JP3191641U - コンベア用リンク部材及びコンベア装置 - Google Patents

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義治 嵐田
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Abstract

【課題】劣化、損傷した際の修理が容易にできると共に、多種類の食器を安定して搬送することができるコンベア用リンク部材及びコンベア装置を提供する。【解決手段】コンベア用リンク部材は、板状部材10の上端中央部に凹部(食器挿入部11)を形成され、その両側にコンベア用シャフトが挿通される連結筒20がそれぞれ設けられ、連結筒は、板状部材に連結されている固定部21と、軸方向に設けられたコンベア用シャフトを嵌入するための開口を閉止する開閉部(可動部22)とを有し、開閉部の一端が開口の一端側に一体に形成された薄肉構造のヒンジ部23を介して連結され、他端が係合突起24と係合溝25を介して開口の他端側に係合して開口を閉止するように構成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、コンベアによって搬送しながら食器の洗浄及び濯ぎを行うコンベア型食器洗浄機用のコンベア装置及びこのコンベア装置に用いられるコンベア用リンク部材に関する。
学校、工場、病院などにおける食器の洗浄には、多くの場合、コンベア式食器洗浄機が用いられている。コンベア式食器洗浄機は、両端を開口した洗浄室の両側に延出して食器の搬入及び搬出するコンベアを配設し、コンベア上に被洗浄食器を装着して洗浄室内を移動させながら、コンベアを挟んで上下に配置された洗浄液噴射ノズルから洗浄液を噴射し洗浄を行なう(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載の食器洗浄機のコンベアは、倒E字状に形成された多数の部材が連結軸により並列及び直列に連結されて構成されている。より詳しくは、部材は連結軸により他の同一部材と並列に連結され、更に直列に他の同一部材と連結されている。この連結は一つの部材の前端連結孔と他の部材の後端連結孔が交互に連結軸により連結させることにより各部材は千鳥状に配置されてコンベアが構成されている。
また、食器類洗浄機に用いられるコンベアとしては、例えば、特許文献2に記載のものが知られている。
特許文献2には、コ字形の板状の本体部の両端部にコンベア用シャフトが挿通される連結筒が設けられたコンベア用リンク部材を備えたコンベアが記載されている。より詳しくは、コンベア用リンク部材の連結筒に対して隣接するコンベア用シャフトがそれぞれ挿通され、コンベア用シャフトの軸方向に隣接するコンベア用リンク部材の連結筒に対して1本ずつ前後に隣接するコンベア用シャフトがそれぞれ挿通され、コンベア用シャフトに対してコンベア用リンク部材が千鳥状に配置されてベルトが形成されている。
実公平7−27009号公報 実開昭61−154875号公報
しかしながら、特許文献1に記載のコンベアは、碗類食器をコンベアに水平に安定して配置することができず、上下に配置された洗浄液噴射ノズルから洗浄液を噴射し洗浄する際に、効率よくきれいに洗浄することができないという問題点があった。また、劣化、損傷したコンベア用リンク部材の修理が面倒であるという問題点もあった。
また、特許文献2に記載のコンベアは、コンベア用リンク部材が損傷した際には、コンベア用シャフトの端部から損傷していないコンベア用リンク部材を含めて損傷したコンベア用リンク部材を引抜き、コンベア用シャフトの端部から交換するコンベア用リンク部材と損傷していないコンベア用リンク部材とを挿通する修理工事法が採られる。このため、損傷していないコンベア用リンク部材をも引抜き、挿通しなければならず、劣化、損傷したコンベア用リンク部材の修理が面倒であるという問題点があった。また、碗類食器をコンベアに水平に安定して配置することができないという問題点もあった。
従って、本考案は従来技術の上述した問題点を解消するものであり、本考案の目的は、劣化、損傷した際の修理が容易にできると共に、多種類の食器を安定して搬送することができるコンベア用リンク部材及びコンベア装置を提供することにある。
本考案によれば、コンベア用リンク部材は、中央部が下方に湾曲して被洗浄食器の一部を挿入するための凹状の食器挿入部が形成された側面視が略U字状のU字状部材と、U字状部材の両端部にそれぞれ連結されコンベア用シャフトが挿通される連結筒とを備えている。連結筒は、U字状部材に連結されている固定部と、コンベア用シャフトを嵌入するための開口を閉止する可動部とを有し、可動部の一端が開口の一端側に一体に形成された薄肉構造のヒンジ部を介して固定部の一端に連結され、可動部の他端が固定部の他端に係合して開口を閉止するように構成されている。
このように、連結筒は、U字状部材に連結されている固定部と、コンベア用シャフトを嵌入するための開口を閉止する可動部とを有し、可動部の一端が開口の一端側に一体に形成された薄肉構造のヒンジ部を介して固定部の一端に連結され、可動部の他端が開口の他端側に係合して開口を閉止するように構成されていることにより、コンベア用リンク部材が劣化、損傷した際の修理交換が容易にできる。
U字状部材の食器挿入部を挟む両側部分の上端面が略平坦面であり、一方の上端面の食器挿入部側の端部に上方へ突出する突起が設けられていることが好ましい。これにより、これら上端面上に食器等を載置でき、整列させ無用の移動を防止することができ、多種類の食器を安定して搬送することができる。
食器挿入部は、被洗浄食器の一部を挿入可能な幅を有し、かつ食器挿入部を挟む両側部分の下端が突起を有する側に所定角度に傾斜するように形成されていることも好ましい。コンベア装置に用いられる際に、食器挿入部の両側辺の下端が搬送する方向に傾斜することで、トレイ又は皿が所定角度に傾斜して保持することができ、上下に配置された洗浄液噴射ノズルから噴射された洗浄液が、トレイ又は皿の表面に付着した汚れを効率良く洗浄除去することができる。
連結筒は、固定部の他端に係合突起が形成され、可動部の他端側に係合溝が形成され、係合突起は連結筒の外周側に円弧形の案内面が設けられ、係合溝は連結筒の外周側に係合突起の案内面に押圧されて連結筒の外周側に弾性変形するバネ片が設けられていることが好ましい。これにより、コンベア用リンク部材をコンベア用シャフトに確実に装着することができる。
本考案によれば、コンベア装置は、複数のコンベア用シャフトを有するコンベアと、これらコンベア用シャフトに装着された複数の上述したコンベア用リンク部材とを備えていることにより、コンベア用リンク部材が劣化、損傷した際の修理交換が容易にできると共に、多種類の食器を安定して搬送することができる。
本考案によれば、連結筒は、コンベア用シャフトを嵌入するための開口と、一端が開口の一端側に一体に形成された薄肉構造のヒンジ部を介して連結され、他端が開口の他端側に係合して開口を閉止する可動部とを有することにより、コンベア用リンク部材が劣化、損傷した際の修理交換が容易にできる。
本考案によれば、コンベア装置は、コンベア用リンク部材が劣化、損傷した際の修理交換が容易にできると共に、多種類の食器を安定して搬送することができる。
本考案の一実施形態におけるコンベア用リンク部材の構成を概略的に示す斜視図である。 図1に示したコンベア用リンク部材の構成を概略的に示す正面図である。 図1に示したコンベア用リンク部材の構成を概略的に示す側面及び底面図である。 図1に示したコンベア用リンク部材の連結筒の構成を概略的に示す断面図である。 図1に示したコンベア用リンク部材を用いたコンベア装置の構成を概略的に示す斜視図である。 図1に示したコンベア用リンク部材をコンベア用シャフトに装着する様子を示す斜視図である。 コンベア用リンク部材を装着したコンベア装置を示す側面図である。 図1に示したコンベア用リンク部材の装着手順を示す説明図である。
以下、本考案に係るコンベア用リンク部材及びコンベア装置の実施形態を、図を参照して説明する。
図1は本考案の一実施形態におけるコンベア用リンク部材100の外観を示している。図2はコンベア用リンク部材100を正面から見た構成を示しており、(a)は連結筒20が開放状態、(b)は連結筒20が閉止状態にある場合をそれぞれ示している。図3はコンベア用リンク部材の断面を示している。図4は連結筒20の断面を示しており、(a)は連結筒20が開放状態、(b)は連結筒20が閉止状態にある場合をそれぞれ示している。本実施形態のコンベア用リンク部材100は、被洗浄食器として、トレイ、皿及び碗類等を搬送できるように構成されている。
図1〜図4に示すように、コンベア用リンク部材100は、中央部が下方に湾曲して凹状の食器挿入部11が形成された側面視略U字状のU字状部材10と、このU字状部材10の両端部にそれぞれ連結されコンベア用シャフトSが挿通される連結筒20とを備えている。連結筒20は、U字状部材10の両側面からそれぞれ垂直方向に所定長さ突出している。
U字状部材10は、交換時に破壊除去することが容易な材料、例えば合成樹脂材料を成形して構成されており、その上面が食器類の搭載面ともなるように構成されている。このU字状部材10は、中央部が下方に湾曲して凹状の食器挿入部11が形成されている。この凹状の食器挿入部11はトレイ又は皿の一部を挿入可能な幅を有し、かつその両側のアーム11a及び11bが同一方向に所定角度(例えば、60〜70度)傾斜するように形成されている。これにより、食器挿入部11内にその一部が挿入されたトレイ又は皿を斜めに支持することができる。
U字状部材10の挿入部11を挟む両側部分の上端面12a及び12bは略平坦面に形成されており、一方の上端面12aの食器挿入部側の端部には上方へ突出する突起13が設けられている。例えば、コンベア走行方向で前方となる平坦面の食器挿入部11側の端部に、上方へ突出する突起13が設けられている。これにより、図7に示すように、碗のような食器をコンベアの上面に載置する場合、これら突起により食器を整列させ、食器の無用の移動を防止し、さらに、この移動により碗の一部が食器挿入部11に落ち込み、斜めとなってしまうことを防止できる。
また、U字状部材10の上端面12a及び12bは、連結筒20の上端より所定距離離隔するように構成されている。これにより、連結筒20によって洗浄液の噴射が大きく遮蔽されてしまうことを防止できる。また、U字状部材10の下端部及び食器挿入部11の両側のアーム11a及び11bの外端部はそれらの縁端に向かって厚みが徐々に減少するように構成されている。これにより、下方に配置されるノズルからの洗浄液の噴射を遮蔽する面積を減少できると共に、重量を削減でき、樹脂材料を節約することができる。
連結筒20は、交換時に破壊除去することが容易な材料、例えば合成樹脂材料を用いてU字状部材10と一体的に成形して構成されており、コンベア用シャフトSへの連結部となるものである。この連結筒20は、U字状部材10に連結されている固定部(上半部)21と、この連結筒20の軸に沿ったコンベア用シャフトSを嵌入するための開口Kを閉止する可動部(下半部)22とを有する。可動部22の一端が開口Kの一端側に一体に形成された薄肉構造のヒンジ部23を介して固定部21の一端に連結され、可動部22の他端が固定部21の他端に係合して開口Kを閉止するように構成されている。開口Kが閉止された状態において、連結筒20の内面は、長軸が水平方向である長穴の断面を有するように形成されている。これにより、コンベア用シャフトSへの装着が容易にでき、かつ接触面積が小さく摩擦を軽減することができる。また、連結筒20の固定部21の他端には、係合突起24が設けられており、可動部22の他端には、係合溝25が設けられている。
図4に示すように、係合突起24は、固定部21の他端から立上がる基部24aと、この基部24aに連なる係合爪部24bと、この係合爪部24bに連なる案内面24cとを備えている。この係合突起24は、連結筒20の軸に垂直な断面形状が楔形を有する凸条であり、固定部21の他端面において連結筒20の軸方向の全長にわたって形成されている。基部24aは、連結筒20の軸に垂直な断面が、固定部21の他端から離れるにつれてテーパ状に広がる形状を有しており、これによって係合突起24の全体強度を確保している。係合爪部24bは、後述の係合溝25の係合爪部25bに係合される爪状の軸垂直断面形状を有するように形成されている。案内面24cは、連結筒20の外周面側に面しており、円弧状の軸垂直断面形状を有するように形成されている。
係合溝25は、可動部22の他端の端面に形成された基部25aと、この基部25aに凹部を介して連なるバネ片25cと、このバネ片25cに連なる係合爪部25bとを備えている。この係合溝25は、連結筒20の軸に垂直な断面形状が楔形の凹条であり、可動部22の他端部において連結筒20の軸方向の全長にわたって形成されている。基部25aは、連結筒20の軸に垂直な断面が、係合突起24の基部24aに対応して、可動部22の他端から離れるにつれてテーパ状に広がる形状を有している。係合爪部25bは、係合突起24の係合爪部24bに対応した爪状の軸垂直断面形状を有するように形成されている。バネ片25cは、係合爪部25bが係合突起24の案内面24cに当接して押圧されることによって連結筒20の外周面方向に弾性変形するように構成されている。
連結筒20の固定部21及び可動部22の係合端面には、連結筒20の内周側及び外周側にシール面24d及び25dがそれぞれ設けられている。シール面24d及び25dは、係合突起24と係合溝25とが係合した際に互いに当接して密に接合されるように構成されている。
次に、本実施形態におけるコンベア装置110の構成を、図5〜図7を参照して説明する。図5はコンベア装置110の全体構成を示しており、被洗浄食器として、トレイ、皿及び碗をコンベア上に載置した状態を示している。図6はコンベア用リンク部材100をコンベア用シャフトSに装着する様子を示しており、図7はコンベア用リンク部材100を装着したコンベア装置110の側面を示している。
図5に示すように、コンベア装置110は、コンベアの進行方向に対して直角の方向に互いに平行に配列された複数のコンベア用シャフトS、隣接するコンベア用シャフトSの両端を連結するリンク板R、及び周端に噛合歯を有する回転プーリ(スプロケット)Gを有するコンベアと、このコンベアの隣接するコンベア用シャフトSに装着された複数のコンベア用リンク部材100とを備えている。
複数のコンベア用シャフトSは、コンベア用リンク部材100を並列及び直列に連結するために所定間隔で配列されている。隣接するコンベア用シャフトSの両端がリンク板Rにより互いに連結され、2本の無端チェーン(図5には一部のみを示している)が構成される。回転プーリGは、2本の無端チェーンの内側の端部に配置され、これら無端チェーンに噛合して駆動するように構成されている。
図6に示すように、本実施形態のコンベア装置110において、多数のコンベア用リンク部材100は、中央部が下方に湾曲するように、即ち凹状の食器挿入部11の開口が上向きの状態でコンベア用シャフトSに装着される。1つのコンベア用リンク部材100の両端部の2つの連結筒20は互いに隣接する2つのコンベア用シャフトSにそれぞれ挿通し、各コンベア用シャフトSの軸方向に互いに隣接して一方の連結筒20が挿通しているコンベア用リンク部材100の他方の連結筒20は前後に隣接するコンベア用シャフトSにそれぞれ挿通するように装着される。これにより、複数のコンベア用シャフトSに対して複数のコンベア用リンク部材100が千鳥状に配置されたベルト(被洗浄食器積載部)が構成されている。各コンベア用リンク部材100は、コンベア用シャフトSの軸方向の端部から装着することができ、さらに、コンベア用シャフトSの軸途中においても上部からも装着することができる。
図5及び図7に示すように、トレイ又は皿は、コンベア用リンク部材100の食器挿入部11に挿入して配置することができる。また、碗等の食器は、コンベア用リンク部材100の上面の平坦面部に配置することができる。これにより、コンベア装置110は、同時に複数種の食器を搬送することができる。
以上詳細に説明したように本実施形態によれば、コンベア用リンク部材100は、交換時に破壊除去することが容易な材料、例えば合成樹脂材料を用いて形成されているため、このコンベア用リンク部材100が劣化や損傷した場合は、何らかの方法で破壊してコンベア用シャフトSから除去することが可能となる。また、劣化や損傷したコンベア用リンク部材100の係合突起24及び係合溝25間の係合を解除することによってもコンベア用シャフトSから簡単に除去することができる。
さらに、本実施形態によれば、コンベア用リンク部材100は、コンベア用シャフトSに挿通される連結筒20が、U字状部材10に連結されている固定部21と、コンベア用シャフトSを嵌入するための開口を閉止する可動部22とを有し、可動部22の一端が開口の一端側に一体に形成された薄肉構造のヒンジ部23を介して連結され、他端が開口の他端側に係合して開口を閉止するように構成されているため、交換のため新しいコンベア用リンク部材100を装着する場合、コンベア用シャフトSの途中から嵌合させて装着することができる。即ち、図8(a)に示すようにコンベア用シャフトSの上方からコンベア用リンク部材100を降ろし、図8(b)に示すようにコンベア用リンク部材100の2つの連結筒20の固定部21を隣接する2つのコンベア用シャフトSにそれぞれ嵌め込む。次いで、図8(c)に示すように2つの連結筒20の係合突起24及び係合溝25をそれぞれ係合させることにより、コンベア用リンク部材100が2つのコンベア用シャフトSへ装着される。
従って、本実施形態のコンベア装置110は、コンベア用リンク部材100が劣化や損傷した際に、その修理交換が容易にできると共に、多種類の食器を安定して搬送することができる。
また、U字状部材10の食器挿入部11を挟む両側部分の上端面12a及び12bが略平坦面であり、その一方の上端面の食器挿入部11側の端部に上方へ突出する突起13が設けられていることで、これら上端面12a及び12bに食器等を載置することができ、整列させ無用の移動を防止することができ、多種類の食器を安定して搬送することができる。
また、連結筒20の係合突起24には連結筒20の外周側に円弧形の案内面24cが設けられ、係合溝25にはその係合爪部25bが係合突起24の案内面24cに押圧された際に連結筒20の外周面方向に弾性変形するバネ片25cが設けられているため、コンベア用リンク部材100をコンベア用シャフトSに確実に装着することができる。
さらに、食器挿入部11は、搬送されるトレイ又は皿の一部を挿入可能な幅を有し、かつ食器挿入部11の両側のアーム11a及び11bの下端が突起13を有する方向に所定角度に傾斜するように形成されていることから、コンベア装置110に装着された際に、食器挿入部11の両側のアーム11a及び11bの下端が搬送する方向に傾斜する。このため、トレイ又は皿を所定角度傾斜して保持することができ、上下に配置された洗浄液噴射ノズルから噴射された洗浄液がトレイ又は皿の表面に付着した汚れを効率良く洗い取ることを可能としている。
なお、上述した実施形態において、連結筒20は、U字状部材10の両側面からそれぞれ垂直方向に所定長さ突出しているが、本考案はこれに限定されるものではない。例えば、U字状部材10の片側面のみから垂直方向に所定長さ突出する構成であっても良い。
また、上述した実施形態においては、連結筒20の固定部21に係合突起24が設けられ、連結筒20の可動部22に係合溝25が設けられているが、本考案はこれに限定されるものではない。例えば、連結筒20の可動部22に係合突起24を設け、固定部21に係合溝25を設けるように構成しても良い。
さらにまた、上述した実施形態においては、連結筒20の内面が、長軸が水平方向である長穴の断面を有しているが、本考案はこれに限定されるものではなく、連結筒20の内面が円形穴の断面を有するように構成しても良い。
以上述べた実施形態は全て本考案を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本考案は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って本考案の範囲は実用新案登録請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
本考案は、食品洗浄機、及び食品洗浄機以外の食品製造機やその他の機器類に食器や物品を搬送するコンベアに利用できる。
10 U字状部材
11 食器挿入部
11a、11b アーム
12a、12b 上端面
13 突起
20 連結筒
21 固定部(上半部)
22 可動部(下半部)
23 ヒンジ部
24 係合突起
24a、25a 基部
24b、25b 係合爪部
24c 案内面
24d、25d シール面
25 係合溝
25c バネ片
100 コンベア用リンク部材
110 コンベア装置
G 回転プーリ(スプロケット)
K 開口
R リンク板
S コンベア用シャフト

Claims (5)

  1. 中央部が下方に湾曲して被洗浄食器の一部を挿入するための凹状の食器挿入部が形成された側面視が略U字状のU字状部材と、該U字状部材の両端部にそれぞれ連結されコンベア用シャフトが挿通される連結筒とを備えており、
    前記連結筒は、前記U字状部材に連結されている固定部と、前記コンベア用シャフトを嵌入するための開口を閉止する可動部とを有し、前記可動部の一端が前記開口の一端側に一体に形成された薄肉構造のヒンジ部を介して前記固定部の一端に連結され、該可動部の他端が前記固定部の他端に係合して前記開口を閉止するように構成されていることを特徴とするコンベア用リンク部材。
  2. 前記U字状部材の前記食器挿入部を挟む両側部分の上端面が略平坦面であり、一方の前記上端面の前記食器挿入部側の端部に上方へ突出する突起が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコンベア用リンク部材。
  3. 前記食器挿入部は、前記被洗浄食器の一部を挿入可能な幅を有し、かつ前記食器挿入部を挟む両側部分の下端が前記突起を有する側に所定角度に傾斜するように形成されていることを特徴とする請求項2に記載のコンベア用リンク部材。
  4. 前記連結筒は、前記固定部の前記他端に係合突起が形成され、前記可動部の他端に係合溝が形成され、
    前記係合突起は、前記連結筒の外周側に円弧形の案内面が設けられ、前記係合溝は、前記連結筒の外周側に係合突起の案内面に押圧されて前記連結筒の外周側に弾性変形するバネ片が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のコンベア用リンク部材。
  5. 複数の前記コンベア用シャフトを有するコンベアと、該コンベア用シャフトに装着された複数の請求項1から4のいずれか1項に記載のコンベア用リンク部材とを備えていることを特徴とするコンベア装置。
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