JP3192743U - 鍵収容具 - Google Patents

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JP3192743U
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JP2014003244U
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憲市 野村
亨 千種
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株式会社ノムラテック
株式会社ジーコム
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Abstract

【課題】ケース体の内部の有効容積が減少することを抑制できる鍵収容具を提供する。
【解決手段】鍵収容具1は、鍵10を出し入れするための開口部21を有して内部に鍵10を収容するケース体2と、開口部21を開閉可能となるように、ケース体2に枢着される蓋体3と、蓋体3が開口部21を閉塞する状態でケース体2に固定されるべく、ケース体2と蓋体3とを接続する接続状態と、開口部21を開閉可能にすべく、ケース体2と蓋体3との当該接続を解除する解除状態とに切り替え可能な接続体4と、を備える。蓋体3は、鍵10を取り付けるための環状部材6が挿通されるための長尺な挿通部を備え、挿通部は、蓋体3の内面部に沿って配置される。
【選択図】図2

Description

本考案は、内部に鍵を収容するための鍵収容具に関する。
従来、鍵収容具として、内部に鍵を収容するケース体と、ケース体に枢着される蓋体と、ケース体と蓋体とを接続する接続状態と当該接続を解除する解除状態とに切り替え可能な接続体とを備える鍵収容具が、知られている(例えば、特許文献1)。斯かる構成によれば、接続体が接続状態においては、蓋体が開口部を閉塞する状態でケース体に固定され、接続体が解除状態においては、蓋体がケース体に対して接離することにより、開口部が開閉される。
ところで、特許文献1に係る鍵収容具においては、鍵は、鍵保持部材に設けられる貫通孔に挿通された環状部材に、取り付けられている。そして、斯かる鍵保持部材は、蓋体の内面部から直交する方向に突出して設けられているため、ケース体の内部の有効容積が、鍵保持部材の存在により減少している。特に、鍵保持部材を使用することなく、鍵がケース本体に直接に収容される際においては、ケース体の内部の有効容積が、不必要な鍵保持部材の存在により減少していることになる。
実用新案登録第3150784号公報
よって、本考案は、斯かる事情に鑑み、ケース体の内部の有効容積が減少することを抑制できる鍵収容具を提供することを課題とする。
本考案に係る鍵収容具は、鍵を出し入れするための開口部を有し、内部に鍵を収容するケース体と、前記開口部を開閉可能となるように、前記ケース体に枢着される蓋体と、前記蓋体が前記開口部を閉塞する状態で前記ケース体に固定されるべく、前記ケース体と前記蓋体とを接続する接続状態と、前記開口部を開閉可能にすべく、前記ケース体と前記蓋体との当該接続を解除する解除状態とに切り替え可能な接続体と、を備える鍵収容具において、前記蓋体は、鍵を取り付けるための環状部材が挿通されるための長尺な挿通部を備え、前記挿通部は、前記蓋体の内面部に沿って配置されることを特徴とする。
本考案に係る鍵収容具によれば、長尺な挿通部は、蓋体の内面部に沿って配置されている。これにより、鍵をケース本体に直接に収容する際においては、ケース体の内部の有効容積が不必要な挿通部の存在により減少することを抑制している。もちろん、環状部材が挿通部に挿通された際においても、ケース体の内部の有効容積が挿通部の存在により減少することを抑制している。
また、本考案に係る鍵収容具においては、前記蓋体は、内面部に配置される凹状部をさらに備え、前記挿通部は、前記凹状部を渡るように配置される、という構成でもよい。
斯かる構成によれば、凹状部は、蓋体の内面部に配置されており、挿通部は、凹状部を渡るように配置されている。これにより、鍵を取り付けるための環状部材が挿通部に挿通された際には、環状部材の一部は、凹状部の内部に配置されることになる。したがって、ケース体の内部の有効容積が環状部材の存在により減少することを抑制している。
また、本考案に係る鍵収容具においては、前記蓋体は、前記挿通部を有する挿通体と、前記凹状部を内面部に有する蓋本体部と、前記挿通体を前記蓋本体部に固定する固定具と、を備える、という構成でもよい。
また、本考案に係る鍵収容具においては、前記固定具は、雄ネジ部と、前記雄ネジ部よりも大径である大径部とを備え、前記蓋本体部は、前記雄ネジ部と螺合する雌ネジ部を備え、前記挿通体は、前記雄ネジ部が挿通される挿通孔部を備え、前記挿通孔部は、前記大径部と前記蓋本体部とに挟圧されることにより、前記蓋本体部に固定される、という構成でもよい。
また、本考案に係る鍵収容具は、前記挿通部に挿通される環状部材と、基端部が前記環状部材に連結され且つ先端部が鍵に連結されるための紐状体と、をさらに備える、という構成でもよい。
以上の如く、本考案に係る鍵収容具によれば、ケース体の内部の有効容積が減少することを抑制できるという優れた効果を奏する。
図1は、本考案の一実施形態に係る鍵収容具の閉塞状態における全体正面図である。 図2は、同実施形態に係る鍵収容具の開放状態における全体斜視図である。 図3は、同実施形態に係る鍵収容具の図2における要部拡大図である。 図4は、同実施形態に係る鍵収容具の要部分解斜視図である。 図5は、本考案の他の実施形態に係る鍵収容具の要部拡大図である。
以下、本考案に係る鍵収容具における一実施形態について、図1〜図4を参酌して説明する。なお、各図において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致していない。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る鍵収容具1は、内部に鍵10を収容するケース体2と、ケース体2に枢着される蓋体3とを備えている。また、鍵収容具1は、ケース体2と蓋体3とを接続する接続体4と、接続体4を、ケース体2及び蓋体3を接続する接続状態と当該接続を解除する解除状態とに切り替え可能な切替部5とを備えている。
そして、鍵収容具1は、蓋体3に接続される環状部材6と、基端部が環状部材6に連結され且つ先端部が鍵10に連結される紐状体7とを備えている。斯かる紐状体7は、伸縮性や弾性を有していてもよい。また、環状部材6と紐状体7とは、別部材から構成されていてもよく、一体成形された部材から構成されていてもよい。なお、本発明においては、環状部材6と紐状体7とは、必須の構成ではなく、鍵10は、ケース体2の内部に直接に収容されていてもよく、環状部材6に連結されていてもよい。
ケース体2は、鍵10を出し入れするための開口部21を備えている。そして、ケース体2の他端部と蓋体3の他端部とが枢着されているため、ケース体2の一端部と蓋体3の一端部とが接離することで、蓋体3は、開口部21を開閉できる。なお、蓋体3は、ケース本体2に対して、ケース体2が開口部21を閉塞した状態(閉塞位置)から90度まで回転することができる。また、蓋体3は、閉塞位置でケース体2を保持するために、閉塞保持部31を備えている。
接続体4は、先端部に、ケース体2に挿入される挿入部41を備え、ケース体2は、挿入部41が挿入される孔部22を備えている。そして、接続体4の挿入部41がケース体2の孔部22に挿入されることにより、接続体4が、ケース体2と蓋体3とを接続する接続位置に位置する。これにより、ケース体2は、閉塞位置で固定される。
また、接続体4は、蓋体3の内部に配置されている支軸部42と、蓋体3の外部に配置され、例えばドアノブ等に取り付けられる取付部43とを備えている。本実施形態においては、取付部43は、U字状に形成されており、接続体4が接続位置に位置する際に、ケース体2及び蓋体3と協働して環状となるように形成されている。
切替部5は、本実施形態においては、4桁のダイヤル錠としている。斯かる切替部5は、設定番号(所定の4桁の暗証番号)以外に合わせられている場合には、支軸部42を係止し、設定番号に合わせられている場合には、支軸部42の係止を解除する。
そして、接続体4が接続位置に位置する際に、切替部5が支軸部42を係止することにより、接続体4は、蓋体3に対して変位できないため、ケース体2と蓋体3との接続を維持する。これにより、蓋体3は、開口部21を閉塞する閉塞位置でケース体2に固定される。即ち、鍵収容具1は、施錠された状態となる。
反対に、切替部5が支軸部42の係止を解除することにより、接続体4は、蓋体3に対して変位できるようになる。具体的には、接続体4は、蓋体3に対して、支軸部42の軸方向に移動することができる。これにより、接続体4は、接続位置から退避して接続解除位置に位置できる。即ち、接続体4の挿入部41は、ケース体2の孔部22から抜け出すことができる。
そして、接続体4が接続解除位置に位置する場合には、蓋体3は、ケース本体2に対して接離することで、開口部21を開閉することができる。即ち、鍵収容具1は、解錠された状態となる。なお、接続解除位置に位置する接続体4は、支軸部42を軸として、蓋体3に対して回転することもできる。
また、接続体4の挿入部41は、切欠部44を備え、ケース体2は、接続体4を接続位置で保持すべく、切欠部44を掛止して保持する接続保持部(図示していない)と、接続保持部と連動する操作部23とを備えている。これにより、切替部5が支軸部42の係止を解除し、さらに、操作部23を操作して、接続保持部が切欠部44の保持を解除することで、接続体4は、接続位置から接続解除位置に移動できる。
蓋体3は、支軸部42を内部に配置する蓋本体部32と、環状部材6が挿通される挿通体33と、挿通体33を蓋本体部32の内面部に固定する固定具34,34とを備えている。また、蓋体3は、蓋本体部32の内面部の一部を覆うカバー体35を備えており、斯かるカバー体35は、蓋本体部32に対して着脱可能である。
図3及び図4に示すように、挿通体33は、環状部材6が挿通される長尺な挿通部33aと、挿通部33aの各端部に連結され、固定具34が挿通される挿通孔部33bとを備えている。また、固定具34は、挿通孔部33bに挿通される雄ネジ部34aと、雄ネジ部34aよりも大径である大径部34bとを備えており、蓋本体部32は、固定具34の雄ネジ部34aと螺合する雌ネジ部32aを備えている。
そして、固定具34の雄ネジ部34aが蓋本体部32の雌ネジ部32aと螺合することにより、挿通孔部33bは、固定具34の大径部34bと蓋本体部32の内面部とに挟圧される。これにより、挿通体33は、蓋本体部32に固定される。このように、挿通体33は、蓋本体部32に着脱可能に構成されている。
また、挿通体33は、長尺な平板状に形成されており、しかも、長手方向が蓋本体部32の内面部に沿うようにして配置されている。これにより、挿通体33は、蓋本体部32の内面部から厚み分しか突出していないため、ケース体2の内部の有効容積が挿通体33の存在により減少することを抑制している。
さらに、蓋本体部32は、内面部に配置される凹状部32bを備えており、挿通部33aは、凹状部32bを渡るように配置されている。これにより、環状部材6の一部は、凹状部32bの内部に配置されているため、ケース体2の内部の有効容積が環状部材6の存在により減少することも抑制している。
なお、図4に示すように、蓋本体部32は、カバー体35が嵌入される凹状の嵌合部32cを備えている。そして、蓋本体部32は、嵌合部32cの内部に配置される溝部32dと、溝部32dから突出し、切替部5の設定番号を変更可能な状態にする変更部32eとを備えている。
斯かる変更部32eが、溝部32dの一方の端部(図4における実線の位置であって、左端部)に位置する際には、切替部5の設定番号を変更することができない。反対に、変更部32eが、溝部32dの他方の端部(図4における2点鎖線の位置であって、右端部)に位置する際には、切替部5の設定番号を変更することができる。
また、カバー体35は、突出部(図示していない)を備えている。これにより、変更部32eが溝部32dの一方の端部(左端部)に位置する際には、カバー体35は、嵌合部32cに嵌入できる一方、変更部32eが溝部32dの他方の端部(右端部)に位置する際には、突出部が変更部32eに当接することにより、カバー体35は、嵌合部32cに嵌入できない。
以上より、本実施形態に係る鍵収容具1によれば、長尺な挿通部33aは、長手方向が蓋体3の内面部に沿って配置されている。これにより、ケース体2の内部の有効容積が挿通部33aの存在により減少することを抑制できる。なお、環状部材6や紐状体7を使用することなく、鍵10をケース本体2に直接に収容する際においては、ケース体2の内部の有効容積が不必要な挿通部33aの存在により減少することを抑制できる。
また、本実施形態に係る鍵収容具1によれば、凹状部32bは、蓋体3の内面部に配置されており、挿通部33aは、凹状部32bを渡るように配置されている。これにより、鍵10を取り付けるための環状部材6が挿通部33aに挿通された際には、環状部材6の一部は、凹状部32bの内部に配置されることになる。したがって、ケース体2の内部の有効容積が環状部材6の存在により減少することを抑制している。
また、本実施形態に係る鍵収容具1によれば、例えば、挿通体33が蓋本体部32から取り外された状態で、環状部材6が挿通部33aに挿通され、その後、挿通体33が固定具34により蓋本体部32に取り付けられることにより、環状部材6が蓋体3に取り付けられる。これにより、環状部材6を蓋体3に取り付ける作業を容易にすることができる。
また、本実施形態に係る鍵収容具1によれば、固定具34の雄ネジ部34aは、挿通体33の挿通孔部33bに挿通された状態で、蓋本体部32の雌ネジ部32aと螺合する。そして、雄ネジ部34aよりも大径である大径部34bと蓋本体部32の内面部とが、挿通孔部33bを挟圧する。
これにより、挿通孔部33bが蓋本体部32に固定されるため、挿通体33が蓋本体部32に固定される。したがって、例えば、環状部材6が挿通部33aに挿通された状態で、斯かる作業を行うことにより、環状部材6を蓋体3に取り付ける作業を容易にすることができる。
また、本実施形態に係る鍵収容具1によれば、紐状体7の基端部は、環状部材6に連結されており、紐状体7の先端部は、鍵10に連結されている。これにより、例えば、鍵10が紐状体7により蓋体3に接続された状態で、鍵10を使用することができる。したがって、例えば、鍵10を使用した後に、鍵10をケース体2の内部に再び収容し忘れることを防止でき、しかも、鍵10の操作性が低下することも抑制できる。
なお、本考案に係る鍵収容具は、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。本考案に係る鍵収容具は、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
上記実施形態に係る鍵収容具1においては、蓋本体部32は、凹状部32bを備えている、という構成である。しかしながら、本考案に係る鍵収容具は、斯かる構成に限られない。例えば、本考案に係る鍵収容具においては、図5に示すように、蓋本体部32は、凹状部32bを備えておらず、挿通部33aは、蓋本体部32の内面部と離間して配置されると共に、内面部に沿って配置されている、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係る鍵収容具1においては、挿通部33aを有する挿通体33は、蓋本体部32と別部材である、という構成である。しかしながら、本考案に係る鍵収容具は、斯かる構成に限られない。例えば、本考案に係る鍵収容具においては、挿通部33aは、蓋本体部32と同じ部材である、例えば、一体成形されている、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係る鍵収容具1においては、挿通体33は、固定具34により、蓋本体部32に固定される、という構成である。しかしながら、本考案に係る鍵収容具は、斯かる構成に限られず、挿通体33を蓋本体部32に固定する構成は、例えば、溶接される構成でもよく、特に限定されない。
1…鍵収容具、2…ケース体、3…蓋体、4…接続体、5…切替部、6…環状部材、7…紐状体、10…鍵、21…開口部、22…孔部、23…操作部、31…閉塞保持部、32…蓋本体部、32a…雌ネジ部、32b…凹状部、32c…嵌合部、32d…溝部、32e…変更部、33…挿通体、33a…挿通部、33b…挿通孔部、34…固定具、34a…雄ネジ部、34b…大径部、35…カバー体、41…挿入部、42…支軸部、43…取付部、44…切欠部

Claims (5)

  1. 鍵を出し入れするための開口部を有し、内部に鍵を収容するケース体と、
    前記開口部を開閉可能となるように、前記ケース体に枢着される蓋体と、
    前記蓋体が前記開口部を閉塞する状態で前記ケース体に固定されるべく、前記ケース体と前記蓋体とを接続する接続状態と、前記開口部を開閉可能にすべく、前記ケース体と前記蓋体との当該接続を解除する解除状態とに切り替え可能な接続体と、を備える鍵収容具において、
    前記蓋体は、鍵を取り付けるための環状部材が挿通されるための長尺な挿通部を備え、
    前記挿通部は、前記蓋体の内面部に沿って配置されることを特徴とする鍵収容具。
  2. 前記蓋体は、内面部に配置される凹状部をさらに備え、
    前記挿通部は、前記凹状部を渡るように配置される請求項1に記載の鍵収容具。
  3. 前記蓋体は、前記挿通部を有する挿通体と、前記凹状部を内面部に有する蓋本体部と、前記挿通体を前記蓋本体部に固定する固定具と、を備える請求項1又は2に記載の鍵収容具。
  4. 前記固定具は、雄ネジ部と、前記雄ネジ部よりも大径である大径部と、を備え、
    前記蓋本体部は、前記雄ネジ部と螺合する雌ネジ部を備え、
    前記挿通体は、前記雄ネジ部が挿通される挿通孔部を備え、
    前記挿通孔部は、前記大径部と前記蓋本体部とに挟圧されることにより、前記蓋本体部に固定される請求項3に記載の鍵収容具。
  5. 前記挿通部に挿通される環状部材と、基端部が前記環状部材に連結され且つ先端部が鍵に連結されるための紐状体と、をさらに備える請求項1〜4の何れか1項に記載の鍵収容具。
JP2014003244U 2014-06-19 鍵収容具 Expired - Lifetime JP3192743U (ja)

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