JP3996110B2 - プレキャストコンクリ−ト板の製造方法。 - Google Patents

プレキャストコンクリ−ト板の製造方法。 Download PDF

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本発明は、プレキャストコンクリ−ト板の製造方法に係り、特に、構造耐力を向上させることができるプレキャストコンクリ−ト板の製造方法に関する。
トップ筋及びトラス筋の一部が露出し、ボトム筋と称される第1の下端筋、第2の下端筋が埋設されたプレキャストコンクリ−トパネルがある(例えば、特許文献1参照)。 このプレキャストコンクリ−トパネルにおいては、トラス筋(1)は1本の上弦筋(3)と、この上弦筋(3)に対して三角形状に配置された2本の下弦筋(5a)(5b)と、これらの上弦筋(3)及び下弦筋(5a)(5b)に波形状のラチス筋(7a)(7b)をそれぞれ溶接するようにしている。
実公平3−28084号公報 (第2欄第5行乃至第12行 第1図及び第2図)
しかしながら、プレキャストコンクリ−トパネルにあっては、上弦筋(3)及び下弦筋(5a)(5b)に波形状のラチス筋(7a)(7b)を溶接により接合しているものの、下弦筋(5a)(5b)を横断する方向にラチス筋がないため、つまり、上弦筋(3)、下弦筋(5a)(5b)で構成される三角形の底辺に相当する部分にラチス筋が配置されていないため、構造的に弱いという問題点が生じた。
本発明は、上述した問題点を除去するようにしたプレキャストコンクリ−ト板の製造方法を提供するものである。
上記目的を達成するために、請求項1記載のプレキャストコンクリ−ト板の製造方法は、三角形を描くようにスパイラル状に配置されたスパイラルトラス筋の内側にトップ筋が上に、第1の下端筋、第2の下端筋が下方になるように位置させ、前記トップ筋をトップ結束部材により、前記第1の下端筋を第1結束部材により、前記第2の下端筋を第2結束部材により前記スパイラルトラス筋にそれぞれ保持させ、前記スパイラルトラス筋に前記トップ筋、前記第1の下端筋、前記第2の下端筋を保持させたものを型枠内に置いて、コンクリ−トを流し込み、該コンクリ−トを硬化させて、前記トップ筋及び前記スパイラルトラス筋の一部が露出し、前記第1の下端筋及び前記第2の下端筋が埋設されたコンクリート板を製造するものであり、前記トップ筋、前記第1の下端筋、前記第2の下端筋を前記トップ結束部材、前記第1結束部材、前記第2結束部材により保持した前記スパイラルトラス筋の形状は、前記トップ筋、前記第1の下端筋、前記第2の下端筋を前記スパイラルトラス筋に保持する前の状態の前記スパイラルトラス筋の形状と略同一形状であり、
前記トップ筋、前記第1の下端筋、前記第2の下端筋を前記スパイラルトラス筋に保持する前の状態の前記スパイラルトラス筋の形状は、前記スパイラルトラス筋自身で前記スパイラルトラス筋の形状を保つことができるものである
請求項1記載のプレキャストコンクリ−ト板の製造方法によれば、トラス筋をスパイラル化したスパイラルトラス筋を使用するため、構造耐力を向上させることができると共に、スパイラルトラス筋とトップ筋とをトップ結束部材、スパイラルトラス筋と第1の下端筋とを第1結束部材、スパイラルトラス筋と第2の下端筋とを第2結束部材により接続するため、従来のような溶接による接合でないため、作業性を向上させることができる。
本発明の一実施例のプレキャストコンクリ−ト板を図面を参照して説明する。
図1及び図2において、1は現場で取り付けや組立ができるように、予め工場で製作されたプレキャストコンクリ−ト板で、プレキャストコンクリ−ト板1は、トップ筋2及びスパイラルトラス筋3の一部が露出し、第1の下端筋4及び第2の下端筋5が埋設されたコンクリ−ト板10を有する。
6は、第1の下端筋4及び第2の下端筋5の長手方向に平行な第1の主筋であり、7は、第1の下端筋4及び第2の下端筋5の長手方向に直交する第2の主筋である。
第1、第2の下端筋4、5は、トップ筋2の下方に位置し、トップ筋2の長手方向に平行で、第1の下端筋4と第2の下端筋5は、同一水平面にあって互いに平行となっている。そして、トップ筋2、第1の下端筋4、第2の下端筋5は、トップ筋2の長手方向を横断する方向の断面において、三角形状になるように配置されている(図2及び図4参照)。
スパイラルトラス筋3は、トップ筋2、第1の下端筋4、第2の下端筋5の外側をスパイラル状に配置されているもので、図8に示すように、それ自身で、スパイラル状の形を保持できるよう、例えば、異形棒鋼等の材料を使用することができる。スパイラルトラス筋3は、詳しくは、図1、図2、図4、図7及び図8に示すように、トップ筋2、第1の下端筋4、第2の下端筋5の外側を三角形を描くようにスパイラル状に配置されている。
なお、望ましくは、スパイラルトラス筋3を搬送する際のフック兼用にできるようにスパイラルトラス筋3に強度を持たせるようにしても良い。
また、トップ筋2、第1の下端筋4、第2の下端筋5と、スパイラルトラス筋3とは、結束部材、例えば、鉄筋組み立てのとき、鉄筋が交差する位置の締結に用いるなまし鉄線等である結束線である。
即ち、81はスパイラルトラス筋3とトップ筋2とを接続するトップ結束部材であり(図5参照)、82はスパイラルトラス筋3と第1の下端筋4とを接続する第1結束部材であり(図7参照)、83はスパイラルトラス筋3と第2の下端筋5とを接続する第2結束部材である(図6参照)。
次に、プレキャストコンクリ−ト板1の製造過程について、説明する。
即ち、図8に示すように、それ自身でスパイラル形状を保つことができるスパイラルトラス筋3にトップ筋2が上に、第1の下端筋4、第2の下端筋5が下方になるように位置させ、トップ結束部材81、第1結束部材82、第2結束部材83により、スパイラルトラス筋3にトップ筋2、第1の下端筋4、第2の下端筋5を保持させる(図7参照)。 スパイラルトラス筋3にトップ筋2、第1の下端筋4、第2の下端筋5を保持させたものを図示しない型枠内に置いて、コンクリ−トを流し込み、該コンクリ−トを養生し、硬化させて製造する。
このようにして製造されたプレキャストコンクリ−ト板1は、設置現場へ搬送されて、現場で図9に示すように、現場打ちコンクリ−ト20を打設して構築される。
従って、上述したプレキャストコンクリ−ト板1によれば、トップ筋2、第1の下端筋4、第2の下端筋5の外側を三角形を描くようにスパイラル状に配置されたスパイラルトラス筋3を使用するため、構造耐力を向上させることができると共に、スパイラルトラス筋3とトップ筋2とをトップ結束部材81、スパイラルトラス筋3と第1の下端筋4とを第1結束部材82、スパイラルトラス筋3と第2の下端筋5とを第2結束部材83により接続するため、従来のような溶接による接合でないため、作業性を向上させることができる。
図1は、本発明の一実施例のプレキャストコンクリ−ト板の概略的斜視図である。 図2は図1の概略的断面図である。 図3は、図1のトップ筋、第1の下端筋、第2の下端筋を保持したスパイラルトラス筋の概略的側面図である。 図4は、図3の概略的正面図である。 図5は、図3のトップ筋近傍の概略的一部斜視図である。 図6は、図3の第2の下端筋近傍の概略的一部斜視図である。 図7は、図3の概略的斜視図である。 図8は、図3のトップ筋、第1の下端筋、第2の下端筋をスパイラルトラス筋に保持する前の状態の概略的斜視図である。 図9は、図1のプレキャストコンクリ−ト板を現場で打設して構築された状態の概略的断面図である。
符号の説明
1 ・・・・・プレキャストコンクリ−ト板
2 ・・・・・トップ筋
3 ・・・・・スパイラルトラス筋
4 ・・・・・第1の下端筋
5 ・・・・・第2の下端筋
81 ・・・・・トップ結束部材
82 ・・・・・第1結束部材
83 ・・・・・第2結束部材

Claims (1)

  1. 三角形を描くようにスパイラル状に配置されたスパイラルトラス筋の内側にトップ筋が上に、第1の下端筋、第2の下端筋が下方になるように位置させ、前記トップ筋をトップ結束部材により、前記第1の下端筋を第1結束部材により、前記第2の下端筋を第2結束部材により前記スパイラルトラス筋にそれぞれ保持させ、前記スパイラルトラス筋に前記トップ筋、前記第1の下端筋、前記第2の下端筋を保持させたものを型枠内に置いて、コンクリ−トを流し込み、該コンクリ−トを硬化させて、前記トップ筋及び前記スパイラルトラス筋の一部が露出し、前記第1の下端筋及び前記第2の下端筋が埋設されたコンクリート板を製造するものであり、前記トップ筋、前記第1の下端筋、前記第2の下端筋を前記トップ結束部材、前記第1結束部材、前記第2結束部材により保持した前記スパイラルトラス筋の形状は、前記トップ筋、前記第1の下端筋、前記第2の下端筋を前記スパイラルトラス筋に保持する前の状態の前記スパイラルトラス筋の形状と略同一形状であり、 前記トップ筋、前記第1の下端筋、前記第2の下端筋を前記スパイラルトラス筋に保持する前の状態の前記スパイラルトラス筋の形状は、前記スパイラルトラス筋自身で前記スパイラルトラス筋の形状を保つことができるものである
    ことを特徴とするプレキャストコンクリ−ト板の製造方法。
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