JP3192136B2 - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

Info

Publication number
JP3192136B2
JP3192136B2 JP18950890A JP18950890A JP3192136B2 JP 3192136 B2 JP3192136 B2 JP 3192136B2 JP 18950890 A JP18950890 A JP 18950890A JP 18950890 A JP18950890 A JP 18950890A JP 3192136 B2 JP3192136 B2 JP 3192136B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
data
shutter
track
sector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18950890A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0476866A (ja
Inventor
寿鴻 菅谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP18950890A priority Critical patent/JP3192136B2/ja
Priority to US07/733,167 priority patent/US5278712A/en
Publication of JPH0476866A publication Critical patent/JPH0476866A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3192136B2 publication Critical patent/JP3192136B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はオーディオ信号をデジタル信号として記憶す
るディスク装置に関する。
(従来の技術) デジタル・オーディオ・メディアとしては、演奏時間
などから、現在のところ、再生専用であるCD(コンパク
ト・ディスク)と録音・再生ができるDAT(デジタル・
オーディオ・テープ)の2つが主流となっている。
CDは直径12cmのポリカーボネイト基板に、オーディオ
信号をピットの形状でデジタル記録をしている。トラッ
クピッチは1.6μm、線密度は43kbpiと極めて高い記録
密度を有し、周波数20〜20kHzのステレオのオーディオ
信号を約60分記録することができる。サンプリング周波
数は44.1kHz、量子化数は16ビットで、冗長度約30%の
エラー訂正符号を有し、伝送レートは約2Mbpsである。
DTA(デジタル・オーディオ・テープ)は、CDの録音
できない欠点を補う、録音・再生メディアとして登場し
た。VTRと類似の構造を持つ小型のカートリッジに、8
ミリのメタルテープを収納しており、トラックはVTRと
同様、ロータリ磁気ヘッドを用いてテープに斜めに形成
される。トラックピッチは13.6μm、線記録密度は61kb
piと極めて高い記録密度を有し、周波数20〜20kHzのス
テレオのオーディオ信号を120分記録できる。
この2つのメディアの他に、容量は少ないが、パソコ
ンやワープロ、或いは、電子楽器などで使用されている
3.5″フロッピーディスク(3.5″FD)がある。ディスク
の大きさは直径86ミリ、カートリッジサイズは90mm×94
mm×3mmで、磁気ヘッドの当る部分にシャッターがあ
り、使用しないときは媒体を保護している。現在、普及
している3.5″FDは、Co−γ媒体を用いた2DD、2HDで、
アンフォーマット容量(UN容量)は夫々、1MB、2MBであ
る。最近に、Baフェライト垂直記録媒体を用いた2ED(U
F容量4MB)も市販され、3.5″FDの容量は急速に増加し
ている。これらのFDは、トラック密度135tpi(トラッキ
ングサーボは不使用)、線記録密度は2EDで35kbpiであ
る。そして、これらの駆動装置は、下位のFDに対しリー
ド/ライト互換を有する。さらに、最近では、FDにもト
ラキングサーボ(大半の場合はセクタサーボ)を用い
て、トラック密度を従来の4倍に高めて、フォーマット
容量(FT容量)を10MB以上にした大容量FDが試作・開発
されている。
CDの普及に伴い、オーディオ信号のデジタル化は極当
たり前になりつつある。当然ながら、オーディオ信号を
気軽にデジタル録音したいというユーザーの声も大きく
なってきているが、現在のCDやDAT、あるいは3.5″FD
は、このユーザの声に十分に応えていない。すなわち、
現在のメディアは、大きさ、取扱い易さ、ゴミ・キズ・
手荒な扱いなどへの防御性、持運び易さ、録音機能、ラ
ンダムアクセス機能、繰返し耐久性、録音時間、価格な
どの点で、ユーザーを十分に納得させるだけの性能・機
能を有していないからである。
CDは高品質なデジタル音のソースとしては素晴らしい
が、録音機能がないと言う本質的な欠点がある。また、
大きさ、取扱い易さ、持運び易さ、価格などでも問題が
ある。とくに、カートリッジに入ってないための取扱い
難さやケースからの取り外し難さ、あるいは、ゴミ・キ
ズ・手荒な取扱い等への防御性などの問題があり、子供
から老人まで、誰にでも簡単に使用できる代物ではな
い。また、カー・オーディオ用やハンディ用としてもそ
の取扱いは困難を極めているのが現状である。この様
に、CDはあくまでも、LPレコードの代替であって、ニュ
ー・デジタル・オーディオ・メディアとは言えない状況
にある。
DATは、CDの録音が出来ないという欠点や取り扱い難
いという欠点をある程度は補ってはいるが、デジタルコ
ピーの著作権問題やコストが高いなどの問題もあり、未
だ普及の気配がない。DATのもって本質的な問題は、繰
返し耐久性やランダム・アクセス性が悪く、また、不完
全なカートリッジ構造のため、ゴミ・キズ・手荒な取り
扱いなどへの防御性が極めて悪いことである。特に、DA
Tの不完全なカートリッジ構造では、子供に扱わせると
テープを引き出され、簡単に壊されてしまうなど、普及
形のオーディオ・メディアとしては多くの問題を有して
いる。
一方、3.5″FDは手頃のカートリッジに入っているの
で取扱い易く、また、繰返し耐久性やランダムアクセス
性に優れ、さらに、価格も安いというメリットがある。
しかし、オーディオ信号のデジタル録音には容量が少な
いという問題がある。例えば、最近、開発された大容量
FD(記録容量は約12.5メガバイト)に、CDと同じデジタ
ル信号(ステレオ信号、サンプリング周期44.1kHz、量
子化数16ビット)を録音しようとすれば、約70秒しか録
音できないことである。3.5″FDの他の問題は、チャッ
キング・ハブ付近に隙間があり、ゴミの進入に対して不
完全なこと、シャッター開閉部に付着したゴミをシャッ
ターでディスクに落としてしまう可能性が強いこと、シ
ャッターのロック機構が無いため簡単に媒体が剥き出し
になり媒体を傷付けやすいこと等である。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上述したような3.5″FDには種々の問題点
を有するが特にFDにディジタルオーディオ信号を録音す
る場合には約70秒程度しか録音できないという点と、た
とえ数十分録音が可能となったとしても録音の品質をユ
ーザが任意にコントロール(選択)して録音できないと
いう点が極めて問題である。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもの
で、ユーザーが気軽にオーディオ信号をデジタル録音で
きるディスク装置を提供しようとするものである。
[発明の構成] (発明を解決するための手段) この発明は、先行消去形ヘッドによりディスクのトラ
ック上にデータを記録するディスク装置であって、前記
データはセクタ単位で前記トラック上に記録され、一つ
のセクタには2個以上のサーボ情報が埋め込まれるとと
もに、該サーボ情報のうち少なくとも一つは該セクタ内
においてIDフィールドの後に埋め込まれるようにしたこ
とを特徴とするディスク装置である。
(作 用) この発明では、先行消去形ヘッドによりディスクのト
ラック上にデータを記録するディスク装置であって、前
記データはセクタ単位で前記トラック上に記録され、一
つのセクタには2個以上のサーボ情報が埋め込まれると
ともに、該サーボ情報のうち少なくとも一つは該セクタ
内においてIDフィールドの後に埋め込まれるようにした
ことにより、先行消去形ヘッドの使用によりIDフィール
ドの後に生じる無効領域を有効に活用し、フォーマット
効率を高めることが可能となる。
(実施例) 以下、本発明を図示の一実施例に基づいて詳細に説明
する。まずシステムを説明する前に第1図を用いて本発
明に係わるプロッピーディスクのカートリッジ構造を説
明する。第1図はシャッターが開いている状態を示し、
第1図(a)は平面図、第1図(b)は側面図、第1図
(c)は背面図である。1a、1bはカートリッジのシェル
で塩化ビニールなどの樹脂で成形され、フロッピーディ
スク2を収納した後、融着される。フロッピーディスク
の大きさは直径94mm、これを収納するカートリッジの大
きさは98mm×102mm×4mmで、これを図示していないプラ
スチックのハードケースに入れると、横幅ほほぼ文庫本
と同じA4サイズとなる(3.5″FDのプラスチックハード
ケースを参考にすると、カートリッジケースは、105mm
×106mm×9mmとなる。ただし、ブックケースを使用する
場合は、ケースサイズがこれよりも小さい。同じ大きさ
にするものとすれば、ディスクをもう少し大きくでき
る)。3はシャッターで平面図では3aの磁気ヘッドロー
ド用の窓を有する。3bはその側面を示すもので3cの部分
を切り込むことにより、3.5″FDの場合よりも、カート
リッジが厚いにもかかわらず磁気ヘッドの高さを低くす
ることができる。
4a、4bは磁気ヘッドをロードするための窓で、18mmの
幅を持っており、磁気ヘッドのみならず磁気ヘッドアー
ム全体を入れることができ、ドライブの薄形化に効果的
である。15はチャッキングのための窓で、直径18mmであ
る。5a、5bはシャッター3を移動させるために、シェル
に設けた堀込みで、シャッターの上面はシェルの最とも
高い面を越えないように設定される。6はシャッター窓
3a内に設けられたシェルの突起で、シャッター3が開く
とき、5aのシェルの堀込みに溜まったゴミを3aの部分で
ディスク面にかき落とすのを防ぐために設けてある。7
a、7bはカートリッジ補強のためのブリッジで、シャッ
ター3cとほぼ同じ厚さ(1.5〜2mm)である。
8はシャッターロック機構でバネ性を持っており、図
示していないシャッター開閉ピンにあたると、カートリ
ッジ内部に入り込むようになっている。9はシャッター
3を閉じた状態で、シャッター3に設けられた突起10と
嵌め合い状態になって、シャッター3をひっぱってもシ
ャッターは開かないようになっている。11はα状のバネ
でシャッター3の12に設けられ突起とカートリッジ内壁
との間に設置され、常にシャッターを閉じる方向に押し
ている。14a、14bはシャッターをスライドさせるための
溝で、13a、14bとそれぞれ嵌め合いとなっている。シャ
ッター3を開くには、図示しないシャッター開閉ピン
が、23の位置でシャッターロック機構8を押すようにす
る。実際には、カートリッジ1をドライブに挿入して行
くと、ドライブに設けてあるシャッター開閉ピンが23の
位置でシャッターロック機構8を押すことになり、ロッ
ク機構が解除される。カートリッジを更に押し込むと、
シャッター開閉ピンはバネ11に抗しながらシャッター3
押し、最後はシャッター開閉ピンの固定溝24に入り、第
1図のようにシャッターが開かれた状態となる。一方、
シャッター開閉ピンを24の溝より外すと、シャッター3
は11のバネの力で閉じはじめ、ロック機構8を押して10
の突起が9の溝に入ってシャッターがロックされた状態
になる。この時、シャッター3は、磁気ヘドのロードの
ための窓4a、4b、および、チャッキングのための窓15を
完全に塞ぎ、ゴミの進入を防いでいる。
第2図は、ディスクのチャッキングの様子を示すもの
で、第1図(c)のA−A断面から見たものである(第
1図(c)では、スピンドル軸側は示していない)。3.
5″FDでは、スピンドル軸と駆動ピンによるチャッキン
グ方式を用いている。この方式を用いると、チャッキン
グハブのため窓が大きくなり過ぎ、これをシャッターで
完全に覆うことは困難である。また、ディスクに負荷を
掛けないと駆動力が出てこないことや、負荷変動によっ
て周方向に微少変動を示すなどの問題がある。そこで、
ここでは、トラッキングサーボ方式を使用することを前
提に、スピンドル軸との嵌合とマグネットによる吸引力
によりチャッキングを行う。16はフランジ状のチャッキ
ングハブでポリカーボネートなどの樹脂を用い、17のス
ピンドル軸との嵌合のための穴やマグネックチャッキン
グのための磁性体18(25は強度を保つためのもの)など
共に、一体成形されて作られている。この方法を用いる
と、ハブとスピンドル軸30との間には10μm程度の偏心
が生じるが、ディスクの温度・湿度による異方的な伸縮
によって生じる1次モードや2次モードよりも小さく、
この偏心は、トラッキングサーボが十分に追従し、全く
問題とはならない。31はチャッキング用カップ、32はマ
グネットで、18の磁性体(メッキ処理した鉄板)を引き
付けてチャッキングを行う。このとき、スピンドル軸30
の先端は29の滑り板に当たり、カートリッジシェルの上
面を少し押上げ、ディスク2を回転し易くしている。デ
ィスク2とハブとの接着は、ハブのフランジ部分でされ
ている。また、ディスク全体はゴミ取り、及び、ディス
クの面触れ防止のために設けられているライナー30a、3
0bで挟まれているが、3.5″FDに比べゴミの進入は極め
て少ないから、リフターなどによってディスクを強く挟
む必要はない。従って、その分、スピンドルモータの負
荷が軽くて済む利点がある。28はハブ16のフランジ27と
カートリッジシェルとの間に設けたライナーで、ハブの
垂れ下がりを防止し、シャッター3がスムーズに開閉す
るのを助けている。
ディスクをスピンドル軸30から離すときは、カートリ
ッジ1全体を持ち上げる。ハブとカップはマグネット32
で吸着された状態で接触しているが、さらに強く持ち上
げると、ハブのフランジ27がシェルに強く当たり、マグ
ネット32の吸着力から解放されて、ハブとカップは分離
し、ディスクはスピンドル軸30より離れることになる。
従って、強い吸着力をもつマグネットでチャッキングを
行っても、ディスクとハブとの接着部分に負荷が加わる
ことがないため、接着部分を痛めることはない。
なお、上記のハブの例は、樹脂で製作した場合につい
て示したが、鉄板などの金属板だけで製作しても良い。
また、カートリッジの大きさが実施例よりも小さい場
合でも同様扱える。
19a、19bはライトプロテクト用のホールおよびスライ
ドスイッチ、20a、20bはラベルを貼るための掘り込み、
21a、21bはカートリッジの位置決めのためのホール、22
はカートリッジの挿入方向を示す矢印である。
次にフロピーディスクの高密度記録、および、ディス
クフォーマットについて説明をする。
フロッピーディスクに記憶するデジタルオーディオソ
ースとして、現在国際的に標準化が検討されている蓄積
オーディオ符号化方式を用い(ビットレート:256kbp
s)、録音時間を60分とすると、フロッピーディスクの
記憶容量は、115.2Mバイト必要となる。ディスクのフォ
ーマット効率を60%とすれば、アンフォーマット(UF)
容量は192Mバイトとなる。
前記のフロッピーディスクの記録エリアをサイド1面
で、r=22mm〜42mm(サイド0面は、r=23.5〜43.5)
とし、線記録密度を70kbpi(変調方式として(1,7)コ
ードを使用すると、ディスク上での記録密度は52.2kfci
となる)、フォーマットセクタ容量を512バイトとすれ
ば、最内周でのセクタ数は56となる。最外周でもセクタ
数が107となるようなブロックCLD方式(ブロック内で線
記録密度一定)を用いたとすると、上記の容量を確保す
るために必要なトラック数は1400本/面となり、トラッ
ク密度は約1778tpiにも達する。このとき、トラックピ
ッチは14.3μm、トラック幅は11.4μmで、トラッキン
グエラーによる許容オフトラックはおおむね±1μmで
ある。トラッキングエラーの原因となるトラック振れに
は1次モード(偏心)と2次モードが有り、前者はチャ
ッキングズレ、スピンドルモータの偏心、ディスクの偏
心などにより生じ、その大きさは約±15μm、後者はデ
ィスク媒体の異方的な温度・湿度伸縮により生じ、その
大きさは±10〜15μmある。従って、トラッキングサー
ボ系では、2次モードに対する追従性能を確保するよう
に、サーボ系の設計が行われる。2次モードに対するト
ラッキングエラーを±0.5μmとすれば、このときサー
ボ系のゲインは30以上必要となる。大容量FDなどでよく
用いられているセクタサーボ方式を用いたとすると、サ
ーボ情報は一周当たり、56個となるが、これでは、2次
モードに対し、10程度のゲインしか得ることが出来な
い。
そこで、本発明では、1セクタ当たり2個のサーボ情
報を埋め込むサンプルサーボ方式(セクタサーボもサン
プルサーボ方式の一種)を用い、セクタサーボに比べ、
原理的に4倍のゲインが取れるようにした。また、本発
明では、重ね書き雑音とトラック消し残し雑音対策から
先行消去形磁気ヘッドを用いている。第3図はギャップ
付近を表す図で、40はR/Wギャップ、その両側には41a、
41bのメタル膜が形成されており(通常MIGヘッドとい
う)、垂直配向の高HcのBaフェライト媒体やメタル媒体
の記録に適している。ギャップ長は0.27μm,ギャップ幅
は、11.4μmである。42はイレーズギャップで、ギャッ
プ長は2μm,ギャップ幅は14.3μmである。43はフェラ
イトのコア、44は両ヘッドの分離膜である。両ギャップ
の間隔(d)は、短いほどフォーマット効率が高められ
るが、あまり短くするとヘッド効率が低下する。ここで
は、ギャップ間隔を180μmに選んでいるが、これは、
ディスクフォーマット上で62バイトに相当する。
第4図は、先行消去形磁気ヘッドを用い、かつ1セク
タに2カ所のサーボ情報を埋め込んだときのトラックフ
ォーマットの一例で、ユーザがフォーマッティングする
ことができる例を示すものである。従来、セクタサーボ
方式を用いたフロッピーディスクやハードディスクで
は、IDフィールドの先頭に、セクタマークとサーボ情報
を埋め込み形成している。この場合は、IDフィールドの
後に、先行消去形磁気ヘッド使用による無効エリアが生
じ、高密度記録になるに従いフォーマット効率が低下す
る。そこで、本発明では、セクタマークとサーボ情報を
IDフィールドの後に埋め込み形成することにより、前記
の無駄エリアを有効に活用してフォーマット効率を高め
ている。なお、ここでは、ディスクの回転変動は±1%
以下としてフォーマットを作成している。
50はトラックフォーマットの1セクタ分を示すもの
で、セクタ容量は852バイト、データ容量は512バイトで
ある。セクタマークフィールド53、サーボフィールドA5
4、サーボフィールドB57はサーボライタで前もって記録
される。このうち、サーボフィールドに記録するサーボ
情報は、データトラックに対して、0.5トラックづつず
らして記録される。51はIDフィールド読取りのためPLL
信号でフォーマッティングのとき、IDフィールドと同時
に記録される。IDフィールドは、IDデータの信頼性を確
保するため、IDの2重書きをしている。55、59はデータ
フィールドA56およびデータフィールドB59を読取るため
のPLL信号で、データフィールドと同時に記録される。
データフィールドはデータ512バイトの他に、データの
信頼性を確保するため、訂正コードとして光ディスクに
使われているものと同じLDC方式(5インタリーブ)、9
8バイトを付加している。60はISG(インター・セクタ・
ギャップ)で、ディスクの回転変動とデータフィールド
Bのライトリカバリー時間を吸収するためのものであ
る。53はセクタマークフィールドでWRG61(ディスクの
回転変動、先行消去形磁気ヘッドのギャップ間隔の製作
誤差(±10μm)、IDフィールド52のライト・リカバリ
ー時間を吸収するのに使用)、SYNC62,ERASE63AGC64
(セクターマーク検出、およびAGC信号に使用)からな
る。ユーザーがフォーマッティングしない場合は、WRG6
1は不要である。また、この場合は、セクタマークフィ
ールド53をPLL51の前に移しても、フォーマット効率は
ほとんど変化しない。
サーボフィールドA54は先行消去形磁気ヘッドのため
に生じる無効エリアに埋め込まれており、POSA65,ZONE6
6,POSB67,GAP68からなる。POSAには、シークのときに使
用する速度制御信号を得るための2相のバースト位置情
報(4トラック周期)が形成してある。データライト
時、イレーズギャップによるDC消去はAGC信号を読み取
った後、ただちに行われるが、そのトランジッション・
リカバリー時間はPOSAが吸収している。ZONE66には、イ
ンデックス信号(ディスク一周に1個)、セクタゾーン
信号(一周あたりのセクタ数が同じなトラックを表
す)、データゾーン信号(データが記録されるトラック
を表す)がバースト信号として形成されている。POSB67
は位置制御に用いる精密位置情報でXバースト信号
(前)とYバースト信号(後)が交互にサーボトラック
毎に形成されている。GAP68は先行消去形磁気ヘッドの
ギャップ間隔の製作誤差、回転変動などを吸収するため
のものである。
サーボフィールドB57はディスクのトラック振れに対
する追従性能を高めるためにデータフィールドに設けた
もので、WRG69,POSB70,GAP71からなる。WRG69はデータ
フィールドA56のライトリカバリー時間を吸収するため
のもの、POSB70はPOSB67と同じ精密位置情報が形成され
ているが、回転変動を考慮してPOSB67よりも長く形成し
ている。
GAP71は先行消去形磁気ヘッドのギャップ間隔の製作
誤差を吸収するためのものである。
以上に示したトラックフォーマットでは、ここで使用
のフロッピーディスクが従来に無い極めて高い記録密度
であることを考慮して、ID部は2重書き、データは光デ
ィスクと同じ強力なECCを付加、サーボ情報は十分な長
さのバーストで形成するなど、信頼性を確保出来るよう
にした。また、ID部の誤りに対しては、インデックス信
号、セクタ信号から、判断することも可能である。さら
にAGC信号はAGC64だけではなく、精密位置情報のXバー
スト信号、Yバースト信号をの加算信号からも得ること
ができる。
なお、記録密度が実施例ほど高くない場合は、ID、EC
C、サーボなどへのバイト割りあてをもっと少なくし、
フォーマット効率を高めたトラックフォーマットが可能
である。
次に本発明のプレイヤーシステムについて説明する。
第5図は本発明のプレイヤーシステムのブロック構成
で、入力部100、出力部100、圧縮符号化部120、複合化
部130、メモリマネージャー140、バッファメモリ150、
ホストμPU160,ドライブコントローラ170,ドライブ180
からなる。入力部100はアナログ信号,デジタル信号の
入力端子を有し、入力された信号形態がアナログ信号が
ディジタル信号かを検出器101で検出し、入力信号がア
ナログ信号の場合はA/D変換器102でディジタル化を行い
出力する。アナログ信号はA/D変換された後、デジタル
信号は直接、圧縮符号化部120へ送られる。オーディオ
信号は、ここで、256Kbpsまたは128Kbpsのビットレート
のデジタル信号に変換され、メモリマネージャー140を
介してバッファメモリ150に送られる。メモリマネージ
ャー140は、バッファメモリ150の管理および、信号の入
力・出力を管理する。ホストCPU160はドライブの状況に
応じて、バッファメモリのデータをディスクに記録する
よう、ディスクコントローラ、および、メモリマネージ
ャーに指示を送る。一方、ディスクから読み出されたデ
ータは、バッファメモリ150に蓄えられた後、メモリマ
ネージャー140を介し、複合化部130に送られ、ここでも
とのデジタル・オーディオ信号に復元された後、出力部
110に送られ、アナログ、またはデジタルのオーディオ
信号として出力される圧縮符号化部120は上記したよう
に256Kbpsまたは128KbpのどちらかのモードがホストCPU
160より選択される。ホストCPU160へはユーザが指示可
能である。ディスク上ではいずれのモードで選択された
か記憶するためのエリアが設けられており、伸長復号の
際にこのデータに応じた処理が行われる。モードのデー
タは第4図のデータフィールドA56に一部に記録するこ
とがよい。録音時間は256Kbpモードの時が60分/両面、
128Kbpsモードの時が120分/両面である。又、この圧縮
モードは2種類だけでなく3つ以上あるいはユーザが任
意に設定するようにする。
ここでは、ディスクに記録するデータはすべて圧縮符
号化した場合を示したが、アナログ信号をA/D変換した
後、直接記録することも可能である。この時の録音時間
は、CD波のデジタル信号の場合で約11分である。
どちらか一方のディスク面のトラックのデータに、各
々のトラックで訂正不可能なエラーが生じた場合は、エ
ラーの生じていないディスク面のトラックからのデータ
を用いて、デジタル化した所定の長さの一連の信号を再
生するとともに、そのエラーのサイズが所定のサイズを
越えたときは、この情報を外部に知らせる機能を有する
ようにしてもよい。
又さらに、ディスク上のトラックのデータセクタ数が
同一なトラックは同じ回転数で回転させ、また、ディス
クの各々のトラックでのビットレートは、アナログ信号
をデジタル化したときのときのビットレートに比べ、2
倍以上速くなるような回転数で回転させるスピンドルモ
ータを有するよう構成してもよい。
次に、上述したようなトラックフォーマットのディジ
タル化として所定の長さの一連の信号をディスクのサイ
ド0面(上面)とサイド1面(下面)のトラックに各々
分割して記録を行う方法について述べる。第5図に示す
圧縮符号化部120でディジタル化された所定の長さの一
連の信号をメモリマネージャー140で2分割りディスク
のサイド0面とサイド1面にトラックに分割記録する。
この場合、サイド0面及びサイド1面の各記録すべきデ
ータは各々のヘッドで各々の位置決めを行い記録する。
また、逆にこのようにして各面に分割して記録されたデ
ータは、メモリマネージャー140で統合され、元のデー
タに元してから復号化部130で複合化して出力される。
上述したようにアナログ信号をデジタル化して記録ま
たは再生するディスク装置のディスクカートリッジをお
いて、画面ヘッドのロード窓とチャッキングハブ窓とが
ロック機構を有するシャッターで覆われ、かつシャッタ
ー開閉する部分の一部がシャッターよりも高く形成され
ているカートリッジシェルと、中心にスピンドル軸と嵌
合する穴を有し、少なくても一方の端面は磁性体で形成
され、他方の端面は前期端面より大きな直径をもち、こ
の面でディスクと接着され、ディスクが接着されている
端面はシェルのチャッキング窓よりも大きく形成される
フランジ状のチャッキングハブと、フランジ状のハブと
接触するシェルの部分に設けられたライナーとを有する
ようにしてもよい。
先行消去形ヘッドを用いてセクタ単位でデータの記録
を行う場合のサーボ情報は1つのセクタに2カ所以上形
成してあり、その内の1カ所はIDフィールドの直後にあ
るようにしてもよい等種々利用できる。
なお、上記の例では、オーディオ信号の記憶について
説明したが、電子スチルカメラからの映像信号でも良
い。
以上、実施例に基づいて具体的に説明したように、本
発明ではフロッピーディスクを、チャッキングのための
窓を含め全て密閉したカートリッジに収納している。そ
して、シャッターが開閉する窓の付近のシェルの一部を
より高くし、さらに、シャッターにはロック機構をつけ
るなどして、ゴミの進入や不用意に媒体を傷付けるなど
の危険を防いでいる。また、大きさは、カートリッジの
ケースに収納した状態でおおむねA6サイズ(文庫本)に
なるようにしている。従って、本発明のフロッピーディ
スクは大きさ、取扱易さ、ゴミ、キズ、手荒な扱いなど
への防御性、持ち運び易さ、保存性などに優れ、ユーザ
に気軽に使用してもらうことができる。
一方、本発明では、先行消去形磁気ヘッドとサンプル
サーボ、そして、線記録密度をおおむね一定にするなど
して、フロッピーディスクの大容量化を達成、さらに、
国際的に標準化の検討が進められている蓄積オーディオ
符号化方式(128Kbps〜256Kbps)を用いることにより、
フロッピーディスク一枚の録音時間を60分から120分と
現在使用されているオーディオカセット並みにしている
(CD並みのデジタル信号を記憶していた場合の録音時間
は約11分)。そして、フロッピーディスクの特徴でもあ
るランダムアクセス性や繰り返し耐久性に優れているた
め、データタイプに比べ極めて使いやすい利点を有して
いる。
このように、本発明のフロッピーディスク、および、
そのプレイヤーシステムを用いると、オーディオ信号を
気軽にデジタル録音、あるいは再生して楽しむことがで
き、また、持ち運びや保管性にも優れていることから、
従来のデジタルオーディオ・メディアが不得意としたカ
ーオーディオなどにも、従来のカセットテープ並みの気
軽さで使用できる利点がある。また、本発明のフロッピ
ーディスクはCDなどのデジタルソースをそのままの形で
記憶するのではないため、DTAで問題となった著作権問
題も起こりにくいという効果も備えているなど、その実
用的な効果は極めて大きい。
[発明の効果] フロッピーディスクのようなディスクの少ない記録容
量を極めて有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b),(c)は本発明のディスクカー
ドリッジを示す図、第2図はチャッキング状態を示す
図、第3図は先行消去形磁気ヘッドのギャップ付近を示
す図、第4図は本発明のトラックフォーマットを示す
図、第5図は本発明のプレイヤーシステムの構成を示す
図である。 1……カートリッジ、2……フロッピーディスク 3……シャッター、6……防塵突起 8……シャッターロック機構 16……チャッキングハブ 42……先行消去形磁気ヘッド 50……トラックフォーマット 52……IDフィールド、54,57……サーボフィールド 56,59……データフィールド、120……圧縮符号化部 130……複合化部、180……ドライブ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−121115(JP,A) 特開 昭56−54615(JP,A) 特開 昭62−20139(JP,A) 特開 平2−156477(JP,A) 特開 昭63−153729(JP,A) 特開 平1−320692(JP,A) 特開 平2−148478(JP,A) 実開 昭59−164981(JP,U) 実開 昭62−77477(JP,U) 実開 昭57−102081(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/12 G11B 20/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先行消去形ヘッドによりディスクのトラッ
    ク上にデータを記録するディスク装置であって、 前記データはセクタ単位で前記トラック上に記録され、
    一つのセクタには2個以上のサーボ情報が埋め込まれる
    とともに、該サーボ情報のうち少なくとも一つは該セク
    タ内においてIDフィールドの後に埋め込まれるようにし
    たことを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】前記データを圧縮符号化する複数種の処理
    手段と、この複数種の処理手段のうち1つを選択する選
    択手段と、この選択手段により選択された前記処理手段
    の種類を示す情報を前記トラック上に記録する手段とを
    備えたことを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  3. 【請求項3】前記データを2分割し、分割された各デー
    タを前記ディスクの上面と下面にそれぞれ記録すること
    を特徴とする請求項1または2記載のディスク装置。
JP18950890A 1990-07-19 1990-07-19 ディスク装置 Expired - Fee Related JP3192136B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18950890A JP3192136B2 (ja) 1990-07-19 1990-07-19 ディスク装置
US07/733,167 US5278712A (en) 1990-07-19 1991-07-19 Removable disk drive having two heads formed with a gimbal structure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18950890A JP3192136B2 (ja) 1990-07-19 1990-07-19 ディスク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0476866A JPH0476866A (ja) 1992-03-11
JP3192136B2 true JP3192136B2 (ja) 2001-07-23

Family

ID=16242445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18950890A Expired - Fee Related JP3192136B2 (ja) 1990-07-19 1990-07-19 ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3192136B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3123286B2 (ja) * 1993-02-18 2001-01-09 ソニー株式会社 ディジタル信号処理装置又は方法、及び記録媒体
JP3123290B2 (ja) * 1993-03-09 2001-01-09 ソニー株式会社 圧縮データ記録装置及び方法、圧縮データ再生方法、記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0476866A (ja) 1992-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2107954C1 (ru) Дискообразный носитель записи, устройство записи, устройство воспроизведения и устройство записи/воспроизведения
JP2706076B2 (ja) 光ディスク記録再生システム
CA2113842A1 (en) Recording and reproducing apparatus
KR20010105216A (ko) 디스크 카트리지
WO2000065585A1 (fr) Disque optique et dispositif d'enregistrement/de reproduction optique
US5278712A (en) Removable disk drive having two heads formed with a gimbal structure
JP3192136B2 (ja) ディスク装置
JPH02134766A (ja) フロッピーディスクの識別方法
US20030231427A1 (en) Magnetic disk cartridge
Schüller Audio and video carriers
JP3991560B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3281899B2 (ja) ミニディスクレコーダ
JP2651056B2 (ja) フレキシブル光ディスクカートリッジ
JP3498208B2 (ja) 磁気ディスク装置
JP2005518622A (ja) エッジ追跡データ表面を有するディスクデータ記憶媒体
JP2988520B2 (ja) 光ディスクの記録装置、再生装置および記録再生装置
JPS5932043Y2 (ja) 再生装置における信号ピツクアツプ装置
JP3305886B2 (ja) 光ディスク記録装置
JP3077385B2 (ja) クリーニングディスクおよび光磁気記録再生装置のクリーニング方法
WO1992006473A1 (en) Disk recording and reproducing apparatus
JPH04149877A (ja) 光ディスクカートリッジ
JP3749039B2 (ja) 情報再生装置及び情報記録装置
JP3729261B2 (ja) 記録装置
JP3429248B2 (ja) ダビング方法
JP2970073B2 (ja) データ記録/再生方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees