JP3189933U - 間伐材の搬送装置 - Google Patents
間伐材の搬送装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3189933U JP3189933U JP2013006736U JP2013006736U JP3189933U JP 3189933 U JP3189933 U JP 3189933U JP 2013006736 U JP2013006736 U JP 2013006736U JP 2013006736 U JP2013006736 U JP 2013006736U JP 3189933 U JP3189933 U JP 3189933U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main rope
- guide
- lifting
- conveyance
- carrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Abstract
【課題】積み替え作業が省略でき、作業員の手間が半減し、その分作業時間が短縮でき作業の安全性も向上する間伐材の搬送装置を提供する。
【解決手段】間伐材の搬送方向変換位置近傍の立木に固定されて主索を支持する主索コーナーガイド200、その主索コーナーガイドに組み付けられ引揚索を支持する引揚索ガイド300及び主索と引揚索ガイドに支持・誘導されて間伐材を搬送するキャリア100から成り、搬送途中に搬送方向を略直角方向(最大)へ方向転換を可能にする機能を有する。主索を支持する主索サポート及び引揚索を支持する引揚索ガイド300並び搬送角度調整用の主索張り角度調整ピースが組み付けられた状態で、ナイロンスリングにて立木に固定され、キャリア100が通過する際にその進行方向を略直角(最大)方向に変更する機能を有する主索コーナーガイド200で構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】間伐材の搬送方向変換位置近傍の立木に固定されて主索を支持する主索コーナーガイド200、その主索コーナーガイドに組み付けられ引揚索を支持する引揚索ガイド300及び主索と引揚索ガイドに支持・誘導されて間伐材を搬送するキャリア100から成り、搬送途中に搬送方向を略直角方向(最大)へ方向転換を可能にする機能を有する。主索を支持する主索サポート及び引揚索を支持する引揚索ガイド300並び搬送角度調整用の主索張り角度調整ピースが組み付けられた状態で、ナイロンスリングにて立木に固定され、キャリア100が通過する際にその進行方向を略直角(最大)方向に変更する機能を有する主索コーナーガイド200で構成されている。
【選択図】図1
Description
この考案は、伐採した間伐材を伐採地から所定の集材場まで搬送する装置に関する。
伐採した間伐材を所定の集材場まで搬送する1方法として、土佐の森方式(軽架線型の搬送方式)がある。この方式は主索を搬送起点から搬送終点まで架設し、それにキャリア(搬機)を搭載し、キャリアの下部に引揚索を通してウインチで引揚索を巻き上げることにより、引揚索に固定された間伐材をキャリアと共に搬送する方式である。
間伐材の配列(伐採列)と集材場との位置関係、山間地の地形等の理由で伐採地点から集材場まで一直線に間伐材を搬送するのは困難なため、殆どの場合に搬送方向を一度変更する必要がある。
従来のこの軽架線型の搬送方式は直線搬送しか出来ないため、まず伐採地から間伐材を引揚索に固定しキャリアを介して中継地点までウインチで引き揚げてそこで一旦材降しをする(1次搬送)。
次に、中継地点で搬送方向を変更するため、間伐材を再度引き揚げ索に固定しキャリアを介して集材場まで搬送する(2次搬送)。
そのため、中継点での間伐材の材降し及び積み替え作業が必要となっている。
また、主索は中継点で立木に固定されたシーブを介して2次搬送方向に方向変更できるため1本でよいが、引揚索は1次搬送用と2次搬送用にそれぞれ1本架設する必要があり、キャリア及び引揚用ウインチもそれぞれ2台使用している。
間伐材の配列(伐採列)と集材場との位置関係、山間地の地形等の理由で伐採地点から集材場まで一直線に間伐材を搬送するのは困難なため、殆どの場合に搬送方向を一度変更する必要がある。
従来のこの軽架線型の搬送方式は直線搬送しか出来ないため、まず伐採地から間伐材を引揚索に固定しキャリアを介して中継地点までウインチで引き揚げてそこで一旦材降しをする(1次搬送)。
次に、中継地点で搬送方向を変更するため、間伐材を再度引き揚げ索に固定しキャリアを介して集材場まで搬送する(2次搬送)。
そのため、中継点での間伐材の材降し及び積み替え作業が必要となっている。
また、主索は中継点で立木に固定されたシーブを介して2次搬送方向に方向変更できるため1本でよいが、引揚索は1次搬送用と2次搬送用にそれぞれ1本架設する必要があり、キャリア及び引揚用ウインチもそれぞれ2台使用している。
他の架線型搬送方式としては、例えば特許文献1及び特許文献2等に記載されたものがある。特許文献1は作業用機械に搭載された一対のウインチで搬送用ワイヤの繰り出し及び巻き込みを同時にまた交互に行い作業時間の短縮を図る搬送方式に関するものである。
特許文献2は搬送用ワイヤをループ状に張り巡らし、繰り出し及び巻き込みを同時にまた交互に行う一対のウインチ及びジグザグ滑車等を用いて作業時間の短縮を図る搬送方式に関するものである。
本考案はこれらの方式とは異なる搬送方式において省力化及び搬送効率の向上を実現する装置に関するものである。
特開2005−341910 特開2008−109918
特許文献2は搬送用ワイヤをループ状に張り巡らし、繰り出し及び巻き込みを同時にまた交互に行う一対のウインチ及びジグザグ滑車等を用いて作業時間の短縮を図る搬送方式に関するものである。
本考案はこれらの方式とは異なる搬送方式において省力化及び搬送効率の向上を実現する装置に関するものである。
本考案は、中継点つまり方向変換する位置に主索コーナーガイドと称する部品を設置して、搬送方向に対して略直角方向(最大)への方向転換を可能にするものである。これにより、従来実施されている中継点での間伐材の荷降ろし及び積み替え作業が省略でき伐採地から集材場まで一気に搬送可能になる。
なお、キャリアの形状も主索コーナーガイドに適合した構造のものを考案し採用する。
なお、キャリアの形状も主索コーナーガイドに適合した構造のものを考案し採用する。
急峻な伐採地での搬送作業は平地での作業に比べ手間が掛かりまた足場も悪く危険性も高い。この作業量を出来る限り低減することが伐採事業関係者より切望されている。
現状の搬送方式では、搬送方向を変更するために一度引揚索に固定しキャリアで搬送した伐採材を中継点で降ろし、再度引揚索に固定しキャリアで集材上まで搬送する作業が必要である。
この積み替え作業が省略できれば作業員の手間が半減しその分作業時間が短縮でき作業の安全性も向上する。
現状の搬送方式では、搬送方向を変更するために一度引揚索に固定しキャリアで搬送した伐採材を中継点で降ろし、再度引揚索に固定しキャリアで集材上まで搬送する作業が必要である。
この積み替え作業が省略できれば作業員の手間が半減しその分作業時間が短縮でき作業の安全性も向上する。
前記の目標達成のため、本考案では搬送途中においてを略直角方向(最大)への搬送方向変更を可能にする主索コーナーガイド、主索支持金具およびキャリアを提供する。
本考案により、中継点での荷降ろし及び積み替え作業が皆無となるため、作業時間が大幅に低減でき作業の安全性も向上する。更に、間伐材搬送費用(作業工数)が削減できるため収益改善も期待できる。
以下、本考案に係わる主索コーナーガイド、主索支持金具及びキャリアの一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本考案の主索コーナーガイド、主索支持金具及びキャリアを使用した場合の間伐材の搬送要領概要図である。逆負荷としないため、常に上方に向かって搬送する。
なお、図1では右側上方に方向変更する場合を示しているが、主索を張る方向を変えれば左側上方に方向変更する搬送も可能である。
各装置の組み付け手順及び搬送手順は下記の通りである。(Aライン近傍の間伐材搬送の場合)
▲1▼搬送経路の設定
下記の条件を満たすような搬送経路を設定する。
・主索の支持(固定)位置には丈夫な大径の立木があること。
・搬送終点は集材場の少し上方であること。
・集材場は搬出トラックが通行できる道路の近傍にあり、仮置きや積み込み等の作業に 十分な広さがあること。
・搬送起点から搬送終点までの道中において主索は所定値以上の上り勾配を有すこと。
▲2▼主索3架設
搬送起点は立木5に、方向変更点では主索コーナーガイド200を介して立木6に主索 3を固定する。
主索が長い場合(特に勾配がゆるい場合)、チルホールで緊張しても弛みが十分に取れ ず搬送に支障をきたす場合は、支持スパン中間付近の立木14に主索支持金具400を 設置する。
▲3▼チルホール接続、主索緊張
搬送終点では滑車10に主索3を通し、搬送終点の後方位置にて主索3にチルホール1 1を接続し、チルホール11は立木12に固定する。その後、チルホール11を操作し て主索を緊張する。
▲4▼主索3にキャリア100搭載
▲5▼引揚索4をキャリア100に取付
以上で組み付けは終了し次ぎから搬送手順を示す。
▲6▼間伐材収集、搬送
間伐材1、2等を順次引揚索に固定し、林内作業車に搭載されたウインチ13で引き 揚げる。方向変更点(主索コーナーガイド200取付部)でキャリアは搬送方向に対 して略直角方向(最大)に自動的に方向変換され、一気に終点まで搬送される。
搬送後はウインチ13を緩めてキャリア100を次の間伐材収集地点まで下ろす。
Aラインにて収集可能な範囲の間伐材を搬送し終えたら別のラインの間伐材を収集する ように段取り替えを行う。例えばBラインにて間伐材を収集する場合は下記手順となる 。
▲7▼主索3架設
搬送起点は立木7に、方向変更点では主索コーナーガイド200を介して立木8に主索 3を固定する。
主索が長い場合(特に勾配がゆるい場合)、チルホールで緊張しても弛みが十分に取れ ず搬送に支障をきたす場合は、支持スパン中間付近の立木14に主索支持金具400を 設置する。
▲8▼チルホール接続、主索緊張
主索3にチルホール11を接続し直す(接続位置を変更)。
チルホールを操作して主索を緊張後、前記のステップ▲4▼〜▲6▼と同様の手順でB ラインにて収集可能な範囲の間伐材を収集し終点まで一気に搬送する。
なお、図1では右側上方に方向変更する場合を示しているが、主索を張る方向を変えれば左側上方に方向変更する搬送も可能である。
各装置の組み付け手順及び搬送手順は下記の通りである。(Aライン近傍の間伐材搬送の場合)
▲1▼搬送経路の設定
下記の条件を満たすような搬送経路を設定する。
・主索の支持(固定)位置には丈夫な大径の立木があること。
・搬送終点は集材場の少し上方であること。
・集材場は搬出トラックが通行できる道路の近傍にあり、仮置きや積み込み等の作業に 十分な広さがあること。
・搬送起点から搬送終点までの道中において主索は所定値以上の上り勾配を有すこと。
▲2▼主索3架設
搬送起点は立木5に、方向変更点では主索コーナーガイド200を介して立木6に主索 3を固定する。
主索が長い場合(特に勾配がゆるい場合)、チルホールで緊張しても弛みが十分に取れ ず搬送に支障をきたす場合は、支持スパン中間付近の立木14に主索支持金具400を 設置する。
▲3▼チルホール接続、主索緊張
搬送終点では滑車10に主索3を通し、搬送終点の後方位置にて主索3にチルホール1 1を接続し、チルホール11は立木12に固定する。その後、チルホール11を操作し て主索を緊張する。
▲4▼主索3にキャリア100搭載
▲5▼引揚索4をキャリア100に取付
以上で組み付けは終了し次ぎから搬送手順を示す。
▲6▼間伐材収集、搬送
間伐材1、2等を順次引揚索に固定し、林内作業車に搭載されたウインチ13で引き 揚げる。方向変更点(主索コーナーガイド200取付部)でキャリアは搬送方向に対 して略直角方向(最大)に自動的に方向変換され、一気に終点まで搬送される。
搬送後はウインチ13を緩めてキャリア100を次の間伐材収集地点まで下ろす。
Aラインにて収集可能な範囲の間伐材を搬送し終えたら別のラインの間伐材を収集する ように段取り替えを行う。例えばBラインにて間伐材を収集する場合は下記手順となる 。
▲7▼主索3架設
搬送起点は立木7に、方向変更点では主索コーナーガイド200を介して立木8に主索 3を固定する。
主索が長い場合(特に勾配がゆるい場合)、チルホールで緊張しても弛みが十分に取れ ず搬送に支障をきたす場合は、支持スパン中間付近の立木14に主索支持金具400を 設置する。
▲8▼チルホール接続、主索緊張
主索3にチルホール11を接続し直す(接続位置を変更)。
チルホールを操作して主索を緊張後、前記のステップ▲4▼〜▲6▼と同様の手順でB ラインにて収集可能な範囲の間伐材を収集し終点まで一気に搬送する。
図2は本考案のキャリア100の構造図である。左上図は上方から見た平面図、左下図は正面図、右図は右側面図を示す。
主シーブ101(a、b)の下方にバックアップシーブ102(a、b)が配備されその間を主索3が通る構造となっている。これらのシーブはキャリア100が主索コーナーガイド200を通過する際に方向変換に応じて自在に旋回できる機能を有する。
キャリアが後述(図3)の主索コーナーガイド200を通過する際にバックアップシーブ102(a、b)を下方に逃がすために圧縮ばね103(a、b)が設けられ、バックアップシーブ102(a、b)を主シーブ101(a、b)の方向(上方向)に所定の力で押し付け、主索3の脱落を防止する。躯体104は各構成部品を支持する部品であり下部には引揚索4を通す引揚シーブ105が取り付けられている。
主シーブ101(a、b)の下方にバックアップシーブ102(a、b)が配備されその間を主索3が通る構造となっている。これらのシーブはキャリア100が主索コーナーガイド200を通過する際に方向変換に応じて自在に旋回できる機能を有する。
キャリアが後述(図3)の主索コーナーガイド200を通過する際にバックアップシーブ102(a、b)を下方に逃がすために圧縮ばね103(a、b)が設けられ、バックアップシーブ102(a、b)を主シーブ101(a、b)の方向(上方向)に所定の力で押し付け、主索3の脱落を防止する。躯体104は各構成部品を支持する部品であり下部には引揚索4を通す引揚シーブ105が取り付けられている。
図3は本考案の主索コーナーガイド200及び引揚索ガイド300の構造図である。
右図は上方から見た平面図、左図は左側面図を示す。
主索コーナーガイド200はキャリア100が通過する際にその進行方向を略直角(最大)方向に変更する機能を有している。各部品は躯体201に組み付けられており、躯体201はナイロンスリング207により立木に固定される。主索サポート202は主索3が脱落せぬよう保持する目的で設置されている。主索張り角度調整ピース203〜206は主索の張り角度即ち搬送方向変更角度の大小により、適宜着脱して使用する。これらのピースは主索の脱落防止機能も合わせ持つ。
引揚索ガイド300は躯体201に組み付けられて使用される。本品はガイドシーブ302の部分にて引揚索4を誘導する機能を有す。引揚索サポート303は引揚索4の脱落防止のため設置されており、キャリア100が通過する際には左右方向に揺動し逃げる構造となっている。キャリア100通過後は復帰ばね304により元位置に自己復帰する。
右図は上方から見た平面図、左図は左側面図を示す。
主索コーナーガイド200はキャリア100が通過する際にその進行方向を略直角(最大)方向に変更する機能を有している。各部品は躯体201に組み付けられており、躯体201はナイロンスリング207により立木に固定される。主索サポート202は主索3が脱落せぬよう保持する目的で設置されている。主索張り角度調整ピース203〜206は主索の張り角度即ち搬送方向変更角度の大小により、適宜着脱して使用する。これらのピースは主索の脱落防止機能も合わせ持つ。
引揚索ガイド300は躯体201に組み付けられて使用される。本品はガイドシーブ302の部分にて引揚索4を誘導する機能を有す。引揚索サポート303は引揚索4の脱落防止のため設置されており、キャリア100が通過する際には左右方向に揺動し逃げる構造となっている。キャリア100通過後は復帰ばね304により元位置に自己復帰する。
図4は主索支持金具400及び引揚索ガイド300の構造図である。
右図は上方から見た平面図、左図は左側面図を示す。
主索支持金具400は直線搬送部に設置され、主索3の過度の弛みを防止する機能を有する。各部品は躯体401に組み付けられており、躯体401はナイロンスリング407により立木に固定される。主索サポート402は主索3が脱落せぬよう保持する目的で設置されている。
引揚索ガイド300は躯体401に組み付けられて使用される。本品は前述の図3の主索コーナーガイド200に取り付けられるものと同形状で同機能を有する。
右図は上方から見た平面図、左図は左側面図を示す。
主索支持金具400は直線搬送部に設置され、主索3の過度の弛みを防止する機能を有する。各部品は躯体401に組み付けられており、躯体401はナイロンスリング407により立木に固定される。主索サポート402は主索3が脱落せぬよう保持する目的で設置されている。
引揚索ガイド300は躯体401に組み付けられて使用される。本品は前述の図3の主索コーナーガイド200に取り付けられるものと同形状で同機能を有する。
1 間伐材
2 間伐材
3 主索
4 引揚索
5 立木(Aライン搬送起点)
6 立木(Aライン方向変更点)
7 立木(Bライン搬送起点)
8 立木(Bライン方向変更点)
9 立木(搬送終点)
10 滑車
11 チルホール
12 立木(チルホール固定)
13 引揚ウインチ
14 立木(主索支持金具)
100 キャリア全体
101a、101b 主シーブ
102a、102b バックアップシーブ
103a、103b 圧縮ばね
104 躯体
105 吊上げシーブ
106a、106b 主シーブホルダ
200 主索コーナーガイド全体
201 躯体
202 主索サポート
203、204、205、206 主索張り角度調整ピース
207 ナイロンスリング
300 引揚索ガイド全体
301 躯体
302 ガイドシーブ
303 引揚索サポート
304 復帰ばね
305 ガイド軸
400 主索支持金具全体
401 躯体
402 主索サポート
2 間伐材
3 主索
4 引揚索
5 立木(Aライン搬送起点)
6 立木(Aライン方向変更点)
7 立木(Bライン搬送起点)
8 立木(Bライン方向変更点)
9 立木(搬送終点)
10 滑車
11 チルホール
12 立木(チルホール固定)
13 引揚ウインチ
14 立木(主索支持金具)
100 キャリア全体
101a、101b 主シーブ
102a、102b バックアップシーブ
103a、103b 圧縮ばね
104 躯体
105 吊上げシーブ
106a、106b 主シーブホルダ
200 主索コーナーガイド全体
201 躯体
202 主索サポート
203、204、205、206 主索張り角度調整ピース
207 ナイロンスリング
300 引揚索ガイド全体
301 躯体
302 ガイドシーブ
303 引揚索サポート
304 復帰ばね
305 ガイド軸
400 主索支持金具全体
401 躯体
402 主索サポート
図1は本考案の主索コーナーガイド、主索支持金具及びキャリアを使用した場合の間伐材の搬送要領概要図である。逆負荷としないため、常に上方に向かって搬送する。
なお、図1では右側上方に方向変更する場合を示しているが、主索を張る方向を変えれば左側上方に方向変更する搬送も可能である。
各装置の組み付け手順及び搬送手順は下記の通りである。(Aライン近傍の間伐材搬送の場合)
▲1▼搬送経路の設定
下記の条件を満たすような搬送経路を設定する。
・主索の支持(固定)位置には丈夫な大径の立木があること。
・搬送終点は集材場の少し上方であること。
・集材場は搬出トラックが通行できる道路の近傍にあり、仮置きや積み込み等の作業に十分な広さがあること。
・搬送起点から搬送終点までの道中において主索は所定値以上の上り勾配を有すこと。
▲2▼主索3架設
搬送起点は立木5に、方向変更点では主索コーナーガイド200を介して立木6に主索3を固定する。
主索が長い場合(特に勾配がゆるい場合)、手動ウインチ11で緊張しても弛みが十分に取れず搬送に支障をきたす場合は、支持スパン中間付近の立木14に主索支持金具400を設置する。
▲3▼手動ウインチ接続、主索緊張
搬送終点では滑車10に主索3を通し、搬送終点の後方位置にて主索3に手動ウインチ11を接続し、手動ウインチ11は立木12に固定する。その後、手動ウインチ11を操作して主索を緊張する。
▲4▼主索3にキャリア100搭載
▲5▼引揚索4をキャリア100に取付
以上で組み付けは終了し次ぎから搬送手順を示す。
▲6▼間伐材収集、搬送
間伐材1、2等を順次引揚索に固定し、林内作業車に搭載されたウインチ13で引き揚げる。方向変更点(主索コーナーガイド200取付部)でキャリアは搬送方向に対して略直角方向(最大)に自動的に方向変換され、一気に終点まで搬送される。
搬送後はウインチ13を緩めてキャリア100を次の間伐材収集地点まで下ろす。
Aラインにて収集可能な範囲の間伐材を搬送し終えたら別のラインの間伐材を収集するように段取り替えを行う。例えばBラインにて間伐材を収集する場合は下記手順となる。
▲7▼主索3架設
搬送起点は立木7に、方向変更点では主索コーナーガイド200を介して立木8に主索3を固定する。
主索が長い場合(特に勾配がゆるい場合)、手動ウインチ11で緊張しても弛みが十分に取れず搬送に支障をきたす場合は、支持スパン中間付近の立木14に主索支持金具400を設置する。
▲8▼手動ウインチ接続、主索緊張
主索3に手動ウインチ11を接続し直す(接続位置を変更)。
手動ウインチを操作して主索を緊張後、前記のステップ▲4▼〜▲6▼と同様の手順でBラインにて収集可能な範囲の間伐材を収集し終点まで一気に搬送する。
なお、図1では右側上方に方向変更する場合を示しているが、主索を張る方向を変えれば左側上方に方向変更する搬送も可能である。
各装置の組み付け手順及び搬送手順は下記の通りである。(Aライン近傍の間伐材搬送の場合)
▲1▼搬送経路の設定
下記の条件を満たすような搬送経路を設定する。
・主索の支持(固定)位置には丈夫な大径の立木があること。
・搬送終点は集材場の少し上方であること。
・集材場は搬出トラックが通行できる道路の近傍にあり、仮置きや積み込み等の作業に十分な広さがあること。
・搬送起点から搬送終点までの道中において主索は所定値以上の上り勾配を有すこと。
▲2▼主索3架設
搬送起点は立木5に、方向変更点では主索コーナーガイド200を介して立木6に主索3を固定する。
主索が長い場合(特に勾配がゆるい場合)、手動ウインチ11で緊張しても弛みが十分に取れず搬送に支障をきたす場合は、支持スパン中間付近の立木14に主索支持金具400を設置する。
▲3▼手動ウインチ接続、主索緊張
搬送終点では滑車10に主索3を通し、搬送終点の後方位置にて主索3に手動ウインチ11を接続し、手動ウインチ11は立木12に固定する。その後、手動ウインチ11を操作して主索を緊張する。
▲4▼主索3にキャリア100搭載
▲5▼引揚索4をキャリア100に取付
以上で組み付けは終了し次ぎから搬送手順を示す。
▲6▼間伐材収集、搬送
間伐材1、2等を順次引揚索に固定し、林内作業車に搭載されたウインチ13で引き揚げる。方向変更点(主索コーナーガイド200取付部)でキャリアは搬送方向に対して略直角方向(最大)に自動的に方向変換され、一気に終点まで搬送される。
搬送後はウインチ13を緩めてキャリア100を次の間伐材収集地点まで下ろす。
Aラインにて収集可能な範囲の間伐材を搬送し終えたら別のラインの間伐材を収集するように段取り替えを行う。例えばBラインにて間伐材を収集する場合は下記手順となる。
▲7▼主索3架設
搬送起点は立木7に、方向変更点では主索コーナーガイド200を介して立木8に主索3を固定する。
主索が長い場合(特に勾配がゆるい場合)、手動ウインチ11で緊張しても弛みが十分に取れず搬送に支障をきたす場合は、支持スパン中間付近の立木14に主索支持金具400を設置する。
▲8▼手動ウインチ接続、主索緊張
主索3に手動ウインチ11を接続し直す(接続位置を変更)。
手動ウインチを操作して主索を緊張後、前記のステップ▲4▼〜▲6▼と同様の手順でBラインにて収集可能な範囲の間伐材を収集し終点まで一気に搬送する。
1 間伐材
2 間伐材
3 主索
4 引揚索
5 立木(Aライン搬送起点)
6 立木(Aライン方向変更点)
7 立木(Bライン搬送起点)
8 立木(Bライン方向変更点)
9 立木(搬送終点)
10 滑車
11 手動ウインチ
12 立木(手動ウインチ固定)
13 引揚ウインチ
14 立木(主索支持金具)
100 キャリア全体
101a、101b 主シーブ
102a、102b バックアップシーブ
103a、103b 圧縮ばね
104 躯体
105 吊上げシーブ
106a、106b 主シーブホルダ
200 主索コーナーガイド全体
201 躯体
202 主索サポート
203、204、205、206 主索張り角度調整ピース
207 ナイロンスリング
300 引揚索ガイド全体
301 躯体
302 ガイドシーブ
303 引揚索サポート
304 復帰ばね
305 ガイド軸
400 主索支持金具全体
401 躯体
402 主索サポート
407 ナイロンスリング
2 間伐材
3 主索
4 引揚索
5 立木(Aライン搬送起点)
6 立木(Aライン方向変更点)
7 立木(Bライン搬送起点)
8 立木(Bライン方向変更点)
9 立木(搬送終点)
10 滑車
11 手動ウインチ
12 立木(手動ウインチ固定)
13 引揚ウインチ
14 立木(主索支持金具)
100 キャリア全体
101a、101b 主シーブ
102a、102b バックアップシーブ
103a、103b 圧縮ばね
104 躯体
105 吊上げシーブ
106a、106b 主シーブホルダ
200 主索コーナーガイド全体
201 躯体
202 主索サポート
203、204、205、206 主索張り角度調整ピース
207 ナイロンスリング
300 引揚索ガイド全体
301 躯体
302 ガイドシーブ
303 引揚索サポート
304 復帰ばね
305 ガイド軸
400 主索支持金具全体
401 躯体
402 主索サポート
407 ナイロンスリング
Claims (4)
- 搬送方向を搬送途中で略直角方向への変更を可能にする機能を有す主索コーナーガイド。
- 直線搬送部に設置され、主索を支持し、緩みを低減する機能を有す主索支持金具。
- 請求項1の主索コーナーガイド及び請求項2の主索支持金具に組み付けて使用され、引揚索を誘導する機能を有す引揚索ガイド。
- 請求項1、請求項2及び請求項3の各部品に適応する構造を有し、間伐材を搬送する機能を有すキャリア。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3189933U true JP3189933U (ja) | 2014-04-10 |
Family
ID=
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022061339A (ja) * | 2020-10-06 | 2022-04-18 | トヨタ自動車株式会社 | 架線利用システム、空中移動装置および架線利用方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022061339A (ja) * | 2020-10-06 | 2022-04-18 | トヨタ自動車株式会社 | 架線利用システム、空中移動装置および架線利用方法 |
JP7322851B2 (ja) | 2020-10-06 | 2023-08-08 | トヨタ自動車株式会社 | 架線利用システムおよび空中移動装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101203069B1 (ko) | 가공삭도 | |
KR101224416B1 (ko) | 특장차용 고소작업대 | |
JP3189933U (ja) | 間伐材の搬送装置 | |
JP7417325B1 (ja) | 送電線を用いた資材の簡易キャリア運搬装置及び当該運搬装置を使用した資材の運搬方法 | |
CN203754284U (zh) | 单起重滑轮缆索起重机简易跑车 | |
JP2008109918A (ja) | 木材搬送システム及び木材搬送ステップ | |
CN111874010B (zh) | 一种覆盖面高的竹材采集系统 | |
KR101471867B1 (ko) | 굴삭기를 이용한 집재장치 | |
CN2392757Y (zh) | 顺槽连续牵引车的钢丝绳张紧装置 | |
KR200386093Y1 (ko) | 원목 운반용 캐리어 | |
JP6995036B2 (ja) | チェーン式集材システム | |
JP2003180009A (ja) | 電線の移線工法 | |
CN113001556A (zh) | 一种集材机器人 | |
JP2010247920A (ja) | 自走車と搬送装置それらを用いた伐採材の搬出方法 | |
JP6277058B2 (ja) | タワーヤーダ及びタワーヤーダによる集材方法 | |
CN209908537U (zh) | 一种用于隧洞衬砌台车钢轨的搬运装置 | |
CN209258991U (zh) | 一种立式输送设备 | |
JP2010100150A (ja) | 搬送方法及び装置 | |
JP2012091931A (ja) | 間伐材の集材用エンドレスウインチ | |
KR200386091Y1 (ko) | 원목 운반용 캐리어 | |
CN106628909B (zh) | 一种车间重物搬运系统 | |
KR101266498B1 (ko) | 집재기 및 집재기 설치방법 | |
KR101597982B1 (ko) | 무선 조정식 클램프 반송기 | |
JP2009273400A (ja) | 伐採材の搬出方法及び装置 | |
KR100908678B1 (ko) | 스마트 집재기 |