JP3191833B2 - 育毛剤 - Google Patents
育毛剤Info
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- JP3191833B2 JP3191833B2 JP03562193A JP3562193A JP3191833B2 JP 3191833 B2 JP3191833 B2 JP 3191833B2 JP 03562193 A JP03562193 A JP 03562193A JP 3562193 A JP3562193 A JP 3562193A JP 3191833 B2 JP3191833 B2 JP 3191833B2
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- JP
- Japan
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- hair
- evening
- hair restorer
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- evening face
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- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、夕顔の成分を含有する
新規な育毛剤に関する。
新規な育毛剤に関する。
【0002】
【従来の技術】現在市販されている育毛剤に配合されて
いる薬剤は、末梢血管を拡張して血行を亢進することを
狙いとしたもの及び頭皮の清浄、消炎又は殺菌効果によ
り頭皮の状態を改善することを狙いとしたものが主流と
なっている。
いる薬剤は、末梢血管を拡張して血行を亢進することを
狙いとしたもの及び頭皮の清浄、消炎又は殺菌効果によ
り頭皮の状態を改善することを狙いとしたものが主流と
なっている。
【0003】末梢血管拡張の目的で配合される薬剤とし
てはビタミンE、トウガラシエキス、センブリエキス
等、抗炎症剤としてはグリチルリチン、塩酸ジフェンヒ
ドラミン等、また、殺菌剤としてはヒノキチオール、レ
ゾルシン等が用いられている。
てはビタミンE、トウガラシエキス、センブリエキス
等、抗炎症剤としてはグリチルリチン、塩酸ジフェンヒ
ドラミン等、また、殺菌剤としてはヒノキチオール、レ
ゾルシン等が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
育毛剤はフケ、カユミ、抜け毛等の予防及び改善に有効
で、発毛や育毛を促すとされているが、いまだに満足す
べき効果を発揮するものは得られていない。
育毛剤はフケ、カユミ、抜け毛等の予防及び改善に有効
で、発毛や育毛を促すとされているが、いまだに満足す
べき効果を発揮するものは得られていない。
【0005】一方、夕顔(Lagenaria sci
neraria)はウリ科の一年生蔓草であり、従来よ
り干瓢(夕顔の果肉を紐状に細長く剥いて乾燥したも
の)として食されてきたが、その成分が強い育毛効果を
有することは未だ知られていない。
neraria)はウリ科の一年生蔓草であり、従来よ
り干瓢(夕顔の果肉を紐状に細長く剥いて乾燥したも
の)として食されてきたが、その成分が強い育毛効果を
有することは未だ知られていない。
【0006】本発明の目的は、高い育毛効果を有する新
規な育毛剤を提供することにある。
規な育毛剤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、育毛剤に
ついて鋭意研究を重ねた結果、夕顔の成分が非常に強い
育毛効果を有することを発見し本発明を完成するに至っ
た。
ついて鋭意研究を重ねた結果、夕顔の成分が非常に強い
育毛効果を有することを発見し本発明を完成するに至っ
た。
【0008】本発明における夕顔の成分は、次に述べる
ような種々の方法で採取した夕顔の抽出液、圧搾液、樹
液等から得られ、夕顔の果実に限らず果実以外のいかな
る部分(花、葉、蔓、根等)を利用するものであっても
よい。
ような種々の方法で採取した夕顔の抽出液、圧搾液、樹
液等から得られ、夕顔の果実に限らず果実以外のいかな
る部分(花、葉、蔓、根等)を利用するものであっても
よい。
【0009】夕顔又は夕顔の乾燥物(干瓢等)を細断
し、例えば水やメタノール、エタノール、イソプロパノ
ール等のアルコール類、アセトン等のケトン類、ジエチ
ルエーテル等のエーテル類、クロロホルム等の溶媒又は
これらの混合溶媒を用いて抽出する。得られた抽出液は
濃縮し、溶媒を留去した後、水又は適当な濃度のエタノ
ール水に再溶解する。該抽出は冷浸又は温浸のいずれで
あってもよいが、通常40〜60℃の温度で数時間乃至
数日間行うのが好ましい。
し、例えば水やメタノール、エタノール、イソプロパノ
ール等のアルコール類、アセトン等のケトン類、ジエチ
ルエーテル等のエーテル類、クロロホルム等の溶媒又は
これらの混合溶媒を用いて抽出する。得られた抽出液は
濃縮し、溶媒を留去した後、水又は適当な濃度のエタノ
ール水に再溶解する。該抽出は冷浸又は温浸のいずれで
あってもよいが、通常40〜60℃の温度で数時間乃至
数日間行うのが好ましい。
【0010】夕顔を細断し、フィルタープレス機等を
用いて圧搾する。得られた圧搾液は、濾過又は遠心分離
等により僅かに含まれる不溶物を除去する。
用いて圧搾する。得られた圧搾液は、濾過又は遠心分離
等により僅かに含まれる不溶物を除去する。
【0011】栽培中の夕顔の蔓を切削し、滴り落ちる
樹液を捕集する。得られた樹液は、濾過又は遠心分離に
より僅かに残存する不溶物を除去する。
樹液を捕集する。得られた樹液は、濾過又は遠心分離に
より僅かに残存する不溶物を除去する。
【0012】上記は夕顔の成分を含有する液の製造方法
の一例であり、本発明における夕顔の成分は、夕顔から
上記以外のいかなる方法により得られたものであっても
よい。
の一例であり、本発明における夕顔の成分は、夕顔から
上記以外のいかなる方法により得られたものであっても
よい。
【0013】このようにして得られた夕顔の成分を含有
する液を、そのまま又は適度な濃度に希釈若しくは濃縮
し、1日1〜2回程度直接皮膚に塗布する。また、既存
の有効物質、例えば末梢血管拡張剤や抗炎症剤等を適量
含有させて使用しても良い。更に、皮膚への塗布特性を
改善する目的で界面活性剤、例えばステアリン酸ポリオ
キシル40(日局)等を0.1〜5.0%程度、好まし
くは0.3〜1.0%添加して使用しても良い。
する液を、そのまま又は適度な濃度に希釈若しくは濃縮
し、1日1〜2回程度直接皮膚に塗布する。また、既存
の有効物質、例えば末梢血管拡張剤や抗炎症剤等を適量
含有させて使用しても良い。更に、皮膚への塗布特性を
改善する目的で界面活性剤、例えばステアリン酸ポリオ
キシル40(日局)等を0.1〜5.0%程度、好まし
くは0.3〜1.0%添加して使用しても良い。
【0014】
【実施例】以下に実施例により、本発明を具体的に説明
する。
する。
【0015】〔試料の調製〕夕顔果実6.5kgを細断
し、フィルタープレス機にて圧搾し、圧搾液3500m
lを得た。この液を液量350ml(1/10量)まで
減圧濃縮し、更に10000rpmにて30分間遠心分
離し、上清溶液として澄明な夕顔果実圧搾液を得た。
し、フィルタープレス機にて圧搾し、圧搾液3500m
lを得た。この液を液量350ml(1/10量)まで
減圧濃縮し、更に10000rpmにて30分間遠心分
離し、上清溶液として澄明な夕顔果実圧搾液を得た。
【0016】上記要領にて得られた夕顔果実圧搾液10
0mlに、ステアリン酸ポリオキシル40を0.5g添
加して本発明品とした。また、精製水100mlに、ス
テアリン酸ポリオキシル40を0.5g添加して比較品
とした。
0mlに、ステアリン酸ポリオキシル40を0.5g添
加して本発明品とした。また、精製水100mlに、ス
テアリン酸ポリオキシル40を0.5g添加して比較品
とした。
【0017】〔育毛効果確認試験〕生後55日目の背部
毛が休止期にあるC3H系雄マウスを、背部を傷つけな
いよう剃毛した。これらを1群12匹の3群に群分け
し、このうち1群は試料塗布を行わない対照群とし、残
りの2群について、その剃毛部にそれぞれの試料を連日
塗布した。合計3群について4週間の飼育実験を行い、
毛の次期成長について観察した。
毛が休止期にあるC3H系雄マウスを、背部を傷つけな
いよう剃毛した。これらを1群12匹の3群に群分け
し、このうち1群は試料塗布を行わない対照群とし、残
りの2群について、その剃毛部にそれぞれの試料を連日
塗布した。合計3群について4週間の飼育実験を行い、
毛の次期成長について観察した。
【0018】飼育期間中、皮膚表面上に毛の成長を認め
た部位の面積を経日的に測定し、その剃毛部の面積に対
する割合(発毛率)を求めた。
た部位の面積を経日的に測定し、その剃毛部の面積に対
する割合(発毛率)を求めた。
【0019】なお、飼育期間を通して餌(市販の飼育、
繁殖用固形試料)及び水は自由に摂取させた。また、飼
育室温度は25℃、湿度60%、12時間サイクルでの
明暗設定と、一定の条件のもとで飼育を行った。結果を
表1に示す。
繁殖用固形試料)及び水は自由に摂取させた。また、飼
育室温度は25℃、湿度60%、12時間サイクルでの
明暗設定と、一定の条件のもとで飼育を行った。結果を
表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】本発明品塗布群は、比較品塗布群に比べ早
期に発毛が認められた。また、発毛率においても、極め
て優位な成績が得られた。
期に発毛が認められた。また、発毛率においても、極め
て優位な成績が得られた。
【0022】
【発明の効果】本発明の育毛剤は、非常に優れた育毛効
果を有し、かつ、皮膚への刺激も少なく副作用のない極
めて安全性の高い育毛剤である。
果を有し、かつ、皮膚への刺激も少なく副作用のない極
めて安全性の高い育毛剤である。
フロントページの続き (72)発明者 日下部 誠 栃木県足利市久保田町588番地3 東京 田辺製薬株式会社足利工場内 (56)参考文献 特開 平4−9313(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/06 - 7/155
Claims (1)
- 【請求項1】 夕顔の成分を含有する育毛剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03562193A JP3191833B2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 育毛剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03562193A JP3191833B2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 育毛剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06247832A JPH06247832A (ja) | 1994-09-06 |
JP3191833B2 true JP3191833B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=12446935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03562193A Expired - Fee Related JP3191833B2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 育毛剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3191833B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5793482A (en) * | 1997-02-04 | 1998-08-11 | Umax Data Systems Inc. | Multiple optical lens system with auto-focus calibration |
US7914814B2 (en) | 1997-09-17 | 2011-03-29 | Strategic Science & Technologies, Llc | Topical delivery of arginine of cause beneficial effects |
US7629384B2 (en) | 1997-09-17 | 2009-12-08 | Strategic Science & Technologies, Llc | Topical delivery of L-arginine to cause beneficial effects |
JP2000016922A (ja) * | 1998-06-26 | 2000-01-18 | Nomura:Kk | 発毛・育毛剤 |
JP2002138028A (ja) * | 2000-10-30 | 2002-05-14 | Pias Arise Kk | 皮膚外用剤とその製造方法 |
JP2007532697A (ja) | 2004-04-19 | 2007-11-15 | ストラテジック サイエンス アンド テクノロジーズ, エルエルシー | 局所的血流増大の有益な効果 |
US9226909B2 (en) | 2004-04-19 | 2016-01-05 | Strategic Science & Technologies, Llc | Beneficial effects of increasing local blood flow |
AU2009348470B2 (en) | 2009-06-24 | 2015-04-02 | Strategic Science & Technologies, Llc | Topical composition containing ibuprofen |
US11684624B2 (en) | 2009-06-24 | 2023-06-27 | Strategic Science & Technologies, Llc | Treatment of erectile dysfunction and other indications |
US9072659B2 (en) | 2009-06-24 | 2015-07-07 | Strategic Science & Technologies, Llc | Topical composition containing naproxen |
EP2658551B1 (en) | 2010-12-29 | 2020-07-01 | Strategic Science & Technologies, LLC | Treatment of erectile dysfunction and other indications |
US9289495B2 (en) | 2010-12-29 | 2016-03-22 | Strategic Science & Technologies, Llc | Systems and methods for treatment of allergies and other indications |
-
1993
- 1993-02-24 JP JP03562193A patent/JP3191833B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06247832A (ja) | 1994-09-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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