JP3191330U - 携帯式浮く防災ベスト - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量かつコンパクトに収納でき、携帯性、衝撃に対する緩衝性に優れ、さらに各種情報を持ち合わせ、或いは災害時、事故時にその場や事前に各種情報を記入できる携帯式浮く防災ベストを提供する。
【解決手段】ベスト本体34と、ベスト本体34のいずれかに備えられる複数の空気充填式の空気袋1,1a,2,2aとからなる。ベスト本体34に着脱可能に取り付けられ頭部を覆う空気充填式のエア頭巾を備える。ベスト本体又は/及びエア頭巾のいずれかに、個人情報欄、緊急連絡先欄、伝言欄、遺言欄、広告欄の内から選ばれるいずれか1種又は2種以上を設ける。
【選択図】図1

Description

本考案は、主に、コンパクトに収納できる水難救助用の防災グッズに関し、さらに身元証明機能、加えてレインコート、広告機能を備えた、水難者を水に浮かせるベストに関する。より詳しくは、レインコート、浮き輪、ライフジャケット、頭巾の機能を組み合わせ、軽量かつコンパクトで携帯性に優れ、天候の急変、例えばゲリラ豪雨、津波などの天災、水難事故の場面で、いつでも、どこでも、迅速かつ容易に、また事前にも着用できる携帯式浮く防災ベストに関する。
従来から、レインコートは雨をしのぐものであり、ライフジャケットは水難事故の際、溺れないように、身体を浮上させるものである。頭巾は落下物から頭部を保護する防災グッズである。それらは、携帯には大きく、かさばり、災害時に、多くの人は、それらを携帯していない。また、それらは個人を特定する情報に乏しいこともある。
そのため、津波や台風では、大勢の人々が亡くなり、行方不明、身元不明となっている。また、遺体が発見されても、各種情報の分析、解析に時間と労力、それに伴う費用を要していた。
すなわち、故人の身元の判明、その遺族への引き渡しに、時間がかかるという、問題があった。
津波や台風や船の転覆等の水難事故防止用のライフジャケットに関し、特許文献1−3など、いくつかの技術が公開されている。しかしながら、軽量かつコンパクトに収納でき、携帯性、衝撃に対する緩衝性に優れ、さらに各種情報を持ち合わせ、或いは災害時、事故時にその場や事前に各種情報を記入できる携帯式の防災ベスト等は知られていない。
特開2013−248967号公報 特開2013−184697号公報 特開2013−184616号公報
そこで、本考案は、軽量かつコンパクトに収納でき、携帯性、衝撃に対する緩衝性に優れ、さらに各種情報を持ち合わせ、或いは災害時、事故時にその場や事前に各種情報を記入できる携帯式浮く防災ベストを提供することを目的とする。
本考案は、上記の課題を解決するために、
(1)
ベスト本体と、前記ベスト本体のいずれかに備えられる複数の空気充填式の空気袋と、からなることを特徴とする携帯式浮く防災ベスト。
(2)
前記ベスト本体に着脱可能に取り付けられ頭部を覆う空気充填式のエア頭巾を備えることを特徴とする(1)に記載の携帯式浮く防災ベスト。
(3)
前記ベスト本体又は/及び前記エア頭巾のいずれかに、個人情報欄、緊急連絡先欄、伝言欄、遺言欄、広告欄の内から選ばれるいずれか1種又は2種以上を設けたことを特徴とする(1)又は(2)に記載の携帯式浮く防災ベスト。
とした。
本考案は、ベスト本体に空気袋、頭巾はエア頭巾であるため、着用すれば水面にとりあえず浮くことができる。また、空気を除き、折りたたみあるいは巻物のようにすれば、コンパクトに収納でき、軽量で、容易に携帯でき、いつでも、どこでも、常備し、いざという天災、事故発生時には、迅速に本考案の携帯式浮く防災ベストを着用することができる。津波、台風、水難事故、増水した河川への脱落において、救命に多いに資する。その結果、津波、台風、その他水難事故において、怪我、溺死を低減させることができる。
本考案は、軽量で、携帯性に優れているため、ローソク、懐中電灯、乾パン、飲料水などと同様に、防災グッズの1つとして常備するとよい。各人の自宅・学校・勤務先・鞄・バッグ・通学通勤路・車内・自転車等に、1つずつあると安心である。未使用時は、折りたたみ傘、巻物(図2(B)、図5(B))のように、コンパクトに収納することができ、収納場所をとらない。
本考案は、ライフジャケットとしての機能の他、レインコート、浮き輪、広告等の機能も有する。また、空気袋が緩衝材の役割を担い、津波に巻き込まれても、また河川に流されても、障害物への衝突の衝撃、落下物の衝撃を緩和し、致命傷となる外傷も軽減することができる。
また、貼付部材に個人情報等、各種情報を備えることができるため、外傷等があってもスピーディーな応急処置が可能になる。また、万が一死亡したとしても、遺体発見から短時間で、遺族への遺体の引き渡しが可能になる。さらに、遺族に対して、臨終に際しての遺言、伝言なども可能になる。
加えて、貼付部材には、緊急連絡先欄があり、連絡先を記載する際に、家族、知人などの関係者に承諾を得るなどのコミュニケーションを図る必要があるため、日頃会話が少なく、疎遠だった家族、知人とも絆を再確認することができる副次的効果もある。また、緊急連絡先の記載を更新、変更することができるため、連絡先が変更になるごとに、継続して、関係者と連絡を取るようになる。
他方、本考案は、被災時に救命機能の他、漁業や農業、海水浴、釣り、キャンプ、プール遊泳などのレクレーション、娯楽、レジャー時にも使用でき、レインコートとして、また水難事故防止グッズとして期待できる。特に、海辺、川辺の方には浮くベスト(携帯式浮く防災ベスト)だけでも(津波御守りとして)持ち歩いてほしい。
このような本考案は、景品、誕生日プレゼント、お中元、お歳暮、バレンタインプレゼント、お祝いの品やその返礼、結婚式の引き出物、寸志、広告用品などの幅広い贈答品となり、喜ばれる。
ベスト本体のサイズを、犬や猫等のペットの体型に合わせれば、浮くベスト(携帯式浮く防災ベスト)だけでも、犬や猫等のペットにも使える。但し空気は飼い主が入れるものとする。
本考案である携帯式浮く防災ベストを構成する浮くベストの一例の装着時の正面図である。 図2(A)は本考案である携帯式浮く防災ベストを構成する浮くベストの一例の装着時の背面図、(B)はコンパクト収納形態30eの模式図である。 浮くベストの背面に設けられた貼付部材の一例の説明図である。 貼付部材の開いたときの拡大説明図である。 図5(A)は本考案である携帯式浮く防災ベストを構成するエア頭巾の一例の装着時の正面図と、(B)はコンパクト収納形態40aの模式図である。 図5のエア頭巾の装着時の左側面模式図である。 図5のエア頭巾の背面模式図である。 図5のエア頭巾の背面に設けられた貼付部材の開いたときの説明図である。 本考案である携帯式浮く防災ベストの他の実施形態の装着時の正面図である。 本考案である携帯式浮く防災ベストの他の実施形態の装着時の正面図である。
以下、添付の図面を参照し、本考案の実施の形態について詳細に説明する。なお、本考案は下記実施例に限定されるものではない。
図1−8に示すように、本考案である携帯式浮く防災ベストは、浮くベスト30と、左右袖30b、30cと、エア頭巾40とからなる。そして、例えば、図2(B)に示すように、浮くベスト30は、巻物のようにたたむ収納形態30eとし、袋30fに収納し、紐30gで袋30fの開口部を閉じることで、折り畳み傘のようにコンパクト収納でき、かつ軽量であるので携帯に便利である。袋30fの表面には、企業名などの広告欄30hを設けるとよい。
浮くベスト30、エア頭巾40、いずれも単体で、人を浮かせることができる空気量を備える。浮くベスト30は、単体でも、本考案の携帯式浮く防災ベストとなる。
浮くベスト30は、ベスト本体34と、図1に示すように正面側に備えられた複数の空気袋と、複数のポケットと、複数の収納部と、図2−4に示すように背面側に備えられた貼付部材13とからなる。
左右袖30b、30cは、半袖状で、ベスト本体34の肩周り内側に、第六、第七、第八、第九面ファスナーセット8、9、10、11によって、着脱自在に取り付けられる。第六〜第九面ファスナーセット8〜11は、ベスト本体34と左右袖30b、30cとにそれぞれ雄雌の面ファスナーが接着材などで固定される。第六と第八面ファスナー8、10と、第七と第九面ファスナー9、11は、それぞれ環状としても、分割されてもよい。
左右袖30b、30cをベスト本体34の内側に接続することで、雨水への防水性が高まり、レインコートとしての機能が高まる。なお、左右袖30b、30cは、長袖であってもよい。また、左右袖30b、30cを分離することで(図9)、レインコートとしての機能は低下するものの、より軽量かつコンパクトに収納することが可能になる。
さらに、通常のレインコートのように使用する場合には、ベスト本体34の裾部の内側に面ファスナーなどで、ビニールシートを固定し、脚部をスカート状に覆う(図10)とよい。
ベスト本体34、エア頭巾40のサイズとしては、L、M、Sなどのように、複数の規格を用意し、使用者にとって適切なサイズを着用できるようにする。
ベスト本体34、貼付部材13、左右袖30b、30c、エア頭巾40の素材としては、ビニール製レインコートと同様のもの等を採用することができる。それら素材であれば、極めて低コストで製造でき、手軽に入手でき、軽量でコンパクトに収納できるため、携帯しやすい。他の空気袋、ポケット、収納部も同様の素材で、熱圧着等でベスト本体34に融着すればよい。
加えて、ベスト本体34は、ジャンパー等の一般被服を採用することもできる。一般被服に複数の空気袋を熱シールなどであらかじめ備え、又は、一般被服に面ファスナー等で複数の空気袋を着脱自在に取り付けてもよい。これにより、普段着であっても、本考案の最重要の浮かせる機能を備え、本考案の携帯式浮く防災ベストとなり得る。
ベスト本体34は、左前身頃31と、右前身頃32と、左右前身頃31、32に縫製又は融着、或いは一体に成形された後身頃33とからなる。襟30dは、防寒の観点からできるだけ狭く、首にぴったりした形状が好ましい。左右前身頃31、32は、ファスナー30aで開閉する。
後身頃33には、図3に示すように、エア頭巾40を取り付ける第十面ファスナー12と、印刷エリア33cと、印刷エリア33cの周囲を上側がないコの字状に囲み固定された第十一面ファスナー33fとが備えられ、第十一面ファスナー33fには、上側一辺が固定され折り返し可能な貼付部材13の残り3辺が開閉可能に貼り付けられる。
印刷エリア33cは、図4に示すように、各情報を記載した油性ペンの消去に際して消えることがない塗料で、緊急連絡先欄33eを含む個人情報欄33dが印刷されている。個人情報欄33d、緊急連絡先欄33eに各情報を記載することで、本考案の着用者が、事故、遭難に遭遇し、外傷を負った場合でも適切かつ迅速な治療を受けることができる。仮に、遺体となった場合でも、早期に遺体を、遺族に引き渡すことが可能になる。なお、個人情報は、油性ペンなどで、直接印刷エリアに記載する。
複数の空気袋は、図1に示すように、左前身頃31のファスナー30a側に融着などで固定された左上空気袋1と、左上空気袋1の下側に同様に固定された左下空気袋1aと、右前身頃32のファスナー30a側に融着などで固定された右上空気袋2と、右上空気袋2の下側に同様に固定された右下空気袋2aとからなる。
それら空気袋は、呼吸の排気などで空気を送り込む吹込口1b、2bを備える。空気袋は、災害、被災時に空気を吹込、ふくらませ、装着する。空気袋は、数分もあれば、人の排気で、十分に空気袋をふくらますことができ、まとその空気量で、十分に人を水面に浮かすことができる。
吹込口1b、2bの構造は、浮き輪の吹込口と同様の構造で逆止弁が備えられており、容易に、空気袋に空気を送り込むことができ、漏れがすくない。空気を抜くときは、浮き輪同様に、吹込口を扁平させればよい。他の吹込口も同じである。
複数の空気袋を分割して備えることで、1つの空気袋が破裂等により破損しても、他の空気袋の浮力で、遭難者を溺れさせず、死体も沈まないように維持することができる。
複数のポケットは、左前身頃31に備えられる第一ポケット3と、右前身頃32に備えられる第二ポケット4及び第二ポケット4の下方に備えられる第三ポケットと、第一、第三ポケット3、5のそれぞれ下方に備えられる第四、第五ポケット6、7からなる。
第一ポケットは、細長で、主に、ペットボトル飲料3bを収納する。ペットボトルに、水、その他清涼飲料水などが充填されていれば、海上での遭難であっても、いく日分かの最低限の飲料水を確保することができる。また、空のペットボトルを第一ポケット3に収納すれば、ベスト本体34の浮力の足しとなる。
第二〜第五ポケット4〜7は、防水性を高め、財布、携帯電話など精密機器、自動車運転免許証、各種金融等のカードなどの収納に用いる。第四、第五ポケット6、7は、第二、第三ポケット4、5より容量が大きめである。これら複数のポケットは、収納物によって適宜大きさを変更することができる。
第一〜第五ポケット3〜7の開閉は、それぞれ第一〜五面ファスナーセット3a〜7aによる開閉が例示できる。防水性を高めたいときは、他の密着式の開閉機構、例えば窪みに凸部を貫入するラインチャックなど、を採用するとよい。
複数の収納部は、左前身頃31の下端部に設けられたペンライト収納部6bと、右前身頃32の下端部に設けられ、貼付部材13の各欄に各種情報を記載するペンを収納するペン収納部7bとからなる。収納されるペンは、水難事故でも消えることのない油性ペンが望ましい。
なお、ベスト本体34のスペース、各部材に、蛍光塗料、反射テープを貼付することで、夜間の早期発見、雨天のときの交通事故防止に効果がある。エア頭巾40においても同じ。特に、左右上空気袋1、2、左右下空気袋3、4の部分に、蛍光塗料を塗るとよい。夜間での遭難者の捜索において、早期発見が期待される。
貼付部材13は、外表面13aに説明欄13b、広告欄13cが印刷され、内表面13fに伝言欄13g、遺言欄13hが外表面13aと上下逆向きに印刷されたシートで、内表面13fの周囲には後身頃33の第十一面ファスナー33fに貼り付く、第十二面ファスナー13eが備えられ、印刷エリア33cを覆うように、第十一面ファスナー33fに着脱自在に取り付けられる。
各欄には、各種情報が記載される。各種情報は、耐水性があるインク、例えば油性ペンで記載されることが望ましい。また、油性ペンであっても、有機溶剤で消すことができるため、記載内容の変更も可能である。
貼付部材13の上端のシール部13dは、ベスト本体34に線状に熱シールされる部分で、貼付部材13を上下に折り返し、開閉することができる。普段は、内部の内表面13f、印刷エリア33cに記載された個人情報欄33dが、貼付部材13で覆われ見られないようにできる。したがって、貼付部材13は、緋透明の素材とするとよい。
説明欄13bは、本考案の使用方法を簡単に記載する欄である。被災者に本考案の使用方法をいち早く知らせることができる。
広告欄13cは、企業広告、PR等を記載する。例えば、企業が、海辺の近くの小学校等に本考案を寄贈した場合に、第一義的には子供たちの防災に役立つとともに、併せて企業PRになる。本考案によって、救命された場合には、企業への思い入れが高まり、企業にとって極めて有効な宣伝効果を発揮する。
伝言欄13gは、被災時の前に、或いは被災時に、家族や職場や特定の人等に向けた伝言が記載される。
遺言欄13hは、被災時の前に、或いは被災時に、死期を感じた場合には、遺族等への遺言を記載する。突然の災難、事故に遭遇しても、遺族等へ伝言、遺言を可能にする。あらかじめ記載しておいてもよい。
エア頭巾40は、図5−8に示すように、左右空気袋16、17と、上部空気袋18と、後部空気袋19と、顎紐20と、フェイスカバー21と、背面カバー22と、第二貼付部材23とからなる。エア頭巾40の場合には、左右空気袋16、17、上部空気袋18の正面側に蛍光塗料を塗るとよい。
そして、例えば、図5(B)に示すように、エア頭巾40は、巻物のようにたたむ収納形態40aとし、袋40bに収納し、紐40cで袋40bfの開口部を閉じることで、折り畳み傘のようにコンパクト収納でき、かつ軽量であるので携帯に便利である。袋40bfの表面には、企業名などの広告欄40dを設けるとよい。なお、エア頭巾40は、袋30fに、浮くベスト30とともに、収納してもよい。
左右側面空気袋16、17は、頭部の左右に位置し、頭部を保護する。上部空気袋18は、左右側面空気袋16、17の上方に位置し、頭頂部を保護する。後部空気袋19は、左右側面空気袋16、17及び上部空気袋18の背面側に位置し、後頭部を保護する。
これら各空気袋は、一体に連結されるも、空気充填内部空間はそれぞれ区分けされ、それぞれに空気の吹込口16a、17a、18a、19aが備えられる。それぞれの空間に呼気を吹き込み、膨らませる。膨らんだ空気袋で囲まれた内部スペースに頭部を挿入する。そして、左右側面空気袋16、17は、一方の側面空気袋に他端を取り付け顎の下に引き回された顎紐20を、他方の側面空気袋側の第十六面ファスナー20aにくっつけて脱落しないように頭部に装着される。
その結果、頭を水面に浮かせ、呼吸を確実に確保できるようにするとともに、頭部への衝撃を緩和し、外傷を軽減させる。1つの空気袋が破損しても、頭部を浮かせる浮力を備えることが望ましい。
後部空気袋19には、図8に示すように、浮くベスト30の後身頃33の印刷エリア33cと同様の第二印刷エリア43c、第十七面ファスナー43fが設けられている。第二印刷エリア43cには、第二緊急連絡先欄43eを含む個人情報欄43dが印刷されている。それら構成、情報、効果は、印刷エリア33cと同じであるので、ここではその説明を省略する。
フェイスカバー21は、左右側面空気袋16,17の正面側及びフェイスカバー21に備えられる第十四面ファスナーセット16b、第十五面ファスナーセット17bによって、着脱自在に左右側面空気袋16、17及び上部空気袋18の正面側に取り付けられる透明のフィルムで、顔、特に目を風雪、ゴミから保護する。
フェイスカバー21の表面側には、左右には、それぞれ、左上下面ファスナー21a、21b、右上下面ファスナー21c、21dがそれぞれ設けられている。フェイスカバー21を上下に折曲げ(折り線21e)、それら上下面ファスナーをくっつけることで、眼鏡等を使用する着用者にとって、フェイスカバー21が邪魔にならない。
背面カバー22は後部空気袋19の底部から垂れ下がり、首後部を覆う。背面カバー22は、ベスト本体34の後身頃33の上部の第十面ファスナー12に着脱自在に取り付けられる第二十面ファスナー22aを備える。これにより、浮くベスト30とエア頭巾40とは連結され、首周りも保護するとともに、高い浮力、衝撃緩和能力を発揮する本考案の一形態である携帯式浮く防災ベストを形成する。エア頭巾40単体でも使用できる。
第二貼付部材23は、図7、8に示すように、浮くベスト30の貼付部材13と同様で、外表面23aに第二説明欄23b、第二広告欄23cが印刷され、内表面23fに第二伝言欄23g、第二遺言欄23hが外表面23aと上下逆向きに印刷されたシートで、内表面23fの周囲には後部空気袋19の第十七面ファスナー43fに貼り付く、第十八面ファスナー23eが備えられ、第二印刷エリア43cを覆うように、第十七面ファスナー43fに着脱自在に取り付けられる。
貼付部材23の上端の第二シール部23dは、後部空気袋19に線状に熱シールされる部分で、貼付部材23を上下に折り返し、開閉することができる。それら構成、情報、効果は、貼付部材13と同じであるので、ここではその説明を省略する。
図9に示すように、本考案である携帯式浮く防災ベスト50は、実施例1の浮くベスト30から、左右袖30b、30cを取り除いたもので、他の形態は実施例1と同じである。このように、浮くベスト30から左右袖30b、30cを取り除き、チョッキ形状にすることで、レインコートとしての機能は低下するものの、一層コンパクトに収納でき、携帯性が向上する。
図10に示すように、本考案である携帯式浮く防災ベスト60は、実施例1の浮くベスト30のベスト本体34を、裾部分の内側に面ファスナー61aを備えるベスト本体61とし、面ファスナー61aに貼り付く面ファスナー62aを一辺部分に備える方形のビニールなどの下半身用シート62とからなる。
下半身用シート62は、上部がベスト本体61の内側に接続し、臀部、脚部分を包み、正面で重ね合わされるため、携帯式浮く防災ベスト60全体としてレインコートの機能が強化されつつ、歩行の邪魔にならない。
1 左上空気袋
1a 左下空気袋
1b 吹込口
2 右上空気袋
2a 右下空気袋
2b 吹込口
3 第一ポケット
3a 第一面ファスナーセット
3b ペットボトル飲料
4 第二ポケット
4a 第二面ファスナーセット
5 第三ポケット
5a 第三ファスナーセット
6 第四ポケット
6a 第四面ファスナーセット
6b ペンライト収納部
7 第五ポケット
7a 第五面ファスナーセット
7b ペン収納部
8 第六面ファスナーセット
8a 面ファスナー
9 第七面ファスナーセット
9a 面ファスナー
10 第八面ファスナーセット
11 第九面ファスナーセット
12 第十面ファスナー
13 貼付部材
13a 外表面
13b 説明欄
13c 広告欄
13d シール部
13e 第十二面ファスナー
13f 内表面
13g 伝言欄
13h 遺言欄
16 左側面空気袋
16a 吹込口
16b 第十四面ファスナーセット
17 右側面空気袋
17a 吹込口
17b 第十五面ファスナーセット
18 上部空気袋
18a 吹込口
19 後部空気袋
19a 吹込口
20 顎紐
20a 第十六面ファスナー
21 フェイスカバー
21a 左上面ファスナー
21b 左下面ファスナー
21c 右上面ファスナー
21d 右下面ファスナー
21e 折り線
22 背面カバー
22a 第二十面ファスナー
23 第二貼付部材
23a 外表面
23b 第二説明欄
23c 第二広告欄
23d 第二シール部
23e 第十八面ファスナー
23f 内表面
23g 第二伝言欄
23h 第二遺言欄
30 浮くベスト
30a ファスナー
30b 左袖
30c 右袖
30d 襟
30e 収納形態
30f 袋
30g 紐
30h 広告欄
31 左前身頃
32 右前身頃
33 後身頃
33c 印刷エリア
33d 個人情報欄
33e 緊急連絡先欄
33f 第十一面ファスナー
34 ベスト本体
40 エア頭巾
40a 収納形態
40b 袋
40c 紐
40d 広告欄
43c 第二印刷エリア
43d 第二個人情報欄
43e 第二緊急連絡先欄
43f 第十七面ファスナー
50 携帯式浮く防災ベスト
60 携帯式浮く防災ベスト
61 ベスト本体
61a 面ファスナー
62 下半身用シート
62a 面ファスナー
本考案は、上記の課題を解決するために、
(1)
ベスト本体と、前記ベスト本体のいずれかに備えられる複数の空気充填式の空気袋と、からなることを特徴とする携帯式浮く防災ベスト。
(2)
前記ベスト本体に着脱可能に取り付けられ頭部を覆う空気充填式のエア頭巾を備えることを特徴とする(1)に記載の携帯式浮く防災ベスト。
(3)
前記ベスト本体のいずれかに、個人情報欄、緊急連絡先欄、伝言欄、遺言欄、広告欄の内から選ばれるいずれか1種又は2種以上を設けたことを特徴とする(1)に記載の携帯式浮く防災ベスト。
(4)
前記ベスト本体又は/及び前記エア頭巾のいずれかに、個人情報欄、緊急連絡先欄、伝言欄、遺言欄、広告欄の内から選ばれるいずれか1種又は2種以上を設けたことを特徴とする(2)に記載の携帯式浮く防災ベスト。
とした。

Claims (3)

  1. ベスト本体と、前記ベスト本体のいずれかに備えられる複数の空気充填式の空気袋と、からなることを特徴とする携帯式浮く防災ベスト。
  2. 前記ベスト本体に着脱可能に取り付けられ頭部を覆う空気充填式のエア頭巾を備えることを特徴とする請求項1に記載の携帯式浮く防災ベスト。
  3. 前記ベスト本体又は/及び前記エア頭巾のいずれかに、個人情報欄、緊急連絡先欄、伝言欄、遺言欄、広告欄の内から選ばれるいずれか1種又は2種以上を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯式浮く防災ベスト。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108189982A (zh) * 2018-01-04 2018-06-22 王凯丽 一种溺水自动救生器
CN109250050A (zh) * 2018-10-10 2019-01-22 珠海格力电器股份有限公司 一种防溺水手机保护装置
CN110329458A (zh) * 2019-07-09 2019-10-15 李华 一种高空作业救生衣

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