JP3191894B2 - 鉄筋篭の接続方法及びその装置 - Google Patents
鉄筋篭の接続方法及びその装置Info
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- plate
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば地中連続壁の築
造に用いられる鉄筋篭の接続方法及びその装置に関す
る。
造に用いられる鉄筋篭の接続方法及びその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、既設、新設鉄筋篭の両主筋の接続
は、例えば図10に示すように、既設鉄筋篭の主筋Sと
新設鉄筋篭の主筋S1とを付き合わせて側方からガスバ
ーナの炎Fで加熱し、図示しないジャッキで両主筋S、
S1を圧着溶接して接続している。
は、例えば図10に示すように、既設鉄筋篭の主筋Sと
新設鉄筋篭の主筋S1とを付き合わせて側方からガスバ
ーナの炎Fで加熱し、図示しないジャッキで両主筋S、
S1を圧着溶接して接続している。
【0003】また、図11に示すように、両主筋S、S
1を突き合せ、周囲を溶接材料Mで溶着する。
1を突き合せ、周囲を溶接材料Mで溶着する。
【0004】また、図12に示すように、両主筋S、S
1のオーバラップ部Lの上下部を、結束線Wで結束して
いる。
1のオーバラップ部Lの上下部を、結束線Wで結束して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の鉄筋の接続に要
する時間は、建て込み工全体の90%以上であり、その
作業の効率は、地中連続壁築造の作業性に大きく影響す
る。
する時間は、建て込み工全体の90%以上であり、その
作業の効率は、地中連続壁築造の作業性に大きく影響す
る。
【0006】本発明は、接続に要する時間を短縮する鉄
筋篭の接続方法及びその装置を提供することを目的とし
ている。
筋篭の接続方法及びその装置を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による方法は、重
ね合した複数板の対向する長孔に既設鉄筋篭及び新設鉄
筋篭のそれぞれの主筋のオーバラップ部を挿通し、複数
板の一板を一方向に移動して前記両主筋を前記複数板の
長孔の端部に押圧して圧着したのち、該複数板をロック
して前記両主筋を接続することを特徴としている。
ね合した複数板の対向する長孔に既設鉄筋篭及び新設鉄
筋篭のそれぞれの主筋のオーバラップ部を挿通し、複数
板の一板を一方向に移動して前記両主筋を前記複数板の
長孔の端部に押圧して圧着したのち、該複数板をロック
して前記両主筋を接続することを特徴としている。
【0008】本発明による装置は、重ね合された複数板
と、該複数板に対向して穿設された主筋オーバラップ部
用長孔及び前記複数板の一板を移動して主筋オーバラッ
プ部を複数板の長孔の端部に押圧して圧着したのち前記
複数板をロックするロック孔及びロックピンと、一板の
移動手段とからなっている。
と、該複数板に対向して穿設された主筋オーバラップ部
用長孔及び前記複数板の一板を移動して主筋オーバラッ
プ部を複数板の長孔の端部に押圧して圧着したのち前記
複数板をロックするロック孔及びロックピンと、一板の
移動手段とからなっている。
【0009】上記主筋オーバラップ部用長孔は、一板の
移動方向に長い長孔で形成するのが好ましい。
移動方向に長い長孔で形成するのが好ましい。
【0010】また、複数板が三板の場合は、上板及び下
板の一方向の端縁に、それぞれ上方及び下方に曲がる折
り曲げ部を形成するのが好ましい。
板の一方向の端縁に、それぞれ上方及び下方に曲がる折
り曲げ部を形成するのが好ましい。
【0011】また、一板の移動手段は、上板及び下板の
折り曲げ部を引掛け、中板の端部を押し出す手動万力で
構成するのが好ましい。
折り曲げ部を引掛け、中板の端部を押し出す手動万力で
構成するのが好ましい。
【0012】また、三板は両主筋にそれぞれ取付けてお
き、オーバラップの上部及び下部をそれぞれ接続するの
が好ましい。
き、オーバラップの上部及び下部をそれぞれ接続するの
が好ましい。
【0013】
【作用】本発明においては、手動ジャッキで上板及び下
板の折り曲げ部を引掛け、中板を押し出すことにより三
板の協働で両主筋を圧着し、その圧着状態においてロッ
クピンで三板をロックすることにより、ワンタッチで両
主筋を接続する。
板の折り曲げ部を引掛け、中板を押し出すことにより三
板の協働で両主筋を圧着し、その圧着状態においてロッ
クピンで三板をロックすることにより、ワンタッチで両
主筋を接続する。
【0014】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
る。
【0015】図1において、全体を符号Dで示す接続装
置は、上板2、中板3及び下板4からなる三板1と、中
板移動手段である手動万力10とから概略構成されてい
る。
置は、上板2、中板3及び下板4からなる三板1と、中
板移動手段である手動万力10とから概略構成されてい
る。
【0016】その三板1の上板2及び下板4の長手方向
の一端部(図面では右端)には、それぞれ上方及び下方
に曲げる折り曲げ部5、6が形成されている。
の一端部(図面では右端)には、それぞれ上方及び下方
に曲げる折り曲げ部5、6が形成されている。
【0017】また、上板2、中板3及び下板4には、同
一位置に長手方向に長い複数の長孔7が穿設されてい
る。
一位置に長手方向に長い複数の長孔7が穿設されてい
る。
【0018】図2及び図3をも参照し、その長孔7は既
設鉄筋篭Kの主筋Sと新設鉄筋篭K1の主筋S1(図
6)とを三板1の長手方向に余裕をもって収める形状に
形成されている。
設鉄筋篭Kの主筋Sと新設鉄筋篭K1の主筋S1(図
6)とを三板1の長手方向に余裕をもって収める形状に
形成されている。
【0019】また、上板2、中板3及び下板4には図4
及び図5に示すように、後述する態様で中板3を左方に
押し出して両主筋S、S1を圧着した際に同心となる一
対のロック孔8が穿設されている。そして、ロック孔8
に挿入されるロックピン9が設けられている。
及び図5に示すように、後述する態様で中板3を左方に
押し出して両主筋S、S1を圧着した際に同心となる一
対のロック孔8が穿設されている。そして、ロック孔8
に挿入されるロックピン9が設けられている。
【0020】図1に戻り、手動万力10には、前記折り
曲げ部5、6を引掛ける掛止部12、13が形成された
U字状の本体11が設けられ、その本体11には、中板
3を押し出すねじ軸14が螺合され、このねじ軸14の
端部には、ハンドル15が固設されている。
曲げ部5、6を引掛ける掛止部12、13が形成された
U字状の本体11が設けられ、その本体11には、中板
3を押し出すねじ軸14が螺合され、このねじ軸14の
端部には、ハンドル15が固設されている。
【0021】次に、接続の態様を説明する。
【0022】図6において、既設鉄筋篭Kの複数の主筋
S及び新設鉄筋篭K1の複数の主筋S1には、図7に示
す接続時のオーバラップ部Lの上部及び下部に当る部分
に、それぞれ三板(以下総称する場合は符号1を用い
る)を長孔7の対向する側に主筋S、S1を通して取付
けておく。そこで、新設鉄筋篭K1を矢印のように吊り
下ろし、主筋Sを三板1Bの長孔7に挿通すると共に、
主筋S1を三板1Aの長孔7に挿通し(図2、図3参
照)、図7に示すようにオーバラップ部Lを形成する。
S及び新設鉄筋篭K1の複数の主筋S1には、図7に示
す接続時のオーバラップ部Lの上部及び下部に当る部分
に、それぞれ三板(以下総称する場合は符号1を用い
る)を長孔7の対向する側に主筋S、S1を通して取付
けておく。そこで、新設鉄筋篭K1を矢印のように吊り
下ろし、主筋Sを三板1Bの長孔7に挿通すると共に、
主筋S1を三板1Aの長孔7に挿通し(図2、図3参
照)、図7に示すようにオーバラップ部Lを形成する。
【0023】そこで、図1に示すように、上板2及び下
板4の折り曲げ部5、6に掛止部12、13を引掛けて
手動万力10をセットする。
板4の折り曲げ部5、6に掛止部12、13を引掛けて
手動万力10をセットする。
【0024】次いで、ハンドル15を回してねじ軸14
を螺入して中板3を左方に押し出す。すると、主筋S、
S1の対向する外周が、中板3の長孔7の右端と上板2
及び下板4の長孔7の左端とにそれぞれ押圧され、図4
及び図5に示すように、主筋S、S1が圧着される。そ
の状態で同心になったロック孔8、8にロックピン9、
9を挿入して三板1をロックすると、両主筋S、S1が
ワンタッチで容易に接続される。なお、三板1A、1B
は、2個に限られるものではなく、オーバラップ部Lの
中央に1個を設けてもよい。
を螺入して中板3を左方に押し出す。すると、主筋S、
S1の対向する外周が、中板3の長孔7の右端と上板2
及び下板4の長孔7の左端とにそれぞれ押圧され、図4
及び図5に示すように、主筋S、S1が圧着される。そ
の状態で同心になったロック孔8、8にロックピン9、
9を挿入して三板1をロックすると、両主筋S、S1が
ワンタッチで容易に接続される。なお、三板1A、1B
は、2個に限られるものではなく、オーバラップ部Lの
中央に1個を設けてもよい。
【0025】図8は接続装置の別の実施例を示し、この
接続装置D1は。オーバラップ部Lの上下部に一対がセ
ットされる。この装置D1には、上板21及び下板22
からなる複板20が設けられ、図1と同様な折り曲げ部
23、長孔24及びロック孔25が設けられている。そ
して、手動万力27の本体28には、掛止部29が形成
され、ハンドル31を備えたねじ軸30が螺合されてい
る。
接続装置D1は。オーバラップ部Lの上下部に一対がセ
ットされる。この装置D1には、上板21及び下板22
からなる複板20が設けられ、図1と同様な折り曲げ部
23、長孔24及びロック孔25が設けられている。そ
して、手動万力27の本体28には、掛止部29が形成
され、ハンドル31を備えたねじ軸30が螺合されてい
る。
【0026】接続に際し、図9に示すように、前記同様
に下板22を押し出し、下板22および上板21の長孔
24の右端及び左端で両主筋S、S1を圧着したのち、
ロックピン26を、上下の装置D1、D1のロックピン
孔25に挿入し、両主筋S、S1を接続する。
に下板22を押し出し、下板22および上板21の長孔
24の右端及び左端で両主筋S、S1を圧着したのち、
ロックピン26を、上下の装置D1、D1のロックピン
孔25に挿入し、両主筋S、S1を接続する。
【0027】
【発明の効果】以上説明したよに本発明によれば、相対
的に逆方向に移動する長孔で、両主筋をワンタッチで短
時間で接続して鉄筋篭を連結し、地中連続壁築造の作業
性を大幅に向上することができる。
的に逆方向に移動する長孔で、両主筋をワンタッチで短
時間で接続して鉄筋篭を連結し、地中連続壁築造の作業
性を大幅に向上することができる。
【図1】接続装置の一実施例を示す斜視図。
【図2】図1の接続装置による接続前の状態を説明する
上面図。
上面図。
【図3】図2の斜視図。
【図4】接続後の状態を説明する上面図。
【図5】図4の斜視図。
【図6】鉄筋篭の接続前の状態を説明する側面図。
【図7】鉄筋篭の接続後の状態を説明する側面図。
【図8】接続装置の別の実施例の接続前の状態を示す斜
視図。
視図。
【図9】図8の接続後の状態を示す要部の部分図。
【図10】従来の接続態様の一例を説明する側面図。
【図11】従来の接続態様の他の例を説明する側面図。
【図12】従来の接続態様の他の例を説明する側面図。
【符号の説明】 D、D1・・・接続装置 F・・・ガスバーナの炎 K、K1・・・鉄筋篭 L・・・オーバラップ部 M・・・溶接材料 S、S1・・・主筋 W・・・結束線 1・・・三板 2、21・・・上板 3・・・中板 4、22・・・下板 5、6、23・・・折り曲げ部 7、24・・・長孔 8、25・・・ロック孔 9、26・・・ロックピン 10、27・・・手動万力 11、28・・・本体 12、13、29・・・掛止部 14、30・・・ねじ軸 15、31・・・ハンドル 20・・・複板
Claims (2)
- 【請求項1】 重ね合した複数板の対向する長孔に既設
鉄筋篭及び新設鉄筋篭のそれぞれの主筋のオーバラップ
部を挿通し、複数板の一板を一方向に移動して前記両主
筋を前記複数板の長孔の端部に押圧して圧着したのち、
該複数板をロックして前記両主筋を接続することを特徴
とする鉄筋篭の接続方法。 - 【請求項2】 重ね合された複数板と、該複数板に対向
して穿設された主筋オーバラップ部用長孔及び前記複数
板の一板を移動して主筋オーバラップ部を複数板の長孔
の端部に押圧して圧着したのち前記複数板をロックする
ロック孔及びロックピンと、一板の移動手段とからなる
ことを特徴とする鉄筋篭の接続装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24271393A JP3191894B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 鉄筋篭の接続方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24271393A JP3191894B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 鉄筋篭の接続方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0797863A JPH0797863A (ja) | 1995-04-11 |
JP3191894B2 true JP3191894B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=17093140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24271393A Expired - Fee Related JP3191894B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 鉄筋篭の接続方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3191894B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200485962Y1 (ko) | 2016-06-28 | 2018-03-16 | 주식회사 한국가스기술공사 | 정압기 코어의 조립용 지그 |
-
1993
- 1993-09-29 JP JP24271393A patent/JP3191894B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200485962Y1 (ko) | 2016-06-28 | 2018-03-16 | 주식회사 한국가스기술공사 | 정압기 코어의 조립용 지그 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0797863A (ja) | 1995-04-11 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
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