JP3193317B2 - 列車位置検知装置 - Google Patents

列車位置検知装置

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JP3193317B2
JP3193317B2 JP4995797A JP4995797A JP3193317B2 JP 3193317 B2 JP3193317 B2 JP 3193317B2 JP 4995797 A JP4995797 A JP 4995797A JP 4995797 A JP4995797 A JP 4995797A JP 3193317 B2 JP3193317 B2 JP 3193317B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スペクトラム拡散
通信方式を採用した列車位置検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、特開平5−2544
32号公報等において、軌道回路を形成するレールの始
端側に所定の周波数を有する搬送波を所定の擬似雑音符
号(以下、「PN符号」という。)で拡散処理して印加
し、そのレールの終端側から受信した信号を上述のPN
号で逆拡散処理して列車の有無を検知する列車検知装置
を提案している。
【0003】このように、スペクトラム拡散通信方式
(SS通信方式)を採用した列車位置検知装置は、耐雑
音特性や隣接軌道回路との相互干渉特性を改善すること
ができるなどの多くの特長がある。
【0004】ところで、軌道回路は、雑音を受けやすい
環境にある。すなわち、軌道回路には、列車駆動用の電
車線電流が印加されていて電源高調波雑音が存在してい
るだけでなく、既設設備と併設された場合は、AM変調
波等の狭帯域信号も存在し、これらレベルの大きい線ス
ペクトル雑音が拡散信号中に含まれて受信される。
【0005】上述の電源高調波雑音のような大きな線ス
ペクトル雑音に対して何ら対策を講じないで受信した場
合、耐雑音性能は処理利得によって決まってしまうとい
う性質を有している。
【0006】そこで、本出願人は、先に、特開平5−2
54437号公報で、上述の線スペクトル雑音を効果的
に除去できるノイズキャンセラ回路を含んだ列車位置検
知装置を提案している。
【0007】図2を用いて、先の提案装置について説明
すると、各軌道回路T,T′,T″(図2では、図面を
簡略化するために3個の軌道回路しか示されていな
い。)毎に設けられる列車検知装置は、同一構成である
ので、以下、軌道回路Tに対応した列車位置検知装置を
説明する。
【0008】軌道回路Tのレール(以下、レールをTと
いうときもある)始端側Sと、終端側Rとが機器室bに
電気的に接続されていて、その機器室bには、送,受信
部イ,ロが設置され、列車の閉そく区間Tにおける位置
が検知できるように構成されている。
【0009】送信部イは、信号発生器1、拡散回路2及
び送信器3から構成されている。信号発生器1は、所定
の周波数からなる搬送波(fc )を拡散回路2に出力す
るように構成されている。拡散回路2は、所定のPN符
号(PN1 )を発生させるPN符号発生器4からのPN
符号を用いて搬送波(fc )を拡散処理した後、次の送
信器3へ出力するように構成されている。この送信器3
は、周知の増巾器から形成されていて、出力をレールT
の始端側イへ供給するように構成されている。
【0010】受信部ロは、受信器5、バンドパスフィル
タ回路6、復調回路7、ノイズキャンセラ回路8、ロー
パスフィルタ9及び相関マッチドフィルタ回路10から
構成されている。この受信器5は周知の増幅回路で形成
されていて、その出力信号をバンドパスフィルタ回路6
へ出力するように構成されている。復調回路7は、上記
信号発生器1が上記拡散回路2へ送出した搬送波
(fc )を用いて割算処理するように構成されている。
【0011】ノイズキャンセラ回路8は、復調回路7か
らのPN符号(PN1 )を含む信号を、周知の高速フー
リエ変換(以下、「FFT」という。)の周波数分析の
手法に従って所定の必要帯域内の周波数に分析し、所定
の基準となる受信信号波のスペクトラムとの間で所定以
上のレベル差があれば、それをノイズと判定してそのノ
イズ成分を除去するようにしている。なお、このノイズ
キャンセラ回路8の動作についての説明は、特開平5−
254437号に詳述されているので、これ以上の説明
は省略する。
【0012】ノイズキャンセラ回路8から出力されたノ
イズの除去された信号は、次のローパスフィルタ回路9
を介してマッチドフィルタ回路10に入力される。マッ
チドフィルタ回路10は、周知の相関マッチドフィルタ
回路から形成され、PN符号発生器4からのPN符号
(PN1 )を入力し、ローパスフィルタ回路9からのP
N符号(PN1 )との一致状態を検出し、その一致状態
の有無で軌道リレーTRを駆動するように構成されてい
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記提案に係るノイズ
キャンセラ回路を有する列車位置検知装置は、雑音とS
S信号との間に大きな差があるときに、雑音成分を効果
的に除去することができるが、その差があまり大きくな
いときは、雑音成分の除去効果がそれほど期待できない
という不具合があった。
【0014】そこで、本発明は、より耐雑音特性の優れ
たノイズキャンセラ回路を有する列車位置検知装置を提
供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る列車位置検
知装置は、上記目的を達成するために、所定の搬送波を
所定のPN符号で拡散処理して軌道回路を形成するレー
ルの始端側に印加し、上記レールの終端側から受信した
信号を上記搬送波で復調処理して上記PN符号を含む信
号を抽出するとともに、その抽出された信号における上
記PN符号の相関値を求めて列車の有無を検知する列車
位置検知装置において、前記抽出された信号をFFTし
て周波数分析するFFT周波数分析手段と、FFTして
周波数分析された所定以上の大きさの雑音に起因する
号をクリップするクリップ手段と、クリップされた残り
の信号を逆FFTして、信号をFFTして周波数分析さ
れる前の元の状態に変換する逆FFT手段と、逆FFT
された信号と前記PN符号との相関値を求める相関値検
出手段と、を有することを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、一実施の形態に係る列車
位置検知装置の概略構成図である。
【0017】なお、上記図2の先の提案装置と同一構成
要素には同一符号を用い、これら構成要素については説
明が重複するために新規な部分のみについて異なる符号
を付して説明する。
【0018】図中20は、デジタル式のノイズキャンセ
ラ回路であって、復調回路7からの出力信号がローパス
フィルタ21を介して入力されるように構成されてい
る。
【0019】このノイズキャンセラ回路20は、アナロ
グデジタル(A/D)変換回路20aと、FFT周波数
分析部(図1ではFFT分析部)20bと、線スペクト
ルクリップ部20cと、逆FFT部20dとから構成さ
れている。
【0020】図1中、22はデジタル相関器、23はデ
ジタル相関器22が検出したPN符号(PN1 )の相関
値に基づいて軌道リレーTRを駆動するための駆動回路
である。
【0021】次に、上記構成の列車検知装置の列車検知
動作について説明する。
【0022】レールTの始端側Sに印加される拡散信号
(SS信号)、及びそのレールTの終端側Rから受信さ
れて復調回路7で復調されるまでの処理動作は、上記図
2と同一なので省略する。
【0023】さて、復調回路7から出力されるPN符号
(PN1 )を含むアナログ信号は、A/D変換回路20
aでデジタル信号に変換された後、FFT周波数分析部
20bによってFFTして周波数分析される。
【0024】図1の(1)は、FFT周波数分析部20
bで周波数分析された状態を模式的に表したもので、イ
は、時間軸上に表されたPN符号(PN1 )の線スペク
トル、及びロは、例えば電源高調波に基因するような雑
音としての線スペクトルである。
【0025】線スペクトルクリップ部20cでは、上述
のロに示される線スペクトルをクリップする処理が行わ
れる。すなわち、この線スペクトルクリップ部20cで
は、図の(2)に模式的に示されるように、イに示さ
れるPN符号(PN1 )の線スペクトルの大きさが既知
であるので、これを基に所定のしきい値(A−A)を設
定して、これ以上の線スペクトル成分をカットする処理
が行われる。図1の(3)は、このカット処理(クリッ
プ処理)された状態の模式図である。
【0026】線スペクトルクリップ部20cで線スペク
トルのうち雑音に起因するほとんどの部分が除去された
後、逆FFT部20dでFFTして周波数分析される前
の元の状態に戻され、つまり、所定のPN符号長に戻さ
れて、次のデジタル相関器22へ出力される。
【0027】デジタル相関器22では、送信部イで用い
たPN符号(PN1 )と同じPN符号(PN1 )のデー
タを基準データとして、ノイズキャンセラ回路20から
送出されてくる信号との間で相関値が求められる。
【0028】軌道回路Tが列車aの車軸で短絡されてい
なければ、ノイズキャンセラ回路20からの信号中にP
N符号(PN1 )が含まれているので、このときはデジ
タル相関器22は所定の相関値を得ることができる。し
たがって、軌道リレーTRは駆動回路23を介して扛上
(ON)し、列車なしを検知することができる。
【0029】また、軌道Tが列車aの車軸で短絡される
と、ノイズキャンセラ回路20からの信号レベルが低下
するので、このときはデジタル相関器22は所定の相関
値を得ることができず、したがって、駆動回路23は、
軌道リレーTRを介して扛上(ON)できず落下(OF
F)し、列車ありを検知することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明に係る列車位置検知装置は、受信
したPN符号を含む信号をFFTして周波数分析するF
FT周波数分析手段と、FFTして周波数分析された所
定以上の大きさの雑音に起因する信号をクリップするク
リップ手段と、クリップされた残りの信号を逆FFTし
て、信号をFFTして周波数分析される前の元の状態に
変換する逆FFT手段と、逆FFTされた信号と前記P
N符号との相関値を求める相関値検出手段とからなるの
で、電源高調波に起因するような線スペクトルの雑音を
効果的に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る列車位置検知装置
の概略構成図である。
【図2】先の提案装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 信号発生器 2 拡散回路 3 送信器 4 PN符号発生器 5 受信器 7 復調回路 20 ノイズキャンセラ回路 20a デジタルアナログ変換器 20b FFT周波数分析部 20c 線スペクトルクリップ部 20d 逆FFT部 21 ローパスフィルタ 22 デジタル相関器 23 駆動回路 a 列車 T,T′.T″ 軌道回路(レール)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の搬送波を所定の擬似雑音符号で拡
    散処理して軌道回路を形成するレールの始端側に印加
    し、上記レールの終端側から受信した信号を上記搬送波
    で復調処理して上記擬似雑音符号を含む信号を抽出する
    とともに、その抽出された信号における上記擬似雑音
    号の相関値を求めて列車の有無を検知する列車位置検知
    装置において、 前記抽出された信号を高速フーリエ変換して周波数分析
    する高速フーリエ周波数分析手段と、高速フーリエ変換 して周波数分析された所定以上の大き
    さの雑音に起因する信号をクリップするクリップ手段
    と、 クリップされた残りの信号を逆高速フーリエ変換して、
    信号を高速フーリエ変換して周波数分析される前の元の
    状態に変換する逆高速フーリエ変換手段と、 逆高速フーリエ変換された信号と前記擬似雑音符号との
    相関値を求める相関値検出手段と、 を有することを特徴とする列車位置検知装置。
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