JP3194483U - クリーンルーム作業衣 - Google Patents
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Abstract
【課題】着用時にその外面に触れることなく、また床に擦ることなく、容易に着用することができることによって、クリーンルーム或いは無菌室における高度な汚染対策に対応できるクリーンルーム作業衣を提供する。【解決手段】両袖部2はそれぞれの脇に1または2対の留め具6を用いて着脱可能に留め、両脚部3はそれぞれの腹部に1または2対の留め具7を用いて着脱可能に留め、スライドファスナ5を全開にして肩すなわち衿開口部からウェストまでの衣服部位を裏側が外向きになるようにして畳み、包装し、必要に応じて滅菌して着用に供する。【選択図】図1
Description
本考案は、クリーンルーム及び無菌室等の外部からの持ち込み汚染を制御する清浄空間での作業時に着用する続き服およびフード付き続き服の形態をした、クリーンルーム作業衣の改良に関する。
クリーンルーム及び無菌室で着用される作業服は、作業者及びその内衣を覆い隠す必要があり、続き服の形態が多く用いられる。これら作業服は発塵性の小さい素材でできたクリーンルーム用ウエアであり、洗浄され、清浄空間で畳んで包装され、無菌室においては袋ごと滅菌された状態にして更衣室に持ち込まれる。
また、着用者は更衣室で包装を開封した後は、手や床で衣服を汚染させないように注意を払って着用する。
この着用方法を記述すると、続き服を着用するには先ず足を通す必要があるが、このとき、脚裾を床に擦らないように着用するために、左右の裾を手繰り寄せて手で保持し、床に落とさないようにして片足ずつ通していく。このとき袖を床に擦らないように、両袖も手で保持して落とさないようにしながら足を通すという動作が求められる。足を通した後も袖は手に保持したまま服を腰まで引き上げ、袖口が床まで届かない高さに引き上げられた時に初めて保持していた袖を離して、袖に腕を通す動作を起こすことができる。
これら一連の着用動作は床に擦らないことは達成できているが、手で沢山の衣服部位を保持するために、逆に着用者からの汚染の機会が非常に多いという課題がある。
続き服にはフード部を一体にしたタイプもあり、その場合にはフード部も垂れ下がって床に擦れることを避けるためにフード部も手で保持しなければならない。
このように着用には高度な身体のバランスが求められ、教育訓練を必要とされる。
このように着用には高度な身体のバランスが求められ、教育訓練を必要とされる。
特許文献1は、レインコートであり、横方向に3対となる留め具を有するが、[考案の効果][0008]に「脚部防雨部を折り畳んだ状態で固定することにより、レインコートの長さを短くできるので、折り畳み収納が容易であるだけでなく、通常のレインコートと同様に脚部を覆わない状態で着用することができ」とあり、また、[0005]に「レインコートは、前身頃下部を左右に分離して下方に延伸し、両脚部を覆う左右の脚部防雨部を形成」とあるところから、当該脚部防雨部は、筒状(ズボン状)ではなく、脚部前方部だけを留めるとするのが自然である。
本考案の対象とするクリーンルームなどで使用されるクリーンルーム作業衣の脚部は、必ず筒状(ズボン状)となっている。また特許文献1には素材の具体的な説明がないが、レインコートであり、素材は柔らかく軽量であると推認できる。本発明の主眼である足を挿入しただけで、留め具が外れるためには、生地に引張強度が求められるが、特許文献1の推認素材では、すぐに破損してしまうことは自明である。
単に留め具を設けて、畳んで留めるだけでは、留め具の目的を示すだけの公知の技術であることは証明するに及ばない。
本考案は上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、着用前の畳まれた形態を簡単な操作で作ることができると同時に、着用時にその外面に触れることなく、また床に擦ることなく、容易に着用することができて、繰り返し洗浄および滅菌をして使用することが可能なクリーンルーム或いは無菌室における高度な汚染対策に対応できるクリーンルーム作業衣を提供することを目的とする。
上記目的の下に、本考案のクリーンルーム作業衣は、両脚部の膝付近の長さにある外面の1点と、それぞれの脚部の脚付け根付近及び膝付近で折り畳んだときに腹部から脇に至る前身頃上にあって対峙する1点とに、それぞれ1または2対の引張りの操作によって離れる留め具を設け、両袖部はそれぞれの袖部の肘付近の外面の1点とウェストライン近傍の腹部から脇に至る前身頃上の1点とに、それぞれ1または2対の引張りの操作によって離れる留め具を設けたことを特徴とするクリーンルーム作業衣である。
本考案のクリーンルーム作業衣は、両袖部の各1または2対の留め具は袖部と胴部の対峙する位置の衣服の外面にあるため、また両脚部の各1または2対の留め具は両脚部を脚付け根付近と膝付近で3つに折り畳んだときに脚部と胴部に対峙する位置の衣服の外面にあるため、対峙する留め具を留めて畳むだけで簡単に着用前の形態をつくることができる。次にこの着用前の形態から服のウェスト付近を両手に持つと、足を通す着用の姿勢になっても、続き服のどの部位も床に擦れることがない高さに保つことができる。更には、スライドファスナを完全に開けた状態で包装しておくことによって、衣服の外側に触ることなく手に持つことができる。手に持ったこの姿勢から足を通す動作を行うと、脚部の留め具を引き離す方向に脚部の空間を構成する布地が押し広げられることによって、留め具を手で操作することなく開放することができる。袖は肘部の留め具付近まで手を入れて腕を上げる動作を行うと、留め具を手で操作することなく開放することができる。すなわち、本考案の清浄作業服は、着用時にその外面に触れることなく、また床に擦ることなく、容易に着用することができる形態に、簡単な操作で畳むことができ、クリーンルーム或いは無菌室における高度な汚染対策に対応することができる。留め具は、脚部に足を通すだけで、外れる程度のものでよく、面ファスナーまたはスナップボタン等を用いる。
図1は本考案のクリーンルーム作業衣1を示している。股関節付近から首付近まで開閉できる開口部を持つ続き服であり、防塵性のあるポリエステル繊維またはアラミド繊維などを使用し、縦方向、横方向ともに300N以上の引張強度を有し、膝付近および大腿部上方に2対となる留め具7を有するクリーンルーム作業衣である。膝付近の留め具が膝裏付近にあってもよいし、または膝頭付近にあってもよい。この場合、折り畳んだ状態が、それぞれ、図2、図3のようになる。袖部2の袖下ラインの肘付近には留め具6が取り付けられており、対する胴部4の脇ラインのウェスト付近にも留め具6が取り付けられており、この2つの留め具は対になって着脱可能に留めることができる。図1では留め具6は袖下ラインの縫目及び脇ラインの縫目に取り付けているが、取り付け位置が縫目である必然性はない。胴部4の留め具位置はウェストライン近傍の腹部から脇に至る前身頃上の1点であれば良い。この構造は両方の袖と脇に同様に採用されている。
また脚部3の膝付近の長さの位置の後身頃には留め具7が取り付けられており、対する胴部4の腹部にも留め具7が取り付けられており、この2つの留め具は対になって着脱可能に留めることができる。図1では留め具7は脚部3の膝付近長さの後身頃とウェストの縫目に取り付けられているが、取り付け位置は衣服の脚付け根付近と膝付近で曲げて折り畳んだときに相対する位置であれば良い。折り畳み方は図1及び図2に示すように脚部3を三つ巻きにして折り畳む方法にして、脚部3の留め具7の位置を後身頃12の膝裏にあたる位置とする方法の他に、図3に示すように脚部3を三つ折りにして折り畳む方法にして、脚部3の留め具7を前身頃11の膝にあたる位置とする方法でも良い。この構造は両方の脚と腹部に同様に採用されている。さらにフード8の後頭部付近に留め具9が取り付けられており、対する胴部の背中にも留め具9が取り付けられており、この2つの留め具は着脱可能に留めることができる。
図5は本考案のクリーンルーム作業衣の畳み方を示している。対になる留め具は全て留めた状態にして、スライドファスナ5はスライダーを完全に下ろして開いたままにし、肩すなわち衿開口部からウェストまでの衣服部位を裏側が外に向くようにして畳まれている。このことにより、開封してこのクリーンルーム作業衣を手に持つときには、服の外側に触れずに取り上げることができる。さらに、服の内側のウェスト付近を両手に持つと、足を通す着用の姿勢になっても、続き服のどの部位も床に擦れることがない高さに保つことができる。
すなわち、本考案のクリーンルーム作業衣1は、袖部2、脚部3、フード部8及び衿開口部を折り畳んだ状態から、服の外側に触れることなく取り上げて、床に衣服の脚裾、袖口及びフード等を擦ることなく足を入れる姿勢を取ることができ、手に持ったこの姿勢から足を通す動作を行うと、脚部3の留め具7を引き離す方向に前身頃11と後身頃12の布地の空間が押し広げられることによって、手で操作することなく足入れ動作の途中で留め具7が開放されて足を通すことができる。袖部2は肘付近の留め具6の位置まで手を入れて腕を上げる動作を行うと、留め具6を手で操作することなく開放されて腕を通すことができる。
このように、本考案のクリーンルーム作業衣は着用の行為により着用の部位の畳み箇所が順次開放されることによって、その外面に触れて保持することなく、また床に擦ることなく着用することができる。
1 クリーンルーム作業衣
2 袖部
3 脚部
4 胴部
5 スライドファスナ
6 留め具
7 留め具
8 フード部
9 留め具
10 衿
11 前身頃
12 後身頃
2 袖部
3 脚部
4 胴部
5 スライドファスナ
6 留め具
7 留め具
8 フード部
9 留め具
10 衿
11 前身頃
12 後身頃
Claims (3)
- 袖部、脚部、および胴部からなり、または袖部、脚部、胴部およびフード部からなる、股関節付近から首付近まで開閉できる開口部を持つ続き服であり、防塵性のあるポリエステル繊維またはアラミド繊維などを使用し、縦方向、横方向ともに300N以上の引張強度を有し、左右の前腕部に留め具があり、ウェストライン近傍の腹部から脇に至る胴部に対となる留め具を有するクリーンルーム作業衣。
- 股関節付近からウェスト付近に至る胴部前側の左右に留め具があり、膝頭付近、または膝裏付近に対となる留め具を有する請求項1のクリーンルーム作業衣。
- 留め具が面ファスナーまたはスナップボタンである請求項2または請求項3のクリーンルーム作業衣。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014003793U JP3194483U (ja) | 2014-07-01 | 2014-07-01 | クリーンルーム作業衣 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014003793U JP3194483U (ja) | 2014-07-01 | 2014-07-01 | クリーンルーム作業衣 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3194483U true JP3194483U (ja) | 2014-11-27 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014003793U Expired - Fee Related JP3194483U (ja) | 2014-07-01 | 2014-07-01 | クリーンルーム作業衣 |
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2014
- 2014-07-01 JP JP2014003793U patent/JP3194483U/ja not_active Expired - Fee Related
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