JP3191445U - へら鮒釣り用仕掛け - Google Patents

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Abstract

【課題】ウキの種類を換える場合にウキ止めカンを容易に取り替えることができるへら鮒釣り用仕掛けを提供する。【解決手段】道糸2に通す輪7を基端に設け、他端にウキ3の下端を挿通する内径の止め輪8を設け、止め輪と輪との間にウキの下端を嵌挿して固定するウキ止めゴム管5を挿脱可能に配置してなる松葉4と、松葉を道糸に対して位置設定する松葉位置設定具6とを備え、松葉の輪はテグスを多重螺旋構造となるように撚って巻回して円環状に形成し、瞬間接着剤を用いて固定するとともに、止め輪の外径はウキ止めゴム管の内径以上とする。【選択図】図2

Description

本考案は、へら鮒釣りに用いる仕掛けであり、特に松葉と称されているウキを止めるための仕掛けに工夫を凝らすことにより使いやすくしたへら鮒釣り用仕掛けに関するものである。
へら鮒釣りは、自然条件、人為的条件がものをいう釣り本来の醍醐味がある釣りであり、これに用いる仕掛けには、繊細なアタリを高感度で伝えることができることが特に求められている。
そして、こまめに棚あわせを行うことが行われるへら鮒釣りにあっては、ウキの位置を頻繁に変える必要があった。そのため、図9に示すような、上下に移動自在なウキ止め26を用いたものが知られており、このウキ止め26の構造は、道糸21に止めた一対のゴム製のストッパー22の間に、ゴム製の中空のウキ止めカン23の一端の環体24を回転自在に遊嵌し、そしてウキ止めカン23の他端にウキ25の下端を着脱自在に装着するものである。(特許文献1参照)。
実公平06−8700号公報
しかしながら、へら鮒釣りは棚あわせ以外にウキの種類を換えることも多く行われ、ウキの大きさによってはウキ止めカンも取り替えることになるものの、上述したウキ止めカン23は、ウキ止めカンの一端に一体的に設けられた環体24を道糸21に通して用いることから、ウキ止めカン23を簡単に取り替えることができないという問題があった。
そこで、上記ウキ止めカンに代わって松葉と称されるウキ止めの仕掛けが案出され、それは図10に示すように、1.2号程度のナイロン糸を編み込んで作成したものである。その松葉31の構造としては、その一端に道糸21を挿通する内径が1ミリメートル以下の小径な輪32を、ナイロン糸を結んで形成するとともに、他端側の中途に結び目33を作り、そこから先をヒゲ34と称する解放端としている。そして、可撓性を有する中空のゴム管35にヒゲ34を通して、ゴム管35を輪32と結び目33との間に位置させ、ウキ25の下端をゴム管35の穴に差し込むことで、ゴム管35とウキ25を松葉31にしっかり固定するものである。
これにより、ウキの種類を換える際には、松葉31はそのままにしてウキの径に適合する内径のゴム管に取り替えことにより、容易に対応することができるものである。
図中36は、道糸21の2個所に松葉31を挟むようにして、ナイロン糸などを編み込んで作成した1対の結びコブであり、棚あわせのために移動可能となっている。
しかしながら、この使い勝手のよい松葉31にあっても改良すべき点が多々あった。そのひとつは、ウキ25を道糸21に対して回転自在にするために糸を結んで形成した輪32が、チチワ結びなどにより形成されることから、その形状は円環状ではなく輪の結び目がすぼんだ水滴型になっていた。そして、この非円環状の輪32が道糸21に対して不均一に接触しながら回転するので、道糸21に対して松葉31とウキ25がスムーズに回転することができずに、道糸21が絡んだり、輪32と道糸21に大きな付加がかかったりすることにより、輪32や道糸21が切れることがあった。
また、上述した従来の松葉31は、ゴム管35の抜け止めの役目をコブ状にした結び目33がしているが、コブが小さいことから挿入したゴム管35が抜け落ちるおそれもあった。
さらに、結びコブ36は、棚あわせのために移動を繰り返していると、結びコブ36が道糸21を強く擦ることから道糸に傷をつけるおそれがあった。
また一方、結びコブ36の代わりに道糸を密接に挿通する穴部を備えた一対のゴム管を用いたり、図11に示すように、道糸21を一部に挿通し、ウキ止めカン41の基端を回転自在に保持するくさび状のウキ止め42に対し、ウキ止めカン41とほぼ同等の形状のゴム管43を嵌挿することにより、ウキ止め42を道糸21に固定する仕掛けが案出された。
この仕掛けは、棚あわせのためのウキ止めカン41の移動が容易であり、かつ道糸を傷つけるおそれのない使いやすいものである。しかしながら、この仕掛けにとって致命的な問題があり、それはへら鮒釣り用の仕掛けとしてはウキ止め42とゴム管43が大きく、かつ重いことから、繊細なアタリを高感度で伝えることができなかった。
そこで、本考案はこのような実情に鑑みて、ウキの種類を換える場合にウキ止めのゴム管を容易に取り替えることができる仕掛けであって、道糸に通す輪が均一な円環状で道糸が絡みづらく、さらに松葉に挿入したウキ止めゴム管が抜け落ちる恐れのなく、また道糸を傷つけるおそれがなく、小型にすることで繊細なアタリを高感度で伝えることができる新規で使いやすいへら鮒釣り用仕掛けを提供しようとするものである。
上記解決課題に鑑みて鋭意研究の結果、本考案者は、松葉を改良して道糸に通す輪が均一な円環状とするとともに、ウキ止めを含む仕掛け全体を小型軽量とすることに想到し、本考案をなすに至った。
すなわち、本考案のへら鮒釣り用仕掛けは、道糸に通す輪を基端に設け、他端にウキの下端を挿通する内径の止め輪を設け、該止め輪と前記輪との間にウキの下端を嵌挿して固定するウキ止めゴム管を挿脱可能に配置してなる松葉仕掛けと、該松葉仕掛けを道糸に対して位置設定する松葉位置設定具とを備え、前記松葉仕掛けの輪はテグスを多重螺旋構造となるように撚って巻回して円環状に形成するとともに、前記止め輪の外径はウキ止めゴム管の内径以上とすることを特徴とする。
これにより本考案のへら鮒釣り用仕掛けは、道糸に通す輪が均一な円環状で道糸が絡みづらく、さらに松葉に挿入したウキ止めゴム管が抜け落ちる恐れのなく、また道糸を傷つけるおそれがなくなる。
また、テグスを多重螺旋構造となるように撚って巻回して円環状に形成した松葉仕掛けの輪は瞬間接着剤により補強と接触抵抗の低下が図られてなることを特徴とする。
これにより、松葉仕掛けの輪が円環状に確実に固定されることから、松葉仕掛けが道糸に対してスムーズに回転することができるものである。
また、松葉位置設定具が、松葉仕掛けの輪を挿通する剛性を有する棒状の杆体と、道糸に沿わせた前記杆体とを嵌挿する管体とからなることを特徴とする。
これにより、棚あわせのために松葉位置設定具を道糸に対して移動しやすく、かつ移動を繰り返しても道糸を傷つけるおそれがないとともに、小型化することが可能となる。
本考案のへら鮒釣り用仕掛けを備えた釣り具の全体を示す説明図である。 本考案のへら鮒釣り用仕掛けにおけるウキを装着する前の状態を示す説明図である。 本考案のへら鮒釣り用仕掛けにおけるウキを装着した状態を示す説明図である。 本考案のへら鮒釣り用仕掛けにおける松葉の輪を示す説明図である。 本考案のへら鮒釣り用仕掛けの第2の実施例を示す説明図である。 本考案のへら鮒釣り用仕掛けの第2の実施例を示す説明図である。 本考案のへら鮒釣り用仕掛けの第2の実施例を示す説明図である。 本考案のへら鮒釣り用仕掛けの第3の実施例を示す説明図である。 従来のへら鮒釣り用仕掛けを示す説明図である。 従来の他のへら鮒釣り用仕掛けを示す説明図である。 従来のさらに他のへら鮒釣り用仕掛けを示す説明図である。
以下、添付図面を参照しながら、本考案のへら鮒釣り用仕掛けを実施するための形態を詳細に説明する。図1〜図8は、本考案の実施の形態を例示する図であり、これらの図において、同一の符号を付した部分は同一物を表わし、基本的な構成及び動作は同様であるものとする。
本考案のへら鮒釣り用仕掛けは、図1〜図4に示すように、釣り竿1に取り付けられた道糸2と、ウキ3と、ウキ3を道糸2に止めるためのテグスを加工して作る松葉4と、松葉4に通して用いられ、ウキ3の下端を差し込んで固定するウキ止めゴム管5と、棚あわせでウキ3を上下に移動させるため、松葉位置設定具として道糸2の2個所に松葉4を挟んで糸で編み込んで作成した結びコブ6とを備えている。
図2に示すように、上記松葉4の基端には、ナイロン糸等を編み込んで内径0.6ミリメートル程度と極めて小さい輪7を形成するとともに、他端にはウキ3の下端が通る内径で、かつウキ止めゴム管5の内径よりも大きな径からなる止め輪8を形成し、その結び目から先端を解放端として一定程度の長さのヒゲ9を延伸している。
上記松葉4の輪7のさらに詳細な構造は、図4に示すごとく、従来のようにチチワ結びによる結び目ではなく、糸を撚り合わせて二重螺旋構造の円環とすることで真円に近似する円環を作り、円環から糸を繰り出す部分を含めて瞬間接着剤などの接着剤を用いて形状を固定する構造とすることができる。なお、輪7の螺旋構造としては、二重螺旋に限ることなく三重以上の多重螺旋構造であってもよいものである。
この多重螺旋構造の輪7の作成方法としては、所望する輪の内径に相当する外径を有する細い金属製ピン等の円柱体を用意し、この周りに糸を少し大きめに1周巻回し、この輪の回りに2周目以降の糸を撚って巻回するもので、最後に輪の糸を締めてこれに瞬間接着剤を塗布して輪7を固め、そして固まった輪7を円柱体から抜き取れば完成するものである。このように、瞬間接着剤を用いることにより、輪7の撚り部の強度を高めると共に糸同士の接触抵抗を低下させることができる。
また、図5〜図7は、本考案のへら鮒釣り用仕掛けの第2の実施例であり、この仕掛けは道糸2に対して松葉4の位置を固定するための、上記結びコブ6の代わりとなる松葉位置設定具11である。
この松葉位置設定具11は、図5に示すごとく、道糸2を通す環部12を備えた短い段部13(本実施例では外径が約1.5ミリメートルとする)を有し、剛性を有する硬質合成樹脂材からなる棒状の杆体14(本実施例では外径が約1.0ミリメートルとする)と、この杆体14を嵌挿する筒状の可撓性を有する管体15(本実施例では内径が約1.0ミリメートルとする)とから構成されている。
そして、図6に示すように、杆体14に道糸2を沿わせた状態で、道糸4を通している松葉4の輪7(本実施例では内径が約1.4ミリメートルとする)を杆体14に通す。そして、同じく道糸2に通している管体15を杆体14方向にずらして行き、図7に示すように、管体15を杆体14に挿入して、松葉4の輪7が自在に回転しやすい幅を残して止める。これにより、松葉4の輪7は、段部13と管体15とに挟まれた杆体14部分に回転自在に配置される。
このように、松葉4を道糸2に対して位置設定する手段が、杆体14と可撓性を有する管体15との柔軟な嵌挿状態に道糸2を通していることから、棚あわせのために頻繁に松葉位置設定具11を位置変更しても道糸2を傷つけるおそれがない。
また、道糸2に対して松葉4が回転する際にも、剛性を有する円柱状の杆体14に対し、松葉4の真円に近似する円環状の輪7をスムーズに回転させることができるものである。
図8は、本考案の第3の実施例を示し、この松葉位置設定具16は、上述した松葉位置設定具11の形状をそのまま小型化したものであり、2個一組で用いる。すなわち、道糸2を通す環部17を備えた短い段部18を有し、剛性を有する硬質合成樹脂材からなる棒状の杆体19と、この杆体19を嵌挿する筒状の可撓性を有する管体20とから構成されている。
そして、2個の松葉位置設定具16の間に、松葉4を挟み込むように位置させた上で、杆体19に道糸2を沿わせた状態で、管体20を杆体19に挿入して松葉位置設定具16を固定するものである。
この考案に係るへら鮒釣り用仕掛けは、釣り用品業において利用することができる。
2:道糸 3:ウキ 4:松葉 5:ウキ止めゴム管 6:結びコブ 7:輪 8:止め輪 11:松葉位置設定具 12:環部 13:段部 14:杆体 15:管体

Claims (3)

  1. 道糸に通す輪を基端に設け、他端にウキの下端を挿通する内径の止め輪を設け、該止め輪と前記輪との間にウキの下端を嵌挿して固定するウキ止めゴム管を挿脱可能に配置してなる松葉仕掛けと、該松葉仕掛けを道糸に対して位置設定する松葉位置設定具とを備え、
    前記松葉仕掛けの輪はテグスを多重螺旋構造となるように撚って巻回して円環状に形成するとともに、前記止め輪の外径はウキ止めゴム管の内径以上とすることを特徴とするへら鮒釣り用仕掛け。
  2. 前記テグスを多重螺旋構造となるように撚って巻回して円環状に形成した松葉仕掛けの輪は瞬間接着剤により補強と接触抵抗の低下が図られてなることを特徴とする請求項1に記載のへら鮒釣り用仕掛け。
  3. 松葉位置設定具は、松葉仕掛けの輪を止める段部を一方に備え前記輪を挿通する剛性を有する棒状の杆体と、道糸を挿通し該道糸に沿わせた前記杆体とを嵌挿する管体とからなることを特徴とする請求項1又は2に記載のへら鮒釣り用仕掛け。
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