプログラム
    データを生成する第2の解析手段と、 上記第1の解析手段によって生成された図形データと上
    記第2の解析手段によって生成されたプログラムデータ
    を、上記シミュレータにおいてシミュレーションを行う
    ための所定の形式の生成プログラムに変換する変換手段
    と、 上記変換手段によって変換された生成プログラムの行番
    号と、上記第2の解析手段によって生成されたプログラ
    ムデータの各ステート毎の先頭位置との連結関係を示す
    リンクデータを生成する第1の生成手段と、 上記変換手段によって変換された生成プログラムと上記
    第1の生成手段によって生成されたリンクデータとに基
    づいて、互いに関係するステートと処理内容と上記プロ
    グラムデータのプログラムとの関係を示す表示リンクデ
    ータを生成する第2の生成手段と、 上記変換手段によって変換されたプログラムデータを上
    記シミュレータに出力してシミュレーションを実行する
    ようにシミュレータを制御し、実行後の計算結果と現在
    実行している上記プログラムデータ上の実行位置を含む
    シミュレーション結果のデータを出力させる制御手段
    と、 上記シミュレータから出力されるシミュレーション結果
    のデータに含まれる現在実行している上記プログラムデ
    ータ上の実行位置のデータと、上記第2の生成手段によ
    って生成された表示リンクデータとに基づいて、上記第
    1の解析手段によって生成された図形データと上記第1
    の生成手段によって生成されたリンクデータとを参照し
    ながら、上記シミュレータが現在実行しているステート
    と処理内容の実行位置を計算して、上記表示画面の上記
    図形上で、上記各制御フロー毎に表示するように制御す
    る表示制御手段とを備えたことを特徴とするシミュレー
    ション装置。
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