JP3193445B2 - 分取用チップの使用モードが選択可能な分注装置 - Google Patents
分取用チップの使用モードが選択可能な分注装置Info
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- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N35/00—Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
- G01N35/10—Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices
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-
- G—PHYSICS
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- G01N2035/1027—General features of the devices
- G01N2035/103—General features of the devices using disposable tips
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は分注装置に関するもので
あり、特に、尿、血清、血漿等の各種体液成分を分析す
る分析装置に好適に使用される分取用チップの使用モー
ドが選択可能な分析装置に関するものである。
あり、特に、尿、血清、血漿等の各種体液成分を分析す
る分析装置に好適に使用される分取用チップの使用モー
ドが選択可能な分析装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】尿、血清、血漿等の各種体液成分を分析
する分析装置として種々のものが提案されている。これ
らの成分の分析に使用されている分析方法は、生化学的
な方法に限らず、抗原−抗体反応を利用した免疫学的分
析方法、ＤＮＡプローブを用いる方法、電気泳動法等、
多種多様である。近年は、高感度な分析、測定レンジの
拡大の要望に伴って、キャリーオーバの問題が重要視さ
れてきている。特に、体液成分のサンプル分注ノズルの
ように直接体液成分と接する部分におけるキャリーオー
バが問題となる。このキャリーオーバを防ぐというニー
ズに対応するために、分注装置は従来から行われて来た
分注ノズルを１回使用する毎に洗浄して再使用する洗浄
方式の装置から、分注ノズルの先端に使い捨てチップを
取り付け、１回使用する毎にチップを廃棄するディスポ
ーザブル方式の装置へと移行している。
する分析装置として種々のものが提案されている。これ
らの成分の分析に使用されている分析方法は、生化学的
な方法に限らず、抗原−抗体反応を利用した免疫学的分
析方法、ＤＮＡプローブを用いる方法、電気泳動法等、
多種多様である。近年は、高感度な分析、測定レンジの
拡大の要望に伴って、キャリーオーバの問題が重要視さ
れてきている。特に、体液成分のサンプル分注ノズルの
ように直接体液成分と接する部分におけるキャリーオー
バが問題となる。このキャリーオーバを防ぐというニー
ズに対応するために、分注装置は従来から行われて来た
分注ノズルを１回使用する毎に洗浄して再使用する洗浄
方式の装置から、分注ノズルの先端に使い捨てチップを
取り付け、１回使用する毎にチップを廃棄するディスポ
ーザブル方式の装置へと移行している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、洗浄方
式の分注装置は、比較的ランニングコストを低くするこ
とはできるものの、キャリーオーバの防止が十分に行わ
れず、ディスポーザブル方式の装置はキャリーオーバの
防止には絶対的な効果があるが、ランニングコストが割
高になってしまうという問題がある。またディスポーザ
ブル方式の装置は、分注チップを１回使用する毎に捨て
るようにしているため、廃棄物が増えることになり、近
年議論が高まりつつある環境保護の観点から好ましくな
いという問題もある。
式の分注装置は、比較的ランニングコストを低くするこ
とはできるものの、キャリーオーバの防止が十分に行わ
れず、ディスポーザブル方式の装置はキャリーオーバの
防止には絶対的な効果があるが、ランニングコストが割
高になってしまうという問題がある。またディスポーザ
ブル方式の装置は、分注チップを１回使用する毎に捨て
るようにしているため、廃棄物が増えることになり、近
年議論が高まりつつある環境保護の観点から好ましくな
いという問題もある。
【０００４】このように、ノンキャリーオーバ、ノンコ
ンタミネーションを実現し、かたや廃棄物を減少させる
ことは従来の技術では難しかった。一般的には、キャリ
ーオーバを防止するために、ディスポーザブル方式の装
置へ移行して、ランニングコストの高騰、廃棄物の増大
はやむを得ないとする考え方が進行している。すなわ
ち、近年、測定レンジ、測定感度の向上等に著しい変化
があり、従来の洗浄方式の装置では問題にならない程度
の汚染が問題となるようになり、約１／１００万〜１／
５００万程度のクリアレベルが要求されるようになって
来た。しかしながら、分析項目によっては、１／１００
０〜１／１００００程度のクリアレベルで問題ないもの
もあり、一台の分析装置で行う分析項目の中に、このよ
うにクリアレベルの著しく異なる分析項目が混在してい
る。汚染のクリアレベルが極端に異なるにもかかわら
ず、分析装置は高いクリアレベルに的を絞って、一般的
にディスポーザブル方式を採用する傾向にある。このよ
うにある程度の汚染が許されているものについてまで、
ディスポーザブルタイプの分注チップを使用すると、多
大な無駄が生じると共に、廃棄物が増えて環境汚染を引
き起こす原因となる。
ンタミネーションを実現し、かたや廃棄物を減少させる
ことは従来の技術では難しかった。一般的には、キャリ
ーオーバを防止するために、ディスポーザブル方式の装
置へ移行して、ランニングコストの高騰、廃棄物の増大
はやむを得ないとする考え方が進行している。すなわ
ち、近年、測定レンジ、測定感度の向上等に著しい変化
があり、従来の洗浄方式の装置では問題にならない程度
の汚染が問題となるようになり、約１／１００万〜１／
５００万程度のクリアレベルが要求されるようになって
来た。しかしながら、分析項目によっては、１／１００
０〜１／１００００程度のクリアレベルで問題ないもの
もあり、一台の分析装置で行う分析項目の中に、このよ
うにクリアレベルの著しく異なる分析項目が混在してい
る。汚染のクリアレベルが極端に異なるにもかかわら
ず、分析装置は高いクリアレベルに的を絞って、一般的
にディスポーザブル方式を採用する傾向にある。このよ
うにある程度の汚染が許されているものについてまで、
ディスポーザブルタイプの分注チップを使用すると、多
大な無駄が生じると共に、廃棄物が増えて環境汚染を引
き起こす原因となる。
【０００５】本発明は、このような問題点に着目して、
分析項目に応じて洗浄方式とディスポーザブル方式とを
使い分けることができる分注装置を提供して、キャリー
オーバ、コンタミネーションを防止すると共に、廃棄物
を極力減らして環境保護に寄与することを目的とするも
のである。
分析項目に応じて洗浄方式とディスポーザブル方式とを
使い分けることができる分注装置を提供して、キャリー
オーバ、コンタミネーションを防止すると共に、廃棄物
を極力減らして環境保護に寄与することを目的とするも
のである。
【０００６】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
する請求項１に係る分注装置の発明は、複数の分取用の
容器にそれぞれ収容された分注すべき複数種類の分析用
液体を、複数の分取用チップを交換しながら分取して、
分注用の容器内に吐出する分注装置において、前記分取
用チップを洗浄する洗浄手段と、分析項目に応じて前記
分取用チップの使用回数を設定すると共に、設定した回
数だけ前記分取用チップを洗浄しながら分注を繰り返す
洗浄モードまたは前記分取用チップを一回使用しただけ
で使い捨てする使い捨てモードに設定する設定手段と、
を有することを特徴とするものである。
する請求項１に係る分注装置の発明は、複数の分取用の
容器にそれぞれ収容された分注すべき複数種類の分析用
液体を、複数の分取用チップを交換しながら分取して、
分注用の容器内に吐出する分注装置において、前記分取
用チップを洗浄する洗浄手段と、分析項目に応じて前記
分取用チップの使用回数を設定すると共に、設定した回
数だけ前記分取用チップを洗浄しながら分注を繰り返す
洗浄モードまたは前記分取用チップを一回使用しただけ
で使い捨てする使い捨てモードに設定する設定手段と、
を有することを特徴とするものである。
【０００７】このように、請求項１に係る発明では、デ
ィスポーザブル方式の分注装置に、分取用チップの洗浄
手段と、分析項目に応じて分取用チップの使用回数を設
定すると共に、設定した回数だけ分取用チップを洗浄し
ながら分注を繰り返す洗浄モードまたは分取用チップを
一回使用しただけで使い捨てする使い捨てモードに設定
する設定手段とを設けたので、高度なクリアレベルが要
求される分析項目については使い捨てモードで分注で
き、さほど高いクリアレベルが要求されない分析項目に
ついては、洗浄モードで分取用チップを一回使用する毎
に洗浄手段で洗浄して再使用しながら分注できると共
に、その使用回数を分析項目に応じて必要最小限に抑え
ることができるので、不必要にチップを使い捨てにする
ことなく、キャリーオーバ及びコンタミネーションを効
率良く防止でき、ランニングコストの低下及び環境保護
に寄与することができる。
ィスポーザブル方式の分注装置に、分取用チップの洗浄
手段と、分析項目に応じて分取用チップの使用回数を設
定すると共に、設定した回数だけ分取用チップを洗浄し
ながら分注を繰り返す洗浄モードまたは分取用チップを
一回使用しただけで使い捨てする使い捨てモードに設定
する設定手段とを設けたので、高度なクリアレベルが要
求される分析項目については使い捨てモードで分注で
き、さほど高いクリアレベルが要求されない分析項目に
ついては、洗浄モードで分取用チップを一回使用する毎
に洗浄手段で洗浄して再使用しながら分注できると共
に、その使用回数を分析項目に応じて必要最小限に抑え
ることができるので、不必要にチップを使い捨てにする
ことなく、キャリーオーバ及びコンタミネーションを効
率良く防止でき、ランニングコストの低下及び環境保護
に寄与することができる。
【０００８】請求項２に係る発明は、請求項１に記載の
分取用チップの使用モードが選択可能な分注装置におい
て、前記洗浄手段は、分析項目に応じて前記分取用チッ
プを洗浄水のみを用いて、または洗浄水及び洗剤液を用
いて洗浄することを特徴とするものである。
分取用チップの使用モードが選択可能な分注装置におい
て、前記洗浄手段は、分析項目に応じて前記分取用チッ
プを洗浄水のみを用いて、または洗浄水及び洗剤液を用
いて洗浄することを特徴とするものである。
【０００９】これにより、分取用チップの洗浄を効率よ
く行なうことができると共に、より一層環境汚染の防止
に寄与することが可能となる。
く行なうことができると共に、より一層環境汚染の防止
に寄与することが可能となる。
【００１０】請求項３に係る発明は、請求項１または２
に記載の分取用チップの使用モードが選択可能な分注装
置において、前記複数の分析用容器または該容器を搭載
したラックに設けた認識マークを読み取る読取手段をさ
らに具備し、該読取手段により得られた認識情報に基づ
いて使用モードを設定するよう構成したことを特徴とす
るものである。
に記載の分取用チップの使用モードが選択可能な分注装
置において、前記複数の分析用容器または該容器を搭載
したラックに設けた認識マークを読み取る読取手段をさ
らに具備し、該読取手段により得られた認識情報に基づ
いて使用モードを設定するよう構成したことを特徴とす
るものである。
【００１１】請求項４に係る発明は、請求項１または２
に記載の分取用チップの使用モードが選択可能な分注装
置において、前記複数の分析用容器に番号を入力する入
力手段をさらに具備し、該入力手段により入力された番
号に基づいて使用モードを設定するよう構成したことを
特徴とするものである。
に記載の分取用チップの使用モードが選択可能な分注装
置において、前記複数の分析用容器に番号を入力する入
力手段をさらに具備し、該入力手段により入力された番
号に基づいて使用モードを設定するよう構成したことを
特徴とするものである。
【００１２】
【実施例】図１は、本発明の分注装置の一実施例のディ
スポーザブル方式で分注を行うか、洗浄方式で分注を行
うかの選択方式の一例を示す図であり、図２は、図１に
示す分注装置における分取用チップの洗浄系を示す図で
ある。通常のディスポーザブルタイプの分注装置に、図
２に示すような洗浄系を設け、廃棄可能な分取用チップ
を洗浄できるように構成している。
スポーザブル方式で分注を行うか、洗浄方式で分注を行
うかの選択方式の一例を示す図であり、図２は、図１に
示す分注装置における分取用チップの洗浄系を示す図で
ある。通常のディスポーザブルタイプの分注装置に、図
２に示すような洗浄系を設け、廃棄可能な分取用チップ
を洗浄できるように構成している。
【００１３】血液、血漿等のサンプルを収納したサンプ
ル容器１をサンプルラック２ａ，２ｂ，２ｃ．．．に搭
載して、例えばベルトコンベア等の搬送手段３にてサン
プル吸引位置まで搬送してくる。各ラック２ａ，２ｂ，
２ｃには分析項目を示す特別な認識マーク４が付されて
おり、搬送手段近傍に設けた確認センサ５にて、認識マ
ーク４を読み取る。確認センサ５で読み取った信号はＣ
ＰＵ６に取り込み、この信号から、分取用チップの使用
回数を決定する。分取用チップの使用回数を表す信号は
動作コントローラ７に送られ、動作コントローラ７を介
して分注装置の各機能に、使用回数に応じた動作情報が
伝達される。例えば、ラック２ａに搭載されたサンプル
については、要求されるクリアレベルが低く、分取用チ
ップを複数回使用できるものである場合、その使用回数
に応じた動作情報が動作コントローラ７から各機能に送
られ、分取用チップはその使用回数だけ使用された後、
廃棄される。また、ラック２ｂに搭載されたサンプルに
ついては、非常に高いクリアレベルが要求されている場
合、その旨を確認センサ５にて検知して、ＣＰＵ６を介
して、これらのサンプルについては、分取用チップの使
用モードを使い捨てモードに設定し、分取用チップを一
回使用する毎に廃棄するようにする。
ル容器１をサンプルラック２ａ，２ｂ，２ｃ．．．に搭
載して、例えばベルトコンベア等の搬送手段３にてサン
プル吸引位置まで搬送してくる。各ラック２ａ，２ｂ，
２ｃには分析項目を示す特別な認識マーク４が付されて
おり、搬送手段近傍に設けた確認センサ５にて、認識マ
ーク４を読み取る。確認センサ５で読み取った信号はＣ
ＰＵ６に取り込み、この信号から、分取用チップの使用
回数を決定する。分取用チップの使用回数を表す信号は
動作コントローラ７に送られ、動作コントローラ７を介
して分注装置の各機能に、使用回数に応じた動作情報が
伝達される。例えば、ラック２ａに搭載されたサンプル
については、要求されるクリアレベルが低く、分取用チ
ップを複数回使用できるものである場合、その使用回数
に応じた動作情報が動作コントローラ７から各機能に送
られ、分取用チップはその使用回数だけ使用された後、
廃棄される。また、ラック２ｂに搭載されたサンプルに
ついては、非常に高いクリアレベルが要求されている場
合、その旨を確認センサ５にて検知して、ＣＰＵ６を介
して、これらのサンプルについては、分取用チップの使
用モードを使い捨てモードに設定し、分取用チップを一
回使用する毎に廃棄するようにする。
【００１４】分取用チップの使用回数を決定する他の方
法として、キーボード等の入力手段８を用いて各サンプ
ル容器１にシリアルナンバを付し、このシリアルナンバ
毎にＣＰＵ６へ洗浄方式を用いるか、ディスポーザブル
方式を用いるかを入力するようにしても良い。動作時に
ＣＰＵ６からの指令に応じて、各機能をコントロールし
て、分取用チップの使用モードを選択するようにする。
法として、キーボード等の入力手段８を用いて各サンプ
ル容器１にシリアルナンバを付し、このシリアルナンバ
毎にＣＰＵ６へ洗浄方式を用いるか、ディスポーザブル
方式を用いるかを入力するようにしても良い。動作時に
ＣＰＵ６からの指令に応じて、各機能をコントロールし
て、分取用チップの使用モードを選択するようにする。
【００１５】また、サンプル容器１あるいはラック２
ａ，２ｂ，２ｃ．．．をＩＤ番号を用いて認識して、同
様の制御を行うようにすることもできる。
ａ，２ｂ，２ｃ．．．をＩＤ番号を用いて認識して、同
様の制御を行うようにすることもできる。
【００１６】図２に示す洗浄系では、図１に示す動作コ
ントローラ７からの指令に応じて以下のとおり動作す
る。
ントローラ７からの指令に応じて以下のとおり動作す
る。
【００１７】サンプルの分注は、分取用チップ２０をサ
ンプル容器１の上のサンプル吸引位置（図示せず）まで
移動させ、分取用チップ２０の先端をサンプル内に一定
量潜らせ、シリンジ２１を駆動させて所定量のサンプル
を吸引し、図示しない反応容器上に分取用チップ２０を
移動させてサンプルを吐出する。反応容器内では、事前
に分注しておいた試薬とサンプルとが混合され、反応状
態に入る。
ンプル容器１の上のサンプル吸引位置（図示せず）まで
移動させ、分取用チップ２０の先端をサンプル内に一定
量潜らせ、シリンジ２１を駆動させて所定量のサンプル
を吸引し、図示しない反応容器上に分取用チップ２０を
移動させてサンプルを吐出する。反応容器内では、事前
に分注しておいた試薬とサンプルとが混合され、反応状
態に入る。
【００１８】動作コントローラ７から分取用チップ２０
を使い捨てモードで使用する旨の指令が出されている場
合は、上述の分注動作を１回行う毎に、分取用チップ２
０を分取用チップ廃棄口２２の上に移動させて、ここで
ストッパ２３を用いて分取用チップ２０を廃棄する。チ
ップ口金２０ａに新規分取用チップを取り付け、次の分
注動作に入る。
を使い捨てモードで使用する旨の指令が出されている場
合は、上述の分注動作を１回行う毎に、分取用チップ２
０を分取用チップ廃棄口２２の上に移動させて、ここで
ストッパ２３を用いて分取用チップ２０を廃棄する。チ
ップ口金２０ａに新規分取用チップを取り付け、次の分
注動作に入る。
【００１９】動作コントローラ７から分取用チップ２０
を洗浄モードで使用する旨の指令が出されている場合
は、上述の分注動作終了後、分取用チップ２０を洗浄位
置まで移動させ、洗浄後、再度分注動作を行う。ＣＰＵ
６で設定された回数だけこの動作を繰り返して分取用チ
ップ２０を使用した後廃棄口２２から分取用チップを廃
棄する。
を洗浄モードで使用する旨の指令が出されている場合
は、上述の分注動作終了後、分取用チップ２０を洗浄位
置まで移動させ、洗浄後、再度分注動作を行う。ＣＰＵ
６で設定された回数だけこの動作を繰り返して分取用チ
ップ２０を使用した後廃棄口２２から分取用チップを廃
棄する。
【００２０】分取用チップ２０の洗浄は以下のとおり行
う。イオン交換水タンク１１及び洗剤タンク１２から、
イオン交換水及び洗剤が圧送ポンプ１３、１４によっ
て、チップ洗浄位置へ供給され、チップ２０の洗浄を実
行する。イオン交換水及び洗剤の供給路には、それぞれ
切り換え弁１５、１６、１７、１８が設けられており、
これらの弁を切り換えることにより、洗浄液を洗浄槽１
９あるいはシリンジ２１へ送液する。すなわち、切り換
え弁１５、１７を切り換えて、洗浄槽１９へ洗浄液を送
り、分取用チップ２０の外側を洗浄する。また、切り換
え弁１５、１６、１７、１８を切り換えて、シリンジ２
１へ流路を切り換え、洗浄液をシリンジ２１に送った
後、切り換え弁１６、１８を閉じてシリンジ２１を作動
させ、分取用チップ２０の内側へ洗浄液を送ってこれを
洗浄する。使用済みの排液は、図示しない排液ポンプに
よって装置外へ排出される。
う。イオン交換水タンク１１及び洗剤タンク１２から、
イオン交換水及び洗剤が圧送ポンプ１３、１４によっ
て、チップ洗浄位置へ供給され、チップ２０の洗浄を実
行する。イオン交換水及び洗剤の供給路には、それぞれ
切り換え弁１５、１６、１７、１８が設けられており、
これらの弁を切り換えることにより、洗浄液を洗浄槽１
９あるいはシリンジ２１へ送液する。すなわち、切り換
え弁１５、１７を切り換えて、洗浄槽１９へ洗浄液を送
り、分取用チップ２０の外側を洗浄する。また、切り換
え弁１５、１６、１７、１８を切り換えて、シリンジ２
１へ流路を切り換え、洗浄液をシリンジ２１に送った
後、切り換え弁１６、１８を閉じてシリンジ２１を作動
させ、分取用チップ２０の内側へ洗浄液を送ってこれを
洗浄する。使用済みの排液は、図示しない排液ポンプに
よって装置外へ排出される。
【００２１】分取用チップ２０の洗浄は、分析項目によ
って、イオン交換水だけの洗浄で済む場合は、洗剤タン
ク１２からの洗剤の供給路を閉じて、イオン交換水だけ
て洗浄するようにする。
って、イオン交換水だけの洗浄で済む場合は、洗剤タン
ク１２からの洗剤の供給路を閉じて、イオン交換水だけ
て洗浄するようにする。
【００２２】
【発明の効果】このように、本発明では、ディスポーザ
ブル方式の分注装置に、分取用チップの洗浄手段と、分
析項目に応じて分取用チップの使用回数を設定すると共
に、設定した回数だけ分取用チップを洗浄しながら分注
を繰り返す洗浄モードまたは分取用チップを一回使用し
ただけで使い捨てする使い捨てモードに設定する設定手
段とを設けたので、分取用チップの使用数を必要最小限
に押さえることができ、環境汚染の要因となる廃棄物を
減少させることができると共に、サンプル分注のランニ
ングコストを低減することができる。
ブル方式の分注装置に、分取用チップの洗浄手段と、分
析項目に応じて分取用チップの使用回数を設定すると共
に、設定した回数だけ分取用チップを洗浄しながら分注
を繰り返す洗浄モードまたは分取用チップを一回使用し
ただけで使い捨てする使い捨てモードに設定する設定手
段とを設けたので、分取用チップの使用数を必要最小限
に押さえることができ、環境汚染の要因となる廃棄物を
減少させることができると共に、サンプル分注のランニ
ングコストを低減することができる。
【図１】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図２】本発明の分注装置における洗浄系の構成を示す
図である。
図である。
１ サンプル容器 ２ ラック ３ 搬送手段 ４ 認識マーク ５ 確認センサ ６ ＣＰＵ ７ 動作コントローラ ８ 入力キーボード １１ イオン交換水タンク １２ 洗浄液タンク １３、１４ 圧送ポンプ １５、１６、１７、１８ 切り換え弁 １９ 洗浄容器 ２０ 分注チップ ２１ シリンジ ２２ 廃棄口 ２３ ストッパ
Claims (4)
- 【請求項１】 複数の分取用の容器にそれぞれ収容され
た分注すべき複数種類の分析用液体を、複数の分取用チ
ップを交換しながら分取して、分注用の容器内に吐出す
る分注装置において、 前記分取用チップを洗浄する洗浄手段と、 分析項目に応じて前記分取用チップの使用回数を設定す
ると共に、設定した回数だけ前記分取用チップを洗浄し
ながら分注を繰り返す洗浄モードまたは前記分取用チッ
プを一回使用しただけで使い捨てする使い捨てモードに
設定する設定手段と、 を有することを特徴とする分取用チップの使用モードが
選択可能な分注装置。 - 【請求項２】 前記洗浄手段は、分析項目に応じて前記
分取用チップを洗浄水のみを用いて、または洗浄水及び
洗剤液を用いて洗浄することを特徴とする請求項１に記
載の分取用チップの使用モードが選択可能な分注装置。 - 【請求項３】 前記複数の分析用容器または該容器を搭
載したラックに設けた認識マークを読み取る読取手段を
さらに具備し、該読取手段により得られた認識情報に基
づいて使用モードを設定するよう構成したことを特徴と
する請求項１または２に記載の分取用チップの使用モー
ドが選択可能な分注装置。 - 【請求項４】 前記複数の分析用容器に番号を入力する
入力手段をさらに具備し、該入力手段により入力された
番号に基づいて使用モードを設定するよう構成したこと
を特徴とする請求項１または２に記載の分取用チップの
使用モードが選択可能な分注装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11172692A JP3193445B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 分取用チップの使用モードが選択可能な分注装置 |
| DE19934314180 DE4314180C2 (de) | 1992-04-30 | 1993-04-29 | Vorrichtung zum Überführen von Proben in einem Analysegerät |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11172692A JP3193445B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 分取用チップの使用モードが選択可能な分注装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05307043A JPH05307043A (ja) | 1993-11-19 |
| JP3193445B2 true JP3193445B2 (ja) | 2001-07-30 |
Family
ID=14568613
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11172692A Expired - Fee Related JP3193445B2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 分取用チップの使用モードが選択可能な分注装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3193445B2 (ja) |
| DE (1) | DE4314180C2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6393979B1 (en) | 1999-05-31 | 2002-05-28 | Ricoh Company, Ltd. | Thermosensitive stencil, production method thereof, thermosensitive stencil printing master making apparatus and thermosensitive stencil printing apparatus |
| CN101013139B (zh) * | 2006-01-30 | 2011-12-21 | 株式会社东芝 | 自动分析装置和探头清洗方法 |
Families Citing this family (14)
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