JP3191920B2 - フレームリレーとatmのインターワーキング用トランク装置 - Google Patents

フレームリレーとatmのインターワーキング用トランク装置

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JP3191920B2
JP3191920B2 JP4634798A JP4634798A JP3191920B2 JP 3191920 B2 JP3191920 B2 JP 3191920B2 JP 4634798 A JP4634798 A JP 4634798A JP 4634798 A JP4634798 A JP 4634798A JP 3191920 B2 JP3191920 B2 JP 3191920B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランク装置に関
し、特に、フレームリレーとATMのインターワーキン
グ用トランク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フレームリレーとATMのインターワー
キングには、既存のフレームリレー網間をATM網で接
続し、フレームリレー端末間を接続するためのインター
ワーキング方式であるネットワークインターワーキング
に加え、ATM網に直接繋がるATM端末とフレームリ
レー網に繋がるフレームリレー端末をつなげるためのイ
ンターワーキング方式であるサービスインターワーキン
グがあり、何れも標準化の規定が行われており、公衆網
においてサービスが開始されている。
【0003】図8は、フレームリレーとATMのインタ
ーワーキング用トランク装置の従来の構成を示す図であ
る。従来のフレームリレーとATMのインターワーキン
グ用トランク装置においては、フレームリレー網側から
受信したフレームリレーフレームのATMセル化及び送
信処理は次のように行なわれる。
【0004】フレーム書き込み制御部801は、フレー
ムリレーフレームを受信すると、プロセッサ部808か
らフレームバッファ802上のどのアドレスから当該フ
レームを書き込むか指示を受け、指定されたアドレスか
らフレームバッファ802に受信した前記フレームリレ
ーフレームを書き込む。
【0005】プロセッサ部808は、フレームバッファ
802上に書き込まれたフレームからデータリンクコン
トロール識別子DLCIとフレームリレーフレーム上の
マルチプロトコルカプセル化情報の読み出し、VPI/
VCIテーブル806とマルチプロトコルカプセル化情
報テーブル807を検索して、DLCIとフレームリレ
ーフレーム上のマルチプロトコルカプセル化情報に対応
するVPI/VCIとATM AAL5上のマルチプロ
トコルカプセル化情報を獲得する。
【0006】次に、プロセッサ部808は、フレームバ
ッファ802のフレームリレーフレーム上のマルチプロ
トコルカプセル化情報を、獲得したATM AAL5上
のマルチプロトコルカプセル化情報に書き換え、フレー
ム詳細情報テーブル803に、獲得したVPI/VCI
およびフレームのATMセル化に必要なフレームバッフ
ァ802上のフレームの先頭アドレスとフレーム長を書
き込む。
【0007】更に、プロセッサ部808は、フレームの
ATMセル化および送信を促すためにATM送信キュー
804へフレーム詳細情報テーブル803のアドレスの
入力を順に行なう。
【0008】ATMセル化/送信処理部805は、AT
M送信キュー804からフレーム詳細情報テーブル80
3のアドレス、そのアドレスを先頭アドレスとしてフレ
ーム詳細情報テーブルの読み出しを行い、VPI/VC
Iとフレームバッファ803上のフレームが格納されて
いる先頭アドレスとフレーム長の読み出し、そのフレー
ムバッファ803上のフレームが格納されている先頭ア
ドレスからフレームの読み出しを順次行ない、読み出し
た情報を元にATMセルを生成して送信する。
【0009】一方、ATM網側から受信したATMセル
のフレームリレーフレーム化送信は次のように行なわれ
る。
【0010】フレーム組み立て/フレーム書き込み制御
部809は、フレームの先頭のATMセルを受信する
と、プロセッサ部808に受信セルのVPI/VCIを
送信し、その応答としてフレームバッファ810上のど
のアドレスからフレームを書き込むかの指示を受け、指
示されたアドレスからATMセルペイロード部をフレー
ムバッファ810へ書き込む。また、同時にフレーム組
み立て/フレーム書き込み制御部809は、プロセッサ
部808からフレーム詳細情報テーブル811上のアド
レス及び送信したVPI/VCIに対応するデータリン
クコントロール識別子DLCIを受信し、フレーム詳細
情報テーブル811上のアドレスへデータリンクコント
ロール識別子DLCI、フレームバッファ810上のフ
レームの先頭アドレス、書き込んだフレーム長の書き込
みを行なう。
【0011】先頭のATMセル以降は、プロセッサ部8
08に受信セルのVPI/VCI情報を送信し、その応
答としてフレーム詳細情報テーブル811上のアドレス
を受信し、フレーム詳細情報テーブル811上のそのア
ドレスに格納されているフレームバッファ810上のフ
レームの先頭アドレスとフレーム長を読み出し、その情
報を元にフレームバッファ810にフレームの続きを書
き込み、フレーム長を更新してフレーム詳細情報テーブ
ル811に再書き込みを行う。
【0012】フレーム組み立て/フレーム書き込み制御
部809は、フレームの最後のATMセルに対して前記
の処理を終了するとプロセッサ部808にフレーム書き
込みの完了を通知する。
【0013】プロセッサ部808は、フレームバッファ
810上に書き込まれたフレームからATM AAL5
上のマルチプロトコルカプセル化情報の読み出し、マル
チプロトコルカプセル化情報テーブル807を検索して
ATM AAL5上のマルチプロトコルカプセル化情報
に対応するフレームリレーフレーム上のマルチプロトコ
ルカプセル化情報の獲得、フレームバッファ上のフレー
ムのATM AAL5上のマルチプロトコルカプセル化
情報をフレームリレーフレーム上のマルチプロトコルカ
プセル化情報に書き換え、フレームリレーフレーム化お
よび送信を促すためにフレームリレーフレーム送信キュ
ー812へフレーム詳細情報テーブルへ格納したアドレ
スの入力を順に行なう。
【0014】フレームリレーフレーム化/送信処理部8
13は、フレームリレーフレーム送信キュー812から
フレーム詳細情報テーブル811のアドレス、そのアド
レスを先頭アドレスとしてフレーム詳細情報テーブル8
11の読み出しを行い、データリンクコントロール識別
子DLCIとフレームバッファ810上のフレームが格
納されている先頭アドレスとフレーム長の読み出し、そ
のフレームバッファ810上のフレームが格納されてい
る先頭アドレスからフレームの読み出しを順次行ない、
読み出した情報を元にフレームリレーフレームを生成/
送信する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来のフレームリレー
とATMのインターワーキング用トランク装置において
は、フレームリレー網から受信したフレームリレーフレ
ームのATMセル化送信処理、ATM網から受信したA
TMセルのフレームリレーフレーム化送信処理のどちら
の場合でも一度大きなランダムアクセスメモリで構成さ
れるフレームバッファにフレームを書き込み、プロセッ
サ部のソフトウェア処理により、ATMVPI/VCI
とフレームリレーDLCIのマッピング処理及びATM
AAL5上のマルチプロトコルカプセル化情報とフレ
ームリレーフレーム上のマルチプロトコルカプセル化情
報の変換処理を行い、それからATMセル化またはフレ
ームリレーフレーム化および送信処理を行うという構成
をとっている。
【0016】上記の従来のフレームリレーとATMのイ
ンターワーキング用トランク装置では、フレームバッフ
ァ上での処理が集中し、その処理をソフトウェア処理と
していることからフレーム長の短いフレームリレーフレ
ームを連続して転送処理する場合にフレーム処理がしき
れないためにフレームが欠落するという問題がある。
【0017】また、通常の場合はプロセッサ部809
は、前述のフレームの送受信処理以外にアラーム/パフ
ォーマンス収集など非周期的な処理も行なうことが多
く、その結果、同じトラヒックであっても前記フレーム
の欠落の度合いが一定しないという問題も発生する。
【0018】この問題の解決方法として、装置構成はそ
のままで前記のソフトウェア処理をそのままハードウェ
ア処理とするという構成が考えられるが、この場合にも
フレームの書き込み及びVPI/VCIとDLCIとの
マッピングとフレームリレー上のマルチプロトコルカプ
セル化情報とATM AAL5上のマルチプロトコルカ
プセル化情報の変換のために参照が必要な部分の読み出
し、フレームリレー上のマルチプロトコルカプセル化情
報とATM AAL5上のマルチプロトコルカプセル化
情報の変換部分の書き換え、フレームの読み出しのすべ
ての処理がフレームバッファ802及びフレームバッフ
ァ810の一個所に集中し、フレームバッファ802及
びフレームバッファ810を構成するランダムアクセス
メモリのバスの処理能力によっては、ソフトウェア処理
の時に比べ改善されるとしても完全には解決できない場
合がある。
【0019】(発明の目的)本発明の目的は、フレーム
廃棄率を低減し信頼性を高めたフレームリレーとATM
のインターワーキング用トランク装置を提供することに
ある。
【0020】本発明の他の目的は、信号処理をハードウ
エアにより行い変換処理能力を向上させたフレームリレ
ーとATMのインターワーキング用トランク装置を提供
することにある。
【0021】本発明の他の目的は、フレーム長が最小の
フレームリレーフレームが長く連続した場合でもVPI
/VCIとDLCIとのマッピング及びフレームリレー
上のマルチプロトコルカプセル化情報とATM AAL
5上のマルチプロトコルカプセル化情報の変換処理の能
力不足によるフレーム欠落を発生させることのないフレ
ームリレーとATMのインターワーキング用トランク装
置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明のフレームリレー
とATMのインターワーキング用トランク装置は、受信
フレームリレーフレームを入力しATM AAL5上の
対応するマルチプロトコルカプセル化情報及びVPI/
VCIを生成するマッピング手段と、前記受信フレーム
リレーフレームを入力し前記フレームリレーフレームの
ユーザー情報を抽出するユーザー情報抽出手段と、前記
マッピング手段で生成したATM AAL5上のマルチ
プロトコルカプセル化情報及び前記ユーザー情報抽出手
段で抽出した前記受信フレームリレーフレームのユーザ
ー情報とからATM AAL5フレームを生成しフレー
ムバッファに格納するATM AAL5フレーム生成手
段と、前記フレームバッファから前記ATM AAL5
フレームをペイロード単位に読み出し前記マッピング手
段で抽出した前記VPI/VCIを含むセルヘッダを付
与してATMセルを生成するATMセル生成手段と、を
有する。
【0023】また、本発明のフレームリレーとATMの
インターワーキング用トランク装置は、受信ATMセル
を入力しフレームリレーフレーム上の対応するマルチプ
ロトコルカプセル化情報及びDLCIを生成するマッピ
ング手段と、前記受信ATMセルを入力し前記ATMセ
ルのユーザー情報を抽出するユーザー情報抽出手段と、
前記マッピング手段で抽出したフレームリレーフレーム
上のマルチプロトコルカプセル化情報及び前記ユーザー
情報抽出手段で抽出したユーザー情報を入力しATM
AAL5フレームを生成してフレームバッファに格納す
るAAL5フレーム生成手段と、前記フレームバッファ
から前記ATM AAL5フレームを読み出し前記DL
CIを含むヘッダを付与してフレームリレーフレームを
生成するフレームリレーフレーム生成手段と、を有す
る。
【0024】(作用)データリンクコントロール識別子
DLCIとVPI/VCIのマッピング処理、フレーム
リレー上とATM AAL5上のマルチプロトコルカプ
セル化情報相互変換処理をフレームバッファに格納する
前にハードウェア処理により行い、また、フレーム書き
込み、読み出し処理との処理分散を行うことを可能と
し、フレーム転送処理能力を向上させフレーム廃棄率を
低減する。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用されるフレ
ームリレーネットワークとATMネットワークとフレー
ムリレー/ATMインターワーキングユニットとを有す
る通信ネットワークを示す図である。
【0026】フレームリレーネットワーク102に接続
されるフレームリレー端末101と、ATMネットワー
ク104に接続されるATM端末105との間で通信を
行なうために両ネットワーク間に設けられるフレームリ
レー/ATMインターワーキングユニットが設けられ
る。本発明のトランク装置はフレームリレー/ATMイ
ンターワーキングユニットに適用される。
【0027】図2は、本発明において扱うフレームリレ
ーフレーム、ATMセル及び中間フレームの対応関係を
示す図である。
【0028】本発明のフレームリレーとATMのインタ
ーワーキング用トランク装置で行なわれる機能は以下の
とおりである。
【0029】フレームリレー網から受信されたフレーム
リレーフレーム201をATMセル203化して送信す
るには、まず、フレームリレーフレーム201の最初と
最後のフラグ、フレームチェックシーケンス(FCS)
を終端処理し、コネクション接続時に対応づけたQ.9
22ヘッダに含まれるフレームリレーフレームのアドレ
ス情報であるデータリンクコントロール識別子(DLC
I)を検出し、DLCIに対応するATMセルのアドレ
ス情報であるVPI/VCIを確認する。
【0030】次に、マルチプロトコルカプセル化情報か
らフレームリレー上の上位プロトコルとして使用されて
いるプロトコルを確認し、そのプロトコルをATM A
AL5の上位プロトコルとして使用した場合のATM
AAL5上のマルチプロトコルカプセル化情報を確認し
て、フレームリレー上のマルチプロトコルカプセル化情
報の部分をATM AAL5上のマルチプロトコルカプ
セル化情報に書き換える。
【0031】その後、CPCS−UU、CPI、フレー
ム長、CRCを付与し、フレーム長がATMセルペイロ
ードの整数倍になるようにパディングを付与した中間フ
レームをATM AAL5フレーム202として生成す
る。
【0032】生成されたATM AAL5フレーム20
2はATMセルペイロード長に区切られ、各々にデータ
リンクコントロール識別子DLCIに対応する前記VP
IVCIを含んだATMセルヘッダを付与してATMセ
ル203を生成して送信する。
【0033】一方、ATM網から受信したATMセル2
03をフレームリレーフレーム201化して送信する場
合は、前記処理と同様な逆の処理を行なう。
【0034】図3は、本発明のフレームリレーとATM
のインターワーキング用トランク装置の基本機能ブロッ
ク及び原理を示す図である。
【0035】プロセッサ部308の上側に記載されてい
る機能ブロックは、フレームリレー網からフレームリレ
ーフレーム201を受信し、ATMセル203化して送
信するための機能ブロックであり、プロセッサ部308
の下側に記載されている機能ブロックは、ATM網から
ATMセル203を受信し、フレームリレーフレーム2
01化して送信するための機能ブロックである。
【0036】フレームリレー網からフレームリレーフレ
ーム201を受信し、ATMセル203化して送信する
までの処理は以下の通りである。
【0037】フレーム変換処理部301は、受信したフ
レームリレーフレーム201の終端処理、フレームリレ
ーフレーム201上のデータリンクコントロール識別子
DLCIを元にVPI/VCIテーブル306を検索し
て対応するデータリンクコントロール識別子DLCIの
確認を行い、フレームリレーフレーム201上のフレー
ムリレー上のマルチプロトコルカプセル化情報を元にマ
ルチカプセル化情報テーブル307を検索してATM
AAL5上のマルチプロトコルカプセル化情報の確認を
行い、フレームリレー上のマルチプロトコルカプセル化
情報をATMAAL5上のマルチプロトコルカプセル化
情報に変換する。
【0038】また、フレーム変換処理部301は、AT
M AAL5上のマルチプロトコルカプセル化情報に変
換後の中間フレームをフレームバッファ303へ書き込
み、中間フレームを書き込んだフレームバッファ303
上の先頭アドレスとフレーム長、VPI/VCIをフレ
ーム詳細情報テーブル302に書き込み、フレーム詳細
情報テーブル302に中間フレームの情報を書き込んだ
アドレスをATM送信キュー304に書き込む。
【0039】ATMセル化/送信処理部305は、逆に
ATM送信キュー304、フレーム詳細情報テーブル3
02、フレームバッファ303の順に中間フレームと、
中間フレームをATM AAL5フレーム化、ATMセ
ル化して送信するための情報を順次読み出し、ATMセ
ルを生成し送信する。
【0040】一方、ATM網からATMセル203を受
信し、フレームリレーフレーム201化して送信するま
での処理は以下のとおりである。
【0041】フレーム組み立て/フレーム変換処理部3
09は、受信したATMセル203の終端処理、ATM
AAL5フレーム組み立て、ATM AA5フレーム
終端処理を行なう。また、ATMセル203上のVPI
/VCIを元にデータリンクコントロール識別子DLC
Iテーブル314を検索して対応するVPI/VCIの
確認を行い、ATMセル203上のATM AAL5上
のマルチプロトコルカプセル化情報を元にマルチカプセ
ル化情報テーブル310を検索してフレームリレー上の
マルチプロトコルカプセル化情報の確認を行い、ATM
AAL5上のマルチプロトコルカプセル化情報をフレ
ームリレー上のマルチプロトコルカプセル化情報に変換
する。
【0042】また、フレーム組み立て/フレーム変換処
理部309は、フレームリレー上のマルチプロトコルカ
プセル化情報への変換後の中間フレームをフレームバッ
ファ311へ書き込み、中間フレームを書き込んだフレ
ームバッファ311上の先頭アドレスとフレーム長、デ
ータリンクコントロール識別子DLCIをフレーム詳細
情報テーブル310に書き込み、フレーム詳細情報テー
ブル310に中間フレームの情報を書き込んだアドレス
をフレームリレーフレーム送信キュー312に書き込
む。
【0043】フレームリレーフレーム化/送信処理部3
13は、逆にフレームリレーフレーム送信キュー31
2、フレーム詳細情報テーブル310、フレームバッフ
ァ311の順に中間フレームと、中間フレームをフレー
ムリレーフレーム化して送信するための情報を順次読み
出し、フレームリレーフレームを生成し送信する。
【0044】プロセッサ部308は、初期設定時にマル
チプロトコルカプセル化情報テーブル307(および3
15)の設定、コネクション設定時にVPI/VCIテ
ーブル306とDLCIテーブル314の設定、フレー
ム変換処理部301とフレーム組み立て/変換処理部3
09からFCSやCRC違反フレーム数や受信正常フレ
ーム数等のアラーム/パフォーマンス情報の受信処理な
どを行い、フレームの転送処理は行なわない。
【0045】このように本発明では、データリンクコン
トロール識別子DLCIとVPI/VCIのマッピング
処理、フレームリレー上のマルチプロトコルカプセル化
情報とATM AAL5上のマルチプロトコルカプセル
化情報の相互変換処理をハードウェア処理で行うこと、
前記処理をフレームバッファ303(または311)に
格納する前に行い、フレーム書き込み、読み出し処理と
処理分散を行うことにより、フレーム転送処理能力の向
上を行い、フレーム長が最小のフレームリレーフレーム
の連続転送でも処理能力不足によるフレーム廃棄が発生
しないフレームリレーとATMのインターワーキング用
のトランクを構成することを可能としている。
【0046】本発明のフレームリレーとATMのインタ
ーワーキング用トランク装置の一実施の形態を図4、図
5に示す。
【0047】図4は、フレームリレー網からフレームリ
レーフレームを受信し、ATMセル化を行って送信する
本実施の形態の構成を示す図である。
【0048】図5は、ATM網からATMセルを受信
し、フレームリレーフレーム化を行って送信する本実施
の形態の構成を示す図である。
【0049】(フレームリレーフレーム/ATMセル化
の構成、動作)最初に、フレームリレーフレームを受信
しATMセル化を行って送信する図4に示す構成を説明
する。
【0050】図4において、401はプロセッサとソフ
トウエアで構成されるプロセッサ部、402はDLCI
に対応するVPI/VCIを設定するVPI/VCIテ
ーブル、403はフレームリレー上のマルチプロトコル
カプセル化で使用しているプロトコル種別を判別するプ
ロトコル種別判定部、404はフレームバッファ410
とフレーム詳細情報テーブル406のリソースを管理す
るリソース管理テーブル、405はATM AAL5の
各上位プロトコルのマルチプロトコルカプセル化情報デ
ータが格納されているプロトコル変換情報テーブル、4
06はフレームバッファ410上のフレームの詳細情報
を保存するためのフレーム詳細情報テーブル、407は
フレームバッファ410のフレームをATMセル203
化して、送信する順番を管理するATMセル化送信キュ
ー、408はフレームリレーフレーム201をATMセ
ル203化して送信するための全体の動作制御を行なう
フレーム制御部、409はフレームリレーフレーム20
1をフレームバッファ410に書き込むまで一時的に保
存しておくためのファーストインファーストアウト(F
IFO)機能を有するフレームリレーフレームFIFO
部、410はATMセル203化する前の中間フレーム
を保存しておくためのフレームバッファ、411はAT
Mセル203をファーストインファーストアウト機能に
より一時保存するためのATMセルFIFO部である。
【0051】次に、フレームリレーフレーム201を受
信しATMセル化して送信する図4における動作を、図
2を参照し図6の動作フロー図を使って説明する。
【0052】図4において、フレームリレーフレーム2
01を受信すると、フラグ、Q.922ヘッダ、フレー
ムチェックシーケンスFCSをフレーム制御部408で
終端し、フレームリレーフレームFIFO部409に
は、フレームリレー上のマルチプロトコルカプセル化情
報とユーザ情報のみの書き込みを行なう。
【0053】フレーム制御部408では、受信したフレ
ームリレーフレーム201のQ.922ヘッダ内のデー
タリンクコントロール識別子DLCIをレジスタに一時
保存し(図6の601)、DLCIをアドレスに使用し
てVPI/VCIテーブル402を検索してDLCIに
対応するVPI/VCIを入手する(図6の602)。
また、フレーム制御部408では、受信したフレームリ
レーフレーム201のフレームリレー上のマルチプロト
コルカプセル化情報を読み取り(図6の603)、プロ
トコル種別判定部403に送る。
【0054】プロトコル種別判定部403は、フレーム
リレーの上位レイヤで使用される各プロトコルのマルチ
プロトコルカプセル化情報を持ち、受信したフレームリ
レー上のマルチプロトコルカプセル化情報がどのプロト
コルを使用しているかを判別してフレーム制御部408
へ通知する(図6の604)。
【0055】フレーム制御部408は、リソース管理テ
ーブル404にアクセスし、フレームを格納するための
フレームバッファ410上の領域、フレームをATMセ
ル化送信するための詳細情報を格納するのに使用するフ
レーム詳細情報テーブル406の格納領域の各々の先頭
アドレスを情報として獲得する(図6の605)。
【0056】次に、フレーム制御部408は、プロトコ
ル種別判定部403から受信したプロトコル種別をプロ
トコル変換情報テーブル405へ送信する。
【0057】プロトコル変換情報テーブル405は、A
TM AAL5の上位レイヤで使用される各プロトコル
のマルチプロトコルカプセル化情報を保持しており、受
信したプロトコル種別に該当するATM AAL5上の
マルチプロトコルカプセル化情報をフレーム制御部40
8に送信する(図6の606)。
【0058】フレーム制御部408は、受信したATM
AAL5上のマルチプロトコルカプセル化情報を、リ
ソース管理テーブル404から受信した、フレームバッ
ファ410の中間フレームを格納する領域の先頭アドレ
スから順に書き込みを行なう(図6の607)。そし
て、フレームバッファ410に書き込んだATM AA
L5上のマルチプロトコルカプセル化情報に続けてフレ
ームリレーフレームFIFO部409に書き込んである
フレームリレーフレーム203のユーザ情報を書き込む
ように制御する(図6の608)。その際、フレームリ
レーフレームFIFO部409に書き込んであったフレ
ームリレー上のマルチプロトコルカプセル化情報はフレ
ームバッファ410に書き込まずに廃棄する。
【0059】フレームリレーフレームFIFO部409
からフレームバッファ410へのユーザ情報の書き込み
が終了すると、フレーム制御部408は、リソース管理
テーブル404から受信したフレーム情報テーブル40
6にフレームの詳細情報を格納する領域の先頭アドレス
からフレームバッファ410にフレームを格納した領域
の先頭アドレス、フレーム長、VPI/VCIといった
フレームバッファ410に格納した中間フレームをAT
M AAL5フレーム化、ATMセル化して送信するの
に必要な情報を格納する(図6の609)。その後、フ
レーム制御部408は、フレームバッファ410に格納
した中間フレームをATM AAL5フレーム化及びA
TMセル化し、送信を促すために、フレーム詳細情報テ
ーブル406の情報を格納した領域の先頭アドレスをA
TMセル化送信キュー407に書き込む(図6の61
0)。
【0060】そして、フレーム制御部408は、フレー
ムバッファ410上の中間フレームをATM AAL5
フレーム化及びATMセル化して順次送信するために、
ATMセル化送信キュー407にキューイングされた、
フレーム詳細情報テーブル406に格納したフレームの
詳細情報の先頭アドレスを順次読み出し、その先頭アド
レスを使ってフレーム詳細情報テーブル406から、中
間フレームが格納されたフレームバッファ410の先頭
アドレス、フレーム長、VPI/VCIの情報を読み出
す(図6の612)。更に、読み出したVPI/VCI
を元にATMセルヘッダを生成し、ATMセルFIFO
部へ書き込む(図6の612)。
【0061】フレーム詳細情報テーブル406から読み
出したフレーム長が48バイト以上なら(図6の613
のYes)、フレーム詳細情報テーブル406から読み
出したフレームバッファ410の先頭アドレスの位置か
らフレームバッファ410のデータを48バイトデータ
を読み出してATMセルペイロードとしてATMセルF
IFO部411へ書き込む(図6の614)。
【0062】フレーム詳細情報テーブル406から読み
出したフレーム長が41バイト以上で48バイト未満な
ら(図6の617のYes)、フレーム詳細情報テーブ
ル406から読み出したフレームバッファ410の先頭
アドレスの位置からフレームバッファ410のデータを
41バイトデータを読み出し、残りの7バイトはパディ
ングのパターンを生成して、ATMセルペイロードとし
てATMセルFIFO部411へ書き込む(図6の61
8)。
【0063】ATMセルFIFO部411へ書き込みの
後は、フレーム詳細情報テーブル406から読み出し
た、中間フレームが格納されたフレームバッファ410
の先頭アドレスへの48バイトの加算、フレーム長への
48バイトの減算を行なう(図6の615)。そして、
ATMセルFIFO部のATMセル203は、順次読み
出されてATM網へ送信される(図6の616)。
【0064】引き続き、ATM AAL5フレームの残
りをATMセル化して送信するため、また、同じセルヘ
ッダを生成して、ATMセルFIFO部へ書き込む(図
6の612)。
【0065】フレーム詳細情報から読み出したフレーム
長が40バイト以下になると、フレーム長が40バイト
なら(図6の619のYes)、フレームバッファ41
0の先頭アドレス位置から40バイト全て読み出し、A
TM AAL5フレーム202のCPCS−UU、CP
I、フレーム長、CRCの合わせて8バイトを生成し、
ATMセルペイロードとしてATMセルFIFO部41
1へ書き込む(図6の620)。フレーム長が40バイ
ト未満なら(図6の619のNo)、フレームバッファ
410から残りを全て読み出し、ATM AAL5フレ
ーム202のパディング、CPCS−UU、CPI、フ
レーム長、CRCを合わせて48バイトに調整して生成
し、TMセルペイロードとしてATMセルFIFO部4
11へ書き込む(図6の621)。ATMセルFIFO
部のATMセル203は順次読み出されてATM網へ送
信される(図6の622)。
【0066】最後に、フレームリレーフレーム201を
1フレーム全てATMセル202化して送信完了する
と、使用したフレームバッファ410とフレーム詳細情
報テーブル406のアドレス領域をリソース管理テーブ
ル404に返却して、これから受信するフレームリレー
フレーム201のATMセル203化、送信に再び使用
できるようにする。
【0067】プロセッサ部401によるソフトウェア処
理は、初期設定時にプロトコル種別判定部403の設定
とプロトコル変換情報テーブル405の設定及びコネク
ション接続時にVPI/VCIテーブル402の設定を
行なうことと、フレーム制御部408から通知されるF
CS違反フレーム発生、正常受信フレームリレーフレー
ム数などのアラーム/パフォーマンス情報の収集等で、
フレームリレーフレーム201のATMセル203化及
び送信処理は行なわない。
【0068】(ATMセル/フレームリレーフレーム化
の構成、動作)次に、図5に示すATMセルを受信しフ
レームリレーフレーム化を行って送信する本実施の形態
における構成を説明する。
【0069】また、図5において、501はプロセッサ
とソフトウエアで構成されるプロセッサ部、502はA
TMセル受信時にATM AAL5フレーム組み立てに
使用しているフレーム詳細情報テーブル507とフレー
ムバッファ511の領域を確認するためのリソース保持
テーブル、503はVPI/VCIに対応するDLCI
を設定するDLCIテーブル、504はATM AAL
5上のマルチプロトコルカプセル化で使用しているプロ
トコル種別を判別するプロトコル種別判定部、505は
フレームバッファ511とフレーム詳細情報テーブル5
07のリソースを管理するリソース管理テーブル、50
6はフレームリレーの各上位プロトコルのマルチプロト
コルカプセル化情報データが格納されているプロトコル
変換情報テーブル、507はフレームバッファ511上
のフレームの詳細情報を保存するためのフレーム詳細情
報テーブル、508はフレームバッファ511のフレー
ムをフレームリレーフレーム201化して、送信する順
番を管理するフレーム送信キュー、509はATMセル
203をフレームリレーフレーム201化して送信する
ための全体の動作制御を行なうフレーム制御部、510
はATMセル203をフレームバッファ511に書き込
むまで一時的に保存しておくためのファーストインファ
ーストアウト(FIFO)機能を有するATMセルFI
FO部、511はフレームリレーフレーム化する前の中
間フレームを保存しておくためのフレームバッファ、5
12はフレームリレーフレーム201をファーストイン
ファーストアウト機能により一時保存するためのフレー
ムリレーフレームFIFO部である。
【0070】次に、図5における、ATMセルを受信
し、フレームリレーフレーム化して送信する動作を、図
7の動作フロー図を使って説明する。
【0071】図5において、ATMセル203を受信す
るとATMセルヘッダをフレーム制御部509で終端
し、ATMセルFIFO部510には、ATMセルペイ
ロードのみを書き込む。
【0072】フレーム制御部509では、受信したAT
Mセル203のATMセルヘッダ内のVPI/VCIを
レジスタに一時保存する(図7の701)。フレーム制
御部509は、このVPI/VCIをアドレスに使用し
てリソース保持テーブル502を検索し、ATM AA
L5フレーム202を構成する最初のATMセルか否か
を判定する(図7の702)。
【0073】受信したATMセル203がATM AA
L5フレーム(中間フレーム)202を構成する最初の
セルの場合、VPI/VCIをアドレスに使用してデー
タリンクコントロール識別子DLCIテーブル503を
検索して、VPI/VCIに対応するDLCIを入手す
る(図7の703)。また、フレーム制御部509で
は、受信したATMセルペイロード中のATMAAL5
上のマルチプロトコルカプセル化情報を読み取り(図7
の704)、プロトコル種別判定部504へ送信する。
【0074】プロトコル種別判定部504は、ATM
AAL5の上位レイヤで使用される各プロトコルのマル
チプロトコルカプセル化情報を持ち、受信したATM
AAL5上のマルチプロトコルカプセル化情報がどのプ
ロトコルを使用しているかを判別し、フレーム制御部5
09へ通知する。
【0075】フレーム制御部509は、リソース管理テ
ーブル505へアクセスし、中間フレームの組み立てお
よび中間フレームをフレームリレーフレーム化、送信の
ための詳細情報を格納するフレーム詳細情報テーブル5
07の領域の各々の先頭アドレスを獲得し、これをリソ
ース保持テーブル502へVPI/VCIをアドレスに
使用して格納する(図7の705)。その際、リソース
保持テーブル502上に、次のATMセルを受信したと
きにATM AAL5フレーム202を構成する最初の
ATMセル203でないことのマーキングも行なう。次
にフレーム制御部509は、プロトコル種別判定部50
4から受信したプロトコル種別をプロトコル変換情報テ
ーブル506へ送信する。
【0076】プロトコル変換情報テーブル506は、フ
レームリレーの上位レイヤで使用される各プロトコルの
マルチプロトコルカプセル化情報を保持しており、受信
したプロトコル種別に該当するフレームリレー上のマル
チプロトコルカプセル化情報をフレーム制御部509へ
送信する(図7の706)。
【0077】フレーム制御部509は、受信したフレー
ムリレー上のマルチプロトコルカプセル化情報を、リソ
ース管理テーブル505から受信した、中間フレームを
格納するフレームバッファ511の領域の先頭アドレス
から順に書き込みを行なう(図7の707)。そして、
フレームバッファ511に書き込んだフレームリレー上
のマルチプロトコルカプセル化情報に続けて、ATMセ
ルFIFO部510に書き込んであるATM AAL5
フレーム202のユーザ情報を書き込むように制御する
(図7の708)。その際、ATMセルFIFO部51
0に書き込んであったATM AAL5上のマルチプロ
トコルカプセル化情報はフレームバッファ511に書き
込まずに廃棄する。
【0078】ATMセルFIFO部510からフレーム
バッファ511へのユーザ情報の書き込みが終了する
と、フレーム制御部509は、リソース管理テーブル5
05から受信した、フレーム詳細情報テーブル507の
フレームの詳細情報を格納する領域に先頭アドレスか
ら、フレームバッファ511に格納した中間フレームの
領域の先頭アドレス、書き込んだバイト数、フレームリ
レー上とATM AAL5上のマルチプロトコルカプセ
ル化情報の差分のバイト数、データリンクコントロール
識別子DLCIといった中間フレームの組み立ておよび
中間フレームのフレームリレーフレーム化、送信に必要
な情報を格納する(図7の709)。
【0079】次に受信したATMセル203がATM
AAL5フレーム202を構成する最初のセルでない場
合、受信したATMセルヘッダ中のVPI/VCIをア
ドレスに使って、リソース保持テーブル502を検索す
ると、受信したATMセル203がATM AAL5フ
レーム202を構成する最初のセルでないことを示すマ
ーキングと、組み立て中の中間フレームの詳細情報が格
納してあるフレーム詳細情報テーブル507の先頭アド
レスを読み出すことが出来る。そのフレーム詳細情報テ
ーブル507の先頭アドレスを使って、フレーム詳細情
報テーブル507から組み立て中の中間フレームを格納
したフレームバッファ511の格納領域の先頭アドレ
ス、書き込んだバイト数、フレームリレー上とATM
AAL5上のマルチプロトコルカプセル化情報の差分の
バイト数、データリンクコントロール識別子DLCIを
読み出す(図7の710)。
【0080】そして、受信したATMセル202が、ヘ
ッダ中のペイロードタイプ識別子によりATM AAL
5フレームを構成する最後のATMセルではなく、中間
のATMセルの場合には(図7の711のNo)、フレ
ーム制御部509は、フレーム詳細情報テーブル507
から読み出した、中間フレームを格納したフレームバッ
ファ511の格納領域の先頭アドレスに書き込んだバイ
ト数を加えたアドレスから、ATMセルFIFO部51
0から読み出したATMペイロード48バイトをフレー
ムバッファ511へ書き込む(図7の712)。そして
フレーム詳細情報テーブル507から読み出した書き込
みバイト数に48バイトを加えて、読み出したアドレス
に上書きする(図7の713)。
【0081】また、受信したATMセル202が、ヘッ
ダ中のペイロードタイプ識別子によりATM AAL5
フレームを構成する最後のATMセルである場合には
(図7の711のYes)、フレーム制御部509は受
信したATMセルペイロード中からATM AAL5フ
レーム202のCPCS−UU、CPI、フレーム長、
CRCの領域を終端する。
【0082】次に、フレーム制御部509は、フレーム
詳細情報テーブル507から読み出した、中間フレーム
を格納したフレームバッファ511の格納領域の先頭ア
ドレスに書き込んだバイト数を加えたアドレスから、A
TMセルFIFO部510から読み出したATMペイロ
ード48バイトをフレームバッファ511へ書き込む
(図7の714)。
【0083】そして、フレーム制御部509は、ATM
AAL5フレーム202のフレーム長とフレーム詳細
情報テーブル507から読み出したフレームリレー上と
ATM AAL5上のマルチプロトコルカプセル化情報
の差分のバイト数とから、フレームバッファ上の有効フ
レーム長(中間フレームのフレームリレー上のマルチプ
ロトコルカプセル化情報とユーザ情報の部分)を算出し
(図7の715、716)、フレーム詳細情報テーブル
507の元のアドレスに上書きする(図7の717)。
【0084】その後、フレーム制御部509は、フレー
ムバッファ511に格納した中間フレームをフレームリ
レーフレーム201化して送信を促すために、フレーム
詳細情報テーブル507の情報を格納した領域の先頭ア
ドレスをフレーム送信キュー508へ書き込む(図7の
718)。
【0085】フレーム制御部509は、フレームバッフ
ァ511上の中間フレームをフレームリレーフレーム化
して順次送信するために、フレーム送信キュー508に
キューイングされた、フレームの詳細情報が格納された
フレーム詳細情報テーブル507の先頭アドレスを順次
読み出し、その先頭アドレスを使ってフレーム詳細情報
テーブル507から中間フレームを格納したフレームバ
ッファ511の格納領域の先頭アドレス、フレーム長、
データリンクコントロール識別子DLCIを読み出す
(図7の719)。
【0086】フレーム制御部509は、まずフラグを生
成してフレームリレーFIFO部512に書き込み(図
7の720)、次にフレーム詳細情報テーブル507か
ら読み出したデータリンクコントロール識別子DLCI
を元にQ.922ヘッダを生成してフレームリレーFI
FO部512に書き込み(図7の721)、ついでフレ
ーム詳細情報テーブル507から読み出した中間フレー
ムが格納されたフレームバッファ511の格納領域の先
頭アドレス、フレーム長を使って、フレームバッファ5
11からフレームリレー上のマルチプロトコルカプセル
化情報、ユーザ情報を読み出してフレームリレーFIF
O部512に書き込み(図7の722)、最後にフレー
ムチェックシーケンスFCSとフラグを生成してフレー
ムリレーFIFO部512に書き込む(図7の72
3)。そして、フレーム制御部509は、フレームリレ
ーフレームFIFO部のフレームリレーフレームをフレ
ームリレー網へ送信する(図7の724)。
【0087】フレーム制御部509は、最後に使用した
フレームバッファ511とフレーム詳細情報テーブル5
07のアドレス領域をリソース管理テーブル505に返
却し、リソース保持テーブル502の使用していた領域
をクリアして、これから受信するATMセル203のフ
レームリレーフレーム201化、送信に再び使用出来る
ようにする(図7の725)。
【0088】プロセッサ部501によるソフトウェア処
理は、初期設定時にプロトコル種別判定部504の設定
とプロトコル変換情報テーブル506の設定、コネクシ
ョン接続時にDLCIテーブル503の設定を行なうこ
ととフレーム制御部509から通知されるCRC違反フ
レーム発生、正常送信フレームリレーフレーム数などの
アラーム/パフォーマンス情報の収集等で、ATMセル
203のフレームリレーフレーム201化、送信処理は
行なわない。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、データリンクコントロ
ール識別子DLCIとVPI/VCIのマッピング処
理、フレームリレー上とATM AAL5上のマルチプ
ロトコルカプセル化情報相互変換処理等をハードウェア
処理により行うことが可能である。
【0090】また、前記各処理はフレームバッファに格
納する前に行い、フレーム書き込み、読み出し処理との
処理分散を行うことが可能である。このため、フレーム
転送処理能力を充分向上させることが可能である。
【0091】本発明によれば、フレームリレーフレーム
長の短いフレームが連続して受信されたときにもフレー
ム廃棄率を大幅に低減することでき、フレームリレーと
ATMのインターワーキングの信頼性を向上することが
可能である。
【0092】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるフレームリレーネットワー
ク、ATMネットワーク、フレームリレー/ATMイン
ターワーキングユニットからなるネットワークを示す図
である。
【図2】フレームリレーフレームとATMセルとの対応
関係及び中間フレームを示す図である。
【図3】本発明の基本機能ブロックと動作原理を示す図
である。
【図4】フレームリレーフレームを受信し、ATMセル
化を行って送信する機能ブロックを示す図である。
【図5】ATMセルを受信し、フレームリレーフレーム
化を行って送信する機能ブロックを示す図である。
【図6】図4に示す機能ブロックの動作フロー図であ
る。
【図7】図5に示す機能ブロックの動作フローを示す図
である。
【図8】フレームリレーとATMのインターワーキング
用トランク装置の従来の構成を示す図である。
【符号の説明】
101 フレームリレー端末 102 フレームリレーネットワーク 103 フレームリレー/ATMインターワーキングユ
ニット 104 ATMネットワーク 105 ATM端末 201 フレームリレーフレームフォーマット 202 ATM AAL5フレームフォーマット 203 ATMセルフォーマット 301 フレーム変換処理部 302、310、803、811 フレーム詳細情報テ
ーブル 303、311、410、511、802、810 フ
レームバッファ 304、804 ATM送信キュー 305、805 ATMセル化/送信処理部 306、402、806 VPI/VCIテーブル 307、315、807、815 マルチプロトコルカ
プセル化情報テーブル 308、401、501、808 プロセッサ部 309 フレーム組立て/変換処理部 312、812 フレームリレーフレーム送信キュー 313、813 フレームリレーフレーム化/送信処理
部 314、814 DLCIテーブル 403 プロトコル種別情報部 404、505 リソース管理テーブル 405、506 プロトコル変換情報テーブル 406、507 フレーム詳細情報テーブル 407 ATMセル化送信キュー 408、509 フレーム制御部 409、512 フレームリレーフレームFIFO部 411、510 ATMセルFIFO部 502 リソース保持テーブル 503 DLCIテーブル 504 プロトコル種別判定部 508 フレーム送信キュー 801 フレーム書き込み制御部 809 フレーム組み立て/書き込み制御部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/66 H04L 12/28

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信フレームリレーフレームを入力し
    TM AAL5上の対応するマルチプロトコルカプセル
    化情報及びVPI/VCIを生成するマッピング手段
    と、前記受信フレームリレーフレームを入力し前記フレ
    ームリレーフレームのユーザー情報を抽出するユーザー
    情報抽出手段と、前記マッピング手段で生成したATM
    AAL5上のマルチプロトコルカプセル化情報及び
    記ユーザー情報抽出手段で抽出した前記受信フレームリ
    レーフレームのユーザー情報とからATM AAL5フ
    レームを生成しフレームバッファに格納するATM A
    AL5フレーム生成手段と、前記フレームバッファから
    前記ATM AAL5フレームをペイロード単位に読み
    出し前記マッピング手段で抽出した前記VPI/VCI
    を含むセルヘッダを付与してATMセルを生成するAT
    Mセル生成手段と、を有することを特徴とするフレーム
    リレーとATMのインターワーキング用トランク装置。
  2. 【請求項2】 前記ユーザー情報抽出手段は、受信フレ
    ームリレーフレームを入力する第1のファーストインフ
    ァーストアウト記憶手段を有しユーザー情報のみを出力
    することを特徴とする請求項1記載のフレームリレーと
    ATMのインターワーキング用トランク装置。
  3. 【請求項3】 ATMセル生成手段は、前記フレームバ
    ッファに格納された前記ATM AAL5フレームから
    ペイロード単位で読み出したセルペイロードと前記セル
    ヘッダとを入力としてATMセルを生成する第2のファ
    ーストインファーストアウト記憶手段を有することを特
    徴とする請求項1又は2記載のフレームリレーとATM
    のインターワーキング用トランク装置。
  4. 【請求項4】 前記マッピング手段は、受信フレームリ
    レーフレームとATM AAL5間のDLCI対VPI
    /VCIテーブル及びマルチプロトコルカプセル化情報
    変換テーブルを有することを特徴とする請求項1、2又
    は3記載のフレームリレーとATMのインターワーキン
    グ用トランク装置。
  5. 【請求項5】 受信ATMセルを入力しフレームリレー
    フレーム上の対応するマルチプロトコルカプセル化情報
    及びDLCIを生成するマッピング手段と、前記受信A
    TMセルを入力し前記ATMセルのユーザー情報を抽出
    するユーザー情報抽出手段と、前記マッピング手段で抽
    出したフレームリレーフレーム上のマルチプロトコルカ
    プセル化情報及び前記ユーザー情報抽出手段で抽出した
    ユーザー情報を入力しATM AAL5フレームを生成
    してフレームバッファに格納するAAL5フレーム生成
    手段と、前記フレームバッファから前記ATM AAL
    5フレームを読み出し前記DLCIを含むヘッダを付与
    してフレームリレーフレームを生成するフレームリレー
    フレーム生成手段と、を有することを特徴とするフレー
    ムリレーとATMのインターワーキング用トランク装
    置。
  6. 【請求項6】 前記ユーザー情報抽出手段は、受信AT
    Mセルを入力するファーストインファーストアウト記憶
    手段を有しユーザー情報のみを出力することを特徴とす
    る請求項5記載のフレームリレーとATMのインターワ
    ーキング用トランク装置。
  7. 【請求項7】 フレームリレーフレーム生成手段は、前
    記フレームバッファから読み出したATM AAL5フ
    レームと前記DLCIを含むヘッダとを入力するファー
    ストインファーストアウト記憶手段を有することを特徴
    とする請求項5又は6記載のフレームリレーとATMの
    インターワーキング用トランク装置。
  8. 【請求項8】 マッピング手段は、ATM AAL5と
    フレームリレーフレームと間のVPI/VCI対DLC
    Iテーブル及びマルチプロトコルカプセル化情報相互変
    換テーブルを有することを特徴とする請求項5、6又は
    7記載のフレームリレーとATMのインターワーキング
    用トランク装置
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