JP3118073B2 - 列車制御用通信装置 - Google Patents

列車制御用通信装置

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  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は列車制御用通信装置に係
り、特に、軌道回路を利用して列車を検知するととも
に、列車に対して地上側からATC等の情報を提供でき
ようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、軌道回路を利用した列車制御用通
信装置は、レール(軌道)を所定長さ毎に区分して形成
した閉そく区間のレールを軌道回路の一部とし、その閉
そく区間の始端側(列車の進出する側)に、所定周波数
の信号を送出する送信器を接続するとともに、その閉そ
く区間の終端側(列車が進入する側)に信号を受信する
受信器を接続して構成されている。
【0003】上記構成において、閉そく区間内に列車が
存在し、レールが列車の車軸(車輪)で短絡されたとき
は受信器の出力レベルは低下し、一方、閉そく区間内に
列車が存在しないときは、受信器の出力は所定高さに維
持される。したがって、受信器の出力で軌道リレーをO
N,OFFさせれば、そのON,OFF状態で閉そく区
間内の列車有無を検知することができる。
【0004】上記閉そく区間は、相隣接する閉そく区間
とインピーダンスボンド等で交流信号に対して電気的絶
縁が図られていて、相隣接する閉そく区間の列車検知用
の信号と干渉し合わないように工夫されている。また、
交流信号に対して電気的に無絶縁に形成されている場合
は、相隣接する閉そく区間で使用される検知用の信号の
周波数を互いに異なるようにして干渉を防止している。
【0005】しかしながら、上記従来の軌道回路を利用
した列車検知装置において、軌道回路の一部を形成する
レールは、ノイズを受けやすい環境にあるためS/N比
が低くなりやすく、また、隣接する軌道との相互干渉を
無くすため,搬送周波数を変え,又は軌道の境界に共振
回路を設ける等のために回路構成が複雑になるという欠
点があった。
【0006】そこで、本出願人は、上記欠点を解決する
ために耐雑音特性の高い列車位置検知装置として、軌道
回路を形成するレ−ルの始端側に列車検知用信号を所定
のPN符号で拡散処理して供給し、そのレ−ルの終端側
からその拡散処理された信号を受信するとともに、その
PN符号で逆拡散処理してその列車検知用信号を検出で
きるように構成し、その検出された信号の変化によりそ
のレ−ル上の列車の有無を検知するようにした列車位置
検知装置を提案した。
【0007】本出願人による上記提案によって耐雑音特
性の高い列車位置検知装置を実現することができた。上
記提案装置はPN符号を用いることを特徴を有している
ので、本発明者らは、その特徴を利用して地上側からA
TC等の列車情報(以下、ATC情報という)を送出す
る知見を得た。そこで、本発明は、列車検知とともに耐
雑音特性に優れたATC情報も伝送可能な列車制御用通
信装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る列車制御用
通信装置は、上記目的を達成するために、軌道回路を形
成するレ−ルの始端側に列車検知用信号を所定の第1の
PN符号で拡散処理して供給し、そのレ−ルの終端側か
らその拡散処理された信号を受信するとともに、その第
1のPN符号で逆拡散処理してその列車検知用信号を検
出できるように構成し、その検出された信号の変化によ
りそのレ−ル上の列車の有無を検知するようにした列車
検知手段を備えた列車用通信装置において、前記第1の
PN符号と同じ又は異種で、かつその第1のPN符号と
所定の位相差を有する第2のPN符号で列車制御用信号
を拡散処理して前記レ−ルの始端側へ供給する制御信号
供給手段と、列車に設けられたアンテナを介して前記レ
−ルから信号を受信する車上受信手段と、その車上受信
手段で受信された受信信号を前記列車検知用信号と同じ
周波数の信号で復調処理して前記第1のPN符号を抽出
する第1の抽出手段と、前記車上受信手段で受信された
受信信号を前記列車制御用信号と同じ周波数の信号でで
復調処理して前記第2のPN符号を抽出する第2の抽出
手段と、前記第1の抽出手段で抽出された抽出信号中か
ら前記第1のPN符号を検出する第1の検出手段と、前
記第2の抽出手段で抽出された抽出信号中から前記第2
のPN符号を検出する第2の検出手段と、前記第1の検
出手段が前記第1のPN符号を検出したときから前記第
2の検出手段が前記第2のPN符号を検出するまでの時
間差を検出して前記所定の位相差を検出する位相差検出
手段と、その位相差検出手段の検出した位相差に基づい
て列車制御用信号を出力する列車制御用信号出力手段と
を有すること特徴としている
【0009】
【作用】上記構成において、軌道回路を形成するレール
の始端側には、列車検知用,列車制御用の信号が第1の
PN符号,第2のPN符号でそれぞれ拡散されて送出手
段により供給される。そして、そのレールに列車が存在
しないときは、レールの終端側から受信された受信信号
を第1のPN符号を用いて逆拡散処理して列車検知用信
号が抽出される。その抽出信号は所定以上のレベルを示
し列車なしを検知する。一方、そのレールに列車が存在
するときは、レールの終端側の信号レベルは低く、抽出
信号のレベルは小さく列車ありを検知する。さらに、車
上受信手段で受信された受信信号中から列車検知用信号
と同じ周波数の信号,列車制御用信号と同じ周波数の信
号でそれぞれ復調処理して第1のPN符号,第2のPN
符号をそれぞれを抽出する。位相差検出手段は、その抽
出信号中から第1の検出手段,第2の検出手段で第1の
PN符号,第2のPN符号を検出するとともに、両検出
タイミングの時間差から位相差を検出し、その位相差に
基づいて列車制御用信号手段は列車制御信号を出力す
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、一実施例に係る列車制御用通信装置の概
略構成図であって、閉そく区間(本発明のレール(軌
道)に相当し、以下、レールというときもある。)T
は、所定間隔毎の閉そく区間(図1では、図面を簡略化
するために閉そく区間Tを中心に3個の閉そく区間しか
示されていない。)T,T′,T″に区分されている。
各閉そく区間T,T′,T″は、周知のインピーダンス
ボンドを用いた区分でもよく、またレール間にコンデン
サ等を介在させた無絶緑区分でもよい。
【0011】本実施例装置は、各閉そく区間毎に設置さ
れるので、以下、閉そく区間Tに対応した列車制御用通
信装置を説明する。
【0012】先ず、送信部イには、列車検知用信号発生
器(以下、検知用信号発生器という)1、列車制御用信
号発生器(以下ATC信号発生器という)2、第1のP
N符号発生器3及び第2のPN符号発生器4からそれぞ
れ発生されるPN符号でそれぞれ拡散処理する第1,第
2の各拡散回路5,6、加算回路7及び送信器8が設け
られている。検知用信号発生器1は、無変調又は所定の
送信信号を変調回路により通常のAM,FM等に変調処
理された列車検知用搬送波(図1の例では、無変調の場
合で構成されている。本発明の列車検知用信号に該当)
(fTD)を第1の拡散回路5に出力するように構成され
ている。また、ATC信号発生器2は、ATC搬送波
(本発明の列車制御用信号に該当)(fATC )を第2の
拡散回路6に出力するように構成されている。
【0013】第1の拡散回路5は、所定の第1のPN符
号(PN(θi))(θiは基準PN信号との位相差を
表わし、図2(a)に示されるように、θi値を変える
ことにより相隣接する閉そく区間T′,T″で用いるP
N符号と位相差が生じるようにしている。)を発生させ
る第1のPN符号発生器3からのPN符号を用いて列車
検地用搬送波(fTD)を拡散処理した後、次の加算回路
7へ出力するように構成されている。また、第2の拡散
回路6は、上記第1のPN符号と所定の第2のPN符号
(PN2 (θr))(r=i+αであり、図2(b)に
示されるように、iは基準PN符号との位相差を表わ
し、αはATC情報に対応している。)の第2のPN符
号を用いて列車制御用搬送波(fATC )を拡散処理した
後、次の加算回路7へ出力するように構成されている。
【0014】送信器8は、周知の増巾回路を含み、出力
をレールTの始端側Sへ供給するように構成されてい
る。
【0015】次に、地上受信部ロには、受信器10、逆
拡散回路11、バンドパスフィルタ12及び整流回路と
検波回路からなる検知部13が設けられている。この受
信器10は周知の増巾回路で形成されていて、その出力
信号を上記第1のPN符号(PN1 (θi))で逆拡散
処理する逆拡散回路11へ出力するように構成されてい
る。したがって、逆拡散回路11からは元の列車検知用
搬送波(fTD)が出力され、この出力の有無により検知
部13を介して軌道リレ−TRが扛上又は落下される。
【0016】車上受信部ハには、列車aに設けられたア
ンテナAを介してレ−ルTから拡散信号を受信する受信
器20と、受信器20で受信された信号の一方をバンド
パスフィルタ21を介して入力し、上記検知用信号発生
器1と同じ列車検知用搬送波(fTD)を出力する第1の
信号発生器22からの出力信号で割算処理する復調器2
3と、復調器23で復調処理された出力を入力するとと
もに、上記第1のPN符号発生器3と同じPN符号(P
1 )を発生する第3のPN符号発生器24からのPN
符号(PN1 )を入力して相関マッチング処理を行なう
第1のマッチドフィルタ25と、受信器20で受信され
た信号の他方をバンドパスフィルタ26を介して入力
し、上記ATC信号発生器21と同じ列車制御用搬送波
(fATC )を出力する第2信号発生器27からの出力信
号で割算処理する復調器28と、復調器28で復調処理
された出力を入力するとともに、上記第2のPN符号発
生器4と同じPN符号(PN2 )を発生する第4のPN
符号発生器29からのPN符号(PN2 )を入力して相
関マッチング処理を行なう第2のマッチドフィルタ30
と、両マッチドフィルタ25,30の検出信号を入力す
るとともに、両マッチドフィルタ25,30の検出時の
時間差に相当する位相差を検出し、その位相差に対応す
るATC情報を出力する位相検出器31とが設けられて
いる。
【0017】次に、本実施例装置の動作について説明す
る。先ず、列車検知動作について説明する。最初に列車
aがレ−ルTに存在していない場合について説明する。
検知用信号発生器1から送出された搬送波(fTD)は、
拡散回路5でPN符号(PN1 (θi))を用いて拡散
処理され、第2の拡散回路6の列車制御用の拡散信号と
加算回路7で重畳されて送信器8を介してレールTの始
端側Sに供給される。
【0018】レールTの終端側Rでは、レールTの長さ
に起因した減衰を伴う搬送波を含む拡散信号が存在す
る。そして、この拡散信号は、受信器10で増巾処理さ
れたのち、上記第1のPN符号発生器3からのPN符号
(PN1 (θi))で逆拡散処理され、元の列車検知用
搬送波(fTD)が抽出される。
【0019】上記の拡散及び逆拡散処理によって、例え
ば、閉そく区間Tに商用電源高調波に起因するノイズや
軌道Tに隣接する他の軌道を走行する列車から送出され
たノイズ等が存在していても、スペクトラム拡散通信の
特徴である耐ノイズ性により、これらノイズが効果的に
除去されて元の列車検知用搬送波(fTD)のみが抽出さ
れる。抽出された信号は、周知の列車検知装置と同様に
検知部13によって処理されて軌道リレーTRを扛上さ
せる。
【0020】他方、閉そく区間Tに列車aが存在する
と、レールTは列車aの車軸Wにより短絡されるので、
終端側Rの拡散信号のレベルは小さく、したがって受信
器10の出力レベルも小さくなる。このため、検知部1
3は軌道リレーTRの扛上を維持できず落下する。この
軌道リレーTRの落下により列車aが閉そく区間Tに存
在したことを知ることができる。もちろん、列車aを検
知している状態においても受信器10の出力は逆拡散回
路11で逆拡散処理されているので、ノイズは効果的に
除去される。
【0021】なお、上述の地上受信部ロは、逆拡散処理
によって列車検知用搬送波(fTD)を抽出するようにし
たが、本出願人が別途提案しているPN符号を抽出する
ようにしてもよい。
【0022】別途提案のPN符号を抽出して列車検知を
行なう場合は、先ず受信器10で受信して信号を検知用
信号発生器1からの列車検知用搬送波(fTD)で復調処
理して、第1のPN符号(PN1 (θi))を抽出し、
これを相関マッチング回路を備えたマッチドフィルタで
第1のPN符号を検出するように構成する。このような
構成によれば、送信部イ側で用いられたPN符号が地上
受信部ロ側で検出されたときに列車なしを検知し、他
方、そのPN符号が地上受信部側で検出されないときは
列車ありを検知することができる。しかも、PN符号の
一致度で列車検知が行われるため、検知精度は各段向上
する。したがって、本発明で逆拡散処理して列車検知用
信号を得るというときは、このようにPN符号の一致度
を検出することも含まれている。
【0023】次に、地上側(送信部イ)から車上(列車
a)へのATC情報の送信について説明すると、列車a
に設けられた受信器20では、アンテナAを介してレ−
ルTから第1,第2のPN符号(PN1 (θi)),
(PN2 (θr))が受信される。この受信信号が復調
器23,28で列車検知用搬送波(fTD)で復調される
と、第1,第2のPN符号(PN1 (θi)),(PN
2 (θr))を含む信号が抽出される。この抽出信号
は,第1,第2のマッチドフィルタ25,30で第1,
第2のPN符号との一致度がそれぞれ検出される。各マ
ッチドフィルタ25,30は検出のごとにパルス状の検
出信号を位相検出器31に送出する。位相検出器31で
は所定の位相差を検出したときにその位相差に対応した
ATC情報を出力する。
【0024】以上の動作説明を図3の周波数割当図を用
いてさらにに説明すると,がPN符号のスペクトラム
である。また同図,は,レ−ルTの始端側Sに供給
された列車検知用搬送波(fTD),列車制御用搬送波
(fATC )をそれぞれのPN1 (θi )、PN
2 (θr )で拡散処理した拡散信号を表わしている。し
たがって,地上受信部ロでのPN1 (θi )で逆拡散
処理すれば列車検知用信号(fTD)を抽出できる。一
方,列車a側での拡散信号をfTDで逆拡散すれば、
のPN符号が得られる。又、の拡散信号をfTAC で逆
拡散すれば、のPN符号が得られる。ここで2つのP
N符号は位相がαだけ異っている。
【0025】次に,送信部イから,複数のATC情報を
列車に送信する例について説明すると,各ATC情報
は,第2のPN符号(PN2 (θr))の位相を変化さ
せてレ−ルTへ供給される。すなわち,第2のPN符号
(PN2 (θr))の位相を示すθrのrをi+αと
し,ATC情報に対応したαを定めて,レ−ルTへ拡散
信号を送出する。図4は各マッチドフィルタ25,30
の出力した検出信号でこれら検出信号間の時間差がAT
C情報に対応した位相差を表わしている。
【0026】以上のように,本実施例装置は,拡散信号
を用いた軌道回路としたので,別途,ATC通信設備を
設けなくても列車検知とともにATC情報を列車aに送
出することができる。また、送,受信部イ,ロが同一機
器室内に設置されているので、第1のPN符号発生器3
は単一で済み、各拡散回路5,11へ、復調回路11及
びマッチドフィルタ12に搬送波、PN符号をそれぞれ
供給することができる。この場合は、有線により接続で
き、また、同期処理は極めて容易に行うことができる。
したがって、送・受信設備が隔離されている通常のスペ
クトラム拡散通信のように、複雑な同期回路等を一切設
ける必要がないので、同期の安定性も高くしかも構造が
簡単で安価に製作することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明にかかる列車制御通信装置は、請
求項1に記載した構成により、すなわち、地上側列車検
知部分については、スペクトラム拡散通信を使用してい
るため、耐雑音特性の高い列車検知ができ、又、隣接軌
道との相互干渉防止も使用するPN符号の位相を異らせ
るだけで簡便に、しかも、分離性能がよく構成すること
が出来る。さらに、車上へのATC情報の伝達は、地上
側列車検知用信号を受信して、これを同期(基準)信号
として、ATC情報を解読するため構成が簡単である。
また、ATC情報もスペクトラム拡散信号を使用するた
め、耐雑音特性に優れる。
【0028】加えて特色をあげると、搬送周波数は、f
TDとfATC の2つの正弦波で良く、従来の装置のよう
に、fTD,fATC を何波も必要とすることがない。上り
線,下り線でさらに、干渉を無くするには、PN符号の
種類を変えれば簡単に実現できる。この場合、車上装置
側でも、上り線,下り線の切替えは、PN符号種を変え
るだけで良く、極めて簡単に構成出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例装置の概略構成図である。
【図2】PN符号説明図である。
【図3】PN符号、第1及び第2の拡散信号の周波数関
係を示す説明図である。
【図4】車上受信でのPN符号の位相とATC情報の関
係を示す図である。
【符号の説明】
1 検知用信号発生器 2 ATC信号発生器 3,4,24,29 第1,第2,第3,第4のP
N符号発生器 5,6 第1,第2の拡散回路 11 逆拡散回路 23,28 復調回路 22,27 第1,第2の信号発生器 25,30 第1,第2のマッチドフィルタ 31 位相検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−211162(JP,A) 特開 平2−215243(JP,A) 特開 平3−36830(JP,A) 特開 昭60−4340(JP,A) 特開 昭59−2458(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61L 1/00 - 29/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌道回路を形成するレ−ルの始端側に列
    車検知用信号を所定の第1のPN符号で拡散処理して供
    給し、そのレ−ルの終端側からその拡散処理された信号
    を受信するとともに、その第1のPN符号で逆拡散処理
    してその列車検知用信号を検出できるように構成し、そ
    の検出された信号の変化によりそのレ−ル上の列車の有
    無を検知するようにした列車検知手段を備えた列車制御
    用通信装置において、 前記第1のPN符号と同じ又は異種で、かつその第1の
    PN符号と所定の位相差を有する第2のPN符号で列車
    制御用信号を拡散処理して前記レ−ルの始端側へ供給す
    る制御信号供給手段と、 列車に設けられたアンテナを介して前記レ−ルから信号
    を受信する車上受信手段と、 前記車上受信手段で受信された受信信号を前記列車検知
    用信号と同じ周波数の信号で復調処理して前記第1のP
    N符号を抽出する第1の抽出手段と、 前記車上受信手段で受信された受信信号を前記列車制御
    用信号と同じ周波数の信号で復調処理して前記第2のP
    N符号を抽出する第2の抽出手段と、 前記第1の抽出手段で抽出された抽出信号中から前記第
    1のPN符号を検出する第1の検出手段と、 前記第2の抽出手段で抽出された抽出信号中から前記第
    2のPN符号を検出する第2の検出手段と、 前記第1の検出手段が前記第1のPN符号を検出したと
    きから前記第2の検出手段が前記第2のPN符号を検出
    するまでの時間差を検出して前記所定の位相差を検出す
    る位相差検出手段と、 前記位相差検出手段の検出した位相差に基づいて列車制
    御用信号を出力する列車制御用信号出力手段と、 を有することを特徴とする列車制御用通信装置。
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