JP3193674U - カッティング補助器具及びその製造方法 - Google Patents

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壽高 西尾
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Abstract

【課題】切り分けの自由度が向上したカッティング補助器具及びその製造方法を提供する。【解決手段】把持部11は、係合凹部19と、係合凹部19と対向する位置に係合突起17とが、X方向に沿って設けられている。第1押え板15aと第2押え板15bとは、把持部11を挟んでY方向に沿って対向する。第1押え板15aと第2押え板15bとの間に所定距離の第1隙間21aを有している。第1支持部13aは、把持部11と第1押え板15aとの間を接続する。第2支持部13bは、把持部11を挟んで第1支持部13aに対向するように把持部11と第2押え板15bとの間を接続する。複数の補助器具は互いに隣接する第1補助器具10a及び第2補助器具10bを含む。第1補助器具10aの係合凹部19と第2補助器具10bの係合突起17とが嵌め合わされている。【選択図】図1

Description

本考案は、カッティング補助器具及びその製造方法に関する。
調理者は、二枚又は三枚以上のパンの間に具材を挟み込むことでサンドイッチを作る。例えば、調理者は、サンドイッチの底部となる部分に一枚目のパンを置き、その上に、レタス、ハム及び卵などの具材を乗せる。そして、調理者は、一枚目のパンとともに具材を挟みこむように、具材の上部に二枚目のパンを置く。これにより、一層の具材からなるサンドイッチが完成する。具材の層を多くする場合には、調理者は、前述の二枚目のパンの上にさらに具材を乗せて、再度、具材の上にパンを乗せる作業を繰り返す。
このように作れられたサンドイッチは、一般的には食べやすい大きさに切り分けられる。例えば、サンドイッチを上部から手指で押さえて、手指の間から包丁を差し込んで切り分ける。さらには、特許文献1(実用新案登録公報2511052号公報)には、サンドイッチ切分け補助具が開示されている。特許文献1のサンドイッチ切分け補助具は、取手と、取手の両端部に固定された2枚の押え板とを有している。2枚の押え板は矩形状であり、2枚の押え板の間には隙間が設けられる。取手は、帯状体の逆U字状の折れ曲がった形状である。この帯状体の取手は、U字状の間に、2枚の押え板の間の隙間に対応する空間を有している。調理者は、2枚の押え板でサンドイッチを押さえ、取手の空間から2枚の押え板の間の隙間に包丁を入れてサンドイッチを切る。
実用新案登録公報2511052号公報
調理者がサンドイッチを手指で押さえて切る場合には、サンドイッチの上部に手形がついたり、均等にサンドイッチを押さえることができないために具材がはみ出したりし得る。また、特許文献1のサンドイッチ切分け補助具によれば、一定の大きさのサンドイッチを2枚の押え板で押さえてサンドイッチを2つに切り分けることができる。しかし、特許文献1のサンドイッチ切分け補助具は決まった大きさのサンドイッチを2つに切り分けるのには適している。しかし、大きさの異なるサンドイッチを所望の大きさに切り分ける際には、特許文献1のサンドイッチ切分け補助具は適していない。
そこで、本考案の課題は、切り分けの自由度が向上したカッティング補助器具及びその製造方法を提供することにある。
本考案の一態様に係るカッティング補助器具は、把持部と、第1押え板及び第2押え板と、第1支持部及び第2支持部と、を含む補助器具を互いに接続してなる複数の補助器具を備える。
把持部は、係合凹部と、係合凹部と対向する位置に係合突起とが、第1方向に沿って設けられている。第1押え板は平板状の形状を有している。第2押え板は、把持部を挟んで第1押え板に対して第1方向と交差する第2方向に沿って対向するとともに、第1押え板との間に所定距離の第1隙間を有して配置されており、平板状の形状を有している。第1支持部は、把持部と第1押え板との間を接続する。第2支持部は、把持部を挟んで第1支持部に対向するように把持部と第2押え板との間を接続する。複数の補助器具は互いに隣接する第1補助器具及び第2補助器具を含む。第1補助器具の係合凹部と第1補助器具に隣接する第2補助器具の係合突起とが嵌め合わされている。
上記構成によれば、カッティング補助器具は、複数の補助器具が隣接して配置されて構成される。互いに隣接する補助器具どうしは、第1補助器具の係合凹部と、隣接する第2補助器具の係合突起とが嵌め合わされることで結合される。よって、切り分け対象の大きさに合わせて複数の補助器具を自由に結合してカッティング補助器具を形成することができる。このようなカッティング補助器具を用いれば、切り分け対象の大きさが変わっても、切り分け対象を所望の大きさ及び数に切り分けることができる。そのため、切り分けの自由度が向上したカッティング補助器具を提供することができる。
例えば、使用者は、把持部を指で持って、第1押え板及び第2押え板を切り分け対象に押し当てる。第1押え板と第2押え板との間には所定距離の第1隙間が形成されている。使用者は、この第1隙間に包丁等の切り分け器具を挿入し、切り分け対象を所定の大きさに切り分ける。
好ましくは、第1補助器具の係合凹部と第1補助器具に隣接する第2補助器具の係合突起とを嵌め合わせた場合、第1補助器具の第1押え板と、第2補助器具の第1押え板との間には所定距離の第2隙間が形成されている。また、第1補助器具の第2押え板と、第2補助器具の第2押え板との間には所定距離の第3隙間が形成されている。
上記構成によれば、第1補助器具において、第1押え板と第2押え板との間には所定距離の第1隙間が形成されている。同様に、第2補助器具において、第1押え板と第2押え板との間には所定距離の第1隙間が形成されている。第1補助器具と第2補助器具とを嵌め合わせた場合、第1補助器具の第1隙間と第2補助器具の第1隙間とが第1方向につなぎ合わさる。さらに、第1補助器具と第2補助器具とを嵌め合わせた場合、第1押え板間の間にも所定の第2隙間が形成され、さらに第2押え板間の間にも所定の第3隙間が形成される。第2隙間と第3隙間とは第2方向につなぎ合わさる。よって、第1補助器具と第2補助器具とを嵌め合わせると、全ての隣接する押え板間の間に隙間が形成される。例えば、概ね十字状又はマトリクス状の隙間が形成される。よって、使用者は、カッティング補助器具を切り分け対象に載置すると、十字状又はマトリクス状の隙間に沿って切り分け対象を切り分けることができる。切り分け方向が一方向ではなく十字方向であるため、切り分けの自由度が高い。また、隙間が十字状又はマトリクス状であるので、カッティング補助器具を切り分け対象に対して置き直すことなく、二方向の切り分けが可能である。
好ましくは、把持部は、第1平面と、第1平面に対向する第2平面と、第1平面及び第2平面間の側面と、を有する平板状である。第1支持部は第1平面に接続され、第1押え板に向かって延びている。第2支持部は第2平面に接続され、第2押え板に向かって延びている。第1押え板と第2押え板との間の第1隙間が第1方向に沿って延びおり、側面のうち、第1方向に沿って係合突起と係合凹部とが互いに対向して形成されている。
上記構成によれば、把持部を平板状とすることで、使用者は指で容易に把持部を把持することができる。例えば、使用者は、把持部の最も面積の広い平面状の部分である第1平面と第2平面とを指で挟み込むことで、安定良く把持部を持つことができる。
また、把持部の最も面積の広い平面状の部分である第1平面及び第2平面と、第1支持部及び第2支持部の端面とを接続することで、接続面積を大きくすることができる。よって、把持部と支持部とを安定良く固定することができる。
また、第1押え板と第2押え板との間の第1隙間が延びる方向に沿って、それぞれ対向する係合突起及び係合凹部が形成されている。よって、隣接する補助器具の係合突起と係合凹部とを嵌め合わせることで、第1押え板と第2押え板との間の第1隙間を延ばすことができる。切り分け対象の大きさに応じた個数の補助器具を接続して第1隙間を延ばせば、切り分け対象の大きさに応じたカッティング補助器具を構成することができる。
好ましくは、複数の補助器具の把持部を覆うカバーをさらに備える。
上記構成によれば、複数の補助器具は、把持部に設けられた係合突起と係合凹部とが嵌め合わされることで互いに接続される。カバーによって複数の補助器具の把持部を覆うことで、複数の補助器具間の接続が緩むのを抑えて、接続を強化することができる。
好ましくは、第1押え板及び第2押え板の平面形状は長方形状である。
上記構成によれば、平板状の第1押え板及び第2押え板の平面形状は長方形状であるので、切り分け対象の概ね全体を上部から安定良く押さえることができる。
また、第1押え板及び第2押え板の平面形状は長方形状であるので、第1押え板と第2押え板との間の第1隙間を概ね一定とすることができる。また、隣接する補助器具間においても、第1押え板と第1押え板との間の第2隙間及び第2押え板と第2押え板との間の第3隙間をそれぞれ概ね一定とすることができる。つまり、十字状又はマトリクス状に形成される隙間をそれぞれの方向において概ね一定とすることができる。これは押え板の外辺が直線状であり、隣接する押え板が概ね一定に離隔するからである。よって、使用者は、隙間に沿って安定良く切り分け器具を挿入することができ、切り分け対象を所定の大きさに切り分けることができる。
その他、押え板の平面形状としては円形状又は楕円形状も挙げられる。しかし、押え板の平面形状が長方形状である方が押え板間の隙間が概ね一定となる。そのため、隙間に挿入した切り分け器具が隙間の間で揺動するのを抑え、切り分け対象を所定の大きさに切り分け易い。
好ましくは、第1支持部及び第2支持部は棒状である。
上記構成によれば、押え板の隙間には、第1押え板と第2押え板との間の第1隙間、隣接する補助器具間の第1押え板と第1押え板との間の第2隙間及び第2押え板と第2押え板との間の第3隙間が含まれる。これらの隙間は概ね十字状又はマトリクス状となる。支持部が棒状であるので、平板状である場合に比べて、十字状又はマトリクス状の隙間のいずれの方向から切り分け器具を挿入しても支持部が邪魔になりにくい。
好ましくは、第1押え板には第1押え板を貫通する第1貫通孔が形成されており、第2押え板には第2押え板を貫通する第2貫通孔が形成されている。
上記構成によれば、第1押え板及び第2押え板にはそれぞれ第1貫通孔及び第2貫通孔が形成されている。使用者は、第1押え板及び第2押え板により切り分け対象を押さえ、さらに第1貫通孔及び第2貫通孔から棒状部材を切り分け対象に差し込む。これにより、第1押え板及び第2押え板と、切り分け対象とを固定することができる。よって、切り分け器具による切り分け時に、切り分け対象に対してカッティング補助器具が揺動するのを抑えることができる。
好ましくは、第1貫通孔及び第2貫通孔は、爪楊枝及び串を含む棒状部材を挿入するための孔である。
上記構成によれば、貫通孔及び第2貫通孔は、爪楊枝及び串等の既存の棒状部材が挿入可能な孔である。よって、既存の棒状部材を用いて、カッティング補助器具を切り分け対象に容易に固定することができる。
好ましくは、第1貫通孔は、第1押え板において、第1支持部と第1押え板との接続位置よりも把持部から離れた位置に形成されている。第2貫通孔は、第2押え板において、第2支持部と第2押え板との接続位置よりも把持部から離れた位置に形成されている。
上記構成によれば、第1支持部と第1押え板との接続位置及び第2支持部と第2押え板との接続位置は、把持部側、つまりカッティング補助器具の内側寄りにある。一方、第1貫通孔及び第2貫通孔は、支持部と押え板との接続位置より把持部から離れた位置、つまりカッティング補助器具の外側寄りにある。よって、第1支持部及び第2支持部が、第1貫通孔及び第2貫通孔に棒状部材を挿入する際の邪魔になりにくく、棒状部材を容易に第1貫通孔及び第2貫通孔に挿入することができる。
本考案の一態様に係る補助器具の製造方法は以下の段階を含む。
・第1の金型と、第1の金型との間に一の補助器具に対応した空間を形成する第2の金型と、を位置合わせする位置合わせする段階。
・第1の金型と第2の金型との間の空間に、補助器具の成形材料を注入する注入段階。
第1の金型と第2の金型とを分離し、一の補助器具を取り出す取り出し段階。
補助器具は、把持部と、第1押え板及び第2押え板と、第1支持部及び第2支持部と、を含む。把持部は、係合凹部と、係合凹部と対向する位置に係合突起とが、第1方向に沿って設けられている。第1押え板は平板状の形状を有している。第2押え板は、把持部を挟んで第1押え板に対して第1方向と交差する第2方向に沿って対向するとともに、第1押え板との間に所定距離の第1隙間を有して配置されており、平板状の形状を有している。第1支持部は、把持部と第1押え板との間を接続する。第2支持部は、把持部を挟んで第1支持部に対向するように把持部と第2押え板との間を接続する。
上記構成によれば、一の補助器具は、所定の空間を形成する2つの金型に成形材料を注入して、2つの金型を分離して取り出すことで形成される。よって、少ない点数の金型を用いて補助器具を製造することができる。カッティング補助器具は、前述のように製造された複数個の補助器具を互いに接続することで形成される。
本考案によれば、切り分けの自由度が向上したカッティング補助器具及びその製造方法を提供することができる。
本考案の一実施形態例に係るカッティング補助器具100の斜視図である。 図1の−Y方向側からみたカッティング補助器具100の側面図である。 図1の+X方向側からみたカッティング補助器具100の正面図である。 図1の+Z方向側からみたカッティング補助器具100の上面図である。 図1のカッティング補助器具100の使用状態を示す斜視図である。 補助器具10を金型を用いて製造している様子を示す模式図である。
以下、図面を参照しながら、本考案の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本考案の具体例であって、本考案の技術的範囲を限定するものではない。
<実施形態例>
なお、以下の説明において、図1に示すように各方向を定義する。具体的には、カッティング補助器具100の把持部11が設けられた上部を+Z方向、押え板15が設けられた下部を−Z方向とする。また、一対の第1押え板15aと第2押え板15bとの間を中心として、第1押え板15a側を+Y方向、第2押え板15b側を−Y方向とする。また、カッティング補助器具100の第1補助器具10a側を+X方向、第4補助器具10d側を−X方向とする。また、以下において、+方向及び−方向が特に限定されない場合には、単にX方向、Y方向及びZ方向と記載するものとする。
図1は、本考案の一実施形態例に係るカッティング補助器具100の斜視図である。図2は、図1の−Y方向側からみたカッティング補助器具100の側面図である。図3は、図1の+X方向側からみたカッティング補助器具100の正面図である。図4は、図1の+Z方向側からみたカッティング補助器具100の上面図である。図5は、図1のカッティング補助器具100の使用状態を示す斜視図である。
(1)カッティング補助器具100
本実施形態に係るカッティング補助器具100は、第1、第2、第3、第4補助器具10a、10b、10c、10dを含む。第1〜第4補助器具10a〜10dは、同一の構成であるため、以下では第1補助器具10aについてのみ説明する。
第1補助器具10aは、把持部11、支持部13、押え板15を含む。
(1−1)把持部11
把持部11は、使用者がカッティング補助器具100を使用する際に指等で把持する部分である。把持部11は、第1補助器具10aの上部(+Z方向)に設けられている。把持部11は、概ね平板状の形状を有している。把持部11の外面は、第1平面11aと、第2平面11bと、側面11cとから形成されている。
第1平面11a及び第2平面11bはそれぞれ概ね矩形の板状面である。第1平面11a及び第2平面11bは互いに対向する面であり、概ね同一の大きさである。第1平面11a及び第2平面11bの面積は、把持部11の外面の中で最も大きい。そのため、使用者は、面積の広い第1平面11a及び第2平面11bを指等で把持することで、カッティング補助器具100を安定良く持ち易い。第1平面11a及び第2平面11bの板状面はX方向に沿っている。第1平面11aは右側(+Y方向側)の平面であり、第2平面11bは左側(−Y方向側)の平面である。
後述するが、図2に示すように、把持部11のX方向の長さL1は、押え板15のX方向の長さL2よりも大きい。これにより、隣接する補助器具10の把持部11を接続した場合に、隣接する補助器具10の押え板15間に隙間21、特に第2隙間21b、第3隙間21cが形成される。また、図2に示すように、X方向に隣接する補助器具10間の中心間の距離は、一つの補助器具10のX方向の長さL1と概ね同一である。
側面11cは、第1平面11aと第2平面11bとの間の面である。言い換えれば、側面11cは、第1平面11aと第2平面11bとを接続する面である。把持部11がY方向に厚みを有することで、第1平面11aの外周辺と第2平面11bの外周辺との間に側面11cが形成される。具体的には、側面11cは、上側(+Z方向側)の面、前側(+X方向側)の面、下側(−Z方向側)の面、及び後側(−X方向側)の面が連続して形成されている。側面11cのY方向の厚みは、把持部11の強度、後述の係合突起17及び係合凹部19による結合の強度、指等での把持部11の把持し易さ等を考慮して調整される。
側面11cの前側(+X方向側)の面には係合突起17が設けられている。係合突起17は、側面11cの前側(+X方向側)の面から突出して形成されており、後述の係合凹部19に嵌め込まれる突起である。例えば、係合突起17は、係合凹部19に嵌め込み易いように、側面11cから前側(+X方向側)に突出する方向に向かって先端が狭まっていると好ましい。一方、側面11cの後側(−X方向側)には係合凹部19が設けられている。係合凹部19は、側面11cの後側(−X方向側)の面の一部から把持部11の内部に向かって凹部を作り込むことで形成されている。係合凹部19は、係合突起17と対向する位置に設けられている。第1補助器具10aの係合凹部19には、第1補助器具10aの後側(−X方向側)に隣接する第2補助器具10bの係合突起17が嵌め込まれる。
例えば、図2に示すように、係合凹部19の側面11cから前側(+X方向側)への凹部深さL3は、係合突起17の側面11cから前側(+X方向側)への突出長さL4よりも大きい(L3>L4)。この場合、係合突起17を、隣接する補助器具10の係合凹部19に完全に嵌め込むことができ、隣接する補助器具10の把持部11どうしが密着する。これにより、複数の補助器具10を安定良く接続することができる。また、図1に示すように、係合凹部19の左右方向(Y方向)の長さL5及び係合突起17の左右方向(Y方向)の長さL6は、側面11cの長さL7よりも小さい(L5、L6<L7)。さらに、係合突起17の左右方向(Y方向)の長さL6は、係合凹部19の左右方向(Y方向)の長さL5よりも若干大きい(L6>L5)。これにより、係合突起17が左右方向(Y方向)において係合凹部19に密着して係合するため、把持部11どうしを安定良く固定することができる。なお、係合突起17及び係合凹部19のY方向の長さは、例えば概ね同程度である。
図2に示すように、把持部11の側面11cの下側(−Z方向側)の面と、押え板15との直線距離Hは、包丁等の切り分け器具30が挿入し易い高さに調整される。その他、前記直線距離Hは、使用者がカッティング補助器具100を使い易い高さも考慮に入れて調整されてもよい。例えば、使用者は、一方の手で把持部11を把持してカッティング補助器具100を切り分け対象50に適用し、他方の手で切り分け器具30を操作する。よって、例えば、使用者がカッティング補助器具100を片手で扱い易い大きさとなるように前記直線距離Hが調整される。
(1−2)支持部13
支持部13は把持部11と押え板15とを接続し、押え板15の上部において把持部11を支持する。支持部13は、一対の第1支持部13a及び第2支持部13bを含む。第1支持部13aは、把持部11の第1平面11aと後述の第1押え板15aの上側(+Z方向側)の面とを接続する。第2支持部13bは、把持部11の第2平面11bと後述の第2押え板15bの上側(+Z方向側)の面とを接続する。把持部11の最も面積の広い第1平面11a及び第2平面11bと、第1支持部13a及び第2支持部13bの端面とを接続することで、接続面積を大きくすることができる。よって、把持部11と支持部13とを安定良く固定することができる。同様に、第1押え板15a及び第2押え板15bの最も面積の広い上側の面と、第1支持部13a及び第2支持部13bの端面とを接続することで、接続面積を大きくすることができる。よって、押え板15と支持部13とを安定良く固定することができる。これにより、把持部11、支持部13及び押え板15が安定良く固定される。
第1支持部13aと第2支持部13bとは、把持部11を中心として概ね対称に設けられている。つまり、平板状の把持部11が延びるX方向の中心線を中心として、第1支持部13aと第2支持部13bとが概ね線対称に配置されている。
各支持部13は、図1に示すように例えば各把持部11のX方向の中心部に接続される。また、各支持部13は、例えば押え板15のX方向の中心部に接続される。これにより、把持部11から押え板15に安定良く力を伝えることができる。
第1支持部13a及び第2支持部13bは、図1に示すように例えば断面が円形状の棒状の部材である。また、例えば、第1支持部13a及び第2支持部13bは、第1平面11a及び第2平面11bの近傍において屈曲している。そして、第1支持部13a及び第2支持部13bは、第1平面11a及び第2平面11b近傍の屈曲した部分から第1押え板15a及び第2押え板15bに近づくに連れて、第1支持部13aと第2支持部13bとの間が広がるように傾斜している。第1支持部13aと第2支持部13bは、第1支持部13aと第2支持部13bとの間に切り分け器具30を挿入しやすい程度に離隔している。ここで、複数の補助器具10を接続した場合、複数の押え板15間には図1に示すように複数の隙間21が形成される。具体的には、複数の押え板15間には、第1押え板15aと第2押え板15bとの間の第1隙間21a、隣接する補助器具10間の第1押え板15aと第1押え板15aとの間の第2隙間21b及び第2押え板15bと第2押え板15bとの間の第3隙間21cが含まれる。第1隙間21aは、複数の補助器具10を接続することでX方向に沿って延びる。また、第2隙間21bと第3隙間21cとはY方向に沿ってつなぎ合わさる。よって、これらの隙間21は、図1に示すように概ね十字状又はマトリクス状となる。支持部13が棒状であるので、平板状である場合に比べて、十字状又はマトリクス状の隙間21のいずれの方向から切り分け器具30を挿入しても支持部13が邪魔になりにくい。
なお、後述するが、第1押え板15a及び第2押え板15bにはそれぞれ第1貫通孔15a−1及び第2貫通孔15b−1が設けられている。支持部13と押え板15との接続位置は、貫通孔15−1よりも把持部11側である。具体的には、第1支持部13aと第1押え板15aとの接続位置は、第1貫通孔15a−1よりも把持部11側である。また、第2支持部13bと第2押え板15bとの接続位置は、第2貫通孔15b−1よりも把持部11側である。
第1支持部13aと第2支持部13bの長さは、切り分け器具30が挿入し易い長さに調整される。つまり、図2に示すように、把持部11の下側(−Z方向側)の面と、押え板15との直線距離Hは、切り分け器具30が挿入し易い高さに調整される。この直線距離Hを考慮して第1支持部13aと第2支持部13bの長さが調整される。
また、第1支持部13aと第2支持部13bの太さは、例えば、使用者が把持部11を把持して押え板15で切り分け対象50を押さえる圧力に耐え得る強度に調整される。また、第1支持部13aと第2支持部13bの太さは、使用者が第1支持部13aと第2支持部13bとの間に切り分け器具30を挿入しやすい太さに調整される。なお、第1支持部13aと第2支持部13bを構成する材料によっても、その太さは変わり得る。
(1−3)押え板15
押え板15は、切り分け対象50と直接に接触する部分である。押え板15は、第1押え板15a及び第2押え板15bを含む。前述の通り、第1押え板15aは、第1支持部13aを介して把持部11の第1平面11aと接続される。また、第2押え板15bは、第2支持部13bを介して把持部11の第2平面11bと接続される。
第1押え板15aと第2押え板15bとは、把持部11を中心として概ね対称に設けられている。つまり、平板状の把持部11が延びるX方向の中心線を中心として、第1押え板15aと第2押え板15bとが概ね線対称に配置されている。
第1押え板15a及び第2押え板15bは、概ね同じ大きさであり平板状である。また、第1押え板15a及び第2押え板15bの平面形状は長方形状である。第1押え板15a及び第2押え板15bの平面形状は長方形状であるので、切り分け対象50の概ね全体を上部から安定良く押さえることができる。また、第1押え板15a及び第2押え板15bの平面形状は長方形状であるので、第1押え板15a及び第2押え板15bとの間の第1隙間21aを概ね一定とすることができる。また、隣接する補助器具10間においても、第1押え板15aと第1押え板15aとの間の第2隙間21b及び第2押え板15bと第2押え板15bとの間の第3隙間21cをそれぞれ概ね一定とすることができる。つまり、十字状又はマトリクス状に形成される隙間21をそれぞれの方向において概ね一定とすることができる。これは押え板15の外辺が直線状であり、隣接する押え板15が概ね一定に離隔するからである。よって、使用者は、隙間21に沿って安定良く切り分け器具30を挿入することができ、切り分け対象50を所定の大きさに切り分けることができる。
また、押え板15は貫通孔15−1を有する。より具体的には、第1押え板15aは、第1押え板15aを貫通する第1貫通孔15a−1を有する。第1貫通孔15a−1は、第1支持部13aと第1押え板15aとの接続位置よりも把持部11から離れた位置に形成されている。同様に、第2押え板15bは、第2押え板15bを貫通する第2貫通孔15b−1を有する。第2貫通孔15b−1は、第2支持部13bと第2押え板15bとの接続位置よりも把持部11から離れた位置に形成されている。第1貫通孔15a−1及び第2貫通孔15b−1は、図5に示すように、例えば爪楊枝及び串等の棒状部材40を貫通可能な大きさである。なお、1つの押え板15に2つ以上の貫通孔15−1が設けられていてもよい。
使用者は、図5に示すようにして切り分け対象50にカッティング補助器具100を適用する。切り分け対象50は、例えばサンドイッチであり、2枚のパン51、53が具材52を挟み込んでいる。例えば、使用者は、把持部11を片方の指等で押さえて、第1押え板15a及び第2押え板15bを切り分け対象50上に載置する。さらに、使用者は、図5に示すように第1貫通孔15a−1及び第2貫通孔15b−1から棒状部材40を切り分け対象50に差し込む。これにより、第1押え板15a及び第2押え板15bと、切り分け対象50とを固定することができる。よって、切り分け器具30による切り分け時に、切り分け対象50に対してカッティング補助器具100が揺動するのを抑えることができる。この状態で、使用者は、もう片方の手で切り分け器具30を隙間21に挿入して、切り分け対象50を切り分ける。
また、第1貫通孔15a−1及び第2貫通孔15b−1は、爪楊枝及び串等の既存の棒状部材40が挿入可能な孔である。よって、既存の棒状部材40を用いて、カッティング補助器具100を切り分け対象50に容易に固定することができる。
また、前述の通り、第1支持部13aと第1押え板15aとの接続位置及び第2支持部13bと第2押え板15bとの接続位置は、把持部11側、つまりカッティング補助器具100の内側寄りにある。一方、第1貫通孔15a−1及び第2貫通孔15b−1は、支持部13と押え板15との接続位置より把持部11から離れた位置、つまりカッティング補助器具100の外側寄りにある。よって、第1支持部13a及び第2支持部13bが、第1貫通孔15a−1及び第2貫通孔15b−1に棒状部材40を挿入する際の邪魔になりにくく、棒状部材40を容易に第1貫通孔15a−1及び第2貫通孔15b−1に挿入することができる。
図1に示すように、各貫通孔15−1は、各押え板15のX方向における概ね中心部に設けられる。なお、各貫通孔15−1を設ける位置はこれに限定されない。ただし、各貫通孔15−1が各押え板15の中心部に設けられている方が、貫通孔15−1から挿入した棒状部材40と押え板15とにより切り分け対象50を安定良く固定することができる。
図2に示すように、押え板15のX方向の長さL2は、把持部11のX方向の長さL1よりも小さい。よって、隣接する補助器具10の係合突起17と係合凹部19とが嵌め合わされると、図1、図2に示すように、隣接する把持部11は密着する。一方、第1押え板15a及び第2押え板15bのX方向の長さL2は把持部11のX方向の長さL1よりも小さいため、隣接する第1押え板15a間に第2隙間21bが形成され、隣接する第2押え板15b間に第3隙間21cが形成される。第2隙間21b及び第3隙間21cはY方向に沿って連続して延びる。
また、図1に示すように、第1押え板15aと第2押え板15bとの間の第1隙間21aは、把持部11を挟んで第1押え板15aと第2押え板15bとが所定の距離離隔して配置されることで形成される。第1隙間21aは、複数の補助器具10が接続されることで、X方向に沿って連続して延びる。
第1〜第3隙間21a、21b、21cは例えば同程度の大きさである。ただし、第1隙間21aの大きさと、第2隙間21b及び21cの大きさとは異なっていてもよい。なお、X方向から安定良く切り分け器具30を挿入可能なように、複数の補助器具10それぞれの第1隙間21aは同程度であるのが好ましい。また、Y方向から安定良く切り分け器具30を挿入可能なように、隣接する補助器具10間の第2隙間21b及び第3隙間21cの大きさは同程度であるのが好ましい。
第1押え板15a及び第2押え板15bのZ方向の厚みは、例えば概ね一定である。このZ方向の厚みは、押え板15の強度を考慮して調整される。
(2)カッティング補助器具100の組立
次に、図1に示すカッティング補助器具100の組立について説明する。ここでは、第1、第2、第3、第4補助器具10a、10b、10c、10dによりカッティング補助器具100を組み立てる場合を説明する。よって、切り分け対象50は概ね第1〜第4補助器具10a〜10dの押え板15に応じた大きさである。
まず、第1〜第4補助器具10a〜10dをそれぞれ用意する。
次に、第1補助器具10aの係合凹部19と、第2補助器具10bの係合突起17とを互いに嵌め合わせる。また、第2補助器具10bの係合凹部19と、第3補助器具10cの係合突起17とを互いに嵌め合わせる。同様に、第3補助器具10cの係合凹部19と、第4補助器具10dの係合突起17とを互いに嵌め合わせる。ただし、嵌め合わせる順序はこれに限定されず、第1〜第4補助器具10a〜10dを互いに嵌め合わせることで最終的にカッティング補助器具100が完成すればよい。
このようにカッティング補助器具100は、複数の補助器具10が隣接して配置されて構成される。互いに隣接する補助器具10どうしは、係合突起17と係合凹部19とが嵌め合わされることで結合される。よって、切り分け対象50の大きさに合わせて複数の補助器具10を自由に結合してカッティング補助器具100を形成することができる。このようなカッティング補助器具100を用いれば、切り分け対象50の大きさが変わっても、切り分け対象50を所望の大きさ及び数に切り分けることができる。そのため、切り分けの自由度が向上したカッティング補助器具100を提供することができる。
また、第1押え板15aと第2押え板15bとの間の第1隙間21aが延びる方向に沿って、それぞれ対向する係合突起17及び係合凹部19が形成されている。よって、隣接する補助器具10の係合突起17と係合凹部19とを嵌め合わせることで、第1押え板15aと第2押え板15bとの間の第1隙間21aを延ばすことができる。このことからも、切り分け対象50の大きさに応じた個数の補助器具10を接続して第1隙間21aを延ばせば、切り分け対象50の大きさに応じたカッティング補助器具100を構成することができる。
また、図1に示すように、第1補助器具10aにおいて、第1押え板15aと第2押え板15bとの間には所定距離の第1隙間21aが形成されている。同様に、第1補助器具10aに隣接する第2補助器具10bにおいて、第1押え板15aと第2押え板15bとの間には所定距離の第1隙間21aが形成されている。第1補助器具10aと第2補助器具10bとを嵌め合わせた場合、第1補助器具10aの第1隙間21aと第2補助器具10bの第1隙間21aとがX方向につなぎ合わさる。さらに、第1補助器具10aと第2補助器具10bとを嵌め合わせた場合、第1押え板15a間の間にも所定の第2隙間21bが形成され、さらに第2押え板15b間の間にも所定の第3隙間21cが形成される。第2隙間21bと第3隙間21cとはY方向につなぎ合わさる。よって、第1補助器具10aと第2補助器具10bとを嵌め合わせると、全ての隣接する押え板15間の間に第1〜第3隙間21a〜21cが形成される。同様の手順によって図1に示すような第1〜第3隙間21a〜21cが複数の第1〜第4補助器具10a〜10d間に形成される。第1〜第3隙間21a〜21cは、例えば、概ね十字状又はマトリクス状の隙間21を形成する。よって、図5に示すように、使用者は、カッティング補助器具100を切り分け対象50に載置すると、十字状又はマトリクス状の隙間21に沿って切り分け対象50を切り分けることができる。切り分け方向が一方向ではなく十字方向であるため、切り分けの自由度が高い。また、隙間21が十字状又はマトリクス状であるので、カッティング補助器具100を切り分け対象50に対して置き直すことなく、二方向の切り分けが可能である。
(3)補助器具10の製造方法
次に、補助器具10単体の製造方法について図6を用いて説明する。上述した通り、カッティング補助器具100は、複数個の補助器具10を組み合わせることで構成される。よって、簡単な構成の補助器具10をそれぞれを同一の金型を用いて形成すればよい。一の補助器具10は例えば次のように製造される。図6は、補助器具10を金型を用いて製造している様子を示す模式図である。
まず、第1の金型71及び第2の金型72を準備する。ここで、第1の金型71と第2の金型72とを組み合わせると、一の補助器具10に対応した空間が形成される。
次に、一の補助器具10に対応した空間が形成されるように、第1の金型71と第2の金型72とを位置合わせする。
次に、第1の金型71と第2の金型72との空間に、一の補助器具10の成形材料を外部から注入する。ここで、図示しない注入口から成形材料を前記空間に注入する。
次に、成形材料が固まった後、第1の金型71と第2の金型72とを分離し、一の補助器具10を取り出す。
以上より、一の補助器具10が完成する。同様の工程を繰り返すことで複数個の補助器具10を準備することができる。
一の補助器具10は、上述の通り少ない点数の金型を用いて容易に製造することができる。カッティング補助器具100は、前述のように製造された複数個の補助器具10を互いに接続することで形成することができる。
なお、成形材料としては、金型に注入可能であり、カッティング補助器具100の強度を確保できる材料であれば特に限定されない。例えば、ポリエチレンテレフタラート(PET)などの樹脂及びアルミニウムなどの金属が成形材料として用いられる。
(4)変形例
(4−1)
上記実施形態では、カッティング補助器具100は、第1、第2、第3、第4補助器具10a、10b、10c、10dを含む。カッティング補助器具100は、図5に示すように、補助器具10の把持部11を覆うカバー60をさらに含んでいてもよい。複数の補助器具10は、把持部11に設けられた係合突起17と係合凹部19とが嵌め合わされることで互いに接続される。カバー60によって複数の補助器具10の把持部11を覆うことで、複数の補助器具10どうしの接続が緩むのを抑えて、接続を強化することができる。
(4−2)
上記実施形態では、カッティング補助器具100は、サンドイッチ等の切り分け対象50を切り分ける際の補助器具として用いている。しかし、カッティング補助器具100の適用はサンドイッチに限定されず、例えば一面が概ね平坦な食材を所望の大きさに切り分ける際に用いることができる。一面が概ね平坦な食材としては、例えば一例であるが、牛肉、豚肉及び鶏肉などのステーキ肉、肉とキャベツなどの野菜とを交互に積み重ねたミルフィーユ、及び豆腐などの各種食材が挙げられる。
(4−3)
上記実施形態では、カッティング補助器具100では、第1〜第4補助器具10a〜10dを含む。しかし、カッティング補助器具100は、1つ以上の補助器具10を備えればよく、カッティング補助器具100に含まれる補助器具10の数は上記実施形態に限定されない。
(4−4)
上記実施形態では、把持部11は概ね矩形の平板状の形状を有している。しかし、把持部11の形状はこれに限定されない。例えば、把持部11の第1平面11a及び第2平面11bが円形状、楕円形状及び多角形状等の多様な形状であってもよい。また、把持部11の全体の形状が、立方体形状、球状及び多角形状等の様々な形状であってもよい。ただし、把持部11は、使用者が切り分け対象50を切る際に指等を使って持つ部分であるので、指により持ち易い形状であるのが好ましい。
(4−5)
上記実施形態では、第1支持部13a及び第2支持部13bは、断面が円形状の棒状の部材である。ただし、第1支持部13a及び第2支持部13bの形状は、断面が楕円形、矩形、多角形等の棒状であってもよい。
その他、第1支持部13a及び第2支持部13bの形状は平板状であってもよい。この場合、平板状の第1支持部13a及び第2支持部13bの平板状面の幅は、第1支持部13aと第2支持部13bとの間に切り分け器具30が挿入し易い幅に調整される。また、平板状面の第1支持部13a及び第2支持部13bの幅は、隣接する補助器具10どうしの第1支持部13a間及び第2支持部13b間に切り分け器具30が挿入し易い幅に調整される。
また、上記実施形態では、第1支持部13a及び第2支持部13bは、把持部11から押え板15に近づくに連れて第1支持部13aと第2支持部13bとの間が広がるように傾斜している。しかし、例えば、第1支持部13a及び第2支持部13bは、第1平面11a及び第2平面11bの近傍において屈曲し、その後、押え板15に向かって概ね真っ直ぐ下側(−Z方向側)に延びていてもよい。このとき、第1支持部13aと第2支持部13bとの間は、切り分け器具30が挿入し易い大きさに調整される。
その他、第1支持部13a及び第2支持部13bは、複数回にわたって蛇行して延びる形状であってもよい。また、第1支持部13a及び第2支持部13bは、把持部11から押え板15に亘って湾曲して延びる形状であってもよい。
また、第1支持部13a及び第2支持部13bは、把持部11の側面11のうち下面(−Z方向)側から押え板15に向かって概ね真っ直ぐ下側(−Z方向側)に延びていてもよい。
(4−6)
上記実施形態では、押え板15の平面形状は長方形状である。押え板15の平面形状はこれに限定されず、例えば、正方形状、円形状又は楕円形状等であってもよい。ただし、押え板15は、押え板15間に形成される隙間21において、切り分け器具30が搖動しない程度の平面形状を有するのが好ましい。
また、上記実施形態では、押え板15は平板状でありZ方向の厚みは概ね一定である。しかし、押え板15はZ方向において、部分的に又は全体的に膨らみ又は凹みを有する形状であってもよい。
本発明のカッティング補助器具100を用いれば、切り分けの自由度の大きな補助器具を得ることができるので、各種食材を所望の大きさに切り分ける際に用いることができる。
10 補助器具
10a 第1補助器具
10b 第2補助器具
10c 第3補助器具
10d 第4補助器具
11 把持部
13 支持部
13a 第1支持部
13b 第2支持部
15−1 貫通孔
15a−1 第1貫通孔
15b−1 第2貫通孔
15 押え板
15a 第1押え板
15b 第2押え板
17 係合突起
19 係合凹部
21 隙間
21a 第1隙間
21b 第2隙間
21c 第3隙間
30 切り分け器具
40 棒状部材
50 切り分け対象
71 第1の金型
72 第2の金型
100 カッティング補助器具

Claims (10)

  1. 係合凹部と、前記係合凹部と対向する位置に係合突起とが、第1方向に沿って設けられた把持部と、
    平板状の第1押え板と、前記把持部を挟んで前記第1押え板に対して前記第1方向と交差する第2方向に沿って対向するとともに、前記第1押え板との間に所定距離の第1隙間を有して配置されている平板状の第2押え板と、
    前記把持部と前記第1押え板との間を接続する第1支持部と、前記把持部を挟んで前記第1支持部に対向するように前記把持部と前記第2押え板との間を接続する第2支持部と、
    を含む補助器具を互いに接続してなる複数の補助器具を備え、
    前記複数の補助器具は互いに隣接する第1補助器具及び第2補助器具を含み、前記第1補助器具の係合凹部と前記第1補助器具に隣接する第2補助器具の係合突起とが嵌め合わされている、カッティング補助器具。
  2. 前記第1補助器具の係合凹部と前記第1補助器具に隣接する第2補助器具の係合突起とを嵌め合わせた場合、前記第1補助器具の第1押え板と、前記第2補助器具の第1押え板との間には所定距離の第2隙間が形成されており、前記第1補助器具の第2押え板と、前記第2補助器具の第2押え板との間には所定距離の第3隙間が形成されている、請求項1に記載のカッティング補助器具。
  3. 前記把持部は、第1平面と、前記第1平面に対向する第2平面と、前記第1平面及び前記第2平面間の側面と、を有する平板状であり、
    前記第1支持部は前記第1平面に接続され、前記第1押え板に向かって延びており、
    前記第2支持部は前記第2平面に接続され、前記第2押え板に向かって延びており、
    前記第1押え板と前記第2押え板との間の第1隙間が前記第1方向に沿って延びおり、前記側面のうち、前記第1方向に沿って前記係合突起と前記係合凹部とが互いに対向して形成されている、請求項1に記載のカッティング補助器具。
  4. 前記複数の補助器具の把持部を覆うカバーをさらに備える、請求項1に記載のカッティング補助器具。
  5. 前記第1押え板及び前記第2押え板の平面形状は長方形状である、請求項1に記載のカッティング補助器具。
  6. 前記第1支持部及び前記第2支持部は棒状である、請求項1に記載のカッティング補助器具。
  7. 前記第1押え板には前記第1押え板を貫通する第1貫通孔が形成されており、前記第2押え板には前記第2押え板を貫通する第2貫通孔が形成されている。請求項1に記載のカッティング補助器具。
  8. 前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔は、爪楊枝及び串を含む棒状部材を挿入するための孔である、請求項7に記載のカッティング補助器具。
  9. 前記第1貫通孔は、前記第1押え板において、前記第1支持部と前記第1押え板との接続位置よりも前記把持部から離れた位置に形成されており、
    前記第2貫通孔は、前記第2押え板において、前記第2支持部と前記第2押え板との接続位置よりも前記把持部から離れた位置に形成されている、請求項7に記載のカッティング補助器具。
  10. 第1の金型と、前記第1の金型との間に一の補助器具に対応した空間を形成する第2の金型と、を位置合わせする位置合わせ段階と、
    前記第1の金型と前記第2の金型との間の空間に、前記補助器具の成形材料を注入する注入段階と、
    前記第1の金型と前記第2の金型とを分離し、一の前記補助器具を取り出す取り出し段階と、
    を備え、
    前記補助器具は、
    係合凹部と、前記係合凹部と対向する位置に係合突起とが、第1方向に沿って設けられた把持部と、
    平板状の第1押え板と、前記把持部を挟んで前記第1押え板に対して前記第1方向と交差する第2方向に沿って対向するとともに、前記第1押え板との間に所定距離の第1隙間を有して配置されている平板状の第2押え板と、
    前記把持部と前記第1押え板との間を接続する第1支持部と、前記把持部を挟んで前記第1支持部に対向するように前記把持部と前記第2押え板との間を接続する第2支持部と、を含む、補助器具の製造方法。
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