JP3192358B2 - 情報センタにおけるサービス可変装置 - Google Patents
情報センタにおけるサービス可変装置Info
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Description
サービス可変装置に関し、特にネットワーク上で各種サ
ービスを提供する情報センタから利用者端末に対して利
用者が関心があると思われるサービスを選別して紹介す
る情報センタにおけるサービス可変装置に関する。
供を受けることができるようなサービス形態が進んでき
ている。このようなネットワークシステムでは、情報を
提供する複数のインフォメーションプロバイダが情報セ
ンタに接続されており、この情報センタがネットワーク
を介して通信機能を有する端末に接続された構成になっ
ている。利用者は、端末を使って情報センタにアクセス
し、必要な情報やサービスの提供を受けることになる。
ーションプロバイダなどが提供しているサービスを利用
しようとするときには、利用者が端末を操作して利用可
能なサービスを探し、希望するサービスがあったなら
ば、利用者自身で端末機能を変更したり、サービスの申
込みなどを行って、そのサービスを受けることができる
環境を整える必要がある。例えば、端末機能を変更する
ような場合は、通常、外部の記憶媒体に入ったサービス
プログラムを入手したり、或いは通信回線を介して情報
センタより入手して、それを端末にインストールするこ
とが行われる。サービスの申込みおよび解除について
も、情報センタとオンライン状態で手続きをしたり、郵
送等の方法が採られている。
ムでは、情報センタから何かしらサービスを受けようと
するときには、利用者自身が端末機能を変更する必要が
あり、新たにサービスを受けようとするとき、または既
に受けているサービスを止めたいときには、別途にサー
ビスの申込みまたは解除を行う必要があり、さらに、何
らかのサービスの提供を受けたいとするときには、沢山
あるサービスの中から自分に合ったものを利用者自身で
捜し出す必要があり、利用者自身が煩わしい手間と手順
をかけて、サービスを受けるための準備をしなければな
らないという問題点があった。
のであり、情報センタ側から利用者が興味のありそうな
サービスを選別して利用者に紹介し、利用者が紹介され
たサービスを利用するときには、端末からそのサービス
を申し込むことで、サービスプログラムが配信される、
情報センタにおけるサービス可変装置を提供することを
目的とする。
る本発明の原理図である。本発明の情報センタにおける
サービス可変装置は、プロフィールデータ登録手段12
と、サービスメニュー配信手段14と、サービスメニュ
ー管理手段16と、サービスプログラム配信手段18と
から構成されている。プロフィールデータ登録手段12
により利用者端末30から登録要求を受付けて利用者自
身のプロフィールデータをあらかじめ登録しておく。サ
ービスメニュー管理手段16においては、情報センタ1
0が扱うサービスのメニューに関するサービスメニュー
データを管理し、サービスの発生・終了に応じてメニュ
ーデータを追加・削除する。サービスメニュー配信手段
14では、登録されているプロフィールデータおよびサ
ービスメニューデータを検索して利用者の嗜好に合致し
たサービスメニューを選別して利用者端末30に配信す
るようにしている。利用者は配信されたサービスメニュ
ーを見て、希望するサービスがあったならば、利用者端
末30からサービスの申込みをするが、サービスプログ
ラム配信手段18は、その申込みを受付けて対応するサ
ービスプログラムを配信する。これにより、情報センタ
から通信回線を通じて受けるサービスの紹介内容、すな
わち、サービスメニューは利用者毎に変更されて配信さ
れることになり、膨大な数のサービスの中から利用者自
らが自分に合ったサービスを捜し出す手間はなくなる。
を参照して説明する。図1は情報センタにおけるサービ
ス可変装置の原理構成を示す図である。
20を通じて利用者端末30が接続されている。情報セ
ンタ10には、利用者のプロフィールデータを登録する
プロフィールデータ登録手段12と、そのプロフィール
データから利用者が興味があると思われるサービスを探
して利用者端末30に配信するサービスメニュー配信手
段14と、情報センタ10が提供する、または情報セン
タ10が仲介するサービスを管理するサービスメニュー
管理手段16と、利用者端末30からのサービスの申込
みに対して利用者端末30へ申込みのあったサービスプ
ログラムを配信するサービスプログラム配信手段18と
が備えられている。また、プロフィールデータ登録手段
12には利用者自身のプロフィールデータをあらかじめ
登録しておくプロフィールデータデータベース13を、
サービスメニュー管理手段16にはサービスメニューデ
ータを登録しておくサービスメニューデータベース15
を、そして、サービスプログラム配信手段18にはサー
ビスプログラムを管理しているサービスプログラムデー
タベース17をそれぞれ有しており、各データおよびサ
ービスプログラムを管理している。
端末30を使って事前に利用者自身のプロフィールデー
タを情報センタ10のプロフィールデータ登録手段12
に登録しておく。ここで、サービスメニューを配信する
場合には、サービスメニュー配信手段14は、プロフィ
ールデータデータベース13およびサービスメニューデ
ータベース15に登録しておいたプロフィールデータと
サービスメニューデータとを比較して、どの利用者がど
のサービスに関心あるのかを選別し、選別したサービス
メニューのデータを利用者端末30に配信する。利用者
は、利用者端末30にて、配信されたサービスメニュー
のデータを見て、本当に自分が受けたいサービスである
かどうかを判断し、もし、それが受けたいサービスであ
れば申込みを行う。すると、情報センタ10では、サー
ビスプログラム配信手段18がサービスの申込みを受け
付けて、申込みのあったメニューに対応するプログラム
を利用者端末30に配信する。そのプログラムは利用者
の端末に自動的にインストールされ、その時から利用者
はサービスを受けられることになる。
フォメーションプロバイダと利用者端末との仲介をする
情報センタに適用した場合を例にして説明する。図2は
プロフィールデータの一例を示す図である。
ィールデータ130は情報センタ10のプロフィールデ
ータ登録手段12にて受け、プロフィールデータデータ
ベース(以下、嗜好特徴会員対応データベースという)
13に登録される。このプロフィールデータ130は、
「本人確認用データ」および「嗜好特徴抽出用データ」
より構成される。
センタ側にて確認するためのデータであり、データの総
てか若しくは一部を入力させることで本人かどうかを確
認するのに使用される。この「本人確認用データ」は、
既にセンタ側で会員管理情報として持っているデータな
ので、入力されたデータと比較すれば本人であるかどう
かが分かる。この「本人確認用データ」の項目として
は、例えば、「氏名」、「識別番号(ID番号)」、
「性別」、「住所」、「電話番号」、「生年月日」など
がある。
ば、「職業」、「資格」、「趣味」、「興味対象」など
での項目からなる。このデータは各項目に入力されたデ
ータから利用者の嗜好を抽出するためのもので、特に
「趣味」と「興味対象」の項目から嗜好特徴が強く得ら
れる。
処理の流れを示すフローチャートである。プロフィール
データを入力する際、まず、データ入力のモードを選択
し(ステップS1)、その入力が新規か前のデータを更
新するのかの分岐がある(ステップS2)。前データが
存在する場合には、更新が自動判別され、前のデータを
出力して入力画面を表示する(ステップS3)。新規の
場合は、入力画面表示になる(ステップS4)。次い
で、入力画面の中から、利用者は入力したい項目を選択
する(ステップS5)。ある項目が選択されると、その
項目の中の選択肢が表示される(ステップS6)。ここ
で、該当選択肢があるかどうかが判断され(ステップS
7)、該当選択肢があれば、表示されている選択肢から
該当選択肢を選択することで(ステップS8)、選択さ
れたデータが取込まれる(ステップS9)。もし選択肢
の中に該当するものが無い場合は、ソフトキーボードを
表示し(ステップS10)、ソフトキーボードを使用し
てデータを入力することで(ステップS11)、入力デ
ータの取込みが行われる(ステップS12)。総ての項
目について入力が終了したかどうかが判断され(ステッ
プS13)、終わっていなければ、ステップS4の入力
画面表示に戻り、終了ならば、最終入力画面表示を行い
(ステップS14)、ここで、入力した内容の確認が終
わったら(ステップS15)、入力データを記憶して作
業を終了する(ステップS16)。
タの入力画面の例を示す図である。プロフィールデータ
を入力する時、前データが存在していなく、新規入力の
場合は図4(A)に示したような入力画面31aが表示
される。ここで、項目「職業」の入力をする場合には、
入力画面31aにて「職業」の項目を選択する。する
と、図4(B)に示したように、その項目に対する選択
肢を表示した選択画面31bが表示される。この例で
は、まず、職業の分類のうち、大分類が列挙される。こ
の大分類の中で、例えば、「経済・産業」を選択する
と、図4(C)に示したように、この項目に対する中分
類の選択肢の選択画面31cが表示される。ここで、例
えば、「個人サービス業」の項目を選択すると、図5
(A)に示したように、具体的な職業名を列挙した選択
画面31dが表示され、ここで、例えば、「会計士」を
選択することによって、図5(B)に示したように、図
4(A)と同じような入力画面31eに戻る。ここで
は、「職業」の項目に、選択肢の中から選択された「会
計士」の選択データが入力された状態で表示される。こ
のようにして、各項目の入力が終了すると、図5(C)
に示したように、すべての項目が入力された最終確認用
の画面31fになる。この画面31fでよければ、「Y
ES」を選択することにより、データとして情報センタ
に送られ、記憶される。尚、選択画面31b,31c,
31dにおいて、選択肢の中に該当するものが無い場合
は、図6に示したように、自由入力画面31gになり、
表示されているソフトキーボードを使うことによって項
目の入力が行われる。
選択肢の中から利用者が選ぶだけで入力が可能なので、
普段キーボードなどに慣れていない利用者でも簡単にデ
ータの入力が可能になる。そればかりでなく、情報セン
タ側にデータを送信(登録)する際に、選択肢番号だけ
を送信すればよいので、記憶メモリの節約や通信時間の
節約にもなる。
タ構成を示した図である。プロフィールデータを情報セ
ンタに登録する際の送信データ131は、プロフィール
データにその版数と、送信元の端末識別番号とが結合さ
れた構成を有している。プロフィールデータは、本人確
認用データ131aと思考特徴抽出用データ131bと
から構成される。データ版数131cはこの送信したプ
ロフィールデータの版数である。端末識別番号131d
は、送信元の端末がサービスを受ける正規の端末である
かどうかを確認するためと、本人確認用データと照らし
合わせて、利用者本人の端末であるかどうかを確認する
ためのものである。したがって、他人の端末を使用して
プロフィールデータを登録しようとしても、データの内
容が正しくとも情報センタでは受付をしない。これは利
用者の携帯端末が紛失した場合などに対応するためであ
る。尚、データ識別コード131eは、このデータがプ
ロフィールデータであることを示すものである。
れを示すフローチャートである。このフローチャートに
おいて、太い実線の箱は利用者端末側での処理であり、
細い実線の箱は情報センタ側での処理である。プロフィ
ールデータを情報センタへ登録する際には、利用者端末
にてデータの登録をし、このデータを送信するためのモ
ード選択を行う(ステップS21)。次いで、通信回線
を接続し(ステップS22)、利用者端末に記憶された
プロフィールデータを送信する(ステップS23)。情
報センタでは、送信されてきたプロフィールデータを受
信し(ステップS24)、そのデータが利用者本人のも
のかどうかの確認処理が行われる(ステップS25)。
ここで、利用者本人であると確認された場合には、情報
センタの嗜好特徴会員対応データベース(DB)に格納
する(ステップS26)。もし入力データに異常があれ
ばその旨のコメントデータを利用者端末へ送信する(ス
テップS27)。利用者端末では、そのコメントデータ
を受け(ステップS28)、通信回線を切断して(ステ
ップS29)、終了する。
すフローチャートである。ここでは、情報センタが受け
取ったプロフィールデータから、利用者は何に興味があ
るのかという嗜好特徴を抽出する。情報センタでは、ま
ず、利用者がプロフィールデータとして入力したデータ
を抽出する(ステップS31)。次いで、この入力デー
タを独自に体系化した辞書と比較して(ステップS3
2)、該当語があるかどうかを判断する(ステップS3
3)。ここで、該当語があった場合(ヒットした場合)
には、その該当語を含む辞書のパターンを抽出し(ステ
ップS34)、それを、利用者各々と対応させた嗜好特
徴会員対応DBに登録する(ステップS35)。ここ
で、入力データが終了かどうかを判断し、まだ入力デー
タがあれば、ステップS32に戻り、入力データが無け
れば、終了する(ステップS36)。ステップS33の
判断にて、該当語が無かった場合には、一旦、そのデー
タを保留とし(ステップS37)、センタ側で辞書の組
み替えおよびデータの追加など、辞書内容(パターン)
の変更を行い(ステップS38)、その後に、ステップ
S32に戻って、再度比較を行いパターンを抽出する。
このとき、入力データと比較される辞書の形態を以下に
示す。
プロフィールデータと比較される辞書は情報センタ側に
て予め作っておくものであり、自動的に生成されるもの
ではない。語の繋がりを分類第1語から分類第n語まで
のパターンとし、大きい分類から小さい分類へとツリー
状に繋がるようにする。すなわち、最も大きい分類第1
語1−1の下には、これより小さな分類第2語2−1,
2−2,・・が繋がり、この下には、これより小さな分
類第3語3−1,3−2,3−3,・・が繋がってい
き、この繋がりが分類第n語まで続く。尚、語の繋がり
の関係において、大きい分類の方を上位、小さい方の分
類を下位と表現することとする。
である。プロフィールデータと辞書との比較において、
該当語がどの分類でヒットしたかによって抽出されるパ
ターンを以下の4つの例で説明する。
類第1語1−1にてヒットした場合には、これに繋がる
すべての語が取り込まれて、パターン化される。図11
(B)に示したように、分類第2語2−1にてヒットし
た場合には、上位の分類第1語1−1と、この分類第2
語2−1に繋がる下位のすべての語が取り込まれて、パ
ターン化される。図11(C)に示したように、分類第
3語3−1にてヒットした場合には、上位の2つの分類
第2語2−1および分類第1語1−1と、この分類第3
語3−1に繋がる下位のすべての語が取り込まれる。そ
して、図11(D)に示したように、分類第n語n−1
にてヒットした場合には、上位のすべての語が取り込ま
れることになる。このように、下位の分類になるに従っ
て直系の単純なパターンとなる。この際、あまり上位の
分類語でヒットすると、抽出される語の数が多くなって
パターンが大きくなるので、あらかじめパターン化する
範囲を設定して、その範囲でパターン化するようにする
とよい。
ーン例を示す図である。この例は分類第2語の「映画」
という語がヒットして抽出された場合を示しており、直
系の上位の語「文化」と、下位には「映画」に属する語
「映画一般」、「映画会社」および「映画祭」と、これ
らにそれぞれ属する語とを含むパターンが抽出される。
ここでは、パターン範囲は分類第4語までとしている。
このようにして嗜好特徴をパターン化することによっ
て、データが単語である場合に比べて、サービスメニュ
ーと比較した際のヒット率が高くなり、利用者に紹介す
る数が多くなる。例えば、図12に示した例で言えば、
利用者の嗜好特徴データが「映画」である時、単語の場
合は「映画」そのものにヒットしなければ紹介されない
が、パターン化すれば、「文化」から「映画一般」、
「映画会社」、「映画祭」等々、「映画」に関連するも
のが紹介されることになる。
構成例を示す図である。これは、どの利用者がどんな嗜
好特徴を持っているのかをデータベース化したものであ
り、4つの構成が考えられる。この各々のデータベース
を用いて、利用者が関心を持っているサービスメニュー
を検索し、それを利用者に紹介するわけである。
は、パターン化した嗜好特徴を利用者と対応させた構成
を示している。パターン毎に利用者の識別番号を対応さ
せるようにした構成によれば、各パターン毎にすぐに配
信数が把握できることや、各パターン毎にどんな会員が
いるのかを把握しやすいという特徴を有している。
利用者毎にパターン化した嗜好特徴を対応させた構成を
示している。この利用者の識別番号毎にパターン化した
嗜好特徴を対応させるようにした構成は、特定の利用者
について、どんな嗜好特徴があるのか知りたい場合など
に便利である。
嗜好特徴をパターン化していない場合であり、その嗜好
特徴毎に利用者を対応させた構成を示している。この構
成は、図13の場合と同様にすぐに配信数が把握できる
ことや、各嗜好特徴毎にどんな会員がいるのか、例えば
「映画」という嗜好特徴を持つ会員の名前を把握しやす
いという特徴がある。
好特徴をパターン化していない場合であって、利用者毎
に嗜好特徴を対応させた構成である。この構成は、図1
4の場合と同様に特定の利用者について、どんな嗜好特
徴があるのか知りたい場合などに便利である。
3a〜13dのうち、どの構成を用いるのかは情報セン
タの運用方法や必要性に係わる。但し、利用者側から考
えると、紹介してもらえるサービスメニューを沢山欲し
い場合は嗜好特徴をパターン化してある嗜好特徴会員対
応DB13a,13bを用いる方が良く、絞ったものだ
け紹介してもらう場合はパターン化していない嗜好特徴
会員対応DB13c,13dを用いる方が良い。
「会員」と示してあるが、実際のデータとしては辞書上
の語番号や会員番号を用いる。図17はサービスメニュ
ーをパターン化する処理の流れを示すフローチャートで
ある。
に保存されているが、これに新たなサービスメニューが
加わったような場合に、サービスメニューのパターン化
がなされる。そのときには、サービスメニューの題名
(特徴)を図10に示した辞書と比較して(ステップS
41)、該当語があった場合(ヒットした場合)には、
その該当語を含む辞書のパターンを抽出する(ステップ
S42)。
ターン化されたパターン形式は図11の嗜好特徴のパタ
ーン形式と同じである。サービスメニューのパターン化
において、図9に示した嗜好特徴のパターン化と異なる
のは、サービスメニューの場合は題名の付け方が辞書に
存在する単語を使用するというルールを用いているた
め、必ず辞書と比較した際にヒットすることである。も
し、辞書に無い単語をどうしても用いたい場合は辞書に
追加すれば良い。また、基本的にサービスメニューの紹
介の時だけパターン化すれば良いので、データベースと
して保存する必要もない。したがって、数が嗜好特徴に
比べて少ないので、特にパターン化の範囲を決めていな
い。つまり、どの分類の位でヒットしてもパターンとし
ては最後まで取り込むこととする。
張したパターン化の一例を示す図である。例えば、図1
8(A)に示したように、利用者の「映画会社」なる嗜
好特徴データをパターン化した嗜好特徴パターンがある
とする。ここで、一例として、映画祭をいろいろ見るこ
とが出来る、題名が「映画祭紹介ソフト」なるサービス
メニューが新しく付け加わったとする。このサービスメ
ニューの特徴(題名)は辞書に追加されるが、このと
き、辞書には、「映画」の1つ下の下位語として追加さ
れるとする。この場合、「映画会社」でヒットした人に
対しては「映画祭紹介ソフト」は当然紹介されないこと
になる。しかし、映画会社に興味のある人ならば、映画
祭にも興味がある可能性も高いので、このような特徴ま
で紹介する範囲を拡張することも有用である。
ト」によって、サービスメニューの特徴をパターン化す
ると、図18(B)に示したようになる。このようにパ
ターン化しておいたサービスメニュー特徴パターンを嗜
好特徴パターンと比較(検索)してパターン化すること
により、図18(C)に示したように、嗜好特徴パター
ンには含まれていない特徴が新たに含まれるようにな
る。これにより、利用者に紹介されるサービスメニュー
の数が増え、もともとプロフィールデータからだけでは
ヒットしない人にも、多くのメニューを紹介できるよう
になる。
好特徴会員対応DBをどのように検索するかについて、
サービスメニューがパターン形式で、データベースが図
13に示した嗜好特徴会員対応DB13aである場合を
例にして説明する。
本処理の流れを示すフローチャートである。嗜好特徴会
員対応DBを検索するには、まず、最初のパターンを用
意し(ステップS51)、そのパターンについてパター
ン検索処理を行う(ステップS52)。このパターン検
索処理の詳細は図20で説明する。パターン検索処理が
終了すると、データベースのパターンが最後かどうかを
判断し(ステップS53)、最後であれば、この基本処
理は終了となり、最後でなければ、次のパターンを用意
して(ステップS54)、ステップS52に戻る。この
検索処理は、一定期間を置いて、例えば、1か月置きに
実施される。
検索処理の流れを示すフローチャートである。パターン
検索の処理において、まず、メニューパターンのどの分
類語数(階層)から検索するかの初期設定をする(ステ
ップS61)。通常は、最上位の分類第1語から始める
よう、「Y=1」が設定される。同様に、その分類語数
の何番目の語から検索するかの初期設定をする(ステッ
プS62)。通常は、最初から始めるよう、「m=1」
が設定される。次に、メニューパターン分類第Y語のm
番目の語を抽出する(ステップS63)。ここで、嗜好
パターンのどの分類語数から検索するかの初期設定をす
る(ステップS64)。通常は、最上位の分類第1語か
ら始めるよう、「X=1」が設定される。同様に、その
分類語数の何番目の語から検索するかの初期設定をする
(ステップS65)。通常は、最初から始めるよう、
「p=1」が設定される。そして抽出した語と嗜好パタ
ーン分類第X語のp番目の語と比較する(ステップS6
6)。ここで、比較の結果、一致すれば、すなわち、ヒ
ットすれば、配信関連処理を行い(ステップS67)、
終了する。配信関連処理については、図21にて後述す
る。
ば、pがパターンの最後かどうかを判断し(ステップS
68)、最後でなければ、次の語との比較を行うために
pを1つインクリメントして(ステップS69)、ステ
ップS66に戻る。ステップS68において、pがパタ
ーンの最後であれば、Xがパターンの最後かどうかを判
断し(ステップS70)、最後でなければ、次の語との
比較を行うためにXを1つインクリメントして(ステッ
プS71)、ステップS65に戻る。ステップS70に
おいて、Xがパターンの最後であれば、mがパターンの
最後かどうかを判断し(ステップS72)、最後でなけ
れば、次の語との比較を行うためにmを1つインクリメ
ントして(ステップS73)、ステップS63に戻る。
ステップS72において、mがパターンの最後であれ
ば、Yがパターン範囲nかどうかを判断し(ステップS
74)、Y=nでなければ、次の語との比較を行うため
にYを1つインクリメントして(ステップS75)、ス
テップS62に戻る。ステップS74において、Y=n
であれば、その語についてはヒットが無い旨の記録を残
して終了する(ステップS76)。
処理の流れを示すフローチャートである。各パターン毎
に嗜好特徴会員対応DBの検索を行って、ヒットがあれ
ば対応する会員の番号(配信IDという)を用意する
(ステップS81)。その配信IDは配信済みかどうか
をチェックし(ステップS82)、配信済みでなけれ
ば、配信処理をし(ステップS83)、一度配信した配
信IDは二重に配信しないようにするために記録される
(ステップS84)。ここで、配信処理とは、利用者毎
に用意されたメモリ(BOX)に配信IDを格納する処
理を言い、配信IDのBOXへの格納を配信と呼ぶ。次
に、配信IDは最後かどうかを判断し(ステップS8
5)、最後でなければ、次の配信IDを用意して(ステ
ップS86)、ステップS82に戻る。ステップS85
の判断において、配信IDが最後であれば、この配信処
理は終了となる。
ン形式で、データベースが嗜好特徴会員対応DB13a
である場合、各パターン毎に検索を行い、ヒットがあれ
ば、対応するIDに配信を行う。同様にして、サービス
メニューがパターン形式で、データベースが図14に示
した形式の嗜好特徴会員対応DB13bである場合に
は、各ID毎に対応するパターンをそれぞれ検索し、ヒ
ットがあれば、その時点でそのIDに配信を行い、次の
IDに対応したパターン検索に移るようにしている。サ
ービスメニューがパターン形式で、データベースが図1
5に示した形式の嗜好特徴会員対応DB13cである場
合には、各特徴毎に検索を行い、ヒットがあれば対応す
るIDに配信を行うようにしている。サービスメニュー
がパターン形式で、図16に示した形式のデータベース
が嗜好特徴会員対応DB13dである場合には、各ID
毎に対応する特徴語をそれぞれ検索し、ヒットがあれ
ば、その時点でそのIDに配信を行い、次のIDに対応
した特徴語の検索に移るようにしている。サービスメニ
ューが言葉だけによる単語の形式で、データベースが図
13に示した形式の嗜好特徴会員対応DB13aである
場合には、各パターン毎に検索を行い、ヒットがあれ
ば、対応するIDに配信を行う。そして、サービスメニ
ューが単語の形式で、データベースが図14に示した形
式の嗜好特徴会員対応DB13bである場合には、各I
D毎に対応するパターンをそれぞれ検索し、ヒットがあ
れば、その時点でそのIDに配信を行い、次のIDに対
応したパターン検索に移るようにしている。
いては、サービスメニューも嗜好特徴もパターン化され
ている方が当然、ヒット率は高くなるが、特定のものだ
けを紹介して欲しい場合には、ヒットするものが多くな
りすぎる嫌いはある。どの方法を使用するのが良いのか
は、情報センタ側と利用者の双方で決めることが望まし
い。
ービスメニューによって利用者に色々なサービスを紹介
することになるが、紹介されるサービスの中には、利用
者が利用できるサービスと利用できないサービスとが含
まれている。利用者が利用できないサービスについて
は、紹介しても無駄であるので、サービスメニューを配
信する前にサービス利用資格をチェックして紹介できな
いようにすることもできる。
れを示すフローチャートである。サービス利用資格の確
認では、まず、ヒットしたサービスメニューデータを用
意し(ステップS91)、サービスに決められている利
用資格とプロフィールデータとを比較し、合致するもの
があるかどうかを判断する(ステップS92)。ここ
で、合致した場合のみ、配信処理を行うことになる(ス
テップS93)。
ータ番号などがあるが、これらに利用資格が決められて
いる場合には、たとえ検索によってサービスメニューが
ヒットしたとしても、この利用資格に合わない利用者に
は上記の確認処理によって紹介はされない。利用資格と
しては、職業や特定の団体加入者などが考えられる。ま
た会員のレベル(ランク分けがあれば)によっても資格
を与えることも可能である。例として、A大学の情報提
供サービスがあった場合、そのサービスはA大学生とそ
の関係者に限定することができ、利用資格はA大学生と
その関係者とに与えられる。
例を示す図である。サービスメニュー150にはその項
目として、サービス題名、データ番号、サービス内容な
どがあるが、これに加えて、「利用資格」とその「確認
方法」とを明記しておくことで、上記の図22の利用資
格確認処理とは別に、利用者側で申込みの際に確認する
ことも可能である。例えば「20〜30歳まで」という
利用資格があるとすると、これは図22の処理によって
情報センタ側でプロフィールデータから利用資格有無の
確認が可能であるが、プロフィールデータには無いよう
な、例えば「今年○○ホテルを利用した方」といった利
用資格は利用者でなければ分からない。このような場合
には、サービスメニュー150を利用者に配信した後
に、利用者の判断に任せることになる。
果、ヒットするものが無かった場合の別の処理例につい
て説明する。図24はヒット無しの時の配信処理の流れ
を示すフローチャートである。
のサービスメニューの特徴にヒットするものが無かった
場合、図20の処理では、記録処理をして終了するが、
それでも何らかのデータを配信(紹介)したい場合もあ
る。このような場合に対処するため、まず、記録処理を
行い(ステップS101)、その後、コメントデータを
結合して(ステップS102)、全利用者に対して配信
関連処理を行う(ステップS103)。配信関連処理は
図21のフローチャートを用いて行う。また、コメント
としては、全員に紹介しているものである旨、または、
各々の利用者に対して嗜好に合わないけれども特別に紹
介するものである旨を用意する。
理の流れを示すフローチャートである。これまでは、利
用者BOX、つまり利用者毎に情報センタに用意された
メモリにデータ格納を行うことを配信と呼んできたが、
ここからはその利用者BOXから利用者端末へデータを
送信することを正式に配信と呼ぶ。尚、このフローチャ
ートにおいて、太い実線の箱は利用者端末側での処理で
あり、細い実線の箱は情報センタ側での処理である。
ューを受信するモードを選択し(ステップS111)、
通信回線を接続し(ステップS112)、情報センタへ
モードデータを送信する(ステップS113)。情報セ
ンタでは、利用者端末からサービスメニューを受けるモ
ードデータを受信し、利用者確認処理を行うと(ステッ
プS114)、情報センタ側より紹介するメニューデー
タがあるのかどうかを判断する(ステップS115)。
紹介するメニューデータがあれば、利用者端末の空き容
量は充分かどうかを確認し(ステップS116)、OK
であれば利用者BOXに格納されているサービスメニュ
ーデータを送信する(ステップS117)。利用者端末
では、サービスメニューデータの受信を確認し(ステッ
プS118)、確認OKならば、利用者端末にサービス
メニューデータを格納し(ステップS119)、確認が
取れなければ、その旨を情報センタへ通知する(ステッ
プS120)。ステップS115において紹介するサー
ビスメニューが無い場合、またはステップS116にお
いて利用者端末の空き容量が充分でないと判断された場
合、情報センタはそれぞれの場合に応じたコメントデー
タを送信し(ステップS121)、利用者端末にて、そ
のコメントデータを受信する(ステップS122)。最
後に、通信回線を切断して(ステップS123)、この
処理を終了する。
ータ構成を示す図である。利用者端末から情報センタへ
送信されるサービスメニュー受信モードのデータ300
は、サービスメニュー格納可能空き容量300aと、利
用者確認データ300bと、端末識別番号300cと、
データ識別コード300dとから構成される。端末識別
番号300cやID番号等の利用者確認データ300b
は、利用者を確認するのに使用される。また、サービス
メニュー格納可能空き容量300aは、端末の空き容量
を知るデータである。データ識別コード300dは、こ
のデータがサービスメニュー受信モードのデータである
ことを示すものである。尚、端末に格納されたサービス
メニューデータは、利用者が閲覧して自分が欲しいもの
かどうかを判断処理(マーキング)した時点で、不要な
ものは削除される。また、必要と判断処理されたもの
は、申し込んだサービスプログラムが配信された時に削
除される。
構成を示す図である。情報センタから利用者端末へ送信
されるサービスメニュー配信時のデータ151は、日付
を含むサービスメニューデータ151aと、データ送信
数151bと、端末識別番号151cと、宛て先コード
151dと、データ識別コード151eとによって構成
されている。情報センタは宛て先コード151dに従っ
た利用者端末へデータを送信し、端末側では端末識別番
号151cで、自分に送られたものかどうかを判断す
る。図25のステップS120に示したように、自分宛
のものでない場合や受信時に異状になった場合などは、
その旨を情報センタ側に通知する。受信が確認できれ
ば、受信したメニューデータが格納される。データ送信
数151bは端末側でいくつのメニューが送られたのか
を知るためのものである。
ーの中から利用者が申込みたいサービスを選択する際の
利用者端末での処理について以下に説明する。図28は
利用者端末にて申込みたいサービスの選択処理の流れを
示すフローチャートである。
ビスメニューの中から申込みたいサービスを選択すると
き、まず、サービスメニューを一覧表示する(ステップ
S131)。ここで、一覧表示されたサービスメニュー
の中から内容表示を選択するかまたは終了を選択するか
を判断する(ステップS132)。終了が選択される
と、この選択処理は終了し、内容表示が選択されると、
選択したメニューが表示され(ステップS133)、利
用者は表示されたメニューを見て、申込みを行うかどう
かの判断をする(ステップS134)。申込みを行う場
合は、利用したいサービスを選択してそのメニューにマ
ークを付ける、すなわち、申込みのためのデータを投入
する(ステップS135)。メニューデータにマークが
付けられることで、申込みの無かったものと区別され
る。マーク終了後、またはステップS134の判断で申
込みを行わない場合は、ステップS131のサービスメ
ニュー一覧表示に戻る。
す図である。利用者端末において、配信されたサービス
メニューは、最初、画面301aのように、一覧の形で
表示される。このサービスメニュー一覧の中から、興味
のあるサービスを選択すると、より詳細なサービス内容
を表示する画面301bが表示される。利用者はこの画
面301bの内容を確認し、申込みをするかしないかの
判断をして該当箇所にマークを付けることによってサー
ビスメニュー一覧の画面301aに戻る。ここで、他の
サービスに興味のあるものがあれば、同じような操作で
サービスの選択を行い、興味のあるサービスがなけれ
ば、終了の箇所にマークを付けることによって、利用者
端末側でのサービス申込みの処理が終了する。
報センタに行う処理の流れを示すフローチャートであ
る。このフローチャートにおいて、太い実線の箱は利用
者端末側での処理であり、細い実線の箱は情報センタ側
での処理である。
には、まず、利用者端末において、サービス申込みを行
うモードを選択し(ステップS141)、通信回線を接
続して(ステップS142)、サービス申込みデータを
送信する(ステップS143)。情報センタでは、送信
されてきたサービス申込みデータを受信し(ステップS
144)、サービス申込みデータに基づいて利用者確認
処理が行われる(ステップS145)。ここで、利用者
確認処理で問題がなければ、サービスプログラム配信受
付処理が行われ(ステップS146)、サービス利用の
登録処理が行われる(ステップS147)。ステップS
145の判断処理において、利用者の確認が取れなけれ
ば、その旨のコメントデータを利用者端末に送信し(ス
テップS148)、利用者端末ではそのコメントデータ
を受けて端末の画面に表示する(ステップS149)。
以上の処理が終了すると、通信回線を切断して(ステッ
プS150)、申込み処理が終了する。
す図である。利用者端末から情報センタへサービス申込
みをする際のデータは、サービス申込みデータ302a
と、利用者確認データ302bと、端末識別番号302
cと、データ識別コード302dとから構成される。サ
ービス申込みデータ302aは、サービス申込み処理に
てマークされた、サービスメニューのデータ番号のみを
使用する。また、利用者確認データ302bと、端末識
別番号302cと、データ識別コード302dについて
は、今までと同様、利用者の確認に使用されるデータで
ある。
して利用者からの申込みがどれ位あったかをモニタし、
その数が多いときに紹介するデータ量を増やしてサービ
スの向上を図るという処理の例を以下に説明する。
流れを示すフローチャートである。この例は、嗜好パタ
ーンを拡張する場合であり、まず、嗜好パターン毎に配
信したサービスメニューが申し込まれたかどうかを比較
し(ステップS161)、配信した数に対する申込みの
あった数の割合がある設定値を越えたかどうかを判断す
る(ステップS162)。その割合が設定値を越えてい
ない場合はそのまま終了し、割合が設定値以上になった
場合には、嗜好パターンの範囲を拡張する処理が行われ
る(ステップS163)。このように、配信数に対して
申込みのあった数が設定した値以上であった時には、利
用者の欲求が強いと見て、嗜好パターンの範囲を拡張
し、紹介するサービスメニューが広くなるようにする。
この範囲拡張処理は図33で詳述する。
を示すフローチャートである。嗜好パターンの範囲を拡
張するには、まず、利用者のプロフィールデータの該当
語のヒットした位置が辞書の分類第X語であるかを識別
し(ステップS171)、嗜好パターンの分類語数Xが
1であるかどうかを判断する(ステップS172)。こ
こで、ヒットした語が分類第1語ならば、これ以上範囲
の拡張はできないので、その旨の記録処理をして(ステ
ップS173)、終了する。ステップS172の判断に
おいて、ヒットした語が分類第1語でなければ、同パタ
ーン上のXをX−1にして、すなわち、Xよりも一つ上
位の位置でパターン抽出を行い(ステップS174)、
そして、嗜好特徴会員対応DBのパターンを入れ替える
(ステップS175)。
理の流れを示すフローチャートである。この例は、嗜好
特徴語をパターン化して拡張する場合であり、まず、嗜
好特徴語毎に配信したサービスメニューが申し込まれた
かどうかを比較し(ステップS181)、配信した数に
対する申込みのあった数の割合がある設定値を越えたか
どうかを判断する(ステップS182)。その割合が設
定値を越えていない場合はそのまま終了し、割合が設定
値以上になった場合には、嗜好特徴語をパターン化する
(ステップS183)。このように、配信数に対して申
込みのあった数が設定した値以上であった時には、利用
者の欲求が強いと見て、嗜好特徴語をパターン化して範
囲を拡張し、紹介するサービスメニューを広くする。こ
の嗜好特徴語パターン化処理については、以下の図35
に示す。
れを示すフローチャートである。嗜好特徴語をパターン
化して範囲を拡張するには、まず、嗜好特徴語を辞書と
比較し(ステップS191)、該当語を含む辞書パター
ンを抽出し(ステップS192)、そして、嗜好特徴会
員対応DBに登録する(ステップS193)。
サービスの配信を行う場合の処理について説明する。図
36はサービスプログラムの配信処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
箱は利用者端末側での処理であり、細い実線の箱は情報
センタ側での処理である。まず、利用者端末において、
サービスプログラムを受信するモードを選択し(ステッ
プS201)、通信回線を接続し(ステップS20
2)、情報センタへ利用者端末側がサービスプログラム
を受けるモードデータを送信する(ステップS20
3)。情報センタでは、利用者端末からサービスプログ
ラムを受けるモードデータを受信し、利用者確認処理を
行うと(ステップS204)、利用者端末の空き容量は
充分かどうかを確認し(ステップS205)、OKであ
れば配信受付をしたサービスプログラムを送信し、管理
データを更新する(ステップS206)。利用者端末で
は、サービスプログラムの受信を確認し(ステップS2
07)、確認OKならば、利用者端末にサービスプログ
ラムを自動インストールする処理を行い(ステップS2
08)、確認が取れなければ、その旨を情報センタへ通
知する(ステップS209)。ステップS205におい
て利用者端末の空き容量が充分でないと判断された場
合、情報センタはその旨のコメントデータを送信し(ス
テップS210)、利用者端末では、そのコメントデー
タを受信して表示する(ステップS211)。最後に、
通信回線を切断して(ステップS212)、このサービ
スプログラムの配信処理を終了する。
データ構成を示す図である。利用者端末から情報センタ
へ送信されるサービスプログラム受信モードのデータ3
03は、サービスプログラム格納可能空き容量303a
と、利用者確認データ303bと、端末識別番号303
cと、データ識別コード303dとから構成される。端
末識別番号303cおよび利用者確認データ303b
は、利用者を確認するのに使用される。また、サービス
プログラム格納可能空き容量303aは、端末の空き容
量を知るデータである。データ識別コード303dは、
このデータがサービスプログラム受信モードのデータで
あることを示すものである。
タ構成を示す図である。情報センタから利用者端末へ送
信されるサービスプログラム配信時のデータ170は、
版数を含むサービスプログラム170aと、圧縮情報
(プログラム)170bと、端末識別番号170cと、
宛て先コード170dと、データ識別コード170eと
によって構成されている。情報センタは宛て先コード1
70dに従った利用者端末へプログラムを送信し、端末
側では端末識別番号170cで、自分に送られたものか
どうかを判断する。図36のステップS207に示した
ように、自分宛のものでない場合や受信時に異状になっ
た場合などは情報センタ側に通知する。それが確認でき
れば、プログラムを受信し、圧縮情報(プログラム)1
70bに指示されたインストール方法に従って自動イン
ストール処理が行われる。尚、圧縮情報(プログラム)
とは、サービスプログラムが圧縮されているかどうかの
情報であり、圧縮されている場合には圧縮方法を示す情
報か、または自己解凍プログラムを示す情報である。
サービスプログラムの自動インストール時の処理につい
て説明する。図39はサービスプログラムの自動インス
トール処理の流れを示すフローチャートである。
理では、まず、利用者端末側にて受信したサービスプロ
グラムは圧縮されているかどうかを判断し(ステップS
221)、圧縮がかかっている場合は、それを利用者端
末のソフトウェアによって、または配信された自己解凍
プログラムを実行することによって解凍し(ステップS
222)、解凍されたサービスプログラムをメモリに格
納する(ステップS223)。その後、利用者端末のメ
ニューデータを更新する(ステップS224)。これは
メニュー表示用のデータの追加、アイコン等の図形の追
加等を行う処理である。そして利用者端末内の管理デー
タも更新する(ステップS225)。これは利用者端末
の持つ機能によって異なるが、端末内のメモリ容量(空
き容量)、プログラムの受信記録、履歴データ等を書き
換えることである。最後に、保管されていたサービスメ
ニューデータからサービスプログラムに対応するサービ
スメニューデータを削除し(ステップS226)、この
サービスプログラムの自動インストール処理を終了す
る。
止めるときのサービス解除処理について説明する。図4
0はサービス解除処理の流れを示すフローチャートであ
る。
箱は利用者端末側での処理であり、細い実線の箱は情報
センタ側での処理である。サービス提供が不要になった
場合にサービス解除を情報センタに通知するが、これ
は、情報センタがサービス提供側に、例えば定期サービ
スを受けている場合には次回以降のサービスの中止を、
料金が定額制になっている場合には料金発生の中止を、
サービス利用者数に応じて情報センタが仲介料を貰う契
約の場合には利用者数の変更を通知するため等である。
者端末側で、サービス解除モードを選択し(ステップS
231)、現在利用中のサービス一覧を表示する(ステ
ップS232)。利用者はそのサービス一覧を見て、そ
の中から解除するサービスを選択する(ステップS23
3)。次いで、利用者端末は通信回線接続処理を行い
(ステップS234)、サービス解除データを情報セン
タに送信する(ステップS235)。情報センタでは、
サービス解除データを受け(ステップS236)、利用
者確認処理を行う(ステップS237)。利用者確認が
取れると、サービス利用登録の削除処理が行われる(ス
テップS238)。利用者確認が取れなければ、その旨
のコメントを利用者端末へ送信し(ステップS23
9)、利用者端末ではそのコメントを受信して表示する
(ステップS240)。その後、利用者端末では通信回
線の切断処理を行い(ステップS241)、サービスプ
ログラムの削除(ステップS242)と、端末メニュー
データの更新(ステップS243)と、端末内の管理デ
ータの更新を行う(ステップS244)。このメニュー
データの更新は図39の場合とは逆に、サービスプログ
ラム削除に伴ってメニュー表示用のデータや、アイコン
等の図形の削除を行う等の処理である。
図である。サービス解除の際に用いる解除データ304
は、サービス解除データ304aと、利用者確認データ
304bと、端末識別番号304cと、データ識別コー
ド304dとから構成される。サービス解除データ30
4aは、図40のステップS233にて選択されたサー
ビスの識別番号が使用される。また、利用者確認データ
304b、端末識別番号304cおよびデータ識別コー
ド304dは、今までと同様、利用者の確認に使用され
る。
配信された情報が利用者端末にて画面表示される場合の
一例を示す。図42は提供情報の画面表示例を示す図で
ある。
タ、サービスプログラムの代わりに情報を配信すること
もできる。ここで情報と呼んでいるものは、例えば広告
(DM)、お知らせ、案内等である。配信された情報
は、例えば、図示の画面305のように表示される。
ータの登録からサービスメニューの配信までは同様の処
理となる。但し、配信するのはサービスメニューではな
くて情報であるという点だけが異なる。また情報配信の
場合は、それ以降の申込み等の処理は無く、配信された
ところでサービスが終了する。配信される情報によって
は、申込みが必要なものもあると考えられるが、それは
このサービス以外の処理(電話等)とする。配信された
情報には、例えば、保存しておくのか不要なので削除す
るのかを制御するボタンが用意されており、それらのマ
ーク状態に応じて情報は保存または削除される。情報は
削除されるまで保存される。
のプロフィールから利用者にサービスメニューを配信
し、利用者がサービスを選択するようにしたので、利用
者は簡単に自分の必要とするサービスを入手することが
できる。
成を示す図である。
を示すフローチャートである。
(その1)である。
(その2)である。
(その3)である。
した図である。
ローチャートである。
ャートである。
す図である。
示す図である。
示す図である。
示す図である。
示す図である。
れを示すフローチャートである。
ーン化の一例を示す図である。
れを示すフローチャートである。
流れを示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
ローチャートである。
である。
ーチャートである。
示すフローチャートである。
示す図である。
図である。
理の流れを示すフローチャートである。
る。
行う処理の流れを示すフローチャートである。
る。
示すフローチャートである。
ーチャートである。
示すフローチャートである。
ローチャートである。
フローチャートである。
を示す図である。
す図である。
の流れを示すフローチャートである。
トである。
Claims (16)
- 【請求項1】 利用者端末から利用者自身のプロフィー
ルデータの登録要求を受付けて登録処理を行うプロフィ
ールデータ登録手段と、 前記情報センタが扱うサービスのメニューに関するサー
ビスメニューデータを管理するサービスメニュー管理手
段と、 登録されているプロフィールデータおよびサービスメニ
ューデータを検索して利用者の嗜好に合致したサービス
メニューを選別して前記利用者端末に配信するサービス
メニュー配信手段と、前記配信されたサービスメニューの中から利用者によっ
て選択されたサービスの申込みを受付けるサービス申込
受信手段と、 を備えていることを特徴とする情報センタにおけるサー
ビス可変装置。 - 【請求項2】 前記プロフィールデータは利用者本人の
確認用データを含むことを特徴とする請求項1記載の情
報センタにおけるサービス可変装置。 - 【請求項3】 前記プロフィールデータ登録手段は利用
者によるプロフィールデータの入力に先立って入力すべ
き項目の選択肢のデータを前記利用者端末に配信するよ
うに構成したことを特徴とする請求項1記載の情報セン
タにおけるサービス可変装置。 - 【請求項4】 利用者端末から利用者自身のプロフィー
ルデータの登録要求を受付けて登録処理を行うプロフィ
ールデータ登録手段と、 前記情報センタが扱うサービスのメニューに関するサー
ビスメニューデータを管理するサービスメニュー管理手
段と、 登録されているプロフィールデータおよびサービスメニ
ューデータを検索して利用者の嗜好に合致したサービス
メニューを選別して前記利用者端末に配信するサービス
メニュー配信手段と、 を備え、 前記サービスメニュー配信手段は、前記プロフィールデ
ータから利用者の嗜好特徴を抽出する嗜好特徴抽出手段
と、サービスメニューの特徴を体系化した辞書と、抽出
された嗜好特徴を前記辞書と比較してパターン化し、パ
ターン化した嗜好特徴を前記プロフィールデータ登録手
段が持つ嗜好特徴データベース手段に保存する嗜好特徴
パターン化手段とを有することを特徴とする請求項1記
載の情報センタにおけるサービス可変装置。 - 【請求項5】 前記嗜好特徴データベース手段はパター
ン毎に利用者の識別番号を対応させるように構成したこ
とを特徴とする請求項4記載の情報センタにおけるサー
ビス可変装置。 - 【請求項6】 前記嗜好特徴データベース手段は利用者
の識別番号毎にパターン化した嗜好特徴を対応させるよ
うに構成したことを特徴とする請求項4記載の情報セン
タにおけるサービス可変装置。 - 【請求項7】 利用者端末から利用者自身のプロフィー
ルデータの登録要求を受付けて登録処理を行うプロフィ
ールデータ登録手段と、 前記情報センタが扱うサービスのメニューに関するサー
ビスメニューデータを管理するサービスメニュー管理手
段と、 登録されているプロフィールデータおよびサービスメニ
ューデータを検索して利用者の嗜好に合致したサービス
メニューを選別して前記利用者端末に配信するサービス
メニュー配信手段と、 を備え、 前記サービスメニュー配信手段は、前記プロフィールデ
ータから利用者の嗜好特徴を抽出する嗜好特徴抽出手段
と、サービスメニューの特徴を体系化した辞書と、抽出
された嗜好特徴を前記辞書と比較し、意味を持つものか
どうかを確認して確認された嗜好特徴毎に利用者の識別
番号を対応させて前記プロフィールデータ登録手段が持
つ嗜好特徴データベース手段に保存する嗜好特徴確認手
段とを有することを特徴とする請求項1記載の情報セン
タにおけるサービス可変装置。 - 【請求項8】 利用者端末から利用者自身のプロフィー
ルデータの登録要求を受付けて登録処理を行うプロフィ
ールデータ登録手段と、 前記情報センタが扱うサービスのメニューに関するサー
ビスメニューデータを管理するサービスメニュー管理手
段と、 登録されているプロフィールデータおよびサービスメニ
ューデータを検索して利用者の嗜好に合致したサービス
メニューを選別して前記利用者端末に配信するサービス
メニュー配信手段と、 を備え、 前記サービスメニュー配信手段は、前記プロフィールデ
ータから利用者の嗜好特徴を抽出する嗜好特徴抽出手段
と、サービスメニューの特徴を体系化した辞書と、抽出
された嗜好特徴を前記辞書と比較し、意味を持つものか
どうかを確認して利用者の識別番号毎に前記嗜好特徴確
認手段によって確認された嗜好特徴を対応させて前記プ
ロフィールデータ登録手段が持つ嗜好特徴データベース
手段に保存する嗜好特徴確認手段とを有することを特徴
とする請求項1記載の情報センタにおけるサービス可変
装置。 - 【請求項9】 前記サービスメニュー配信手段は、前記
サービスメニュー管理手段のサービスメニューデータを
前記辞書と比較してパターン化するサービスメニューパ
ターン化手段をさらに有することを特徴とする請求項
4、7または8のいずれかに記載の情報センタにおける
サービス可変装置。 - 【請求項10】 前記サービスメニュー配信手段は、前
記サービスメニューパターン化手段によってパターン化
された特徴と前記嗜好特徴データベース手段に格納され
た嗜好特徴とを比較しサービスメニューデータを選別し
て配信する選別手段をさらに有することを特徴とする請
求項9記載の情報センタにおけるサービス可変装置。 - 【請求項11】 前記サービスメニュー配信手段は、前
記サービスメニュー管理手段のサービスメニューデータ
と前記嗜好特徴データベース手段に格納された嗜好特徴
とを比較しサービスメニューデータを選別して配信する
選別手段をさらに有することを特徴とする請求項4記載
の情報センタにおけるサービス可変装置。 - 【請求項12】 前記サービスメニュー配信手段は、利
用者に紹介資格があるかどうかを確認する資格確認手段
をさらに有することを特徴とする請求項10または11
のいずれかに記載の情報センタにおけるサービス可変装
置。 - 【請求項13】 前記選別手段は、選別対象のデータ以
外の情報を、紹介すべき情報に結合する情報結合手段を
有することを特徴とする請求項10または11のいずれ
かに記載の情報センタにおけるサービス可変装置。 - 【請求項14】 前記サービスメニュー配信手段は、一
定期間を置いて利用端末にサービスメニューデータを配
信するよう構成したことを特徴とする請求項1記載の情
報センタにおけるサービス可変装置。 - 【請求項15】 前記利用者端末からサービスの申込み
を受付けて対応するサービスプログラムを配信するサー
ビスプログラム配信手段を備えていることを特徴とする
請求項1記載の情報センタにおけるサービス可変装置。 - 【請求項16】 前記サービスプログラム配信手段は、
申込みのあったサービスプログラムを利用者端末へのイ
ンストール方法の情報とともに配信するように構成した
ことを特徴とする請求項15記載の情報センタにおける
サービス可変装置。
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