JP3192141U - 浸透防止構造を具有するクリップタイプエレメントファスナーの構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】浸透防止構造を具有するクリップタイプエレメントファスナーの構造を提供する。
【解決手段】浸透防止構造を具有するクリップタイプエレメントファスナーの構造は主に一対のテープ1と、二列のそれぞれテープ1の第一面及び第二面の内側を挟むクリップタイプのエレメント2、該二列のエレメントの上下面の少なくとも一面にノッチ21を具有し、及び、不浸透性コロイド3で構成するものである。該不浸透性コロイドは該二列のエレメントが噛みあわしている状態で、該二列のエレメントのノッチ21内に注入することで、一つの被覆層31を形成し、且つ該不浸透性コロイドを同時に該二列のエレメントと該一対のテープの間にある隙間、及び該二列のエレメントの別面の隙間に注入することで、一つの封止部及び一つの延伸部を形成し、該二列のエレメントの中間から該被覆層を分割することで、ファスナーは互いに噛み合せ或いは分離できる。
【選択図】図1

Description

本考案は浸透防止構造を具有するファスナーであり、特に浸透防止構造を具有するクリップタイプエレメントファスナーの構造に関する。
従来技術の防水ファスナーはエレメントの形態で区別している。大きく片面エレメントファスナー及びクリップタイプエレメントファスナーの二つに分けられる。前者は従来技術のナイロンファスナーであり、当該エレメントは粗い人工繊維モノフィラメントをループ状の連続エレメントに加熱定型後、縫製或いは編織などの加工方法を用いてテープの内側の片面に結合する。後者のクリップタイプのエレメントファスナーは多様な歯型、材質及び加工方法を用いてテープと結合する。例えば従来技術の金属ファスナー、プラスティックファスナー、連続歯型プラスティックファスナー、L−typeナイロンファスナーなどの特徴は、エレメントはサンドイッチの方法でテープの内側両面を挟むことで、全てのエレメントがテープの内側第一面、第二面を挟んで設ける。当該金属ファスナーのエレメントとテープの結合方法はリベット止或いは直接ダイカストなどがある。独立歯のプラスティックファスナーのエレメントは、鋳型からテープに直接射出成型するほか、鋳型成型の連続歯プラスティックファスナー及びL−typeナイロンファスナーはテープとは縫製で結合する。
前記クリップタイプエレメントの防水ファスナーは、エレメントとテープが上下対称し、構造上テコ作用により横引力が大きくなることで中央の隙間が横引力によって開かれることがない。従来技術のクリップタイプエレメント防水ファスナーはアメリカ特許申請案第7,181,810号に示すように、一層の防水フィルムを同時にクリップタイプエレメントの表面及び同面のテープを覆うことで、防水機能に達する。しかし、実際使用する際、該防水フィルムはエレメントとスライダーの二つの剛性部品の間に位置するため、防水フィルムはスライダーの反復摩擦に耐えられず、特にスライダー内部の止め針の摩擦により、防水フィルムは摩擦によって破損し、防水機能を失ってしまう。
このほか、アメリカ特許申請案第2,746,113と第3,409,953号は、ファスナーを離した状態で、鋳型を用いて不浸透性コロイドをそれぞれ左右のエレメントの表面に覆うことで、ファスナーが噛合するときに、不浸透性コロイドを互いに押し合うため、防水の目的に達する。しかし、該外部の特別な形状の不浸透性コロイドは、ファスナーを粗く硬くするほか、スライダーの内部で大変大きな摩擦力を生じさせるため、エレメントがスライダー内部にて噛み合わせの安定性を変えてしまう。よって、形状が特殊なスライダーを使う必要があるが、特殊なスライダーではエレメント同士の噛み合わせを悪くすることが多いため、大々的に防水ファスナーの使用範囲を縮めることになる。
更にアメリカ特許申請案2,557,163号の二列のエレメントを分離した状態で、まず防水コロイドをそれぞれテープの内側に射出成型し、更にエレメントを結合して防水ファスナーを構成する。防水コロイドを射出成型するとき、まずエレメントのスペースを残し、それから逐一にエレメントをリベット打ちしていく作業を行うため、本考案の欠点は作業が繁雑且つ困難であり、大々的に防水ファスナーの使用範囲を縮めることを鑑みて、更なる改善が必要であった。
特開平10−121620号公報
前記公知構造の欠点を解決するため、本考案は水などの流体がエレメントの隙間から浸透する問題を克服し、ファスナーの構造をもっと軽く柔らかくし、且つ浸透防止構造のコロイドとスライダーとの摩擦を防止することで、ファスナーの噛み合わせと分離をもっとスムーズにし、耐用性と外観の美しさを兼ね備える浸透防止構造を具有するクリップタイプエレメントファスナーの構造を提供することを主な課題とする。
上述の目的を解決するために、本考案は浸透防止構造を具有するクリップタイプエレメントファスナーの構造を提供するものである。本考案に含まれるのは、テープ、エレメント及び不浸透性コロイドである。該一対のテープは左右平行に配列し、各テープは第一面及び第二面を具有する。該二列のクリップタイプのエレメントは、それぞれ該一対のテープの第一面及び第二面の内側を挟んで設けることで、該二列のエレメントは互いに噛み合せ或いは分離し、該二列のエレメントの上下面の少なくとも一面に一つのノッチを設ける。及び、該不浸透性コロイドは高分子弾性体とし、該不浸透性コロイドは該二列のエレメントが噛みあわしている状態で、該二列のエレメントのノッチ内に注入することで、一つの被覆層を形成する。且つ該不浸透性コロイドを同時に該二列のエレメントと該一対のテープの間にある隙間、及び該二列のエレメントの別面の隙間に注入することで、一つの封止部及び一つの延伸部を形成する。該二列のエレメントの中間から該被覆層を分割することにより、ファスナーは互いに噛み合せ或いは分離できる。
本考案の別の技術手段である浸透防止構造を具有するクリップタイプエレメントファスナーの構造に含まれるのはテープ、エレメント及び不浸透性コロイドである。該一対のテープは左右平行に配列し、各テープは第一面及び第二面を具有する。該二列のクリップタイプのエレメントは、それぞれ該一対のテープの第一面及び第二面の内側を挟んで設けることで、該二列のエレメントは互いに噛み合せ或いは分離し、該二列のエレメントの上下面にそれぞれ一つのノッチを設ける。及び、該不浸透性コロイドは高分子弾性体とし、該不浸透性コロイドは該二列のエレメントが噛みあわしている状態で、該二列のエレメントのノッチ内に注入することで、上下層の被覆層を形成し、且つ該不浸透性コロイドを同時に該二列のエレメントと該一対のテープの間にある隙間に注入することで、一つの封止部を形成し、且つ該上下被覆層と該封止部が互いに一体に連結する。該二列のエレメントの中間から該被覆層を分割することにより、ファスナーは互いに噛み合せ或いは分離できる。
本考案は各エレメント表面の適切な位置に一つのノッチを設置することで、不浸透性コロイドの被覆層、封止部及び延伸部が連結して一つの連続体を形成する。それによりエレメントを覆うと同時に当該隙間を塞ぐことで、水などの流体の浸透を防止することができる。また、二列のエレメントの適切な位置に少なくとも一つの穴を設けることで、不浸透性コロイドを当該穴に注入した後に固着効果が生まれ、不浸透性コロイドとエレメントの結合堅牢度を高める。
本考案の第一実施例の各部品の相対位置の略図である。 図1のファスナーに不浸透性コロイドを未設置時の断面図である。 本考案の片側エレメントの立体図である。 本考案の第二実施例の立体図である。 本考案の第三実施例の断面図である。 本考案の第四実施例の略図である。 本考案の第五実施例の略図である。 本考案の第六実施例の略図である。 本考案の第六実施例の断面図である。 本考案の第七実施例の略図である。
以下、本考案の構造と特徴および効果を、最良実施例と図面を参照しながら詳細に説明する。
図1から図3に示すように、本考案の浸透防止構造を具有するクリップタイプエレメントファスナーの構造に含まれるのは一対の左右対称のテープ1と、二列に平行して設置し、互いに交差且つ互いに分離するエレメント2と、一つの不浸透性コロイド3で構成する。
該一対のテープ1はワープニット或いは織物で構成し、必要なときには縦方向或いは横方向のどちらか一つにストレッチ糸を使うなどして弾力性のある織り方にすることで、該一対のテープ1の縦方向或いは横方向に伸縮性を具有する。その中で、該一対のテープ1はそれぞれ第一、第二面11、12を具有し、各列のエレメント2はサンドイッチの方法で各テープ1の第一、第二面11、12の内側を挟む。
該エレメント2を実施するときは、プラスティック射出成型のクリップタイプエレメントや、縫製によって固定するプラスティッククリップタイプ連続エレメント、或いはリベット止の方法で固定する金属製クリップタイプのエレメントとすることができる。図3に示す該エレメント2はプラスティック射出成型のクリップタイプのエレメントであるが、それによって制限されず、実際該エレメント2は非金属、或いは金属製の材料、例えばポリアセタール(POM)、ポリアミド(polyamide)、ポリエステル(polyester)、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS、Acrylonitrile Butadiene Styrene)、銅、アルミ、亜鉛合金などとすることができる。且つ二列のエレメント2の片面に一つのノッチ21を設けることで、該不浸透性コロイド3が形成する被覆層31を納める。
不浸透性コロイド3は例えば熱可塑性ポリウレタン(TPU)或いはシリコーンなどの高分子弾性体であり、該不浸透性コロイド3の技術特徴とは、押して注入する方法により、熱で溶解する状態の不浸透性コロイド3を該二列のエレメント2の片面ノッチ21内を覆うようにし、不浸透性コロイド3でノッチ21を埋めれば、該二列のエレメント2の片面にまず一つの被覆層31を形成する。更に引き続き該不浸透性コロイド3を該二列のエレメント2と該一対のテープ1の間の内部隙間に注入して一つの封止部32を形成する。続いて更に該不浸透性コロイド3を該二列のエレメント2の別面の隙間に浸透させて一つの延伸部33を形成する。必要なときには、該ノッチ21と各エレメント2の外側サイド22と隣接する位置に一つの溝24を設ける。該溝24に刃物を挿入してカットできるようにするもので、該溝24の外側の被覆層31の余分な部分を取り除くことができ、該被覆層31の外側の縁をきれいに揃えることにより、該被覆層31がエレメント2の外側サイド22からはみ出ないため、スライダーと接触するのを避けることができる。このほか、更に各エレメント2の適切な位置に少なくとも一つの穴23を設置することができる。該穴23の形は円錐型がベストであり、不浸透性コロイド3を注入する過程において、同時に該穴23内に注入すれば、固着効果が生まれ、不浸透性コロイド3と各列のエレメント2の結合堅牢度を高める。よって、図1及び図3を上から見ると、該二列の交差配置且つ互いに分離するエレメント2は該被覆層31の下方に隠れる。
続いて該不浸透性コロイド3が冷却硬化した後、該ファスナーの二列のエレメント2の中央に刃物を使ってカットする。鋳型成型と類似するように、該不浸透性コロイド3の被覆層31、封止部32及び延伸部33は自然と各エレメント2の輪郭をインプリントするため、互いに完全に密着するコーティング構造を形成することで、ファスナーが毎回噛み合わせる或いは分離する際に、不浸透性コロイド3は尚も対応するエレメント2をしっかりと覆うため、外から内側へ全面的に流体が浸透するのを防止できる効果が得られる。更にエレメント2を予め特殊な輪郭にデザインすることで、該不浸透性コロイド3が別面の延伸部33に現れるときに特殊な形状を具有する。この他、該一対のテープ1に防水効果を形成したい場合、ファスナーの完成品を撥水剤内につけ、加熱して固着して一つの防水層を形成する。このようにすれば、液体がテープ1を通じてファスナーの内部に浸透するのを防止することができる。
図4は本考案の第二実施例である。該クリップタイプのエレメント2はプラスティック射出成型のクリップタイプエレメントであり、該上下面にそれぞれ一つのノッチ21を設ける。そして前述の注入する方法に基づき、熱で溶解する状態の不浸透性コロイド3をそれぞれ該二列のエレメント2の上下面のノッチ内を覆うようにし、上下面に被覆層31を形成する。且つ該不浸透性コロイド3を同時に該二列のエレメント2と該一対のテープ1の間の隙間に注入して一つの封止部32を形成し、且つ該二つの被覆層31と封止部32を互いに連結して一体にすることで、該不浸透性コロイド3は完全に各エレメントをコーティングするため、不浸透性コロイド3とエレメント2の結合堅牢度を高め、同時に浸透防止の機能をアップすることができる。
更に該クリップタイプのエレメント2のノッチ21に不浸透性コロイド3の被覆層31が納まるため、該被覆層31は該エレメント2の外側サイド22より低くすることができてベストである。このようにすれば、該不浸透性コロイド3が直接スライダー内部と接触するのを防止するため、摩擦力を減らせるほか、浸透防止の機能を高めることができ、且つ更にファスナーの噛み合わせ及び分離をスムーズにできる。
図5は本考案の第三実施例である。該一対のテープ1の少なくとも一面、例えば第二面12にまず一つの防水フィルム4を覆った後、更にプラスティック射出成型のエレメント2を設置し、そして熱で溶解する状態の不浸透性コロイド3を該二列のエレメント2の少なくとも一面のノッチ内21を覆うようにし、一つの被覆層31を形成する。且つ引き続き該二列のエレメント2と該一対のテープ1の間の内部隙間に注入して一つの封止部32を形成し、更に該二列のエレメント2の別面の隙間に浸透することで一つの延伸部33を形成する。該被覆層31の上面に異なる材質と外観の防水フィルム4’を貼合すれば、該被覆槽31の防水機能と装飾性、摩擦耐用性を高める。
その中で、該防水フィルム4及び4’は一つのダブル層構造であり、上層は例えばポリウレタンフィルム(PU、polyurethane)(これに制限されず)など、比較的高温の高分子弾性材料で作られたフィルムとし、下層は例えばブリッジ型の熱可塑性ポリウレタン(TPU、Thermoplastic polyurethane)など、熱硬化する高分子の弾性接着剤を該一対のテープ1の少なくとも一面及び該被覆層31の表面に粘着する。
図6は本考案の第四実施例である。該クリップタイプエレメント2はプラスティック射出成型であり、少なくとも一つの穴23を各エレメント2の適切な位置に設けることで、不浸透性コロイド3が被覆層31から同時に該穴23内に注入することができ、固着効果が生まれ、不浸透性コロイド3とエレメントの結合堅牢度を高める。また、エレメント2を予め特殊な輪郭にデザインすることで、該不浸透性コロイド3が別面の延伸部33に現れるときに特殊な形状を具有し、該不浸透性コロイド3と各列のエレメント2の結合堅牢度を高めると同時に、該ファスナーに斬新な外観を与える。
図7は本考案の第五実施例である。該二列のエレメント2の外観は上下が対称しないエレメントであり(例えばアメリカ特許申請案第US 2,526,600号に示すように)、片面にアーク型ネックと対応して噛合するアーク型ヘッドを具有し、別面は基本的に矩形であり、且つ少なくとも一つの穴23を各エレメント2の適切な位置に設けることで、不浸透性コロイド3が被覆層31から同時に該穴23内に注入することができ、固着効果が生まれ、不浸透性コロイド3と各列のエレメントの結合堅牢度を高める。また、各列のエレメントの矩形の外観により、ファスナーが更に斬新な外観を持つ。本実施例は同時に例えば撥水剤或いは防水フィルム4、4’などの防水層を施すことができ、大幅に防水機能をアップし、ファスナーも斬新な外観を具有する。
図8及び図9は本考案の第六実施例である。鋳型成型による連続クリップタイプのエレメントであり、当該相隣するクリップタイプのエレメント2の間に少なくとも一本の縦方向ロープ6を埋めることで、一列の連続したクリップタイプのエレメント2となる。更に各列の連続したクリップタイプのエレメント2に更に一本の該縦方向ロープ6と平行し、且つそれ自体の材質が同じであるリンク本体5を増やすことで、各列の連続クリップタイプのエレメント2の噛み合せの安定性を高める。本実施例は二列の連続クリップタイプのエレメント2を折りたたんだ後、縫合糸7で縫製する形で各列の連続クリップタイプのエレメント2を各テープ1の内側に挟んで縫製することで、各エレメント2内部に一つの内腔25を形成する。該不浸透性コロイド3を押して注入する方法により、熱で溶解する状態の不浸透性コロイド3を該二列のエレメント2の少なくとも片面ノッチ21内を覆うようにし、一つの被覆層31を形成する。更に引き続き該二列のエレメント2と該一対のテープ1の間の内部隙間及び該内腔25に注入して一つの封止部32を形成する。続いて更に該二列のエレメント2の別面の隙間に浸透させて一つの延伸部33を形成する。該不浸透性コロイド3は内腔25に注入して固着効果が生まれ、更に該不浸透性コロイド3とエレメント2の結合堅牢度及び防水効果を高める。
図10は本考案の第七実施例である。第一実施例と類似し、本実施例は二列の金属材質のクリップタイプのエレメント2を各テープ1の内側の第一、第二面11、12にリベットで止める。且つ各列のエレメント2の上下面にそれぞれ一つのノッチ21を設け、前記の押して注入する方法により、熱で溶解する状態の不浸透性コロイド3をそれぞれ該二列のエレメント2の上下面ノッチ21内を覆うようにすることで、上下の被覆層31を形成する。且つ更に引き続き該二列のエレメント2と該一対のテープ1の間の内部隙間に注入して一つの上下連結する封止部32を形成することで、不浸透性コロイド3が完全にエレメント2を覆うため、不浸透性コロイド3と各列のエレメントの結合堅牢度を高めると同時に、浸透防止の機能もアップする。
よって、本考案の実施により下記の効果を得ることができる。
1、本考案のクリップタイプのエレメントファスナーのエレメント及び当該支点とテープは同じ力点の作用線上にあり、この対称する構造により、従来技術の防水ファスナーがテコ作用によって横引力を拡大する問題を完全に解決し、該二列のエレメントのノッチ内は不浸透性コロイドによって形成する被覆層と封止部及び延伸部により、横引力によって引っ張られることなく、延いては防水効果をアップする。
2、本考案ファスナーの各エレメント表面の適切な位置に一つのノッチを設置することで、不浸透性コロイドの被覆層、封止部及び延伸部が連結して一つの連続体を形成する。それによりエレメントを覆うと同時に当該隙間を塞ぐことで、水などの流体の浸透を防止することができる。また、スライダーが直接不浸透性コロイドを摩擦するのを避けることもでき、有効的にファスナーの噛み合わせ及び分離をスムーズにし、耐用性を高めるほか、流体が浸透するのを防止する機能を持つ。
3、本考案は各エレメントの上下表面の適切な位置に一つのノッチを設置することで、不浸透性コロイドが同時に各列のエレメントの上下面を覆うことができる。該二つの被覆層は封止部を連結することで一つの連続した不浸透性コロイドを形成し、それによってエレメントを覆い、且つ当該隙間を埋めるため、ファスナーは有効的に流体の浸透を防止する機能をアップするほか、噛み合わせ及び分離をスムーズにし、耐用性を高める。特に該上下面の不浸透性コロイドの被覆層は異なる色を使用することができ、ダブルカラーのファスナーとなって、色彩を更に豊富にする。
4、本考案の二列のエレメントの適切な位置に少なくとも一つの穴を設けることで、不浸透性コロイドを当該穴に注入した後に固着効果が生まれ、不浸透性コロイド3とエレメントの結合堅牢度を高め、浸透防止機能を高めるほか、ファスナーの耐用性を有効的に高めることができる。
5、本考案の不浸透性コロイドの被覆層を更に一つの防水フィルムを貼合することができる。プリントフィルム或いは反射フィルムなど異なる機能の防水フィルムにより、ファスナーの用途、装飾性及び耐磨耗性を高めることができる。
6、本考案のテープを撥水加工する、或いは防水フィルムを貼合することで、浸透防止機能を高めることができる。
7、本考案のエレメントの形態は、上下対称しないなどの輪郭にデザインすることで、不浸透性コロイドが該隙間により浸透しやすくなる。また、不浸透性コロイドの延伸部に特殊な形状を具有することで、浸透防止機能を高めると共に、ファスナーに斬新な外観を与える。
8、本考案のクリップタイプのエレメントはプラスティック射出成型による独立タイプのクリップタイプエレメント、鋳型成型による連続クリップタイプのエレメント、或いは金属成型による独立したクリップタイプエレメントから選ぶことができ、多様な形態を具有し、且つ様々な加工方法を用いてテープと結合することで、豊富な製品仕様を作り出すと共に浸透防止機能を備えて、マーケットのニーズを満たす。
以上の実施例による本考案の詳細な説明は本考案の範囲を制限するものではない。本技術に熟知する者が、本考案の範囲内にて行う変更や調整を行っても、本考案の重要な意義は失われず、本考案の範囲に含まれる。
1 テープ
11 第一面
12 第二面
2 エレメント
21 ノッチ
22 外側サイド
23 穴
24 溝
25 内腔
3 不浸透性コロイド
31 被覆層
32 封止部
33 延伸部
4、4’防水フィルム
5 リンク本体
6 縦方向ロープ
7 縫合糸

Claims (11)

  1. テープ、エレメント及び不浸透性コロイドを含み、
    該一対のテープは左右平行に配列し、各テープは第一面及び第二面を具有し、
    該二列のクリップタイプのエレメントは、それぞれ該一対のテープの第一面及び第二面の内側を挟んで設けることで、該二列のエレメントは互いに噛み合せ或いは分離し、該二列のエレメントの上下面の少なくとも一面に一つのノッチを設け、及び、
    該不浸透性コロイドは高分子弾性体とし、該不浸透性コロイドは該二列のエレメントが噛みあわしている状態で、該二列のエレメントのノッチ内に注入することで、一つの被覆層を形成し、且つ該不浸透性コロイドを同時に該二列のエレメントと該一対のテープの間にある隙間、及び該二列のエレメントの別面の隙間に注入することで、一つの封止部及び一つの延伸部を形成し、
    該二列のエレメントの中間から該被覆層を分割することにより、ファスナーは互いに噛み合せ或いは分離できることを特徴とする浸透防止構造を具有するクリップタイプエレメントファスナーの構造。
  2. テープ、エレメント及び不浸透性コロイドを含み、
    該一対のテープは左右平行に配列し、各テープは第一面及び第二面を具有し、
    該二列のクリップタイプのエレメントは、それぞれ該一対のテープの第一面及び第二面の内側を挟んで設けることで、該二列のエレメントは互いに噛み合せ或いは分離し、該二列のエレメントの上下面にそれぞれ一つのノッチを設け、及び、
    該不浸透性コロイドは高分子弾性体とし、該不浸透性コロイドは該二列のエレメントが噛みあわしている状態で、該二列のエレメントのノッチ内に注入することで、上下層の被覆層を形成し、且つ該不浸透性コロイドを同時に該二列のエレメントと該一対のテープの間にある隙間に注入することで、一つの封止部を形成し、且つ該上下被覆層と該封止部が互いに一体に連結し、
    該二列のエレメントの中間から該被覆層を分割することにより、ファスナーは互いに噛み合せ或いは分離できることを特徴とする浸透防止構造を具有するクリップタイプエレメントファスナーの構造。
  3. 前記エレメント2は非金属、或いは金属製の材料はポリアセタール(POM)、ポリアミド(polyamide)、ポリエステル(polyester)、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS、Acrylonitrile Butadiene Styrene)及び銅、アルミ、亜鉛合金などとすることができることを特徴とする請求項1或いは請求項2記載の浸透防止構造を具有するクリップタイプエレメントファスナーの構造。
  4. 前記エレメントはプラスティックの材質であり、鋳型成型による連続クリップタイプエレメントであり、且つ各列のクリップタイプエレメントは縫製方法を持って該一対のテープの第一面及び第二面の内側に固定することを特徴とする請求項3記載の浸透防止構造を具有するクリップタイプエレメントファスナーの構造。
  5. 前記エレメントは上下の形状が対称せず、且つプラスティック材質であるクリップタイプのエレメントであることを特徴とする請求項3記載の浸透防止構造を具有するクリップタイプエレメントファスナーの構造。
  6. 前記各列のエレメントのノッチと該外側サイドが隣接する位置の間に一つの溝を設けることを特徴とする請求項1或いは請求項2記載の浸透防止構造を具有するクリップタイプエレメントファスナーの構造。
  7. 前記不浸透性コロイドの被覆層の上面は、該外側サイドの高さより高くしないことを特徴とする請求項6記載の浸透防止構造を具有するクリップタイプエレメントファスナーの構造。
  8. 前記各列のクリップタイプエレメントの適切な位置に少なくとも一つの穴を設けることで、不浸透性コロイドを該穴内に注入し、不浸透性コロイドと各列のエレメントの結合強度をアップすることを特徴とする請求項1或いは請求項2記載の浸透防止構造を具有するクリップタイプエレメントファスナーの構造。
  9. 前記不浸透性コロイドの被覆層は別途、高分子弾性フィルムで製造する防水フィルムを覆うことを特徴とする請求項1或いは請求項2記載の浸透防止構造を具有するクリップタイプエレメントファスナーの構造。
  10. 前記ファスナーの表面に撥水剤によって形成する防水層を具有することを特徴とする請求項1或いは請求項2記載の浸透防止構造を具有するクリップタイプエレメントファスナーの構造。
  11. 前記一対のテープの少なくとも一面に、高分子弾性フィルムで製造する防水フィルムを設けることを特徴とする請求項1或いは請求項2記載の浸透防止構造を具有するクリップタイプエレメントファスナーの構造。
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