JP3189879U - 簡易お尻洗浄器 - Google Patents
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Abstract
【課題】排便後の洗浄時に汚物を含んだ洗浄水飛沫の一部がノズルにかかるのを防ぎ、清潔な状態を維持できる簡易お尻洗浄器を提供する。
【解決手段】弾性を有する洗浄水充填容器1と、洗浄水重点容器に固定し、先端部には洗浄水放出用の流出孔4,6,8を有するノズル2とからなり、ノズルは先端部から一定長さ部分が湾曲した形状であり、湾曲部の凹部側および凸部側に少なくとも1箇所の流出孔とこの流出孔の出口からノズルの先端部方向に向かって延在されたガイド5,7,9とが設けられ、ガイドにより流出孔から噴き出す洗浄水がノズルの表面を覆うように流れる構造とした。
【選択図】図1
【解決手段】弾性を有する洗浄水充填容器1と、洗浄水重点容器に固定し、先端部には洗浄水放出用の流出孔4,6,8を有するノズル2とからなり、ノズルは先端部から一定長さ部分が湾曲した形状であり、湾曲部の凹部側および凸部側に少なくとも1箇所の流出孔とこの流出孔の出口からノズルの先端部方向に向かって延在されたガイド5,7,9とが設けられ、ガイドにより流出孔から噴き出す洗浄水がノズルの表面を覆うように流れる構造とした。
【選択図】図1
Description
本考案は、排便後のお尻洗浄に関するものである。
排便後のお尻の洗浄として水洗浄方式が普及してきており、このような水洗浄方式に慣れた人は紙で拭く洗浄を敬遠しがちであり、そのために携帯可能な簡易お尻洗浄器が開発されている。
このような簡易お尻洗浄器としては、例えばポンプを内蔵した自動噴出方式がある(例えば、特許文献1参照)。この自動噴出方式は、洗浄水を自動的に噴出させることができるので洗浄が楽だが、電池やポンプを必要とするために重量が増加し携帯するためには重くなること及び装置が高価になることが課題である。
より手軽に持ち運びできるようにするために、洗浄水充填容器を手で握って噴出させる手動噴出方式がある(例えば、特許文献2、特許文献3参照)。これらの手動噴出方式は、軽量でしかも安価に作製できるという特徴を有する。
このような簡易お尻洗浄器としては、例えばポンプを内蔵した自動噴出方式がある(例えば、特許文献1参照)。この自動噴出方式は、洗浄水を自動的に噴出させることができるので洗浄が楽だが、電池やポンプを必要とするために重量が増加し携帯するためには重くなること及び装置が高価になることが課題である。
より手軽に持ち運びできるようにするために、洗浄水充填容器を手で握って噴出させる手動噴出方式がある(例えば、特許文献2、特許文献3参照)。これらの手動噴出方式は、軽量でしかも安価に作製できるという特徴を有する。
上記従来の簡易お尻洗浄器は、ノズルが真っ直ぐで、洗浄水をノズル先端近傍部からノズルの長さ方向に対してほぼ直角方向に噴出する構造となっている。このため、排便後の洗浄時に汚物が溶け込んだ洗浄水の飛沫の一部がノズルにかかりやすく、洗浄した後の洗浄器具の処置において衛生上問題点がある。すなわち、使用後にはノズルを充填容器中に収納するが、そのためには汚物洗浄水飛沫が付着しているノズルの先端付近を水道水などで洗浄しないと衛生上問題である。しかし、洗面台で洗浄するとすれば、他の人に不快な思いをさせることになる。このため、汚染物洗浄水飛沫が付着したまま収納しようとすると、ノズル先端付近を手で洗う必要があり衛生面で課題となる。
また、和式トイレで使用する場合には洗浄水飛沫が便器周囲を濡らしやすいという課題も有する。なお、このような課題は上記の自動噴出方式でも同様である。
また、和式トイレで使用する場合には洗浄水飛沫が便器周囲を濡らしやすいという課題も有する。なお、このような課題は上記の自動噴出方式でも同様である。
上記課題を解決するために、本考案は弾性を有する洗浄水充填容器と、洗浄水充填容器に固定し、先端部には洗浄水放出用の流出孔を有するノズルとからなり、ノズルは先端部から一定長さ部分が湾曲した形状であり、湾曲部の凹部側および凸部側に少なくとも1箇所の流出孔とこの流出孔の出口からノズルの先端部方向に向かって延在されたガイドとが設けられ、ガイドにより流出孔から噴き出す洗浄水がノズルの表面を覆うように流れる構造としたことを特徴とする。
このような構成において、湾曲部の凹部側の流出孔はノズルの長さ方向に2箇所設けられ、湾曲部の凸部側の流出孔はノズルの先端部近傍に1箇所設けられており、凹部側の流出孔のノズルの先端部から遠い位置に設けられた流出孔近傍からノズルの先端部に近い位置に設けられた流出孔近傍までノズルの表面に窪み状形状が設けられている構成としてもよい。
このような構成において、湾曲部の凹部側の流出孔はノズルの長さ方向に2箇所設けられ、湾曲部の凸部側の流出孔はノズルの先端部近傍に1箇所設けられており、凹部側の流出孔のノズルの先端部から遠い位置に設けられた流出孔近傍からノズルの先端部に近い位置に設けられた流出孔近傍までノズルの表面に窪み状形状が設けられている構成としてもよい。
ノズルが先端部に向けて湾曲形状となっているので、先端部をお尻の局部に近づけやすく、局部の洗浄はノズルの先端部の流出孔から噴き出す洗浄水により行われ、かつノズル表面には凹部側および凸部側に設けた流出孔から噴き出す洗浄水がノズル表面に沿って流れるため、汚物を含んだ洗浄水がノズルにかかっても表面に付着してしまうことを防ぐことができる。このため、洗浄後でもノズル表面は清潔な状態を維持することができるという効果を奏する。
また、ノズルが湾曲しており、かつノズル表面は洗浄水により保護されることからノズル先端部を局部ぎりぎりまで近づけられるので、局部の位置取りがしやすく、かつ洗浄効果をより高めることができる。
さらに、ノズルが先端に向けて上方に湾曲形状になっているので、先端を局部に近づけやすくかつ洗浄水を局部後方から前方下方に洗い流せるため、汚物を含んだ洗浄水がノズルにかかり難くなる効果とともに、洗浄水飛沫が左右後方に飛散し難くなり、和式トイレで使う場合は便器周囲を濡らすことがなくなる効果がある。
また、ノズルが湾曲しており、かつノズル表面は洗浄水により保護されることからノズル先端部を局部ぎりぎりまで近づけられるので、局部の位置取りがしやすく、かつ洗浄効果をより高めることができる。
さらに、ノズルが先端に向けて上方に湾曲形状になっているので、先端を局部に近づけやすくかつ洗浄水を局部後方から前方下方に洗い流せるため、汚物を含んだ洗浄水がノズルにかかり難くなる効果とともに、洗浄水飛沫が左右後方に飛散し難くなり、和式トイレで使う場合は便器周囲を濡らすことがなくなる効果がある。
使用後にはノズルを洗浄水充填容器からはずし、洗浄水充填容器の中にノズルを逆にして収納するが、ノズルが使用中に洗浄水で覆われているために汚れが付着していないだけでなく、洗浄水飛沫はノズル根元付近にはかからないことから、この部分を握って収納すれば衛生上も問題なく収納することができるという効果がある。
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本考案の実施例のお尻洗浄器の側面側からみた斜視図である。図2は、同実施例のお尻洗浄器の正面側からみた斜視図である。図3は、同実施例のお尻洗浄器のノズルの湾曲部構造を説明するためにノズルの長さ方向に沿って切断した断面図である。図4は、同実施例のお尻洗浄器の湾曲部の流出孔構造を説明するためにノズルの長さ方向に沿って切断した拡大断面図である。図6は、同実施例のお尻洗浄器の湾曲部の凹部側の流出孔から流れ出す洗浄水がノズル表面を覆って流れやすくするためにノズルの長さ方向に設けた窪み状形状を説明するためにノズルの円周方向に沿って切断した断面図である。
本考案のお尻洗浄器100は、弾性を有する洗浄水充填容器1と、洗浄水充填容器1に固定し、先端部には洗浄水放出用の流出孔3を有するノズル2とからなり、ノズル2は先端部から一定長さ部分が湾曲した形状であり、湾曲部の凹部側に2箇所の流出孔4、6および凸部側に1箇所の流出孔8が設けられている。そして、これらの流出孔4、6、8の出口からノズル2の先端部方向に向かって延在されたガイド5、7、9とが設けられている。これらのガイド5、7、9により流出孔4、6、8から噴き出す洗浄水がノズル2の表面を覆うように流れる構造としている。
ガイド5、7、9は図3及び図4に示すように、流出孔4、6、8の出口から洗浄水がノズル表面に沿って流れるように、ノズル2の先端部方向に沿って延在された形状となっている。さらに、本実施例では凹部側の流出孔4から噴き出す洗浄水については、図1、図4及び図5に示すようにガイド5の延在部近傍から流出孔6が設けられている位置近くまでノズル2の表面に窪み状形状10が設けられている。この窪み状形状10により、流出孔4から噴き出した洗浄水はノズル2の表面に沿って流れやすくなっている。
ガイド5、7、9は図3及び図4に示すように、流出孔4、6、8の出口から洗浄水がノズル表面に沿って流れるように、ノズル2の先端部方向に沿って延在された形状となっている。さらに、本実施例では凹部側の流出孔4から噴き出す洗浄水については、図1、図4及び図5に示すようにガイド5の延在部近傍から流出孔6が設けられている位置近くまでノズル2の表面に窪み状形状10が設けられている。この窪み状形状10により、流出孔4から噴き出した洗浄水はノズル2の表面に沿って流れやすくなっている。
以下、本実施例のお尻洗浄器の使用について説明する。洗浄水充填容器1に洗浄水を入れノズル2のノズル接合部11を洗浄水充填容器1に装着する。洗浄水充填容器1を片手で持ち湾曲部のノズル先端部をお尻の後方から局部の後方に近づける。洗浄水充填容器1を軽く握り洗浄水を少量噴出させて局部の位置を確認してから、洗浄水充填容器1を強く握り洗浄水を先端部の流出孔3から勢いよく噴き出させてお尻を洗浄する。握りを緩めるとノズル2の先端部の流出孔3や凹部側と凸部側の流出孔4、6、8から空気を吸い込み、再び洗浄水を噴出させられる状態になるので、ノズルの先端を適宜少しずつ移動させながら洗浄を繰り返す。洗浄水の噴出力は洗浄水充填容器1を握る強弱によって自由に調整できる。
本実施例のお尻洗浄器100は上記の手順でお尻を洗浄でき、かつ洗浄中に汚物がノズル2の表面に付着することを効果的に防ぐことができる。また、洗浄効果が高いため、洗浄水充填容器1の容量は一回の洗浄において170ml程度あれば十分である。なお、洗浄水充填容器1の大きさは自由に選択することが可能であり、一回々々洗浄水を入れるのが面倒な場合は500ml程度の容器を用いてもよい。
また女性がビデとして使用することもできる。この場合には前側からノズル2の先端部を近づけて上記と同様な手順を行えばよい。
本実施例のお尻洗浄器は、衛生上も安心して使え、故障なども無く長持ちして、安価でありながら、お尻を水で洗浄して清潔にするという効果においては、自動洗浄器と同程度の効果がある。コンパクトかつ軽量で持ち運びにおいても負担感は少なく、自宅用、勤務先用、海外旅行や出張用、スポーツやキャンプ、登山、釣りなどのレジャー、又災害等、不測の事態で停電になったときの非常用等、色々な状況で使用できる。また、介護の場合にも介護者の負担を軽くでき且つ介護を受けている当事者も清潔で気持ちの良い状態を保てる効果がある。
また女性がビデとして使用することもできる。この場合には前側からノズル2の先端部を近づけて上記と同様な手順を行えばよい。
本実施例のお尻洗浄器は、衛生上も安心して使え、故障なども無く長持ちして、安価でありながら、お尻を水で洗浄して清潔にするという効果においては、自動洗浄器と同程度の効果がある。コンパクトかつ軽量で持ち運びにおいても負担感は少なく、自宅用、勤務先用、海外旅行や出張用、スポーツやキャンプ、登山、釣りなどのレジャー、又災害等、不測の事態で停電になったときの非常用等、色々な状況で使用できる。また、介護の場合にも介護者の負担を軽くでき且つ介護を受けている当事者も清潔で気持ちの良い状態を保てる効果がある。
1 洗浄水充填容器
2 ノズル
3 噴出孔
4、6、8 流出孔
5、7、9 ガイド
10 窪み状形状
11 ノズル接合部
100 簡易お尻洗浄器
2 ノズル
3 噴出孔
4、6、8 流出孔
5、7、9 ガイド
10 窪み状形状
11 ノズル接合部
100 簡易お尻洗浄器
Claims (2)
- 弾性を有する洗浄水充填容器(1)と、前記洗浄水充填容器に固定し、先端部には洗浄水放出用の流出孔を有するノズル(2)とからなり、
前記ノズル(2)は、前記先端部から一定長さ部分が湾曲した形状であり、前記湾曲部の凹部側および凸部側に少なくとも1箇所の流出孔と前記流出孔の出口から前記ノズルの先端部方向に向かって延在されたガイドとが設けられ、前記ガイドにより前記流出孔から噴き出す洗浄水が前記ノズルの表面を覆うように流れる構造としたことを特徴とする簡易お尻洗浄器。 - 前記湾曲部の凹部側の流出孔は前記ノズルの長さ方向に2箇所設けられ、前記湾曲部の凸部側の流出孔は前記ノズルの先端部近傍に1箇所設けられており、前記凹部側の流出孔の前記ノズルの先端部から遠い位置に設けられた流出孔近傍から前記ノズルの先端部に近い位置に設けられた流出孔近傍まで前記ノズルの表面に窪み状形状が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の簡易お尻洗浄器。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3189879U true JP3189879U (ja) | 2014-04-03 |
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