JP3202381U - 携帯救命ボート - Google Patents

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Abstract

【課題】ボートとテントが一体成型され必要時一瞬にしてガスなどで浮力を得て利用でき、しかも個人などが容易に携帯できる救命ボートを提供する。【解決手段】携帯救命ボートAはボート1とテント2を一体成型し、ボートの浮力とテントの空間を瞬時に得るために小型ガスボンベからガス気体充填室5にガス気体を瞬時に充填して利用でき、平時は個人が腰部などに容易に携帯出来るものである。非常に軽量なるが故の海上などでの不安定性を補い、生命の維持を図るために貯水袋16を設けており、入り込んだ雨水などを貯え荒天時の復元力や飲料水の確保などに資することも出来る。【選択図】図2

Description

本発明は個人の腰部・背部等に携帯可能なる携帯袋・バッグ等に収納し、人が津波や海難に遭遇したとき、容易に利用し海難から身体を守れるとともに、遭難発見をもしやすくすることを目的とした携帯救命ボートに関するものである。
客船や漁船などに、緊急時利用するための救命専用のボートをそのままあるいはカプセル等に収納して、装備されるものはすでに開発されている。また、浮力材を内蔵した救命胴衣、ガスボンベ等を利用しガスを注入して浮力を確保する救命胴衣で,そのまま利用するものや腰部などに携帯して利用するタイプのものもすでに開発されている。さらに海水浴用の浮き輪や、登山用の個人用携帯テントなどもすでに開発されている。
個人用救命ボートとして出願されたものはあるが、本体部、底部、蓋部として別途成形された異なる形状のものを付設したもので、一体成形されたものではない。またガスを注入する場合も、全体が一瞬にして膨張するものでない。したがって、テントとボートが一体成型され、ガス注入が全体に瞬時に行われ利用できる携帯救命ボートは、これまで存在していない。
特開2002−264890
個人用の携帯テントはこれまで、登山用やレジャーなど各種あるが、テントとボートを一体成形して海難水難救命に資するものは存在していない。またテントは個人携帯用であっても、支柱を折りたたむのに限界があり登山やレジャー時以外の日常、腰部などに携帯するには支柱部分が邪魔になるなど携帯に適さないという不都合があった。
ARAI TENT 「TREK RAIZ」株式会社アライテント
客船や漁船に常備されているものは、数人の利用を目的に製造されており、サイズも重量も大きく、個人の携帯には適していない。救命胴衣では、身体を海中や水中にさらすため、冬場の津波や海難では低温の海水や雪雨などで低体温の速度を遅らすことが困難である。また夏場は、太陽光の強烈な直射光を避けられず、日射病や熱中症に短時間で陥る危険がある。さらに海は穏やかなときは稀で、時化(しけ)で波浪が高いときは、頭を含む体全体が海中に沈んだりして波をかぶり、呼吸が困難に陥りやすい。とくに津波のときは、地震などで負傷し傷口から出血することもあり、単なる救命胴衣などでは手足など無防備状態にあり、サメに襲われる危険がある。また幸いにして長時間浮遊に成功しても、広大な海原や夜間では、頭部などしか海水面上に出ていないため、発見されにくいという難点がある。以上の諸点に鑑み、本考案の第一の目的は、津波や海難時に瞬時に対応出来るテントとボートが一体成型された救命ボートを提供することにある。第二の目的は、津波や海難に即座に常時対応出来るために軽量で小さな袋やバッグに収納でき、個人の腰部や背部あるいは、ランドセルやカバンなどに容易に装着出来る優れた携帯性を有する携帯救命ボートを提供することにある。第三の目的は、海上などで波浪や強風に翻弄されるのを少しでも和らげるためと漂流時の生命の維持を助ける飲料水確保のために、貯水袋を有する携帯救命ボートを提供することにある。
上記第一の目的を達成するために請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9、12に係る携帯救命ボートは、一体形成されたボート部1・テント部2と、ボート部1・テント部2のガス気体充填室5にガスを供給出来るようボート部1・テント部2に付設された小型ガスボンベ3とからなり、津波や海難のとき作動用紐8を引くことにより小型ガスボンベ3から一体形成されたボート部1・テント部2のガス気体充填室5へ、人体が浮力するのに必要な量のガスが充填できるようにし、人の出入り口部分を窓13にも転用し得るよう構成したものである。
上記第二の目的を達成するために請求項1,11に係る携帯救命ボートは、一体形成されたボート部1・テント部2や付設の小型ガスボンベ3がコンパクトに収納袋・バッグ4に収納され、人体の腰部などに携帯ベルト11で簡単に装着出来るよう構成されたものである。
上記第三の目的を達成するために請求項1,10に係る携帯救命ボートは、一体形成されたボート部1・テント部2の床部分14の下方に雨水や海水を貯蔵出来る貯水袋16と、床部分14に開閉可能な穴15を設け、窓からテント内に入って来た雨水や海水を開閉可能な穴15から貯水袋16へ流入させ貯水出来るよう構成されたものである。
前記第一の手段によれば、ボート部1とテント部2が一体成形され、ボート部1・テント部2のガス気体充填室5が一体であることにより、小型ガスボンベ3からガスが一瞬にして供給でき、津波や海難時に瞬時に対応できる効果と、人の出入り口部分を窓13にも転用することにより、外部の状況を確認したり雨水などを取り入れられるなどの効果がある。
前記第二の手段によれば、ボート部1とテント部2が一体成形されることにより、小さく収納することが出来て携帯性に優れ、津波や海難用に常時、小人から大人まで腰部や背部、カバンなどに容易に備えられるという効果がある。
前記第三の手段によれば、窓13からテント内に入って来た雨水や海水を床の開閉可能な穴15から貯水袋へ流入させ貯水させることにより、ヨットの底部構造と同じように嵐や大しけなどのときボートが転覆しても元の姿勢に復元させることが出来たり、遭難期間が長期化したとき生命維持の飲料水を確保出来、遭難者の安全を少しでもながく維持できるという効果がある。
携帯救命ボートの使用状況図 携帯救命ボートの断面図 収納袋・バッグに携帯救命ボートを収納した図 テント部分に折りたたみ式支柱を使用した状況図
図1、図2の携帯救命ボートAは、カプセル型をしているが、形状はカプセル型以外のものでもいい。図2の貯水袋16の形状はヨットの底部構造のような下方三角型でもそれ以外の形状でもよい。図2のガス気体充填室5の断面形状は円形でもその他の形状でもよく、同室5を形成する被膜6,7の数を複数にすることにより同室を複数にしてもよい。図2の緩衝用ガス気体注入充填室12の断面形状は他の形状でもよく、同充填室の数は内外部に増設してもよい。また図2の緩衝用ガス気体注入充填室12の被膜を複数にしてもよい。図3の収納袋・バッグ4や小型ガスボンベ3、作動用紐8、携帯用ベルト11の形状、位置は携帯に都合のいいように変えてもいい。本携帯救命ボートの材質は、強度と携帯に優れたものなら、どのようなものでもかまわない。また請求項6の夜間などに探索、発見されやすくするための塗料や蛍光シールの素材や色は、どのようなものであってもいい。
図1はカプセル状の本考案、携帯救命ボートAの使用時の図に人のシルエットを入れた実使用状態図である。
図2は、貯水袋16と緩衝用ガス気体注入充填室12が付設された本考案の実使用状態の断面図を示している。
図3は、一体成型されたボート1・テント2が小さく折畳まれ、小型ガスボンベ3とともに収納袋・バッグ4に収納された状態を示している。
図4は,本考案のテント1の支柱に、折りたたみ杖9,10などのような伸縮自在の材質を用いた実施例を示している。
本考案は、津波や海難時の人命救助を主目的に考案されたものであるが、形体を変えることによって、海水浴用や登山用、キャンプ用などのレジャー目的の製品としても供給、利用が可能なものである。
A 携帯救命ボート
1 ボート
2 テント
3 小型ガスボンベ
4 収納袋・バッグ
5 ガス気体充填室
6 外部被膜
7 内部被膜
8 作動用紐
9 折りたたみ式支柱
10 伸長された状態の折りたたみ式支柱
11 携帯用ベルト
12 緩衝用ガス気体注入充填室
13 出入口兼窓
14 床部分
15 開閉可能な穴
16 貯水袋

Claims (16)

  1. ボート(1)とテント(2)が薄い強化樹脂材などにより一体成型され、小型ガスボンベ(3)とともにコンパクトに折畳まれ収納袋・バッグ(4)に収納され、平時は個人の腰部や背部、腕などに無理なく携帯出来て、津波や海難などの非常時に作動用紐(8)を強く引くなどして小型ガスボンベ(3)から一体成型されているボート(1)とテント(2)のガス気体充填室(5)にガスが瞬時に注入、充填され利用できることを特徴とする携帯救命ボート。
  2. 一体成型されている本体の外内被膜部分(6)(7)から形成される層は、外傷などにより破損しても浮力を保持するために、最後の層でも浮力を損なわない限度、範囲内で2重、3重など何層にしてもよいことを特徴とする請求項1に記載の携帯救命ボート。
  3. 津波などのとき、障害物からの衝撃を緩和するために、ガス気体注入充填室(5)の外側にさらに同様の緩衝用ガス気体注入充填室(12)を増設して、ガス気体注入充填室を2室以上の複数備えることを特徴とする請求項1に記載の携帯救命ボート。
  4. 漂流が長期に及んでガス気体注入充填室(5)に空気の補充が必要なとき、人が息を吹き込めることが出来る装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の携帯救命ボート。
  5. ボート部分(1)は小型ガスボンベ(3)からのガス注入で浮力を確保するが、ガス注入で空間を確保しない構造のテント部分(2)は、折りたたみ式支柱(9)で緊急時瞬時に伸長する支柱(10)によりテント部分の空間を確保出来るようにすることを特徴とする請求項1に記載の携帯救命ボート。
  6. 津波や海難時などに、夜間でも探索されやすいように、本体外周部分に蛍光塗料や、蛍光シールなどを施していることを特徴とする請求項1に記載の携帯救命ボート。
  7. テントの支柱(9)(10)に、プラスチック製のバネや車に踏みつけられても元にもどる道路標識用のポストコーン、ソフトコーンを細く加工したものを利用することを特徴とする請求項1に記載の携帯救命ボート。
  8. ボート部分の形状は、図1のように円形のドーナツ型に成形したもののほかに、舟形や瓢箪形などさまざまな形状に制作されることを特徴とする請求項1に記載の携帯救命ボート。
  9. カプセル部分の形状は、ドーム型のほかに円錐形などどのような形状にも制作されることを特徴とする請求項1に記載の携帯救命ボート。
  10. 人が座る床部分(14)の下方に海水や雨水用の貯水袋(16)を設けて、海水や雨水が入ったとき床部分(14)に設けられた開閉可能な穴(15)を通して貯水袋(16)に流し込み、生命維持用の飲料水に利用したり、ヨットと同じ原理でボートを安定させる復元力に利用したりすることを特徴とする請求項1に記載の携帯救命ボート。
  11. 個人が腰部などに携帯する場合は、ズボンのベルトに掛け付けたり携帯用ベルト(11)などを用いてもよいが、学童生徒のランドセルやカバンに付属品として装着させる場合は、脱着可能な金属製の留め具や強力な接着テープなどを利用することを特徴とする請求項1に記載の携帯救命ボート。
  12. 人の出入り口の扉(13)の一部は、ファスナーや強力な脱着可能な接着テープなどで本体と脱着出来、人の進入を容易にするタラップ式やデッキ状などに形成され、されに本体に一体化され閉じられたあとは外部の様子が分る窓用に一部または全部が透明な材質で形成されることを特徴とする請求項1に記載の携帯救命ボート。
  13. テント部(2)すなわちドーム部分のないことを特徴とする請求項1に記載の携帯救命ボート。
  14. ボート部分(1)すなわち救命用の浮力装置を有しないことを特徴とする携帯テント。
  15. 海水浴やレジャー用としての本考案の派生品、すなわち小型ガスボンベの有無、底辺部のボート部分の有無、テント部分の有無、個人が携帯出来るかどうかの可否、個人用か複数人用かの有無にかかわらないことを特徴とする請求項1に記載の携帯救命ボート。
  16. 請求項1に記載の携帯救命ボートで、ボート部分(1)の底すなわち床部分(14)の一部が、ファスナーや強力なテープでテント部分(2)と脱着可能なる海水浴用やレジャー用の浮き輪。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017217990A (ja) * 2016-06-07 2017-12-14 盟子 冨田 津波避難用浮遊体
CN110356527A (zh) * 2019-07-16 2019-10-22 谢成满 一种漂流船

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