JP3192430U - 鉄筋溶接継手用部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】溶接前における鉄筋の位置決めを容易にすることはもとより、製造コスト面や鉄筋溶接継手用部材自体の強度面についても配慮した鉄筋溶接継手用部材を提供する。【解決手段】鉄筋溶接継手用部材1は、内周面11、外周面12、第一側面13、第二側面14、第三側面15及び第四側面16からなる略U字形状のU字基体10と、前記U字基体の内周面の長手方向の中央位置に刻設する第一凹部21と、第二凹部22と、第三凹部23と、を備える。前記第一凹部は、U字基体短手方向中央仮想線及び前記第一側面と平行な直線であり、前記第二凹部は、前記U字基体短手方向中央仮想線及び前記第二側面と平行な直線である。【選択図】図1

Description

本願考案は、2本の鉄筋を溶接によって接続する際に用いる鉄筋溶接継手用部材に関するものである。
従来より、2本の鉄筋の端面相互を溶接によって接続する際には、円筒形状あるいは半円筒形状(断面U字形状)の鉄筋溶接継手用部材が利用されてきた。
例えば、後者の鉄筋溶接継手用部材として、平行状に複数の矩形孔を周面に開設した断面U字形状の鉄筋溶接継手用部材が存在する(特許文献1)。
実登3052432号公報
特許文献1の鉄筋溶接継手用部材は、突き合わせた鉄筋の隙間と同等の長さの矩形孔を、複数(10箇所)開設しているので、ゲージを用いなくても、鉄筋の隙間間隔を正確に計ることができ、溶接前における作業の簡略化及び作業性の向上について効果があり、便利である。
しかしながら、複数の矩形孔を開設するための製造コスト面や、複数の矩形孔を開設したことによる鉄筋溶接継手用部材自体及び接続後鉄筋の強度面について、さらなる改良の余地があるものと考える。
そこで、本願考案では、溶接前における鉄筋の位置決めを容易にすることはもとより、製造コスト面や鉄筋溶接継手用部材自体及び接続後鉄筋の強度面についても配慮した鉄筋溶接継手用部材を提供することを課題とする。
上述の課題を解決するため、本願考案では、端面を対向させた2本の鉄筋の外周に被せる略U字形状の鉄筋溶接継手用部材であって、内周面及び外周面と、前記内周面と前記外周面の長手方向端部に挟まれた第一側面及び第二側面と、前記内周面と前記外周面の短手方向端部に挟まれた第三側面及び第四側面とで構成するU字基体と、前記内周面の長手方向の中央付近に刻設する所定の第一凹部と、前記第一凹部よりも前記第二側面に近い位置に刻設する所定の第二凹部とからなり、前記第一凹部及び前記第二凹部が、前記第三側面の高さ方向の中央位置と前記第四側面の高さ方向の中央位置を結ぶU字基体短手方向中央仮想線に対して平行である鉄筋溶接継手用部材を提供する。
また、上述の課題を解決するため、本願考案では、端面を対向させた2本の鉄筋の外周に被せる略U字形状の鉄筋溶接継手用部材であって、内周面及び外周面と、前記内周面と前記外周面の長手方向端部に挟まれた第一側面及び第二側面と、前記内周面と前記外周面の短手方向端部に挟まれた第三側面及び第四側面とで構成するU字基体と、前記内周面の長手方向の中央付近に刻設する所定の第一凹部と、前記第一凹部よりも前記第二側面に近い位置に刻設する所定の第二凹部とからなり、前記第一凹部及び前記第二凹部が、前記第三側面の高さ方向の中央位置と前記第四側面の高さ方向の中央位置を結ぶU字基体短手方向中央仮想線に対して平行であり、前記U字基体短手方向中央仮想線から前記第一凹部までの距離と前記U字基体短手方向中央仮想線から前記第二凹部までの距離が同一である鉄筋溶接継手用部材を提供する。
また、上述の課題を解決するため、本願考案では、端面を対向させた2本の鉄筋の外周に被せる略U字形状の鉄筋溶接継手用部材であって、内周面及び外周面と、前記内周面と前記外周面の長手方向端部に挟まれた第一側面及び第二側面と、前記内周面と前記外周面の短手方向端部に挟まれた第三側面及び第四側面とで構成するU字基体と、前記内周面の長手方向の中央付近に刻設する所定の第一凹部と、前記第一凹部よりも前記第二側面に近い位置に刻設する所定の第二凹部とからなり、前記第一凹部及び前記第二凹部が、前記第三側面の高さ方向の中央位置と前記第四側面の高さ方向の中央位置を結ぶU字基体短手方向中央仮想線に対して平行であり、かつ、前記第一凹部が前記第一側面とも平行である又は前記第二凹部が前記第二側面とも平行であり、前記U字基体短手方向中央仮想線から前記第一凹部までの距離と前記U字基体短手方向中央仮想線から前記第二凹部までの距離が同一である鉄筋溶接継手用部材を提供する。
また、上述の課題を解決するため、本願考案では、端面を対向させた2本の鉄筋の外周に被せる略U字形状の鉄筋溶接継手用部材であって、内周面及び外周面と、前記内周面と前記外周面の長手方向端部に挟まれた第一側面及び第二側面と、前記内周面と前記外周面の短手方向端部に挟まれた第三側面及び第四側面とで構成するU字基体と、前記内周面の長手方向の中央付近に刻設する所定の第一凹部と、前記第一凹部よりも前記第二側面に近い位置に刻設する所定の第二凹部と、前記第一凹部と前記第二凹部に挟まれた空間内に刻設する所定の第三凹部とからなり、前記第一凹部及び前記第二凹部が、前記第三側面の高さ方向の中央位置と前記第四側面の高さ方向の中央位置を結ぶU字基体短手方向中央仮想線に対して平行である鉄筋溶接継手用部材を提供する。
本願考案の鉄筋溶接継手用部材は、U字基体短手方向中央仮想線に対して平行な所定の第一凹部及び第二凹部を刻設しているため、2本の鉄筋の位置決めを容易にすることができる。また、鉄筋溶接継手用部材自体及び接続後鉄筋の強度バランスが確保されている。
また、本願考案の鉄筋溶接継手用部材は、U字基体短手方向中央仮想線から第一凹部又は第二凹部までの各々の距離を同一としているため、鉄筋溶接継手用部材自体及び接続後鉄筋の強度バランスが確保されているとともに、視覚的にも優れる。
また、本願考案の鉄筋溶接継手用部材は、前記第一凹部がU字基体短手方向中央仮想線だけでなく第一側面に対しても平行であるため、上方側の鉄筋の下端面部の位置決めを、より容易にすることができる。また、前記第二凹部がU字基体短手方向中央仮想線だけでなく第二側面に対しても平行であるため、下方側の鉄筋の上端面部の位置決めを、より容易にすることができる。
また、本願考案の鉄筋溶接継手用部材は、第一凹部と前記第二凹部に挟まれた空間内に前記U字基体短手方向中央仮想線に対して略90度の角度差をつけて刻設する第三凹部を設けるため、溶接作業者の技量を補完し溶接作業を容易にならしめ、接続後鉄筋について一定の品質を確保し得る。前記第一凹部と前記第二凹部に挟まれた空間に前記第三凹部の一部を刻設すると溶接作業がより容易となり、その全部を刻設すると鉄筋溶接継手用部材自体及び接続後鉄筋の強度を確保しやすくなる。
図1は実施例1の鉄筋溶接継手用部材の全体構造を示した斜視図である。 図2はU字基体短手方向中央仮想線及び実施例1の鉄筋溶接継手用部材の実施形態を示した正面図である。 図3は第一凹部の刻設構造及び鉄筋溶接継手用部材の実施形態を示した側面図である。 図4は第三凹部の刻設構造及び実施例1の鉄筋溶接継手用部材の実施形態を示した断面図である。 図5は第三凹部の第一の変形例を示した斜視図である。 図6は第三凹部の第二の変形例を示した斜視図である。 図7は鉄筋溶接継手用部材(鋼板から鋼板片)の製造方法を示した説明図である。 図8は鉄筋溶接継手用部材の製造方法を示した説明図である。 図9は溶接接続をする際の手順を示した説明図である。 図10は実施例2の鉄筋溶接継手用部材の全体構造を示した斜視図である。
端面を対向させた2本の鉄筋の外周に、本願考案の鉄筋溶接継手用部材を被せてその内周面を溶接することにより前記鉄筋を接続する。
鉄筋溶接継手用部材の構成について、図1から図6に従い説明する。
鉄筋溶接継手用部材(1)は、内周面(11)及び外周面(12)と、前記内周面の長手方向端部と前記外周面の長手方向端部に挟まれた空間に延接する上方側の第一側面(13)及び下方側の第二側面(14)と、前記内周面の短手方向端部と前記外周面の短手方向端部に挟まれた空間に延接する左側の第三側面(15)及び右側の第四側面(16)と、からなるU字基体(10)と、前記U字基体の内周面の長手方向の中央位置の上方側(前記第一側面側)に刻設する所定の第一凹部(21)と、下方側(前記第二側面側)に刻設する所定の第二凹部(22)と、前記第一凹部と前記第二凹部に挟まれた空間に刻設する所定の第三凹部(23)と、で構成する(図1)。
また、前記第三側面(15)の高さ方向の距離(L)の中央位置及び前記第四側面(16)の高さ方向の距離の中央位置を結ぶ仮想直線(C)を、U字基体短手方向中央仮想線(C)と定義し、以下の説明をする(図1及び図2)。
前記U字基体(10)の形状について、前記第一側面(13)の外観形状あるいは断面形状が略U字形状であるが、接続する鉄筋の外周に概ね沿うU字形状であれば良いものとする。したがって、接続する鉄筋の直径(太さ)に応じたU字形状の内周面を備える形状となる。
例えば、接続する鉄筋の直径が25ミリメートルから32ミリメートルの間である場合、前記U字基体の内周面の直径は36ミリメートルとしている。
なお、前記U字基体(10)の厚み及び材質について、鉄筋溶接継手用部材自体及び接続後鉄筋の強度面(溶接熱で割れるおそれがないなど)に配慮しながら設計変更し得るが、本実施例では、厚さ4ミリメートルの鉄鋼製としている。
前記第一凹部(21)を刻設する位置について、鉄筋の溶接作業時に目視が容易な前記U字基体の内周面の長手方向の中央付近であれば許容し得るが、好ましくはU字基体の内周面の長手方向の中央位置である(図2)。
また、前記第一凹部(21)を、前記U字基体短手方向中央仮想線(C)に対して平行とすることにより、上方側の鉄筋の下端面部を傾きが生じ難くしている。また、鉄筋溶接継手用部材自体及び接続後鉄筋の強度バランスも確保されている(図2)。
また、前記第一凹部(21)は、前記第一側面に対しても平行であることにより、視認性にも優れる(図1)。
前記第一凹部(21)の形状について、前記U字基体短手方向中央仮想線(C)に対して平行で視認確認性に優れる長さ1ミリメートルの連続する直線としているが、鉄筋溶接継手用部材自体及び接続後鉄筋の強度が確保されていれば良いものとする(図2)。例えば、長さ2ミリメートルの不連続な直線(点線、一点鎖線など)でも許容し得る。
前記第二凹部(22)を刻設する位置について、鉄筋の溶接作業時に目視が容易な前記U字基体の内周面の長手方向の中央付近であれば許容し得るが、好ましくはU字基体の内周面の長手方向の中央位置である(図2)。
また、前記U字基体短手方向中央仮想線(C)に対して平行とすることにより、下方側の鉄筋の上端面部を傾きが生じ難くしている。また、鉄筋溶接継手用部材自体及び接続後鉄筋の強度バランスも確保されている(図2)。
また、前記第二凹部(22)は、前記第二側面に対しても平行であることにより、視認性にも優れる(図1)。
前記第二凹部(22)の形状について、前記U字基体短手方向中央仮想線(C)に対して平行で視認確認性に優れる長さ1ミリメートルの連続する直線としているが、鉄筋溶接継手用部材自体及び接続後鉄筋の強度が確保されていれば良いものとする(図2)。例えば、長さ2ミリメートルの不連続な直線(点線、一点鎖線など)でも許容し得る。
前記第一凹部(21)から前記U字基体短手方向中央仮想線(C)までの距離と前記第二凹部(22)から前記U字基体短手方向中央仮想線までの距離は、鉄筋溶接継手用部材自体及び接続後鉄筋の強度バランスあるいは視覚的な面を考慮して、同一としている(図2)。
前記第一凹部(21)及び前記第二凹部(22)の形態(形状、長さなど)について、鉄筋溶接継手用部材自体及び接続後鉄筋の強度バランスあるいは視覚的な面を考慮すると、同一形態で刻設する方が好ましい。
前記第三凹部(23)の刻設する位置及び長さについて、前記第一凹部と前記第二凹部に挟まれた空間内に、当該空間長さと同一の4ミリメートルの長さで、前記U字基体短手方向中央仮想線(C)に対して90度の角度差をつけて刻設しているが、溶接作業の容易性、鉄筋溶接継手用部材自体及び接続後鉄筋の強度を著しく低下させる位置及び長さでなければ、前記第一凹部と前記第二凹部に挟まれた空間内に全部又は一部を刻設していればよいものとする(図1、図2、図5及び図6)。
例えば、図5の様に前記第一凹部及び前記第二凹部に挟まれた空間内に当該空間長さよりも短い2.5ミリメートルの長さの直線で全部を刻設する場合や、図6の様に前記第一凹部及び前記第二凹部に挟まれた空間内に当該空間長さよりも長い6ミリメートルの長さの直線で一部を刻設する場合も許容し得る(図5及び図6)。
また、前記直線を不連続な直線(点線、一点鎖線など)にすることも許容し得るし、前記U字基体短手方向中央仮想線(C)に対して90度前後の角度差(略90度)で刻設していれば許容し得る。
前記第一凹部(21)、前記第二凹部及び前記第三凹部(23)について刻設とは、前記U字基体(10)の内周面の表面よりも凹んだ状態に設けることをいう(図3及び図4)。
具体的には、先端が尖った突起体をU字基体の内周面部に押圧して凹んだ状態に設ける場合だけでなく、レーザー加工等により凹んだ状態に設ける場合なども包含する。
なお、前記刻設することで、鉄筋溶接継手用部材に雨や雪がかかるあるいはこすれや落下などの外部接触による影響を受けたとしても、鉄筋溶接継手用部材の効果が失われてしまう危険性を抑制している。
なお、前記第一凹部(21)、前記第二凹部及び前記第三凹部(23)の凹み深さについて、1ミリメートル程度の深さであるが、鉄筋溶接継手用部材自体及び接続後鉄筋の強度が確保されていれば良いものとする。
次に、鉄筋溶接継手用部材の製造方法について図7及び図8に従い説明する。
短手方向が80ミリメートル、長手方向が180ミリメートルの鋼板の表面にアルファベットのI文字形状の突起体を押圧して、第一凹部、第二凹部及び第三凹部を同時に刻設した後、前記鋼板の先端から20ミリメートルの位置で切断し鉄鋼片(10´)を製造する(図7)。
同様に、第一凹部、第二凹部及び第三凹部の同時刻設と鋼板の先端から20ミリメートル位置での切断を繰り返し、鉄鋼片(10´)を製造していく。
前記鋼板片(10´)の長手方向中央部を押圧し、U字基体に成形する(図8)。
なお、前記製造方法は、ひとつの具体例の例示である。したがって、刻設する突起体の形状について、前記アルファベットのI文字形状とは異なるものでも許容し得るし、いかなる長さの鋼板(特に、長手方向)を使用することも許容し得るものとする。
次に、2本の鉄筋を上下方向に溶接接続をする際の手順について、図9に従い説明する。
上下方向に並べ端面を対向させた2本の鉄筋(30、40)の外周にU字基体(10)を被せる。
第一凹部(21)が、上方側の鉄筋(30)によって視認不可にならない様に前記上方側の鉄筋の下端面部(31)の位置を調整し、仮固定する。
同様に、第二凹部(22)が、下方側の鉄筋(40)によって視認不可にならない様に前記下方側の鉄筋の上端面部(41)の位置を調整し、仮固定する。
第三凹部(23)の中央部から前記第三凹部に沿って溶接を始める。
前記第三凹部(23)の中央部から前記第三凹部に沿って溶接を始めることを指導することにより、各々の溶接作業者の個人差をなくし(補完し)、溶接後の鉄筋が一定の品質に保たれることになる。
実施例2の鉄筋溶接継手用部材は、第三凹部を設けず、かつ、第一凹部及び第二凹部を点線にした変形例であり、実施例1と異なる部分についてのみ図10に従い説明する。
鉄筋溶接継手用部材(1)は、内周面(11)及び外周面(12)と、前記内周面の長手方向端部と前記外周面の長手方向端部に挟まれた空間に延接する上方側の第一側面(13)及び下方側の第二側面(14)と、前記内周面の短手方向端部と前記外周面の短手方向端部に挟まれた空間に延接する左側の第三側面(15)及び右側の第四側面(16)と、からなるU字基体(10)と、前記U字基体の内周面の長手方向の中央位置の上方側(前記第一側面側)に刻設する第一凹部(21)と、下方側(前記第二側面側)に刻設する第二凹部(22)と、で構成する。
第一凹部(21)の形状について、前記U字基体短手方向中央仮想線に対して平行で視認確認性に優れる長さ2ミリメートルの点線としているが、鉄筋溶接継手用部材自体及び接続後鉄筋の強度が確保されていれば良いものとする。例えば、長さ1ミリメートルの連続直線でも許容し得る。また、前記第二凹部(22)についても同様である。
溶接接続をする際の手順については、実施例1と同様であるため説明は省略する。
本願考案の鉄筋溶接継手用部材は、溶接前における鉄筋の位置決めが容易であるとともに、製造コスト面や強度面に優れた鉄筋溶接継手用部材であるので、産業上の利用可能性を有する。
1 鉄筋溶接継手用部材
10 U字基体
10´ 鋼板片
11 内周面
12 外周面
13 第一側面(長手方向の上方側の側面)
14 第二側面(長手方向の下方側の側面)
15 第三側面(短手方向の左側の側面)
16 第四側面(短手方向の右側の側面)
21 第一凹部
22 第二凹部
23 第三凹部
30 一方の鉄筋(上方側の鉄筋)
31 一方の鉄筋の下端面部
40 他方の鉄筋(下方側の鉄筋)
41 他方の鉄筋の上端面部
C U字基体短手方向中央仮想線
L 第三側面及び第四側面の高さ方向距離

Claims (4)

  1. 端面を対向させた2本の鉄筋の外周に被せる略U字形状の鉄筋溶接継手用部材であって、
    内周面及び外周面と、前記内周面と前記外周面の長手方向端部に挟まれた第一側面及び第二側面と、前記内周面と前記外周面の短手方向端部に挟まれた第三側面及び第四側面と、で構成するU字基体と、
    前記内周面の長手方向の中央付近に刻設する所定の第一凹部と、
    前記第一凹部よりも前記第二側面に近い位置に刻設する所定の第二凹部と、
    からなり、
    前記第一凹部及び前記第二凹部が、前記第三側面の高さ方向の中央位置と前記第四側面の高さ方向の中央位置を結ぶU字基体短手方向中央仮想線(C)に対して平行である鉄筋溶接継手用部材。
  2. 前記U字基体短手方向中央仮想線から前記第一凹部までの距離と前記U字基体短手方向中央仮想線から前記第二凹部までの距離が同一である請求項1に記載の鉄筋溶接継手用部材。
  3. 前記第一凹部が前記第一側面と平行である又は前記第二凹部が前記第二側面と平行である請求項1又は請求項2に記載の鉄筋溶接継手用部材。
  4. 前記第一凹部と前記第二凹部に挟まれた空間内に、前記U字基体短手方向中央仮想線に対して略90度の角度差をつけた第三凹部の全部又は一部を刻設した請求項1から請求項3のいずれかに記載の鉄筋溶接継手用部材。
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