JP3189832B2 - 用紙搬送装置および用紙搬送装置の給紙ユニット - Google Patents

用紙搬送装置および用紙搬送装置の給紙ユニット

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JP3189832B2
JP3189832B2 JP24822499A JP24822499A JP3189832B2 JP 3189832 B2 JP3189832 B2 JP 3189832B2 JP 24822499 A JP24822499 A JP 24822499A JP 24822499 A JP24822499 A JP 24822499A JP 3189832 B2 JP3189832 B2 JP 3189832B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
ー等の画像形成装置における用紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】用紙トレイ等を本体フレームの前面から
出し入れするように構成された装置は、通常フロントロ
ーディングタイプの装置等と呼ばれており、給紙カセッ
ト等を本体の側部から装着する装置に比較して、本体の
設置スペースを少なく出来る等の利点があるために、最
近多く用いられている給紙手段である。前記用紙トレイ
を正面から出し入れすることが出来るような画像形成装
置としては、例えば、実開昭62−194634号公報
等に示されるように、多数の用紙トレイを多段に配置し
て、それぞれの用紙トレイから給紙路を介して任意の用
紙を送り出し、感光体ドラム等の画像転写部に向けてを
給紙出来るように構成される。
【0003】前記画像形成装置では、記録部と1つの用
紙トレイによる給紙部とを一体に形成した上部フレーム
と、多数の用紙トレイと中間トレイとを組込んだ下部フ
レームとを組合せて構成し、前記2つのフレームの両側
部を縦方向に貫通するようにして、上下に用紙を案内す
るための給紙路と戻し路とを配置している。そして、用
紙トレイからの給紙により通常の記録紙を作成すること
と、片面複写済み用紙に対してその裏面に画像を転写し
て、両面コピーを作成することや、片面複写済み用紙の
画像面に別の画像を転写して多重コピーを作成すること
等の、任意の記録紙作成モードを選択出来るように構成
される。
【0004】また、前述した従来の画像形成装置におい
て、本体フレームの両側の側部には、それぞれ下部に設
けたヒンジを介して側板を開閉可能に設けており、前記
側板を開くことによって、給紙路と戻し路とを、それぞ
れ任意に解放することが出来るように構成される。そし
て、前述したように構成することによって、用紙搬送路
内でジャムが発生した場合等には、そのジャム紙の除去
の動作を容易に行うことが出来るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の装置においては、その給紙部に装着され
る用紙トレイは、構成が同じで同一の外形サイズのもの
が用いられているが、給紙部に設けられる給紙装置は、
それぞれ異なる機構のものが、その使用頻度や、用紙サ
イズ等に合せて組込まれているのが普通である。そし
て、それ等の給紙装置は、例えば、実開昭63−216
30号公報等に示されるように、本体フレームの給紙部
に、給紙ローラや用紙さばき機構等の各構成部材を、そ
れぞれの取付け機構や、駆動機構等を介して取付けた状
態で構成されている。
【0006】したがって、前述したような給紙部にそれ
ぞれ組込まれた給紙装置は、その点検修理等に際して
は、その対象とされる部材を単独で給紙部から外したり
する等の作業を行うことが必要となり、その装置のメン
テナンスに多くの手間を必要とする等の問題がある。従
来の給紙装置においては、前記したような給紙装置を給
紙部に組込む場合でも、それぞれの給紙装置の機構と、
用紙搬送路との接続部分等が異なる形状の部材等によっ
て構成されることが多く、それによって、画像形成装置
の部品等の種類を多く必要とする等の理由によって、メ
ンテナンス用の部品の在庫の管理等が困難になる等の欠
点が発生する。
【0007】また、前記したような従来の装置におい
て、複数種類の給紙装置を給紙部に組込む場合には、そ
の画像形成装置の設計や製造等に際しても、多くの手間
を必要とすること等によって、装置の製造コストの低下
に支障が発生することがある。さらに、多数の用紙トレ
イを縦方向に並べて構成した給紙装置において、その下
部に大容量の用紙トレイを配置する場合があるが、前記
大容量の用紙トレイは、用紙を収容した状態では、非常
に重いものであり、その用紙トレイを給紙部から引き出
したりする場合には、用紙トレイの支持機構を丈夫なも
のとすることが要求される。
【0008】本発明は、上記したような従来より用いら
れている装置の欠点を解消するもので、用紙搬送装置の
本体フレーム側に配置する垂直用紙搬送路に対して、用
紙トレイからの用紙路を合流させて、用紙搬送装置の機
構を簡素化出来るようにするとともに、メンテナンス等
も容易に出来るような装置を提供することを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の用紙ト
レイを備える用紙搬送装置の本体フレームに、前記用紙
トレイとは独立して着脱可能に装着され、前記用紙トレ
イからの用紙路と前記用紙搬送装置の本体側面に沿って
下から上に向かって設ける垂直用紙搬送路の一部とを設
けた給紙ユニットに関する。本発明の請求項1の発明
は、前記給紙ユニットは、前記用紙トレイからの用紙の
送り出しを行う給紙ローラと、前記給紙ローラによって
送り出された用紙をガイドする用紙トレイからの前記用
紙路の下ガイドとしての第1のガイド部と、下段に配置
される用紙トレイから給紙された用紙を用紙搬送方向下
流にガイドする前記垂直用紙搬送路の用紙トレイ側のガ
イドとしての第2のガイド部とを備えたことを特徴とす
る。請求項2の発明は、上下方向に複数重ねられる形で
配置される、用紙を収容する用紙トレイと、用紙搬送装
置本体側面に沿って、下から上に向かって用紙を通過さ
せる垂直用紙搬送路と、前記用紙トレイの用紙送り出し
側に設けられ、前記用紙トレイに積載された用紙に当接
して送り出す給紙ローラと、前記給紙ローラによって送
り出された用紙をガイドする用紙トレイからの用紙路の
下ガイドとしての第1のガイド部と、前記垂直用紙搬送
路の一部をなす垂直用紙搬送路の用紙トレイ側のガイド
としての第2のガイド部とを備えた給紙ユニットとを備
え、前記給紙ユニットは、前記用紙搬送装置本体に対し
て、前記用紙トレイとは独立して用紙搬送装置本体から
着脱可能に構成されることを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、複数の用紙トレイを備
える用紙搬送装置の本体フレームに、前記用紙トレイと
は独立して着脱可能に複数装着され、前記用紙トレイか
らの用紙路と前記用紙搬送装置の本体側面に沿って下か
ら上に向かって設ける垂直用紙搬送路の一部とを設けた
給紙ユニットに関する。そして、前記給紙ユニットは、
前記用紙トレイからの用紙の送り出しを行う給紙ローラ
と、前記給紙ローラによって送り出された用紙をガイド
する用紙トレイからの前記用紙路の下ガイドとしての第
1のガイド部と、下段に配置される用紙トレイから給紙
された用紙を用紙搬送方向下流にガイドする前記垂直用
紙搬送路の用紙トレイ側のガイドとしての第2のガイド
部とを備えたことを特徴とする。請求項4の発明は、上
下方向に複数重ねられる形で配置される、用紙を収容す
る用紙トレイと、用紙搬送装置本体側面に沿って、下か
ら上に向かって用紙を通過させる垂直用紙搬送路と、前
記用紙トレイの用紙送り出し側の複数の用紙トレイのそ
れぞれに対応する位置に設けられ、前記用紙トレイに積
載された用紙に当接して送り出す給紙ローラと、前記給
紙ローラによって送り出された用紙をガイドする用紙ト
レイからの用紙路の下ガイドとしての第1のガイド部
と、前記垂直用紙搬送路の一部をなす垂直用紙搬送路の
用紙トレイ側のガイドとしての第2のガイド部とを備え
た給紙ユニットとを備え、前記給紙ユニットは、前記用
紙搬送装置本体に対して、前記用紙トレイとは独立して
用紙搬送装置本体から着脱可能に構成されることを特徴
とする。
【0011】したがって、複数の用紙トレイを重ねる状
態で配置し、各用紙トレイからの用紙路を垂直用紙搬送
路にそれぞれ合流させるように構成したことで、前記各
用紙トレイから送り出される用紙を、給紙ユニットの垂
直用紙搬送路を介して記録部に向けて給紙することがで
きる。また、前記給紙ユニットに対して用紙トレイとは
独立して給紙ローラや用紙トレイからの用紙路、および
垂直用紙搬送路の一部を配置するので、用紙搬送装置に
おける用紙の搬送を良好な状態で行い得る。そして、用
紙トレイに対する用紙の補給と、給紙ユニットに対する
メンテナンスの作業を容易に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】[画像形成装置の構成の概要] 図示された例に従って、本発明の用紙搬送装置の構成を
説明する。図1および図2に示される実施例は、画像形
成装置1として複写機を構成する場合を示しているもの
で、画像形成装置1は、例えばゼログラフィー方式の機
構を設けた上部装置10と、複数の用紙トレイと給紙ユ
ニットとを装備した下部装置30とから構成される。前
記画像形成装置1において、上部装置10には一般の複
写機の場合と同様に、上部にプラテン12を設けて、前
記プラテンの上面に対して、プラテンカバー13を開閉
可能に設けており、その複写のモードの選択や、複写の
枚数の設定その他の走査を行うために、コントロールパ
ネル11を設けている。
【0013】図1に示されるように、前記複写機におい
ては、用紙搬送装置の本体フレームに複数個の用紙トレ
イ5、5a〜5cを上下方向に重ねる状態で収容してお
り、それぞれの用紙トレイを組み合わせて設ける給紙ユ
ニットにより、任意に用紙を送り出すことが出来るよう
に構成される。前記複写機において、上部装置10には
画像読取り装置、および感光体ドラム15と、前記感光
体ドラムの周囲に配置されるゼログラフィー方式の各機
構等が設けられるとともに、1つの用紙トレイ5と、そ
の用紙トレイに対応して配置される給紙ユニット6とが
設けられる。
【0014】また、下部装置30に設けられる用紙搬送
装置本体には、複数個の用紙トレイが上下方向に重なる
ようにして配置されており、それぞれの用紙トレイの給
紙部には給紙ユニット6a〜6cが設けられている。な
お、前記複写機に設けられる用紙トレイは、本体フレー
ムの前部分から挿脱出来るような形式の、いわゆるフロ
ントローディングタイプの装置として構成されているも
ので、それ等の用紙トレイの一方の側部から、給紙ユニ
ットに設ける給紙ローラにより用紙トレイの給紙路か
ら、側部に垂直に配置した垂直用紙搬送路に向けて用紙
を送り出し、上部装置に向けて給紙するように構成して
いる。
【0015】さらに、上下の装置の両側の部分には、そ
れ等の装置を上下に貫通する状態で、用紙トレイから記
録部に向けて用紙を送り出すための用紙搬送路と、コピ
ーを下部装置に設けた中間トレイに向けて搬送するため
の戻し路40とを設けている。前記下部装置30におい
て、用紙トレイの間の所定の位置には、中間トレイ5d
を配置しており、片面複写済み用紙を前記中間トレイを
通し、給紙ユニット6dを介して、再び画像転写部に向
けて送り出すことによって、多重複写や両面複写等の任
意の複写のモードを選択することが出来る。
【0016】前記複写機の例において、最下部の用紙ト
レイ5cは、大容量トレイとして構成されているもの
で、前記大容量のトレイの下部には、前記トレイ5cを
引き出した際に、その先端部分を支持するためのキャス
ターが設けられている。そして、そのトレイ5cを引き
出す際に、後述するように、トレイの重量が本体フレー
ムに付加されることがないようにされる。
【0017】前記装置の本体フレームの側部のカバー部
材は、図示されるように、用紙搬送路の外カバーとして
の側ドア33、34が設けられている。そして、前記側
ドアを奥側のヒンジを介して揺動可能に設け、用紙搬送
路内でのジャム処理や、後述するような給紙装置のメン
テナンス等に際して、前記側ドアを開くことによって、
容易にメンテナンスを行うことが出来るように構成され
ている。すなわち、前記装置においては、側ドアを開い
た際に、手前側が上下に広い開口を形成できるので、ジ
ャム紙等の処理を行う場合に容易に手を挿入したりする
ことが可能になる。
【0018】前記側ドアは、下部装置に対して配置した
場合の例を図示しているが、その側ドア33は、上部装
置10の給紙ユニットの部分をも同時にカバーすること
が出来る。また、図1に示される実施例においては、上
部装置10の給紙ユニットの側には、側カバーを下部の
ヒンジを介して開閉可能に設けることが可能である。さ
らに、装置の他方の側に設けられる側ドア34は、上部
装置10から片面複写済み用紙を戻すための戻し路のカ
バー部材として設けられており、前記ドア34には、戻
し路から中間トレイ50への分岐を行うための分岐爪4
4が設けられている。
【0019】[画像形成装置の動作]前記複写機におい
て、上部装置10の内部には、プラテン12上に載置さ
れた原稿の画像を走査するための光学系装置14と、感
光体ドラム15、および、現像装置16、クリーニング
装置17等が配置されている。そして、前記光学系装置
から伝達される光によって、感光体ドラム15に静電潜
像を形成し、その静電潜像にトナーを付着させてトナー
画像として可視像化する。
【0020】また、前記ゼログラフィー方式の装置の画
像転写部分に向けて、用紙搬送路が設けられており、例
えば、用紙トレイ5から取り出される用紙は、前記用紙
トレイに対応した位置に配置される給紙ユニット6によ
って給紙が行われる。そして、ゲート21および先端位
置決め装置を通って、感光体ドラム15と転写コロトロ
ン22との間を通過する際に、感光体ドラム15の画像
が転写され、搬送装置23によって移動されて定着装置
18において加熱と加圧とが行なわれて、トナーが溶融
されて紙に付着されたコピーが作成されて、排出路を介
して排出トレイ25に排出される。
【0021】前記上部装置10には、コピーの排出路の
途中に分岐爪24が設けられていて、複写のモードが多
重、または、両面複写の場合には、前記分岐爪を介して
戻し路26に向けて送り出され、それぞれに対応した用
紙の移動が行われる。前記上部装置に対応して配置され
る下部装置30には、前述したように、複数の用紙トレ
イ5a〜5cが設けられており、それぞれの用紙トレイ
に対応させて、給紙ユニット6a〜6cが配置されてい
る。
【0022】前記複数の用紙トレイに対して、給紙ユニ
ットが一方の側に配置されており、それ等の給紙ユニッ
トには、後述するように、給紙ローラと用紙さばき機
構、および、縦方向への搬送機構として、搬送ローラ装
置等が一体に組合せられた給紙ユニット6、6a〜6c
が配置され、前記給紙ユニットを上下に接続する用紙搬
送路を形成するガイド板等が、そのユニットに一体に形
成されている。
【0023】上部装置10の排出路から、分岐爪24を
介して分岐される戻し路の下部は、下部装置30の用紙
搬送路とは反対側に配置された戻し路40に接続され
る。この下部装置に設けた戻し路40には、一方向に駆
動される搬送ローラ装置41が所定の間隔で配置してお
り、その途中に設けた切換爪44の部分から下側を反転
路42として構成している。また、前記反転路42に
は、正逆方向に駆動が行われる反転ローラ43を、所定
の間隔で設けている。前記戻し路40において、定着装
置18を通って排出される片面複写済み用紙は、通常の
コピーモードの場合には、前述したように直接排出トレ
イ25に向けて排出される。また、複写のモードが、多
重または両面コピーである場合には、切換爪24を揺動
させて戻し路26に向けて案内し、カール修正装置27
を介して下部装置30の戻し路40に案内する。
【0024】前記画像形成装置の複写のモードが多重複
写に設定されている場合には、片面複写済み用紙を切換
爪44を介して中間トレイ5dに案内し、そのままの状
態で、給紙部6dを用いて給紙路から画像転写部に向け
て搬送する。これに対して、複写のモードが両面複写で
ある場合には、戻し路40から反転路42に向けて片面
複写済み用紙を移動させ、その用紙の後端部が切換爪4
4の部分を通過したことを検知すると、反転ローラ43
の駆動を切換えるとともに、切換爪44を揺動させて、
用紙を中間トレイ5dに導入する。そして、中間トレイ
5d内で斜め送りローラ52によってその用紙の側部の
位置決めを行い、ゲート53によって先端部の位置決め
を行ってから、感光体ドラムに形成される画像のタイミ
ングに合せて、給紙部6dを用いて給紙して、片面複写
済み用紙の裏面に別の画像を転写することが出来るよう
にされる。
【0025】前記下部装置30には、用紙トレイと給紙
ユニットとを組合せた給紙部に対して、その所定の位置
に中間トレイ5dが配置される。この中間トレイ5d
は、前述した実開昭62−194634号公報等に示さ
れるように、片面複写済み用紙を複数枚収容しておき、
多重または両面複写に際して、その中間トレイから片面
複写済み用紙を順次送り出すような機構のトレイではな
く、片面複写済み用紙を1枚受入れた後で、裏面または
多重複写に向けて、片面複写済み用紙を直ちに送り出す
ことが出来るようなトレイとして構成されている。
【0026】したがって、前記複写機においては、例え
ば、複数枚の両面コピーを連続して作成する場合には、
複写機に装備した自動原稿送り装置等を用いて、原稿を
循環させたりすること等によって、片面複写済み用紙を
作成する動作と、裏面に対する画像の転写等の動作を連
続して行う動作を繰返すことが出来る。また、前記中間
トレイを、従来の中間トレイ装置の場合と同様な機構を
有するものとして構成した場合には、前記従来例に示さ
れたように、片面複写済み用紙を中間トレイに堆積させ
て、裏面または多重複写に向けて順次排出させるように
構成することも出来る。次に、前記画像形成装置におけ
る各構成部材の機構と、その動作とを説明する。
【0027】[給紙ユニットの構成]前記複写機1にお
いては、多数の用紙トレイを上下方向に重ねた状態で配
置し、それ等の用紙トレイから給紙ユニットを用いて給
紙の動作を行うことが出来るように構成されている。前
記給紙ユニットは、図3に示されるように、上部装置1
0の用紙トレイに対応させた給紙ユニット6と、下部装
置に装着する用紙トレイと、中間トレイとに対応させた
給紙ユニット6a〜6cとから構成されるが、これ等の
給紙ユニットは、本体フレーム31に対して、それぞれ
が独立した状態で個別に支持されるようになっている。
【0028】各給紙ユニットを本体フレーム31に対し
て装着するために、本体フレームの縦部材から内側に向
けて、ユニット支持ブラケット35、35aをそれぞれ
突出させて設けている。そして、前述したように構成さ
れ、対向して配置されたブラケット35、35aに対し
て、それぞれの給紙ユニットが固定され、それ等の給紙
ユニットを介して用紙トレイからの給紙を行うととも
に、給紙部から画像転写部に向けての用紙搬送路が形成
されることになる。前記給紙ユニットとしては、例え
ば、図4ないし図11に示されるような装置が形成され
る。以下に説明する前記給紙ユニットは、符号100で
示されるが、後述する給紙ユニットは、前述した給紙ユ
ニット6〜6cの場合と同様に構成されているものであ
る。
【0029】前記給紙ユニットは、各構成部材を本体フ
レームに各々組込んで構成したものではなく、図4およ
び図9に示されるように、給紙ユニット100をユニッ
トフレーム101と、両側のフレーム101a、101
b等でカバーした状態に形成し、その内部に各構成部材
を一体に組込んで構成している。そして、前記給紙ユニ
ット100の側フレーム101a、101bのそれぞれ
の外側には、駆動ギヤ機構等が露出した状態で設けられ
ており、前記給紙ユニットを画像形成装置の本体フレー
ムに装着した際に、本体の駆動機構に対して、それ等の
駆動ギヤ装置等が接続され、給紙ローラやフィードロー
ラ等の各構成部材の駆動が行なわれるようにされる。
【0030】前記給紙ユニットは、図5等に詳細に示さ
れているように構成されているもので、搬送ローラ装置
110と、支持フレーム120を介して支持される給紙
ローラ145と、前記支持フレーム120の基部に配置
されるフィードローラ140と、前記フィードローラ1
40に対向して配置されるリタードローラ130とから
構成される。前記各ローラ装置のうち、搬送ローラ装置
110は、本体の用紙搬送路における搬送ローラ装置と
して用いられることが出来るもので、図示される実施例
においては、本体の用紙搬送路を、上部装置に向けて用
紙トレイからの用紙を搬送する作用と、下部の用紙トレ
イからの用紙の搬送とを行うことが出来るものとして構
成される。また、用紙トレイ60に収容された用紙に対
して、通常の給紙装置の場合と同様にして、給紙ローラ
145が当接し、前記給紙ローラ145が回転されるこ
とによって、用紙を搬出し、フィードローラ140とリ
タードローラ130とにより構成される用紙さばき機構
によって用紙さばき作用を行う。
【0031】前記実施例に示される用紙さばき機構にお
いて、フィードローラ140は用紙を送り出す方向に駆
動が行なわれるが、リタードローラ130はフィードロ
ーラの搬送方向とは反対の方向に駆動が行われるように
なっており、用紙が重送状態で両ローラの間にニップさ
れた場合に、上部の用紙のみを送り出すことが出来るよ
うにされる。なお、前記リタードローラ130におい
て、前記ローラは駆動軸131との間にトルクリミッタ
ー132を介して支持されており、フィードローラ14
0との間のニップ部分に1枚の用紙がニップされた場合
には、前記トルクリミッター132が滑って、ローラ1
30を搬送方向に回転させる。
【0032】さらに、前記リタードローラ130は、支
持軸136の対して、揺動可能に設けられたブラケット
135を介して支持されており、前記ブラケット135
に対して配置したスプリング(図示を省略)によって、
リタードローラ130をフィードローラ140に対して
一定の押圧力で接するようになっている。そして、用紙
が重送状態で用紙さばき機構のニップ部分に入った場合
には、従来より用いられている用紙さばき機構の場合と
同様に、ローラ130が反対方向に回転されて用紙さば
き作用を行うことが出来るようにされる。
【0033】前記給紙機構においては、フィードローラ
140と給紙ローラ145とは、ギヤ146〜148に
より構成されるギヤ装置によって同期駆動が行われ、前
記2つのローラは、支持フレーム120を介して設けら
れている。また、前記支持フレームは、フィードローラ
140の駆動軸141に支持され、一方の側120aに
接続したスプリング121と、他方の側120に突出さ
せて配置した突起156とによって、揺動され得るよう
に構成されており、前記突起156の駆動を行うため
に、揺動装置150が配置されている。
【0034】前記揺動装置150は、ソレノイド151
とリンク機構とから構成されるもので、リンク装置は、
軸153から突出して設けられたリンク152を、ソレ
ノイド151のプランジャーに接続し、リンク152a
をスプリング154に接続している。そして、前記軸1
53のフレーム側に突出した揺動板155が、支持フレ
ーム120の突起156に係合して、前記突起を介して
支持フレームの揺動の動作を行うようにすることによっ
て、給紙ローラ145は用紙に対して離接する動作が行
なわれるものとなる。
【0035】また、前記給紙機構において、給紙の動作
を行う場合にのみ、給紙ローラを用紙に押圧し、その他
の状態では、給紙ローラを用紙から離間させて、給紙ロ
ーラを用紙に対して余分に押圧したりすることを防止す
るようにしている。前記給紙ユニット100を給紙部に
装着する際には、図7に示されるように、ユニット10
0の側フレーム101aに設けた突出部材97と、ネジ
孔98を用いて、ユニット支持ブラケット35に対して
位置決めと固定を行うように構成されている。この実施
例において、ユニット支持ブラケット100の所定の位
置にブラケット95を切り起こすようにして設けてお
き、前記ブラケット95には位置決め用の孔96を設け
ている。
【0036】前記給紙ユニットを本体フレームに装着す
る際には、前記ユニットの側フレームに設けた突出部材
97をブラケット95の孔96に挿入して、給紙ユニッ
トの一方の側の位置決めを行う。そして、その後で、ネ
ジ孔98にボルト等を挿入して、支持ブラケットの固定
部材(図示を省略)に対して、ユニットの他端部を固定
する。したがって、給紙ユニットを給紙部に固定する動
作は、ブラケットに設けた孔と、ユニットの突出部材と
の係合によって容易に行われるもので、前記ユニットの
本体フレームに対する位置決め等の調整の動作は、前記
ブラケット95の調整を行う等の手段によって行うこと
が可能である。
【0037】なお、前記給紙ユニットの実施例におい
て、各ローラ装置は図9に示されるローラ駆動装置80
を介してその駆動が行なわれるが、他方の側に配置され
るギヤ機構75は、図12において後述するように、用
紙トレイのボトムプレートの揺動を行わせるために、そ
の駆動装置として用いられる。また、前記給紙ユニット
は、それぞれが独立した駆動機構を有しないものである
から、本体の駆動機構に対して入力ギヤを接続し、それ
ぞれのユニットを連動させるようにしている。前記した
前記給紙ユニットの駆動機構として、図8に示されるよ
うな装置を用いることが出来る。
【0038】前記図8に示される給紙ユニットの駆動機
構は、本体フレームに中間ギヤ192を設けるととも
に、前記中間ギヤ192の両側に、揺動可能なアーム1
94を介して揺動ギヤ193を設け、前記揺動ギヤ19
3を支持するアーム194をスプリング195によって
付勢し、中間ギヤと揺動ギヤとが噛合うようにするとと
もに、給紙ユニットを装着した際に、前記揺動ギヤ19
3がユニットの入力ギヤ191に噛合うようにされる。
そして、本体フレームの給紙部に給紙ユニットを装着す
ると、そのユニットの入力ギヤ191が揺動ギヤ193
に噛合い、上部の駆動用のギヤ(図示を省略)からの駆
動を、ユニットの入力ギヤに伝達することが出来る。前
記したようにして、本体フレームの各給紙ユニット装着
部に、給紙ユニットを装着すると、全部の給紙ユニット
の駆動ギヤ装置が接続されることになり、それぞれの給
紙ユニットの駆動を行うことが出来るようになる。な
お、前述した駆動機構においては、途中の1つの給紙ユ
ニットを省いた場合には、その下部の給紙ユニットの駆
動は行われないものとなる。
【0039】前記給紙ユニットは、図10および図11
に示されるように構成されるもので、図10に示される
給紙ユニットの実施例は、上部装置10に設けられる給
紙ユニット6の場合を示し、図11に示される実施例
は、下部装置30に設けられる給紙ユニットの場合の構
成を示している。前記給紙ユニットにおいて、給紙ユニ
ット100の左の側には、用紙トレイ60が挿入され得
るようになっており、給紙ユニット100の他方(図の
右側)の側には、本体用紙搬送路102と、給紙ユニッ
トからの給紙路105とがそれぞれ配置され、これ等の
搬送路は、それぞれユニットの上部分に配置された搬送
ローラ装置110の部分で合流し、上部の用紙搬送路に
接続されるようになっている。
【0040】前記給紙ユニットにおいて、給紙ユニット
6の用紙搬送路102は、下方に配置している用紙トレ
イからの用紙搬送路(垂直用紙搬送路)として構成さ
れ、ジャムクリアー用の側ドア33aとともに揺動され
得るように設けられる。前記垂直用紙搬送路は、ドア3
3側のガイド板103と、前記ガイド板に対向して配置
する第2のガイド部としてのユニット側のガイド板10
4とから構成される。また、用紙トレイ側から用紙をガ
イドするために、第1のガイド部としての給紙路105
の下ガイド板106と、前記ガイド板106に対向して
配置する上ガイド板107とから用紙路が形成される。
そして、前記第1のガイド部と第2のガイド部とを構成
するガイド板104と下ガイド板106とは、図示され
るように、一体の部材として給紙ユニットに組込まれて
いる。
【0041】前記用紙搬送路機構において、本体用紙搬
送路102は、その下部が末広がり状に拡開されて構成
されており、下部の給紙ユニットからの用紙搬送路を接
続することが出来るようにされる。そして、前記用紙搬
送路の上部には略水平な軸を介して一対のローラが配置
され、搬送ローラ装置110を構成している。前記給紙
ユニットにおいて、用紙トレイ60に収容されている用
紙の検知を行うために、用紙センサー160が配置され
ており、前記用紙センサー160のアーム161が、ボ
トムプレート61に設けた孔に対応した位置に揺動可能
に設けられる。そして、前記ボトムプレート61上に用
紙がなくなった場合に、アーム161の端部がボトムプ
レートの孔に大きく落込むことを検知して、用紙なしの
情報を出力することが出来るようにされる。
【0042】また、用紙トレイからの給紙路と本体用紙
搬送路の合流部付近には、用紙の通過を検知するための
センサー165が配置されており、用紙トレイから搬出
されて給紙路105を通過する用紙、または、給紙ユニ
ットを上下方向に貫通するように配置されている搬送路
102を、用紙が通過する場合のそれぞれに、前記セン
サー165のアーム166を揺動させるようにする。
【0043】[ボトムプレートの揺動機構]さらに、前
記用紙トレイ60には、ボトムプレート61が揺動可能
に設けられており、前記ボトムプレート61の揺動を行
うために、図12に示されるような押し上げアーム70
が設けられる。前記押し上げアーム70は、給紙部に用
紙トレイが装着されたことの情報が入力されると、その
駆動機構が作動されて揺動が行われ、ボトムプレートを
介して用紙の上部が一定の高さに設定され、ナジャーロ
ーラ145を用紙に押圧した状態で、ブラケット120
が略水平になる位置にまで上昇させる。
【0044】前記ブラケット120の上昇の検知は、図
5に示されたセンサー125によって行うが、前記セン
サー125によるブラケットの検知は、前記ブラケット
に設けたアクチュエータ126が、フォトセンサーの発
光部と受光部との間に入ったことによって行われる。そ
して、前述したようにして、用紙が所定の位置にまで上
昇され、給紙ローラ145が用紙に押圧された状態が設
定されることにより、用紙トレイからの給紙の動作を行
うことが出来る。
【0045】前記押し上げアーム70の駆動機構は、前
述したように図12に示されているが、これをさらに詳
細に説明すると、押し上げアーム70の軸71は、給紙
ユニットの側フレームを貫通して設けられており、半月
ギヤ72をその軸71の端部に設けている。前記半月ギ
ヤ72は、ギヤ駆動装置73によって駆動が行なわれる
が、前記駆動装置73は、駆動入力ギヤ73aと出力ギ
ヤ73bとの間に電磁クラッチ74が設けられ、さら
に、前記出力ギヤ73bと半月ギヤ72と噛合う係合ギ
ヤ75との間に減速機構が設けられる。
【0046】また、前記出力ギヤ73bに対して、ロッ
ク用のギヤ装置が配置されており、前記ロック用のギヤ
装置は、本体フレームの用紙トレイ装着部分の奥の側
に、揺動可能に設けられた保持アーム78に支持され、
前記アーム78はスプリング78aによって、駆動装置
73から離間する方向に付勢されている。さらに、前記
ロック用のギヤ装置76のギヤ77には、ワンウエイク
ラッチが設けられていて、出力ギヤ73bを一方の方向
にのみ回転させるような制御を行うようにしている。
【0047】そして、用紙トレイを給紙部に装着する
と、前記トレイの側板によりアームを駆動装置に向けて
押圧し、ギヤ73bと77とを噛合わせるようにする。
また、用紙トレイが給紙部に装着されると、用紙サイズ
センサーがトレイの装着を検知し、その後でボトムプレ
ートの上昇の動作が開始される。前述した動作によって
用紙が上昇するにつれて、センサー160がノーペーパ
ーの検知の動作を行うとともに、前記用紙の上面に押圧
されている状態の給紙ローラ145が揺動されることを
センサー125によって検出し、前記センサー125が
給紙ローラの上昇を検知すると、その位置で押し上げア
ーム70を揺動させる動作を停止する。前記したように
して押し上げアームを上昇させる動作が停止されると、
入力ギヤ73aに対する駆動が切られるが、前述したよ
うに2つのギヤ73b、77が噛合っているために、駆
動装置73はギヤ77のワンウエイクラッチによって停
止位置に保持され、押し上げアームに用紙の重量が付加
された状態でも、その位置に保持することが出来る。
【0048】そして、前記したようにして用紙を給紙位
置に上昇させて、給紙ローラを回転させることによっ
て、給紙が行なわれるが、その給紙の途中で用紙が少な
くなると、その状態を検知した用紙センサーからの情報
によって、駆動装置が作動されて、半月ローラ72を介
してさらにボトムプレート61の上昇の動作を行うもの
となる。この場合に、例えば、ボトムプレートを5mm程
度上昇させるようにして、ボトムプレート61の上昇を
停止する。その位置で、用紙トレイ60から、さらに給
紙の動作が継続されることが出来る状態に設定されるも
のとなる。
【0049】前記用紙の上昇の動作が継続されて、用紙
トレイからの給紙が行われ、用紙トレイの用紙がなくな
ると、用紙センサーのアーム161がボトムプレートの
孔に落込むことになるので、前記アームの揺動の情報を
用紙センサーが出力して、コントロールパネルの表示部
にそのことを表示し、オペレータに指令を出すようにす
る。また、用紙トレイを引出す場合には、前記用紙トレ
イ60によるアーム78に対する押圧が解除されるの
で、2つのギヤ73b、77の係合が解除され、駆動装
置がフリーな状態となるので、押し上げアーム70が、
復帰用のバネ72aの力と、半月ギヤの自重およびボト
ムプレートと用紙等の重量によって押し下げられ、元の
位置に戻されることになる。なお、前述したように、給
紙トレイの底の部分に対して、押し上げアームが摺動す
ることを許容するために、前記給紙トレイの底板に設け
られる孔は、一般の給紙カセット等の場合よりも横方向
に長く形成されており、給紙トレイを引き出す際に、ア
ームの下降が遅れても、そのアームが引っ掛かったりす
ることがないようにされている。
【0050】[ジャムクリアー時の搬送ローラ装置ニッ
プ解除機構]前記複写機において、図13に示されるよ
うに、用紙搬送路を構成する搬送ローラ装置110は、
駆動ローラ111とピンチローラ112とから構成され
る。これ等の対向して配置された2つのローラ装置は、
駆動ローラ111の軸に設けられた駆動ギヤ114が、
中間ギヤ116を介して駆動系のギヤ115に噛合うこ
とによって、その駆動力が伝達されるように構成され
る。前記搬送ローラ装置110において、用紙搬送路内
での用紙の搬送を正確に行うようにするために、対向し
て配置されたローラの軸を、スプリング113等によっ
てニップ力を確保出来るように構成している。
【0051】ところが、前記搬送ローラ装置において、
両ローラの間にニップされた状態で用紙が停止した場合
には、ローラが停止状態に保持されることになるため
に、側ドアを開いて用紙の除去を行おうとしても、搬送
ローラ装置にニップされた用紙を無理に引出すと、用紙
が破れたりする等の問題が発生し、その破れた用紙片が
完全に取除かれずに機内に残り、その後の用紙搬送路で
のトラブルの原因となったりすることがある。これに対
して、従来の画像形成装置の用紙トレイと記録部とを接
続する給紙路においては、搬送ローラ装置を構成する駆
動ローラを本体フレームに固定して配置し、ピンチロー
ラを開閉ドアの部分に設けており、前記ドアを開くこと
によって、ピンチローラが駆動ローラから離間されて用
紙搬送路を解放することが出来るようにされている。
【0052】また、駆動ローラとピンチローラとの2つ
の軸に対して、スプリングを巻き掛ける状態でニップ圧
力を設定するようにしている装置の場合には、ジャムク
リアー時に、そのスプリングによる力に対向させて、よ
り大きな力で両ローラの間を開くような手段を設けるこ
とが必要となる。そこで、前記搬送ローラ装置において
は、図13および図14に示されるように、ジャムクリ
アー用のドア118を開いた際に、中間ギヤ116を駆
動ギヤ115から解放することによって、搬送ローラ装
置110の両ローラのニップを解除せずに、両ローラを
フリーに回転させ得るように構成している。なお、前記
ドア118は、図1に示された給紙ユニット6に対応し
て設けられ、図10に示されるようにして、前記開閉ド
ア33aにリンク等を介して揺動可能に設けられた場合
の例として示している。しかし、図11に示されるよう
に給紙ユニット6a〜6cに対応させて配置する場合に
は、それ等のドアのヒンジの部分に押し棒を設けること
等によって、搬送ローラ装置の駆動機構との間の連動を
解除させ得るようにすることが出来る。
【0053】前記搬送ローラ装置の駆動機構において、
中間ギヤ116はリンク117を介して駆動ローラ11
1の軸に支持し、そのリンク117をスプリング117
bにより揺動させることによって、前記中間ギヤ116
を揺動させることが出来る。また、前述したジャムクリ
アー用のドア118は、例えば、前記ドアを下部のヒン
ジ118aを介して開閉可能に設ける場合には、そのド
アの上部に押し棒119を設けておき、前記ドアを閉じ
た時に、その押し棒119によって、中間ギヤ116を
保持するリンクから突出したアーム117aを押圧し、
前記ギヤ116を介して2つのギヤ114、115を接
続するように構成している。
【0054】したがって、前記搬送ローラ装置の駆動系
において、搬送ローラ装置110が用紙を搬送する状態
に設定される場合には、図13に示されるように、ドア
118を閉じる位置に設定すると、押し棒119がアー
ム117aを押圧するので、ギヤ115の回転がギヤ1
14に伝達されて、搬送ローラ装置の駆動が行われる状
態となる。これに対して、ドア118を開いた場合に
は、図14に示されるように、押し棒119によるアー
ム117aへの押圧が解除される。そして、前記中間ギ
ヤを支持するリンク117は、スプリング117bによ
って引かれるので、駆動ローラ111の軸を中心にして
時計方向に揺動されることになり、中間ギヤ116が駆
動ギヤ115から離れ、搬送ローラ装置をフリーに設定
するものとなる。
【0055】なお、前記搬送ローラ装置において、側ド
アを図1に示されるように、奥の側のヒンジを介して揺
動させるように構成する場合には、ドアの端部にアーム
に対応させて押し棒を配置することが出来る。そして、
図示したドア118の場合と同様にして、搬送ローラ装
置のギヤを駆動系のギヤから解放し、両ローラの間にニ
ップされた用紙を、容易に手で引き出すことが出来るよ
うに構成することが可能である。
【0056】[給紙装置の駆動制御]前記給紙ユニット
においては、図4ないし図11にもとづいて先に説明を
行ったように、給紙ローラを揺動可能に設け、給紙を行
う際に、給紙ローラを用紙に向けて揺動させて、用紙に
対して給紙ローラを押圧した状態で、用紙の送り出しの
動作を行うようにしている。また、前記給紙装置におい
ては、給紙ローラ145とフィードローラ140とは、
フィードローラの駆動軸141が給紙方向に駆動される
ことによって、それ等のローラを図の反時計方向に駆動
して用紙Pの送りの作用を行うが、リタードローラ13
0は、図の反時計方向に駆動が行なわれて、用紙を用紙
トレイに向けて戻すような方向に駆動が行われる。
【0057】しかし、前記リタードローラ130には、
駆動軸131との間にトルクリミッター132が設けら
れているので、1枚の用紙のみが用紙さばき機構に挿入
された場合には、フィードローラ140により搬送され
る用紙に対する摩擦抵抗が大きいので、トルクリミッタ
ーが滑って、リタードローラを送り方向に回転させる。
これに対して、複数枚の用紙が同時に給紙ローラ145
によって用紙トレイから搬出された場合には、上部の用
紙P1 が用紙さばき機構を通って送出されるが、下の重
送紙P2 は、リタードローラ130が反対方向に回転さ
れることによって停止される。これは、重送を生じてい
る用紙間の摩擦係数よりも、リタードローラと用紙との
摩擦係数が大きいことによるためである。
【0058】前記給紙ユニットによって給紙を行う場合
には、図15および図16に示されるように、給紙ロー
ラ145を支持する支持フレーム120を、ボトムプレ
ート61に向けて下降させる動作を行い、前記支持フレ
ーム120の先端部分に配置した給紙ローラ145を反
時計方向に駆動して、用紙Pの送り出しの動作が行われ
る。そして、ボトムプレート61上から送り出された用
紙は、それが重送状態の場合には、上部の1枚の用紙の
みが送り出されて、他の紙は用紙さばき機構にニップさ
れた状態で残ることになる。
【0059】ところが、前記したように、用紙さばき機
構に用紙の先端部分が、ニップ部分の直前で残った状態
で、複写機の動作が停止され、用紙トレイを本体から引
き出したりする場合には、その用紙さばき機構のニップ
部分の直前部に残された状態の紙が、用紙トレイから突
出した状態で残るために、その用紙トレイを引き出す途
中で本体フレームの突出部分に引掛かったりして、損傷
されたりすることがある。
【0060】前記したような問題を解決するために、前
記給紙ユニット100においては、複写のサイクルの終
了時に、給紙ローラと給紙ローラとを逆方向に回転させ
て、用紙さばき機構にニップされた状態で停止している
用紙を用紙トレイに向けて戻すことが出来るような手段
を設けている。そのための機構として、前記装置におい
ては、以下に示されるようにして、逆転するリタードロ
ーラの駆動を利用して、給紙ローラとフィードローラと
をリタードローラによって逆方向に駆動する方式を用い
て、用紙を戻す作用を行うことが出来るようにされる。
【0061】前記目的を達成するために、図15に示さ
れるように、給紙ローラ145を用紙に押圧した状態で
回転させて給紙の動作を行い、その複写のサイクルが終
了すると、ソレノイドがオフされて支持フレーム120
を揺動させ、給紙ローラ145を用紙から離間させる。
その状態で、搬送ローラ装置11により搬出された用紙
が、センサー165により検知されると、フィードロー
ラ140の駆動をオフにする。そのままの状態で、用紙
は搬送ローラ装置11により搬出されるので、前記給紙
ローラは共回りの状態で回転が継続される。そして、用
紙の後端部が用紙さばき機構の部分を通過し終わると、
前記給紙ローラはリタードローラの逆回転によって給紙
方向とは反対の方向に回転される。
【0062】前記給紙ローラの逆転と同時に、ソレノイ
ドを短い時間だけオフにして、支持フレーム120を下
降させ、給紙ローラ145を用紙に対して押圧させる位
置に戻し、用紙を戻す動作を行わせるようにする。そし
て、前記したようにして給紙ローラと給紙ローラとを逆
回転させ、その用紙に対する逆送の動作を短時間だけ行
うことによって、用紙さばき機構にニップされていた用
紙は、その先端部分が用紙トレイの端部から大きく突出
しない状態に戻される。したがって、複写機の制御装置
に設定された給紙装置の逆駆動のプログラムにしたがっ
て、給紙ローラとフィードローラとの逆回転を、リター
ドローラの回転を利用して行うこと、および短時間だ
け、給紙ローラを用紙に押圧する動作を行うことによ
り、用紙トレイを引き出す際に、前記トレイの通路の途
中に突出している突起等に引掛かったりして、用紙を損
傷する等障害が発生することを防止することが出来るも
のとなる。
【0063】なお、前記給紙装置において、各ローラの
駆動機構は、図17に示されるように構成される。この
図17に示される駆動機構において、フィードローラ1
40の駆動軸の端部には入力ギヤ142aと電磁クラッ
チ142とが設けられており、前記電磁クラッチ142
によって給紙ローラの駆動の制御が行われる。また、給
紙ローラ145は、前記したように、フィードローラと
の間に設けられるギヤ機構を介して連動駆動が行なわれ
るものとなる。
【0064】さらに、リタードローラ130の駆動軸1
31の端部には入力ギヤ133が配置され、前記駆動軸
131に対して、リタードローラ130との間にトルク
リミッター132を設けている。そして、前記給紙ロー
ラとリタードローラとの間に用紙が重送状態で挿入され
た場合には、重なった状態の用紙の間の摩擦抵抗が、用
紙とローラとの間の間の摩擦抵抗よりも小さいことよ
り、リタードローラは給紙方向とは反対の方向に駆動さ
れ、下の用紙を停止させ、上の紙のみを給紙ローラによ
って送り出すようにされる。また、1枚の用紙のみが用
紙さばき機構に挿入された場合には、トルクリミッター
が作用して、リタードローラの駆動が切られ、前記リタ
ードローラは用紙にしたがって送り方向に回転される。
【0065】[給紙部の最下部に大容量トレイを装備す
る場合]図1および図2で簡単に説明したように、前記
画像形成装置においては、上下方向に多段に配置した用
紙トレイのうち、最下部のトレイを大容量の用紙トレイ
として構成することが示されている。そして、その用紙
トレイ5cに対して、キャスターを設けておき、前記用
紙トレイを引出した際に、用紙トレイの重量を本体フレ
ームによって負担させることをなくすような方式を用い
ることが出来るようにされる。
【0066】前述した大容量トレイとしては、例えば、
図18に示されるように構成することが出来る。この図
18に示される大容量のトレイ85は、符号を代えて説
明するが、図1の場合の用紙トレイ5cの場合と同じも
のを説明する。図18に示されるように、前記画像形成
装置においては、その下部装置30の最下部の用紙トレ
イを、大容量のトレイ85として構成し、その大容量ト
レイの下部の先端側にキャスター86を設けている。前
記大容量のトレイ85の両側には、それぞれ一対のロー
ラ87、87aを配置し、これ等のローラが、収容部8
0に設けた案内レールに沿って移動し、トレイの重量を
支えることが出来るようにされる。また、画像形成装置
の下部装置30には、前記トレイ用の収容部80を形成
し、前記収容部80の内側の両側の部分に、トレイの移
動の案内を行うために、案内レール81を配置してい
る。
【0067】そして、図19にも示されるように、前記
案内レール81の先端部分にトレイ85のローラの案内
を行うための案内部82を設けている。この案内部82
としては、レールの下側の先端部分を拡開し、ローラ8
7aが容易に挿入出来るような形状のものとして構成す
る。さらに、大容量トレイ85を引出した際に、そのト
レイを所定の位置で停止させるために、本体側にストッ
パー83を設け、トレイの側部にも係止部88を突出さ
せて設けている。そして、図18に示されるように、大
容量トレイ85を引き出した際に、ストッパー83に係
止部が係合された状態で、前記トレイに対する用紙の補
給を行うことが出来るように構成する。
【0068】前述したように構成された前記大容量トレ
イ85において、前記トレイを本体に装着した状態で
は、ボトムプレートが上昇されることによって、その内
部に収容された用紙の上部が給紙ローラに押圧されて給
紙が可能な状態に設定される。なお、ボトムプレートを
上昇させたりするための機構等の点は、例えば、特開昭
58−183532号公報等に示されるものと同様に構
成されることが可能である。
【0069】そして、トレイ85に対して新たに用紙を
補給する場合には、前記トレイのハンドルを回転させる
等して固定位置から解放し、そのハンドルを持って引き
出すことによって、前記トレイを装置の前面に移動させ
る。その際に、前側のローラ87が案内部82に沿って
移動すると、トレイの前部分が次第に下降してキャスタ
ー86が床面に接して、そのトレイの前側の荷重を負担
出来る状態となる。したがって、大容量トレイ85を所
定の距離引出して、用紙を補給しても、その重量はキャ
スターに負担させることが出来るので、前記トレイの突
出部分の荷重を本体フレームが負担する必要がなくな
る。
【0070】また、大容量トレイを収容部80に戻す場
合には、挿入の途中で案内レール81にローラ87が係
合した時点から、本体フレームが荷重を負担することに
なるが、その場合には、前記トレイの突出部分が少なく
なっているので、フレームの手前側にかかるアンバラン
ス荷重が少く、装置を横転させたりする等の問題が発生
することはない。なお、前記した前記画像形成装置にお
いて、トレイの構成や、案内レール、走行部材の機構等
は、特に図示される例に限定されるものではなく、任意
の機構のものを用いることが可能である。さらに、前記
トレイに対する給紙装置としては、先に説明した給紙ユ
ニットを用いることが出来る。
【0071】「性能の異なる給紙ユニットを用いる場
合」前記給紙ユニットは、図4〜図12に示されるよう
に、同一の構成の装置を全部の給紙部に装備して、それ
ぞれの用紙トレイからの給紙を行うことが出来るように
構成しているが、前記画像形成装置においては、必ずし
も図示されるような高性能の給紙装置を、全部の用紙ト
レイに対して装備することを必要としない場合がある。
つまり、多数の用紙トレイを同一の装置に設ける場合で
も、特に重要な用紙トレイと、使用頻度の低い用紙トレ
イの場合とでは、全部を高性能の給紙装置で構成する必
要がない場合等がある。
【0072】また、画像形成装置をレーザプリンター等
のような装置として構成し、前記プリンターの記録紙作
成能力が大きい場合には、用紙に重送が発生することに
よる障害が非常に大きいものとなるが、前記画像形成装
置を低速度の複写機等に適用する場合には、前述したよ
うな高性能の給紙装置を用いることは、その装置の製造
コストを上昇させることになって、経済的な面で問題が
発生する。そこで、前記給紙装置においては、前述した
ような高性能の給紙装置と、比較的低価格で構成が簡単
な給紙装置とを同一のサイズのユニットとして構成し、
その給紙装置の重要度に応じて給紙部に装備することが
出来るようにされている。
【0073】そして、前記したような目的を達成するた
めに、前記画像形成装置においては、図4に示されたよ
うな高性能の給紙ユニットの他に、図20に示されるよ
うな比較的簡単な機構の給紙ユニットとを同一の規格で
構成し、同一の画像形成装置の給紙部に、それぞれ必要
に応じて組み換えることが出来る。
【0074】図20に示される前記給紙ユニット100
aは、図10に対応する給紙装置の側面図であり、その
本体用紙搬送路102や給紙路105は前記図10に示
されたものと同一に構成される。これに対して、図示さ
れる例の場合には、用紙トレイに対して、従来の給紙カ
セットの場合のように、給紙ローラに代えて半月ローラ
185を設け、用紙トレイの給紙側先端部分にスナバー
183を配置して、用紙さばき機構として構成してい
る。また、用紙トレイ180に収容された用紙に対し
て、その給紙側先端部分には用紙を支持するボトムプレ
ート181をスプリング等の付勢部材により支持し、前
記スプリング183により用紙を半月ローラ185に向
けて押圧させる。さらに、半月ローラによる送り出し部
分の下流側には、用紙さばき機構を配置する必要がない
ので、半月ローラによる給紙の作用により、用紙を本体
用紙搬送路の搬送ローラ装置110に向けて送り出すこ
とが出来る。
【0075】前述したように構成された給紙装置を用い
る場合には、その給紙装置からの給紙に際して、重送を
発生する率が高くなることがあるけれども、通常の複写
機等の装置においては、従来より一般に用いられている
給紙装置と同じような構成を有する装置であることよ
り、前記画像形成装置を複写機として構成した場合に
は、特に問題を生じたりすることなしに、給紙を行うこ
とが出来る。
【0076】また、前記給紙装置においては、前述した
ような半月ローラを用いる装置の他に、他の構成を有す
る装置を構成することも可能であり、それ等の給紙装置
のサイズ等を、給紙ユニットと同様に構成することによ
って、給紙性能と価格が異なる複数種類の装置を用意す
ることが出来る。そして、前述したように、給紙性能
と、構成が異なる給紙装置を同一のサイズの給紙ユニッ
トに対して装備し、画像形成装置の給紙部に対して、そ
れぞれ必要に応じて組みあわせた状態で装着することに
よって、その給紙装置に要求される給紙性能を良好な状
態で発揮させることが可能である。
【0077】さらに、前記画像形成装置においては、特
に、その装置がコンピュータに接続されて連続してプリ
ントを作成するような装置や、レーザプリンター等のよ
うな高性能の装置である場合には、図4に示されたよう
な、用紙さばき作用が正確に行われ、重送発生率が非常
に小さい給紙装置を設けることが必要である。これに対
して、複写機等のように、重送発生率が従来より用いら
れている給紙装置と同等であっても、特にその使用に支
障が発生しない装置の場合には、図20に示されたよう
な構成が簡単な給紙装置を用いても、十分にその給紙装
置に対する要求に対処することが出来る。したがって、
前記画像形成装置においては、サイズが同一で、給紙性
能が異なる複数種類の給紙装置を用意しておき、その装
置の要求性能に合せて、画像形成装置に装着出来るよう
に構成することによって、任意の性能を有する装置を構
成することが出来るものとなる。
【0078】前述したように構成してなる画像形成装置
においては、給紙ユニットを同一の機構のものとして組
込むことが出来、その構成部品の数を少なくすることが
出来るので、装置の製造に際しての部品の管理等を容易
に行うことが可能になる。そして、本発明の給紙ユニッ
トは、そのユニットの機構を標準化することが出来、メ
ンテナンスに際しても、ユニットを本体フレームから外
して、点検等の作業を容易に行うことが出来る。また、
本発明の装置においては、給紙装置の下部に大容量のト
レイを設けた場合でも、その重量をトレイに設けたキャ
スターに支持させることが出来るので、本体フレームに
かかる荷重を少なくすることが出来、本体のバランスを
良好に保ち得るので、フレームを特に強固にすることを
必要とせず、それによって本体の重量を低減することが
出来る。
【0079】
【発明の効果】本発明の装置は、上記したような構成を
有するものであるから、複数の用紙トレイを重ねる状態
で配置し、各用紙トレイからの用紙路を垂直用紙搬送路
にそれぞれ合流させるように構成したことで、前記各用
紙トレイから送り出される用紙を、垂直用紙搬送路を介
して記録部に向けて給紙することができる。また、給紙
ユニットを用紙搬送装置本体に対して、用紙トレイとは
独立して着脱可能なものとして構成したことにり、用紙
トレイに対する用紙の補給と、給紙ユニットに対するメ
ンテナンスの作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像形成装置の斜視である。
【図2】 その装置の構成を示す説明図である。
【図3】 給紙ユニットの配置状態を示す側面図であ
る。
【図4】 本発明の給紙ユニットの斜視図である。
【図5】 給紙ユニットを構成するローラ装置の関係を
示す斜視図である。
【図6】 図5のa部の拡大説明図である。
【図7】 給紙ユニットの装着手段の説明図である。
【図8】 給紙ユニットに対する駆動機構の説明図であ
る。
【図9】 給紙ユニットのの平面図である。
【図10】 給紙ユニットの断面図である。
【図11】 給紙ユニットの別の例の断面図である。
【図12】 ボトムプレートの押し上げ機構の斜視図で
ある。
【図13】 搬送ローラ装置におけるジャムクリアー機
構の説明図である。
【図14】 搬送ローラ装置におけるジャムクリアー機
構の別の例の説明図である。
【図15】 給紙装置の構成と用紙を戻す動作を示す説
明図である。
【図16】 図15とは別の例の説明図である。
【図17】 用紙さばき装置と給紙ローラの駆動機構の
説明図である。
【図18】 大容量トレイと装置本体の収容部の構成を
示す斜視図である。
【図19】 大容量トレイの引き出し状態を示す説明図
である。
【図20】 給紙部に適用が可能な別の給紙ユニットの
構成を示す側面図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置、 10 上部装置、 15
感光体ドラム、20 手差しトレイ、 26 戻し
路、 27 カール修正装置、30 下部装置、
31 本体フレーム、、 33・34 側ドア、4
2 反転路、 45 用紙搬送路、 5d……中間
トレイ、60 用紙トレイ、 61 ボトムプレー
ト、70 押し上げアーム、 72 半月ギヤ、
85 大容量トレイ、100 給紙ユニット、 1
01 ユニットフレーム、102 本体用紙搬送
路、 105 給紙路、110 搬送ローラ装置、
111 駆動ローラ、112 ピンチローラ、
118 開閉ドア、120 支持フレーム、 13
0 リタードローラ、132 トルクリミッター、
140 フィードローラ、145 給紙ローラ、
150 揺動装置、 151 ソレノイド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B65H 3/52 330 B65H 83/02 83/02 B41J 29/00 B (56)参考文献 特開 昭63−112341(JP,A) 特開 昭60−230164(JP,A) 特開 平1−214531(JP,A) 特開 昭60−6538(JP,A) 実開 昭61−49743(JP,U) 実開 昭63−81047(JP,U) 実開 昭61−186816(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 1/00 - 3/68

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の用紙トレイを備える用紙搬送装置
    の本体フレームに、前記用紙トレイとは独立して着脱可
    能に装着され、前記用紙トレイからの用紙路と前記用紙
    搬送装置の本体側面に沿って下から上に向かって設ける
    垂直用紙搬送路の一部とを設けた給紙ユニットであっ
    て、 前記給紙ユニットは、 前記用紙トレイからの用紙の送り出しを行う給紙ローラ
    と、 前記給紙ローラによって送り出された用紙をガイドする
    用紙トレイからの前記用紙路の下ガイドとしての第1の
    ガイド部と、 下段に配置される用紙トレイから給紙された用紙を用紙
    搬送方向下流にガイドする前記垂直用紙搬送路の用紙ト
    レイ側のガイドとしての第2のガイド部とを備えたこと
    を特徴とする用紙搬送装置の給紙ユニット。
  2. 【請求項2】 上下方向に複数重ねられる形で配置され
    る、用紙を収容する用紙トレイと、 用紙搬送装置本体側面に沿って、下から上に向かって用
    紙を通過させる垂直用紙搬送路と、 前記用紙トレイの用紙送り出し側に設けられ、前記用紙
    トレイに積載された用紙に当接して送り出す給紙ローラ
    と、前記給紙ローラによって送り出された用紙をガイド
    する用紙トレイからの用紙路の下ガイドとしての第1の
    ガイド部と、前記垂直用紙搬送路の一部をなす垂直用紙
    搬送路の用紙トレイ側のガイドとしての第2のガイド部
    とを備えた給紙ユニットとを備え、 前記給紙ユニットは、前記用紙搬送装置本体に対して、
    前記用紙トレイとは独立して用紙搬送装置本体から着脱
    可能に構成されることを特徴とする用紙搬送装置。
  3. 【請求項3】 複数の用紙トレイを備える用紙搬送装置
    の本体フレームに、前記用紙トレイとは独立して着脱可
    能に複数装着され、前記用紙トレイからの用紙路と前記
    用紙搬送装置の本体側面に沿って下から上に向かって設
    ける垂直用紙搬送路の一部とを設けた給紙ユニットであ
    って、 前記給紙ユニットは、 前記用紙トレイからの用紙の送り出しを行う給紙ローラ
    と、 前記給紙ローラによって送り出された用紙をガイドする
    用紙トレイからの前記用紙路の下ガイドとしての第1の
    ガイド部と、 下段に配置される用紙トレイから給紙された用紙を用紙
    搬送方向下流にガイドする前記垂直用紙搬送路の用紙ト
    レイ側のガイドとしての第2のガイド部とを備えたこと
    を特徴とする用紙搬送装置の給紙ユニット。
  4. 【請求項4】 上下方向に複数重ねられる形で配置され
    る、用紙を収容する用紙トレイと、 用紙搬送装置本体側面に沿って、下から上に向かって用
    紙を通過させる垂直用紙搬送路と、 前記用紙トレイの用紙送り出し側の複数の用紙トレイの
    それぞれに対応する位置に設けられ、前記用紙トレイに
    積載された用紙に当接して送り出す給紙ローラと、前記
    給紙ローラによって送り出された用紙をガイドする用紙
    トレイからの用紙路の下ガイドとしての第1のガイド部
    と、前記垂直用紙搬送路の一部をなす垂直用紙搬送路の
    用紙トレイ側のガイドとしての第2のガイド部とを備え
    た給紙ユニットとを備え、 前記給紙ユニットは、前記用紙搬送装置本体に対して、
    前記用紙トレイとは独立して用紙搬送装置本体から着脱
    可能に構成されることを特徴とする用紙搬送装置。
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