JP3193897B2 - 電話料金の振分請求処理システム - Google Patents

電話料金の振分請求処理システム

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JP3193897B2
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眞理 舩岳
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話器の基本料金
や利用に伴って発生する通話料その他の利用料金を振分
して請求するための電話料金の振分請求処理システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】電話の利用料金は、一般に各個人や法人
契約者単位に利用量を集計したその集計結果から算出さ
れており、電話事業者は、この算出結果から契約者単位
に請求書を発行して個別に請求を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
移動しながらの通話が可能な携帯電話器(以下単に「端
末」という)が普及しつつあり、中には、電話事業者と
の間で携帯電話回線を複数まとめて借り切る一括契約を
法人名義で結び、借り切った回線を社員各個人に割り当
てて、端末を業務用(社用)として貸し出している法人
がある。
【0004】ところが、本来社用のはずの端末でも、社
員はその利便性故につい私用で利用してしまいがちであ
る。そうすると、法人は、私用に相当する利用料金を社
員から何らかの形で回収し、これを電話事業者への支払
いに回さねばならないことになるが、法人への請求は、
社用と私用を区別していないため、請求額のうち私用に
相当する分を特定するのが困難であり、したがって、私
用相当分を回収しようとすると、それだけ経理の支払い
業務が煩わしくなる。また、社員個人が社用以外に私用
の携帯電話器を所有していると、利便性故につい私用の
電話器を業務時間中に利用してしまうことがある。この
場合は、社員個人が法人から社用分の利用料金を回収し
たいところではあるが、実際に回収しようとしても、中
々困難なのが実情である。
【0005】そこで、本発明者は、電話器中でも、携帯
電話器がその利便性の反面、社用と私用の区別がされに
くく、各々の利用に対応する請求の取扱が困難であると
の状況に鑑みて、その問題点を解決するべく鋭意検討を
進めたところ、本発明の完成に至ったものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、明細請求情報と一括請求情報の生成処理
手段を有するデータ処理装置を備えた事業局と振分請求
処理局とからなる構成を有する振分請求処理システムで
あって、上記振分請求処理局は、データ処理装置を備
え、このデータ処理装置は、上記事業局からの明細請求
情報を含む請求情報の取込手段と、明細請求情報の振分
処理手段と割引処理手段とを具備し、この振分処理手段
が上記明細請求情報を私用請求情報と社用請求情報に振
り分けるとともに上記割引処理手段が当該私用請求情報
と社用請求情報の各々に対して割引処理を行い、各々に
対応する割引請求情報を作成するように構成してある電
話料金の振分請求処理システムに特徴がある。
【0007】この振分請求処理システムは、明細請求情
報を取り込むと、これを所定の基準によって、私用請求
情報と社用請求情報とに振り分けるので、私用と社用で
別個の請求書を作成することができる。
【0008】また、本発明の振分請求処理システムは、
明細請求情報と一括請求情報の生成処理手段を有するデ
ータ処理装置を備えた事業局と振分請求処理局及び売上
データを処理するデータ処理装置を備えた料金回収処理
局とからなる構成を有する振分請求処理システムであっ
て、上記振分請求処理局は、データ処理装置を備え、こ
のデータ処理装置は、上記事業局からの明細請求情報を
含む請求情報の取込手段と、明細請求情報の振分処理手
段と割引処理手段とを具備し、この振分処理手段が上記
明細請求情報を私用請求情報と社用請求情報に振り分け
るとともに、上記割引処理手段が当該私用請求情報と社
用請求情報の各々に対して割引処理を行い、各々に対応
する割引請求情報を作成するように構成して電話料金の
振分請求処理システムとするのが好ましい。
【0009】この場合は、割引請求情報にもとづく料金
の回収を料金回収処理局に代行させることができ、振分
請求処理局の処理を簡素化することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる振分請求処
理システムの一例として、好適な実施の形態について説
明する。図1は、振分請求処理システム1全体の構成を
示すシステム構成図である。振分請求処理システム1
は、図1に示すように、振分請求処理局2と事業局3と
からなる構成を基本的な構成として有するが、図1のシ
ステム1は、両局を情報伝達手段4で接続するととも
に、料金回収処理局5を設け、この料金回収処理局5も
情報伝達手段4で振分請求処理局2に接続した構成を示
してある。
【0011】振分請求処理局2は、データ処理装置6を
中心に、このデータ処理装置6にモデム7及び印刷装置
8を接続してなっている。データ処理装置6は、事業局
3からの請求情報の取り込みやその振分などの処理を行
うものである。これは、一般的なパーソナルコンピュー
ター(以下「パソコン」という)で良いが、これに限定
されるものではなく、いわゆるワークステション級のも
のから、大型汎用機程度のもの、さらには携帯可能なノ
ート型としても良い。なお、図2に示したものは、本体
9にキーボード及びディスプレイ装置からなる入出力処
理手段10を備えるとともに、この本体9に中央処理手
段11、記憶手段12、配信処理部13及び読書処理部
14を内蔵した構成となっている。
【0012】中央処理手段11は、11a〜11hまで
の各処理部を有しており、図2には各々の結合関係を省
略したブロック図を示してある。ここで、11aは、明
細請求情報を受信して対応する記憶部に記憶させる受信
処理部であって、これは、明細請求情報の取込手段とな
るものである。11bは、チェック処理部で、これは受
信した明細請求情報を対象に所定のチェックを行い、合
計表や明細表を出力する処理を行う。また、11cは、
振分処理部であって、チェック後の明細請求情報を対象
に振分処理を行い、私用請求情報と社用請求情報を作成
する振分処理手段となるものである。11dは、割引処
理部であって、これは、振分後の私用請求情報と社用請
求情報を対象に割引請求情報を作成して対応する記憶部
に記憶させる割引処理手段となるものである。11eと
11fとは請求書作成処理部であり、各端末単位及び法
人単位の割引料金による請求書を作成する。そのほか、
売上データ作成部11gと支払データ作成部11hとが
あるが,前者は、割引請求情報に基づく料金回収を料金
回収処理局4に代行させる場合に必要な売上データの作
成処理、後者は,一括請求情報にもとづく支払いを起こ
すための処理を行うものである。
【0013】記憶手段12は、12a〜12iまでの各
記憶部を有して構成されている。ここで、12a〜12
eはいずれも請求情報の記憶部で、12aは明細請求情
報の記憶部である。12bは私用請求情報の記憶部、1
2cは社用請求情報の記憶部である。また、12d,1
2eは割引請求情報の記憶部であるが、このうち、12
dは私用請求情報に対応する割引請求情報、12eは社
用請求情報に対応する割引請求情報の記憶部である。そ
のほか、12fは一括請求情報の記憶部、12gは売上
データ記憶部、12hは支払データ記憶部,12iはマ
スター記憶部である。
【0014】ここで、受信処理部11aが取り込む明細
請求情報について説明すると、これは、各端末の利用事
実に対応して事業局3からなされる請求に関する明細情
報をコンピューター読取可能としたもので、詳しくは後
述するが、利用者番号、利用年月日、通話開始時間、通
話時間、利用金額などの項目を有する情報である。これ
は明細の情報のほかに、利用年月ごとに利用金額を合計
した合計情報を含むものが好ましい。
【0015】また、私用請求情報は、明細請求情報を対
象にして振分処理部11cが後述する振分処理を行い私
用として振分けたもので、社用請求情報は、これを社用
として振分けたものである。よって、私用請求情報と社
用請求情報のレコード件数を合計すると、明細請求情報
の合計件数に等しくなる。
【0016】次に、一括請求情報とは、振分請求処理局
2が事業局3との間で端末を複数まとめて借り切る一括
割引契約を結び、この契約に基づく特定料率で割引いた
金額の請求情報をコンピューター読取可能とした情報で
ある。この一括請求情報は、請求の締め日単位(例え
ば、毎月25日の月単位)に、原則として1件しか発生
しないので、システム1では、一括請求情報の内容を記
載した請求書を事業局3から受領して、その記載内容に
従い、入出力処理手段10を操作して一括請求情報を記
憶部12fに記憶させて取り込むこととしている。な
お、上述の明細請求情報の中に一括請求情報を区別しえ
るように含めてもよく、そうすれば、双方の請求情報を
一回で受信することができ、受信後に振り分けて記憶さ
せれば、双方を別々に取り込んだのと同等になる。こう
すると、処理の簡便化が図れる。
【0017】事業局3は、明細請求情報と一括請求情報
の双方を作成するデータ処理装置3aを備え、このデー
タ処理装置3aを情報伝達手段4により振分請求処理局
2のデータ処理装置6に接続してある。この事業局3で
は、このデータ処理装置3aによって、各端末ごとの通
話時間の集計や料金の算出などを行い、明細請求情報さ
らには一括請求情報の作成を行っている。
【0018】以上の通り、振分請求処理システム1は、
振分請求処理局2と事業局3とからなる構成を基本的な
構成として有すれば良いが、図示の例では、料金回収処
理局5を設け、これのデータ処理装置5aを振分請求処
理局2のデータ処理装置6に接続した構成としてある。
このデータ処理装置5aは、後述する売上データを振分
請求処理局2から受領して、当該売上データに対応する
請求書を発行し、これに沿って利用料金の回収を行う。
そして、この料金回収処理局5は、各端末利用者にカー
ドを発行して各利用者との間で会員契約を行うととも
に、データ処理装置5aにより会員登録の管理を行い、
この会員情報を振分請求処理局2に毎日伝送する処理も
行っている。端末利用者、すなわち、一括借り切りをし
た法人とその社員が当該カードを提示すれば、料金の支
払いをできるようにすることを想定している。なおいう
までもなく、それ以外の方法、例えば銀行振込などを通
じて料金を回収するようにしても良い。
【0019】次に、振分請求処理システム1の具体的な
処理内容について説明する。なお、以下の説明では、料
金回収処理局5がデータ処理装置5aを有してシステム
1を構成してある場合を例にとって説明するが、本発明
はこれに限定されるものではなく、料金回収処理局5を
有さない場合も含むものである。
【0020】振分請求処理システム1における処理内容
は、処理サイクルからみると、月単位の処理(マンスリ
ー処理)と毎日行う処理(デイリー処理)の2つに大別
することができる。マンスリー処理では、事業局3から
の請求情報の取込処理と法人利用者への請求処理及び一
括請求情報に対する支払い処理、デイリー処理では、主
に料金回収処理局4から取り込む会員情報の更新処理が
行われる。
【0021】マンスリー処理については、図3に示す手
順に従って行われる。先ず、15は請求情報取込処理で
あるが、これは、事業局3の作成する明細請求情報の取
込処理である。この処理は、オペレータが入出力処理手
段10を操作して受信処理部11aを起動して行われ、
受信処理部11aが起動すると、モデム7と情報伝達手
段4を介して事業局3との間で通信を確立して、事業局
3のデータ処理装置3aにアクセスして明細請求情報を
取り込む。そして、図4(A)に示すように、このとき
取り込んだ明細請求情報を記憶部12aに記憶させる。
【0022】この取込処理15と相前後して、請求情報
取込処理16を行う。これは、オペレータが入出力処理
手段10を操作して、一括請求情報を記憶部12fに記
憶させる処理である。なお、明細請求情報の中に請求書
に記載された内容に対応する一括請求情報を含ませれ
ば、請求情報取込処理16を省略することができる。
【0023】ここで、取り込まれる明細請求情報の一例
として、図6に示すような明細請求情報17がある。こ
れは、図示の通り、顧客ナンバー、携帯電話番号などの
書誌的な項目のほか、利用年月日17a,通話開始時間
17b、通話時間17c、通話先電話番号17d、通話
料金17e及び時間帯区分17fなどの項目を有してな
っている。また、一括請求情報の一例としては、同図
(B)に示されるような一括請求情報18がある。これ
は、図示の通り請求年月や一括割引対象通話料18a,
一括割引額18b及び請求金額18cなどの項目を有し
てなっている。
【0024】さらに、明細請求情報17と一括請求情報
18について付言すれば、前者は、各端末単位の各通話
時間ごとの請求情報であるが、これの通話料金17e
は、本システム1にのらない一般利用者同様の基準で事
業局3が算定した金額である。携帯電話を利用する場
合、事業局3からの請求対象となる金額は、主に通話料
と回線使用料であるが、明細請求情報17の場合は、双
方とも一般利用者同様の基準で算定した金額である。こ
れに対して、後者の一括請求情報18の金額は、明細請
求情報17とは別個に、いわゆる一括契約(振分処理局
2と事業局3との間で結ばれる回線の一部を一括して借
り切る契約)に基づき振分処理局2の借り切った端末で
発生する通話料を一定期間(例えば1ケ月間)ごとに集
約して得た金額である。
【0025】振分請求処理局2は、この事業局3との一
括契約で借り切った複数の回線を、自局の顧客となる法
人に対して法人名義で貸し出すことになる。すると、振
分請求処理局2は、回線を一括して借り切る関係で事業
局3にその料金を一括して支払う必要がある。そのため
の情報がこの一括請求情報18というわけである。
【0026】一方、回線をまとめて借りる当該法人は、
借り切った回線を自社の社員各個人に1台づつ割当て、
主に社用として貸し出すことになる。したがって、各端
末は2段階(振分請求処理局2から法人へ、この法人か
らその社員への2段階)で貸し出されることになる。振
分請求処理局2は、契約相手となる法人に対して、各端
末ごとの利用事実に基づく利用料金を請求するのである
が、そのときに必要なのが上記の明細請求情報というわ
けである。
【0027】この明細請求情報は、当該法人が振分請求
処理局2を介して事業局3から借り切るかたちの端末す
べての利用事実に対応して発生した情報であって、本来
は事業局3から、端末を利用する当該法人に伝達される
べきものであるが、システム1ではこれを振分処理局2
が法人に代行して伝達を受けることになっている。振分
処理局2では、この明細請求情報を受けて、これを私用
請求情報と社用請求情報とに振り分ける振分処理を行う
のである。そしてこの振り分けは、振分請求処理局2が
法人に貸し出す端末の利用事実を所定の事項を基準とし
て私用と社用とに振り分けるというものであり、これに
よって、かかる利用事実に対応する請求の情報を私用、
社用という別個の請求情報として法人に伝達するために
行うものである。こうすると、これを受けた法人として
は、従来のように請求の中から私用分、或いは社用分を
特定する煩わしさがなくなり、支払いその他の経理業務
を簡便に行えるようになるというものである。この振り
分け処理を行うのが振分処理部11cであり、この振り
分けに17b〜17fの各項目が用いられるのである。
なお、この振分処理の内容について詳しくは後述する。
【0028】なお、後述するように、振分後の私用請求
情報と社用請求情報に対して、割引処理が行われ、事業
局3からの通話料を割引した金額に置き変える処理が行
われるが、法人には、この割引金額によって請求がなさ
れる。この割引に相当する金額は、法人及びその社員に
とってのメリットとなる。なお、いうまでもなく、金額
ベースでみれば、通常は、明細請求情報17の合計金額
は、一括請求情報の金額よりも大となる。
【0029】続いて、請求情報確認処理19を行う。こ
の処理は、取り込んだ明細請求情報を対象としてチェッ
ク処理部が行う所定のチェック処理である。チェック処
理部11bが起動すると、図4(C)に示すように、記
憶部12aに記憶された明細請求情報を1件づつ読込
み、携帯電話の電話番号の存在チェックや重複チェック
をおこなうほか、各レコードの金額を集計して合計レコ
ードとの整合性をチェックするなどの所定のチェックを
おこなう。そしてチェックの結果、確認リスト20aと
エラーリスト20bを印刷装置8から出力する。
【0030】次に、上述の振分処理21を行う。これ
は、明細請求情報を私用請求情報と社用請求情報に振分
るというもので、オペレータの操作に従って、振分処理
部11cが起動して行われる。振分処理部11cは、起
動すると、先ず入力となる明細請求情報17を各レコー
ド単位に読込んで、振分テーブル22をサーチする。こ
の振分テーブル22は、端末の利用事実に対応する明細
請求情報を私用と社用とに振り分けるための基準となる
項目を振分要件として登録したもので,振分処理部11
cの内部テーブル(外部テーブルでも良い)として設け
られている。この場合の基準となる項目には、例えば、
定額通話料や、曜日、通話時間帯などが考えられる。具
体例で説明すると定額通話料なら「定額3000円以上
の通話料を私用、それ以下を社用」、曜日なら「土曜日
と日曜日は私用、月曜日〜金曜日は社用」としたり、さ
らに時間帯なら「午後5時〜翌日午前9時までは私用、
午前9時〜午後5時までは社用」とするなどである。な
お、これらの各項目を振分要件とする場合、これらの単
独または複数の組み合わせでよく、この振分要件を法人
単位で登録するのである。そして、振分処理部11cが
この振分テーブル22をサーチした結果、17b〜17
fの各項目に応じてその内容が社用・私用のいずれに登
録されているかを判断し、私用と判断したときは入力レ
コードを記憶部12b、社用なら記憶部12cに振り分
けて記憶させるのである。
【0031】次に、以上の処理で作成した私用請求情報
と社用請求情報のそれぞれに対して割引処理23を行
う。この割引処理23は、オペレータの操作に従って割
引処理部11dを起動して行われる。割引処理部11d
は、先ず入力となる情報の順序を私用社用またはその逆
に選定した上で、記憶部12b,12cにアクセスして
当該請求情報を各レコード単位に読込むとともに割引テ
ーブル24をサーチし、通話料金17eに設定された金
額をサーチ結果に応じて割引いた金額に置き換える処理
を行う(図7参照)。ここで、割引テーブル24は、図
8(A)に示すように、24a〜24eに示した各項目
からなる表要素の繰り返しであって、各表要素の項目
に、同図(B)の如き数値を設定して構成してある。こ
れは、割引処理部11dの内部テーブル(外部テーブル
でも良い)として設けられており、割引処理部11dが
設定する指標を検索キーとしてサーチし、該当する表要
素から設定済の項目を検索できるようにしてある。この
割引テーブル24は、図示の通り、割引対象となる通話
料に相当する割引金額24cを「0」から段階的に区分
して一定範囲に納めるようにしてあり、割引金額24c
(通話料)が高くなるに従い割引の料率が大きくなるよ
うに割引料率24dの数字設定をしてある。こうして、
利用者の通話料が高くなればなるほど、割引額が大きく
なるように、この割引テーブル24を構成してある。
【0032】そして実際のサーチ処理は先ず、図7に示
すように、割引処理部11dが明細請求情報17のレコ
ード171を読込むと、当該レコードの通話料金17e
に記憶されている金額Aの数値(図では“70”)を指
標Xに設定して、この指標Xをもって割引テーブル24
をサーチする。このとき、割引処理部11dは、割引テ
ーブル24の各表要素を先頭から順に1件づつ読込みな
がら、指標Xと各表要素に設定された割引金額24cの
数値の大小比較をする。比較した結果、割引金額24c
の方が小さい場合には、次の表要素をサーチし(先頭の
表要素の割引金額24cは“0”なので次の表要素をサ
ーチする)、指標Xと割引金額24cの数値を再度大小
比較する。そして、また割引金額24cの方が小さい場
合には、再度次の表要素をサーチし(2番目割引金額2
4cは“01”なので次の表要素をサーチする)、以
降、割引金額24cの方が大きいか等しくなるまでこの
処理を繰り返す。そして、割引金額24cの方が大きい
か等しくなったらその時点でサーチを中止し(3番目の
割引金額24cは“3001”なのでこの時点でサーチ
処理を中止する)、その直前表要素の割引料率24dに
設定されている数値(図では“05”)を決定割引料率
Bに設定する。そして、金額Aと決定割引料率Bとから
次の計算Cを行って割引金額Dを算定する。D=金額A
−金額A×(決定割引料率B/100)なお、図の例で
は、70−70×(05/100)=66が割引金額D
に設定される。
【0033】上記のようにして割引金額Dを得ると、割
引処理部11dがこれを通話料金25cに設定して置き
換え、それとともに、その他の項目(17a,17bな
ど)を入力から引き継いで出力し、レコード171を記
憶部12dに書込む。レコード172以降についても上
記同様に処理し、こうして、記憶部12dと記憶部12
eには、通話料金が計算Cにより割引された形に設定さ
れた割引請求情報25が記憶されることになる。
【0034】以上のようにして割引処理23を実行する
と、これに続いて、請求書の出力処理26が行われる。
これは、記憶部12d,12eに記憶された割引請求情
報25に基づいて、請求書作成処理部11e,11fが
処理するものであるが、記憶部12dに記憶される情報
は、私用請求情報であるから、この私用請求情報を各端
末ごとにその通話料金を集約して請求書27を発行すれ
ば、法人が社員各個人から回収すべき金額を簡便に把握
することができる。また、記憶部12eの場合は、社用
請求情報であり、これは、同じ端末の利用の中で社用に
より発生した情報であるから、これを当該法人の借り切
っている端末すべての通話料金及び回線使用料などを集
約して印刷装置8から請求書28を発行すれば、当該法
人は、請求書27により社員各個人から回収した利用料
金とともに、一括して支払いを起こすことができる(な
お、料金回収処理局5がある場合には、カードの提示に
よって、法人が支払いを行えることを想定している)。
このように、各端末の利用に伴う金額の中で私用分と社
用分とが明確に区別されるので、私用相当分の回収ない
しはその後の支払い処理を含む経理業務を簡便に行うこ
とができる。このことは、1台の端末があたかも私用と
社用の兼用となる1台2役の働きをし、その利用に伴う
料金の区別(私用と社用の区別)が明確になることを意
味する。よって、当該端末は私用、社用のどちらにも使
用することができることとなり、法人の社員は、1台2
役のこの端末を1台だけ携帯すればよく、もはや、私
用、社用の2台の端末を持ち歩き両者を使い分けること
もないのである。
【0035】また、請求書の出力処理26と相前後して
売上データの作成処理29が行われる。これは、割引請
求情報25を元にした売上データの作成を売上データ作
成処理部11gが行うものである。ここで、この売上デ
ータとは、端末利用料金の回収を振分請求処理局2にお
いて行う代わりに、これを料金回収処理局5に代行させ
るべく伝達される情報であって、料金回収処理局5から
みれば料金の回収行為が売上になることから、売上デー
タとしてあるが、振分請求処理局2からみれば端末利用
料金の請求データである。なお、図1に示すように、料
金回収処理局5を設けてあると、料金の回収にかかわる
業務を振分請求処理局2から料金回収処理局5に移管で
きるため、振分請求処理局2における業務を簡素化でき
る点に利点がある。もちろん、請求書の出力処理26で
出力される請求書27、28をもとにして振分請求処理
局2が独自に回収してもよく、その場合には、料金回収
処理局5と作成処理部11gを設けない構成とすれば良
い。
【0036】売上データの作成処理29に続いて配信処
理30が行われる。この配信処理30は、配信処理部1
3を起動して行われ、上述のようにして作成した売上デ
ータを料金回収処理局5宛にモデム7と情報伝達手段4
とを経由して伝送するものである。
【0037】また、この売上データの作成処理29及び
配信処理30と相前後して支払データ作成処理31が行
われる。これは、一括請求情報18を対象として支払デ
ータ作成処理部11hが行うもので、この処理を行うこ
とにより、支払データを作成することができる。この支
払データとは、事業局3からの一括請求情報18に対応
する支払いを起こすための情報であって、例えばファー
ムバンキング処理を利用して所定の銀行に情報伝達手段
4を経由して伝送し、振込依頼を行うための情報となる
べきものである。こうして、支払いデータを作成すると
ともに、ファームバンキング処理を利用して銀行あて伝
送することにより、支払い業務を簡素化することができ
る。なお、支払データ作成処理部11hを設ける代わり
に一括請求情報18に基づいて、これを適宜編集して振
込依頼書や振込金額を記載したリストの出力を行い、こ
れによって支払処理を行っても良い。要は一括請求情報
18に基づいて事業局3に対する支払処理を行うことが
できれば良いのである。
【0038】次に、デイリー処理であるが、これは料金
回収処理局5が管理する会員情報を取り込み、マスター
記憶部12i内の会員マスターを更新する処理である。
この処理を行うには、データ処理装置6が料金回収処理
局5のデータ処理装置5aからマスター更新のトランザ
クションデータを受信して、これをもって会員マスター
を更新するための処理部を設ければ良い。
【0039】以上、振分請求処理局2を中心に振分請求
処理システムについて説明したが、これを法人及びその
社員からみると、これらの者が請求される金額は、通常
請求される金額に対して、割引処理の適用を受けた金額
であることから、本システム1にのらずに請求をうける
金額と比べて割安な金額になる点に利点がある。またこ
の場合の支払いは、本システム1の適用を受けない場合
に比べて割安な金額で済ませることができ、この点が大
変好ましいものということができる。また、法人がその
支払いを行う場合、本システム1にのらずに請求をうけ
た場合と、金額が異なるだけで他は同様の行為とするこ
とができ点にも利点がある。特に、料金回収処理局5と
の間でカードを用いた会員登録をすれば、現金を持たず
にカードの提示で支払いを済ませられ、さらに簡便にな
ることはいうまでもない。なお、料金回収処理局5を設
けず、料金回収を振分請求処理局2が行う場合にも、利
用者はシステム1にのらずに請求をうけた場合と同様の
簡便さで支払いを行うことができる。
【0040】一方、事業局3からみると、各端末ごとに
発生する料金の請求を一括して振分請求処理局2に行え
ばよいため、請求業務処理が簡便かつ迅速に行える点で
好ましいということができる。また、この請求は、一括
契約に基づいた金額であるため、各利用者単位の請求を
各利用者単位になされる入金と照合する手間が省かれ大
幅に照合処理を簡素化することができる。
【0041】上記の実施例の説明では、私用請求情報
と、社用請求情報とに対する割引処理を1つの割引処理
部11dで行う場合を例にとって説明したが、この割引
処理部11dを2つ設けて私用、社用との各々専用部と
するとともに、両者の割引テーブルの設定を変更して割
引率を私用、社用で異ならせても良い。そうすれば、そ
の割引率の差額に相当する分の金額を法人に還元するこ
とが可能になる。また、振分処理局の借り切った回線を
法人から社員に2段階で貸し出す場合を説明したが、こ
れ以外に社員の個人用端末を私用以外に社用で利用した
場合の請求情報の処理についても本発明は適用しえるも
のである。さらには、携帯電話器に限らず、据え置き型
の電話料金にも適用し得るのはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる振分請求処理システム全体のシ
ステム構成図である。
【図2】振分請求処理局のデータ処理装置の内部構成を
示すブロック図である。
【図3】振分請求処理局におけるマンスリー処理の手順
を示したブロックチャートである。
【図4】振分請求処理局における処理プロセスを示すプ
ロセスチャートであって、(A)、(B)は請求情報取
込処理、(C)は請求情報確認処理、(D)は振分処理
(E)は割引処理である。
【図5】振分請求処理局における処理プロセスを示すプ
ロセスチャートであって、(A)は請求書の出力処理,
(B)は売上データの作成処理,(C)は配信処理、
(D)は支払データ作成処理である。
【図6】(A)は明細請求情報の各項目の一例、(B)
は一括請求情報の各項目の一例を示す説明図である。
【図7】割引処理の内容を示した説明図である。
【図8】(A)は割引テーブルの各項目の一例、(B)
はその具体的な数値の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 振分請求処理システム 2 振分請求処理局 3 事業局 4 料金回収処理局 6 データ処理装置 11 中央処理手段 12 記憶手段 11a 受信処理部 11c 振分処理部 11d 割引処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/00 G06F 17/60 - 19/00 H04B 7/24 - 7/26 H04M 15/00 - 15/38 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 明細請求情報と一括請求情報の生成処理
    手段を有するデータ処理装置を備えた事業局と振分請求
    処理局とからなる構成を有する振分請求処理システムで
    あって、 上記振分請求処理局は、データ処理装置を備え、 このデータ処理装置は、上記事業局からの明細請求情報
    を含む請求情報の取込手段と、明細請求情報の振分処理
    手段と割引処理手段とを具備し、この振分処理手段が上
    記明細請求情報を私用請求情報と社用請求情報に振り分
    けるとともに上記割引処理手段が当該私用請求情報と社
    用請求情報の各々に対して割引処理を行い、各々に対応
    する割引請求情報を作成するように構成してある電話料
    金の振分請求処理システム。
  2. 【請求項2】 明細請求情報と一括請求情報の生成処理
    手段を有するデータ処理装置を備えた事業局と振分請求
    処理局及び売上データを処理するデータ処理装置を備え
    た料金回収処理局とからなる構成を有する振分請求処理
    システムであって、 上記振分請求処理局は、データ処理装置を備え、 このデータ処理装置は、上記事業局からの明細請求情報
    を含む請求情報の取込手段と、明細請求情報の振分処理
    手段と割引処理手段とを具備し、この振分処理手段が上
    記明細請求情報を私用請求情報と社用請求情報に振り分
    けるとともに上記割引処理手段が当該私用請求情報と社
    用請求情報の各々に対して割引処理を行い、各々に対応
    する割引請求情報を作成するように構成してある電話料
    金の振分請求処理システム。
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