JP3148626U

JP3148626U - 簡易弓立具

Info

Publication number: JP3148626U
Application number: JP2008007300U
Authority: JP
Inventors: 喜市根岸
Original assignee: 喜市根岸
Priority date: 2008-10-17
Filing date: 2008-10-17
Publication date: 2009-02-26
Anticipated expiration: 2018-10-17

Abstract

【課題】弓道を習う人達が、誰でもどこでも簡単に弓の先端に取り付けて大事な弓が簡単に倒れることを防止する簡易弓立具を提供する。【解決手段】台座に先端をつぼめた挿し込み袋を取り付け又台座の裏に滑り止めを施したものである。弓の先端に取り付け平面な壁に立て掛けても弓が、簡単に滑って倒れ難くしたものである。挿し込み袋は、弓の先端に取り付けても安定感があるように上部をつぼめ、また、台座は、弓を斜めに立てかけて壁に密着させるために上部、下部の厚さを変えている。また、台座の裏には、滑り止めを施しその摩擦力により滑り難くした。【選択図】図１

Description

本考案は、弓立具のない場所で弓の先端に取り付け弓の先端が簡単に滑って倒れるのを防止する簡易弓立具に関するものである。

日常、日本各地で弓道の審査会や弓道大会が開催されている。しかし、多くの参加者がいる会場ではそれらの人達は、審査や競技に望み主催者が用意した控え室で仲間や知
人と会話をしながら待機することが多い。その場合、その多くの控え室は併設されている体育館等の他の競技施設を利用することが多く、弓を立て掛ける専用の場所又は用具が準備されていないことがある。そのために参加者は、弓を仲間や知人の弓と一緒に施設の壁等に並べて立て掛けて順番を待っていることが多い。しかし、施設の壁等は、殆どが平面のために少し弓に触れただけでも弓の先端部が滑り倒れてしまうことがある。また、自分の弓は、倒さなくても他人の弓に触れてしまい倒してしまうことがある。そのため、同じ場所に並べてある触れなかった他の人の弓も一緒に床に倒れて比較的静かな控室中に音が響き渡ることをしばしば見かける。

弓道の用具である弓は、かなり高価なものもあると同時に使用する者にとって大切なものである。そのために弓立を立て掛ける用具のない場所で壁等に立て掛ける際は、倒れて傷つくことのないよう十分配慮して立て掛けている。しかし、何人もの弓を並べて置かなければならない場所では、立て掛ける時と持ち出そうとする時に充分気を付けないと他の人の弓に触れて倒してしまうことがある。また、弓道を習い始めての初心者では、あまり要領がわからないために一緒に並べてある他の人の弓を倒してしまうと大変心配なものである。そのため、弓道を習う人達が、誰でもどこでも簡単に弓の先端に取り付けて大事な弓を簡単に倒れることの防止を図ることを目的としたものである。

本考案は、大きな弓道場又は専用の弓道場では、競技や審査に多くの人が参加しても充分に間に合う弓立て場所や専用の用具が準備されている。その弓立て用具等は、弓の先端部（末弭）が納まるように溝が切られ弓を斜めに立て掛け倒れないように作られている。そのため、体育館等で弓を立て掛ける専用の用具が無い場所で平面な壁に弓を立て掛けても弓の先端が滑って倒れないようにすれば良いことに着目した。また、弓は、長さが約２．１ｍ以上あり上部及び下部の一部（約１０ｃｍ）が直線で中央部が弓なりに膨らんだ曲線をなしている。そのため弓は、おのずと壁に対し斜めに立て掛けざるを得ないことになる。そのため弓を壁に斜めに立て掛けて、しかも、先端部を壁に密着させ用具の密着面の摩擦により壁等でも横にずれない方法はないかと考えた。

弓道大会は、様々な規模で開催されている。そのため控室も参加者でいっぱいになることもあり弓を立て掛けるスペースを広く取れないことがある。そのため一人分の弓の立て掛けスペースを大きく取らない。他の人の弓と並べる際に邪魔とならない大きさである。弓を使用する際に他の弓に触れない大きさである。また、弓道大会や審査会に持参することが目的であるために簡単に持参出来る大きさ及び軽いもので負担とならない。更に、使用に際しては、弓の先端に挿し込むだけで誰でも簡単に使用できる。弓を立て掛ける壁等があればどこでも使用することができる。弓道場等を問わず自宅でも弓を立
て掛ける際に使用することが出来る。

台座は、弓の先端の曲がり及び壁に斜めに立てかけることを考慮して上部を薄くし下部を厚くして壁に密着できるようにした。台座に取り付けた挿し込み袋は、弓の先端が挿し込み易く又しっかり納まるように先端をつぼめてある。上端をつぼめることで弓の先端を挿し込んでも緩みが出ないように安定させている。台座の裏には、平面な滑り易い壁に立て掛けても滑らないように滑り止めが施されている。

添付図面に従って使用例を説明する。図１は、簡易弓立具の構成である。１は、先端をつぼめた挿し込み袋である。弓の先端を被せるように挿し込むための袋となる。先端をつぼめることによって弓の先端の尖りながら曲がっている部分がしっかり納まるようにした。２は、台座である。弓の先端を挿し込んで弓を壁に斜めに立てかけても壁にしっかり密着するよう上部と下部の厚さに差をつけてある。３は、本考案の最大のポイントであり台座に滑り難い材質のものを貼ったり又は施すことによって平面な壁でも簡単に弓が滑ることのないようした。
図４は、使用例である。曲線の形をした弓の先端（末弭：うらはず）に簡易弓立具を装着し壁に立て掛けた様子である。弓は長い（２．１ｍ〜２．２ｍ）ものであることと、中央部が弓なりの曲線のため床につける（元弭：もとはず）は壁から離して置くことになる。そのため弓の先端（末弭：うらはず）を挿し込んだ簡易弓立具が壁に密着するように斜めに立てかけられるようにした。

弓道を目指す多くの人達に気軽に又便利に使用してもらえ商品化も可能である。また、棒状の物を滑り易い壁等に立て掛ける際に簡単に倒れるのを防ぐ用具としても応用可能である。

本考案の弓立具の概要図である。本考案の平面図である。本考案の側面図である。本考案の弓の先端に取り付け弓を壁に立て掛けた図である。

符号の説明

１挿し込み袋
２台座
３滑り止め

Claims

弓を壁等に立て掛ける際に弓が簡単に倒れることを防ぐことを目的とし、弓の先端に取り付けることによってどこでも誰でも簡単に利用できることを特徴とし挿し込み袋、台座からなる簡易弓立具。
壁等との接触面に滑り止めが施されていることを特徴とする請求項１に記載の簡易弓立て具。