JP3190772B2 - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JP3190772B2
JP3190772B2 JP23943293A JP23943293A JP3190772B2 JP 3190772 B2 JP3190772 B2 JP 3190772B2 JP 23943293 A JP23943293 A JP 23943293A JP 23943293 A JP23943293 A JP 23943293A JP 3190772 B2 JP3190772 B2 JP 3190772B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1つの直流電源から可
変電圧の直流電源を得、これら2つの直流電源の加算電
圧から交流電圧を得るインバータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽電池を直流電源とし単相3線式交流
系統(一般家庭用)に連系するインバータ装置として、
図6に示すものが知られている。このような場合、受電
系統と発電系統は原則として同一方式であるべきことが
決められている。
【0003】すなわち、太陽電池1と2を直列に接続
し、その中点を単相3線式受電系統の交流電源13,14の
中点に接続し、電解コンデンサ3,4はそれぞれ太陽電
池1,2と並列に接続して発電系統の電源を構成する。
【0004】直列接続された太陽電池の加算電圧の正負
極間にIGBT5aと5b及びIGBT6aと6bをそ
れぞれ直列接続したハーフブリッジで成るインバータ回
路をを接続し、それぞれの直列接続点からリアクトル
7,8、電流検出器9,10を介して交流電源13と14に接
続する。コンデンサ11と12は交流電源13と14にそれぞれ
並列に接続し、リアクトル7と8によりフィルタ回路を
構成し、PWM制御により発生する高周波を吸収する。
【0005】太陽電池1と2の電圧V1 とV2 を電圧検
出器15と16でそれぞれ検出し、低電圧選択回路18により
低い方の電圧が選択されて出力される。選択された方の
太陽電池電圧は電圧基準19と比較され、その誤差電圧が
増幅器20で増幅され、乗算器21により変圧器17で検出し
た交流電圧と掛算され交流の電流基準IR となる。
【0006】電流基準IR は、電流検出器9,10で検出
された電流I1 とI2 とそれぞれ比較されその誤差電流
が増幅器22と23で増幅され、三角波発生器26のキャリア
信号と比較されPWM回路24と25によりそれぞれPWM
信号となり、駆動回路27と28を介してIGBT5a,5
bとIGBT6a,6bをそれぞれ駆動する。
【0007】上述のように太陽電池や電圧が一定になる
ようにインバータの出力電流を力率1に制御する。この
ような装置に用いられる太陽電池の温度をパラメータと
した電圧−電流特性の例を図7に示す。
【0008】太陽電池の出力電圧は温度が上昇するに従
って低下し、特性A→B→Cのように変化する。この例
では、それぞれの特性で最大電力を出力する点の電圧は
230V, 200V, 170Vのように変化し、図示しない最
大電力追従制御回路を用いて電圧基準19を温度に従って
変化させる制御が行われている。最低電圧 170Vは交流
電源のピーク電圧以上を必要とし、電圧変動、制御余裕
を含めて決まる値である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、太陽電
池の電圧は日射量、温度、負荷電流等の変化により大幅
に変化し、図7の例では、 300Vから 170Vの範囲で変
化することになる。この場合、図6のインバータ装置で
用いるIGBTは 600Vから 340Vの範囲の直流電圧で
動作する必要がある。
【0010】ところで、現在市販されているIGBTの
定格電圧は図8に示すように 600V,1200V,1700Vの
3種類であり、適用可能な直流電圧は安全率を考慮した
ディレイティングやサージ電圧発生の程度により多少異
なるが、概ね図8に示す範囲となっている。
【0011】従って、図5の構成の場合、 600VのIG
BTは使えないので1200VのIGBTを使うことにな
る。600Vと1200VのIGBTを比較すると、同一電流
定格の場合、1200VのIGBTのコストは 600VIGB
Tの約2倍となる。
【0012】また、半導体素子(IGBTを含む)のス
イッチング速度は高耐圧になる程遅くなる特性を有し、
1200Vの素子のスイッチング速度は 600Vの素子に対
し、約1.5 〜2.0 倍でスイッチング損失が約1.5 〜2.0
倍となり効率が低下する。また、損失の増加は素子の冷
却フィンを大形化しコストが上昇するなどの問題があ
る。
【0013】また、太陽電池1と2の加算電圧が最大 6
00Vとなり一般家庭内に引込む場合、低圧配線が使えず
ケーブル引込みのコストが上昇するなど経済的に不利な
点が多い。
【0014】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、定格電圧の低いスイッ
チ素子を使用可能にして素子コストを下げ、効率を向上
させ、低圧配線を使用可能にしてケーブル引込みのコス
トを低減し、経済性の向上したインバータ装置を提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような手段を設ける。請求項1の発明
として、第1の直流電源から電力を供給し、該第1の直
流電源と直列に第2の直流電源を生成するチョッパ回路
と、前記第1の直流電源と前記第2の直流電源の加算電
圧を交流電圧に変換するインバータ回路を備える。
【0016】請求項3の発明として、更に、前記第1の
直流電源の電圧に応じて前記第2の直流電源の電圧を所
定の特性で変化するように前記チョッパ回路を制御する
電圧制御手段を設ける。
【0017】請求項5の発明として、前記電圧制御手段
は、前記第1の直流電源の電圧が所定値を越えるとき、
該電圧の上昇に応じて前記第2の直流電源の電圧が低下
するように制御する。
【0018】請求項6の発明として、前記インバータ回
路は、2組のスイッチ素子を直列接続して成るハーフブ
リッジ回路を備え、該2組のスイッチ素子の直列接続点
と前記第1の直流電源と第2の直流電源の直列接続点と
の間に交流電圧を出力する。
【0019】請求項7の発明として、更に、前記インバ
ータ回路の交流出力を交流系統に連系し、該交流系統の
電圧に同期した電流基準により前記インバータの出力電
流を高力率に制御する電流制御手段と、前記第2の直流
電源の電圧が該交流系統の電圧の波高値より低下したと
き、前記電流基準を進み位相に制御する位相シフト手段
を設ける。
【0020】請求項9の発明として、前記チョッパ回路
と前記インバータ回路には、それぞれパルス幅変調のた
めのPWM制御手段を備え、それぞれのPWM制御手段
のパルス幅変調のためのキャリア信号の位相を互いに半
周期だけずらすようにする。
【0021】請求項10の発明として、更に、前記第1の
直流電源と前記第2の直流電源の加算電圧が所定値を越
えるとき、該加算電圧が増大するに従って前記チョッパ
回路と前記インバータ回路に流れる電流を減少させる電
流制限手段を設ける。
【0022】
【作用】請求項1の発明は、第1の直流電源が実質的な
直流電源として作用し、第2の直流電源の電力は第1の
直流電源から供給される。従って、直流電源の引き込み
は第1の直流電源のみで行うことができる。
【0023】請求項3及び請求項5の発明は、第2の直
流電源の電圧が第1の直流電源の電圧に従属して変化
し、第1の直流電源の電圧が所定値を越えると該電圧の
上昇に応じて第2の直流電源の電圧が低下するように作
用する。従って、第1の直流電源と第2の直流電源の加
算電圧を所定値に制限することができる。
【0024】請求項6の発明は、第1の直流電源と第2
の直流電源の直列接続点を中性線としてハーフブリッジ
回路から交流電圧を出力することができる。請求項7の
発明は、インバータ回路の交流出力を交流系統に連系
し、高力率で電流を供給する場合に、直流電圧が交流系
統の電圧波高値に対し低下したとき、位相シフト手段に
より電流基準が進み位相に制御され、所定電力を供給す
ることができる。
【0025】請求項9の発明は、チョッパ回路とインバ
ータ回路のそれぞれのPWM制御手段のパルス幅変調の
ためのキャリア信号の位相を互いに半周期ずらすことに
より、チョッパ回路の動作により第1の直流電源に流れ
るリップル電流と、インバータ回路の動作により第1の
直流電源に流れるリップル電流の合成電流の実効値が低
下し、損失が減少する。
【0026】請求項10の発明は、第1の直流電源と第2
の直流電源の加算電圧が所定値を越えるとき、電流制限
手段により該加算電圧が増大するに従ってチョッパ回路
とインバータ回路に流れる電流が減少する。従って、加
算電圧が所定値を越える状態においても安全に起動させ
ることができる。
【0027】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明によるインバータ装置の構成図であ
る。太陽電池1の両端に電解コンデンサ3を接続し第1
の直流電源とし、この電解コンデンサ3の正極と負極間
にIGBT31,リアクトル33,電流検出器34を順次、直
列接続する。一方電解コンデンサ4の正極を電解コンデ
ンサ3の負極に接続し、電解コンデンサ4の負極からダ
イオート32を介してリアクトル33とIGBT31の直列接
続点に接続し、極性反転のチョッパ回路を構成し、電解
コンデンサ4の充電電荷が第2の直流電源として機能す
る。関数器29は電圧検出器15の検出電圧V1 に応じて図
2(A)に示す電圧基準V29を出力する。増幅器30は、
電圧基準V29と電圧検出器16の検出電圧V2 と比較増幅
し電流基準V30を出力する。増幅器35は、電流基準V30
と電流検出器34で検出したチョッパ回路の電流を比較増
幅し電流制御信号V35を出力する。反転増幅器36はパル
ス幅変調のためのキャリア(三角波)信号の位相を半周
期ずらすためにキャリア信号を反転するものである。P
WM制御回路37は電流制御信号V35をキャリア信号V36
でパルス幅変調しPWM信号V37を出力する。駆動回路
38はPWM信号を増幅しIGBT31をオンオフする。こ
のチョッパ制御ループで電解コンデンサ4の電圧は電圧
基準V29に比例した値に制御される。
【0028】増幅器20は、電圧基準19と電圧検出器15の
検出電圧V1 を比較増幅し、電圧制御信号V20を出力す
る。関数器39は、電圧検出器16の検出電圧V2 と変圧器
17で検出した交流電圧の大きさを比較し、V2 が小さい
とき位相シフト信号V39を出力する。
【0029】位相シフト回路40は、変圧器17で検出した
交流電圧に同期した一定振幅の交流信号V40を出力する
と共に、位相シフト信号V39に応じて同期位相を変化さ
せる機能を持つ。
【0030】掛算器21は電圧制御信号V20と交流信号V
40を乗算し正弦波の電流基準IR を出力する。他は図6
と同じであり同符号を付して説明は省略する。
【0031】上記構成において、第2の直流電源の電圧
2 は第1の直流電源の電圧V1 により変化し、図2
(A)に示すようにV1 が所定値を越えるとV2 はV1
の上昇に応じて低下するように制御される。
【0032】従って、その加算電圧V1 +V2 は図2
(B)に示すように電圧上昇を抑制することができ、I
GBTの動作電圧を低く抑えることが可能となる。例え
ば太陽電池1が図7の特性Aで無負荷の場合、図2
(A)(B)のc点V1 = 300Vとなるが、この場合コ
ンデンサ4の電圧V2 を図2(A)のf点(例えば 140
V)に制御すれば図2(B)のV1 +V2 のd点は 440
Vとなり図8から 600V定格のIGBTの使用が可能と
なる。
【0033】なお、図2(B)のV1 の範囲において、
a−b間は太陽電池から最大電力を取り出す範囲であ
り、図7に示す 170V〜 230Vの間に対応し、定常時に
はこの範囲で運転することになる。また、b−c間は起
動時に過渡的に運転される範囲であり、負荷電流により
短時間にb点以下に推移する。a−b間のV1 +V2
g−hに示すように、更に低くなり約 400V以下とな
る。従って、 600V定格のIGBTの適用直流電圧の範
囲内で十分な信頼性で動作させることができる。
【0034】図2(A)のV2 のe点の電圧は、交流電
源13,14よりやや高く決め電流制御の応答や交流電源の
変動を数%程度考慮して 170V程度に決定する。この場
合、図2(B)のV1 のa点は 170VであるのでV1
2 のh点は 340Vとなる。
【0035】インバータ装置の起動時、最悪V1 のc点
より起動する。この場合、V2 は 140Vに制御されるの
で交流電源13,14の電圧が 100Vでもピーク時は 141V
となりインバータ回路から力率1で正弦波電流を流すこ
とができなくなる。
【0036】このような場合、電圧V2 と交流電源の電
圧の大きさを関数器39で比較して正弦波電流が流せない
範囲では位相進み信号V39を出力し、位相シフト回路40
の交流信号V40の同期位相を進めるように作用させる。
これにより電流基準IR の位相が交流電源より進み位相
となりリアクトル7,8の効果によりインバータ端子電
圧を低下させ正弦波電流を流すことが可能となる。この
動作は起動時のみなので多少波形が歪んで良い場合は省
略することもできる。
【0037】ハーフブリッジのIGBT5a,5bは増
幅器22の出力信号V22と三角波V26を比較しPWM信号
24により駆動され、リアクトル7には図4に示す電流
1が流れる。IGBT6a,6bも同様にPWM制御
され、ハーフブリッジの直流側に流れる電流i1 は図4
に示すような大きな交流分を含んだ波形となる。
【0038】一方、チョッパ回路のIGBT31は増幅器
35の出力信号V35と 180°位相の異なる三角波V36を比
較しPWM信号V37により駆動され、IGBT31を介し
て第1の直流電源から流出する電流i2 は図4に示す波
形になる。図4により明らかなように、PWM信号V24
とV37がほぼ反転した位相となっているので、第1の直
流電源に流れる電流i1 +i2 はリップル電流が打ち消
されるように作用し、電流の実効値は著しく減少して効
率が良くなり、電解コンデンサ3,4の電流容量が低減
して運転の信頼性が向上する。また電流容量の低いコン
デンサが使用可能となり低コスト化も可能となる。
【0039】本発明の他の実施例の要部構成を図3に示
す。図3において、加算器41はV1+V2 の加算値V1
+V2 を出力する。関数器42はV1 +V2 の値が所定値
を越えるとき電流制限信号V42を出力し、リミッタ43は
増幅器20の出力信号V20(電流基準)をV42に応じて所
定値に制限する。これにより、V1 +V2 が所定値を越
えた状態でインバータを起動する場合にIGBTの電流
を低減させ安全に動作させることが可能となる。
【0040】なお、 600V定格のIGBTの逆バイアス
安全動作領域(RBSOA)の電圧−電流特性例を図5
に示す。図5の例では、定格電流の 200%の電流(I
c )を安全にターンオフさせるには 500Vの電圧
(VCE)に制限する必要がある。
【0041】サージ電圧を考慮すると更に低い電圧とし
なければならず、安全動作領域は特性kより左側に設定
しなければならない。本実施例によれば、特性kの左側
で使用することができ高信頼性の運転を確保することが
できる。
【0042】なお、増幅器30にも同様な電流基準制限回
路を設けることによりチョッパ回路のIGBT31も安全
動作領域内で信頼性良く動作させることができる。以上
の説明では、インバータの出力電流を制御する例で述べ
たが、インバータの出力電圧を制御するようにしてもよ
い。この場合、電流制限機能を用いることは説明するま
でもない。
【0043】また、関数器39は、増幅器22,23の出力信
号V22,V23を用い、三角波V26の波高値と比較した変
調率を監視し変調率が1を越えないように電流位相を進
めることでも同様な効果が得られる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。請求項1の発明によれば、直流電源の引き込みケ
ーブルを低圧配線で行うことが可能となり、工事費用を
低減し経済性の向上したインバータ装置が得られる。
【0045】請求項3及び請求項5の発明によれば、直
流電圧の上昇を所定電圧に抑制し、低圧のスイッチ素子
を高信頼性で動作させることが可能となりスイッチング
損失を低減させ効率が向上し、スイッチ素子のコストが
低減するので経済性の向上したインバータ装置が得られ
る。
【0046】請求項6の発明によれば、単相三線式の中
性点と直流電源の中性点を接続できるので単相三線式の
交流系統に連系して運転することのできるインバータ装
置が得られる。
【0047】請求項7の発明によれば、交流系統に連系
して運転する場合、直流電圧が低下しても歪の少ない正
弦波の電流を供給することが可能となり品質の良い電力
を供給するインバータ装置が得られる。
【0048】請求項9の発明によれば、直流電源側に流
れるリップル電流の実効値が低減し、損失が低減して効
率が向上し、信頼性の向上したインバータ装置が得られ
る。請求項10の発明によれば、直流電源の電圧が所定値
より上昇したとき、電流を減少させることができるの
で、過渡的に直流電圧が上昇してもスイッチ素子を安全
動作領域で運転させることができ、信頼性の向上したイ
ンバータ装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインバータ装置の一実施例を示す構成
【図2】本発明の作用を説明するための特性図
【図3】本発明の他の実施例の要部構成図
【図4】本発明の作用を説明するための波形図
【図5】本発明の作用を説明するためのIGBTの特性
【図6】従来のインバータ装置の構成図
【図7】太陽電池の電圧−電流の特性図
【図8】IGBTの定格電圧と適用直流電圧の特性図
【符号の説明】
1,2…太陽電池 3,4…電解コンデンサ 5a,5b…IGBT 6a,6b…IGBT 7,8…リアクトル 9,10…電流検出器 11,12…コンデンサ 13,14…交流電源 15,16…電圧検出器 17…変圧器 18…低電圧選択回路 19…電圧基準 20,22,23…増幅器 21…掛算器 24,25…PWM制御回路 26…三角波発生器 27,28…駆動回路 29…関数器 30,35…増幅器 31…IGBT 32…ダイオード 33…リアクトル 34…電流検出器 36…反転増幅器 37…PWM制御回路 38…駆動回路 39…関数器 40…位相シフト回路 41…加算器 42…関数器 43…リミッタ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48 H02M 7/5387

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の直流電源から電力を供給し、該第
    1の直流電源と直列に第2の直流電源を生成するチョッ
    パ回路と、前記第1の直流電源と前記第2の直流電源の
    加算電圧を交流電圧に変換するインバータ回路を備えた
    ことを特徴とするインバータ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインバータ装置におい
    て、前記チョッパ回路は、一端が前記第1の直流電源の
    一端に接続され、他端がインダクタンスを介して前記第
    1の直流電源の他端に接続されたスイッチ素子と、一端
    が前記第1の直流電源の他端に接続され、他端がダイオ
    ードを介して前記スイッチ素子の他端に接続されたコン
    デンサで成り、このコンデンサに充電された電荷を前記
    第2の直流電源とすることを特徴とするインバータ装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のインバータ装置におい
    て、前記第1の直流電源の電圧に応じて前記第2の直流
    電源の電圧を所定の特性で変化するように前記チョッパ
    回路を制御する電圧制御手段を設けたことを特徴とする
    インバータ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のインバータ装置におい
    て、前記電圧制御手段は、前記第1の直流電源の電圧に
    応じて所定の特性の電圧基準を出力する関数器と、該電
    圧基準と前記第2の直流電源の電圧を比較し前記チョッ
    パ回路をパルス幅変調制御するPWM制御手段で成るこ
    とを特徴とするインバータ装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のインバータ装置におい
    て、前記電圧制御手段は、前記第1の直流電源の電圧が
    所定値を越えるとき、該電圧の上昇に応じて前記第2の
    直流電源の電圧が低下するように制御することを特徴と
    するインバータ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のインバータ装置におい
    て、前記インバータ回路は、2組のスイッチ素子を直列
    接続して成るハーフブリッジ回路を備え、該2組のスイ
    ッチ素子の直列接続点と前記第1の直流電源と第2の直
    流電源の直列接続点との間に交流電圧を出力することを
    特徴とするインバータ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のインバータ装置におい
    て、前記インバータ回路の交流出力を交流系統に連系
    し、該交流系統の電圧に同期した電流基準により前記イ
    ンバータの出力電流を高力率に制御する電流制御手段
    と、前記第2の直流電源の電圧が該交流系統の電圧の波
    高値より低下したとき、前記電流基準を進み位相に制御
    する位相シフト手段を設けたことを特徴とするインバー
    タ装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のインバータ装置におい
    て、前記第1の直流電源の電圧と電圧基準との電圧偏差
    に関連した信号と前記交流系統の電圧に同期した一定振
    幅の交流信号を乗算し、前記電流基準を出力する電流基
    準発生手段を設けたことを特徴とするインバータ装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のインバータ装置におい
    て、前記チョッパ回路と前記インバータ回路には、それ
    ぞれパルス幅変調のためのPWM制御手段を備え、それ
    ぞれのPWM制御手段のパルス幅変調のためのキャリア
    信号の位相を互いに半周期だけずらすことを特徴とする
    インバータ装置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載のインバータ装置にお
    いて、前記第1の直流電源と前記第2の直流電源の加算
    電圧が所定値を越えるとき、該加算電圧が増大するに従
    って前記チョッパ回路と前記インバータ回路に流れる電
    流を減少させる電流制限手段を設けたことを特徴とする
    インバータ装置。
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