JPH06247830A - 新規育毛剤 - Google Patents
新規育毛剤Info
- Publication number
- JPH06247830A JPH06247830A JP50A JP3562293A JPH06247830A JP H06247830 A JPH06247830 A JP H06247830A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 3562293 A JP3562293 A JP 3562293A JP H06247830 A JPH06247830 A JP H06247830A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hair growth
- ingredient
- solvent
- delphinium grandiflorum
- growth agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Cosmetics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 極めて高い育毛効果を有する新規な育毛剤を
提供する。 【構成】 翠雀の抽出液等から得られる翠雀の成分を含
有する育毛剤である。
提供する。 【構成】 翠雀の抽出液等から得られる翠雀の成分を含
有する育毛剤である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、翠雀（スイジャク）の
成分を含有する新規な育毛剤に関する。
成分を含有する新規な育毛剤に関する。
【０００２】
【従来の技術】現在市販されている育毛剤に配合されて
いる薬剤は、末梢血管を拡張して血行を亢進することを
狙いとしたもの及び頭皮の清浄、消炎又は殺菌効果によ
り頭皮の状態を改善することを狙いとしたものが主流と
なっている。
いる薬剤は、末梢血管を拡張して血行を亢進することを
狙いとしたもの及び頭皮の清浄、消炎又は殺菌効果によ
り頭皮の状態を改善することを狙いとしたものが主流と
なっている。
【０００３】抹消血管拡張の目的で配合される薬剤とし
てはビタミンＥ、トウガラシエキス、センブリエキス
等、抗炎症剤としてはグリチルリチン、塩酸ジフェンヒ
ドラミン等、また、殺菌剤としてはヒノキチオール、レ
ゾルシン等が用いられている。
てはビタミンＥ、トウガラシエキス、センブリエキス
等、抗炎症剤としてはグリチルリチン、塩酸ジフェンヒ
ドラミン等、また、殺菌剤としてはヒノキチオール、レ
ゾルシン等が用いられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
育毛剤はフケ、カユミ、抜け毛等の予防及び改善に有効
で、発毛や育毛を促すとされているが、いまだに満足す
べき効果を発揮するものは得られていない。
育毛剤はフケ、カユミ、抜け毛等の予防及び改善に有効
で、発毛や育毛を促すとされているが、いまだに満足す
べき効果を発揮するものは得られていない。
【０００５】一方、翠雀（Ｄｅｌｐｈｉｎｉｕｍ ｇｒ
ａｎｄｉｆｌｏｒｕｍ Ｌ．）は、またの名を飛燕草
（ヒエンソウ）ともいい、キンポウゲ科の多年生草木
で、従来より生薬として止痛、殺虫、抗菌等の目的で処
方され、その煎液又は粉末化し水で調製したものが洗口
液剤又は外用塗布剤として使用されてきた（中薬大辞
典、上海科学技術出版社、小学館編、昭和６０年）。し
かし、その成分が強い育毛効果を有することは未だ知ら
れていない。
ａｎｄｉｆｌｏｒｕｍ Ｌ．）は、またの名を飛燕草
（ヒエンソウ）ともいい、キンポウゲ科の多年生草木
で、従来より生薬として止痛、殺虫、抗菌等の目的で処
方され、その煎液又は粉末化し水で調製したものが洗口
液剤又は外用塗布剤として使用されてきた（中薬大辞
典、上海科学技術出版社、小学館編、昭和６０年）。し
かし、その成分が強い育毛効果を有することは未だ知ら
れていない。
【０００６】本発明の目的は、高い育毛効果を有する新
規な育毛剤を提供することにある。
規な育毛剤を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、育毛剤に
ついて鋭意研究を重ねた結果、翠雀の成分が非常に強い
育毛効果を有することを発見し本発明を完成するに至っ
た。
ついて鋭意研究を重ねた結果、翠雀の成分が非常に強い
育毛効果を有することを発見し本発明を完成するに至っ
た。
【０００８】本発明における翠雀の成分は、翠雀からい
かなる方法により得られたものであってもよいが、例え
ば翠雀の全草を水やメタノール、エタノール、イソプロ
パノール等のアルコール類、アセトン等のケトン類、ジ
エチルエーテル等のエーテル類、クロロホルム等の溶媒
又はこれらの混合溶媒を用いて抽出することにより得ら
れる。抽出に用いる溶媒の量は、翠雀の乾燥物に対し通
常１０〜５０倍（Ｖ／Ｗ）程度である。また、該抽出は
冷浸又は温浸のいずれであっても良く、通常６０〜１０
０℃の温度で数時間行うのが好ましい。
かなる方法により得られたものであってもよいが、例え
ば翠雀の全草を水やメタノール、エタノール、イソプロ
パノール等のアルコール類、アセトン等のケトン類、ジ
エチルエーテル等のエーテル類、クロロホルム等の溶媒
又はこれらの混合溶媒を用いて抽出することにより得ら
れる。抽出に用いる溶媒の量は、翠雀の乾燥物に対し通
常１０〜５０倍（Ｖ／Ｗ）程度である。また、該抽出は
冷浸又は温浸のいずれであっても良く、通常６０〜１０
０℃の温度で数時間行うのが好ましい。
【０００９】得られた抽出液を濾過濃縮し溶媒を留去
後、乾固物を２０〜８０％エタノール水で１０〜１００
０倍（Ｖ／Ｗ）程度の適当な濃度に再溶解し、１日に１
〜２回程度直接皮膚に塗布する。
後、乾固物を２０〜８０％エタノール水で１０〜１００
０倍（Ｖ／Ｗ）程度の適当な濃度に再溶解し、１日に１
〜２回程度直接皮膚に塗布する。
【００１０】抽出溶媒に水を用いた場合、濃縮操作は必
ずしも必要ではなく、水抽出液に適量のエタノールを加
え調製しても良い。
ずしも必要ではなく、水抽出液に適量のエタノールを加
え調製しても良い。
【００１１】また、上記の翠雀の成分を含有する含水エ
タノール溶液に、既存の有効物質、例えば抹消血管拡張
剤や抗炎症剤等を適量含有させて使用しても良い。
タノール溶液に、既存の有効物質、例えば抹消血管拡張
剤や抗炎症剤等を適量含有させて使用しても良い。
【００１２】
【実施例】以下に実施例により、本発明を具体的に説明
する。
する。
【００１３】〔試料の調製〕翠雀の全草の乾燥物５０ｇ
に精製水１０００ｍｌを加え、１時間撹拌抽出した。冷
却後、ガーゼ及び濾紙（東洋濾紙Ｎｏ２）を用いて順次
濾過し、水抽出液８００ｍｌを得た。これに精製水を加
え液量１０００ｍｌとし、さらにエタノール１０００ｍ
ｌを加え、翠雀の成分を含む５０％含水エタノール溶液
（本発明品）を得た。また、５０％含水エタノールを比
較品とした。
に精製水１０００ｍｌを加え、１時間撹拌抽出した。冷
却後、ガーゼ及び濾紙（東洋濾紙Ｎｏ２）を用いて順次
濾過し、水抽出液８００ｍｌを得た。これに精製水を加
え液量１０００ｍｌとし、さらにエタノール１０００ｍ
ｌを加え、翠雀の成分を含む５０％含水エタノール溶液
（本発明品）を得た。また、５０％含水エタノールを比
較品とした。
【００１４】〔育毛効果確認試験〕生後５５日目の背部
毛が休止期にあるＣ３Ｈ系雄マウス５匹を、背部を傷つ
けないよう剃毛した。これらを、背部中心線を境として
半面を比較品塗布面、もう一方を本発明品塗布面として
それぞれの部位につき各試料を連日塗布し、４週間の飼
育実験を行い、毛の次期成長について観察した。
毛が休止期にあるＣ３Ｈ系雄マウス５匹を、背部を傷つ
けないよう剃毛した。これらを、背部中心線を境として
半面を比較品塗布面、もう一方を本発明品塗布面として
それぞれの部位につき各試料を連日塗布し、４週間の飼
育実験を行い、毛の次期成長について観察した。
【００１５】飼育期間中、皮膚表面上に毛の成長を認め
た部位の面積を経日的に測定し、その各試料塗布面積に
対する割合（発毛率）を求めた。
た部位の面積を経日的に測定し、その各試料塗布面積に
対する割合（発毛率）を求めた。
【００１６】なお、飼育期間を通して餌（市販の飼育、
繁殖用固形試料）及び水は自由に摂取させた。また、飼
育室温度は２５℃、湿度６０％、１２時間サイクルでの
明暗設定と、一定の条件のもとで飼育を行った。結果を
表１に示す。数値は本試験に使用したマウス計５匹の平
均値である。
繁殖用固形試料）及び水は自由に摂取させた。また、飼
育室温度は２５℃、湿度６０％、１２時間サイクルでの
明暗設定と、一定の条件のもとで飼育を行った。結果を
表１に示す。数値は本試験に使用したマウス計５匹の平
均値である。
【００１７】
【表１】
【００１８】本発明品塗布面は、比較品塗布面に比べ早
期に発毛が認められた。また、発毛率においても、極め
て優位な成績が得られた。
期に発毛が認められた。また、発毛率においても、極め
て優位な成績が得られた。
【００１９】
【発明の効果】本発明の育毛剤は、非常に優れた育毛効
果を有し、かつ、皮膚への刺激も少なく副作用のない極
めて安全性の高い育毛剤である。
果を有し、かつ、皮膚への刺激も少なく副作用のない極
めて安全性の高い育毛剤である。
Claims (1)
- 【請求項１】 翠雀の成分を含有する育毛剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50A JPH06247830A (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 新規育毛剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50A JPH06247830A (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 新規育毛剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06247830A true JPH06247830A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=12446964
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP50A Withdrawn JPH06247830A (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 新規育毛剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06247830A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102961456A (zh) * | 2012-10-26 | 2013-03-13 | 西安文理学院 | 一种云雾七提取物的制备方法及其应用 |
| CN104173476A (zh) * | 2014-08-14 | 2014-12-03 | 崔银方 | 一种抗疲劳的中药提取物及其制备工艺和应用 |
-
1993
- 1993-02-24 JP JP50A patent/JPH06247830A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102961456A (zh) * | 2012-10-26 | 2013-03-13 | 西安文理学院 | 一种云雾七提取物的制备方法及其应用 |
| CN104173476A (zh) * | 2014-08-14 | 2014-12-03 | 崔银方 | 一种抗疲劳的中药提取物及其制备工艺和应用 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000509 |