JP3192844B2 - 水硬性材料の成形装置 - Google Patents

水硬性材料の成形装置

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JP3192844B2 JP27408193A JP27408193A JP3192844B2 JP 3192844 B2 JP3192844 B2 JP 3192844B2 JP 27408193 A JP27408193 A JP 27408193A JP 27408193 A JP27408193 A JP 27408193A JP 3192844 B2 JP3192844 B2 JP 3192844B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B7/00Moulds; Cores; Mandrels
    • B28B7/40Moulds; Cores; Mandrels characterised by means for modifying the properties of the moulding material
    • B28B7/46Moulds; Cores; Mandrels characterised by means for modifying the properties of the moulding material for humidifying or dehumidifying

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セメントモルタル等の
水硬性材料の成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開昭61−127304号公報等に開
示された従来の水硬性材料の成形装置は、図5に示すよ
うに、上型101 と下型102 と枠体103 によって成形用の
型窩を形成し、ここに水硬性材料としてセメントモルタ
ル材料104 を充填し、真空吸引装置(図示せず)に接続
された真空吸引孔105 からセメントモルタル材料104 の
水分を吸引して脱水し、硬化させるように構成されてい
た。上型101 とセメントモルタル材料104 との間には水
切り鉄板106 とメッシュ状のろ布107 が配設され、セメ
ントモルタル材料104 の水分は、ろ布107 と水切り鉄板
106 に設けられた水抜き孔を介して吸引されていた。上
型101 と下型102 の端部、即ち上型101 と枠体103 との
接合面においては、上型101 に設けられたパッキン溝10
8 にパッキン109 が装着されて、型窩を外部と遮断する
ように構成されていた。このとき、吸引による水分搬送
の為に必要な空気は、前記ろ布107 と水切り鉄板106 の
端部から、前記パッキン109 の部分を抜けて型窩に僅か
に供給されていた。また、型窩と外部の空間とを連通し
て、水分搬送のための空気を供給するための通路を別途
設ける場合もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな従来の前者の水硬性材料の成形装置では、パッキン
109 によってシールされているために、前記ろ布107 と
水切り鉄板106 の端部からの空気の量では不十分であ
り、型窩に残水が発生するという問題があった。また、
充分な空気が供給されるように、パッキン部のシールを
緩くすると、型窩の真空圧が不十分となり、成形終了後
に、上型に成形品を吸着させることができなくなるとい
う問題があった。また、後者の水硬性材料の成形装置で
は、新たな通路を設けるには、金型の構造が複雑にな
り、金型の費用が高くなるという問題と、メンテナンス
の手間がかかるという問題があった。
【0004】そこで、本発明は、複雑な構造の金型とす
ることなく、水分を吸引するときは、金型の端部から型
窩に充分な搬送用の空気を導入し、且つ成形後におい
て、成形品を上型に吸着するときには、空気の流入を遮
断し充分な真空圧を得ることのできる金型構造を備えた
成形装置を提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる水硬性材
料の成形装置では、上型もしくは下型に真空吸引孔を備
えた水硬性材料の成形装置において、真空吸引孔に連通
接続されるとともに型面に形成された吸引溝を、型外に
到るまで延設し、型窩の周囲に形成されたパッキン溝
を、前記吸引溝に交差させて設け、前記パッキン溝に
は、内部空間が形成されるとともに断面積が膨縮可能な
パッキンを装着し、前記パッキンの内部空間の気体を吸
引もしくは加圧する手段を前記内部空間と連通接続した
構成とするという手段を講じた。
【0006】
【作用】本発明は、上記手段を講じたので、真空吸引孔
の空気を吸引すると、真空吸引孔と連通接続された吸引
溝は減圧され、型窩に充填された水硬性材料の水分は吸
引脱水される。このとき、気体を吸引もしくは加圧する
手段を作動させて、パッキンの内部空間の気体を吸引し
て減圧すると、その断面積が縮小してシール効果が弱く
なる。よって、パッキン溝と交差して型外まで延設され
て、外部空間に開口した吸引溝には、外部空間の空気が
供給される。この空気が吸引溝に沿って移動し、真空吸
引孔から排出されるときに、搾水を伴って排出される。
即ち、吸引された空気が搾水を搬送するのである。吸引
脱水の完了後には、成形品を上型に吸着さるが、このと
き、気体を吸引もしくは加圧する手段を作動させて、パ
ッキンの内部空間を加圧すると、その断面積が膨張して
シール効果が強くなる。よって、吸引溝は、パッキン溝
と交差する部分において膨張したパッキンによって外部
空間と遮断されて、外部空間の空気は供給されなくな
る。よって、真空吸引装置によって充分な真空圧が得ら
れ、成形品は上型に確実に吸着されるのである。
【0007】
【実施例】以下に、本発明にかかる水硬性材料の成形装
置を、その実施例を示した図面に基づいて詳細に説明す
る。図1は本発明の水硬性材料の成形装置の要部である
金型の端部の拡大断面図、図2は図1のA−A線断面
図、図3は斜視図である。
【0008】図1,図2,図3において、1は上型、2
は下型、3は枠体であり、これらによって形成された型
窩に水硬性材料としてセメントモルタル材料4を充填す
る。
【0009】5は第1の真空吸引装置(図示せず)に接
続された真空吸引孔、6は上型1とセメントモルタル材
料4との間に配設された水切り鉄板、7はメッシュ状の
ろ布である。8は上型1と下型2によって形成される型
窩の周囲に形成されたパッキン溝、9はこのパッキン溝
8に装着された断面積の膨縮可能なパッキンであり、こ
のパッキン9に形成された内部空間は、三方弁13を介
して第2の真空吸引装置12に連通接続されている。
【0010】10は上型1の水切り鉄板6側の型面に形
成された吸引溝であり、各真空吸引孔5と連通接続され
るとともに、前記パッキン溝8と交差して上型1の型外
まで延設されて、開口部11にて外部空間に開口してい
る。
【0011】上記構成の水硬性材料の成形装置におい
て、型窩に充填したセメント成形原料4の水分を吸引す
るときは、第1の真空吸引装置を作動させると、真空吸
引孔5を介してセメント成形原料4の水分は吸引排出さ
れる。このとき、三方弁13を操作して、パッキン9と
第2の真空吸引装置12とを連通させてパッキン9の内
部空間を減圧して、その断面積を図4の(A1)から
(A2)のように縮小する。
【0012】パッキン9の断面積の縮小によって、パッ
キン溝8と水切り鉄板6とパッキン9との間に隙間が生
じ、開口部11からの空気が導入される。よって、開口
部11から導入された空気は、縮小したパッキン9の回
りの隙間を通って吸引溝10に沿って移動して、真空吸
引孔5に吸引される。このとき、水切り鉄板6の水切り
孔から吸い出された水分は、吸引溝10に沿って移動す
る空気によって搬送されて真空吸引孔5へ吸引される。
即ち、開口部11から、セメント成形原料4から吸引し
た水分を搬送するに充分な量の空気が供給されるので、
セメント成形原料4の水分は完全に吸引・脱水でき、残
水のない状態で成形することができるのである。
【0013】次に、水分が充分に吸引・脱水されて硬化
することによって成形された成形品4’を上型1に吸着
させるときには、三方弁13を操作して、パッキン9の
内部空間を大気に開放すると、その断面は図4の(A
2)から(A1)のように膨張し、断面積が大きくな
る。よって、パッキン溝8と水切り鉄板6とパッキン9
との隙間は、膨張したパッキン9によって完全にシール
され、開口口11からの空気は導入されなくなり、真空
吸引孔5と吸引溝10の真空度は上昇する。よって、硬
化した成形品4’は、吸引溝10によって上型1の下面
に吸着されて、上型1とともに上昇し、下型2から離型
するのである。
【0014】このように、パッキン9の断面積を膨縮す
るだけで、シール効果を強弱変化させ、シール効果を弱
くした場合には搾水搬送用としての充分な量の空気を導
入して残水を無くし、シール効果を強くした場合には吸
引溝10の真空度を上げて成形品4’を上型1に確実に
吸着できるという、機能と操作性の優れたセメント成形
品の成形装置を実現できるのである。しかも、空気導入
用の新たな通路を設ける必要がなく、従来と同様のパッ
キン溝8に装着するパッキンを内部空間が形成され断面
積の膨縮可能なパッキンとするとともに、パッキンの内
部空間の圧力を制御して、その断面積を膨縮変化させる
だけでよいので、簡単な構造で実現できるという効果が
得られるのである。
【0015】また、図4の(B1)に示すような内部空
間が形成されたパッキンでもよい。この場合には、内部
空間を減圧すれば図4の(B2)に示すような形状にな
り、断面積が縮小し、大気に開放すれば図4の(B2)
に示すような形状に復元し、断面積が膨張する。また、
図4の(C1)に示すような内部空間が形成されたパッ
キンでもよい。この場合には、内部空間を減圧すれば図
4の(C2)に示すような形状になり、断面積が縮小
し、大気に開放すれば図4の(C2)に示すような形状
に復元し、断面積が膨張する。また、減圧状態と大気開
放状態とを繰り返し実現してもよい。また、大気開放状
態で断面積が縮小するように成形された可撓性のパッキ
ンを用い、加圧状態と大気開放状態とを繰り返してもよ
い。また、高圧状態と低圧状態とを繰り返してもよい。
何れにせよ、パッキンの内部空間の気体を吸引して減圧
もしくは加圧して増圧することのできる手段を備えてい
ればよいのである。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、パッキンの断面積を膨
縮変化させるだけで、シール効果を強弱変化させること
ができるので、複雑な構造の金型とすることなく、水分
を吸引するときは、型外から型窩に充分な搬送用の空気
を導入し、且つ成形後において、成形品を上型に吸着す
るときには、空気の流入を遮断し充分な真空圧を得るこ
とのできるという優れた水硬性材料の成形装置を提供す
ることができるのである。即ち、複雑な構造の金型でな
いので、金型の費用を低減できるという効果と、メンテ
ナンスの手間がかからないという効果も得られるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の水硬性材料の成形装置の要部で
ある金型の端部の拡大断面図、図2は図1のA−A線断
面図、図3は斜視図である。本発明にかかる水硬性材料
の成形装置の実施例の要部の拡大断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】前記実施例の要部の斜視図である。
【図4】種々の形状のパッキンの断面の変化を説明する
図である。
【図5】従来の水硬性材料の成形装置の実施例の要部の
拡大断面図である。
【符号の説明】
1 上型 2 下型 4 セメントモルタル材料(水硬性材料) 4’成形品 5 真空吸引孔 8 パッキン溝 9 パッキン 10 吸引溝 11 開口部 12 第2の真空吸引装置(気体を吸引もしくは加圧す
る手段) 13 三方弁(気体を吸引もしくは加圧する手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上型もしくは下型に真空吸引孔を備えた水
    硬性材料の成形装置において、真空吸引孔に連通接続さ
    れるとともに型面に形成された吸引溝を、型外に到るま
    で延設し、型窩の周囲に形成されたパッキン溝を、前記
    吸引溝に交差させて設け、前記パッキン溝には、内部空
    間が形成されるとともに断面積が膨縮可能なパッキンを
    装着し、前記パッキンの内部空間の気体を吸引もしくは
    加圧する手段を前記内部空間と連通接続したことを特徴
    とする水硬性材料の成形装置。
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IT1294828B1 (it) * 1997-07-24 1999-04-15 Longinotti Meccanica S R L Apparecchiatura per produrre mattonelle sottili di impasto cementizio
ITMI20061262A1 (it) * 2006-06-29 2007-12-30 O C E M Officina Costruzioni Elettro-Meccaniche Dispositivo per la produzione di mattonelle

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