JP3195056U - インソール - Google Patents
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Abstract
【課題】すべての使用者の足裏形状に合わせ自動的に調整出来る可変式アーチ構造を有し、弾力性を維持しながら、足の横の動きを抑制させ、正しい姿勢を保持する簡易インソールを提供する。【解決手段】少なくとも1層の軟質素材層と少なくとも1層の硬質素材層を有するインソールであって、通常は上層及び下層に軟質素材層を、中層に硬質素材層を有する。中層の硬質素材層は内踏まず8のアーチの高さが外踏まずのアーチの高さよりも大きい波型のアーチ形状の曲面を有し、上層の軟質素材層を介して使用者の踵及び土踏まずに密着する。また、硬質素材層の波型アーチ形状の曲面は体重による足裏の押圧に対する弾力性を有し、土踏まずに常時密着しつつ圧平・起曲することにより、使用者の足裏の形状を問わず、足の3点アーチを整え、身体の重心を正しく保持する。【選択図】図5
Description
本考案は正しい身体バランスを保持するための靴用インソールに関する。
人間の足は荷重が掛かると、内側に倒れたり、外側に倒れたりする構造となっている。そのため、足の拇趾球、小趾球、踵を結ぶ3本のアーチ(いわゆる「足の3点アーチ」、以降単に「3点アーチ」という)が組み上がることにより体軸が整い、足元、足首、膝、股関節、腰、肩と身体全体が正されていき、身体の重心が正しく保持されることは知られているところである。
前記3点アーチを保持するため、土踏まず部にウレタン等の軟質素材の突起を用いたり、プラスチックなどの硬質素材を用いてアーチ形状を創出するなどの技術を用いたインソールが使用されている。
柔らかい素材で作られたアーチ構造のインソールは、異なる足裏形状に合わせて素材が変化するという利点があるが、足が地面から受ける衝撃を和らげてしまうため、足が本来持つクッション機能が退化し、扁平足になり易くなるというデメリットがる。一方、硬質素材を用いてアーチを保持するインソールでは、一般的に、3点アーチは保持され、衝撃の分散化や正しい姿勢の保持には効果的であるが、各人が有する様々な足裏形状と合致しない場合には、歩行時に足が痛くなるなどのデメリットがある。さらに、足裏形状に合わせたオーダーメイド・インソールを作成することも可能であるが、価格的に高価であるのが難点となっている。
上述の課題解決を目的として、特許文献1には、軟質の平板中敷きの土踏まずの部分に、各人の足裏形状に合わせて、凸状部材を面ファスナーにより着脱自在に装着可能にしたインソールの発明が開示されているが、各人の土踏まずの場所を選択できたとしても、該突起物自体の形状が柱体であるため、土踏ますの曲面にフィットしない可能性が高いうえ、前記柱体の突起物と周囲の平面部分との連続性がないため、前記突起物の設置だけでは3点アーチを確保することは難しいと考える。
特許文献2には、足裏に接する部分を、中足骨部分の内側と外側、土踏まず部分の内側と外側、踵部分の内側と外側の6か所に分け、それぞれの足の部分の形状に合わせた6つの独立したパッドを基板上に配置したインソールの発明が開示されている。該発明は特許文献1のインソールと比較して、より多くの足裏面積にインソールの面を密着させることができる点においては優れるが、前記6つのパッドの各面は不連続であるうえ、それぞれのパッドが独立して足裏を押圧するため、使用者が足裏の上記6か所のいずれかの部分に違和感を覚える可能性が高い。また、このように部品が多い複雑なインソールの作成には手間と費用を要する。
以上の問題に鑑み、本考案においては、すべての使用者の足裏形状に合わせ自動的に調整出来る可変式アーチ構造を有し、弾力性を維持しながら、足の横の動きを抑制させ、正しい姿勢を保持する簡易インソールを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本考案に係るインソールは、少なくとも1層の軟質素材層と、少なくとも1層の硬質素材層を有するインソールであって、通常は3層構造を有し、上層及び下層に軟質素材層を、中層に硬質素材層を有する。また、前記中層の硬質素材層は内側と外側の高さが異なる。すなわち、内踏まずのアーチの高さの方が外踏まずのアーチの高さよりも大きい波型のアーチ形状の曲面を有し、前記上層の軟質素材層を介して使用者の踵及び土踏まずに密着することを特徴とする。
また、前記硬質素材層の前記波型アーチ形状の曲面は体重による足裏の押圧に対する弾力性を有し、使用者の土踏まずに常時密着しつつ圧平・起曲することにより、使用者の足裏の形状を問わず、足の3点アーチを整え、身体の重心を正しく保持することを特徴とする。
硬質素材に弾力性を持たせた波型アーチ形状を有することにより、すべての使用者の足裏形状に合わせた可変的アーチ構造を提供することを可能とし、これにより正しい姿勢と、快適な歩行が実現する。
製造にかかるコストが低く、低価格での提供が可能となる。これにより、使用者がオーダーメイドのインソールを入手することなく、低費用で上述の効果を享受することができるようになる。
以下、本考案に係るインソールの1実施形態について図を用いて説明する。
人の足は、拇指球(16)、小趾球(17)、踵(18)を結ぶ3点アーチ(19)が組み上がることで、体軸が整い正しい姿勢が実現する(図1)。図2に示すように、本考案に係るインソール(1)は、拇指球、小趾球及び踵との接触部分(5)、(6)、(7)を結ぶ3本のアーチに囲まれた曲面が、土踏まず(12)を中心とする足裏に密着することにより、足の3点アーチ(19)を簡易的に整える機能を有する(図2)。そのメカニズムについて以下に説明する。
本実施形態のインソールは、上層(2)、中層(3)、下層(4)の3層構造となっており、素材として上層(2)に軟質のウレタンを、中層(3)に硬質のプラスチックを、下層(4)に軟質のEVA(「エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂」の略)を使用している。図3(A)は下層(4)を剥離し上層(2)と中層(3)のみを残したインソールの底面図を、図3(B)は剥離した下層(4)の平面図である。図3(A)及び図4に示すように、本実施形態においては、中層のプラスチック(3)は中敷き全面ではなく踵部分から拇指球の後ろまでの部分に使用されている。したがって、拇指球及び中足骨から足先までの部分はウレタン(2)とEVA(4)の2層構造となっている(図4)。
本実施形態においては、中層(3)に使用されるプラスチックは硬質ではあるが、厚さを1mmから2mmと薄くし、アーチの半径を110mmから150mmとしてあるため(図4)、足裏の押圧に対する弾力性を有し、体重のかかり具合に応じて圧平・起曲する。また、内ふまず部(8)の高さを2.2mm以上(図5)、外ふまず部(9)の高さを1.3mm以上(図6)とし、内踏まず部(8)と外踏まず部(9)の高さの差異を0.7mmから1mmに設定した波形アーチ構造を採用している。
前記波形アーチ構造の内踏まず部(8)が押しつぶされることで、インソールの形状が使用者の足形に変化する。さらに、変化後は前記弾力性を有する硬質素材の特性によりアーチが足裏に固定され、人間の足が本来有する調整機能を退化させること無く、正しい体の姿勢を保持することが可能となる。
以上、本考案の有する特徴及び優れた点を上記実施形態に記載したが、本考案は、本考案の原理の範囲内で、本願の実用新案登録請求の範囲で使用されている言葉を広く一般的な意味にまで広げて実施することが可能である。特に採用する素材又は層の数、面積若しくは形状、厚さ、波型アーチの詳細な形状等については様々の実施形態が可能であり、それらについての本実施形態と異なる形態又は方法による実施は、本考案の技術的範囲に含まれるものと解する。
1 インソール
2 上層(軟質素材層)
3 中層(硬質素材層)
4 下層(軟質素材層)
5 拇指球との接触部分
6 小趾球との接触部分
7 踵との接触部分
8 内踏まず部
9 外踏まず部
10 内側アーチ
11 外側アーチ
12 土踏まず
13 第1中足骨
14 第5中足骨
15 踵骨
16 拇趾球(親指付け根)
17 小趾球(小指付け根)
18 踵
19 脚の3点アーチ
2 上層(軟質素材層)
3 中層(硬質素材層)
4 下層(軟質素材層)
5 拇指球との接触部分
6 小趾球との接触部分
7 踵との接触部分
8 内踏まず部
9 外踏まず部
10 内側アーチ
11 外側アーチ
12 土踏まず
13 第1中足骨
14 第5中足骨
15 踵骨
16 拇趾球(親指付け根)
17 小趾球(小指付け根)
18 踵
19 脚の3点アーチ
Claims (3)
- 靴の中底に敷く簡易インソールであって、
少なくとも1層の軟質素材層と、
少なくとも1層の硬質素材層と、
から成る重層構造を有することを特徴とするインソール。 - 上中下3層の重層構造を有し、
上層及び下層に軟質素材を使用し、
中層に硬質素材を使用し、
前記硬質素材を使用する中層は前記軟質素材を使用する上層を介して使用者の踵及び土踏まずに密着する波型アーチ形状の曲面を有し、
前記波型アーチ形状の曲面は縦内側アーチの高さの方が縦外側アーチの高さよりも高いことを特徴とする請求項1記載のインソール。 - 前記硬質素材を使用する中層の前記波型アーチ形状の曲面は足裏からの押圧に対する弾力性を有し、圧平・起曲することにより使用者の土踏まずに常時密着することを特徴とする請求項1又は2記載のインソール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014005437U JP3195056U (ja) | 2014-10-14 | 2014-10-14 | インソール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014005437U JP3195056U (ja) | 2014-10-14 | 2014-10-14 | インソール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3195056U true JP3195056U (ja) | 2014-12-25 |
Family
ID=52339571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014005437U Expired - Fee Related JP3195056U (ja) | 2014-10-14 | 2014-10-14 | インソール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3195056U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018192180A (ja) * | 2017-05-22 | 2018-12-06 | 株式会社シュアレ | 履物の中底体およびその上に装着する中敷体 |
WO2023160514A1 (zh) * | 2022-02-24 | 2023-08-31 | 东莞市德胜服饰科技有限公司 | 硅胶鞋垫 |
-
2014
- 2014-10-14 JP JP2014005437U patent/JP3195056U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018192180A (ja) * | 2017-05-22 | 2018-12-06 | 株式会社シュアレ | 履物の中底体およびその上に装着する中敷体 |
WO2023160514A1 (zh) * | 2022-02-24 | 2023-08-31 | 东莞市德胜服饰科技有限公司 | 硅胶鞋垫 |
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