JP3192737B2 - 配電線搬送受信装置 - Google Patents

配電線搬送受信装置

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JP3192737B2 JP05985492A JP5985492A JP3192737B2 JP 3192737 B2 JP3192737 B2 JP 3192737B2 JP 05985492 A JP05985492 A JP 05985492A JP 5985492 A JP5985492 A JP 5985492A JP 3192737 B2 JP3192737 B2 JP 3192737B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は配電自動化システムで変
電所の親局と各地の子局との通信に用いられる配電線搬
送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】配電自動化システムの配電線搬送受信に
おいても、高速で信頼性の高い配電線搬送受信装置が要
求されている。以下、従来の配電線搬送受信装置につい
て、図4および図5を参照しながら説明する。図4にお
いて、配電線1aに相異なる2つの直交信号に各々対応
した送信データ”0”と”1”が注入されているとす
る。前記信号はCT10により検出され、BPF11に
より帯域制限され、高調波ノイズなどが除去され信号周
波数のみが得られる。このBPF11の出力は相関検波
器12により送信データ”0”と”1”に各々対応した
信号と相関演算が行われる。
【0003】図5(a)はBPF11出力の波形例を示
す。区間a、cに送信データ”0”に対応した直交信
号、区間bに送信データ”1”に対応した直交信号を送
信するとする。図5(b)は送信データ”0”に対応し
た信号と相関検波器12との相関演算結果を示し、図5
(c)は送信データ”1”に対応した信号と相関検波器
12との相関演算結果を示す。区間a、cにおいては、
図5(b)が自己相関値、図5(c)が相互相関値とな
り、また区間bにおいては、図5(c)が自己相関値、
図5(b)が相互相関値となる。
【0004】次に図4のデータ判定部13をそのスレシ
ョールドレベルLが図5(b),(c)に示す自己相関
値のピーク値を判定できるレベルに設定しておくと、ピ
ーク値を越えたときに対応する直交信号を復調データと
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の配電
線搬送受信装置では配電線の負荷の影響をうける。すな
わち、図5(d)は配電線1aに注入されている電源周
波数に重畳された信号を示し、図5(e)はBPF11
の出力を示すが、電源周波数の極大、極小値付近で信号
が減衰し、区間bにおいて、この区間dにある信号の自
己相関値のピークが図5(g)のように小さくなり、ス
レショールドレベルを下回る。また、図5(f)の区間
bに示す相互相関値のピークとも判別が困難となり、デ
ータ誤りが発生するという欠点があった。
【0006】またこの問題は、通信方式がFSKやPS
Kである場合にも同様に、電源周波数の極大、極小付近
で信号が減衰し、安定な復調ができず、データ誤りが発
生していた。
【0007】本発明は上記問題を解決するもので、配電
線の負荷の要因により電源周波数の極大、極小付近で信
号が減衰した場合にも、データ誤りのない配電線搬送受
信装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の配電線搬送受信装置は、三相の配電線のう
ち、信号が重畳されている一相の配電線からの電流信号
を検出する第1の変流器と、前記第1の変流器の検出信
号から信号帯域をとりだす第1のバンドパスフィルタ
と、前記第1のバンドパスフィルタ出力の相関検波を行
う第1の相関検波器と、信号が重畳されている他の相の
配電線からの信号を検出する第2の変流器と、前記第2
変流器の検出信号から信号帯域をとりだす第2のバン
ドパスフィルタと、前記第2のバンドパスフィルタ出力
相関検波を行う第2の相関検波器とを備え、前記第1
の相関検波器出力と第2の相関検波器出力とを加算する
ことにより電流波の振幅の極大,極小値付近において減
衰している前記重畳されている信号の強度を補うことを
特徴とする
【0009】
【0010】
【作用】本発明は上記した構成により、信号が注入され
ている一相の配電線からの信号を検出し、第1のBPF
出力と相関検波を行い、信号が注入されている他の相の
配電線からの信号を検出し、第2のBPF出力と相関検
波を行い、それぞれ得られた相関値を加算し、データ判
定部の入力とすることにより、加算出力の自己相関値の
ピーク値は小さくならず、データ判別が可能となる。
【0011】
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の一実施例の配電線搬
送受信装置の構成を示すブロック図、図2はその動作を
説明する波形図である。図1において、三相の配電線1
a、1b、1cのうち、1aと1bの線間に相異なる2
つの直交信号に各々対応した送信データ”0”と”1”
が注入され、電源周波数に重畳されている。まず、配電
線1aに注入されている信号はCT6aにより検出さ
れ、図2(1−a)に示すようになる。次にBPF2a
により図2(2−a)に示すように信号帯域をとりだ
し、相関検波器3aにより、自己相関値が図2(3−
a)のように演算される。図2(3−a)においては、
図2(1−a),(2−a)でみられるように電源周波
数の極大、極小値付近である区間aでは信号が減衰し、
その区間での自己相関値のピークが小さくなり、データ
判別が困難である。
【0013】同様に配電線1bからCT6bより信号を
検出し、BPF2bを介して相関検波器3bにより自己
相関値が図2(3−b)のように演算される。しかし、
図2(3−b)の区間aにおいては、電源周波数の位相
は配電線1bと配電線1aとでは互いに120度ずれて
いるので、信号の減衰はなく、自己相関値のピーク値は
小さくならずにデータ判別は可能である。一方区間bに
おいては、逆に相関検波器3bの自己相関値のピーク値
は小さく、データ判別は困難であるが、相関検波器3a
においては自己相関値のピーク値は小さくならずデータ
判別は可能である。
【0014】そこで、加算回路4により、相関検波器3
aと相関検波器3b各出力の和をとると、図2(4)に
示すように、電源周波数の極大、極小値付近に信号があ
る場合においても、加算回路4の出力の自己相関値のピ
ーク値は小さくならずデータ判別は可能となる。
【0015】図3は本発明の他の実施例の配電線搬送受
信装置の構成を示すブロック図である。図3に示すよう
に注入された信号がFSKまたはPSK信号の場合に
は、図1と同様に信号が検出され、BPF2aおよびB
PF2bの各出力は比較回路8によりFSKまたはPS
K信号のキャリア信号を検出するスレショールドレベル
と比較される。この比較結果により切り替え回路7を前
記スレショールドレベルを越えた側にFSK又はPSK
復調部8を選択し、前記復調部出力を復調データとする
ことにより、電源周波数の極大、極小値付近に信号があ
る場合にも信号減衰の影響を受けずに安定なデータ復調
が可能となる。
【0016】このように本実施例の配電線搬送受信装置
によれば、三相の配電線のうち、信号が注入されている
一相から信号を検出して相関検波を行い、さらに120
度位相のずれた信号が注入されている他の相から信号を
検出して相関検波を行い、それぞれ得られた相関値を加
算することにより、いずれかの相において信号が電源周
波数の極大、極小値付近を避けることができ、加算回路
4の出力の自己相関値のピーク値は小さくならず、デー
タ判別を可能にすることができる。
【0017】また、三相の配電線のうち、信号が注入さ
れている一相からFSK又はPSK信号検出し、さらに
120度位相のずれた信号が注入されている他の相から
も信号を検出し、キャリア検出により減衰していない相
を復調するように切り替えることにより、いずれかの相
において信号が電源周波数の極大、極小値付近を避ける
ことができ、安定なデータ復調を可能にすることができ
る。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、三相の
配電線のうち、信号が注入されている一相からの信号を
検出し、さらに信号が注入されている他の相の配電線か
らの信号を検出すれば、各相は互いに120度位相がず
れているので、いずれかの相の信号が電源周波数の極
大、極小値付近を避けることができる。よって、各相の
相関検波器出力を加算することにより、加算回路4の出
力の自己相関値のピーク値は小さくならず、前記加算回
路出力をデータ判定入力とすることにより、あるいは信
号が減衰していない相に復調部を切り替えることによ
り、配電線の負荷の要因により電源周波数の極大、極小
値付近で信号が減衰した場合にも、データ誤りのない配
電線搬送受信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の配電線搬送受信装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の配電線搬送受信装置の動作
を説明する波形図である。
【図3】本発明の他の実施例の配電線搬送受信装置の構
成を示すブロック図である。
【図4】従来の配電線搬送受信装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】従来の配電線搬送受信装置の動作を説明する波
形図である。
【符号の説明】
1a、1b、1c 配電線 2a、2b バンドパスフィルタ 3a、3b 相関検波器 4 加算回路 5 データ判定部 6a、6b 電流変流器 7 切り替え回路 8 比較回路 9 FSKまたはPSK復調部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】三相の配電線のうち、信号が重畳されてい
    る一相の配電線からの電流信号を検出する第1の変流器
    、前記第1の変流器の検出信号から信号帯域をとりだ
    す第1のバンドパスフィルタと、前記第1のバンドパス
    フィルタ出力の相関検波を行う第1の相関検波器と、信
    号が重畳されている他の相の配電線からの信号を検出す
    る第2の変流器と、前記第2の変流器の検出信号から信
    号帯域をとりだす第2のバンドパスフィルタと、前記第
    2のバンドパスフィルタ出力の相関検波を行う第2の相
    関検波器とを備え、前記第1の相関検波器出力と第2の
    相関検波器出力とを加算することにより電流波の振幅の
    極大,極小値付近において減衰している前記重畳されて
    いる信号の強度を補う配電線搬送受信装置。
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