JP3191506U - 傾斜板角度可変式パッティング練習器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】構造が単純で、軽量コンパクトであり、短時間での反復練習が可能なパッティング練習器具を提供する。
【解決手段】矩形状板11の三方にゴルフボールのストッパーとなるストッパー枠13を設け、このストッパー枠を囲む矩形状板の表面およびストッパー枠が設けられていない端部から所定距離だけ延在するように設けられた柔軟性素材12とを有する傾斜板10と、傾斜板を支える台座14と傾斜板と台座との間に設けられ傾斜板の傾斜角度を所定範囲で可変する角度調整機構20を設けた。傾斜板の傾斜角度を大きくすればパッティング距離の長い場合に対応でき、傾斜板の傾斜角度を小さくすればパッティング距離の短い場合に対応できる。
【選択図】図1
【解決手段】矩形状板11の三方にゴルフボールのストッパーとなるストッパー枠13を設け、このストッパー枠を囲む矩形状板の表面およびストッパー枠が設けられていない端部から所定距離だけ延在するように設けられた柔軟性素材12とを有する傾斜板10と、傾斜板を支える台座14と傾斜板と台座との間に設けられ傾斜板の傾斜角度を所定範囲で可変する角度調整機構20を設けた。傾斜板の傾斜角度を大きくすればパッティング距離の長い場合に対応でき、傾斜板の傾斜角度を小さくすればパッティング距離の短い場合に対応できる。
【選択図】図1
Description
本考案は、ゴルフのパッティング練習に用いられる練習用器具(以下、パッティング練習器具と呼ぶ)に関するものである。
従来のパッティング練習器具は、高機能化を追求しているために複雑な構造となり、かつその形状も大きなものとなっている。しかも、高価であり、かつ練習するためにはパッティング練習器具をセットするための準備が必要であり、手軽にいつでも練習することは困難であった。 また、パッティング技術向上に最も要求される「狙った方向に狙った強さで打つ」技術を身につけるためには、できるだけ数多くのゴルフボールを正確に打つ努力をすることが望ましいが、従来のパッティング練習器具のほとんどはパターで打ったゴルフボールをホールに入ることに重点を置くため、短時間で数多く打つ練習には不向きであり、またゴルフボールを多く必要とし、打った後の回収にも時間がかかるなど、かなり不自由さを感じるものであった。
一方、従来のパッティング練習器具の構造面からみると、大きさが幅数10cm以上で、長さ数mと大きく手軽さに欠け、かつ移動や携帯も困難であり、上記のようにゴルフボールも多数準備が必要でその回収に時間がかかるなどから、上達のために特に重要である毎日の練習の障害になっていた。
これらの課題に対して、かなり簡易な構造、方法が提案されている(例えば、特許文献1および2参照)。特許文献1に開示されたパッティング練習器具では、形状は2m×5m程度、特許文献2に開示されたパッティング練習器具でも0.9m×1.8m程度であり、手軽に練習するためにはまだ大きく、さらにそれらの構造もかなり複雑であり、両者とも短時間で数多く打てる構造にはなっていない。
また、傾斜面の角度を変化させることも簡単には出来ない構造である。
また、傾斜面の角度を変化させることも簡単には出来ない構造である。
本考案は、従来の課題である構造面の複雑さ、大きさ、重量、コスト、短時間での反復練習が不向きな面等を解決することを目的とする。
上記課題を解決するために本考案の傾斜角度可変式パッティング練習器具は、矩形状板の三方にゴルフボールのストッパーとなるストッパー枠を設け、このストッパー枠を囲む矩形状板の表面および矩形状板のストッパー枠が設けられていない端部から所定距離だけ延在するように設けられた柔軟性素材とを有する傾斜板と、傾斜板を支える台座と、傾斜板と台座との間に設けられ、傾斜板の傾斜角度を所定範囲で可変する角度調整機構を設けたことを特徴とする。
本考案のパッティング練習器具は、家庭内で簡単に練習が出来、かつ短時間で数多くの球を打つことが出来るので、狙った方向に狙った強さの反復練習が容易に出来る。 パッティング練習器具までのアプローチの素材としては、人工芝などを用いることが好ましいが、一般家庭に良くあるジュータン、キッチンマット、あるいはバスマットでも十分使用することができる。 また、傾斜板の角度は所定範囲で可変できる角度調整機構を設けているので、パッティング距離の長短の練習も簡単に行うことができる。すなわち、傾斜板の傾斜角度を大きくすればパッティング距離の長い場合に対応でき、傾斜板の傾斜角度を小さくすればパッティング距離の短い場合に対応できる。
しかもパッティング練習器具自体は、軽量でかつコンパクトであり、低価格で作製することができるので、ユーザーの利便性を高くできるという効果を有する。
しかもパッティング練習器具自体は、軽量でかつコンパクトであり、低価格で作製することができるので、ユーザーの利便性を高くできるという効果を有する。
本考案の実施の形態にかかるパッティング練習器具について、以下図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本考案の実施の形態にかかるパッティング練習器具の形状を示す斜視図であり、図2はその平面図、図3はその側面図、図4はその写真である。
図1は、本考案の実施の形態にかかるパッティング練習器具の形状を示す斜視図であり、図2はその平面図、図3はその側面図、図4はその写真である。
以下これらの図面を用いて、本実施の形態にかかるパッティング練習器具の構造を説明する。 図1に示すように、本実施の形態のパッティング練習器具は、矩形状板11の三方にゴルフボールのストッパーとなるストッパー枠13を設け、このストッパー枠13を囲む矩形状板11の表面および矩形状板11のストッパー枠13が設けられていない端部から所定距離だけ延在するように設けられた柔軟性素材12とを有する傾斜板10と、傾斜板10を支える台座14と傾斜板10と台座14との間に設けられ、傾斜板10の傾斜角度を所定範囲で可変する角度調整機構20を設けた構造からなる。 本実施の形態では、角度調整機構20は台座14側に取り付けた角度調整支え軸15と角度調整支え柱16および傾斜板10側に設けられた角度調整支え柱16のストッパー17とから構成されている。
なお本考案においては、角度調整機構20は上記の構造に限定されることはなく、ゴルフボールが傾斜板10上に乗っても傾斜板10の角度が変化しないものであれば色々な構造を用いることができる。例えば、バネを用いることもできるし、傾斜板10と台座14との間にバルーンを入れ込む構造などであってもよい。また、台座14と傾斜板10とは、使用しないときには角度調整支え柱16をストッパー17から外して折りたたんだ状態で収納できる。 使用する場合には、台座14と傾斜板10が所定の角度となる様に角度調整支え柱16をストッパー17の適当な位置にセットして使用する。図1から図3および図4から分かるように、ゴルフボールの通る傾斜板10の表面およびストッパー枠13が設けられていない端部から所定距離だけ延在させて柔軟性素材12が貼り付けられているが、この柔軟性素材12としては、例えば人工芝、マット、フェルト布などを使うことができる。傾斜板10の矩形状板11およびストッパー枠13は、木材、プラスチック、発砲スチロールやスチールなどの金属材料を使うことができる。また、矩形状板11とストッパー枠13とは別々に作製して接着剤やネジ止めしてもよいし、あるいは一体的に成形して作製してもよい。さらに、台座14についても傾斜板10と同様に木材、プラスチック、発砲スチロールやスチールなどの金属材料を使うことができる。
本実施の形態では、これらの素材として木材を使った場合について説明している。 この場合には、固定ネジ18は例えば木ネジを使用することができる。なお、金属材料を使う場合には、固定ネジ18はボルトナットを使うことが好ましい。
なお本考案においては、角度調整機構20は上記の構造に限定されることはなく、ゴルフボールが傾斜板10上に乗っても傾斜板10の角度が変化しないものであれば色々な構造を用いることができる。例えば、バネを用いることもできるし、傾斜板10と台座14との間にバルーンを入れ込む構造などであってもよい。また、台座14と傾斜板10とは、使用しないときには角度調整支え柱16をストッパー17から外して折りたたんだ状態で収納できる。 使用する場合には、台座14と傾斜板10が所定の角度となる様に角度調整支え柱16をストッパー17の適当な位置にセットして使用する。図1から図3および図4から分かるように、ゴルフボールの通る傾斜板10の表面およびストッパー枠13が設けられていない端部から所定距離だけ延在させて柔軟性素材12が貼り付けられているが、この柔軟性素材12としては、例えば人工芝、マット、フェルト布などを使うことができる。傾斜板10の矩形状板11およびストッパー枠13は、木材、プラスチック、発砲スチロールやスチールなどの金属材料を使うことができる。また、矩形状板11とストッパー枠13とは別々に作製して接着剤やネジ止めしてもよいし、あるいは一体的に成形して作製してもよい。さらに、台座14についても傾斜板10と同様に木材、プラスチック、発砲スチロールやスチールなどの金属材料を使うことができる。
本実施の形態では、これらの素材として木材を使った場合について説明している。 この場合には、固定ネジ18は例えば木ネジを使用することができる。なお、金属材料を使う場合には、固定ネジ18はボルトナットを使うことが好ましい。
傾斜板10の大きさは、実際のゴルフ場でのカップの直径に近い幅Wを10cm程度とすることが好ましいが、必ずしもこの幅に限定されることはない。
カップの直径に近い幅とすれば、傾斜板10にゴルフボールが到達することでカップインとみなすことができる。また、傾斜板10の長さLとしては20cm程度あればよく、ゴルフボールは傾斜板10の矩形状板11の表面に転がって上がり、その後打った場所に向かって逆戻りする。
なお、傾斜板10の長さとしては、上記の20cm程度に限定されるものではなく、さらに長くしてもよい。また、パターを打つ場所からパッティング練習器具の柔軟性素材12までについては、柔軟性素材12と同様に人工芝を敷くのが好ましいが、ジュウタン、キッチンマットあるいはバスマットを用いてもよい。狙った方向に狙った強さで打つための練習は、実際により多くの球を打つことによる、反復練習が必要であることからあえてカップを設けていない。したがって、傾斜板10表面に乗り上がったゴルフボールは位置のエネルギーにより自然に元の位置まで、1m程度の距離で有れば1分間に十数回の練習は十分可能である。
より長いパッティング距離の練習も必要とする場合は、傾斜板10の長さをより長くすることで可能となる。傾斜板10の角度は、18°〜35°程度の範囲で変更が可能で有り、角度を大きくしていけば、より長い距離に該当する練習が出来る。
上記のように、本実施の形態のパッティング練習器具は軽量コンパクトで簡単にいろいろな練習が数多く出来るものである。
カップの直径に近い幅とすれば、傾斜板10にゴルフボールが到達することでカップインとみなすことができる。また、傾斜板10の長さLとしては20cm程度あればよく、ゴルフボールは傾斜板10の矩形状板11の表面に転がって上がり、その後打った場所に向かって逆戻りする。
なお、傾斜板10の長さとしては、上記の20cm程度に限定されるものではなく、さらに長くしてもよい。また、パターを打つ場所からパッティング練習器具の柔軟性素材12までについては、柔軟性素材12と同様に人工芝を敷くのが好ましいが、ジュウタン、キッチンマットあるいはバスマットを用いてもよい。狙った方向に狙った強さで打つための練習は、実際により多くの球を打つことによる、反復練習が必要であることからあえてカップを設けていない。したがって、傾斜板10表面に乗り上がったゴルフボールは位置のエネルギーにより自然に元の位置まで、1m程度の距離で有れば1分間に十数回の練習は十分可能である。
より長いパッティング距離の練習も必要とする場合は、傾斜板10の長さをより長くすることで可能となる。傾斜板10の角度は、18°〜35°程度の範囲で変更が可能で有り、角度を大きくしていけば、より長い距離に該当する練習が出来る。
上記のように、本実施の形態のパッティング練習器具は軽量コンパクトで簡単にいろいろな練習が数多く出来るものである。
本考案は、ゴルフのパッティングにおける、狙った方向に狙った強さで打つことが出来るようになる練習方法に適した器具であり、多くのゴルフ愛好家の手軽な練習用器具として有用である。
10 傾斜板
11 矩形状板
12 柔軟性素材
13 ストッパー枠
14 台座
15 角度調整支え軸
16 角度調整支え柱
17 ストッパー
18 固定ネジ
20 角度調整機構
11 矩形状板
12 柔軟性素材
13 ストッパー枠
14 台座
15 角度調整支え軸
16 角度調整支え柱
17 ストッパー
18 固定ネジ
20 角度調整機構
Claims (1)
- ゴルフのパッティング練習器具であって、矩形状板の三方にゴルフボールのストッパーとなるストッパー枠を設け、前記ストッパー枠を囲む前記矩形状板の表面および前記矩形状板の前記ストッパー枠が設けられていない端部から所定距離だけ延在するように設けられた柔軟性素材とを有する傾斜板と前記傾斜板を支える台座と、前記傾斜板と前記台座との間に設けられ前記傾斜板の傾斜角度を所定範囲で可変する角度調整機構を設けたことを特徴とする傾斜板角度可変式パッティング練習器具。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3191506U true JP3191506U (ja) | 2014-06-26 |
Family
ID=
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