JP3193888B2 - 管渠内のライニング管施工方法 - Google Patents
管渠内のライニング管施工方法Info
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Description
となく管渠内にライニング管を施工する方法に関するも
のである。
ロファイルを、螺旋状に維持しながら管渠内に供給し、
この管渠内の製管装置が、前記長尺プロファイルを螺旋
状に捲回しながら進行して、この管渠内にライニング管
を形成して行く施工方法が知られている。
ファイルを螺旋状に捲回しながら進行するので、長尺プ
ロファイルの供給が滞ると、製管装置が長尺プロファイ
ルを引っ張りながら螺旋状に捲回して進行することとな
るので、この製管装置による製管に伴って長尺プロファ
イルが管渠内でよじれ、製管装置による製管作業が上手
く行われないこととなってしまう。
螺旋状に維持しながら管渠内に供給する方法としては、
管渠内の製管基端部に繰り出し装置を設け、この繰り出
し装置によって供給することが行われていた。
ファイルを、作業員自身が管渠内に順次引き込んで製管
作業を行っていた。
設けた繰り出し装置によって長尺プロファイルを繰り出
す場合、製管基端部から製管装置が管渠内を進行するに
したがって、繰り出し装置と製管装置との間隔が離れて
しまう。そのため、繰り出し装置の近傍で長尺プロファ
イルが上手く供給されていても、その供給力が製管装置
にまで及ばないこととなり、製管装置の近傍では製管装
置が長尺プロファイルを引っ張りながら製管しなければ
ならず、上手く製管することができないといった不都合
を生じることとなる。
き込む場合、作業工数が嵩むこととなる。また、作業員
が入ることができないような小口径の管渠や水量の多い
管渠内への供給ができないといった不都合を生じること
となる。
であって、製管不良の無い確実な施工を行うことができ
る管渠内のライニング管施工方法を提供することを目的
としている。
の本発明の管渠内のライニング管施工方法は、長尺の帯
状に形成された長尺プロファイルを、螺旋形状に維持し
ながら管渠内に供給し、この管渠内の製管装置が、前記
長尺プロファイルを螺旋状に捲回しながら進行して、こ
の管渠内にライニング管を形成して行く施工方法であっ
て、管渠内の製管装置の進行に合わせて延設される誘導
手段によって、この製管装置の位置まで長尺プロファイ
ルを供給するものである。
わせて管渠内に延設される誘導ベルトを設け、この誘導
ベルトに長尺プロファイルを係合させて、この誘導ベル
トの供給速度および巻取速度を調整することで、製管装
置の位置まで長尺プロファイルを供給するものである。
を参照して説明する。図1は管渠1内のライニング管2
0の施工方法の全体構成の概略を示し、図2は同施工に
使用される長尺プロファイル2を示し、図3は同施工に
使用される自走式の製管装置3を示し、図4は同施工に
使用される誘導ベルト4を示している。
イル2によって管渠1内にライニング管20を施工して
行く施工方法であって、誘導ベルト4によって製管装置
3の位置まで長尺プロファイル2を供給するものであ
る。
され、その外面には、長手方向に沿って複数のリブ21
が突設されている。また、長尺プロファイル2の一側縁
部には、長手方向に沿って、上記リブ21よりも突設高
さが低くなされた接合リブ22が突設されている。一
方、長尺プロファイル2の他側縁部のリブ21の内面に
は、長手方向に沿って、上記接合リブ22が接合される
接合溝23が形成されている。そして、図2(b)に示
すように、長尺プロファイル2を螺旋状に捲回しなが
ら、接合リブ22を接合溝23に接合することで、ライ
ニング管20が形成できるようになされている。したが
って、長尺プロファイル2は、接合リブ22と接合溝2
3とを接合し易いように、螺旋形状に維持された状態で
管渠1内の基端部に供給される。
所定間隔で所定の角度をもって配置した複数の案内ロー
ラ31と、油圧モータ32の駆動力によって回動しなが
ら管渠1の内面を周回移動する一対の嵌合ローラ33
と、ドライブホイール34とを具備している。この製管
装置3は、嵌合ローラ33が長尺プロファイル2を挟持
しながら管渠1の内面を周回移動することで、この長尺
プロファイル2を螺旋状に捲回しながら管渠1内を進行
し、この長尺プロファイル2の接合リブ22と接合溝2
3とを接合してライニング管20を形成するようになさ
れている。
の帯状に形成され、管渠1の基端側のマンホール5に設
けた供給装置40から、製管装置3の進行に合わせて管
渠1内に延設される。この供給装置40は、図1に示す
ように、送出ドラム41と巻取りドラム42とを具備
し、送出ドラム41から送り出した誘導ベルト4を、製
管装置3に設けた中継ドラム35を介して、再度巻取り
ドラム42に巻き取るようになされている。そして、送
出ドラム41の送出速度から巻取りドラム42の巻取り
速度を引いた差が、製管装置3の進行速度と略同じとな
るようにすることで、製管装置3の進行に合わせて管渠
1内に誘導ベルト4が延設される。
4には、所定間隔毎に係合突起43が形成されている。
そして、螺旋形状で供給される長尺プロファイル2の上
端部分に、この係合突起43を引っ掛けた状態で、誘導
ベルト4によって長尺プロファイル2が製管装置3へと
供給される。この際、長尺プロファイル2の供給速度
は、巻取りドラム42の巻取り速度によって決定され
る。
導ベルト4に設けられた係合突起43は、進行方向と反
対側に突出端が位置するL字状となされ、誘導ベルト4
が中継ドラム35を回る際に、長尺プロファイル2から
離脱するようになされている。この係合突起43は、誘
導ベルト4が中継ドラム35を回る際、すなわち、製管
装置3へと長尺プロファイル2を供給する手前の位置
で、この長尺プロファイル2から離脱するものであれ
ば、特にその形状を限定されるものではなく、図5に示
すように、長尺プロファイル2の両側縁部を保持する係
合突起43が、中継ドラム35の円弧に沿ってめくれる
ことで長尺プロファイル2から離脱するようになされた
ものであっても良い。
うに、製管装置3の進行に合わせて管渠1内に延設さ
れ、長尺プロファイル2をこの製管装置3へと供給する
ことができるものであれば、特にその形状や構造を限定
されるものではなく、例えば、金属ワイヤーや、これを
内蔵したゴム製の帯状体などのものを使用することがで
きる。引張強度に優れ軽量で嵩張らないものであること
が好ましい。
に合わせて誘導ベルト4を管渠1内に延設させ、常にこ
の誘導ベルト4によって製管装置3の位置まで長尺プロ
ファイル2を運んで供給することとなるので、製管装置
3は、管渠1の奥の方に進行しても、長尺プロファイル
2を引っ張りながら製管しなければならないといったこ
とにならない。したがって、長尺プロファイル2が製管
装置3によって引っ張られることによって、この製管装
置3の手前でよじれ、このよじれによって製管不良など
を生じるといったことを防止することができ、確実な施
工を行うことができる。
ルト4を延設させるので、長距離の管渠1の場合であっ
ても、製管装置3の製管距離に関係無く安定した施工を
行うことができる。
供給は、誘導ベルト4を使用するため、人手による作業
工数が嵩むのを防止することができるとともに、作業員
が入ることができない小口径の管渠1や水量の多い管渠
1内でも確実な施工ができる。
は、送出ドラム41から送り出して巻取りドラム42で
巻き取るようになされているが、図6に示すように、送
出ドラム41と巻取りドラム42との間に複数の移動ド
ラム44を設け、これらに無端鎖状とした誘導ベルト4
を懸架させたものであっても良い。この場合、図6に示
すように、最初は移動ドラム44のドラム間距離Lを大
きくしておき、この状態からドラム間距離Lを小さくす
る方向に移動ドラム44を移動させることで、製管装置
3の進行に合わせて誘導ベルト4を延設することができ
る。
に誘導ベルト4を設けて長尺プロファイル2を供給する
ようになされているが、図7に示すように、管渠1の下
部に誘導ベルト4を設けて長尺プロファイル2を搬送し
て供給するようになされたものであっても良い。
長さの誘導軸6を、管渠1の基端部側のマンホール5か
ら挿入し、螺旋形状となった長尺プロファイル2を吊り
下げた状態とし、この誘導軸6を順次継ぎ足し接続して
管渠1内に送り込むことで、この管渠1内を進行する製
管装置3に長尺プロファイル2を供給しても良い。この
場合、誘導軸6は、製管装置3を越えた位置で分解回収
しても良いし、管渠1内の他端側のマンホール5(図1
参照)の位置で分解回収しても良い。また、図8(b)
に示すように、フィン付誘導軸6aとした場合、長尺プ
ロファイル2の引っ掛かりが良くなる。
うに、長距離の管渠1内の奥の方まで製管装置3を進行
させることによって、誘導ベルト4のたるみが大きくな
ってしまう場合には、この誘導ベルト4の中間位置に誘
導ベルト4を支承する台車7を設けても良い。また、図
9(c)および(d)に示すように、誘導軸6を用いた
場合も同様に、このような台車7を設けても良い。
イニング管20の径は、螺旋形状で供給される長尺プロ
ファイル2の径よりも大きくなる。そのため、この製管
装置3による製管が進行するに従って、長尺プロファイ
ル2の絶対長さが足りなくなり、螺旋形状とした長尺プ
ロファイル2には、縮径力が加わることとなる(ライニ
ング管20の径と長尺プロファイル2の径とが同じであ
れば、供給される長尺プロファイル2がそのままライニ
ング管20となるのでこのような縮径力が働かな
い。)。したがって、この長尺プロファイル2を長手方
向に送り込んで絶対長さの不足を補うことができるよう
に、上述した誘導ベルト4の係合突起43、誘導軸6、
およびフィン付誘導軸6aに、ベアリングなどの滑動機
能(図示省略)を持たせて長尺フロファイル2の長手方
向への送り込みが容易にできるようにしても良い。
うに、ボックス型の管渠1に、ボックス型の製管装置3
を使用する場合を示しているが、特にこの管渠1の形状
としては、ボックス型のものに限定されるものではな
く、円筒状や馬蹄形状の管渠(図示省略)などであって
も良い。また、製管装置3についても、円形や馬蹄形状
となされた製管装置(図示省略)であっても良い。
渠内の製管装置の進行に合わせて延設される誘導手段に
よって、製管装置の位置まで長尺プロファイルを供給す
るので、製管装置が管渠内の奥の方に進行しても、この
製管装置が長尺プロファイルを引っ張りながら製管しな
ければならないといったことを生じない。したがって、
長尺プロファイルのよじれによる製管不良などを生じる
ことなく確実な施工を行うことができる。
ルを供給するので、長距離の管渠の場合であっても、製
管装置の製管距離に関係無く安定した施工を行うことが
できる。
ファイルを供給するのは、管渠内の製管装置の進行に合
わせて延設される誘導手段を用いるため、人手による作
業工数が嵩むのを防止することができるとともに、作業
員が入ることができない小口径の管渠内でも確実な施工
ができる。
である。
使用される長尺プロファイルを示す部分斜視図および長
尺プロファイルの接合状態を示す断面図である。
体構成の概略を示す正面図である。
使用される誘導ベルトの全体構成の概略を示す部分斜視
図、同図(a)のI−I線断面図、および誘導ベルトか
らの長尺プロファイルの離脱状態を示す部分断面図であ
る。
使用される誘導ベルトの他の実施の形態を示す部分断面
図および同誘導ベルトからの長尺プロファイルの離脱状
態を示す部分断面図である。
ベルトの他の延設状態を説明する断面図、(b)および
(c)は同要部の動作を説明する概略図である。
態を示す断面図である。
ニング管を施工するさらに他の実施の形態を示す断面図
である。
る状態を示す断面図、(b)は同図(a)のII-II 線断
面図、(c)および(d)は台車を使用してライニング
管を施工するさらに他の実施の形態を示す断面図であ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 長尺の帯状に形成された長尺プロファイ
ルを、螺旋形状に維持しながら管渠内に供給し、この管
渠内の製管装置が、前記長尺プロファイルを螺旋状に捲
回しながら進行して、この管渠内にライニング管を形成
して行く施工方法であって、 管渠内の製管装置の進行に合わせて延設される誘導手段
によって、この製管装置の位置まで長尺プロファイルを
供給することを特徴とする管渠内のライニング管施工方
法。 - 【請求項2】 管渠内に、この製管装置の進行に合わせ
て管渠内に延設される誘導ベルトを設け、この誘導ベル
トに長尺プロファイルを係合させて、この誘導ベルトの
供給速度および巻取速度を調整することで、製管装置の
位置まで長尺プロファイルを供給する請求項1記載の管
渠内のライニング管施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15266697A JP3193888B2 (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 管渠内のライニング管施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15266697A JP3193888B2 (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 管渠内のライニング管施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10337781A JPH10337781A (ja) | 1998-12-22 |
JP3193888B2 true JP3193888B2 (ja) | 2001-07-30 |
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ID=15545447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP15266697A Expired - Fee Related JP3193888B2 (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 管渠内のライニング管施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3193888B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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---|---|---|---|---|
JP5642512B2 (ja) * | 2010-11-16 | 2014-12-17 | 株式会社山越 | 既設管渠の更生方法 |
JP5818730B2 (ja) * | 2012-03-28 | 2015-11-18 | クボタシーアイ株式会社 | コイル成形体の導入具および導入方法 |
-
1997
- 1997-06-10 JP JP15266697A patent/JP3193888B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH10337781A (ja) | 1998-12-22 |
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