JP3191176U - 無垢集成材のブロック床材 - Google Patents
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Abstract
【課題】スギ無垢材の欠点である曲り・反りの問題を軽減する一方、素材の色艶・芳香・木肌の美しさ等の物性特質を維持した無垢集成材のブロック床材を提供する。
【解決手段】自然乾燥後と遠赤低温乾燥機による人工乾燥を併用し、板材1〜4の含水率を10%前後までに落とす。巾方向は木表Xで揃えて巾接ぎ接着する。縦横尺角サイズにカットした巾接ぎ板材5を上・中・下各層に仕分けし、接着剤を塗布後、積層し、最上層の木表が床面となるようにプレス機により圧着プレスして一体化する。上・中・下各層は木目が直交するように交互に積層する。
【選択図】図1
【解決手段】自然乾燥後と遠赤低温乾燥機による人工乾燥を併用し、板材1〜4の含水率を10%前後までに落とす。巾方向は木表Xで揃えて巾接ぎ接着する。縦横尺角サイズにカットした巾接ぎ板材5を上・中・下各層に仕分けし、接着剤を塗布後、積層し、最上層の木表が床面となるようにプレス機により圧着プレスして一体化する。上・中・下各層は木目が直交するように交互に積層する。
【選択図】図1
Description
本考案は、スギの間伐材を利用した、寸法における経年変化に強い無垢集成材のブロック床材に関するものである。
木質系床材は無垢材であれば、広葉樹の長尺物や、単板・シート貼りの合板タイプが一般的であるが、広葉樹は堅く、価格も高額である。戦後、大量に植林されているスギは他樹種と比べて、柔らかく、また、その無垢材は曲がり・反りなどの木材が持つ特性から一般的には床材には不向きとされている。
反面、衝撃を吸収し足腰への負担を軽くすることが出来る。更に、スギは他樹種より比重が小さく、組織細胞の中に空隙を含むため、軽く、柔らかい。このことは保温・調湿機能が高く断熱性に優れていることを意味し、床材としては優れた特質を持つ材料と言える。無垢材の曲り・反りなどは木材の持つ特性であるとして、それらの欠点に対して理解を促す向きもあるが、全ての消費者から賛意を得ることは難しい。
上記スギの床材としての優れた特質を生かし、反対に床材としての欠点を解消するために、3層構造からなるブロック床材を考案した。
木質系集成材の積層床材に関しては、類似した提案があるが乾燥工程が無く、用途や製造方法が異なっていたり(特許文献1〜2)、乾燥材を用いていても特殊用途向きで使用木材の樹種や木目が指定されており(特許文献3)また、長尺もので本考案とはサイズ・形状が異なる。
木裏面Yの冬目は時間が経過するにつれ、浮き出したり、割れが入ったり、ささくれが起こり怪我する場合があるため、床材で木裏面Yを用いることは勧められない。また、木表Xと木裏Yを交互に繋げると板が波打ち状に変形する恐れがある。軽く、柔らかく足腰への負担が少なく、保温・調湿機能・断熱性能に優れたスギ無垢材の欠点である曲り・反りの問題を如何に軽減し、低コストで施工性に優れ、汎用性の高い床材としての商品開発を図るものである。また人工乾燥工程においては高温乾燥ではなく、素材の色艶・芳香・木肌の美しさ等、物性変化を少なくする乾燥方法にも検討を加える。スギ間伐材の商品価値の少ない根木・曲り部分を原材料に用い、低コスト化を図る。
任意の巾の板材1〜4を木表X同士で複数枚の巾接ぎ板材5にし、略正方形にカットされた小片6〜8が、3層以上各層で木目が直交するように接着剤を介して交互に積層され、圧着プレスにより一体化されてなり、最上層の小片6の木表Xが床面となることを特徴とする無垢集成材のブロック床材9。
前記小片6〜8は、最上層の板厚がそれ以外の層の板厚よりも薄い請求項1に記載の無垢集成材のブロック床材。
前記板材が、スギである請求項1に記載の無垢集成材のブロック床材。
前記小片が、3〜6枚の板材を巾接ぎし、縦横尺角サイズにカットされてなり、かかる小片が3層積層された請求項1〜2の何れか1項に記載の無垢集成材のブロック床材。
長さ2mの根木丸太を縦挽きし、自然乾燥後、遠赤低温乾燥機窯に入れ、含水率を10%前後までに落とす。任意の巾で接着剤により巾接ぎするが、接着する際の注意点としては、巾方向に木表Xで揃える。木表Xと木裏Yが交互になるような提案もあるが、本考案では木表X同士で接着することが重要なポイントとなる。木裏面Yの冬目は時間が経過するにつれ、浮き出したり、割れが入ったり、ささくれが起こり怪我する場合があるため、床材で木裏面Yを用いることは勧められない。また、木表Xと木裏Yを交互に繋げると板が波打ち状に変形する恐れがある。縦横尺角サイズにカットした小片5を上・中・下各層に仕分けし、接着剤を塗布後、積層し、プレス機により圧着プレスする。また積層する際に、上・中・下各層は木目が直交するように交互に積層する。その後、四方入りザネ加工を施す。本考案の無垢集成材の総厚は15mmと30mmの2種類である。さらに、本考案とは別に四方入りザネ加工を行わず、下層部底面にラバー材を貼り付けた製品タイプの生産も予定している。
前記小片6〜8は、最上層の板厚がそれ以外の層の板厚よりも薄い請求項1に記載の無垢集成材のブロック床材。
前記板材が、スギである請求項1に記載の無垢集成材のブロック床材。
前記小片が、3〜6枚の板材を巾接ぎし、縦横尺角サイズにカットされてなり、かかる小片が3層積層された請求項1〜2の何れか1項に記載の無垢集成材のブロック床材。
長さ2mの根木丸太を縦挽きし、自然乾燥後、遠赤低温乾燥機窯に入れ、含水率を10%前後までに落とす。任意の巾で接着剤により巾接ぎするが、接着する際の注意点としては、巾方向に木表Xで揃える。木表Xと木裏Yが交互になるような提案もあるが、本考案では木表X同士で接着することが重要なポイントとなる。木裏面Yの冬目は時間が経過するにつれ、浮き出したり、割れが入ったり、ささくれが起こり怪我する場合があるため、床材で木裏面Yを用いることは勧められない。また、木表Xと木裏Yを交互に繋げると板が波打ち状に変形する恐れがある。縦横尺角サイズにカットした小片5を上・中・下各層に仕分けし、接着剤を塗布後、積層し、プレス機により圧着プレスする。また積層する際に、上・中・下各層は木目が直交するように交互に積層する。その後、四方入りザネ加工を施す。本考案の無垢集成材の総厚は15mmと30mmの2種類である。さらに、本考案とは別に四方入りザネ加工を行わず、下層部底面にラバー材を貼り付けた製品タイプの生産も予定している。
木表X同士を巾接ぎしているので、木表Xと木裏Yを交互に巾接ぎしたもののように経年使用によって波打つように変形することはなく、変形量が少ない。最上層の小片6の木表Xが床面となるので、木裏Yが床面となったもののように木目が剥がれて浮き出したり割れやささくれが発生することはなく、美観及び安全性が高い。
長さ2mの根木丸太を15mmと20mmの厚さで縦挽きし、自然乾燥により含水率を30%台までにおとす。その後、遠赤低温乾燥機窯に入れ、含水率を10%前後までに落とす。
左右両側面の不要部分を取り除き、60mm〜100mmを目処に任意の巾で接着剤により巾接ぎし、MAX330mm巾の板材5を作成する。接着する際の注意点としては、巾方向に木表Xで揃える。木表Xと木裏Yが交互になるような提案もあるが、本考案では木表同士で接着することが重要なポイントとなる。素材をプレーナーにかけ、厚さを5〜6mmと12mmに仕上げる。
その後、縦横310mmサイズ角にカットした小片5を大量に作成する。節、傷などの欠点を含む小片5は下層と中層部に用い、無欠点または上質な小片5は上層部に用いるがコスト低減化により需要があれば上層部にも欠点材を用いる。上・中・下各層は接着剤を塗布後、積層し、プレス機により圧着プレスする。また積層する際に、上・中・下各層は木目が直交するように交互に積層する。圧着プレス後、四方入りザネ加工を施し、303mm角の積層集成材ブロック床材9となる。本考案でテストした無垢集成材のサイズは303mm角、総厚は15mmと30mmの2種類であるが、需要に応じて床材の大きさ、厚さを変更することは可能である。さらに、本考案とは別に四方入りザネ加工を行わず、下層部底面にラバー材を貼り付けた製品タイプの生産も予定している。
図1(a)の1〜4は丸太を縦挽きした板材である。厚さは15mmと20mmの2種類である。自然乾燥と遠赤低温乾燥機による人工乾燥を経て、左右両側面の不要部分をカットする。60mm〜100mmを目処に任意の巾で接着剤により巾接ぎし、MAX330mm巾の板材を作成する((b)の5)。その際の注意点としては、巾方向に木表Xで揃える。素材をプレーナーにかけ、厚さを5〜6mmと12mmに仕上げる。
図1(b)の5で作成した板材を、縦横310mmサイズ角にカットする。図2(a)の6は3層構造の上層で無欠点または上質な小片を用いるが、コスト低減化により需要があれば上層部にも欠点材を用いる。図2(a)の7〜8は中・下層部であるが節、傷などの欠点を含む小片を用いる。上・中・下各層は接着剤を塗布後、積層し、プレス機により圧着プレスする。また積層する際に、上・中・下各層は木目が直交するように交互に積層する。圧着プレス後、四方入りザネ加工を施し、303mm角の積層集成材ブロック床材(b)の9となる。3〜6枚の板材を巾接ぎした縦横尺角サイズの小片であれば、経年使用による変形量を実際上許容できる程度に小さくすることができる。
図3(a)の6〜8は厚さ30mmブロック床材の断面図である。上層部6の厚さは6mm、中層部7と下層部8の厚さは12mmである。中層部7の符号7aと7bは四方入りザネ加工部を表している。(b)の6〜8は厚さ15mmのブロック床材の断面図である。上・中・下各層の厚さは5mmである。中層部7の符号7aと7bは四方入りザネ加工部を表している。図3(a)、(b)共に四方入りザネ加工部にサネ材10を用いて、ブロック床材9どうしを雇いザネ方式で結合させる。試験体20個を約4ヶ月間、通常室内環境で放置し変化を観察したが、問題となる反り・曲りの形状変化は特に発生しなかった。
本考案により、スギ間伐材の利用範囲が広がる。利用者には健康的で快適な居住空間づくりに寄与するエコ・省エネ・健康商品を比較的安価な価格で提供する一方、間伐材利用の促進は健全な山林経営と森林保全、環境保護に貢献することが出来る。
1〜4 板材
5 巾接ぎ板材
X 木表
Y 木裏
6〜8 小片
9 ブロック床材
10 サネ材
5 巾接ぎ板材
X 木表
Y 木裏
6〜8 小片
9 ブロック床材
10 サネ材
Claims (3)
- 任意の巾の板材1〜4を木表X同士で複数枚の巾接ぎ板材5にし、略正方形にカットされた小片6〜8が、3層以上各層で木目が直交するように接着剤を介して交互に積層され、圧着プレスにより一体化されてなり、最上層の小片の木表Xが床面となることを特徴とする無垢集成材のブロック床材。
- 前記板材が、スギである請求項1に記載の無垢集成材のブロック床材。
- 前記小片が、3〜6枚の板材を巾接ぎし、縦横尺角サイズにカットされてなり、かかる小片が3層積層された請求項1〜2の何れか1項に記載の無垢集成材のブロック床材。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109184138A (zh) * | 2018-11-08 | 2019-01-11 | 浙江世友木业有限公司 | 一种自粘结实木地板及其生产方法 |
JP2020133250A (ja) * | 2019-02-20 | 2020-08-31 | 後藤木材株式会社 | 建築板 |
CN114890369A (zh) * | 2022-05-31 | 2022-08-12 | 大自然科技股份有限公司 | 一种植物纤维床垫连续生产方法 |
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CN109184138A (zh) * | 2018-11-08 | 2019-01-11 | 浙江世友木业有限公司 | 一种自粘结实木地板及其生产方法 |
CN109184138B (zh) * | 2018-11-08 | 2024-01-23 | 浙江世友木业有限公司 | 一种自粘结实木地板及其生产方法 |
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CN114890369A (zh) * | 2022-05-31 | 2022-08-12 | 大自然科技股份有限公司 | 一种植物纤维床垫连续生产方法 |
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