JP3193461U - 箱体用仕切り及び仕切り付き箱体 - Google Patents

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【課題】箱体に収納して使用する仕切りにおいて、小間の数や大きさを変更することができる仕切り付き箱体を提供する。
【解決手段】仕切り30は、立設部32と、立設部32から連設された枠構成部40、50、70、80と、枠構成部40、50を立設部32に固定するための固定部60と、枠構成部70、80を立設部32に固定するための固定部90とを有している。立設部32は、正面板部34と正面板部34の上辺から折れ線を介して連設された背面板部とを有し、枠構成部40、50、70、80においては、3つの板状部が一列に配設されている。仕切り付き箱体Aは、仕切り30と、仕切り30を収納する箱体10とを有している。各枠構成部における隣接する板状部間の境界位置を立設部32側に押し込むことにより、少なくとも1つの板状部が立設部と重なった状態となり、小間の数や大きさが変更される。
【選択図】図2

Description

本考案は、箱体に用いる仕切りや、仕切りを備えた箱体に関するものである。
従来より、箱に用いる仕切りとして、特許文献1に示すものが存在する。すなわち、特許文献1には、図8、図9に示す包装用仕切り50が開示され、仕切り50は、二つの仕切り構成部51、51で形成されており、各仕切り構成部51は、第1のベース部52、折曲げ部53、第2のベース部54とを有している。例えば、特許文献1の図9に示す仕切り50は、計10個の小間を有している。
特開平7−165233号公報
しかし、特許文献1に記載の仕切りにおいては、小間の数や大きさを変更することができないという問題があった。
そこで、本考案が解決しようとする問題点は、箱体に用いる仕切りや仕切り付き箱体において、小間の数や大きさを変更することができる箱体用仕切り及び仕切り付き箱体を提供することを目的とする。
本考案は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、箱体に収納して使用する箱体用仕切り(30、30’)であって、横方向に単位長さのN倍(Nは3以上の整数)の長さを有する正面板部(34)と、正面板部の上辺から折り返して正面板部の背面側に設けられた背面板部で、横方向に正面板部の横方向の長さと同じ長さを有する背面板部(36)とを有する立設部(32)と、正面板部の右側面側の端部から連設された第1枠構成部で、横方向に単位長さを有する板状部(42、44、46)をM1個(M1は3以上の整数)一列に連設することにより形成された第1枠構成部(40)と、
背面板部の右側面側の端部から連設された第2枠構成部で、横方向に単位長さを有する板状部(52、54、56)をM1個一列に連設することにより形成された第2枠構成部(50)と、第1枠構成部において正面板部側とは反対側の端部に位置する板状部である第1端部板状部(46)と、第2枠構成部において背面板部側とは反対側の端部に位置する板状部である第2端部板状部(56)とに折れ線を介して連設された第1固定部で、第1端部板状部から折れ線を介して連設され、正面板部に接着された第1正面固定部(62)と、第2端部板状部から折れ線を介して連設され、背面板部に接着された第1背面固定部(64)と、第1正面固定部と第1背面固定部の間に折れ線を介して設けられ、立設部の上端に設けられる第1連結部(66)とを有する第1固定部(60)と、正面板部の左側面側の端部から連設された第3枠構成部で、横方向に単位長さを有する板状部(72、74、76、78)をM2個(M2は3以上の整数)一列に連設することにより形成された第3枠構成部(70)と、背面板部の左側面側の端部から連設された第4枠構成部で、横方向に単位長さを有する板状部(82、84、86、88)をM2個一列に連設することにより形成された第4枠構成部(80)と、第3枠構成部において正面板部側とは反対側の端部に位置する板状部である第3端部板状部(76、78)と、第4枠構成部において背面板部側とは反対側の端部に位置する板状部である第4端部板状部(86、88)とに折れ線を介して連設された第2固定部で、第3端部板状部から折れ線を介して連設され、正面板部に接着された第2正面固定部(92)と、第4端部板状部から折れ線を介して連設され、背面板部に接着された第2背面固定部(94)と、第2正面固定部と第2背面固定部の間に折れ線を介して設けられ、立設部の上端に設けられる第2連結部(96)とを有する第2固定部(90)と、を有し、箱体用仕切りは、シート状のブランクにより形成され、上記Nは、(M1+M2−3)の値であり、第1枠構成部と正面板部における第1枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第2枠構成部と背面板部における第2枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第3枠構成部と正面板部における第3枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第4枠構成部と背面板部における第4構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第1枠構成部と第2枠構成部と第3枠構成部と第4枠構成部の各枠構成部において、隣接する板状部間の境界位置を立設部側に押し込むことにより、少なくとも1つの板状部が立設部と重なった状態となることを特徴とする。
第1の構成の箱体用仕切りにおいては、第1枠構成部と第2枠構成部と第3枠構成部と第4枠構成部の各枠構成部において、隣接する板状部間の境界位置を立設部側に押し込むことにより、少なくとも1つの板状部が立設部と重なった状態となるので、箱体用仕切りを箱体に収納して使用することにより、小間の数や大きさを変更することができる。特に、箱体の収納空間が、左右方向に単位長さ×N個分の長さを有するとともに、前後方向に単位長さ×2個分の長さを有する箱体に使用することにより、正面列と背面列とを有する仕切り付き箱体において、小間の数や大きさを変更することができる。
また、第2には、仕切り付き箱体であって、第1の構成の箱体用仕切りと、箱体用仕切りを収納する収納空間を備えた箱体(10)と、を有し、箱体の収納空間は、左右方向に単位長さ×N個分の長さを有するとともに、前後方向に単位長さ×2個分の長さを有することを特徴とする。
第2の構成の仕切り付き箱体においては、第1枠構成部と第2枠構成部と第3枠構成部と第4枠構成部の各枠構成部において、隣接する板状部間の境界位置を立設部側に押し込むことにより、少なくとも1つの板状部が立設部と重なった状態となるので、仕切り付き箱体において、小間の数や大きさを変更することができる。すなわち、正面列と背面列とを有する仕切り付き箱体において、小間の数や大きさを変更することができる。
また、第3には、上記第2の構成において、上記Nの数と、M1の数と、M2の数とが、いずれも3であり、仕切り付き箱体に設けられる小間の数が、第1枠構成部と正面板部における第1枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第2枠構成部と背面板部における第2枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第3枠構成部と正面板部における第3枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第4枠構成部と背面板部における第4枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成されている状態において、6つであることを特徴とする。
また、第4には、上記第2の構成において、上記M1の数とM2の数の一方が3で他方が4であり、上記Nの数が4であり、仕切り付き箱体に設けられる小間の数が、第1枠構成部と正面板部における第1枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第2枠構成部と背面板部における第2枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第3枠構成部と正面板部における第3枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第4枠構成部と背面板部における第4枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成されている状態において、6つであり、6つの小間のうち、M1とM2において数が4である枠構成部により形成される小間は、上面視において一辺の長さが単位長さの正方形をなす単位容積の略2倍の容積を有することを特徴とする。
また、第5には、上記第2から第4までのいずれかの構成において、箱体は、方形状の底面部(12)と、底面部の正面側の辺部に沿って立設した正面壁部(13a−1)と、底面部の左側面側の辺部に沿って立設した左側壁部(13b−1)と、底面部の右側面側の辺部に沿って立設した右側壁部(13c−1)と、底面部の背面側の辺部に沿って立設した背面壁部(13d−1)とを有し、左側壁部の内側の面と右側壁部の内側の面の間の長さが、単位長さ×N個分の長さであり、正面壁部の内側の面と背面壁部の内側の面の間の長さが、単位長さ×2個分の長さであることを特徴とする。
また、第6には、箱体に収納して使用する箱体用仕切り(140、140’)であって、横方向に単位長さのN倍(Nは3以上の整数)の長さを有する正面板部(34)と、正面板部の上辺から折り返して正面板部の背面側に設けられた背面板部で、横方向に正面板部の横方向の長さと同じ長さを有する背面板部(36)とを有する立設部(32)と、
正面板部の右側面側の端部から連設された第1枠構成部で、横方向に単位長さを有する板状部(42、44、46)をM1個(M1は3以上の整数)一列に連設することにより形成された第1枠構成部(40)と、背面板部の右側面側の端部から連設された第2枠構成部で、横方向に単位長さを有する板状部(52、54、56)をM1個一列に連設することにより形成された第2枠構成部(50)と、第1枠構成部において正面板部側とは反対側の端部に位置する板状部である第1端部板状部(46)と、第2枠構成部において背面板部側とは反対側の端部に位置する板状部である第2端部板状部(56)とに折れ線を介して連設された第1固定部で、第1端部板状部から折れ線を介して連設され、正面板部に接着された第1正面固定部(62)と、第2端部板状部から折れ線を介して連設され、背面板部に接着された第1背面固定部(64)と、第1正面固定部と第1背面固定部の間に折れ線を介して設けられ、立設部の上端に設けられる第1連結部(66)とを有する第1固定部(60)と、正面板部の左側面側の端部から連設された第3枠構成部で、横方向に単位長さを有する板状部(72、74、76、78)をM2個(M2は3以上の整数)一列に連設することにより形成された第3枠構成部(70)と、背面板部の左側面側の端部から連設された第4枠構成部で、横方向に単位長さを有する板状部(82、84、86、88)をM2個一列に連設することにより形成された第4枠構成部(80)と、第3枠構成部において正面板部側とは反対側の端部に位置する板状部である第3端部板状部(76、78)と、第4枠構成部において背面板部側とは反対側の端部に位置する板状部である第4端部板状部(86、88)とに折れ線を介して連設された第2固定部で、第3端部板状部から折れ線を介して連設され、正面板部に接着された第2正面固定部(92)と、第4端部板状部から折れ線を介して連設され、背面板部に接着された第2背面固定部(94)と、第2正面固定部と第2背面固定部の間に折れ線を介して設けられ、立設部の上端に設けられる第2連結部(96)とを有する第2固定部(90)と、立設部の正面板部の下辺から折れ線を介して連設され略水平方向に設けられた接続部(100)と、接続部の正面側の辺部から立設した支持板部で、横方向に単位長さのJ倍(Jは1以上の整数)の幅を有する支持板部(105)と、支持板部の右側面側の端部から連設された第1枠部で、横方向に単位長さを有する板状部をM3個(M3は2の倍数で3以上の整数)一列に連設することにより形成された第1枠部(110W)と、第1枠部における支持板部とは反対側の端部に位置する板状部(118)から連設された第1糊代部で、支持板部に接着された第1糊代部(119)と、支持板部の左側面側の端部から連設された第2枠部で、横方向に単位長さを有する板状部をM4個(M4は2の倍数で3以上の整数)一列に連設することにより形成された第2枠部(120W)と、第2枠部における支持板部とは反対側の端部に位置する板状部(128、132)から連設された第2糊代部で、支持板部に接着された第2糊代部(129、134)と、を有し、箱体用仕切りは、シート状のブランクにより形成され、上記Nは、(M1+M2−3)の値であるとともに、L+(M3−2)/2+(M4−2)/2以上の値であり、第1枠構成部と正面板部における第1枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第2枠構成部と背面板部における第2枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第3枠構成部と正面板部における第3枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第4枠構成部と背面板部における第4構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第1枠構成部と第2枠構成部と第3枠構成部と第4枠構成部の各枠構成部において、隣接する板状部間の境界位置を立設部側に押し込むことにより、少なくとも1つの板状部が立設部と重なった状態となり、第1枠部により四角枠状に形成され、第1枠部において、隣接する板状部間の境界位置を第1枠部における反対側に押し込むことにより少なくとも1つの板状部が他の板状部と重なった状態となり、第2枠部により四角枠状に形成され、第2枠部において、隣接する板状部間の境界位置を第2枠部における反対側に押し込むことにより少なくとも1つの板状部が他の板状部と重なった状態となることを特徴とする。
第6の構成の箱体用仕切りにおいては、第1枠構成部と第2枠構成部と第3枠構成部と第4枠構成部の各枠構成部において、隣接する板状部間の境界位置を立設部側に押し込むことにより、少なくとも1つの板状部が立設部と重なった状態となり、第1枠部により四角枠状に形成され、第1枠部において、隣接する板状部間の境界位置を第1枠部における反対側に押し込むことにより少なくとも1つの板状部が他の板状部と重なった状態となり、第2枠部により四角枠状に形成され、第2枠部において、隣接する板状部間の境界位置を第2枠部における反対側に押し込むことにより少なくとも1つの板状部が他の板状部と重なった状態となるので、箱体用仕切りを箱体に収納して使用することにより、小間の数や大きさを変更することができる。特に、箱体の収納空間が、左右方向に単位長さ×N個分の長さを有するとともに、前後方向に単位長さ×3個分の長さを有する箱体に使用することにより、正面列と中央列と背面列とを有する仕切り付き箱体において、小間の数や大きさを変更することができる。
また、第7には、仕切り付き箱体であって、第6の構成の箱体用仕切りと、箱体用仕切りを収納する収納空間を備えた箱体(10)と、を有し、箱体の収納空間は、左右方向に単位長さ×N個分の長さを有するとともに、前後方向に単位長さ×3個分の長さを有することを特徴とする。
第7の構成の仕切り付き箱体においては、第1枠構成部と第2枠構成部と第3枠構成部と第4枠構成部の各枠構成部において、隣接する板状部間の境界位置を立設部側に押し込むことにより、少なくとも1つの板状部が立設部と重なった状態となり、第1枠部により四角枠状に形成され、第1枠部において、隣接する板状部間の境界位置を第1枠部における反対側に押し込むことにより少なくとも1つの板状部が他の板状部と重なった状態となり、第2枠部により四角枠状に形成され、第2枠部において、隣接する板状部間の境界位置を第2枠部における反対側に押し込むことにより少なくとも1つの板状部が他の板状部と重なった状態となるので、仕切り付き箱体において、小間の数や大きさを変更することができる。すなわち、正面列と中央列と背面列とを有する仕切り付き箱体において、小間の数や大きさを変更することができる。
また、第8には、上記第7の構成において、上記Nの数と、M1の数と、M2の数とが、いずれも3であり、Lの数が1であり、M3の数と、M4の数とが、いずれも4であり、仕切り付き箱体に設けられる小間の数が、第1枠構成部と正面板部における第1枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第2枠構成部と背面板部における第2枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第3枠構成部と正面板部における第3枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第4枠構成部と背面板部における第4枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第1枠部により四角枠状に形成され、第2枠部により四角枠状に形成されている状態において、9つであることを特徴とする。
また、第9には、上記第7の構成において、上記M1の数とM2の数の一方が3で他方が4であり、上記Nの数が4であり、上記Lの数が1であり、上記M3の数とM4の数の一方が4であり他方が6であり、仕切り付き箱体に設けられる小間の数が、第1枠構成部と正面板部における第1枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第2枠構成部と背面板部における第2枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第3枠構成部と正面板部における第3枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第4枠構成部と背面板部における第4枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第1枠部により四角枠状に形成され、第2枠部により四角枠状に形成されている状態において、9つであり、9つの小間のうち、M1とM2において数が4である枠構成部により形成される小間と、M3とM4において数が6である枠部により形成される小間は、上面視において一辺の長さが単位長さの正方形をなす単位容積の略2倍の容積を有することを特徴とする。
また、第10には、上記第7から第9までのいずれかの構成において、箱体は、方形状の底面部(12)と、底面部の正面側の辺部に沿って立設した正面壁部(13a−1)と、底面部の左側面側の辺部に沿って立設した左側壁部(13b−1)と、底面部の右側面側の辺部に沿って立設した右側壁部(13c−1)と、底面部の背面側の辺部に沿って立設した背面壁部(13d−1)とを有し、左側壁部の内側の面と右側壁部の内側の面の間の長さが、単位長さ×N個分の長さであり、正面壁部の内側の面と背面壁部の内側の面の間の長さが、単位長さ×3個分の長さであることを特徴とする。
本考案に基づく箱体用仕切りによれば、箱体用仕切りを箱体に収納して使用することにより、小間の数や大きさを変更することができ、本校案に基づく仕切り付き箱体によれば、小間の数や大きさを変更することができる。特に、請求項1の箱体用仕切りや請求項2〜請求項5の仕切り付き箱体によれば、正面列と背面列とを有する仕切り付き箱体において、小間の数や大きさを変更することができ、また、請求項6の箱体用仕切りや請求項7〜10の仕切り付き箱体によれば、正面列と中央列と背面列とを有する仕切り付き箱体において、小間の数や大きさを変更することができる。
仕切り付き箱体を示す斜視図である(実施例1)。 仕切り付き箱体の分解斜視図である(実施例1)。 箱本体部を示す後方斜視図である(実施例1)。 仕切りの展開図である(実施例1)。 仕切り付き箱体の使用状態図である(実施例1)。 仕切り付き箱体を示す斜視図である(実施例2)。 仕切り付き箱体の分解斜視図である(実施例2)。 仕切りの展開図である(実施例2)。 仕切り付き箱体の使用状態図である(実施例2)。 仕切り付き箱体を示す斜視図である(実施例3)。 仕切り付き箱体の分解斜視図である(実施例3)。 仕切りの展開図である(実施例3)。 仕切り付き箱体の使用状態図である(実施例3)。 仕切りの展開図である(実施例4)。
本考案においては、箱体に用いる仕切りや仕切り付き箱体において、小間の数や大きさを変更することができる箱体用仕切り及び仕切り付き箱体を提供するという目的を以下のようにして実現した。
本考案に基づく仕切り付き箱体Aは、図1〜図3に示すように構成され、箱体10と、箱体10内に収納される仕切り(箱体用仕切り)30とを有している。
ここで、箱体10は、箱本体部11と、箱本体部11の内底面に設けられる板状部28とを有している。箱本体部11と板状部28とは、1枚のシート状のブランク(具体的には段ボール(特に、両面段ボール))により形成されている。
箱本体部11は、いわゆるC式の箱体であり、方形状の底面部12と、底面部12の正面側の辺部から形成された正面側構成部13aと、底面部12の左側面側の辺部から形成された左側面側構成部13bと、底面部12の右側面側の辺部から形成された右側面側構成部13cと、底面部12の背面側の辺部から形成された背面側構成部13dと、外正面部14aと外左側面部14b間に形成された第1折込み片部(図示せず)と、外正面部14aと外右側面部間に形成された第2折込み片部(図示せず)と、外背面部と外左側面部14b間に形成された第3折込み片部(図示せず)と、外背面部と外右側面部14c間に形成された第4折込み片部(図示せず)とを有している。箱体10及び箱本体部11は、上部が開口した箱体である。
正面側構成部13aは、底面部12の正面側の辺部から折れ線を介して連設された外正面部14aと、外正面部14aの上辺から連設され、外正面部14aの上辺に沿って帯状に形成された帯状部16aと、帯状部16aの外正面部14a側とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された内正面部18aと、内正面部18aの下辺から折れ線を介して連設され、該内正面部18aの下辺に沿って帯状に形成され、底面部12の上面に接する先端部20aとを有している。
左側面側構成部13bは、底面部12の左側面側の辺部から折れ線を介して連設された外左側面部14bと、外左側面部14bの上辺から連設され、外左側面部14bの上辺に沿って帯状に形成された帯状部16bと、帯状部16bの外左側面部14b側とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された内左側面部18bと、内左側面部18bの下辺から折れ線を介して連設され、該内左側面部18bの下辺に沿って帯状に形成され、底面部12の上面に接する先端部20bとを有している。
右側面側構成部13cは、底面部12の右側面側の辺部から折れ線を介して連設された外右側面部14cと、外右側面部14cの上辺から連設され、外右側面部14cの上辺に沿って帯状に形成された帯状部16cと、帯状部16cの外右側面部14c側とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された内右側面部18cと、内右側面部18cの下辺から折れ線を介して連設され、該内右側面部18cの下辺に沿って帯状に形成され、底面部12の上面に接する先端部20cとを有している。
背面側構成部13dは、底面部12の背面側の辺部から折れ線を介して連設された外背面部14dと、外背面部14dの上辺から連設され、外背面部14dの上辺に沿って帯状に形成された帯状部16dと、帯状部16dの外背面部14d側とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された内背面部18dと、内背面部18dの下辺から折れ線を介して連設され、該内背面部18dの下辺に沿って帯状に形成され、底面部12の上面に接する先端部20dとを有している。
また、内正面部18aの左右の端部からはフラップ(図示せず)が折れ線を介して連設され、内背面部18dの左右の端部からはフラップ(図示せず)が折れ線を介して連設されている。
箱本体部11を組み立てた状態では、外正面部14aと外左側面部14bと外右側面部14cと外背面部14dとが底面部12に対して起立した状態で、内正面部18aが外正面部14aに対して平行で、内左側面部18bが外左側面部14bに対して平行で、内右側面部18cが外右側面部14cに対して平行で、内背面部18dが外背面部14dに対して平行となっていて、内正面部18aの左端から連設されたフラップと、折り返された状態の第1折込み片部と、内背面部18dの左端から連設されたフラップと、折り返された状態の第3折込み片部とが、外左側面部14bと内左側面部18b間に挟まれた状態であり、内正面部18aの右端から連設されたフラップと、折り返された状態の第2折込み片部と、内背面部18dの右端から連設されたフラップと、折り返された状態の第4折込み片部とが、外右側面部14cと内右側面部18c間に挟まれた状態となっている。また、先端部20a〜20dは、底面部12の上面に接した状態となっている。以上のようにして、箱本体部11は、上部が開口した容器状に組み立てられる。
箱本体部11を組み立てた状態において、底面部12の正面側の辺部に沿って立設した部分(特に、外正面部14aと、帯状部16aと、内正面部18a)が正面壁部13a−1となり、底面部12の左側面側の辺部に沿って立設した部分(特に、外左側面部14bと、帯状部16bと、内左側面部18b)が左側壁部13b−1となり、底面部12の右側面側の辺部に沿って立設した部分(特に、外右側面部14cと、帯状部16cと、内右側面部18c)が右側壁部13c−1となり、底面部12の背面側の辺部に沿って立設した部分(特に、外背面部14dと、帯状部16dと、内背面部18d)が背面壁部13d−1となる。
また、板状部28は、長方形状の板状を呈し、その大きさは、箱本体部11の収納部の内底面に丁度収まる大きさを有し、板状部28の長辺の長さL30は、箱本体部11の収納部の横方向の長手方向(左右方向)の長さL10と同一又は若干小さく、また、板状部28の短辺の長さL32は、箱本体部11の収納部の横方向の短手方向(前後方向)の長さL12と同一又は若干小さく形成されている。長さL30と長さL32の比は、3:2(略3:2としてもよい)となっている。板状部28は、箱本体部11の内底面に設置して使用される。
箱体10の収納部(すなわち、収納空間)の大きさは、仕切り30が丁度収まる大きさを有し、箱体10の収納部の横方向の長手方向(左右方向)の長さL10は、仕切り30の横方向の長手方向の長さL20と同一又は若干大きく形成され、箱体10の収納部の横方向の短手方向(前後方向)の長さL12は、仕切り30の横方向の短手方向の長さL22と同一又は若干大きく形成されている。つまり、箱体10の収納部は、左右方向には、3つの単位容積分の長さを有し、前後方向には、2つの単位容積分の長さを有している。つまり、箱体10の収納部は、左右方向に長さU×N(N=3)個分の長さを有するとともに、前後方向には長さUの2個分の長さを有している。つまり、内左側面部18bと内右側面部18c間の長さ(正面壁部13a−1の内側の面と背面壁部13d−1の内側の面の間の長さ)が、U×N個分の長さであり、内正面部18aと内背面部18d間の長さ(左側壁部13b−1の内側の面と右側壁部13c−1の内側の面の間の長さ)が長さUの2個分の長さを有している。
なお、箱体10の収納部の横方向の長手方向の長さと、箱本体部11の収納部の横方向の長手方向の長さとは同一であり、箱体10の収納部の横方向の短手方向の長さと、箱本体部11の収納部の横方向の短手方向の長さとは同一である。なお、長さL10と長さL12の比は、3:2(略3:2としてもよい)となっている。また、箱体10の収納部の縦方向の長さは、仕切り30の縦方向の長さL24と略同一となっていて、仕切り30を箱体10内に収納した状態では、箱体10の上端と仕切り30の上端とは、高さ方向に略一致している。
次に、仕切り30は、計4つの枠部40W、50W、70W、80Wを有するものであり、1枚のシート状のブランク(具体的には段ボール(特に、両面段ボール))により形成されている。
仕切り30は、立設部32と、立設部32から連設された枠構成部40、50、70、80と、枠構成部40、50を立設部32に固定するための固定部60と、枠構成部70、80を立設部32に固定するための固定部90とを有している。つまり、枠部40Wと枠部50Wとが左右方向に間隔を介して設けられ、枠部70Wと枠部80Wとが左右方向に間隔を介して設けられ、枠部40Wと枠部50Wが前後方向に隣接して、枠部70Wと枠部80Wが前後方向に隣接している。仕切り30の展開状態は、図4に示すように構成されている。
ここで、立設部32は、正面板部34と正面板部34の上辺から折れ線を介して連設された背面板部36とを有し、正面板部34の背面板部36側の辺部と背面板部36の正面板部34側の辺部には、横長長方形状の凹部が形成され、立設部32の展開状態では、正面板部32の凹部34Kと背面板部34の凹部36Kとで1つの長方形状の開口部が形成されている。これらの凹部34K、36Kは、固定部60、90を立設部32に固定した際に、固定部60、90の上端と立設部32の上端の高さが略一致するように設けられている。つまり、凹部34K、凹部36Kの立設部32の上辺に沿った長さ(左右方向の長さ)は、固定部60の立設部32の上辺に沿った長さL60と固定部90の立設部32の上辺に沿った長さL90の合計以上の長さを有していて、固定部60と固定部90は、左右方向に該凹部34K、36Kの位置に固定される。なお、長さL60と長さL90は、板状部42等の横方向の長さUの略半分の長さを有している。
また、立設部32の左右方向の長さは、各枠構成部40等における板状部42等の横方向の長さ(単位長さ)Uの3倍の長さと一致した(略一致したとしてもよい)長さを有している。つまり、正面板部34と背面板部36とは、単位長さのN倍(N=3)の長さを有している。なお、このNは、M1+M2−3の値(M1、M2は後述)となっている。
また、枠構成部(第1枠構成部)40は、正面板部34の右側面側の端部から折れ線を介して連設され、板状部42、44、46が一列に形成されている。すなわち、枠構成部40は、正面板部34の右側面側の端部から連設された板状部42と、板状部42の正面板部34とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された板状部44と、板状部44の板状部42とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された板状部46とを有している。つまり、枠構成部40は、M1個(M1=3)の板状部を有している。板状部42、44、46は、横方向に同じ長さを有していて、長さUを有している。
また、枠構成部(第2枠構成部)50は、背面板部36の右側面側の端部から折れ線を介して連設され、板状部52、54、56が一列に形成されている。すなわち、枠構成部50は、背面板部36の右側面側の端部から連設された板状部52と、板状部52の背面板部36とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された板状部54と、板状部54の板状部52とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された板状部56とを有している。つまり、枠構成部50は、M1個(M1=3)の板状部を有している。板状部52、54、56は、横方向に同じ長さを有していて、長さUを有している。また、仕切り30の展開状態では、枠構成部50は、枠構成部40と直線状の切込みK1を介して互いに隣接している。つまり、仕切り30の展開状態において、枠構成部40と枠構成部50とは切込みK1を介して対称に形成されている。
また、固定部(第1固定部)60は、板状部46及び板状部56から折れ線を介して連設されている。固定部60は、板状部(第1端部板状部)46から連設された正面固定部(第1正面固定部)62と、板状部(第2端部板状部)56から連設された背面固定部(第1背面固定部)64と、正面固定部62と背面固定部64間に設けられ、正面固定部62から折れ線を介して連設されるとともに、背面固定部64から折れ線を介して連設された連結部(第1連結部)66とを有している。仕切り30の展開状態では、固定部60は全体に台形形状を呈し、連結部66は、長方形状(仕切り30の組立て状態では、左右方向に細長の長方形状)を呈し、連結部66と板状部46、56の境界位置には、切込みK1と直角方向に切込みK3が形成されている。
仕切り30を組み立てた状態においては、正面固定部62は、正面板部34に接着され、背面固定部64は、背面板部36に接着され、連結部66は、立設部32の凹部34K、36K内に配置される。すなわち、正面固定部62と板状部46間の境界位置が正面板部34の右側面側の端部から長さU分の位置となるように正面固定部62が正面板部34に固定され、背面固定部64と板状部56間の境界位置が背面板部36の右側面側の端部から長さU分の位置となるように背面固定部64が背面板部36に固定されている。これにより、板状部42と板状部46とは互いに平行となり、板状部44と正面板部34とは互いに平行になり、また、板状部52と板状部56とは互いに平行となり、板状部54と背面板部36とは互いに平行になる。また、固定部60の固定部90側の端部と固定部90の固定部60側の端部とは、互いに対向して接するあるいはわずかの隙間を介して対向している。
つまり、枠構成部40と正面板部34における枠構成部40の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、該四角枠状の状態において、枠構成部40における正面板部34に隣接する板状部42(第1枠構成部第1板状部)と、正面固定部62に隣接する板状部46(第1枠構成部第2板状部)とが互いに平行であり、枠構成部40における板状部42、46以外の板状部が正面板部34と互いに平行であり、枠構成部50と背面板部36における枠構成部50の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、該四角枠状の状態において、枠構成部50における背面板部36に隣接する板状部52(第2枠構成部第1板状部)と、背面固定部64に隣接する板状部56(第2枠構成部第2板状部)とが互いに平行であり、枠構成部50における板状部52、56以外の板状部が背面板部36と互いに平行となっている。
また、枠構成部(第3枠構成部)70は、仕切り30の展開状態において、正面板部34を介して(つまり、正面板部34の左右方向における中心線を介して)線対称に形成され、また、枠構成部80は、背面板部36を介して(つまり、背面板部36の左右方向における中心線を介して)対称に形成されている。
すなわち、枠構成部70は、正面板部34の左側面側の端部から折れ線を介して連設され、板状部72、74、76が一列に形成されている。すなわち、枠構成部70は、正面板部34の左側面側の端部から連設された板状部72と、板状部72の正面板部34とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された板状部74と、板状部74の板状部72とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された板状部76とを有している。つまり、枠構成部70は、M2個(M2=3)の板状部を有している。板状部72、74、76は、横方向に同じ長さを有していて、長さUを有している。
また、枠構成部(第4枠構成部)80は、背面板部36の左側面側の端部から折れ線を介して連設され、板状部82、84、86が一列に形成されている。すなわち、枠構成部80は、背面板部36の左側面側の端部から連設された板状部82と、板状部82の背面板部36とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された板状部84と、板状部84の板状部82とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された板状部86とを有している。つまり、枠構成部80は、M2個(M2=3)の板状部を有している。板状部82、84、86は、横方向に同じ長さを有していて、長さUを有している。また、仕切り30の展開状態では、枠構成部80は、枠構成部70と直線状の切込みK2を介して互いに隣接している。つまり、仕切り30の展開状態において、枠構成部70と枠構成部80とは切込みK2を介して対称に形成されている。
板状部42、44、46、52、54、56、72、74、76、82、84、86(板状部42〜86)は、いずれも方形状に形成され、同大同形状に形成されている。なお、板状部42〜86は、正方形状を呈しているが、長方形状であってもよい。
また、固定部(第2固定部)90は、仕切り30の展開状態において、立設部32の中心線を介して線対称に形成されている。
すなわち、固定部90は、板状部76及び板状部86から折れ線を介して連設されている。固定部90は、板状部(第3端部板状部)76から連設された正面固定部(第2正面固定部)92と、板状部(第4端部板状部)86から連設された背面固定部94と、正面固定部92と背面固定部(第2背面固定部)94間に設けられ、正面固定部92から折れ線を介して連設されるとともに、背面固定部94から折れ線を介して連設された連結部(第2連結部)96とを有している。仕切り30の展開状態では、固定部90は全体に台形形状を呈し、連結部96は、長方形状(仕切り30の組立て状態では、左右方向に細長の長方形状)を呈し、連結部96と板状部96、96の境界位置には、切込みK2と直角方向に切込みK4が形成されている。
仕切り30を組み立てた状態においては、正面固定部92は、正面板部34に接着され、背面固定部94は、背面板部36に接着され、連結部96は、立設部32の凹部34K、36K内に配置される。すなわち、正面固定部92と板状部76間の境界位置が正面板部34の左側面側の端部から長さU分の位置となるように正面固定部92が正面板部34に固定され、背面固定部94と板状部86間の境界位置が背面板部36の左側面側の端部から長さU分の位置となるように背面固定部94が背面板部36に固定されている。これにより、板状部72と板状部76とは互いに平行となり、板状部74と正面板部34とは互いに平行になり、また、板状部82と板状部86とは互いに平行となり、板状部84と背面板部36とは互いに平行になる。
つまり、枠構成部70と正面板部34における枠構成部70の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、該四角枠状の状態において、枠構成部70における正面板部34に隣接する板状部72(第3枠構成部第1板状部)と、正面固定部92に隣接する板状部76(第3枠構成部第2板状部)とが互いに平行であり、枠構成部70における板状部72、76以外の板状部が正面板部34と互いに平行であり、枠構成部80と背面板部36における枠構成部80の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、該四角枠状の状態において、枠構成部80における背面板部36に隣接する板状部82(第4枠構成部第1板状部)と、背面固定部94に隣接する板状部86(第4枠構成部第2板状部)とが互いに平行であり、枠構成部80における板状部82、86以外の板状部が背面板部36と互いに平行となっている。
なお、枠部40Wは、枠構成部40と正面板部34における正面固定部62よりも右側面側の領域により構成され、枠部50Wは、枠構成部50と背面板部36における背面固定部64よりも右側面側の領域により構成され、枠部70Wは、枠構成部70と正面板部34における正面固定部92よりも左側面側の領域により構成され、枠部80Wは、枠構成部80と背面板部96における背面固定部94よりも左側面側の領域により構成される。
次に、仕切り付き箱体Aの使用状態について説明する。仕切り付き箱体Aを使用するには、図1に示すように、仕切り30を箱体10の収納部内に収納して使用する。図1の状態では、各枠構成部40、50、70、80による小間(すなわち、収納空間)とともに、枠構成部40と枠構成部70間に小間が形成され、さらに、枠構成部50と枠構成部80間に小間が形成され、計6つの小間が形成される。つまり、3×2の計6つ小間が形成される。6つの各小間の大きさは同一(略同一としてもよい)であり、図1の状態における各小間の大きさを単位容積とする。上面視において一辺の長さが単位長さの正方形をなす単位容積を有する収納空間が6つ形成される。
なお、箱体10の収納部の大きさは、仕切り30が丁度収まるように形成されているので、図1の状態(枠構成部における隣接する板状部間の境界(つまり、角部)が横方向の外側から見て凹んでいない状態(立設部32側に押し込まれていない状態))では、枠構成部において箱体10の内側の面に面した板状部と箱体10の内側の面の間には隙間は形成されない。例えば、板状部72と内左側面部18b間や板状部74と内正面部18a間や板状部44と内正面部18a間や板状部42と内右側面部18c間や板状部52と内右側面部18c間や板状部54と内背面部18d間や板状部84と内背面部18d間や板状部82と内左側面部18b間には隙間は形成されない。
次に、小間の大きさ・形状を変更するには、枠構成部における角部を立設部32側に押し込んで該角部が横方向の外側から見て凹んだ状態とし、板状部が立設部32と重なり合った状態とする。つまり、板状部と正面板部34又は背面板部36とを重なり合わせることにより、枠構成部の角部を対角方向の角部と一致させる。例えば、図5に示すように、板状部74と板状部76間の角部を立設部32側に押し込んで、板状部76が立設部32(つまり、正面板部34)に重なり合った状態とすることにより、2つの角部が一致し、板状部72と板状部74とが重なり合って、枠部70Wによる小間が除かれて、2つの単位容積を有する小間KM1が形成される。
同様に、板状部84と板状部86間の角部を立設部32側に押し込んで、板状部86が立設部32(つまり、背面板部36)に重なり合った状態とすることにより、2つの角部が一致し、板状部82と板状部84とが重なり合って、枠部80Wによる小間が除かれて、2つの単位容積を有する小間KM2が形成される。
これにより、図5に示す状態では、2つの単位容積を有する2つの小間と1つの単位容積を有する2つの小間を有する構成とすることができる。以上のようにして、仕切り付き箱体Aにおいて、小間の数や大きさを変更することができる。
次に、実施例2の仕切り付き箱体について説明する。実施例2の仕切り付き箱体Bは、図6〜図9に示すように構成され、箱体10と、箱体10内に収納される仕切り(箱体用仕切り)30’とを有している。
ここで、箱体10は、箱本体部11と、箱本体部11の内底面に設けられる板状部28とを有している。箱本体部11と板状部28とは、それぞれ紙材、特に、段ボール材により形成されている。この箱体10の構成は、箱本体部11の収納部の横方向の長手方向(左右方向)の長さL10と、箱本体部11の収納部の横方向の短手方向(前後方向)の長さL12の比が、4:2(略4:2としてもよい)である以外は実施例1の箱本体部11と同様の構成であるので、詳しい説明を省略する。なお、箱体10の収納部の横方向の長手方向の長さと、箱本体部11の収納部の横方向の長手方向の長さとは同一であり、箱体10の収納部の横方向の短手方向の長さと、箱本体部11の収納部の横方向の短手方向の長さとは同一である。
また、箱体10の収納部(すなわち、収納空間)の大きさは、仕切り30が丁度収まる大きさを有し、箱体10の収納部の横方向の長手方向(左右方向)の長さL10は、仕切り30の横方向の長手方向の長さL20と同一又は若干大きく形成され、箱体10の収納部の横方向の短手方向(前後方向)の長さL12は、仕切り30の横方向の短手方向の長さL22と同一又は若干大きく形成されている。つまり、箱体10の収納部は、左右方向には、4つの単位容積分の長さを有し、前後方向には、2つの単位容積分の長さを有している。つまり、箱体10の収納部は、左右方向に長さU×N(N=4)個分の長さを有するとともに、前後方向には長さUの2個分の長さを有している。つまり、内左側面部18bと内右側面部18c間の長さ(正面壁部の内側の面と背面壁部の内側の面の間の長さ)が、U×N(N=4)個分の長さであり、内正面部18aと内背面部18d間の長さ(左側壁部内側の面と右側壁部の内側の面の間の長さ)が長さUの2個分の長さを有している。また、箱体10の収納部の縦方向(高さ方向)の長さは、仕切り30の縦方向(高さ方向)の長さL24と略同一となっている。
また、板状部28の構成についても、長さL30と長さL32の比は、4:2(略4:2としてもよい)である以外は実施例1における板状部28と同様の構成であるの詳しい説明を省略する。
また、仕切り30’は、計4つの枠部40W、50W、70W、80Wを有するものであり、立設部32と、立設部32から連設された枠構成部40、50、70、80と、枠構成部40、50を立設部32に固定するための固定部60と、枠構成部70、80を立設部32に固定するための固定部90とを有している。つまり、枠部40Wと枠部50Wとが左右方向に間隔を介して設けられ、枠部70Wと枠部80Wとが左右方向に間隔を介して設けられ、枠部40Wと枠部50Wが前後方向に隣接して、枠部70Wと枠部80Wが前後方向に隣接している。仕切り30の展開状態は、図8に示すように構成されている。
ここで、仕切り30’は、立設部32が長さUの4倍の長さを有し、枠構成部70、80が、4つの板状部を有する点以外は実施例1の仕切り30と同様の構成である。
すなわち、立設部32の左右方向の長さは、板状部42等の横方向の長さ(単位長さ)Uの4倍の長さと一致した(略一致したとしてもよい)長さを有している。つまり、正面板部34と背面板部36とは、単位長さのN倍(N=4)の長さを有している。
また、枠構成部70は、一列に折れ線を介して連設された板状部72〜板状部78を有し、枠構成部80は、一列に折れ線を介して連設された板状部82〜板状部88を有している。つまり、枠構成部70は、M2個(M2=4)の板状部を有し、また、枠構成部80は、M2個(M2=4)の板状部を有している。
そして、枠構成部における隣接する板状部間の境界(例えば、枠構成部における角部)が横方向の外側から見て凹んでいない状態(立設部32側に押し込まれていない状態)では、図6に示すように、2つの単位容積を有する2つの小間(枠部70Wの小間と、枠部80Wの小間)と1つの単位容積を有する4つの小間(枠部40Wの小間と、枠部50Wの小間と、枠部40Wと枠部70W間の小間と、枠部50Wと枠部80W間の小間)が形成される。
次に、小間の大きさ・形状を変更するには、枠構成部における隣接する板状部間の境界を立設部32側に押し込んで板状部を立設部32と重なり合った状態とする。つまり、板状部と正面板部34又は背面板部36とを重なり合わせることにより、枠構成部の角部を対角方向の角部と一致させたり、枠構成部における隣接する板状部間の境界が立設部32に接するようにする。例えば、図9に示すように、板状部76と板状部78間の角部を立設部32側に押し込んで、板状部78が立設部32(つまり、正面板部34)に重なり合った状態とすることにより、該角部が正面板部34に接した状態となり、また、板状部44と板状部46間の角部を立設部32側に押し込んで、板状部46が立設部32(つまり、正面板部34)に重なり合った状態とすることにより、該角部が板状部42と正面板部32間の角部と一致した状態となり、結果として、立設部32の正面側には、1つの単位容積を有する小間KM3と、3つの単位容積を有する小間KM4が形成される。
また、板状部74と板状部76間の境界を立設部32側に押し込んで、該境界を正面板部34と板状部72間の角部と一致させることにより、枠構成部70による小間を除くことができる。同様に、板状部84と板状部86間の境界を立設部32側に押し込んで、該境界を背面板部36と板状部82間の角部と一致させることにより、枠構成部80による小間を除くことができる。
また、図6、図7に示す状態から、板状部72と板状部74間の角部を立設部32側に押し込んで板状部72が正面板部34に重なった状態とし、板状部82と板状部84間の角部を立設部32側に押し込んで板状部82が背面板部36に重なった状態とすることにより、仕切り30’としては、4つの単位容積が小間が形成され、該仕切り30’を箱体10に収納することにより1つの単位容積の小間が計8個設けられた構成とすることができる。
以上のようにして、仕切り付き箱体Bにおいて、小間の数や大きさを変更することができる。
なお、上記の実施例1、実施例2の説明では、単位容積の小間が3×2=計6個設けられる場合(図1参照)や、計6個の小間でそのうちの2つの小間が2つの単位容積を有する場合(図7参照)や、1つの単位容積の小間が計8個設けられた構成の場合について説明したが、これには限られず、上記Nは3以上の整数で、M1、M2は3以上の整数で、Nは、M1+M2−3の値であれば、他の構成でもよく、例えば、M1とM2をそれぞれ4とすることにより、2つの単位容積を有する枠部を4つ構成し、各枠部を構成する枠構成部における箱体10の収納部の角部に対応した角部(板状部間の境界)を立設部側に押し込むことにより、仕切りとしては、1つの単位容積を有する枠部を4つ形成し、箱体に収納することにより、結果として1つの単位容積の小間が計10個設けられた構成とするするようにしてもよい。
次に、実施例3の仕切り付き箱体について説明する。実施例3の仕切り付き箱体Cは、図10〜図13に示すように構成され、箱体10と、箱体10内に収納される仕切り(箱体用仕切り)140とを有している。
ここで、箱体10は、箱本体部11と、箱本体部11の内底面に設けられる板状部28とを有している。箱本体部11と板状部28とは、それぞれ紙材、特に、段ボール材により形成されている。この箱体10の構成は、箱本体部11の収納部の横方向の長手方向(左右方向)の長さL10と、箱本体部11の収納部の横方向の短手方向(前後方向)の長さL12の比が、3:3(=1:1)(略3:3としてもよい)である以外は実施例1の箱本体部11と同様の構成であるので、詳しい説明を省略する。なお、箱体10の収納部の横方向の長手方向の長さと、箱本体部11の収納部の横方向の長手方向の長さとは同一であり、箱体10の収納部の横方向の短手方向の長さと、箱本体部11の収納部の横方向の短手方向の長さとは同一である。
また、箱体10の収納部(すなわち、収納空間)の大きさは、仕切り140が丁度収まる大きさを有し、箱体10の収納部の横方向の長手方向(左右方向)の長さL10は、仕切り30の横方向の長手方向の長さL20と同一又は若干大きく形成され、箱体10の収納部の横方向の短手方向(前後方向)の長さL12は、仕切り30の横方向の短手方向の長さL22と同一又は若干大きく形成されている。つまり、箱体10の収納部は、左右方向には、U×N(N=3)個分の長さ(つまり、3つの単位容積分の長さ)を有し、前後方向には、Uの3個分の長さ(つまり、3つの単位容積分の長さ)を有している。つまり、内左側面部18bと内右側面部18c間の長さ(正面壁部の内側の面と背面壁部の内側の面の間の長さ)が、U×N(N=3)個分の長さであり、内正面部18aと内背面部18d間の長さ(左側壁部内側の面と右側壁部の内側の面の間の長さ)が長さUの3個分の長さを有している。また、箱体10の収納部の縦方向(高さ方向)の長さは、仕切り30の縦方向(高さ方向)の長さL24と略同一となっている。
また、板状部28の構成についても、長さL30と長さL32の比は、3:3(略3:3としてもよい)である以外は実施例1における板状部28と同様の構成であるの詳しい説明を省略する。
また、仕切り140は、計6つの枠部40W、50W、70W、80W、110W、120Wを有するものであり、1枚のシート状のブランク(具体的には段ボール(特に、両面段ボール))により形成され、第1構成部141と、第1構成部141とから連設された第2構成部142とを有している。仕切り140の展開状態は、図12に示すように構成されている。
ここで、第1構成部141は、実施例1の仕切り30と同様の構成であり、第1構成部141は、立設部32と、立設部32から連設された枠構成部40、50、70、80と、枠構成部40、50を立設部32に固定するための固定部60と、枠構成部70、80を立設部32に固定するための固定部90とを有している。つまり、枠部40Wと枠部50Wとが左右方向に間隔を介して設けられ、枠部70Wと枠部80Wとが左右方向に間隔を介して設けられ、枠部40Wと枠部50Wが前後方向に隣接して、枠部70Wと枠部80Wが前後方向に隣接している。
立設部32は、正面板部34と背面板部36とを有し、枠構成部40は、板状部42、44、46を有し、枠構成部50は、板状部52、54、56を有し、固定部60は、正面固定部62と、背面固定部64と、連結部66とを有し、枠構成部70は、板状部72、74、76を有し、枠構成部80は、板状部82、84、86を有し、固定部90は、正面固定部92と、背面固定部94と、連結部96とを有している。
第1構成部141の構成は実施例1の仕切り30と同様の構成であるので、詳しい説明を省略する。なお、第1構成部141を組み立てた状態において、正面固定部62は、正面板部34に接着され、背面固定部64は、背面板部36に接着され、連結部66は、立設部32の凹部34K、36K内に配置され、また、正面固定部92は、正面板部34に接着され、背面固定部94は、背面板部36に接着され、連結部96は、立設部32の凹部34K、36K内に配置される。
また、第2構成部142は、正面板部34の下辺から折れ線を介して連設され水平方向(略水平方向としてもよい)に設けられた接続部100と、接続部100の正面板部34とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された板状部(支持板部)105と、板状部105の右側面側の辺部から連設された枠部110Wと、枠部110Wから連設された糊代部119と、板状部105の左側面側の辺部から連設された枠部120Wと、枠部120Wから連設された糊代部129とを有している。
ここで、接続部100は、左右方向には、正面板部34と同じ長さを有し、前後方向には、板状部42等の横方向の長さUと同一(略同一としてもよい)の長さに形成されている。接続部100は、正面板部34の下辺の全体に亘って折れ線によりつながっている。仕切り140を箱体10内に設置した状態では、接続部100は、板状部28の上面に重なった状態となる。
また、板状部105は、板状部42等の横方向の長さUと同一(略同一としてもよい)の横方向の長さを有するとともに、縦方向(高さ方向)にも、板状部42等と同一(略同一としてもよい)の長さを有している。
また、枠部(第1枠部)110Wは、板状部105の右側面側の端部から折れ線を介して連設され、板状部112、114、116、118が一列に形成されている。すなわち、枠部110Wは、板状部105の右側面側の端部から連設された板状部112と、板状部112の板状部105とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された板状部114と、板状部114の板状部112とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された板状部116と、板状部116の板状部114とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された板状部118とを有している。また、糊代部119は、板状部118の板状部116とは反対側の辺部から連設され、台形形状に形成されている。板状部118と糊代部119間には折れ線は設けられておらず、板状部118と糊代部119とは全体に1枚の板状に形成されている。板状部112、114、116、118は、同大同形状に形成され正方形状を呈し、横方向に同じ長さを有していて、長さUを有している。枠部110Wにおける板状部の数は、M3個(M3=4(この4は、2の倍数で3以上の整数である))となっている。仕切り140の展開状態において、板状部112は接続部100と直線状の切込みを介して隣接している。
糊代部(第1糊代部)119は、板状部105の背面側の面に接着され(板状部118と糊代部119の境界線が板状部105と板状部112の境界線と一致するように糊代部119が板状部105に接着されている)、これにより、板状部112〜118により枠状に形成され、板状部112と板状部116とが互いに平行になり、板状部114と板状部118とが互いに平行になる。
また、枠部(第2枠部)120Wは、板状部105の左側面側の端部から折れ線を介して連設され、板状部122、124、126、128が一列に形成されている。すなわち、枠部120Wは、板状部105の左側面側の端部から連設された板状部122と、板状部122の板状部105とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された板状部124と、板状部124の板状部122とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された板状部126と、板状部126の板状部124とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された板状部128とを有している。また、糊代部129は、板状部128の板状部126とは反対側の辺部から連設され、台形形状に形成されている。板状部128と糊代部129間には折れ線は設けられておらず、板状部128と糊代部129とは全体に1枚の板状に形成されている。板状部122、124、126、128は、同大同形状に形成され正方形状を呈し、横方向に同じ長さを有していて、長さUを有している。枠部120Wにおける板状部の数は、M4個(M4=4(この4は、2の倍数で3以上の整数である))となっている。仕切り140の展開状態において、板状部122は接続部100と直線状の切込みを介して隣接している。
糊代部(第2糊代部)129は、板状部105の背面側の面に接着され(板状部128と糊代部129の境界線が板状部105と板状部122の境界線と一致するように糊代部129が板状部105に接着されている)、これにより、板状部122〜128により枠状に形成され、板状部122と板状部126とが互いに平行になり、板状部124と板状部128とが互いに平行になる。
なお、正面板部34と背面板部36の左右方向の長さは、単位長さ×N(N=3)の長さとなっていて、該Nの値は、3以上の整数で、(M1+M2−3)(M1=3、M2=3)の値であるとともに、L+(M3−2)/2+(M4−2)/2以上の値(つまり、L+(M3−2)/2+(M4−2)/2の値)となっている。
次に、仕切り付き箱体Cの使用状態について説明する。仕切り付き箱体Cを使用するには、図10に示すように、仕切り140を箱体10の収納部内に収納して使用する。図10の状態では、各枠構成部40、50、70、80及び枠部110W、120Wによる小間(すなわち、収納空間)とともに、枠構成部40と枠構成部70間に小間が形成され、枠構成部50と枠構成部80間に小間が形成され、さらに、枠部110Wと枠部120W間に小間が形成されて、3×3=計9つの小間が形成される。9つの各小間の大きさは同一(略同一としてもよい)であり、図10の状態における各小間の大きさを単位容積とする。
なお、箱体10の収納部の大きさは、仕切り140が丁度収まるように形成されているので、図10の状態(枠構成部における隣接する板状部間の境界(つまり、角部)が横方向の外側から見て凹んでいない状態(立設部32側に押し込まれていない状態))では、枠構成部において箱体10の内側の面に面した板状部と箱体10の内側の面の間には隙間は形成されない。
次に、小間の大きさ・形状を変更するには、枠構成部における隣接する板状部間の境界を横方向の外側から見て凹んだ状態とし、板状部が立設部32又は他の板状部と重なった状態とする。つまり、第1構成部141においては、枠構成部における隣接する板状部間の境界を立設部32側に押し込んで板状部を立設部32と重なり合った状態とし、第2構成部142においては、枠部110W、120Wにおける隣接する板状部間の境界を枠部における反対側に押し込むことにより、板状部を他の板状部と重なり合った状態とする。
例えば、図13に示すように、第1構成部141においては、板状部54と板状部56間の境界(角部)を立設部32側に押し込んで、板状部56が立設部32(つまり、背面板部36)に重なり合った状態とすることにより、2つの角部が一致し、板状部54と板状部52とが重なり合って、枠部50Wによる小間が除かれて、2つの単位容積を有する小間KM11が形成される。
また、板状部74と板状部76間の境界(角部)を立設部32側に押し込んで、板状部76が立設部32(つまり、正面板部34)に重なり合った状態とすることにより、2つの角部が一致し、板状部72と板状部74とが重なり合って、枠部70Wによる小間が除かれて、2つの単位容積を有する小間KM12が形成される。
さらに、第2構成部142においては、板状部112と板状部114間の境界(角部)を枠部110Wにおける反対側(つまり、板状部118側)に押し込んで、板状部112が板状部118に重なり合った状態とすることにより、2つの角部が一致し、板状部114と板状部116とが重なり合って、枠部110Wによる小間が除かれて、2つの単位容積を有する小間KM13が形成される。
なお、枠部110W、120Wにおいて、板状部118と糊代部119間や板状部128と糊代部129間には折れ線が形成されていないので、板状部116と板状部118間の角部を板状部112と板状部114間の角部側に押し込むことはできず、また、板状部126と板状部128間の角部を板状部122と板状部124間の角部側に押し込むことはできないが、板状部118と糊代部119間や板状部128と糊代部129間に折れ線を設けることにより、板状部116と板状部118間の角部や板状部126と板状部128間の角部を押し込むことができるようにしてもよい。
また、上記実施例3は、実施例1の仕切り30に第2構成部142を追加したものであるが、図14の仕切り(箱体用仕切り)140’に示すように、実施例2の仕切り30の構成の第1構成部141に図14に示す第2構成部142を付加した構成としてもよい。
すなわち、第2構成部142は、正面板部34の下辺から折れ線を介して連設された接続部100と、接続部100の正面板部34とは反対側の辺部から折れ線を介して連設された板状部105と、板状部105の右側面側の辺部から連設された枠部110Wと、枠部110Wから連設された糊代部119と、板状部105の左側面側の辺部から連設された枠部120Wと、枠部120Wから連設された糊代部134とを有している。
ここで、接続部100は、左右方向には、正面板部34と同じ長さを有し、前後方向には、板状部42等の横方向の長さUと同一(略同一としてもよい)の長さに形成されている。接続部100は、正面板部34の下辺の全体に亘って折れ線によりつながっている。仕切り140’を箱体(仕切り140’を収納する箱体)内に設置した状態では、接続部100は、箱体の内底面に設けられた板状部(板状部28に相当する板状部)の上面に重なった状態となる。
また、板状部105は、板状部42等の横方向の長さUと同一(略同一としてもよい)の横方向の長さを有するとともに、縦方向(高さ方向)にも、板状部42等と同一(略同一としてもよい)の長さを有している。なお、板状部105の横方向の長さは、単位長さUのJ倍(Jは1以上の整数)であればよい。
また、枠部(第1枠部)110Wは、板状部105の右側面側の端部から折れ線を介して連設され、板状部112、114、116、118が一列に形成されている。また、糊代部119は、板状部118の板状部116とは反対側の辺部から連設され、台形形状に形成されている。板状部118と糊代部119間には折れ線は設けられておらず、板状部118と糊代部119とは全体に1枚の板状に形成されている。板状部112、114、116、118は、同大同形状に形成され正方形状を呈し、横方向に同じ長さを有していて、長さUを有している。枠部110Wにおける板状部の数は、M3個(M3=4(この4は、2の倍数で3以上の整数である))となっている。
糊代部(第1糊代部)119は、板状部105の背面側の面に接着され(板状部118と糊代部119の境界線が板状部105と板状部112の境界線と一致するように糊代部119が板状部105に接着されている)、これにより、板状部112〜118により枠状に形成され、板状部112と板状部116とが互いに平行になり、板状部114と板状部118とが互いに平行になる。
また、枠部(第2枠部)120Wは、板状部105の左側面側の端部から折れ線を介して連設され、板状部122、124、126、128、130、132が一列に形成されている。また、糊代部134は、板状部130の板状部128とは反対側の辺部から連設され、台形形状に形成されている。板状部132と糊代部134間には折れ線は設けられておらず、板状部132と糊代部134とは全体に1枚の板状に形成されている。板状部122、124、126、128、130、132は、同大同形状に形成され正方形状を呈し、横方向に同じ長さを有していて、長さUを有している。枠部120Wにおける板状部の数は、M4個(M4=6(この4は、2の倍数で3以上の整数である))となっている。
糊代部(第2糊代部)134は、板状部105の背面側の面に接着され(板状部132と糊代部134の境界線が板状部105と板状部122の境界線と一致するように糊代部134が板状部105に接着されている)、これにより、板状部122〜132により枠状に形成され、板状部122と板状部128とが互いに平行になり、板状部124、126と板状部130、132とが互いに平行となる。
なお、正面板部34と背面板部36の左右方向の長さは、単位長さ×N(N=4)の長さとなっていて、該Nの値は、3以上の整数で、(M1+M2−3)の値であるとともに、L+(M3−2)/2+(M4−2)/2以上の値(つまり、L+(M3−2)/2+(M4−2)/2の値)となっている。
また、仕切り140’を収納する箱体の収納部(すなわち、収納空間)の大きさは、仕切り140’が丁度収まる大きさを有し、左右方向に長さU×N(N=4)個分の長さを有するとともに、前後方向には長さUの3個分の長さを有している。つまり、内左側面部18bと内右側面部18c間の長さ(正面壁部の内側の面と背面壁部の内側の面の間の長さ)が、U×N(N=4)個分の長さであり、内正面部18aと内背面部18d間の長さ(左側壁部内側の面と右側壁部の内側の面の間の長さ)が長さUの3個分の長さを有している。つまり、図7に示す箱本体11において、L10は、実施例2と同様に、長さUの4個分の長さであるが、L12は、長さUの3個分の長さを有している。
図14の構成においては、実施例2と同様に、第1構成部141において、小間の大きさ・形状を変更することができるとともに、第2構成部142においても、枠部110W、120Wにおける隣接する板状部間の境界を枠部における反対側に押し込んで、板状部を他の板状部と重なり合った状態とすることにより、小間の大きさ・形状を変更することができる。
例えば、板状部72と板状部74間の角部を立設部32側に押し込んで板状部72が正面板部34に重なった状態とし、板状部82と板状部84間の角部を立設部32側に押し込んで板状部82が背面板部36に重なった状態として、単位容積の小間を間隔を介して計4つ設け(つまり、背面列に2つの小間を設け、中央列に2つの小間を設ける)、さらに、板状部126と板状部128間の角部を枠部120Wにおける反対側に押し込んで、板状部128が板状部130に重なった状態とすることにより、正面列にも2つの小間(単位容積の小間)を間隔を介して2つ設けて、結果として、1つの単位容積の小間が計12個(4×3=12個)設けられた構成とすることができる。
また、枠部110W、120Wにおける隣接する板状部間の境界を枠構成部における反対側に押し込むことにより、板状部を他の板状部と重なり合った状態とする。例えば、板状部112と板状部114間の境界を枠部110Wにおける反対側(板状部116と板状部118の角部側)に押し込んで、板状部112が板状部118と重なり、板状部114が板状部116と重なった状態とすることにより枠部110Wによる小間を除くことができる。
また、板状部122と板状部124間の境界を枠部120Wにおける反対側(板状部130と板状部132の境界側)に押し込んで、板状部122が板状部132と重なった状態とすることにより枠部120Wによる小間を小さくすることができ、また、板状部126と板状部128間の境界を枠構成部120Wにおける反対側(板状部130と板状部132の境界側)に押し込んで、板状部128が板状部130と重なった状態とすることにより枠部120Wによる小間を小さくして(単位容積1つ分の小間とする)、板状部126の左側面側に箱体の内側の面とともに単位容積1つ分の小間を形成できる。
なお、実施例3のように、正面列と中央列と背面列の3つの列が設けられる場合においては、上記構成に限られず、上記Nは3以上の整数で、(M1+M2−3)の値であるとともに、L+(M3−2)/2+(M4−2)/2以上の値であり、M1、M2は3以上の整数で、M3とM4は、2の倍数で3以上の整数であり、Lは1以上の整数であれば、
他の構成であってもよい。
A、B、C 仕切り付き箱体
10 箱体
11 箱本体部
12 底面部
13a 正面側構成部
13b 左側面側構成部
13c 右側面側構成部
13d 背面側構成部
14a 外正面部
14b 外左側面部
14c 外右側面部
14d 外背面部
16a、16b、16c、16d 帯状部
18a 内正面部
18b 内左側面部
18c 内右側面部
18d 内背面部
20a、20b、20c、20d 先端部
28 板状部
30、30’、140、140’ 仕切り
32 立設部
34 正面板部
36 背面板部
40、50、70、80 枠構成部
42、44、46、52、54、56、72、74、76、78、82、84、86、88、112、114、116、118、122、124、126、128、130、132 板状部
60、90 固定部
62、92 正面固定部
64、94 背面固定部
66、96 連結部
40W、50W、70W、80W、110W、120W 枠部
119、129、134 糊代部
141 第1構成部
142 第2構成部

Claims (10)

  1. 箱体に収納して使用する箱体用仕切り(30、30’)であって、
    横方向に単位長さのN倍(Nは3以上の整数)の長さを有する正面板部(34)と、正面板部の上辺から折り返して正面板部の背面側に設けられた背面板部で、横方向に正面板部の横方向の長さと同じ長さを有する背面板部(36)とを有する立設部(32)と、
    正面板部の右側面側の端部から連設された第1枠構成部で、横方向に単位長さを有する板状部(42、44、46)をM1個(M1は3以上の整数)一列に連設することにより形成された第1枠構成部(40)と、
    背面板部の右側面側の端部から連設された第2枠構成部で、横方向に単位長さを有する板状部(52、54、56)をM1個一列に連設することにより形成された第2枠構成部(50)と、
    第1枠構成部において正面板部側とは反対側の端部に位置する板状部である第1端部板状部(46)と、第2枠構成部において背面板部側とは反対側の端部に位置する板状部である第2端部板状部(56)とに折れ線を介して連設された第1固定部で、第1端部板状部から折れ線を介して連設され、正面板部に接着された第1正面固定部(62)と、第2端部板状部から折れ線を介して連設され、背面板部に接着された第1背面固定部(64)と、第1正面固定部と第1背面固定部の間に折れ線を介して設けられ、立設部の上端に設けられる第1連結部(66)とを有する第1固定部(60)と、
    正面板部の左側面側の端部から連設された第3枠構成部で、横方向に単位長さを有する板状部(72、74、76、78)をM2個(M2は3以上の整数)一列に連設することにより形成された第3枠構成部(70)と、
    背面板部の左側面側の端部から連設された第4枠構成部で、横方向に単位長さを有する板状部(82、84、86、88)をM2個一列に連設することにより形成された第4枠構成部(80)と、
    第3枠構成部において正面板部側とは反対側の端部に位置する板状部である第3端部板状部(76、78)と、第4枠構成部において背面板部側とは反対側の端部に位置する板状部である第4端部板状部(86、88)とに折れ線を介して連設された第2固定部で、第3端部板状部から折れ線を介して連設され、正面板部に接着された第2正面固定部(92)と、第4端部板状部から折れ線を介して連設され、背面板部に接着された第2背面固定部(94)と、第2正面固定部と第2背面固定部の間に折れ線を介して設けられ、立設部の上端に設けられる第2連結部(96)とを有する第2固定部(90)と、
    を有し、
    箱体用仕切りは、シート状のブランクにより形成され、
    上記Nは、(M1+M2−3)の値であり、
    第1枠構成部と正面板部における第1枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第2枠構成部と背面板部における第2枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第3枠構成部と正面板部における第3枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第4枠構成部と背面板部における第4構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、
    第1枠構成部と第2枠構成部と第3枠構成部と第4枠構成部の各枠構成部において、隣接する板状部間の境界位置を立設部側に押し込むことにより、少なくとも1つの板状部が立設部と重なった状態となることを特徴とする箱体用仕切り。
  2. 仕切り付き箱体であって、
    請求項1に記載の箱体用仕切りと、
    箱体用仕切りを収納する収納空間を備えた箱体(10)と、
    を有し、
    箱体の収納空間は、左右方向に単位長さ×N個分の長さを有するとともに、前後方向に単位長さ×2個分の長さを有することを特徴とする仕切り付き箱体。
  3. 上記Nの数と、M1の数と、M2の数とが、いずれも3であり、
    仕切り付き箱体に設けられる小間の数が、第1枠構成部と正面板部における第1枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第2枠構成部と背面板部における第2枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第3枠構成部と正面板部における第3枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第4枠構成部と背面板部における第4枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成されている状態において、6つであることを特徴とする請求項2に記載の仕切り付き箱体。
  4. 上記M1の数とM2の数の一方が3で他方が4であり、上記Nの数が4であり、
    仕切り付き箱体に設けられる小間の数が、第1枠構成部と正面板部における第1枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第2枠構成部と背面板部における第2枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第3枠構成部と正面板部における第3枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第4枠構成部と背面板部における第4枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成されている状態において、6つであり、6つの小間のうち、M1とM2において数が4である枠構成部により形成される小間は、上面視において一辺の長さが単位長さの正方形をなす単位容積の略2倍の容積を有することを特徴とする請求項2に記載の仕切り付き箱体。
  5. 箱体は、方形状の底面部(12)と、底面部の正面側の辺部に沿って立設した正面壁部(13a−1)と、底面部の左側面側の辺部に沿って立設した左側壁部(13b−1)と、底面部の右側面側の辺部に沿って立設した右側壁部(13c−1)と、底面部の背面側の辺部に沿って立設した背面壁部(13d−1)とを有し、左側壁部の内側の面と右側壁部の内側の面の間の長さが、単位長さ×N個分の長さであり、正面壁部の内側の面と背面壁部の内側の面の間の長さが、単位長さ×2個分の長さであることを特徴とする請求項2又は3又は4に記載の仕切り付き箱体。
  6. 箱体に収納して使用する箱体用仕切り(140、140’)であって、
    横方向に単位長さのN倍(Nは3以上の整数)の長さを有する正面板部(34)と、正面板部の上辺から折り返して正面板部の背面側に設けられた背面板部で、横方向に正面板部の横方向の長さと同じ長さを有する背面板部(36)とを有する立設部(32)と、
    正面板部の右側面側の端部から連設された第1枠構成部で、横方向に単位長さを有する板状部(42、44、46)をM1個(M1は3以上の整数)一列に連設することにより形成された第1枠構成部(40)と、
    背面板部の右側面側の端部から連設された第2枠構成部で、横方向に単位長さを有する板状部(52、54、56)をM1個一列に連設することにより形成された第2枠構成部(50)と、
    第1枠構成部において正面板部側とは反対側の端部に位置する板状部である第1端部板状部(46)と、第2枠構成部において背面板部側とは反対側の端部に位置する板状部である第2端部板状部(56)とに折れ線を介して連設された第1固定部で、第1端部板状部から折れ線を介して連設され、正面板部に接着された第1正面固定部(62)と、第2端部板状部から折れ線を介して連設され、背面板部に接着された第1背面固定部(64)と、第1正面固定部と第1背面固定部の間に折れ線を介して設けられ、立設部の上端に設けられる第1連結部(66)とを有する第1固定部(60)と、
    正面板部の左側面側の端部から連設された第3枠構成部で、横方向に単位長さを有する板状部(72、74、76、78)をM2個(M2は3以上の整数)一列に連設することにより形成された第3枠構成部(70)と、
    背面板部の左側面側の端部から連設された第4枠構成部で、横方向に単位長さを有する板状部(82、84、86、88)をM2個一列に連設することにより形成された第4枠構成部(80)と、
    第3枠構成部において正面板部側とは反対側の端部に位置する板状部である第3端部板状部(76、78)と、第4枠構成部において背面板部側とは反対側の端部に位置する板状部である第4端部板状部(86、88)とに折れ線を介して連設された第2固定部で、第3端部板状部から折れ線を介して連設され、正面板部に接着された第2正面固定部(92)と、第4端部板状部から折れ線を介して連設され、背面板部に接着された第2背面固定部(94)と、第2正面固定部と第2背面固定部の間に折れ線を介して設けられ、立設部の上端に設けられる第2連結部(96)とを有する第2固定部(90)と、
    立設部の正面板部の下辺から折れ線を介して連設され略水平方向に設けられた接続部(100)と、
    接続部の正面側の辺部から立設した支持板部で、横方向に単位長さのJ倍(Jは1以上の整数)の幅を有する支持板部(105)と、
    支持板部の右側面側の端部から連設された第1枠部で、横方向に単位長さを有する板状部をM3個(M3は2の倍数で3以上の整数)一列に連設することにより形成された第1枠部(110W)と、
    第1枠部における支持板部とは反対側の端部に位置する板状部(118)から連設された第1糊代部で、支持板部に接着された第1糊代部(119)と、
    支持板部の左側面側の端部から連設された第2枠部で、横方向に単位長さを有する板状部をM4個(M4は2の倍数で3以上の整数)一列に連設することにより形成された第2枠部(120W)と、
    第2枠部における支持板部とは反対側の端部に位置する板状部(128、132)から連設された第2糊代部で、支持板部に接着された第2糊代部(129、134)と、
    を有し、
    箱体用仕切りは、シート状のブランクにより形成され、
    上記Nは、(M1+M2−3)の値であるとともに、L+(M3−2)/2+(M4−2)/2以上の値であり、
    第1枠構成部と正面板部における第1枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第2枠構成部と背面板部における第2枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第3枠構成部と正面板部における第3枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第4枠構成部と背面板部における第4構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、
    第1枠構成部と第2枠構成部と第3枠構成部と第4枠構成部の各枠構成部において、隣接する板状部間の境界位置を立設部側に押し込むことにより、少なくとも1つの板状部が立設部と重なった状態となり、
    第1枠部により四角枠状に形成され、第1枠部において、隣接する板状部間の境界位置を第1枠部における反対側に押し込むことにより少なくとも1つの板状部が他の板状部と重なった状態となり、
    第2枠部により四角枠状に形成され、第2枠部において、隣接する板状部間の境界位置を第2枠部における反対側に押し込むことにより少なくとも1つの板状部が他の板状部と重なった状態となることを特徴とする箱体用仕切り。
  7. 仕切り付き箱体であって、
    請求項6に記載の箱体用仕切りと、
    箱体用仕切りを収納する収納空間を備えた箱体(10)と、
    を有し、
    箱体の収納空間は、左右方向に単位長さ×N個分の長さを有するとともに、前後方向に単位長さ×3個分の長さを有することを特徴とする仕切り付き箱体。
  8. 上記Nの数と、M1の数と、M2の数とが、いずれも3であり、Lの数が1であり、M3の数と、M4の数とが、いずれも4であり、
    仕切り付き箱体に設けられる小間の数が、第1枠構成部と正面板部における第1枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第2枠構成部と背面板部における第2枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第3枠構成部と正面板部における第3枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第4枠構成部と背面板部における第4枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第1枠部により四角枠状に形成され、第2枠部により四角枠状に形成されている状態において、9つであることを特徴とする請求項7に記載の仕切り付き箱体。
  9. 上記M1の数とM2の数の一方が3で他方が4であり、上記Nの数が4であり、上記Lの数が1であり、上記M3の数とM4の数の一方が4であり他方が6であり、
    仕切り付き箱体に設けられる小間の数が、第1枠構成部と正面板部における第1枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第2枠構成部と背面板部における第2枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第3枠構成部と正面板部における第3枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第4枠構成部と背面板部における第4枠構成部の横方向の両側の端部間の領域とにより四角枠状に形成され、第1枠部により四角枠状に形成され、第2枠部により四角枠状に形成されている状態において、9つであり、9つの小間のうち、M1とM2において数が4である枠構成部により形成される小間と、M3とM4において数が6である枠部により形成される小間は、上面視において一辺の長さが単位長さの正方形をなす単位容積の略2倍の容積を有することを特徴とする請求項7に記載の仕切り付き箱体。
  10. 箱体は、方形状の底面部(12)と、底面部の正面側の辺部に沿って立設した正面壁部(13a−1)と、底面部の左側面側の辺部に沿って立設した左側壁部(13b−1)と、底面部の右側面側の辺部に沿って立設した右側壁部(13c−1)と、底面部の背面側の辺部に沿って立設した背面壁部(13d−1)とを有し、左側壁部の内側の面と右側壁部の内側の面の間の長さが、単位長さ×N個分の長さであり、正面壁部の内側の面と背面壁部の内側の面の間の長さが、単位長さ×3個分の長さであることを特徴とする請求項7又は8又は9に記載の仕切り付き箱体。
JP2014003939U 2014-07-24 箱体用仕切り及び仕切り付き箱体 Active JP3193461U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109367951A (zh) * 2018-11-20 2019-02-22 重庆市美盈森环保包装工程有限公司 一种多功能坚果盒

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