JP3192498U - ヒートパイプ固定具および冷却用煙突構造体 - Google Patents
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Abstract
【課題】熱源にヒートパイプを容易に取り付けることができるとともに、冷却効果を向上させる技術を提供する。
【解決手段】ヒートパイプを固定するヒートパイプ固定具1に、外部の熱源からの熱を受熱する受熱部材10と、受熱部材10と対向する位置に配置される放熱部材11と、受熱部材10と放熱部材11とを互いに連結させる第1連結部材12および第2連結部材13とを設ける。そして、受熱部材10と放熱部材11と第1連結部材12と第2連結部材13により、内部に空間90が形成される構造体を形成する。そして、当該空間90は、当該構造体の長手方向の両端において第1開口および第2開口を形成する。当該構造体には、外部のヒートパイプを嵌め込むための嵌合部120,121,130,131を形成し、外部の熱源に取り付けられた状態において、第1開口の高さ位置が、第2開口の高さ位置よりも高い位置となるように配置する。
【選択図】図2
【解決手段】ヒートパイプを固定するヒートパイプ固定具1に、外部の熱源からの熱を受熱する受熱部材10と、受熱部材10と対向する位置に配置される放熱部材11と、受熱部材10と放熱部材11とを互いに連結させる第1連結部材12および第2連結部材13とを設ける。そして、受熱部材10と放熱部材11と第1連結部材12と第2連結部材13により、内部に空間90が形成される構造体を形成する。そして、当該空間90は、当該構造体の長手方向の両端において第1開口および第2開口を形成する。当該構造体には、外部のヒートパイプを嵌め込むための嵌合部120,121,130,131を形成し、外部の熱源に取り付けられた状態において、第1開口の高さ位置が、第2開口の高さ位置よりも高い位置となるように配置する。
【選択図】図2
Description
本考案は、熱源を冷却するヒートパイプを当該熱源に取り付け冷却する技術に関する。より詳細には、当該熱源にヒートパイプを容易に取り付けることができるとともに、冷却効果を向上させる構造に関する。
従来より、熱源にヒートパイプを取り付け冷却する技術が知られている。例えば、特許文献1には、太陽光発電パネルにヒートパイプを取り付けて冷却する技術が記載されている。太陽光発電パネルは、発電時に、太陽光によって高温となり発電効率が低下するという問題がある。
ところが、特許文献1の図4にも記載されているように、ヒートパイプを熱源に取り付ける場合には、ヒートパイプを適宜折り曲げた形状で配管し、蛇行させて、対応する面積を広げる必要がある。このように配管した場合、平行に延びる部分を互いに連結する連結部の長さが異なるために、作動流体の流れが不均一になるという問題があった。
また、外部に熱を放熱する部分に、比較的高熱の雰囲気が滞留し、放熱効率が低下して、結果として冷却効果が阻害されるという問題もあった。
本考案は、上記課題に鑑みてなされたものであり、熱源にヒートパイプを容易に取り付けることができるとともに、冷却効果を向上させる技術に関する。
上記の課題を解決するため、請求項1の考案は、ヒートパイプ固定具であって、外部の熱源からの熱を受熱する受熱部材と、外部に熱を放熱する放熱部材と、前記受熱部材と前記放熱部材とを互いに連結させる第1連結部材および第2連結部材とを備え、前記受熱部材、前記放熱部材、前記第1連結部材および前記第2連結部材により内部に空間が形成された煙突状の構造体が形成されており、前記構造体は、外部のヒートパイプに向けて前記受熱部材が受熱した熱を伝熱する第1伝熱部と前記外部のヒートパイプから熱を受熱して前記放熱部材に向けて伝熱する第2伝熱部とを形成しており、前記空間は前記構造体の長手方向の両端において第1開口および第2開口を形成しており、前記外部の熱源に取り付けられた状態において、前記第1開口の高さ位置は、前記第2開口の高さ位置よりも高い位置に配置される。
また、請求項2の考案は、請求項1の考案に係るヒートパイプ固定具であって、前記第1伝熱部および前記第2伝熱部は前記外部のヒートパイプに勘合する嵌合部を形成する。
また、請求項3の考案は、請求項2の考案に係るヒートパイプ固定具であって、前記構造体は、外観形状が矩形の柱状であって、前記嵌合部は、前記構造体の角部近傍に形成される。
また、請求項4の考案は、請求項1ないし3のいずれかの考案に係るヒートパイプ固定具であって、前記受熱部材の外面にサーマルシートを収納する収納部が形成されている。
また、請求項5の考案は、請求項1ないし4のいずれかの考案に係るヒートパイプ固定具であって、前記構造体から前記空間に向けて突出するフィンをさらに備える。
また、請求項6の考案は、請求項1ないし5のいずれかの考案に係るヒートパイプ固定具であって、前記構造体から外部空間に向けて突出するフィンをさらに備える。
また、請求項7の考案は、請求項1ないし6のいずれかの考案に係るヒートパイプ固定具であって、前記構造体には、前記空間と外部とを連通する貫通孔が形成されている。
また、請求項8の考案は、請求項1ないし7のいずれかの考案に係るヒートパイプ固定具であって、前記第2開口から前記第1開口に向けて排気するファンをさらに備える。
また、請求項9の考案は、ヒートパイプ固定具であって、外部の熱源からの熱を受熱する受熱部材と、外部に熱を放熱する放熱部材と、前記受熱部材と前記放熱部材とを互いに連結させる第1連結部材および第2連結部材とを備え、前記受熱部材、前記放熱部材、前記第1連結部材および前記第2連結部材により内部に空間が形成された煙突状の構造体が形成されており、前記構造体には、作動流体の流路が形成され、前記空間は前記構造体の長手方向の両端において第1開口および第2開口を形成しており、前記流路に外部のヒートパイプが連通接続され、前記外部の熱源に取り付けられた状態において、前記第1開口の高さ位置は、前記第2開口の高さ位置よりも高い位置に配置される。
また、請求項10の考案は、内部に作動流体が封入されるヒートパイプであって、外部からの熱を受熱する第1受熱配管および第2受熱配管と、外部に熱を放熱する第1放熱配管および第2放熱配管と、前記第1受熱配管と前記第1放熱配管とを連通する第1連通配管と、前記第2受熱配管と前記第2放熱配管とを連通する第2連通配管と、第1方向に見たときに互いに交差する第3連通配管および第4連通配管とを備え、前記第1連通配管と前記第2連通配管とは互いに略同一長さの流路を構成しており、前記第3連通配管と前記第4連通配管とは互いに略同一長さの流路を構成している。
また、請求項11の考案は、冷却用煙突状構造体であって、内部に作動流体が封入されるヒートパイプと、前記ヒートパイプを外部の熱源に対して固定する固定具とを備え、前記ヒートパイプは、外部からの熱を受熱する第1受熱配管および第2受熱配管と、外部に熱を放熱する第1放熱配管および第2放熱配管と、前記第1受熱配管と前記第1放熱配管とを連通する第1連通配管と、前記第2受熱配管と前記第2放熱配管とを連通する第2連通配管と、第1方向に見たときに互いに交差する第3連通配管および第4連通配管とを備え、前記第1連通配管と前記第2連通配管とは互いに略同一長さの流路を構成しており、前記第3連通配管と前記第4連通配管とは互いに略同一長さの流路を構成しており、前記固定具は、外部の熱源からの熱を受熱する受熱部材と、外部に熱を放熱する放熱部材と、前記受熱部材と前記放熱部材とを互いに連結させる第1連結部材および第2連結部材とを備え、前記受熱部材、前記放熱部材、前記第1連結部材および前記第2連結部材により内部に空間が形成された煙突状の構造体が形成されており、前記構造体は、外部のヒートパイプに向けて前記受熱部材が受熱した熱を伝熱する第1伝熱部と前記外部のヒートパイプから熱を受熱して前記放熱部材に向けて伝熱する第2伝熱部とを形成しており、前記空間は前記構造体の長手方向の両端において第1開口および第2開口を形成しており、前記外部の熱源に取り付けられた状態において、前記第1開口の高さ位置は、前記第2開口の高さ位置よりも高い位置に配置される。
請求項1ないし8および11に記載の考案は、外部の熱源からの熱を受熱する受熱部材と、外部に熱を放熱する放熱部材と、受熱部材と放熱部材とを互いに連結させる第1連結部材および第2連結部材とを備え、受熱部材、放熱部材、第1連結部材および第2連結部材により内部に空間が形成された煙突状の構造体が形成されており、当該構造体は、外部のヒートパイプに向けて受熱部材が受熱した熱を伝熱する第1伝熱部と外部のヒートパイプから熱を受熱して放熱部材に向けて伝熱する第2伝熱部とを形成しており、当該空間は構造体の長手方向の両端において第1開口および第2開口を形成しており、外部の熱源に取り付けられた状態において、第1開口の高さ位置は、第2開口の高さ位置よりも高い位置に配置される。これにより、ヒートパイプを容易に外部の熱源に取り付けることができる。また、空間を利用した煙突効果により排熱を促進することができる。
また、請求項9に記載の考案は、外部の熱源からの熱を受熱する受熱部材と、外部に熱を放熱する放熱部材と、受熱部材と放熱部材とを互いに連結させる第1連結部材および第2連結部材とを備え、受熱部材、放熱部材、第1連結部材および第2連結部材により内部に空間が形成された煙突状の構造体が形成されており、当該構造体には、作動流体の流路が形成され、当該空間は構造体の長手方向の両端において第1開口および第2開口を形成しており、当該流路に外部のヒートパイプが連通接続され、外部の熱源に取り付けられた状態において、第1開口の高さ位置は、第2開口の高さ位置よりも高い位置に配置される。これにより、ヒートパイプを容易に外部の熱源に取り付けることができる。また、空間を利用した煙突効果により排熱を促進することができる。
また、請求項10に記載の考案は、内部に作動流体が封入されるヒートパイプであって、外部からの熱を受熱する第1受熱配管および第2受熱配管と、外部に熱を放熱する第1放熱配管および第2放熱配管と、第1受熱配管と第1放熱配管とを連通する第1連通配管と、第2受熱配管と第2放熱配管とを連通する第2連通配管と、第1方向に見たときに互いに交差する第3連通配管および第4連通配管とを備え、第1連通配管と第2連通配管とは互いに略同一長さの流路を構成しており、第3連通配管と第4連通配管とは互いに略同一長さの流路を構成している。これにより、連通配管が略同一であるため、作動流体の流れが不均一にならず、スムーズな循環が達成される。したがって、熱輸送の効率が向上する。
以下、本考案の好適な実施の形態について、添付の図面を参照しつつ、詳細に説明する。ただし、以下の説明において特に断らない限り、方向や向きに関する記述は、当該説明の便宜上、図面に対応するものであり、例えば実施品、製品または権利範囲等を限定するものではない。
<1. 第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態におけるヒートパイプ固定具1を示す斜視図である。ヒートパイプ固定具1は、外観形状が略矩形の柱状である。なお、本考案における第1方向とは、図1以下に示すY軸方向である。
図1は、第1の実施の形態におけるヒートパイプ固定具1を示す斜視図である。ヒートパイプ固定具1は、外観形状が略矩形の柱状である。なお、本考案における第1方向とは、図1以下に示すY軸方向である。
ヒートパイプ固定具1は、受熱部材10、放熱部材11、第1連結部材12および第2連結部材13を備えている。図1に示すように、受熱部材10と、放熱部材11と、第1連結部材12と、第2連結部材13とは、熱伝導性に優れた部材(例えば、アルミニウムなど)で構成されている。また、本実施の形態におけるヒートパイプ固定具1は、押し出し品として形成された一体成形品である。
受熱部材10は、XY平面に平行に配置される板状の部材である。詳細は後述するが、受熱部材10は、外部の熱源からの熱を受熱する。
放熱部材11は、受熱部材10と同様に、XY平面に平行に配置される板状の部材である。放熱部材11は、受熱部材10と、Z軸方向に対向するように配置されている。
第1連結部材12および第2連結部材13は、いずれもYZ平面に平行に配置される板状の部材である。第1連結部材12は、受熱部材10の(+X)側の端部と放熱部材11の(+X)側の端部とを互いに連結している。また、第2連結部材13は、受熱部材10の(−X)側の端部と放熱部材11の(−X)側の端部とを互いに連結している。これにより、受熱部材10、放熱部材11、第1連結部材12および第2連結部材13とにより、一体的な、内部に空間90が形成された煙突状の構造体が形成されている。
また、上記構造体の内部に形成される空間90は、Y軸方向の両端部において外部に対して開口している。
また、第1連結部材12には、内部の空間90と外部とを連通する複数の貫通孔91が形成されている。なお、図1には現れていないが、第2連結部材13にも、同様に、貫通孔91が形成されている。
図2は、第1の実施の形態におけるヒートパイプ固定具1を(−Y)側から(+Y)方向に見た平面図である。
図2に示すように受熱部材10の外面100(XY平面に略平行な面であって外部に露出する面)は、(+Z)方向にわずかにへこんでおり、収納部101を形成している。
収納部101は、ヒートパイプ固定具1を外部の熱源に固定するときに、ヒートパイプ固定具1と熱源との間に配置されるサーマルシートを収納する。このような収納部101が形成されることによって、サーマルシートのズレを抑制することができる。
なお、収納部101のZ軸方向のサイズは、使用するサーマルシートの厚みより小さいサイズであることが好ましい。これにより、ヒートパイプ固定具1を熱源に取り付ける際に、サーマルシートをZ軸方向に圧縮変形させて取り付けることとなり、ヒートパイプ固定具1と熱源との間に隙間が生じるのを抑制することができる。
また、ヒートパイプ固定具1においては、受熱部材10から空間90に向けて突出する複数のフィン60が形成されている。また、放熱部材11から空間90に向けて突出する複数のフィン61が形成されている。さらに、放熱部材11から外部空間に向けて突出する複数のフィン62が形成されている。このようなフィン60,61,62が形成されることによって、ヒートパイプ固定具1は、大気との間の熱交換が促進され、放熱効率が向上する。
第1連結部材12には、Y軸方向に沿って延びる、嵌合部120,121が形成されている。嵌合部120は第1連結部材12の(−Z)側、すなわち、受熱部材10側に形成されている。また、嵌合部121は第1連結部材12の(+Z)側、すなわち、放熱部材11側に形成されている。
第2連結部材13には、Y軸方向に沿って延びる、嵌合部130,131が形成されている。嵌合部130は第2連結部材13の(−Z)側、すなわち、受熱部材10側に形成されている。また、嵌合部131は第2連結部材13の(+Z)側、すなわち、放熱部材11側に形成されている。すなわち、受熱部材10と、放熱部材11と、第1連結部材12と、第2連結部材13とによって構成される構造体の四つの角部に、嵌合部120,121,130,131が形成されている。
図3は、第1の実施の形態におけるヒートパイプ2を示す斜視図である。また、図4は、第1の実施の形態におけるヒートパイプ2を(+Z)側から(−Z)方向に見た平面図である。さらに、図5は、第1の実施の形態におけるヒートパイプ2の交差の様子を示す図である。
ヒートパイプ2は、銅やアルミニウムなどの熱伝導性に優れた素材で構成されている。また、ヒートパイプ2は、内部が中空の円管をつなげて、内部を密閉状態にした構造である。そして、図示しない作動流体が内部に封入されている。
ヒートパイプ2は、外部からの熱を受熱する第1受熱配管20および第2受熱配管21と、外部に熱を放熱する第1放熱配管22および第2放熱配管23とを備えている。また、ヒートパイプ2は、第1受熱配管20と第1放熱配管22とを連通する第1連通配管24と、第2受熱配管21と第2放熱配管23とを連通する第2連通配管25とを備えている。さらに、ヒートパイプ2は、第1受熱配管20と第2放熱配管23とを連通する第3連通配管26と、第2受熱配管21と第1放熱配管22とを連通する第4連通配管27とを備えている。
図4に示すように、第1の実施の形態におけるヒートパイプ2は、XY平面視において、U字型に配管された形状となっており、端部200,201および交差部202を形成している。なお、ヒートパイプ2は、作動流体の流路としては循環路を形成しており、流路としての端部(行き止まり)は、存在しない。端部200は、第1連通配管24がYZ平面内で湾曲しているために、XY平面視において端部に見えるものである。同様に、端部201は、第2連通配管25がYZ平面内で湾曲しているために、XY平面視において端部に見えるものである。
第1受熱配管20、第2受熱配管21、第1放熱配管22および第2放熱配管23は、ヒートパイプ2において、いずれも直線状に配置される管部分を形成しており、いずれもY軸方向に平行となるように配置されている。本実施の形態におけるヒートパイプ2においては、第2受熱配管21と第1放熱配管22とが略同一長さの管部分を構成しており、第1受熱配管20と第2放熱配管23とが略同一長さの管部分を構成している。
第1連通配管24および第2連通配管25は、円弧状に配置される管部分を有しており、互いに略同一形状である。したがって、第1連通配管24および第2連通配管25は、作動流体の流路としても互いに略同一長さの流路を構成している。また、第3連通配管26および第4連通配管27は、互いに略同一形状であり、作動流体の流路としても互いに略同一長さの流路を構成している。これにより、従来のヒートパイプに比べて、作動流体の流れが不均一にならず、スムーズな循環が達成される。したがって、ヒートパイプ2は、従来に比べて熱輸送の効率が向上する。
また、図5に示すように、第3連通配管26および第4連通配管27は、XZ平面視において、交差している。すなわち、第3連通配管26および第4連通配管27は、Y軸方向(第1方向)に見たときに互いに交差する。
なお、図3ないし図5では、ヒートパイプ2を一体構造物として図示しているが、ヒートパイプ2は、複数の配管部品をつなぎ合わせることにより製造される構造物である。また、ヒートパイプ2は、上記複数の配管部品を全てつなぎ合わせてから、ヒートパイプ固定具1に取り付けてもよいし、一部の配管部品を個々にヒートパイプ固定具1に取り付けてから、残りの配管部品により最終的に連結されてもよい。以下、他の実施の形態においても同様である。
図6は、第1の実施の形態における冷却用煙突状構造体3を示す斜視図である。図7は、第1の実施の形態における冷却用煙突状構造体3を(−Y)側から(+Y)方向に見た平面図である。
冷却用煙突状構造体3は、ヒートパイプ2と、ヒートパイプ固定具1とを組み合わせた構造物である。具体的には、ヒートパイプ2の第1受熱配管20がヒートパイプ固定具1の嵌合部120に嵌め込まれ、ヒートパイプ2の第1放熱配管22がヒートパイプ固定具1の嵌合部121に嵌め込まれている。また、ヒートパイプ2の第2受熱配管21がヒートパイプ固定具1の嵌合部130に嵌め込まれ、ヒートパイプ2の第2放熱配管23がヒートパイプ固定具1の嵌合部131に嵌め込まれている。
このように、嵌合部120と第1受熱配管20とが勘合して当接するとともに、嵌合部130と第2受熱配管21とが勘合して当接することにより、嵌合部120,130は、いずれもヒートパイプ2に向けて受熱部材10が受熱した熱を伝熱する第1伝熱部を形成する。また、嵌合部121と第1放熱配管22とが勘合して当接するとともに、嵌合部131と第2放熱配管23とが勘合して当接することにより、嵌合部121,131は、いずれもヒートパイプ2から熱を受熱して放熱部材11に向けて伝熱する第2伝熱部を形成する。
冷却用煙突状構造体3は、(−Y)側の高さ位置が(+Y)側の高さ位置に比べて高くなるように、外部の熱源に対して固定される。すなわち、冷却用煙突状構造体3を設置するときには、Y軸方向に沿って高さ位置に差を設けるように設置する。これにより、煙突効果が生じ、雰囲気の流れが安定するため、空間90内の雰囲気を効果的に(−Y)方向に排気することができる。したがって、第1放熱配管22および第2放熱配管23の周囲における、高温の雰囲気の滞留を抑制することができ、外部の熱源に対する冷却効果が向上する。
また、ヒートパイプ2内に封入されている作動流体の比重は、受熱したときに軽くなり、放熱したときに重くなる。第1受熱配管20および第2受熱配管21は、外部の熱源から受熱する配管であるため、内部に存在する作動流体は軽くなる。したがって、第1受熱配管20および第2受熱配管21においては、作動流体が上方に移動するように配置することが、作動流体のスムーズな循環を達成するためにも好ましい。一方、第1放熱配管22および第2放熱配管23は外部に熱を放熱する配管であるため、内部に存在する作動流体は重くなる。したがって、第1放熱配管22および第2放熱配管23においては、作動流体が下方に移動するように配置することが、作動流体のスムーズな循環を達成するためにも好ましい。
冷却用煙突状構造体3では、第1受熱配管20において熱せられた作動流体は、上方に移動することにより、第3連結配管26を通過して第2放熱配管23に移動し、熱を放熱する。同様に、第2受熱配管21において熱せられた作動流体は、上方に移動することにより、第4連結配管27を通過して第1放熱配管22に移動し、熱を放熱する。
また、冷却用煙突状構造体3では、第1放熱配管22において冷却された作動流体は、下方に移動することにより、第1連結配管24を通過して第1受熱配管20に移動し、熱を受熱する。同様に、第2放熱配管23において冷却された作動流体は、下方に移動することにより、第2連結配管25を通過して第2受熱配管21に移動し、熱を受熱する。
このように、冷却用煙突状構造体3は、ヒートパイプ2内の作動流体の流れが滑らかになるように配管・配置されている。したがって、作動流体の流れが阻害されることがなく、ヒートパイプ2による熱輸送効率が向上する。
なお、すでに説明したが、図6に示すように、第2連結部材13には、第1連結部材12と同様に、内部の空間90と外部とを連通する複数の貫通孔91が形成されている。このように、第1連結部材12および第2連結部材13に貫通孔91が形成されているため、冷却用煙突状構造体3は、多くの外気を空間90に取り入れることが可能であり、さらに効果的である。
<2. 第2の実施の形態>
第1の実施の形態におけるヒートパイプ固定具1には、嵌合部120,121,130,131が形成されており、これらはいずれもX軸方向に開口していた。しかし、ヒートパイプとの嵌合部はこのような構造に限定されるものではない。
第1の実施の形態におけるヒートパイプ固定具1には、嵌合部120,121,130,131が形成されており、これらはいずれもX軸方向に開口していた。しかし、ヒートパイプとの嵌合部はこのような構造に限定されるものではない。
図8は、第2の実施の形態におけるヒートパイプ固定具1aを示す平面図である。図8は、(−Y)側から(+Y)方向にヒートパイプ固定具1aを見た図である。
第2の実施の形態におけるヒートパイプ固定具1aは、第1連結部材12および第2連結部材13の代わりに、第1連結部材12aおよび第2連結部材13aを備えている点が、ヒートパイプ固定具1と異なっている。以下、第2の実施の形態におけるヒートパイプ固定具1aについて、第1の実施の形態におけるヒートパイプ固定具1と同様の構成については同符号を付し、適宜、説明は省略する。
第1連結部材12aおよび第2連結部材13aは、いずれも第1連結部材12および第2連結部材13に比べて、X軸方向のサイズ(厚み)が大きくなるように設計されている。
第1連結部材12aには、嵌合部120の代わりに嵌合部122が設けられており、嵌合部121の代わりに嵌合部123が設けられている。また、第2連結部材13aには、嵌合部130の代わりに嵌合部132が設けられており、嵌合部131の代わりに嵌合部133が設けられている。
嵌合部122,123,132,133は、いずれもY軸方向に沿って延びるトンネル状の空洞を形成している。また、嵌合部122,123,132,133は、いずれもY軸方向の両端に開口を形成している。
図9は、第2の実施の形態における冷却用煙突状構造体3aを示す斜視図である。
冷却用煙突状構造体3aにおいては、嵌合部122,123の(+Y)側の開口には、ヒートパイプにおける第1連通配管24aが嵌め込まれる。また、嵌合部132,133の(+Y)側の開口には、ヒートパイプにおける第2連通配管25aが嵌め込まれる。そして、嵌合部122,133の(−Y)側の開口には、ヒートパイプにおける第3連通配管26aが嵌め込まれる。また、嵌合部123,132の(−Y)側の開口には、ヒートパイプにおける第4連通配管27aが嵌め込まれる。
すなわち、第2の実施の形態におけるヒートパイプ固定具1aでは、嵌合部122がヒートパイプ2における第1受熱配管20に相当する作動流体の流路を形成しており、嵌合部123がヒートパイプ2における第1放熱配管22に相当する作動流体の流路を形成している。さらに、嵌合部132がヒートパイプ2における第2受熱配管21に相当する作動流体の流路を形成しており、嵌合部133がヒートパイプ2における第2放熱配管23に相当する作動流体の流路を形成している。
したがって、第2の実施の形態におけるヒートパイプ固定具1aに固定されるヒートパイプは、ヒートパイプ2における第1受熱配管20、第2受熱配管21、第1放熱配管22および第2放熱配管23に相当する構成は不要である。
このように、受熱部材10と放熱部材11と第1連結部材12aと第2連結部材13aとによって、内部に空間90が形成される構造体を形成し、当該構造体には、作動流体の流路を形成し、当該流路に外部のヒートパイプを連通接続する構造のヒートパイプ固定具1aにおいても、ヒートパイプを容易に外部の熱源に取り付けることができるとともに、空間90を利用した煙突効果により排熱を促進することができる。
<3. 第3の実施の形態>
上記実施の形態におけるヒートパイプ固定具1,1aには、いずれも、ヒートパイプと勘合する嵌合部が形成されていた。しかし、本考案はこのような形態に限定されるものではない。
上記実施の形態におけるヒートパイプ固定具1,1aには、いずれも、ヒートパイプと勘合する嵌合部が形成されていた。しかし、本考案はこのような形態に限定されるものではない。
図10は、第3の実施の形態におけるヒートパイプ固定具1bを示す平面図である。図10は、(−Y)側から(+Y)方向にヒートパイプ固定具1bを見た図である。
第3の実施の形態におけるヒートパイプ固定具1bは、第1連結部材12および第2連結部材13の代わりに、第1連結部材12bおよび第2連結部材13bを備えている点が、ヒートパイプ固定具1と異なっている。以下、第3の実施の形態におけるヒートパイプ固定具1bについて、第1の実施の形態におけるヒートパイプ固定具1と同様の構成については同符号を付し、適宜、説明は省略する。
図10に示すように、受熱部材10、放熱部材11、第1連結部材12bおよび第2連結部材13bは、一体的な、内部に空間92が形成された構造体を形成している。
また、第1連結部材12bおよび第2連結部材13bは、いずれも嵌合部が設けられていない。すなわち、第1連結部材12bおよび第2連結部材13bの外面129,139はいずれもYZ平面に略平行な平坦面となっている。
図11は、第3の実施の形態における固定板4を示す斜視図である。また、図12は、第3の実施の形態における固定板4を(−Y)側から(+Y)方向に見た平面図である。
固定板4は、薄板状の金属部材であり、中央部において、Y軸に平行な軸を中心に、わずかに屈曲した形状となっている。また、固定板4のZ方向の両端周辺部にそれぞれ湾曲部40が形成されている。湾曲部40はXZ平面視において半円形状の溝部を形成しており、当該溝部はY軸方向に沿って延びるように形成されている。当該溝部は、固定板4のY軸方向の全幅にわたって形成されている。
図13は、第3の実施の形態における冷却用煙突状構造体3bを示す斜視図である。図14は、第3の実施の形態における冷却用煙突状構造体3bを(−Y)側から(+Y)方向に見た平面図である。
冷却用煙突状構造体3bは、ヒートパイプ固定具1bと、ヒートパイプ2と、2つの固定板4とから構成される。
冷却用煙突状構造体3bでは、ヒートパイプ2の第1受熱配管20および第1放熱配管22は、(−X)側に配置された固定板4によってヒートパイプ固定具1bに取り付けられる。また、ヒートパイプ2の第2受熱配管21および第2放熱配管23は、(+X)側に配置された固定板4によってヒートパイプ固定具1bに取り付けられる。
2つの固定板4は、いずれも中央部の屈曲した部分をヒートパイプ固定具1bにろう付けすることにより、取り付けられる。ただし、このような手法に限定されるものではない。
このように、外面129と第1受熱配管20とが当接するとともに、外面139と第2受熱配管21とが当接することにより、外面129,139は、いずれもヒートパイプ2に向けて受熱部材10が受熱した熱を伝熱する第1伝熱部を形成する。また、外面129と第1放熱配管22とが当接するとともに、外面139と第2放熱配管23とが当接することにより、外面129,139は、いずれもヒートパイプ2から熱を受熱して放熱部材11に向けて伝熱する第2伝熱部を形成する。
以上のように、固定板4を用いて、外面129および139に押しつけるように構成することにより、嵌合部を設けなくても、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<4. 第4の実施の形態>
上記第1および第3の実施の形態では、ヒートパイプ2において交差部202が1つのみの例について説明した。しかしながら、本考案は、このような形態に限定されるものではない。
上記第1および第3の実施の形態では、ヒートパイプ2において交差部202が1つのみの例について説明した。しかしながら、本考案は、このような形態に限定されるものではない。
図15は、第4の実施の形態におけるヒートパイプ2cを示す斜視図である。第4の実施の形態におけるヒートパイプ2cも、ヒートパイプ2と同様に、熱伝導性に優れた部材(例えば、アルミニウムや銅など)から構成される円管であり、内部に作動流体が封入されている。
ヒートパイプ2cは、第1受熱配管20c、第2受熱配管21cおよび第3受熱配管28を備えている。第1受熱配管20c、第2受熱配管21cおよび第3受熱配管28は、いずれもY軸方向に沿って延びる直管を形成しており、外部の熱源から熱を受熱する機能を有している。
また、ヒートパイプ2cは、第1放熱配管22c、第2放熱配管23cおよび第3放熱配管29を備えている。第1放熱配管22c、第2放熱配管23cおよび第3放熱配管29は、いずれもY軸方向に沿って延びる直管を形成しており、熱をヒートパイプ2cの外部に放熱する機能を有している。
さらに、ヒートパイプ2cは、第1連結配管24c、第2連結配管25c、第3連結配管26c、第4連結配管27c、第5連結配管30、および、第6連結配管31を備えている。
第1連結配管24cおよび第2連結配管25cは、いずれもYZ平面内で湾曲している。第1連結配管24cは、第1受熱配管20cと第1放熱配管22cとを連結し、ヒートパイプ2cにおける端部203を形成している。第2連結配管25cは、第2受熱配管21cと第2放熱配管23cとを連結し、ヒートパイプ2cにおける端部204を形成している。
第3連結配管26cは、第1受熱配管20cと第3放熱配管29とを連結する。また、第4連結配管27cは、第3受熱配管28と第1放熱配管22cとを連結する。これにより、第3連結配管26cと第4連結配管27cとは、XZ平面視において、交差しており、ヒートパイプ2cにおける交差部205を形成している。
第5連結配管30は、第3放熱配管29と第2受熱配管21cとを連結する。また、第6連結配管31は、第3受熱配管28と第2放熱配管23cとを連結する。これにより、第5連結配管30と第6連結配管31とは、XZ平面視において、交差しており、ヒートパイプ2cにおける交差部206を形成している。
このように、ヒートパイプ2cは、2つの交差部205,206が形成されるように配管されており、XY平面視において蛇行した形状となっている。
図16は、第4の実施の形態におけるヒートパイプ2cを固定するヒートパイプ固定具1cを示す斜視図である。また、図17は、第4の実施の形態におけるヒートパイプ固定具1cを(−Y)側から(+Y)方向に見た平面図である。
第4の実施の形態におけるヒートパイプ固定具1cは、ヒートパイプ固定具1をX軸方向に2つ並べたような形状を有している。
ヒートパイプ固定具1cは、受熱部材10a,10b、放熱部材11a,11b、第1連結部材12c、第2連結部材13cおよび第3連結部材14を備えている。
第1連結部材12cは、第1連結部材12とほぼ同様の形状を有する部材であり、受熱部材10bと放熱部材11bとを、(+X)側端部において連結する。第1連結部材12cの(−Z)側の端部には嵌合部124が形成され、(+Z)側の端部には嵌合部125が形成されている。
第2連結部材13cは、第1連結部材13とほぼ同様の形状を有する部材であり、受熱部材10aと放熱部材11aとを、(−X)側端部において連結する。第2連結部材13cの(−Z)側の端部には嵌合部134が形成され、(+Z)側の端部には嵌合部135が形成されている。
第3連結部材14は、YZ平面に平行に配置される板状の部材であって、受熱部材10aの(+X)側端部と放熱部材11aの(+X)側端部とを連結するとともに、受熱部材10bの(−X)側端部と放熱部材11bの(−X)側端部とを連結する。第3連結部材14の(−Z)側端部には嵌合部140が形成され、(+Z)側端部には嵌合部141が形成されている。
受熱部材10a、放熱部材11a、第2連結部材13cおよび第3連結部材14により、一体的な、煙突状の構造体が形成されており、内部に空間93が形成されている。また、受熱部材10b、放熱部材11b、第1連結部材12cおよび第3連結部材14により、一体的な、煙突状の構造体が形成されており、内部に空間94が形成されている。
図18は、第4の実施の形態における冷却用煙突状構造体3cを示す斜視図である。図19は、第4の実施の形態における冷却用煙突状構造体3cを(−Y)側から(+Y)方向に見た平面図である。
第4の実施の形態における冷却用煙突状構造体3cでは、第1受熱配管20cと嵌合部124とが勘合し、第2受熱配管21cと嵌合部134とが勘合する。また、第1放熱配管22cと嵌合部125とが勘合し、第2放熱配管23cと嵌合部135とが勘合する。さらに、第3受熱配管28と嵌合部140とが勘合し、第3放熱配管29と嵌合部141とが勘合する。
以上のような構造の冷却用煙突状構造体3cにおいても、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、外部の熱源の面積に応じた設計が可能となる。あるいは、外部の熱源からの熱を受熱する配管(受熱配管)の密度を上げることができる。
<5. 変形例>
以上、本考案の実施の形態について説明してきたが、本考案は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
以上、本考案の実施の形態について説明してきたが、本考案は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
例えば、ヒートパイプ固定具1,1aの空間90に、排気用のファンを設置してもよい。そして、第2開口から第1開口に向けて、雰囲気を強制的に排気させれば、さらに効果的である。
1,1a,1b,1c ヒートパイプ固定具
10,10a,10b 受熱部材
11,11a,11b 放熱部材
12,12a,12b,12c 第1連結部材
13,13a,13b,13c 第2連結部材
14 第3連結部材
100 外面
101 収納部
2,2c ヒートパイプ
20,20c 第1受熱配管
21,21c 第2受熱配管
22,22c 第1放熱配管
23,23c 第2放熱配管
24,24c 第1連結配管
25,25c 第2連結配管
26,26c 第3連結配管
27,27c 第4連結配管
28 第3受熱配管
29 第3放熱配管
30 第5連結配管
31 第6連結配管
200,201,203,204 端部
202,205,206 交差部
3,3a,3b,3c 冷却用煙突状構造体
4 固定板
120,121,122,123,124,125,130,131,132,133,134,135 嵌合部
60,61,62 フィン
90,92,93,94 空間
91 貫通孔
10,10a,10b 受熱部材
11,11a,11b 放熱部材
12,12a,12b,12c 第1連結部材
13,13a,13b,13c 第2連結部材
14 第3連結部材
100 外面
101 収納部
2,2c ヒートパイプ
20,20c 第1受熱配管
21,21c 第2受熱配管
22,22c 第1放熱配管
23,23c 第2放熱配管
24,24c 第1連結配管
25,25c 第2連結配管
26,26c 第3連結配管
27,27c 第4連結配管
28 第3受熱配管
29 第3放熱配管
30 第5連結配管
31 第6連結配管
200,201,203,204 端部
202,205,206 交差部
3,3a,3b,3c 冷却用煙突状構造体
4 固定板
120,121,122,123,124,125,130,131,132,133,134,135 嵌合部
60,61,62 フィン
90,92,93,94 空間
91 貫通孔
また、請求項2の考案は、請求項1の考案に係るヒートパイプ固定具であって、前記第1伝熱部および前記第2伝熱部は前記外部のヒートパイプに嵌合する嵌合部を形成する。
また、請求項10の考案は、冷却用煙突状構造体であって、内部に作動流体が封入されるヒートパイプと、前記ヒートパイプを外部の熱源に対して固定する固定具とを備え、前記ヒートパイプは、外部からの熱を受熱する第1受熱配管および第2受熱配管と、外部に熱を放熱する第1放熱配管および第2放熱配管と、前記第1受熱配管と前記第1放熱配管とを連通する第1連通配管と、前記第2受熱配管と前記第2放熱配管とを連通する第2連通配管と、第1方向に見たときに互いに交差する第3連通配管および第4連通配管とを備え、前記第1連通配管と前記第2連通配管とは互いに略同一長さの流路を構成しており、前記第3連通配管と前記第4連通配管とは互いに略同一長さの流路を構成しており、前記固定具は、外部の熱源からの熱を受熱する受熱部材と、外部に熱を放熱する放熱部材と、前記受熱部材と前記放熱部材とを互いに連結させる第1連結部材および第2連結部材とを備え、前記受熱部材、前記放熱部材、前記第1連結部材および前記第2連結部材により内部に空間が形成された煙突状の構造体が形成されており、前記構造体は、外部のヒートパイプに向けて前記受熱部材が受熱した熱を伝熱する第1伝熱部と前記外部のヒートパイプから熱を受熱して前記放熱部材に向けて伝熱する第2伝熱部とを形成しており、前記空間は前記構造体の長手方向の両端において第1開口および第2開口を形成しており、前記外部の熱源に取り付けられた状態において、前記第1開口の高さ位置は、前記第2開口の高さ位置よりも高い位置に配置される。
請求項1ないし8および10に記載の考案は、外部の熱源からの熱を受熱する受熱部材と、外部に熱を放熱する放熱部材と、受熱部材と放熱部材とを互いに連結させる第1連結部材および第2連結部材とを備え、受熱部材、放熱部材、第1連結部材および第2連結部材により内部に空間が形成された煙突状の構造体が形成されており、当該構造体は、外部のヒートパイプに向けて受熱部材が受熱した熱を伝熱する第1伝熱部と外部のヒートパイプから熱を受熱して放熱部材に向けて伝熱する第2伝熱部とを形成しており、当該空間は構造体の長手方向の両端において第1開口および第2開口を形成しており、外部の熱源に取り付けられた状態において、第1開口の高さ位置は、第2開口の高さ位置よりも高い位置に配置される。これにより、ヒートパイプを容易に外部の熱源に取り付けることができる。また、空間を利用した煙突効果により排熱を促進することができる。
このように、嵌合部120と第1受熱配管20とが嵌合して当接するとともに、嵌合部130と第2受熱配管21とが嵌合して当接することにより、嵌合部120,130は、いずれもヒートパイプ2に向けて受熱部材10が受熱した熱を伝熱する第1伝熱部を形成する。また、嵌合部121と第1放熱配管22とが嵌合して当接するとともに、嵌合部131と第2放熱配管23とが嵌合して当接することにより、嵌合部121,131は、いずれもヒートパイプ2から熱を受熱して放熱部材11に向けて伝熱する第2伝熱部を形成する。
<3. 第3の実施の形態>
上記実施の形態におけるヒートパイプ固定具1,1aには、いずれも、ヒートパイプと嵌合する嵌合部が形成されていた。しかし、本考案はこのような形態に限定されるものではない。
上記実施の形態におけるヒートパイプ固定具1,1aには、いずれも、ヒートパイプと嵌合する嵌合部が形成されていた。しかし、本考案はこのような形態に限定されるものではない。
第4の実施の形態における冷却用煙突状構造体3cでは、第1受熱配管20cと嵌合部124とが嵌合し、第2受熱配管21cと嵌合部134とが嵌合する。また、第1放熱配管22cと嵌合部125とが嵌合し、第2放熱配管23cと嵌合部135とが嵌合する。さらに、第3受熱配管28と嵌合部140とが嵌合し、第3放熱配管29と嵌合部141とが嵌合する。
Claims (11)
- 外部の熱源からの熱を受熱する受熱部材と、
外部に熱を放熱する放熱部材と、
前記受熱部材と前記放熱部材とを互いに連結させる第1連結部材および第2連結部材とを備え、
前記受熱部材、前記放熱部材、前記第1連結部材および前記第2連結部材により内部に空間が形成された煙突状の構造体が形成されており、
前記構造体は、外部のヒートパイプに向けて前記受熱部材が受熱した熱を伝熱する第1伝熱部と前記外部のヒートパイプから熱を受熱して前記放熱部材に向けて伝熱する第2伝熱部とを形成しており、
前記空間は前記構造体の長手方向の両端において第1開口および第2開口を形成しており、
前記外部の熱源に取り付けられた状態において、前記第1開口の高さ位置は、前記第2開口の高さ位置よりも高い位置に配置されるヒートパイプ固定具。 - 請求項1に記載のヒートパイプ固定具であって、
前記第1伝熱部および前記第2伝熱部は前記外部のヒートパイプに勘合する嵌合部を形成するヒートパイプ固定具。 - 請求項2に記載のヒートパイプ固定具であって、
前記構造体は、外観形状が矩形の柱状であって、
前記嵌合部は、前記構造体の角部近傍に形成されるヒートパイプ固定具。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載のヒートパイプ固定具であって、
前記受熱部材の外面にサーマルシートを収納する収納部が形成されているヒートパイプ固定具。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載のヒートパイプ固定具であって、
前記構造体から前記空間に向けて突出するフィンをさらに備えるヒートパイプ固定具。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載のヒートパイプ固定具であって、
前記構造体から外部空間に向けて突出するフィンをさらに備えるヒートパイプ固定具。 - 請求項1ないし6のいずれかに記載のヒートパイプ固定具であって、
前記構造体には、前記空間と外部とを連通する貫通孔が形成されているヒートパイプ固定具。 - 請求項1ないし7のいずれかに記載のヒートパイプ固定具であって、
前記第2開口から前記第1開口に向けて排気するファンをさらに備えるヒートパイプ固定具。 - 外部の熱源からの熱を受熱する受熱部材と、
外部に熱を放熱する放熱部材と、
前記受熱部材と前記放熱部材とを互いに連結させる第1連結部材および第2連結部材とを備え、
前記受熱部材、前記放熱部材、前記第1連結部材および前記第2連結部材により内部に空間が形成された煙突状の構造体が形成されており、
前記構造体には、作動流体の流路が形成され、
前記空間は前記構造体の長手方向の両端において第1開口および第2開口を形成しており、
前記流路に外部のヒートパイプが連通接続され、
前記外部の熱源に取り付けられた状態において、前記第1開口の高さ位置は、前記第2開口の高さ位置よりも高い位置に配置されるヒートパイプ固定具。 - 内部に作動流体が封入されるヒートパイプであって、
外部からの熱を受熱する第1受熱配管および第2受熱配管と、
外部に熱を放熱する第1放熱配管および第2放熱配管と、
前記第1受熱配管と前記第1放熱配管とを連通する第1連通配管と、
前記第2受熱配管と前記第2放熱配管とを連通する第2連通配管と、
第1方向に見たときに互いに交差する第3連通配管および第4連通配管と、
を備え、
前記第1連通配管と前記第2連通配管とは互いに略同一長さの流路を構成しており、
前記第3連通配管と前記第4連通配管とは互いに略同一長さの流路を構成しているヒートパイプ。 - 内部に作動流体が封入されるヒートパイプと、
前記ヒートパイプを外部の熱源に対して固定する固定具と、
を備え、
前記ヒートパイプは、
外部からの熱を受熱する第1受熱配管および第2受熱配管と、
外部に熱を放熱する第1放熱配管および第2放熱配管と、
前記第1受熱配管と前記第1放熱配管とを連通する第1連通配管と、
前記第2受熱配管と前記第2放熱配管とを連通する第2連通配管と、
第1方向に見たときに互いに交差する第3連通配管および第4連通配管と、
を備え、
前記第1連通配管と前記第2連通配管とは互いに略同一長さの流路を構成しており、
前記第3連通配管と前記第4連通配管とは互いに略同一長さの流路を構成しており、
前記固定具は、
外部の熱源からの熱を受熱する受熱部材と、
外部に熱を放熱する放熱部材と、
前記受熱部材と前記受熱部材とを互いに連結させる第1連結部材および第2連結部材とを備え、
前記受熱部材、前記放熱部材、前記第1連結部材および前記第2連結部材により内部に空間が形成された煙突状の構造体が形成されており、
前記構造体は、外部のヒートパイプに向けて前記受熱部材が受熱した熱を伝熱する第1伝熱部と前記外部のヒートパイプから熱を受熱して前記放熱部材に向けて伝熱する第2伝熱部とを形成しており、
前記空間は前記構造体の長手方向の両端において第1開口および第2開口を形成しており、
前記外部の熱源に取り付けられた状態において、前記第1開口の高さ位置は、前記第2開口の高さ位置よりも高い位置に配置される冷却用煙突状構造体。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3192498U true JP3192498U (ja) | 2014-08-21 |
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JP6111003B1 (ja) * | 2015-10-22 | 2017-04-05 | 株式会社丸三電機 | 配管部材、ヒートパイプ、及び冷却装置 |
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