JP2015038396A - ヒートシンク - Google Patents
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Abstract
【課題】発熱体の冷却効率の向上を図ったヒートシンクを提供すること。【解決手段】各々の断面が略矩形状に形成された複数のヒートパイプ23を並列に配置し、隣接するヒートパイプ23,23同士を側面23Aで面接触させたヒートパイプユニット55を備え、ヒートパイプユニット55は、放熱フィン22が熱的に接続されるベース板21と、半導体素子11が熱的に接続される受熱板24とで狭持されている。【選択図】図2
Description
本発明は、複数のヒートパイプを備えるヒートシンクに関する。
一般に、その内部に複数のヒートパイプ、及び、複数のヒートパイプの周辺部の一部に形成された空間部を有するベース部と、ベース部に熱的に接続されたフィン部とからなるヒートシンクが知られている。この種のヒートシンクは、ベース部が発熱体と接続される第1のプレート材と、フィン部が熱的に接続される第2のプレート材とからなっており、複数のヒートパイプが、第1のプレート材と第2のプレート材によって挟まれている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の技術では、ヒートパイプは、上面及び下面が平坦な扁平型に形成されるものの、側面が湾曲して膨出しているため、ヒートパイプ同士の接触が抑制され、該ヒートパイプ間の熱の授受が抑えられる。このため、発熱体の大きさに対する発熱量(発熱密度)が大きい発熱体を接続した場合には、該発熱体に近い特定のヒートパイプに負荷がかかり、一本以上のヒートパイプがドライアウトを起こすと、ヒートシンクとしての熱抵抗が増大し、発熱体の冷却効率が低下する問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、発熱体の冷却効率の向上を図ったヒートシンクを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、各々の断面が略矩形状に形成された複数のヒートパイプを並列に配置し、隣接するヒートパイプ同士を面接触させたヒートパイプユニットを備え、前記ヒートパイプユニットは、放熱フィンが熱的に接続されるベース板と、発熱体が熱的に接続される受熱板とで狭持されたことを特徴とする。
この構成において、前記ヒートパイプユニットは、前記ヒートパイプの一端から他端に亘って面接触させて形成されていても良い。
また、前記ヒートパイプユニットは、略同一高さの前記ヒートパイプを面接触させて形成されても良い。また、前記ベース板は、前記ヒートパイプユニットを収容する略矩形状の溝部を備え、この溝部は、前記ヒートパイプユニットの両側面にそれぞれ接触する側壁を備えても良い。
本発明によれば、各々の断面が略矩形状に形成された複数のヒートパイプを並列に配置し、隣接するヒートパイプ同士を面接触させたヒートパイプユニットを備え、前記ヒートパイプユニットは、放熱フィンが熱的に接続されるベース板と、発熱体が熱的に接続される受熱板とで狭持されたため、ヒートパイプユニットとベース板及び受熱板との伝熱面積を増大させることができ、受熱板で受けた熱を、ヒートパイプユニットを介して、ベース板及び放熱フィンに迅速に伝達することができる。更に、ヒートパイプユニットは、各々の断面が略矩形状に形成された複数のヒートパイプを並列に配置し、隣接するヒートパイプ同士を面接触させたため、ヒートパイプ間の熱の授受が促進されることにより、ヒートパイプユニット全体の熱移送量が増加し、発熱体を効率良く冷却できる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態にかかるヒートシンク10を上方から見た外観斜視図であり、図2は、ヒートシンク10を下方から見た外観斜視図である。
ヒートシンク10は、例えば、パーソナルコンピュータ等の電子機器に用いられ、不図示の回路基板に搭載されるCPU等の半導体素子(発熱体)11(図2)と熱的に接続されて、当該半導体素子11の冷却を行うものである。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態にかかるヒートシンク10を上方から見た外観斜視図であり、図2は、ヒートシンク10を下方から見た外観斜視図である。
ヒートシンク10は、例えば、パーソナルコンピュータ等の電子機器に用いられ、不図示の回路基板に搭載されるCPU等の半導体素子(発熱体)11(図2)と熱的に接続されて、当該半導体素子11の冷却を行うものである。
ヒートシンク10は、図1及び図2に示すように、平板状のベース板21と、このベース板21の上面(表面)に重ねて配置される放熱フィン22と、ベース板21の下面21A(裏面)に接して並列に配置される複数(本実施形態では6本)のヒートパイプ23と、これらヒートパイプ23の下面(裏面)に接して配置される受熱板24とを備え、この受熱板24に半導体素子11が熱的に接続されている。ヒートパイプ23は、ベース板21と受熱板24とで挟み込まれている。
ベース板21は、アルミニウム金属等の金属板により形成されている。
放熱フィン22は、図1に示すように、ベース板21の上面に重ねて配置され、該ベース板21を通じて伝達された熱を空気中に放出するものである。放熱フィン22は、ベース板21と略同一の長さ及び幅に形成され、ベース板21上の領域に広域にわたって存在する。
放熱フィン22は、図3に示すように、例えば、アルミニウム等の金属板50の上縁51及び下縁52をそれぞれ略平行に折り曲げて、断面略コ字状に形成された複数のフィン板53を備える。これらフィン板53は、ヒートパイプ23の延出方向に並べて配置され、各フィン板53は、例えば、半田付けによって一体に固定されている。
これにより、隣接するフィン板53間の隙間を通じて空気が流通可能となるため、放熱フィン22では、ヒートパイプ23に伝達された熱を放熱フィン22全体に拡散させることができ、この熱を上記したフィン板53間の隙間を流れる空気と熱交換することで放熱できる。
放熱フィン22は、図1に示すように、ベース板21の上面に重ねて配置され、該ベース板21を通じて伝達された熱を空気中に放出するものである。放熱フィン22は、ベース板21と略同一の長さ及び幅に形成され、ベース板21上の領域に広域にわたって存在する。
放熱フィン22は、図3に示すように、例えば、アルミニウム等の金属板50の上縁51及び下縁52をそれぞれ略平行に折り曲げて、断面略コ字状に形成された複数のフィン板53を備える。これらフィン板53は、ヒートパイプ23の延出方向に並べて配置され、各フィン板53は、例えば、半田付けによって一体に固定されている。
これにより、隣接するフィン板53間の隙間を通じて空気が流通可能となるため、放熱フィン22では、ヒートパイプ23に伝達された熱を放熱フィン22全体に拡散させることができ、この熱を上記したフィン板53間の隙間を流れる空気と熱交換することで放熱できる。
受熱板24は、ベース板21よりも熱伝導度の高い金属(例えば銅)で形成されており、並列に配置された複数のヒートパイプ23よりも幅広に形成されている。受熱板24の裏面(図中下面)24Aには、図2に示すように、半導体素子11が接続され、表面(図中上面)24Bには、ヒートパイプ23の下面の一部が接触されている。これにより、本構成では、ヒートシンク10は、ヒートパイプ23をベース板21と受熱板24とで狭持される。
この構成では、半導体素子11から発せられた熱は、受熱板24を通じて、ヒートパイプ23に伝達され、このヒートパイプ23を通じて、速やかに放熱フィン22に伝達することができ、ヒートシンク10の冷却性能を高めることができる。
この構成では、半導体素子11から発せられた熱は、受熱板24を通じて、ヒートパイプ23に伝達され、このヒートパイプ23を通じて、速やかに放熱フィン22に伝達することができ、ヒートシンク10の冷却性能を高めることができる。
ヒートパイプ23は、受熱板24で受けた熱を、ベース板21を介して放熱フィン22に拡散させるための部材である。ヒートパイプ23は、例えば、銅等の熱伝導性に優れた金属製または上記金属からなる合金製である密閉されたコンテナの内部に、水等の作動液が減圧状態で封入されて形成されている。
ところで、複数のヒートパイプを並列に配置する構成では、各ヒートパイプ内を熱が移送されることにより、伝熱量を増大することができる。一方で、素子の大きさに対する発熱量(発熱密度)が大きい半導体素子11を冷却対象とした場合には、該半導体素子11に近い特定のヒートパイプに熱的な負荷がかかり、ヒートパイプ全体の熱移送量が低下することにより、半導体素子11の冷却効率が低下するおそれがあった。
このため、本実施形態では、ヒートパイプ23は、それぞれコンテナの断面が略矩形状に形成されており、図2に示すように、隣接するヒートパイプ23,23同士が側面23Aで面接触させている。具体的には、略矩形状に形成されたヒートパイプ23,23同士を面接触させた状態で、半田付け等により、ヒートパイプユニット55として一体化している。
ここで、略矩形とは、四隅に角部が形成された方形のみならず、四隅に若干のR(丸み)が残った形状を許容するものである。ただし、略矩形のヒートパイプ23は、4面のうち相対する面が略平行となっている形状であり、理想的には矩形であることが好ましい。
なお、ヒートパイプを矩形へ形成するには、例えば丸型パイプをプレス加工することで形成することができる。
ここで、略矩形とは、四隅に角部が形成された方形のみならず、四隅に若干のR(丸み)が残った形状を許容するものである。ただし、略矩形のヒートパイプ23は、4面のうち相対する面が略平行となっている形状であり、理想的には矩形であることが好ましい。
なお、ヒートパイプを矩形へ形成するには、例えば丸型パイプをプレス加工することで形成することができる。
ヒートパイプユニット55は、矩形状の各ヒートパイプ23を長手方向(図中X方向)一端から他端に亘って面接触させて形成されている。すなわち、各ヒートパイプ23が隣りのヒートパイプ23と面接触することにより、図4に示すように、ヒートパイプ23,23間の熱移動が促進される。このため、特定のヒートパイプにかかる熱的な負荷が分散されることにより、ヒートパイプユニット55全体の熱移送量が増大し、半導体素子(発熱体)11を効率良く冷却できる。また、円形のヒートパイプを用いるよりも略矩形のヒートパイプを用いる方が、熱輸送体の実装密度を向上させることができる。
また、ヒートパイプユニット55は、略同一の高さに形成されたヒートパイプ23を並列に配置して形成される。これによれば、ヒートパイプユニット55におけるベース板21及び受熱板24との対向面55A,55Bを平坦に形成できるため、ベース板21及び受熱板24に対し、ヒートパイプの外形形状に合わせた加工を別途施す必要がなく、製造工程の簡素化及び製造コストの低減化を図ることができる。
[第2実施形態]
図5は、第2実施形態にかかるヒートシンク110を下方から見た外観斜視図である。
この第2実施形態のヒートシンク110は、上記した第1実施形態のものと放熱フィン122の大きさ及び受熱板24の配置箇所が異なる。このため、この第2実施形態では、構成の異なる点のみを説明し、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
放熱フィン122は、ベース板21の約半分の長さに形成され、このベース板21の一端側に配置されている。一方で、受熱板24は、放熱フィン122とは反対側に位置するヒートパイプユニット55の下面に接触して配置されている。
このように、放熱フィンの位置は、図2のように受熱板24の直上を含むこともできるし、また、図5のように受熱板24からオフセットの位置にすることも可能であり、ヒートシンクが配置される筐体のスペースに合わせた設計が可能である。
図5は、第2実施形態にかかるヒートシンク110を下方から見た外観斜視図である。
この第2実施形態のヒートシンク110は、上記した第1実施形態のものと放熱フィン122の大きさ及び受熱板24の配置箇所が異なる。このため、この第2実施形態では、構成の異なる点のみを説明し、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
放熱フィン122は、ベース板21の約半分の長さに形成され、このベース板21の一端側に配置されている。一方で、受熱板24は、放熱フィン122とは反対側に位置するヒートパイプユニット55の下面に接触して配置されている。
このように、放熱フィンの位置は、図2のように受熱板24の直上を含むこともできるし、また、図5のように受熱板24からオフセットの位置にすることも可能であり、ヒートシンクが配置される筐体のスペースに合わせた設計が可能である。
[第3実施形態]
図6は、第3実施形態にかかるヒートシンク120の側面図である。
この第3実施形態では、ヒートシンク120は、図6に示すように、ベース板21の下面21Aに、熱伝導性の高い金属(例えば、銅やアルミニウム)で形成された角柱状のスペーサ(側壁)33,33を備え、これらスペーサ33は、例えば、半田付け等により、ベース板21の下面に固定される。このため、ベース板21とスペーサ33,33とによって、ベース板21の下面21Aにヒートパイプユニット55が収容される空間40(溝部)が形成される。
受熱板24は、空間40に跨って各スペーサ33の下面33Bに固定され、受熱板24の表面24Bには、ヒートパイプユニット55の対向面55B(図中下面)の一部が接触されている。
スペーサ33は、図6に示すように、ヒートパイプユニット55の両側方に配置されるため、ヒートシンク10を回路基板に配置した際に、ヒートパイプ23に過剰な荷重がかかることを防止できる。すなわち、スペーサ33は、ヒートパイプ23からの熱を伝達することに加え、該ヒートパイプを保護する保護部材として機能する。
図6は、第3実施形態にかかるヒートシンク120の側面図である。
この第3実施形態では、ヒートシンク120は、図6に示すように、ベース板21の下面21Aに、熱伝導性の高い金属(例えば、銅やアルミニウム)で形成された角柱状のスペーサ(側壁)33,33を備え、これらスペーサ33は、例えば、半田付け等により、ベース板21の下面に固定される。このため、ベース板21とスペーサ33,33とによって、ベース板21の下面21Aにヒートパイプユニット55が収容される空間40(溝部)が形成される。
受熱板24は、空間40に跨って各スペーサ33の下面33Bに固定され、受熱板24の表面24Bには、ヒートパイプユニット55の対向面55B(図中下面)の一部が接触されている。
スペーサ33は、図6に示すように、ヒートパイプユニット55の両側方に配置されるため、ヒートシンク10を回路基板に配置した際に、ヒートパイプ23に過剰な荷重がかかることを防止できる。すなわち、スペーサ33は、ヒートパイプ23からの熱を伝達することに加え、該ヒートパイプを保護する保護部材として機能する。
また、スペーサ33は、ヒートパイプユニット55(ヒートパイプ23)と略同一の高さに形成されると共に、該スペーサ33の内側面33Aがヒートパイプユニット55の側面55C(端に配置されたヒートパイプ23の側面)と密着する間隔で配置されるため、ヒートパイプユニット55の対向面55A(図中上面)をベース板21の下面21Aに密着させることができると共に、ヒートパイプユニット55の側面55Cをスペーサ33の内側面33Aに密着させることができる。
従って、ヒートパイプユニット55と、ベース板21との伝熱面積を増大させることができるため、ヒートパイプユニット55で移送された熱を、ベース板21を通じて、速やかに放熱フィン22に伝達することができる。
従って、ヒートパイプユニット55と、ベース板21との伝熱面積を増大させることができるため、ヒートパイプユニット55で移送された熱を、ベース板21を通じて、速やかに放熱フィン22に伝達することができる。
以上、本実施の形態によれば、各々の断面が略矩形状に形成された複数のヒートパイプ23を並列に配置し、隣接するヒートパイプ23,23同士を側面23Aで面接触させたヒートパイプユニット55を備え、ヒートパイプユニット55は、放熱フィン22が熱的に接続されるベース板21と、半導体素子11が熱的に接続される受熱板24とで狭持されたため、ヒートパイプユニット55とベース板21及び受熱板24との伝熱面積を増大させることができ、受熱板24で受けた熱を、ヒートパイプユニット55を介して、ベース板21及び放熱フィン22に迅速に伝達することができる。更に、ヒートパイプユニット55は、各々の断面が略矩形状に形成された複数のヒートパイプ23を並列に配置し、隣接するヒートパイプ23,23同士を側面23Aで面接触させたため、ヒートパイプ23,23間の熱の授受が促進されることにより、ヒートパイプユニット55全体の熱移送量が増加し、発熱体を効率良く冷却できる。
また、本実施形態によれば、ヒートパイプユニット55は、ヒートパイプ23の長手方向の一端から他端に亘って側面23Aにて面接触させて一体に形成されるため、ヒートパイプユニット55を板状に形成することができ、ヒートシンク10の組立作業時における取扱いを容易に行うことができる。また、ヒートパイプユニット55のいずれの部位に受熱板24が接続されても、熱をヒートパイプユニット55に均等に拡散できるため、該ヒートパイプユニット55を利用するヒートシンク10の設計の自由度を増すことができる。
また、本実施形態によれば、ヒートパイプユニット55は、略同一高さのヒートパイプ23,23を側面23Aで面接触させて形成されるため、ヒートパイプユニット55におけるベース板21及び受熱板24との対向面55A,55Bを平坦に形成できる。このため、ベース板21及び受熱板24に対し、ヒートパイプの外形形状に合わせた加工を別途施す必要がなく、製造工程の簡素化及び製造コストの低減化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、ベース板21は、ヒートパイプユニット55を収容する略矩形状の空間40を備え、この空間40は、ヒートパイプユニット55の両側面55Cにそれぞれ接触する側壁としてのスペーサ33を備えるため、ヒートパイプユニット55と、ベース板21との伝熱面積を増大させることができ、ヒートパイプユニット55で移送された熱を、ベース板21を通じて、速やかに放熱フィン22に伝達することができる。
更に、スペーサ33がヒートパイプユニット55を保護するため、ヒートパイプユニット55、ひいては各ヒートパイプ23に過剰な荷重がかかることが防止される。
更に、スペーサ33がヒートパイプユニット55を保護するため、ヒートパイプユニット55、ひいては各ヒートパイプ23に過剰な荷重がかかることが防止される。
以上、本発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、本実施形態では、ヒートパイプユニット55は、並列に配置された6本のヒートパイプ23を備える構成としたが、隣接するヒートパイプ23同士が側面で面接触していれば、本数は適宜変更しても良い。
例えば、本実施形態では、ヒートパイプユニット55は、並列に配置された6本のヒートパイプ23を備える構成としたが、隣接するヒートパイプ23同士が側面で面接触していれば、本数は適宜変更しても良い。
また、本実施形態では、ヒートパイプユニット55は、すべて同一形状のヒートパイプ23を並列に配置して形成していたが、ヒートパイプの高さを略同一としていればよく、各ヒートパイプの幅は、発熱体の位置や大きさによって適宜に変更しても良い。
また、本実施形態では、隣接するヒートパイプ23同士を側面で面接触させた状態で一体に接合させているが、面接触した状態でベース板21と受熱板24とで挟まれてさえいれば、ヒートパイプ23同士を接合していなくても良い。
また、本実施形態では、回路基板に配置される半導体素子11を発熱体とする構成としたが、これに限るものではなく、例えば、LED(Light Emitting Diode)素子のように、素子の大きさに対する発熱量(熱密度)が大きいものに適用することができる。
また、本実施形態では、隣接するヒートパイプ23同士を側面で面接触させた状態で一体に接合させているが、面接触した状態でベース板21と受熱板24とで挟まれてさえいれば、ヒートパイプ23同士を接合していなくても良い。
また、本実施形態では、回路基板に配置される半導体素子11を発熱体とする構成としたが、これに限るものではなく、例えば、LED(Light Emitting Diode)素子のように、素子の大きさに対する発熱量(熱密度)が大きいものに適用することができる。
また、本実施形態では、ベース板21の下面に別個のスペーサ33,33を固定しているが、これに限るものではなく、ベース板の下面に側壁を延ばし、該ベース板の下面にヒートパイプユニット55を収容する溝部を形成する構成としても良い。
また、本実施形態では、ベース板21は、1枚の板で形成しているが、複数の部位に分割した構成としても良い。
また、本実施形態では、ベース板21は、1枚の板で形成しているが、複数の部位に分割した構成としても良い。
10、110、120 ヒートシンク
11 半導体素子(発熱体)
21 ベース板
22、122 放熱フィン
23 ヒートパイプ
23A 側面
24 受熱板
33 スペーサ(側壁)
40 空間(溝部)
53 フィン板
55 ヒートパイプユニット
55A 対向面
55B 対向面
55C 側面
11 半導体素子(発熱体)
21 ベース板
22、122 放熱フィン
23 ヒートパイプ
23A 側面
24 受熱板
33 スペーサ(側壁)
40 空間(溝部)
53 フィン板
55 ヒートパイプユニット
55A 対向面
55B 対向面
55C 側面
上記目的を達成するために、本発明は、各々の断面が略矩形状に形成された複数のヒートパイプを並列に配置し、隣接するヒートパイプ同士を面接触させたヒートパイプユニットを備え、前記ヒートパイプユニットは、放熱フィンが熱的に接続されるベース板と、発熱体が熱的に接続される受熱板とで狭持され、前記受熱板は、前記ヒートパイプユニットよりも小さく形成されて該ヒートパイプユニットの一部と接触することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明は、作動液が封入されるコンテナの断面が各々略矩形状に形成された複数のヒートパイプを並列に配置し、隣接するヒートパイプのコンテナ同士を面接触させたヒートパイプユニットを備え、前記ヒートパイプユニットは、放熱フィンが熱的に接続されるベース板と、発熱体が熱的に接続される受熱板とで狭持され、前記受熱板は、前記ヒートパイプが並ぶ方向では前記ヒートパイプユニットよりも大きく、かつ、前記ヒートパイプの長手方向では前記ヒートパイプユニットよりも小さく形成されて該ヒートパイプユニットの一部と接触することを特徴とする。
Claims (4)
- 各々の断面が略矩形状に形成された複数のヒートパイプを並列に配置し、隣接するヒートパイプ同士を面接触させたヒートパイプユニットを備え、
前記ヒートパイプユニットは、放熱フィンが熱的に接続されるベース板と、発熱体が熱的に接続される受熱板とで狭持されたことを特徴とするヒートシンク。 - 前記ヒートパイプユニットは、前記ヒートパイプの一端から他端に亘って面接触させて形成されていることを特徴とする請求項1に記載のヒートシンク。
- 前記ヒートパイプユニットは、略同一高さの前記ヒートパイプを面接触させて形成されることを特徴とする請求項1または2に記載のヒートシンク。
- 前記ベース板は、前記ヒートパイプユニットを収容する略矩形状の溝部を備え、この溝部は、前記ヒートパイプユニットの両側面にそれぞれ接触する側壁を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のヒートシンク。
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2012
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