JP3192487U - 二枚組み掛け布団 - Google Patents

Abstract

【課題】ホック等の配置を改良して、煩雑な組布団の保管を簡易にする二枚組み掛け布団を提供する。
【解決手段】第一、第二の布団体を備える二枚組み掛け布団において、第一布団体Ａの四隅と第二布団体の四隅とを部分的に連結する係止手段としてホックａ−１，ａ−２，ｂ−１，ｂ−２を、第一布団体Ａの四隅と、第二布団体の四隅にそれぞれ備える。係り止め手段として、第一布団体Ａ及び第二布団体の四隅にそれぞれ配置したホックは、第一布団体Ａの一辺両端部のホックをオスａ−１，ａ−２とし、一辺と向かい合う他辺両端部のホックをメスｂ−１，ｂ−２とし、第二布団体の一辺両端部のホックをオスとし、第二布団体の一辺と向かい合う他辺両端部のホックをメスとすることで、特定の布団以外の二枚組み合わせが可能となる。
【選択図】図１

Description

本考案は、二枚組み掛け布団において、第一布団体の四隅に設けられた係止用ホックとそれに対応した第二布団体の四隅に設けたホックによる固定に関するものである。

技術背景

近年、空調装置やベッドの普及によって寝具に対するニーズが多様化している。特に、空調された部屋でベッドに寝るという病院やホテルに於いては、毛布や羽毛掛け布団などを複数重ね合わせたものが分離して脱落することがなく、しかも、全体として薄い掛け布団が望まれている。従来、布団を複数の点で連結した組掛け布団がある。

考案が解決しようとする課題

しかしながら、布団をホックなどを介して複数の点で連結する従来の組掛け布団は、クリーニング及び夏季に単体使用した場合、再度組み合わせる時に対になる布団体の選別と保管に手間が掛かるという問題点があった。

本考案は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、ホック等の配置を改良して、煩雑な組布団の保管を簡易にする事を目的としている。

課題を解決するための手段

本考案は、上記の課題を解決するため、以下の手段を採用した。請求項１に記載の二枚組掛け布団は、第一、第二の布団体を備える二枚組掛け布団において、前記第一の布団体の四隅と第二の布団体の四隅を部分的に連結するホックを係止手段として備えたことを特徴とするものである。

請求項２に記載の二枚組掛け布団は、前記係止手段として第一、第二の布団体の四隅に部分的に連結するオスとメスのホック配したことを特徴とするものである。

このような二枚組掛け布団によれば、各オスホックとメスホックを介して第一の布団体に対する第二の布団体の組み合わせが平易になるため布団の選別と保管が容易になる。
図面を参考に説明する。本考案は第一布団体Ａの短辺部にオスホックａ−１、ａ−２を配置し、同布団体の他短辺部にメスホックｂ−１、ｂ−２を配置する。一方、組み合わせる第二布団体Ｂにも同じように短辺部にオスホックｃ−１、ｃ−２、を配置し、同布団体の他短辺部にメスホックｄ−１、ｄ−２を配置する事により、定められた組み合わせ以外の布団体との組み合わせが可能となる。
係止用ホックのオスメスを明確に判別するためにオスホック側には青糸を目印として縫いつけ、同じくメスホック側には赤糸を縫いつけることによりホックの種別が容易に判断できるように考案した。

考案の効果

本考案によれば、ホテル及び病院など同じ規格の布団体を多数使用する施設において、二枚組み合わせ布団体を夏季に一枚使用した場合やクリーニングなどにより分割した場合、改めて組み合わせる際に対になる布団体を選別する事なく、平易に組合わせが可能となり作業効率が向上する。

この考案の１実施形態である布団体１を示す平面図である この考案の１実施形態である布団体２を示す平面図である

Ａ 布団体Ａ
Ｂ 布団体Ｂ
ａ−１オスホック
ａ−２オスホック
ｂ−１メスホック
ｂ−２メスホック
ｃ−１オスホック
ｃ−２オスホック
ｄ−１メスホック
ｄ−２メスホック
ｆ−１青糸
ｇ−１赤糸

Claims (2)

1. 第一、第二の布団体を備える二枚組み掛け布団において、布団体の四隅を部分的に連結する係止手段としてホックを備えたことを特徴とする二枚組み掛け布団
2. 前記係止手段として通常、第一、第二の布団体の四隅に配置したホックは第一布団体の一辺二箇所のホックをオスとし、対する一辺二箇所のホックはメスとすることで、特定の布団以外の二枚組み合わせが可能となることを特徴とする請求項１記載の二枚組み掛け布団