JP3191283U - 排泄物の立体防護カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】尿漏れ、経血、便漏れ等の日常における身体排泄物の処理に関して身体への着用がコンパクトで軽量であるため、簡単便利で快適であり安価に大量生産ができる使い捨て排泄物の立体防護カバーを提供する。
【解決手段】通気性があり適当な可撓性を有する軽量のシート材によって、身体における局部性器及び肛門部に適合して、限定的な最小の範囲でコンパクトに外包し、身体局部の形状に合わせて適合合致する湾曲の曲面を有する立体防護カバー本体1を設ける。この立体防護カバー本体1には、身体局部との間に吸収体を介在させる為の空間を形成するとともに、立体防護カバー本体1には伸縮自在な支持ベルト10を連結自在に設けて、身体への着用時におけるファッション性ならびに快適性を高め身体への圧迫と緊縛を解く。
【選択図】図1
【解決手段】通気性があり適当な可撓性を有する軽量のシート材によって、身体における局部性器及び肛門部に適合して、限定的な最小の範囲でコンパクトに外包し、身体局部の形状に合わせて適合合致する湾曲の曲面を有する立体防護カバー本体1を設ける。この立体防護カバー本体1には、身体局部との間に吸収体を介在させる為の空間を形成するとともに、立体防護カバー本体1には伸縮自在な支持ベルト10を連結自在に設けて、身体への着用時におけるファッション性ならびに快適性を高め身体への圧迫と緊縛を解く。
【選択図】図1
Description
本考案は尿漏れ経血及び便漏れ等の排泄物の処理を行う使い捨て立体防護カバーに係り、高齢化社会における深刻な排泄物処理の防護を簡単に安全に快適に、しかも安価に大量生産ができる排泄物の処理における使い捨て立体防護カバーに関するものである。
従来から公知の技術である排泄物の処理は、尿漏れ経血及び便漏れ等の排泄物を吸収処理する吸収体と、この吸収体を内装する腰部全体を覆うパンツ型との併用によって排泄物を防護している。しかしこの種のパンツタイプの排泄物の防護方法では、排泄物の漏洩を防ぐことができる反面、身体への緊縛等の負担が大きく、着用時にはかならずしも快適とはいえない悩みがあった。また着用するパンツの生産の工程上においてパンツ型のものは、加工工程が多く素材も多く必要とする為に、コスト高になる多くの欠点があった。このほか排泄物の防護カバーとして、例えば特許文献1があり、この排泄物を防護するカバーの構造は、素材量の使用を大幅に減少し着用感が良好である反面、単に局部を押圧して防護する方式であり特に女性器を対象としてのものである為、当然性器の形が大きく異る男性器への使用は不可能の欠点があった。
特 2000−5228号 明細書
本考案使い捨て立体防護カバーは男女の外性器を必要最小限度の範囲でコンパクトに外包し、着用時における身体への負担を軽減することにより快適性を最大限に高めるとともに、軽量にして排泄物の漏洩等の心配がなく安全便利でしかも安価で大量生産ができる。その上に着用時のファッシヨン性にも配慮して考案された使い捨て排泄物の立体防護カバーに関するものである。
以上の目的を達成する為に、本考案の立体防護カバーは身体の排泄器官周辺の身体形状に合わせ適合するように湾曲した曲面形状に形成したものである。こうした立体防護カバー本体によって身体における局部周辺を必要最小限度の範囲でコンパクトに外包することにより、着用時における身体への緊縛感がなく、排泄物の漏洩の心配が不用で安全便利である為に、身体の動きが非常に軽くなり、解放的でしかも快適な日常生活を過ごせるようにしたものである。
請求1の考案使い捨て立体防護カバーは、通気性があり適当な可撓性を有するシート状の不識布の部材を用いて、身体局部特有の形状を外包するように排泄物器官周辺の形状に適合するよう独特の曲面形状に形成した立体防護カバー本体を設け、この立体防護カバー本体には、伸縮自在な支持ベルトを設けたことを特徴とする使い捨て排泄物の立体防護カバーである。
本考案は一種の排泄物を防護するガードカバーであるが、重要な点は軽量でコンパクトにもかかわらず身体への着用が安全便利で、しかもコスト面で安く、大量生産ができるようにしたものである。こうして高齢化の現在、介護用にかかる費用が生活の費用を一段と圧迫している為、使用時の快適性と経済性を第一目的として考案した使い捨ての立体防護カバーである為、社会的意義と効果は尽大である。
本考案の使い捨て排泄物の立体防護カバーを、添付の図面を参照して詳細に説明すると以下の通りである。
実施例1では本考案の使い捨て立体防護カバーを、図1において立体の斜視図で示されているように、1は立体防護カバー本体を示し、図5.6で示す。2は身体、3はその下腹部、4は股間、5は男性器で、5aはそのペニス、5bは睾丸を示す。立体防護カバー本体1の全体の形状としては図1に示すように、身体2の下腹部3から股間4に至る必要最小限度の範囲で、コンパクトに排泄器官全体を外包するように立体的に形成したものである。使用する部材としては、通気性があり適当な可撓性を有し、軽量で丈夫でしかも安価に大量生産ができる不識布を使用する。この立体防護カバー本体1には、男性器5の位置に適合し、合致する位置には図4に示すように、折りたたみ自在の第1カップ部6を設ける。この第1カップ部6には着用時において男性器5が快適に収納できるように形成する。7は身体2の肛門部(図示せず)に適合する位置に設けた折りたたみ自在な第2カップ部で、この第2カップ7によって思いがけない突然の便漏れ時に、便を第2カップ7内に収納できるように設けたものである。
8は立体防護カバー本体1の外周に設けた尿漏れ等の排泄物防止用の湾曲縁部であり、この縁部8は図6.7に示すように、身体2の下腹部3から股間4に至る身体2の形状に適合するよう湾曲形成したものであり、この湾曲縁部8により着用時における横漏れをしっかりと防止する。9は立体防護カバー本体1に形成した補強用のリブ溝であり、このリブ溝9により立体防護カバー本体の強度を高めると共に外観上の美的効果も高める。10は立体防護カバー本体1を身体2に着用する為の支持ベルトであり、この支持ベルト10は伸縮自在な部材を使用することにより、立体防護カバー本体1と身体2との間に内装する吸収体(図示せず)の取り付け、取り出しを容易に行えるようにする。11は立体防護カバー本体1と支持ベルト10との接続部を示し、この接続部11は必要に応じて切り離し自在の構造にすることにより、寝たきりなどの身体が不自由な要介護の場合でも立体防護カバー本体1の着脱が容易に行えるようにする。12は尻部3aを限定的に外包する延長カバー部を示す。図7は実施例1の本考案使い捨て立体防護カバー本体1を上方から見た平面図であり図8はその底面図である。
図9は立体防護カバー本体1の股間4部分に設けられた第2カップ7から、図5に示す身体2の尻部3aを覆う延長カバー片12を示すものであり、この延長片12を設けることにより身体尻部3a部分がカバーされる為夜間就寝時における身体2の動きに左右されることなく安心安全に立体防護カバー本体1をしっかりと身体2に着用できるようにしたものである。
図10で示すように立体防護カバー本体1は実施例1のような折りたたみ開閉部6、7を設けずに、排泄器官全体を必要最小限度の範囲で外包するようにし、シンプルで安価に生産できるようにした例を示したものであり、この場合には薄手のシート材の強度を高めるように、補強リブ9を効果的に配置して設ける。補強リブ9を必要な箇所に形成することにより、ガードカバー全体の形を崩すことなく保持させることができると共に外観上のファッション性も一段と高めてくれる。
図11に示す立体防護カバー本体1は、通気性、可焼性を有し軽量な不織布等のシート材によって女性器(図示せず)に合致適合するように形成した例を示したものであり、この場合には、もちろん男性器5を収納するカップ部6を必要としない為、身体2の排泄器官を必要最小限度で外包する形成することによって、コンパクトで着用時における身体への緊縛感を排除して、解放的は日常を過ごせるようにしたものであり、軽量でファッション性にも秀れているものである。この実施例3において重要な点は、上記男性器5への対応と同様に身体2の下腹部3から股間4にかけての身体形状に合致適合するように形成した点であり、この独特の湾曲部13を形成することによって、排泄器官からの排泄物の漏洩をコンパクトに確実に防止することができる。
この考案によれば使い捨て立体防護カバーの着用時における身体への緊縛感は一切なく、解放的で安全確実に排泄物をガードでき、コンパクトでファッション性に優れ、しかも安価に大量生産が可能になる等産業上において多くの効果がある。
1. 立体防護カバー本体
2 身体
3 下腹部
3a 尻部
4 股間
5 男性器
5a ペニス
5b 睾丸
6 第1カップ部
7 第2カップ部
8 漏洩防止用湾曲縁部
9 補強リブ溝
10 支持ベルト
11 接続部
12 延長カバー部
13 湾曲部
2 身体
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9 補強リブ溝
10 支持ベルト
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12 延長カバー部
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Claims (3)
- 通気性があり適当な可撓性を有する軽量のシート部材により、身体における局部性器及び肛門部に適合して、限定的な範囲で外包するとともに、身体局部の形状に適合して、合致する曲面を有する立体カバー防護本体を設け、この立体防護カバー本体内には身体局部との間に吸収体を内在させる空間を形成し、上記カバー防護本体には伸縮自在な支持ベルトを連結自在に設けたことを特徴とする使い捨て排泄物の立体防護カバー。
- 前記カバー本体の男性器ならびに肛門部に合致して適合する部分に折りたたみ自在な収納ポケット部を設けたことを特徴とする使い捨て排泄物の立体防護カバー。
- 前記立体防護カバー本体の外周には、身体下腹部から股間にかけての局部形状に適合して合致するよう形成した漏れ止め用の湾曲縁部を設けたことを特徴とする使い捨て排泄物の立体防護カバー。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3191283U true JP3191283U (ja) | 2014-06-19 |
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