JP3190552U - 置き場所を選ばないステッキ - Google Patents

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Abstract

【課題】 倒れたステッキを簡単に起こし上げ、拾うことができるだけでなく、不使用時に立て掛けて置いても倒れることがなく、置き場所を選ばないステッキを提案する。【解決手段】 T字型をしたグリップ2の一方の端部22から根元部24にかけてリング10が固定され、リング10のリング面がシャフト3に対して斜めに取り付けられているステッキ1において、一方の端部22の先端23が前記リング面より下側に突出していることを特徴とするステッキ1。【選択図】図1

Description

本考案はステッキに関し、特に不使用時にどんな場所においても倒れることがなく、置き場所を選ばないステッキに関する。
年配者や障害者など体の不自由な人たちが歩行補助具として使用するステッキに関して、本願考案者は、ステッキが倒れた時に、うつむいてステッキを拾い上げることなく、うつむかなくとも拾えるステッキを提案している(特許文献1を参照)。このステッキではグリップの一方の端部から根元部にかけて固定されたリングは、リング面がシャフトに対して斜めになっており、グリップの部分を軽く足先で押さえながら回転させると、リングの接地点が移動しながらリングが回転運動をして、シャフトが起き上がり、シャフト先端の石突き部が手元にくるようになっている。
一方、歩行補助具としてのステッキは、歩行中以外には、ステッキを手から離して置いておくことが多く、室内に入るときには、ステッキを玄関の壁などに立てかけたり、テーブルに着席するときには、テーブルに立てかけたりすることが多い。このような場合、立てかけられたステッキは不安定で、風や接触などの外力により倒れたり、外力がなくともステッキの立てかけた部分が壁面やテーブルエッジを滑って倒れたりすることが多い。
特許文献1に示される前記したステッキは、倒れたときに容易に拾えることができるものではあるが、立てかけておいたステッキが倒れたときには、周囲にいる人の邪魔になり、迷惑をかけることにもなる。そのため、どんな場所においても倒れることがなく、安定して立てかけることができるステッキへの要望も強い。
このような要望に応えるため、本案考案者は先に提案した前記ステッキを改良し、簡単に起こし上げ、拾うことができるだけでなく、不使用時に立て掛けて置いても倒れることがなく、置き場所を選ばないステッキを考案した。
登録実用新案第3160526号
本考案の課題は、前記したように、倒れたステッキを簡単に起こし上げ、拾うことができるだけでなく、不使用時に立て掛けて置いても倒れることがなく、置き場所を選ばないステッキを提案することである。
本考案は、T字型をしたグリップの一方の端部から根元部にかけてリングが固定され、該リングのリング面がシャフトに対して斜めに取り付けられているステッキにおいて、前記の一方の端部の先端が前記リング面より下側に突出していることを特徴とするステッキである。
そして、グリップ本体の表面に柔軟な素材からなる被覆部が設けられ、グリップ本体の断面形状は、グリップ上面の形状は円弧であり、底面と側面とは角張った形状となっていることが好ましい。さらに、上記したステッキにおいて、リングとグリップの一方の端部とが硬質プラスチックを用いて一体成型されていることや、シャフトが炭素繊維強化プラスチックにより形成されていることが好ましい。
本考案のステッキは、グリップの一方の端部から根元部にかけて固定されているリングの作用により、倒れているステッキを簡単に起こし上げることができ、ステッキが倒れた時に、うつむかなくともステッキを簡単に拾えるだけでなく、さらに、リング面より下側に突出している端部の先端とリングとの作用により、不使用時に立て掛けて置いても倒れることがなく、又、テーブルの端部などに吊るすこともできるなど、置き場所を選ばないステッキとなる。
そして、グリップ本体の表面を柔軟な素材からなる被覆部を設け、グリップ本体の断面形状を上記の構造とすることにより、倒れたステッキをより簡単にかつ確実に起こし上げることができる。さらに、リングとグリップの一方の端部とが硬質プラスチックを用いて一体成型されている場合には、一体化した硬質プラスチックの可撓性と靱性によりグリップとリングとは強固に固定され、長い間使用し、繰り返しグリップの部分を足先で押さえて、倒れたステッキを起こし上げても、固定部分が外れることがない。また、シャフトを炭素繊維強化プラスチックにて形成した場合には、きわめて軽量であって、強度にも優れたシャフトとなるため、歩行補助具として有用となるだけでなく、ステッキの起こし上げも容易にできる。
本考案実施例のステッキの外観図。 本考案実施例のリングの固定構造の説明図。 本考案実施例のステッキをテーブルに立て掛けた置いた説明図。 同上説明図。 倒れたステッキを足先で押さえて起こし上げる説明図。 より簡単に起こし上げるために好ましいグリップ形状説明図。
本考案の実施の形態を、以下図に基づいて詳細に説明する。
図1に本考案実施例のステッキ1を示す。ステッキ1は、T字型のグリップ2がシャフト3の一端に取り付けられており、シャフト3の他端には石突き部4が取り付けられている。この実施例ではグリップ2がT字型となっており、水平部分の一方はステッキ1をしっかりと掌で掴むためのグリップ本体21であり、他の一方の端部22にはリング10が固定されている。リング10はこの端部22と根元部24とに固定され、リング10のリング面はシャフト3に対して斜めに取り付けられ、グリップ本体21を掌で掴むのに邪魔にならず、転倒したステッキを起こし上げるのに役立つようになっている。そして、端部22の先端23は、リング10のリング面より下側に突出している。この突出した先端23とリング10との作用により、後述するようにステッキ1が倒れるのを防ぐことができ、ステッキ1は場所を選ばずに置くことが可能となる。
図2は、上記実施例のリングの固定構造の説明図であり、リング10とグリップの一方の端部22とが一体成型されている実施例である。左上方に示す図はリング10をリング面BCの直交方向から見た正面図であり、リング10は端部22と硬質プラスチックを用いて一体成型して製作されており、リング10は端部22より左右両腕状に成型され、両腕の先端には差込ピン11が形成されている。このリング10が固定された端部22のステッキへの取り付け方法は下方の図に示すように、リング10のリング面BCが、シャフト3に対して斜めになるようにして、端部22をグリップ本体21に取り付ける。この場合、両腕状のリング10を差込ピン11の部分にて左右に開いて、根元部24に設けた差込孔(図示せず)に差込ピン11を挿入固定して取り付けた後、端部22をグリップ本体21に嵌め合せ、点線で示されるボルトにて締結固定する。リング10は硬質プラスチックにて製作されており、可撓性のある素材であり、差込ピン11の部分にて開くことができ、根元部24に設けた差込孔への挿入を容易に行うことができる。ここにおいて、端部22の先端23はリング面BCより下側に突出している。
この実施例では、T字型グリップを水平部とそれに直交する根元部とを一体化して製作しているが、T字型をしたグリップとしては、水平部を構成するグリップ本体21に直接シャフトを接合し、接合部近辺のシャフトがグリップ本体21に直交する根元部となっていてもよい。この場合は、リング10はグリップの端部22と根元部となっているシャフトとに固定されることになる。リング10の固定は、以上のような一体成型とピンの挿入の組み合わせだけでなく、それぞれ別途に製作し、後で接着剤や固定金具で固定してもよく、さらにはグリップ本体21と端部22とは一体となっていてもよく、組み立て方法は特に限定されず、リング10のリング面BCがシャフト3に対して斜めに取り付けられ、先端23がリング面BCより下側に突出している構造になっておればよい。
リング10を利用して、倒れたステッキを簡単に起こし上げ、拾う様子を図5に示す。図5(a)に示すように、倒れたステッキはシャフト3の先端に設けられた石突き部4とリング10の点Fとが接地している。このステッキを起こし上げるには、(a)に示すようにグリップ部分を足先で軽く押さえて、矢印Dの方向に力を加える。その結果、リング10は矢印Eの方向に回転し、接地点が点Fから点Gとなり、シャフト3が起き上がり、石突き部4が手元近くに上がってきて(b)に示される状態となる。(b)の状態では、リング10は点Gで接地しており、シャフト3は垂直に立ち上がり、石突き部4が手元近くになっており、ステッキを簡単に拾い上げることができる。
図6は、倒れたステッキをさらに簡単に拾い上げるための好ましいグリップ本体21の形態を示している。この形態では、グリップ本体21の表面にゴム、軟質プラスチック、皮革などの柔軟な素材からなる被覆部25を設けており、図5(a)に示すように足先で押さえて、グリップ部分を回転させる際に、グリップが地面や床面を滑ることなく、スムーズに回転させることができる。この場合、被覆部25でグリップ本体21の表面全体を必ずしも覆う必要はなく、表面を部分的に覆うことで滑り止めの効果を発揮できる。さらに、グリップ本体21の断面HKの形状を、図6の左方に示すようにグリップ上面Lの形状は円弧として回転し易くし、さらに角Pは角を取って丸く仕上げられるが、底面Mと側面Nとは角張った形状とし、足先で押さえた時、グリップを容易に回転できるようにしておくことが好ましい。
このように本考案のステッキは、倒れたステッキをうつむいて拾い上げる必要のないものであるが、さらに、リング面BCより下側に突出している端部の先端23とリング10による作用効果により、不使用時の置き場所を選ぶことないステッキとなる。
図3及び4はこの作用効果の説明図である。図3の左図では、ステッキ1のシャフト3の長さより高い場所である高いテーブル面40の端部に吊り下げた状態を示している。この状態では、シャフト3の先端の石突き部4は床面50より浮き上がった状態で吊り下げられており、下側に突出しているグリップ端部22の先端23とテーブル面40とが接している点Aとリング面BCとで支えられて、テーブル面40の端部に引っ掛けられている。図3の右図では、シャフト3の長さより低い場所である低いテーブル面41の端部に立て掛けた状態を示している。この状態では、シャフト3の先端の石突き部4は床面に接しており、テーブル面41の端部に立て掛けられている。これらのいずれの状態でも、リング面BCの作用により、吊り下げたり、立て掛けたりしたステッキが回転することなく、安定した状態で置くことができ、多少の外力を受けても倒れることがない。図4は図3の左図の状態をステッキの正面から見た説明図であり、リング10がテーブル面40の端部を左右の二点で押さえる状態となり、シャフト3を軸としてステッキが回転するのを防いでいる。この作用は、図3の右図のように立て掛けた場合でも同様であり、いずれも先端23とリング10上の二点とで合わせて三点で支えることになり安定して置くことができるステッキとなる。このようにリング10の働きにより、置かれたステッキが回転して倒れるのを防ぐことは、ステッキを壁面に立て掛けた場合も同様であり、本考案のステッキは置き場所を選ぶことなく、安定して置くことができる。
本考案のステッキにおいては、リング、グリップ、シャフト、石突き部などの素材は特に限定されず、種々の素材を使用することができるが、リングやグリップの端部として硬質プラスチックを用いて一体成型することやシャフトの素材として炭素繊維強化プラスチックを用いることは好ましい形態である。硬質プラスチックとしては、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリオキシメチレン、ナイロン、PET、PBT、ABS、AASなどを例示することができる。炭素繊維強化プラスチックはカーボン、カーボン樹脂とも称される軽量であって、強度にも優れた素材であり、シャフトの素材とし好ましく用いることができる。その他素材として、木材、竹、アルミニウム、チタンなどの軽金属などもグリップやシャフトの素材として用いることができる。
また前記したように、グリップ本体21の表面にゴム、軟質プラスチック、皮革などの柔軟な素材から成る被覆部25を設けることは、グリップ本体を掌でしっかりと掴むのにも役立つ。柔軟な素材としては、天然ゴム、各種の合成ゴム、シリコーンゴム、軟質塩化ビニル、軟質ポリウレタン、天然皮革、合成皮革などを例示することができる。そして、石突き部は金属製だけでなく、スリップを防ぐためにゴムなどの弾性体とすることも有用である。
1 ステッキ
2 グリップ
21 グリップ本体
22 端部
23 先端
24 根元部
25 被覆部
3 シャフト
4 石突き部
10 リング
11 ピン
40、41 テーブル面
50 床面
BC リング面
HK グリップ断面
L、M、N、P グリップ上面、底面、側面、角

Claims (4)

  1. T字型をしたグリップの一方の端部から根元部にかけてリングが固定され、該リングのリング面がシャフトに対して斜めに取り付けられているステッキにおいて、前記した一方の端部の先端が前記リング面より下側に突出していることを特徴とするステッキ。
  2. グリップ本体の表面に柔軟な素材からなる被覆部が設けられ、グリップ本体の断面形状は、グリップ上面の形状は円弧であり、底面と側面とは角張った形状となっていることを特徴とする請求項1に記載のステッキ。
  3. リングとグリップの一方の端部とが硬質プラスチックを用いて一体成型されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のステッキ。
  4. シャフトが炭素繊維強化プラスチックにより形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のステッキ。
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